JP2002156176A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002156176A
JP2002156176A JP2001293389A JP2001293389A JP2002156176A JP 2002156176 A JP2002156176 A JP 2002156176A JP 2001293389 A JP2001293389 A JP 2001293389A JP 2001293389 A JP2001293389 A JP 2001293389A JP 2002156176 A JP2002156176 A JP 2002156176A
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vegetable
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JP2001293389A
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Takashi Kato
隆 加藤
Hiroshi Tajima
博志 田島
Kazuhiko Kondo
和彦 近藤
Akihiro Nishida
明広 西田
Hiroshi Kibe
宏 木部
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室の給水タンクから野菜室を介して冷凍
室の自動製氷機に給水する冷蔵庫において、蛇腹状の導
管を使用することが無く冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫1は、断熱箱体2内の上部に冷蔵
室8、下部に冷凍室12、両室間に野菜室11を区画形
成して成るものであって、冷蔵室8内に設置された給水
タンク74と、冷凍室12内に設置された自動製氷機6
1と、給水タンク74に連通し、野菜室11の背部に臨
んだ給水結合部78と、野菜室11と冷凍室12とを区
画する断熱仕切壁9後部を上下に貫通し、自動製氷機6
1上に対応して形成された貫通孔79と、野菜室11内
に位置し、上端が給水結合部78に着脱可能に連結され
ると共に、下端が貫通孔79に着脱可能に挿入嵌合され
た給水管81と、この給水管周囲に取り付けたヒータ8
2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内の上部
に冷蔵室、下部に冷凍室、両室間には野菜室を区画形成
して成る冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種家庭用冷蔵庫は、鋼板製
の外箱と硬質樹脂製の内箱間に発泡ポリウレタンなどの
発泡断熱材を現場発泡方式にて充填した断熱箱体から構
成されており、この断熱箱体内を区画することによっ
て、−20℃などの凍結温度に冷却される冷凍室や、+
5℃などの冷蔵温度に維持される冷蔵室、そして、野菜
などの乾燥を嫌う食品を保存するための野菜室などを形
成している。
【0003】特に、近年では例えば特開平8−3039
15号公報(F25D11/02)に示される如く、頻
繁に食品の納出が行われる冷蔵室や野菜室を上方に配置
し、長期保存を目的とした冷凍室は庫内の最下部に配置
した冷蔵庫が開発されている。この場合、冷蔵室は断熱
箱体内の上部に、野菜室は下部の冷凍室と上部の冷蔵室
の間に形成される。
【0004】また、冷凍室内には自動製氷機が取り付け
られるが、この自動製氷機に給水するための給水タンク
は通常冷蔵室内に設置される。そこで、前記公報では野
菜室内を縦断する給水導管を取り付け、その上下を給水
タンクと自動製氷機に連通して取り付けている。
【0005】特に前記公報では、野菜室の天面には給水
タンクからの配管が、また、底面には自動製氷からの配
管が取り付けられ、これら配管の間を蛇腹状の給水導管
によって接続する方式が採られていた。これによって、
給水導管を上下に伸縮可能とし、給水導管単体で野菜室
側から取り付け・取り外しができるように企図してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る蛇
腹状の導管は金属製の場合通常の配管に比して高価であ
り、樹脂製の場合には耐久性に問題がある。また、特に
金属製のものを使用する場合、冷凍室側の配管にヒータ
を取り付けても、導管自体の熱伝導のために導管内の水
が氷結してしまう。そして、この氷結によって蛇腹状の
導管の伸縮性が損なわれてしまう問題もあった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱箱体内の
上部に冷蔵室、下部に冷凍室、前記両室間に野菜室を区
画形成して成る冷蔵庫において、前記冷蔵室内に設置さ
れた給水タンクと、前記冷凍室内に設置された自動製氷
機と、前記野菜室内に位置する給水管と、この給水管周
囲に取り付けたヒータとを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、給水管周囲にヒータを取
り付けたので、冷凍室側からの熱伝導による給水管内部
の氷結を確実に防止することができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の冷蔵庫1の各扉を除く正面図、図2は同じく扉を除く
冷蔵庫1の一部切欠正面図、図3は冷蔵庫1の縦断側面
図、図4は冷蔵庫1のもう一つの縦断側面図である。
【0011】本発明の冷蔵庫1は、前方に開口する鋼板
製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3間に発泡ポリウレタ
ン断熱材4を現場発泡方式により充填して成る断熱箱体
6により構成されており、この断熱箱体6の庫内は、略
中央部に設けられた区画部材7によって上下に区画さ
れ、この区画部材7の上方を冷蔵温度(+5℃程)に維
持される冷蔵室8としている。
【0012】区画部材7の下方は更に断面略L字状の断
熱仕切壁9にて上下に区画され、この断熱仕切壁9と区
画部材7の間を野菜などの乾燥を嫌う食品を収納するた
めの野菜室11とし、断熱仕切壁9の下方を凍結温度
(−20℃程)に冷却される冷凍室12としている。
【0013】前記冷蔵室8内には上下複数段の棚13・
・が架設されており、その下部には上面に開口する氷温
容器16が前後方向に納出自在に配置されている。この
氷温容器16の上側は棚板17にて閉塞され、前面は氷
温容器16の引き出し動作で開閉する蓋18にて閉じら
れており、これによって、氷温容器16内に氷温(0℃
〜−3℃)に維持される氷温室19を構成する。
【0014】また、氷温容器16左側方の冷蔵室8内に
は、図7に示す如く給水タンク74が配設されており、
この給水タンク74の後部には給水ポンプ76が取り付
けられている。この給水ポンプ76から出た配管77は
区画部材7後方を下方に延在し、その下端に形成された
給水結合部78は断熱仕切壁9上側の野菜室11左背面
上部に臨んで固定されている。尚、冷蔵室8の前面開口
は回動式の扉21にて開閉自在に閉塞されている。
【0015】更に、冷蔵室8の背部には上部がY字状に
分岐した冷蔵室ダクト24が上下に渡って形成されてお
り、その左右には冷蔵室ダクト24の上端部と冷蔵室8
内に連通した冷蔵室冷気吐出口26が上下に複数形成さ
れている。また、前記氷温容器16内の氷温室19の背
方にも冷蔵室ダクト24に連通した氷温室冷気吐出口2
5、25が形成されると共に、その奥部には冷蔵室冷気
戻り口27が形成されている。即ち、氷温室19内を循
環した冷気と冷蔵室8内を循環した冷気の一部はこの冷
蔵室冷気戻り口27に流入する。
【0016】一方、前記区画部材7は、後部の仕切板2
8とその前側の仕切前断熱部材29とから構成されてい
る。仕切板28の前部には、冷蔵室冷気戻り口31が形
成されており、氷温容器16の前部下側に位置してい
る。この氷温容器16は仕切板28と仕切前断熱部材2
9上に間隔を存して架設されており、これによって、扉
21の内側を降下して来た冷蔵室8内の冷気は、氷温容
器16の前側から冷蔵室冷気戻り口31に流入可能とし
ている。
【0017】他方、仕切前断熱部材29の下面は後端部
から前方に低く傾斜している。また、この仕切前断熱部
材29の下面前部には上蓋32が前方から差し込まれて
固定されている。この上蓋32は仕切前断熱部材29及
び仕切板28の下側に位置し、その固定部分を除いて仕
切前断熱部材29及び仕切板28との間に所定の間隔G
を形成する。そして、この間隔Gは少なくとも上蓋32
の前端部で野菜室11内に開放している。
【0018】この間隔Gの後端は連通孔33にてその後
方のダクト空間34に連通しており、ダクト空間34の
上部は前記冷蔵室冷気戻り口27に連通している。ま
た、前記冷蔵室ダクト24からはバイパスダクト36が
分岐して形成されており、このバイパスダクト36はダ
クト空間34の上部に連通している。
【0019】そして、前記野菜室11の右上奥部には野
菜室冷気戻り口37が形成されており、この野菜室11
の前面開口は引き出し式の扉38により開閉自在に閉塞
される。この場合、扉38の後面左右には図示しない扉
側レールが後方に延在して取り付けられており、内箱3
側左右には内箱側レール42が取り付けられ、扉側レー
ルがローラを介して内箱側レール42に滑動自在に支持
されるものである。
【0020】そして、この扉側レールには扉38の裏面
に位置して上面に開口した野菜容器43が取り付けられ
る。この野菜容器43の上縁周囲は、扉38が閉じられ
た状態で上蓋32に密着し、それによって、上面開口は
閉塞される。
【0021】また、断熱仕切壁9の底壁9A左後部に
は、下方の冷凍室12内に連通して後述する自動製氷機
61に対応する貫通孔79が上下に貫通形成されてお
り、この貫通孔79と前記給水結合部78との間に渡っ
て給水管81が取り付けられる。この給水管81は通常
のアルミニウム或いは銅などの金属配管にて構成されて
おり、図8、図9に示す如くその上端部は後方に屈曲さ
れ、更に、その周囲には電気ヒータ82が上下に渡って
貼り付けられている。また、その状態で給水管81の周
囲には断熱性のカバー84、86が両側から着脱可能に
取り付けられ、これによって、給水管81及び電気ヒー
タ82は被覆されている。
【0022】また、断熱仕切壁9の背壁9B(野菜室1
1の背壁)の左側部には上下に渡って凹所としての凹溝
87が形成されている。そして、この凹溝87は前記カ
バー84、86が取り付けられた状態の給水管81の後
半分が進入可能な寸法とされている。更に、ぜんき貫通
孔79は係る給水管81のカバー84、86の下端が略
キッチリと嵌合できる寸法とされている。
【0023】以上の構成で、係る給水管81を取り付け
る際には、先ず、カバー84、86にて被覆された状態
の給水管81のカバー84、86下端部を、野菜室11
側から貫通孔79内に着脱可能に挿入嵌合する。この状
態で給水管81の下端は前記自動製氷機61上に臨み
(図7)、貫通孔79はカバー84、86にて断熱的に
密閉される。次ぎに、給水管81の上端を給水結合部7
8に対応させて野菜室11側から後方に押し込み、着脱
可能に連結する。この状態で、カバー84、86にて被
覆された給水管81の上半分は前記凹溝87内に進入
し、位置決めされると共に、その分野菜室11側への張
り出しが少なくなる。
【0024】一方、前記冷凍室12の背部には仕切板4
4により冷却室46が画成されており、この冷却室46
は冷凍室12の背方から野菜室11後面の断熱仕切壁9
の背方まで渡っている。そして、この冷却室36内には
冷却装置を構成する冷却器47が縦設されると共に、こ
の冷却器47の上方の冷却室46内には、野菜室11背
方の断熱仕切壁9背方に位置して送風機48が設置され
ている。尚、図5は仕切板44を装着した状態の冷凍室
12の正面図である。図6は仕切板44を取り去った冷
却室46の正面図で、図6中49は冷却器47の除霜ヒ
ータである。
【0025】この冷凍室12の前面開口は前述の扉38
の場合と同様の方式で引き出し自在とされた上下二段の
引き出し式の扉51、52により開閉自在に閉塞され
る。これら扉51、52の裏面にはそれぞれ上面に開口
した容器53、54が取り付けられると共に、各容器5
3、54が冷凍室12内の上下に配置されて、冷凍食品
やアイスクリームなどを収納するかたちとなる。
【0026】前記仕切板44と冷却器47及び送風機4
8間には冷気分配用ダクト56が形成されており、仕切
板44にはこのダクト56と冷凍室12とに連通する冷
凍室冷気吐出口57、58が各容器53、54の上奥部
に対応して開口している。また、断熱仕切壁9の下面に
はダクト56に連通した冷凍室用冷気ダクト64が形成
されている。冷凍室12内上部には自動製氷機61が取
り付けられており、自動製氷機61には冷凍室冷気吐出
口57から冷気が供給される。尚、容器54の背方には
冷却室46の下部に連通した冷凍室冷気戻り口63が形
成されている。
【0027】ダクト56の上部には送風機48の側方に
位置して冷気分配口66が形成され、この冷気分配口6
6から上昇する連通ダクト67は、野菜室11の背方に
おいて冷蔵室ダクト24の下端に連通している。この連
通ダクト67内には、前記各吐出口26、25やバイパ
スダクト36の手前に位置して、モータ駆動のダンパー
68が取り付けられており、野菜室11の背方に位置し
ている。
【0028】また、冷却器47の右側方には冷蔵室・野
菜室冷気戻りダクト71が形成されており、その上端は
前記野菜室冷気戻り口37に連通し、その下端は冷却室
46の下部に開口した冷蔵室・野菜室冷気戻り口72に
て冷却室46内に連通している。
【0029】この場合、冷却器47下側の冷却室46に
は右方に突出した凹部46A(図6参照)が連続して形
成されており、前記冷蔵室・野菜室冷気戻り口72は、
この凹部46Aの上面において、下前方に指向した状態
で開放している(図3参照)。
【0030】一方、断熱箱体6の底壁は後部が階段状に
立ち上がる形状とされており、この底壁の後部外側には
機械室73が形成されている。この機械室73内には冷
却装置を構成する図示しない圧縮機や蒸発皿コンデンサ
などが設置される。
【0031】係る構成で動作及び冷気循環を説明する。
前記圧縮機と送風機48が運転されると、冷却器47が
冷却作用を発揮する。この冷却器47にて冷却された極
めて低温(−25℃〜−30℃)の冷気は上方の送風機
48の運転により吸引され、前方の分配ダクト56に吹
き出される。分配ダクト56に吹き出された冷気は冷凍
室冷気吐出口57、58及び冷凍室用ダクト64から冷
凍室12内の各容器53、54及び自動製氷機61内に
吐出され、−20℃程の凍結温度に冷却する。
【0032】ここで、給水ポンプ76が運転されると、
冷蔵室8内の給水タンク74から配管77及び給水管8
1を介して自動製氷機61に給水されるので、ここで、
自動製氷が行われる。そして、冷凍室12内の冷気は冷
凍室冷気戻り口63から冷却器47の吸い込み側の冷却
室46内に帰還する(各図に矢印で示す)。
【0033】分配ダクト56に吹き出された冷気はま
た、冷気分配口66から連通ダクト67及びダンパー6
8を経て冷蔵室ダクト24に流入し、そこを上昇した
後、各冷蔵室冷気吐出口26・・及び氷温室冷気吐出口
25より冷蔵室8及び氷温室19内に吐出される(図中
矢印参照)。ダンパー68は冷蔵室8内の温度に基づき
制御されて連通ダクト67を開閉し、それによって、冷
蔵室8内を+5℃程の冷蔵温度に、氷温室19内は0℃
〜−3℃程の氷温に維持される。
【0034】尚、このダンパー68を経た冷気(冷却器
47と熱交換した直後の低温の冷気)の一部は前記バイ
パスダクト36に流入し、直接ダクト空間34の上部に
流入する。
【0035】他方、冷蔵室8内を循環して扉21の内側
を流下して来た冷気は、氷温容器16の前部下側の冷蔵
室冷気戻り口31から上蓋32と区画部材7間の間隔G
内に流入する。そして、前方に移動しながら仕切前断熱
部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容器43周囲の
野菜室11内の空間に流下する。
【0036】また、氷温室19内を循環した冷気と、冷
蔵室8内を循環した冷気の残りは後部の冷蔵室冷気戻り
口27からダクト空間34内上部に流入し、そこで、バ
イパスダクト36を経て来た低温の冷気と混合される。
その後、連通孔33から間隔Gの後部に流入し、前述同
様に前方に移動し、途中冷蔵室冷気戻り口31からの冷
気と混じり合いながら仕切前断熱部材29下面の傾斜に
沿って下方の野菜容器43周囲の野菜室11内の空間に
流下する。
【0037】これによって、野菜容器43内を周囲から
保冷する。そして、野菜室11内を循環した冷気は野菜
室冷気戻り口37より冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト7
1に流入し、そこを流下して冷蔵室・野菜室冷気戻り口
72より冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に帰還
する(各図中矢印参照)。
【0038】このとき、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72
は、冷却器47下側の冷却室46に連続して右方に突出
形成された凹部46Aの上面において、下前方に指向し
た状態で開放されているので、冷却器56との間に充分
な距離が確保されている。従って、比較的温度の高い湿
った冷気が冷蔵室・野菜室冷気戻り口72から冷却室4
6内に吹き出されても、戻り口72周囲に着霜が生じ難
くなる。
【0039】また、冷却器56の局部的な着霜も生じ難
くなるので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制され
る。そして、除霜ヒータ49による冷却器47の除霜時
にも露水が戻り口72に付着することが無くなると共
に、戻り口72は冷却室46(凹部46Aを含む)底面
から離間しているので、除霜時に冷却器47から滴下し
た除霜水が戻り口72に流入する危険性も無い。これに
より、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72周囲の水シールが
不要となり、構造が簡素化される。
【0040】特に、以上のようにダンパー68を経た冷
気の一部を、冷蔵室8や氷温室19内を経ること無く直
接野菜室11に供給するバイパスダクト36を設けたの
で、このバイパスダクト36から野菜室11に冷蔵室8
などを経ていない新鮮な(低温)冷気を供給することが
できるようになる。
【0041】これにより、野菜室11には冷蔵室8から
の戻り冷気に加えて低温の冷気が供給されるようになる
ので、冷蔵室8側の負荷の状況に拘わらず、野菜室11
を安定的に冷却することができるようになる。
【0042】また、区画部材7を、仕切板28とこの仕
切板28の前側に設けられた仕切前断熱部材29とから
構成し、仕切板28には氷温容器16の前部下側に位置
して冷蔵室冷気戻り口31を形成すると共に、仕切前断
熱部材29の下面を前方に低く傾斜させたので、冷蔵室
8からの戻り冷気は氷温容器16の前部下側から区画部
材7と上蓋32間の間隔Gに流入し、前方に移動しなが
ら仕切前断熱部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容
器43周囲に流下するようになる。
【0043】そして、野菜容器43周囲を循環した冷気
は野菜室11の上奥部の野菜室冷気戻り口37に流入す
るので、これらによって、野菜容器43周囲を冷気が満
遍なく円滑に循環できるようになり、野菜容器43内を
斑無く良好に冷却することが可能となる。特に、冷蔵室
冷気戻り口31は氷温容器16の下側にあるので、見え
難く、扉21を開けた状態の外観にも支障を生じない。
【0044】更に、氷温容器16後側に形成されたもう
一つの冷蔵室冷気戻り口27から出た冷気がバイパスダ
クト36を経た冷気と混じり合い、区画部材7と上蓋3
2間の間隔G後部に流入するようにしたので、バイパス
ダクト36からの冷気が直接当たる区画部材7の仕切板
28或いは上蓋32部分の野菜室11が過冷却されるこ
とを防止することができる。これにより、野菜室11の
冷却効果を維持しつつ、仕切板28や上蓋32に断熱材
を貼る必要性や、野菜室11内の温度斑の発生を一層効
果的に解消することができるようになる。
【0045】他方、以上において自動製氷機61への給
水管81は冷凍室12からの冷却作用を受けるが、給水
管81周囲には電気ヒータ82が貼り付けられているの
で、内部の水が氷結することは無い。また、万一給水管
81内に異物が詰まった場合などには、先ず、扉38を
野菜容器43ごと取り外して、野菜室11側から給水管
81の上端を給水結合部78から手前に引き抜く。次ぎ
に、給水管81の下端を嵌合孔79から上方に引き抜い
て給水管81を取り外す。その後、新たな給水管81を
取り付ける場合には、前述同様の手順にて取り付けるこ
とになる。
【0046】本願の冷蔵庫は、断熱箱体内の上部に冷蔵
室、下部に冷凍室、両室間に野菜室を区画形成して成る
ものであって、冷蔵室内に設置された給水タンクと、冷
凍室内に設置された自動製氷機と、給水タンクに連通
し、野菜室の背部に臨んだ給水結合部と、野菜室と冷凍
室とを区画する断熱仕切壁後部を上下に貫通し、自動製
氷機上に対応して形成された貫通孔と、野菜室内に位置
し、上端が給水結合部に着脱可能に連結されると共に、
下端が貫通孔に着脱可能に挿入嵌合された給水管とを備
えているものである。
【0047】本願によれば、断熱箱体内の上部に冷蔵
室、下部に冷凍室、両室間に野菜室を区画形成して成る
冷蔵庫において、冷蔵室内に設置された給水タンクと、
冷凍室内に設置された自動製氷機とを備え、給水タンク
に連通して野菜室の背部に臨んだ給水結合部を設けると
共に、野菜室と冷凍室とを区画する断熱仕切壁後部を上
下に貫通し、自動製氷機上に対応した貫通孔を形成し、
野菜室内には上端が給水結合部に着脱可能に連結され、
下端が貫通孔に着脱可能に挿入嵌合される給水管を設け
たので、給水管の下端を貫通孔に差し込んで嵌合し、次
ぎに上端を給水結合部に連結させることによって、給水
管は取り付けられ、取り外す際には逆の順序にて作業を
行えるようになる。
【0048】これにより、蛇腹状の導管を用いること無
く野菜室側からの給水管の着脱を容易とし、安価に組立
作業性とメンテナンス作業性の双方を向上させることが
できるようになるものである。
【0049】本願の冷蔵庫は、上記において給水管周囲
にはヒータを取り付けたものである。
【0050】本願によれば、上記に加えて給水管周囲に
ヒータを取り付けたので、冷凍室側からの熱伝導による
給水管内部の氷結を確実に防止することができるように
なると共に、給水管の取り付けと同時にヒータも取り付
けられるので、組立作業性も一段と向上するものであ
る。
【0051】本願の冷蔵庫は、上記各発明において野菜
室の背壁には給水管が侵入する凹所を上下に形成したも
のである。
【0052】本願によれば、上記各発明に加えて野菜室
の背壁に給水管が侵入する凹所を上下に形成したので、
給水管の野菜室側への張り出しを縮小し、野菜室の有効
容積を拡張することができるようになるものである。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、給水
管周囲にヒータを取り付けたので、冷凍室側からの熱伝
導による給水管内部の氷結を確実に防止することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての冷蔵庫の各扉
を除く正面図である。
【図2】同じく扉を除く本発明の冷蔵庫の一部切欠正面
図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図4】本発明の冷蔵庫のもう一つの縦断側面図であ
る。
【図5】本発明の冷蔵庫の冷凍室部分の正面図である。
【図6】本発明の冷蔵庫の冷却室部分の正面図である。
【図7】本発明の冷蔵庫の野菜室部分の拡大断面図であ
る。
【図8】本発明の冷蔵庫の給水管及びカバーなどの側面
図である。
【図9】本発明の冷蔵庫の給水管及びカバーなどの分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 外箱 3 内箱 4 ポリウレタン断熱材 7 区画部材 8 冷蔵室 9 断熱仕切壁 11 野菜室 12 冷凍室 16 氷温容器 24 冷蔵室ダクト 27、31 冷蔵室冷気戻り口 28 仕切板 29 仕切前断熱部材 32 上蓋 34 ダクト空間 36 バイパスダクト 37 野菜室冷気戻り口 43 野菜容器 46 冷却室 47 冷却器 48 送風機 56 分配ダクト 61 自動製氷機 67 連通ダクト 68 ダンパー 74 給水タンク 78 給水結合部 79 貫通孔 81 給水管 82 電気ヒータ 87 凹溝(凹部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 和彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西田 明広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 木部 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内の上部に冷蔵室、下部に冷凍
    室、前記両室間に野菜室を区画形成して成る冷蔵庫にお
    いて、 前記冷蔵室内に設置された給水タンクと、 前記冷凍室内に設置された自動製氷機と、 前記野菜室内に位置する給水管と、 この給水管周囲に取り付けたヒータとを備えたことを特
    徴とする冷蔵庫。
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