JPH10300007A - 気水分離器 - Google Patents
気水分離器Info
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- JPH10300007A JPH10300007A JP11762497A JP11762497A JPH10300007A JP H10300007 A JPH10300007 A JP H10300007A JP 11762497 A JP11762497 A JP 11762497A JP 11762497 A JP11762497 A JP 11762497A JP H10300007 A JPH10300007 A JP H10300007A
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Abstract
く、設置スペースが小さくで済む気水分離器を提供する
こと。 【解決手段】 ボイラ等から湿り蒸気をケーシング内に
導入し、該蒸気と水を分離する気水分離器であって、ケ
ーシング1を横筒形とし、ケーシング1の上部に蒸気排
出管4を、ケーシング1の下部に水排出口(降水管3)
を、ケーシング1の側面に蒸気導入管2を設け、ケーシ
ングの内部に上下方向に延びる隔離板5を設けてケーシ
ング1内を蒸気導入口側部6と蒸気排出口側部7に区分
し、蒸気排出口側部7には蒸気流れを妨害するバッフル
9、11を設けた。
Description
飽和蒸気中の水分を除去し、乾き度の高い蒸気を負荷側
へ供給する気水分離器に関するものである。
生した湿り飽和蒸気中の水分を除去して乾き度の高い蒸
気を負荷側へ供給するものであり、遠心力を利用して水
分を除去するものと、邪魔板等障害物に蒸気を衝突させ
て水分を除去するものとがある。
離器を具備するボイラの概略構造を示す図で、図8は平
断面、図9は側断面を示す。ボイラ本体50の側方に円
筒形の気水分離器51を高さ方向に延ばして配設し、そ
の内側は上部からバッフル(邪魔板)58を設けて下降
流路aとこれに続く上昇流路bを構成している。
イラ上部管寄せ56の一ケ所に設けた蒸気取り出し管5
2から導入した気水混合物(湿り蒸気)55は、下降流
路aを通る下降流れから上昇流路bを通る上昇流れへ反
転する所で気水分離され、蒸気53は上部から取り出さ
れて外部に供給される。また、ドレン水57は下部から
降水管54よりボイラ下部管寄せ56’に戻される。
離器を具備するボイラの概略構造を示すであり、図11
は従来の横型の気水分離器の構造を示す図である。気水
分離器61は横型のケーシング69をボイラ本体60の
上部に高さ方向に延ばして配設しており、該気水分離器
61は蒸気取り出し管62と降水管64を下部に設け、
蒸気排出管70を上部に設け、気水分離効果を得るよう
にケーシング69内に蒸気通路を多くとるため、蒸気取
り出し管62を他端に設けている。
上部管寄せ66に設けられた蒸気取り出し管62から導
入した気水混合物(湿り蒸気)65はケーシング69内
のバッフル68に衝突し、その後バッフル68を迂回す
る中で気水分離を行い、蒸気63は上部蒸気排出管70
より排出される。また、ドレン水67は下部降水管64
より排出される。
技術においては、気水分離器51をボイラ本体50から
張り出して配設しなければならず、また負荷の増大、突
変時においては蓄液部Wの高さH1が容易に上昇し、蓄
液部Wの上面と邪魔板58との隙間が無くなる。従っ
て、気水混合物55の流速が上がり蒸気中に気液を拌送
するいわゆるキャリーオーバー現象を発生する。そのた
め高さ寸法の大きい気水分離器51を高さ方向を延ばし
てボイラ上方に配設しなければならず、全体の配置スペ
ースが大きくなるという問題があった。
いては、気水混合物65がケーシング69の下部より導
入されるため、気水混合物65は蓄液部Wを通過しなけ
ればならず、又蒸気流速を落してバッフル68に衝突す
る構造でないため、気水分離の促進は得られず、そのた
め乾き度の高い蒸気は得られないという問題があった。
で、内部構造が簡単で、且つ気水分離性能が高く、設置
スペースが小さくて済む気水分離器を提供することを目
的とする。
請求項1に記載の発明は、蒸気導入口から湿り蒸気をケ
ーシング内に導入し、該蒸気と水を分離し、水分を除去
した蒸気を蒸気排出口から排出すると共に、分離した水
分を水排出口から排出する構成の気水分離器であって、
ケーシングを横筒形とし、ケーシングの上部に蒸気排出
口を、ケーシングの下部に水排出口を、ケーシングの側
面に蒸気導入口を設け、ケーシングの内部に上下方向に
延びる隔離板を設けてケーシング内を蒸気導入口側部と
蒸気排出口側部に区分し、該蒸気排出口側部にはバッフ
ルを設けたことを特徴とする。
に記載の気水分離器において、隔離板により区分された
蒸気排出口側部の下部に水分の撒き上げを防止するため
の横方向に延びるバッフルを設けたことを特徴とする。
又は2に記載の気水分離器において、水排出口の周囲に
液溜部を設けたことを特徴とする。
又は2又は3に記載の気水分離器において、隔離板で区
分した蒸気排出口側部に設けたバッフルを多段としたこ
とを特徴とする。
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態例の気水分離器の概略構造を示す図、図3はこの気
水分離器を取り付けるボイラの概略構造を示す図、図4
はこの気水分離器のボイラに対する配置関係を示す図で
ある。なお、図2は図1のX−X断面を示す図である。
ケーシング1の両端をケーシング側板1’で閉塞し、該
ケーシング1の側面に蒸気導入管2が設けられ、底部の
略中央に降水管3が、上部の略中央に蒸気排出管4が設
けられている。ケーシング1内には略垂直な隔離板5が
取り付けられ、該ケーシング内を蒸気導入口側部6と蒸
気排出口側部7に区分し、該隔離板5の両側に蒸気導入
管2から導入する湿り蒸気の流れを確保できる空間8、
8が設けられている。蒸気排出口側部7にはバッフル9
が取り付けられ、該バッフル9には蒸気通過用の開口部
10が形成されている。該開口部10の上側にはバッフ
ル11が設けられている。なお、バッフル9及び開口部
10の形状はいかなる形状でも良い。
に、ボイラ本体Bの上部に設置され、ボイラ本体Bの上
部管寄せ20に取り付けられた蒸気取り出し管21と気
水分離器Aの蒸気導入管2が接続される。また、図示は
省略するが、気水分離器Aの降水管3はボイラ本体Bの
下部管寄せ20’に接続される。
本体Bの水管22、22で発生した湿り蒸気12は、上
部管寄せ20に取り付けられた蒸気取り出し管21より
排出され、略水平な蒸気導入管2により予め重力による
気水分離を計り、気水分離器Aに流入する。該流入した
湿り蒸気12は隔離板5に衝突し、該隔離板5の両側の
空間8、8に向かうべく方向を変え、且つ蒸気流速を落
し、ケーシング側板1’に衝突することにより、気水分
離を行う。その後蒸気はバッフル9の開口部10を通過
し、バッフル11に衝突して流れて行くことにより、更
に効果的に気水分離が行われ、乾き度の高い蒸気13が
蒸気排出管4から負荷(図示せず)に供給される。な
お、図3において、23はバーナ、24は火炎である。
器の概略構造を示す図である。本気水分離器Cが図1及
び図2の気水分離器Aと相違する点は、水排出口(降水
管3の入口)側近傍に水分撒き上げを防止するバッフル
14を横方向に設けた点である。このように水排出口側
近傍にバッフル14を設けることにより、バッフル9の
開口部10に蒸気が流れる際、蒸気排出口側部7の底部
の蓄液部Wに溜った水分を蒸気排出管4に引き込まず、
ケーシング1の底部に水が溜っても常に乾き度の高い蒸
気が得られる。
気水分離器の概略構造を示す図である。本気水分離器D
が図5の気水分離器Cと相違する点は、ケーシング1の
底部の略中央部の降水管3との接続部に液溜部15を設
けた点である。このように液溜部15を設けることによ
り、ボイラの起動時や急激な負荷変動時にケーシング1
内に飽和水が停滞した場合でも、蒸気通過通路が充分確
保できてキャリーオーバー現象を防止できる。
器の構造は一例であり、本発明の気水分離器はこれに限
定されるものではない。即ち、ケーシングを横筒形(円
筒には限らない)とし、ケーシングの上部に蒸気排出口
を、ケーシングの下部に水排出口を、ケーシングの側面
に蒸気導入口を設け、ケーシングの内部に上下方向に延
びる隔離板を設けてケーシング内を蒸気導入口側部と蒸
気排出口側部に区分し、該蒸気排出口側部にはバッフル
を設けた構造であればその具体的構造はどのようなもの
であっても良い。水分撒き上げを防止するバッフル14
の形状及び液溜部15の具体的形状も上記例に限定され
るものではない。
の発明によれば下記のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1に記載の発明によれば気水分離器を、ケ
ーシングを横円筒形とし、該ケーシングの上部に前記蒸
気排出口を、ケーシングの下部に水排出口を、ケーシン
グの側面に蒸気導入口を設け、ケーシングの内部に上下
方向に延びる隔離板を設けて該ケーシング内を蒸気導入
口側部と蒸気排出口側部に区分し、蒸気排出口側部には
バッフルを設けた構成とするので、構造が比較的単純で
製作が容易となり、低製作コストでありながら、気水分
離効率が高く、常に乾き度の高い蒸気が得られる。しか
も、ボイラ本体の上部に配置することができるから、ボ
イラ装置全体の省スペース化が図れる。また、横筒形の
ケーシング、即ち横方向に延びたケーシングを用いたの
で気水分離器の高さや幅をコンパクトに構成することが
できる。
ば、隔離板により区分された蒸気排出口側の下部に水分
の撒き上げを防止するための横方向に延びるバッフルを
設けたので、ケーシングの底部に水が溜っても常に乾き
度の高い蒸気が得られる。
ば、水排出口の周囲に液溜部を設けたので、ボイラの起
動時や急激な負荷変動時にケーシング内に飽和水が停滞
した場合でも、蒸気通過通路が充分確保できてキャリー
オーバー現象を防止できる。
ば、隔離板で区分した蒸気排出口側部に設けたバッフル
を多段としたので、気水分離効果が更に向上する。
る。
構造を示す図である。
を示す図である。
る。
る。
イラの概略構造を示す図である。
イラの概略構造を示すで図ある。
ボイラの概略構造を示す図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 蒸気導入口から湿り蒸気をケーシング内
に導入し、該蒸気と水を分離し、水分を除去した蒸気を
蒸気排出口から排出すると共に、分離した水分を水排出
口から排出する構成の気水分離器であって、 前記ケーシングを横筒形とし、該ケーシングの上部に前
記蒸気排出口を、該ケーシングの下部に前記水排出口
を、該ケーシングの側面に前記蒸気導入口を設け、 前記ケーシングの内部に上下方向に延びる隔離板を設け
て該ケーシング内を前記蒸気導入口側部と前記蒸気排出
口側部に区分し、該蒸気排出口側部にはバッフルを設け
たことを特徴とする気水分離器。 - 【請求項2】 前記隔離板により区分された蒸気排出口
側部の下部に水分の撒き上げを防止するための横方向に
延びるバッフルを設けたことを特徴とする請求項1に記
載の気水分離器。 - 【請求項3】 前記水排出口の周囲に液溜部を設けたこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の気水分離器。 - 【請求項4】 前記隔離板で区分した蒸気排出口側部に
設けたバッフルを多段としたことを特徴とする請求項1
又は2又は3に記載の気水分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11762497A JPH10300007A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 気水分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11762497A JPH10300007A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 気水分離器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300007A true JPH10300007A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14716355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11762497A Ceased JPH10300007A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 気水分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10300007A (ja) |
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-
1997
- 1997-04-21 JP JP11762497A patent/JPH10300007A/ja not_active Ceased
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