JP2002054434A - Ghp用排気装置 - Google Patents

Ghp用排気装置

Info

Publication number
JP2002054434A
JP2002054434A JP2000242320A JP2000242320A JP2002054434A JP 2002054434 A JP2002054434 A JP 2002054434A JP 2000242320 A JP2000242320 A JP 2000242320A JP 2000242320 A JP2000242320 A JP 2000242320A JP 2002054434 A JP2002054434 A JP 2002054434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust gas
drain water
ghp
muffler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000242320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4635305B2 (ja
Inventor
Shinji Hayashi
真司 林
Michihiko Yamamoto
道彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2000242320A priority Critical patent/JP4635305B2/ja
Publication of JP2002054434A publication Critical patent/JP2002054434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4635305B2 publication Critical patent/JP4635305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成をシンプルにするとともに、排気ガスか
らドレン水を確実に分離して、ドレン水を含む排気ガス
の排出を防止すること。 【解決手段】 エンジン1より排出された排気ガスを排
気熱交換器2によって冷却し、マフラー3を介して排出
するGHP用排気装置において、前記マフラー3から排
出された排気ガスを減速することによりドレン水を分離
して、ドレン水を含まない排気ガスを排出する減速装置
7として、前記マフラー3に連絡する排気管31に比べ
て充分大きな断面積、長さおよび容量を有する減速室7
0を備えているGHP用排気装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンより排出
された排気ガスを排気熱交換器によって冷却し、マフラ
ーを介して排出するGHP用排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の室外機ユニット(特開平11−2
80472)においては、図5に示されるようにGHP
の排気交換室の最上部に配設された排気トップTが排気
ガスから分離したドレン水の外部への飛散防止を行うた
めに存在するものであるが、ガスエンジンから送られて
きた排気ガスを飛散防止プレートBPに衝突させること
により、排気ガスのドレン水を分離させるもので、分離
したドレン水を排気トップTの内面に沿って流れるよう
前記飛散防止プレートBPの形状が工夫されているもの
であった。
【0003】従来の排気ガスドレン水処理装置(特開平
7−77037)は、図6に示されるようにエンジンE
より排出された排気ガスが排気熱交換器Cによって冷却
され、冷却された排気ガスが排出されるマフラーMの一
部にドレン水の中和装置Tを形成し、小型化を可能にす
るものであった。
【0004】従来のGHP用排気装置は、図7に示され
るようにエンジンEより排出された排気ガスを排気熱交
換器Cによって冷却し、マフラーMを介して排出するG
HP用排気装置において、前記マフラーMから排出され
た排気ガスが、前記マフラーMから上方に突出した長い
排気パイプPを介してエンジンルームERの上部の熱交
換ルームCRの最上部に配設された排気トップTを介し
て外部に放出されるものであった。
【0005】上記従来のGHP用排気装置においては、
エンジンEより排出された排気ガスは排気熱交換器Cを
通る間に冷却される。その結果排気ガスはドレン水を含
んだものとなり、排気ガスはその後マフラーMを通った
後、排気トップTを通り外部に放出される。
【0006】前記排気トップTに到る間で前記排気パイ
プPの内面についたドレン水は排気熱交換器Cとマフラ
ーMの間の排気管EPは排気圧力が高いため、ヂューブ
TBを介してドレン水とともに排気ガスが中和器Tに入
る。中和器TからホースHを前記排気トップTにつな
ぎ、排気ガスはそのホースHを通して排気トップTより
排出される。
【0007】前記排気トップTで集められたドレン水は
チューブTBで中和器Tに入る。中和器Tに入ったドレ
ン水は中和剤TMを通り排水口EOで外部に排出される
ものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の室外機ユニ
ットにおいては、上述したように前記排気トップTがG
HPの排気交換室の最上部に配設されるものであり、そ
の構成は複雑であるとともに、実施するのは複雑な形状
の飛散防止プレートBPが必要であり、コストが高くな
るという問題があった。
【0009】また前記飛散防止プレートBPに衝突し分
離したドレン水の一部は、前記排気トップTの内面に達
する前に排気通路に落下し、排気の流れといっしょに排
出され、外部に飛散してしまうという問題があった。
【0010】上記従来の排気ガスドレン水処理装置にお
いては、前記マフラーMの内部に中和装置Tがあるので
排気圧力の影響を該中和装置Tが直接的に受けるため、
中和装置Tからの排気ガスの放出がふえる。この排気ガ
ス量が多いとGHP室外機の外にあるドレン水処理配管
に排気ガスが流れ込み、排出されるという問題があると
ともに、またマフラーMの構造が非常に複雑となり、中
和剤の投入口をつける場合はマフラーMは、より複雑と
なる。
【0011】上記従来のGHP用排気装置は、前記排気
トップTおよびそれに付随する部分、上記従来技術と同
様に複雑な構造が必要となり、またこの排気系はドレン
水や排気を通すホースHやチューブTBが多く必要とな
り、それらの取付け固着に関する工数も多くなるという
問題があった。
【0012】そこで本発明者は、エンジンより排出され
た排気ガスを排気熱交換器によって冷却し、マフラーを
介して排出するGHP用排気装置において、前記マフラ
ーから排出された排気ガスを減速することによりドレン
水を分離して、ドレン水を含まない排気ガスを排出する
という本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重
ねた結果、構成をシンプルにするとともに、排気ガスか
らドレン水を確実に分離して、ドレン水を含む排気ガス
の排出を防止するという目的を達成する本発明に到達し
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のGHP用排気装置は、エンジンより排出
された排気ガスを排気熱交換器によって冷却し、マフラ
ーを介して排出するGHP用排気装置において、前記マ
フラーから排出された排気ガスを減速することによりド
レン水を分離して、ドレン水を含まない排気ガスを排出
する減速装置を備えているものである。
【0014】本発明(請求項2に記載の第2発明)のG
HP用排気装置は、前記第1発明において、前記減速装
置が、前記マフラーに連絡する排気管に比べて充分大き
なな断面積を有する減速室によって構成されているもの
である。
【0015】本発明(請求項3に記載の第3発明)のG
HP用排気装置は、前記第2発明において、前記減速室
が、充分な長さおよび容量を備えているものである。
【0016】本発明(請求項4に記載の第4発明)のG
HP用排気装置は、前記第3発明において、一部にドレ
ン水を中和する中和剤が充填された中和器を備えている
ものである。
【0017】本発明(請求項5に記載の第5発明)のG
HP用排気装置は、前記第4発明において、前記中和器
が、前記マフラーと前記減速室との間に介挿され、前記
中和器を介して前記減速室に排気ガスが供給されるよう
に構成されているものである。
【0018】本発明(請求項6に記載の第6発明)のG
HP用排気装置は、前記第4発明において、前記中和器
が、前記減速室の下部に配設され、前記減速室内の分離
された前記ドレン水が中和されるように構成されている
ものである。
【0019】本発明(請求項7に記載の第7発明)のG
HP用排気装置は、前記第5発明において、前記マフラ
ーから供給された排気ガスを衝突させ、前記ドレン水を
付着させる衝突壁を備えているものである。
【0020】本発明(請求項8に記載の第8発明)のG
HP用排気装置は、前記第7発明において、前記マフラ
ーから供給された排気ガスの流れの向きを急激に変え、
排気ガスを衝突させるとともに前記ドレン水を付着させ
る複数の方向変更部を備えているものである。
【0021】本発明(請求項9に記載の第9発明)のG
HP用排気装置は、前記第5発明において、中和剤が充
填された中和剤充填部が、前記中和器の下部に配設され
ているものである。
【0022】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
GHP用排気装置は、エンジンより排出された排気ガス
を排気熱交換器によって冷却し、マフラーを介して排出
するGHP用排気装置において、前記減速装置により前
記マフラーから排出された排気ガスを減速することによ
りドレン水を分離して、ドレン水を含まない排気ガスを
排出するので、構成をシンプルにするとともに、排気ガ
スからドレン水を確実に分離して、ドレン水を含む排気
ガスの排出を防止するという効果を奏する。排気ガスを
減速する際の排気流速として、GHP使用時の最大流速
(標準状態換算)で5m/S以下とすることを提案する
ことができる。排気流速を5m/S以下とすることで、
減速室内でほとんどのドレン水を充分失速させることが
出来る。
【0023】上記構成より成る第2発明のGHP用排気
装置は、前記第1発明において、前記減速装置を構成す
る前記減速室が、前記マフラーに連絡する排気管に比べ
て充分大きなな断面積を有するので、前記排気管を流れ
たきた排気ガスの速度が急激に低減されドレン水を失速
させて前記減速室内に滞留させ、ドレン水を含まない排
気ガスを排出するという効果を奏する。上記減速室の最
小断面積として、18cm2 以上とすることを提案でき
る。最小断面積が18cm2 であれば、減速室内でドレ
ン水の流速を充分に失速させることができる。また、減
速室の最小断面積が200cm2 以上であると、GHP
を搭載する上でスペース的な問題が発生する。従って、
減速室の最適な断面積として、その最小断面積が18c
2 以上200cm2 以下であるものを選択することが
できる。尚、上記「最小断面積」とは、減速装置の断面
積のうちで、最も小さい断面積のことを言う。
【0024】上記構成より成る第3発明のGHP用排気
装置は、前記第2発明において、前記減速室が、充分な
長さおよび容量を備えているので、低減された前記排気
ガスの速度における流れの通過時間を充分長くしてドレ
ン水を充分失速させて前記減速室内に充分な時間滞留さ
せ、ドレン水を含まない排気ガスを排出するという効果
を奏する。上記十分な長さとして、減速室の上下方向の
長さを300mm以上とすることを提案できる。300
mm以上の長さがあれば、減速室内でほとんどのドレン
水を十分失速させることができる。尚、減速室の上下方
向の長さを2500mm以上とすると、GHPへ搭載す
る上でスペース的な問題が発生する。具体的には、GH
P室外機の高さより非常に高くなり、設置性が悪化す
る。従って、減速室の上下方向の最適な長さとして、3
00mm以上2500mm以下を選択することができ
る。この高さの範囲内であれば、より確実にドレン水を
失速させるとともに、スペース的な問題も発生すること
がない。また、上記十分な容量として、減速室の容量を
500cm3 以上とすることを提案できる。500cm
3 以上の容量があれば、減速室内でほとんどのドレン水
を十分失速させることが出来る。尚、減速室の容積を1
9000cm3 以上とすることは、GHPへ搭載する上
でのスペース的な問題が発生する。従って、減速室の最
適な容量として、500cm3 以上19000cm3
下を選択することができる。この容量の範囲内であれ
ば、より確実にドレン水を失速させるとともに、スペー
ス的な問題も発生することがない。
【0025】上記構成より成る第4発明のGHP用排気
装置は、前記第3発明において、前記中和器の一部に充
填された中和剤によって、分離された有害なドレン水を
中和するという効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第5発明のGHP用排気
装置は、前記第4発明において、前記マフラーと前記減
速室との間に介挿された前記中和器によってドレン水を
中和した後、該中和器を介して前記減速室に排気ガスを
供給するという効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第6発明のGHP用排気
装置は、前記第4発明において、前記減速室の下部に配
設された前記中和器が、前記減速室内の前記排気ガスか
ら分離された有害な前記ドレン水を中和するという効果
を奏する。
【0028】上記構成より成る第7発明のGHP用排気
装置は、前記第5発明において、前記マフラーから供給
された排気ガスを前記衝突壁に衝突させ、前記ドレン水
を付着させるので、前記ドレン水の捕獲を確実にすると
いう効果を奏する。
【0029】上記構成より成る第8発明のGHP用排気
装置は、前記第7発明において、前記複数の方向変更部
が、前記マフラーから供給された排気ガスの流れの向き
を急激に変え、排気ガスを衝突させるとともに前記ドレ
ン水を付着させるので、前記ドレン水の捕獲を一層確実
にするという効果を奏する。
【0030】上記構成より成る第9発明のGHP用排気
装置は、前記第5発明において、中和剤が充填された中
和剤充填部が、前記中和器の下部に配設されているの
で、前記中和器内において分離され落下してきた前記ト
レン水を確実に中和するという効果を奏する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0032】(第1実施形態)本第1実施形態のGHP
用排気装置は、図1に示されるようにエンジン1より排
出された排気ガスを排気熱交換器2によって冷却し、マ
フラー3を介して排出するGHP用排気装置において、
前記マフラー3から排出された排気ガスを減速すること
によりドレン水を分離して、ドレン水を含まない排気ガ
スを排出する減速装置7として、前記マフラー3に連絡
する排気管31に比べて充分大きな断面積、長さおよび
容量を有する減速室70を備えているものである。本例
においては、断面積20cm2 、長さ180cm、容量
3600cm3 の減速室70を用いている。
【0033】本第1実施形態のGHP用排気装置は、エ
ンジンルーム11内において前記エンジン1が配設さ
れ、該エンジン1の上部から排気管13を介して前記エ
ンジン1より排出された排気ガスを冷却する前記排気熱
交換器2が配設され、該排気熱交換器2の下部に排気管
21を介して消音する前記マフラー3が配設され、該マ
フラー3の下部から排気管31を介して排気ガスが排出
されるように構成されている。
【0034】前記減速装置7は、排気管31に比べて充
分大きな直径で、前記エンジンルーム11の上部の熱交
換ルーム12に延在し該熱交換ルーム12の上部に突出
する長さを有する円筒容器によって構成され、内部に前
記排気管31に比べて充分大きな断面積、長さおよび容
量を有する減速室70を形成するものである。
【0035】前記減速装置7を構成する前記円筒容器
は、前記エンジンルーム11と上部の前記熱交換ルーム
12との境界部において固着されるとともに、前記マフ
ラー3の底部に連絡した前記排気管31が、下端の外側
壁の開口に連絡しており、前記マフラー3から排出され
た前記排気ガスが水平横方向に導入されるように構成さ
れている。
【0036】前記減速装置7において、下端の外側壁の
前記開口から水平横方向に導入された前記排気ガスの一
部が、下端の対向する内周壁に衝突して、相対的に重い
成分であるドレン水が付着して分離されるとともに、前
記排気ガスの残りの部分とともに上方に流れの向きが変
えられ、上方に低速で移動させるように構成されてい
る。
【0037】前記減速装置7を構成する軸方向の長さが
充分長い前記減速室70において、低減された前記排気
ガスの速度における流れの通過時間を充分長くして前記
ドレン水を充分失速させて前記減速室内に充分な時間滞
留させ、熱交換ルーム12の上部に突出した排出口72
からドレン水を含まない排気ガスを排出するように構成
されている。
【0038】中和器4が、前記減速装置7を構成する前
記円筒容器700の下部に配設された中和容器40によ
って構成され、前記円筒容器700の底部に一端が開口
するとともに他端が中和容器40の一方の側壁下部に開
口する配管43によって前記減速室70と前記中和容器
40が連絡しており、前記中和容器40の他方の側壁下
部に開口した排水パイプ44が配設されている。
【0039】前記中和器4を構成する前記中和容器40
の下部に中和剤41が充填された中和剤充填部42が配
設され、前記減速室内において前記排気ガスから分離さ
れ前記配管43を介して垂下供給された前記ドレン水が
前記中和剤41によって中和され、中和された前記ドレ
ン水が前記排水パイプ44を介して排出されるように構
成されている。
【0040】上記構成より成る本第1実施形態のGHP
用排気装置は、エンジンルーム11内において配設され
た前記エンジン1の上部から前記排気管13を介して排
出された排気ガスが、前記排気熱交換器2によって冷却
された後、該排気熱交換器2の下部に配設された前記マ
フラー3によって消音され、該マフラー3の下部から排
気管31を介して排気ガスが前記減速装置7に排出され
る。
【0041】前記減速装置7において、下端の外側壁の
前記排気管31の前記開口から水平横方向に導入され断
面積が急激に拡大することにより急速に速度が低減する
とともに、導入された前記排気ガスの一部が、下端の対
向する内周壁に衝突して、相対的に重い成分であるドレ
ン水が付着して分離されるとともに、前記排気ガスの残
りの部分とともに上方に流れの向きが変えられ、上方に
低速で流れ移動する。
【0042】前記減速装置7を構成する前記円筒容器7
00によって形成された前記減速室70は、軸方向の長
さが充分長いので、速度が低減された前記排気ガスの流
れの通過時間を充分長くして、前記ドレン水を充分失速
させて前記減速室内に充分な時間滞留させて充分分離し
た上で、熱交換ルーム12の上部に突出した排出口から
ドレン水を含まない排気ガスを排出するものである。
【0043】前記減速室内において前記排気ガスから分
離され前記配管43を介して垂下供給された前記ドレン
水が、前記中和器4を構成する前記中和容器40の下部
に配設された前記中和剤充填部42に充填された前記中
和剤41によって中和され、中和された前記ドレン水が
前記排水パイプ44を介して排出されるものである。
【0044】上記作用を奏する本第1実施形態のGHP
用排気装置は、前記減速装置7により前記マフラー3か
ら排出された排気ガスを減速することにより前記ドレン
水を分離して、ドレン水を含まない排気ガスを排出する
ので、シンプルな構成によって、排気ガスから前記ドレ
ン水を確実に分離して、ドレン水を含む排気ガスの排出
を防止するという効果を奏する。
【0045】また本第1実施形態のGHP用排気装置
は、前記減速装置7を構成する前記減速室70が、前記
マフラー3に連絡する前記排気管31に比べて充分な断
面積を有するので、前記排気管31を流れたきた排気ガ
スの速度が急激に低減されドレン水を失速させて前記減
速室70内に滞留させ、ドレン水を含まない排気ガスを
排出するという効果を奏する。
【0046】さらに本第1実施形態のGHP用排気装置
は、前記減速室70が、充分な長さおよび容量を備えて
いるので、低減された前記排気ガスの速度における流れ
の通過時間を充分長くしてドレン水を充分失速させて前
記減速室70内に充分な時間滞留させ、ドレン水を含ま
ない排気ガスを排出するという効果を奏する。
【0047】また本第1実施形態のGHP用排気装置
は、前記減速室70の下部に配設された前記中和器4
が、一部に充填された前記中和剤41によって、前記減
速室70内の前記排気ガスから分離された有害な前記ド
レン水を中和するという効果を奏する。
【0048】さらに本第1実施形態のGHP用排気装置
は、前記マフラー3から供給された排気ガスを前記減速
室70内の前記衝突壁に衝突させ、前記ドレン水を付着
させるので、前記ドレン水の捕獲を確実にするという効
果を奏する。
【0049】また本第1実施形態のGHP用排気装置
は、ドレン水を中和する前記中和剤41が充填された前
記中和剤充填部42が、前記中和器4の下部に配設され
ているので、前記中和器4内において分離され、前記円
筒容器700から落下してきた前記ドレン水を確実に中
和して、中和した前記ドレン水を前記排水パイプ44を
介して排出するという効果を奏する。
【0050】(第2実施形態)本第2実施形態のGHP
用排気装置は、中和器4が、マフラー3と前記減速室7
との間に介挿され、前記中和器4を介して前記減速室7
に排気ガスが供給されるように構成されている点が前記
第1実施形態との相違点であり、以下相違点を中心に説
明する。
【0051】前記マフラー3の底部に連絡した排気管3
1が、前記中和器4を構成する中和容器40の上部の外
側壁の開口に連絡しており、前記マフラー3から排出さ
れた前記排気ガスが中和容器40の仕切壁47より上部
の上部室46内に水平横方向に導入されるように構成さ
れている。
【0052】前記中和容器40の上部室46において、
外側壁の前記開口から水平横方向に導入された前記排気
ガスの一部が、対向する内周壁に衝突して、相対的に重
い成分であるドレン水が付着して分離されるとともに、
前記排気ガスの残りの部分とともに上方に流れの向きが
変えられ、上方に向きが変えられた排気ガスは前記減速
装置7内を低速で流れ移動するように構成されている。
【0053】軸方向の長さが充分長い前記減速室70に
おいて、速度が低減された前記排気ガスの流れの通過時
間が充分長いので、前記排気ガス中の前記ドレン水を充
分失速させて前記減速室70内に充分な時間滞留させて
分離して、熱交換ルーム12の上部に突出した排出口7
2からドレン水を含まない排気ガスを排出するように構
成されている。
【0054】前記中和器4を構成する前記中和容器40
の小孔45が形成された前記仕切壁47より下部の中和
剤41が充填された中和剤充填部42が配設され、前記
中和容器40の前記上部室46および前記減速室内にお
いて前記排気ガスから分離され前記小孔45を介して滴
下された前記ドレン水が前記中和剤41によって中和さ
れ、中和された前記ドレン水が前記排水パイプ44を介
して排出されるように構成されている。
【0055】上記構成より成る本第2実施形態のGHP
用排気装置は、前記マフラー3から前記排気管31を介
して排出された前記排気ガスが、前記排気管31の断面
積に比べて大きな断面積の中和容器40の上部室46内
に水平横方向に導入されるので、前記排気管31を通過
してきた前記排気ガスの速度が急速に減速するため、前
記排気ガス中の前記ドレン水を失速させ前記中和容器4
0内に滞留させる。
【0056】前記中和容器40の上部室46において、
外側壁の前記開口から水平横方向に導入された前記排気
ガスの一部が、対向する内周壁に衝突して、相対的に重
い成分であるドレン水が付着して分離されるとともに、
前記排気ガスの残りの部分とともに上方に流れの向きが
変えられ、上方に向きが変えられた排気ガスは前記減速
装置7内を低速で流れ移動する。
【0057】軸方向の長さが充分長い前記減速室70に
おいて、速度が低減された前記排気ガスの流れの通過時
間が充分長いので、前記排気ガス中の前記ドレン水を充
分失速させて前記減速室70内に充分な時間滞留させて
分離して垂下させ、熱交換ルーム12の上部に突出した
排出口72からドレン水を含まない排気ガスを排出する
ものである。
【0058】前記中和容器40の前記上部室46および
前記減速室70内において前記排気ガスから分離され前
記小孔45を介して滴下された前記ドレン水が、前記中
和剤41によって中和され、中和された前記ドレン水が
前記排水パイプ44を介して排出される。
【0059】上記作用を奏する本第2実施形態のGHP
用排気装置は、前記減速装置7により前記マフラー3か
ら排出された排気ガスを減速することにより前記ドレン
水を分離して、ドレン水を含まない排気ガスを排出する
ので、シンプルな構成によって、排気ガスから前記ドレ
ン水を確実に分離して、ドレン水を含む排気ガスの排出
を防止するという効果を奏する。
【0060】また本第2実施形態のGHP用排気装置
は、前記マフラー3と前記減速室70との間に介挿され
た前記中和器4によってドレン水を中和するとともに、
該中和器4を介して前記減速室70に排気ガスを供給し
て、前記減速室70において排気ガスを減速することに
より前記ドレン水を分離して、ドレン水を含まない排気
ガスを排出するするという効果を奏する。
【0061】さらに本第2実施形態のGHP用排気装置
は、中和剤が充填された中和剤充填部42が、前記中和
器4の下部に配設されているので、前記中和器内におい
て分離され前記小孔45から落下してきた前記ドレン水
を確実に中和して、中和した前記ドレン水を排出すると
いう効果を奏する。
【0062】(第3実施形態)本第3実施形態のGHP
用排気装置は、図3および図4に示されるように中和器
4が、マフラー3から供給された排気ガスの流れの向き
を急激に変え、排気ガスを衝突させるとともに前記ドレ
ン水を付着させる複数の方向変更部48を備えている点
が、前記第2実施形態との相違点であり、以下相違点を
中心に説明する。
【0063】前記中和器4は、矩形の容器40によって
構成され、前記マフラー3の排気管31が、短辺側の一
方の側壁の一端(図3中上端)に開口し、長辺側の対向
する側壁(図3中上下壁)に互い違いになるように一端
が固着された3個の壁部によって方向変更部48を構成
し、トータルの通路長が長いジグザグな通路が形成され
るように構成されている。
【0064】上記構成より成る本第3実施形態のGHP
用排気装置は、前記複数の方向変更部48が、前記マフ
ラー3から供給された排気ガスの流れの向きを180°
変え、排気ガスを流れの向き変更する部分の内壁面に衝
突させることにより、前記排気ガスに含まれる前記ドレ
ン水を前記各内壁面に付着させる。
【0065】軸方向の長さが充分長い前記減速室70に
おいて、速度が低減された前記排気ガスの流れの通過時
間が充分長いので、前記排気ガス中の前記ドレン水を充
分失速させて前記減速室70内に充分な時間滞留させて
分離して垂下させ、熱交換ルーム12の上部に突出した
排出口72からドレン水を含まない排気ガスを排出する
ものである。
【0066】前記中和容器40の前記上部室46の各内
壁および前記減速室内において前記排気ガスから分離さ
れ垂下してきた前記ドレン水が、前記小孔45を介して
下部の中和剤充填部42内に滴下され、前記中和剤41
によって滴下された前記ドレン水が中和され、中和され
た前記ドレン水が前記排水パイプ44を介して排出され
るものである。
【0067】上記作用を奏する本第3実施形態のGHP
用排気装置は、前記複数の方向変更部48が、前記マフ
ラー3から供給された排気ガスの流れの向きを急激に変
え、前記ドレン水が含まれる排気ガスを衝突させるとと
もに、前記ドレン水を付着させるので、前記ドレン水の
捕獲を一層確実にするという効果を奏する。
【0068】また本第3実施形態のGHP用排気装置
は、中和剤が充填された前記中和剤充填部42が、前記
中和器4の下部に配設されているので、前記中和器4内
において分離され落下してきた前記ドレン水を確実に中
和して、中和した前記ドレン水を排出するという効果を
奏する。
【0069】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のGHP用排気装置の説
明図である。
【図2】本発明の第2実施形態のGHP用排気装置の説
明図である。
【図3】本発明の第3実施形態のGHP用排気装置の要
部である中和器を示す平面図である。
【図4】本第3実施形態のGHP用排気装置の要部であ
る中和器を示す側面図である。
【図5】従来の室外機ユニットの一部を示す部分断面図
である。
【図6】従来の排気ガスドレン水処理装置の説明図であ
る。
【図7】従来のGHP用排気装置の説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 排気熱交換器 3 マフラー 7 減速装置 31 排気管 70 減速室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンより排出された排気ガスを排気
    熱交換器によって冷却し、マフラーを介して排出するG
    HP用排気装置において、 前記マフラーから排出された排気ガスを減速することに
    よりドレン水を分離して、ドレン水を含まない排気ガス
    を排出する減速装置を備えていることを特徴とするGH
    P用排気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記減速装置が、前記マフラーに連絡する排気管に比べ
    て充分大きな断面積を有する減速室によって構成されて
    いることを特徴とするGHP用排気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記減速室が、充分な長さおよび容量を備えていること
    を特徴とするGHP用排気装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 一部にドレン水を中和する中和剤が充填された中和器を
    備えていることを特徴とするGHP用排気装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記中和器が、前記マフラーと前記減速室との間に介挿
    され、前記中和器を介して前記減速室に排気ガスが供給
    されるように構成されていることを特徴とするGHP用
    排気装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記中和器が、前記減速室の下部に配設され、前記減速
    室内の分離された前記ドレン水が中和されるように構成
    されていることを特徴とするGHP用排気装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記マフラーから供給された排気ガスを衝突させ、前記
    ドレン水を付着させる衝突壁を備えていることを特徴と
    するGHP用排気装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記マフラーから供給された排気ガスの流れの向きを急
    激に変え、排気ガスを衝突させるとともに前記ドレン水
    を付着させる複数の方向変更部を備えていることを特徴
    とするGHP用排気装置。
  9. 【請求項9】 請求項5において、 中和剤が充填された中和剤充填部が、前記中和器の下部
    に配設されていることを特徴とするGHP用排気装置。
JP2000242320A 2000-08-10 2000-08-10 Ghp用排気装置 Expired - Lifetime JP4635305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000242320A JP4635305B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 Ghp用排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000242320A JP4635305B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 Ghp用排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002054434A true JP2002054434A (ja) 2002-02-20
JP4635305B2 JP4635305B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=18733355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000242320A Expired - Lifetime JP4635305B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 Ghp用排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4635305B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109453569A (zh) * 2018-12-28 2019-03-12 启明星宇节能科技股份有限公司 一种烟水分离系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312615U (ja) * 1986-05-26 1988-01-27
JPH01137706U (ja) * 1988-03-10 1989-09-20
JPH0673315U (ja) * 1993-03-22 1994-10-18 ヤンマーディーゼル株式会社 エンジン据付け用基礎台床の腐食防止装置
JPH0777037A (ja) * 1993-06-22 1995-03-20 Sanyo Electric Co Ltd 排気ガスドレン水処理装置
JPH07259549A (ja) * 1994-03-24 1995-10-09 Yamaha Motor Co Ltd エンジン排気ガス中のドレン水処理装置
JPH10300007A (ja) * 1997-04-21 1998-11-13 Ebara Boiler Kk 気水分離器
JPH10311215A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Yamaha Motor Co Ltd 排ガス浄化用触媒付きエンジン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312615U (ja) * 1986-05-26 1988-01-27
JPH01137706U (ja) * 1988-03-10 1989-09-20
JPH0673315U (ja) * 1993-03-22 1994-10-18 ヤンマーディーゼル株式会社 エンジン据付け用基礎台床の腐食防止装置
JPH0777037A (ja) * 1993-06-22 1995-03-20 Sanyo Electric Co Ltd 排気ガスドレン水処理装置
JPH07259549A (ja) * 1994-03-24 1995-10-09 Yamaha Motor Co Ltd エンジン排気ガス中のドレン水処理装置
JPH10300007A (ja) * 1997-04-21 1998-11-13 Ebara Boiler Kk 気水分離器
JPH10311215A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Yamaha Motor Co Ltd 排ガス浄化用触媒付きエンジン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109453569A (zh) * 2018-12-28 2019-03-12 启明星宇节能科技股份有限公司 一种烟水分离系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4635305B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527892B2 (ja) 一体型オイル分離装置及びマフラ
US4359329A (en) Oil separator for compressors of heat pumps and chillers
EP1000229B1 (en) Marine engine silencing apparatus and method
US4149860A (en) Gas liquid separator
JPH04227442A (ja) 凝縮器
AU2001259249B2 (en) Improved marine engine silencer
JPH0213897A (ja) 格納容器付の原子力原動所
KR20220061264A (ko) 오일 분리 장치, 콘덴서 및 오일 분리 장치나 콘덴서를 이용한 냉동 시스템
AU2001259249A1 (en) Improved marine engine silencer
JP2002054434A (ja) Ghp用排気装置
JP2008119694A (ja) 横型除塵装置
CN211345950U (zh) 油分离装置、冷凝器以及制冷系统
US5633481A (en) Exhaust pipe construction
JP2005133599A (ja) ブリーザ装置
JP2589634Y2 (ja) 塗料ミスト除去装置
JP2005349340A (ja) 横型除塵装置
JP4746572B2 (ja) エンジン排気装置
JP2598572Y2 (ja) ダクタイル鋳鉄用取鍋
CA1093978A (en) Gas liquid separator
JP2579574Y2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP2000018882A (ja) 熱交換装置
JPS59105914A (ja) エンジン駆動式冷凍サイクル装置の排気マフラ
SU1706899A2 (ru) Устройство дл кондиционировани воздуха
JPS5931703Y2 (ja) 真空浸炭炉用カ−ボン捕捉器
JP3304211B2 (ja) 空気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4635305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term