JPH10299812A - 減衰力可変型液圧緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型液圧緩衝器

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JPH10299812A
JPH10299812A JP11215697A JP11215697A JPH10299812A JP H10299812 A JPH10299812 A JP H10299812A JP 11215697 A JP11215697 A JP 11215697A JP 11215697 A JP11215697 A JP 11215697A JP H10299812 A JPH10299812 A JP H10299812A
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JP
Japan
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actuator
piston rod
main body
damping force
output shaft
Prior art date
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Application number
JP11215697A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shimizu
浩行 清水
Toshimitsu Sakaki
敏光 榊
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの出力軸と本体部を、コント
ロールロッドとピストンロッドに対して夫々回転方向に
位置決めした状態で容易に嵌合できるようにする。 【解決手段】 アクチュエータ13の出力軸28とコン
トロールロッド29との嵌合代aを、アクチュエータ1
3の本体部33とピストンロッド19との嵌合代bより
も長く設定する。アクチュエータ13をピストンロッド
19の先端部に取り付ける場合には、まず、アクチュエ
ータ13の出力軸28にコントロールロッド29の先端
部を回転方向に位置決めした状態で嵌合する。この状態
でアクチュエータ13の本体部33を適宜回転調整し
て、本体部33の取付穴37とピストンロッド19の位
置決めをし、その状態で取付穴37にピストンロッド1
9を嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション等に用いられる液圧緩衝器に関し、とりわけ、シ
リンダ内部に設置した減衰力可変機構を、シリンダ外部
のアクチュエータによって回転操作する減衰力可変型液
圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のサスペンションに用いられる液
圧緩衝器として、シリンダ内に収容されるピストンまた
はピストンロッドの内部に減衰力可変機構を設け、この
減衰力可変機構を、ピストンロッドの先端部に固定設置
したアクチュエータによって回転操作するようにしたも
のがある。この減衰力可変型の液圧緩衝器は、通常、減
衰力可変機構とアクチュエータの出力軸とが、ピストン
ロッドを軸方向に貫通するコントロールロッドによって
連結されている。そして、このコントロールロッドは、
予めその基部を減衰力可変機構に連結した状態でピスト
ンロッド内に支持され、アクチュエータをピストンロッ
ドの先端部に取り付ける際に、その先端部がアクチュエ
ータの出力軸に、所謂2面幅による嵌合等によって回転
方向に位置決めされている。
【0003】ところで、この種の液圧緩衝器の場合、ア
クチュエータの回転操作によって所望通りの減衰力を得
られるようにするためには、アクチュエータの初期位置
と減衰力可変機構の初期位置とを正確に位置合わせしな
ければならない。このため、アクチュエータの取り付け
に際しては、アクチュエータの出力軸をコントロールロ
ッドに対して回転方向に位置決めすると同時に、アクチ
ュエータの本体部をピストンロッドに対して回転方向に
位置決めするようにしている。
【0004】具体的には、従来、例えば図5に示すよう
な構造が採用されている。
【0005】同図に示す液圧緩衝器は、アクチュエータ
1の本体部2とピストンロッド3の先端部とが最終的に
図外の別部材を介して固定される構造となっており、こ
れら本体部2とピストンロッド3が固定される前に、ア
クチュエータ1の出力軸4とコントロールロッド5、ア
クチュエータ1の本体部2とピストンロッド3が夫々回
転方向に位置決めされるようになっている。アクチュエ
ータ1の出力軸4とコントロールロッド5の先端部と
は、前述のような所謂2面幅による嵌合等によって回転
方向に位置決めされている。一方、ピストンロッド3の
先端部には軸方向に沿うカット平面6が形成され、アク
チュエータ1の本体部2の下面中央にはボス7が突設さ
れ、このボス7にカット平面6に対応する係合平面8を
有する取付穴9が形成されている。そして、ピストンロ
ッド3とアクチュエータ1の本体部2とは、カット平面
6と係合平面8を合致させるようにしてピストンロッド
3の先端部をボス7の取付穴9に嵌合することにより、
互いが回転方向に位置決めされている。
【0006】尚、この技術は、例えば実開平3−595
43号公報等に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液圧緩衝器においては、アクチュエータ1の出
力軸4とコントロールロッド5の嵌合代がピストンロッ
ド3とアクチュエータ1の本体部2との嵌合代と同じ、
若しくは、短く設定されているため、アクチュエータ1
の取り付けに際して、アクチュエータ1の出力軸4とコ
ントロールロッド5の先端部とを確実に嵌合させること
が難しく、専用の治具を用いて両者4,5の回転方向の
位置合わせをしなければスムーズな嵌合を行うことがで
きないという不具合がある。
【0008】そこで本発明は、特別な治具を用いること
なく容易にアクチュエータの組付けを行うことのできる
減衰力可変型液圧緩衝器を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1にかかる発明は、ピストン
ロッドの内部に、シリンダ内部の減衰力可変機構を操作
するためのコントロールロッドが軸方向に貫通して回転
自在に支持され、アクチュエータの本体部と出力軸とが
夫々前記ピストンロッドとコントロールロッドの各先端
部に回転方向に位置決めした状態で嵌合された減衰力可
変型液圧緩衝器において、前記アクチュエータの出力軸
とコントロールロッドとの嵌合代を、アクチュエータの
本体部とピストンロッドとの嵌合代よりも長く設定する
ようにした。アクチュエータの取り付けに際しては、ま
ず、アクチュエータの出力軸をコントロールロッドの先
端部に対して回転方向に位置決めした状態で嵌合し、そ
の後に、アクチュエータの本体部とピストンロッドを適
宜回転調整して両者の嵌合位置を合わせる。こうして嵌
合位置を合わせた状態でアクチュエータを軸方向を押し
込むことにより、アクチュエータの本体部をピストンロ
ッドの先端部に回転方向に位置決めした状態で嵌合す
る。
【0010】また、請求項2にかかる発明は、ピストン
ロッドの内部に、シリンダ内部の減衰力可変機構を操作
するためのコントロールロッドが軸方向に貫通して回転
自在に支持されると共に、前記ピストンロッドの先端部
に支持部材が結合され、アクチュエータの本体部が有底
円筒状のアクチュエータケース内に回転方向に係止され
て収容され、このアクチュエータの本体部と出力軸とが
夫々前記ピストンロッドとコントロールロッドの各先端
部に回転方向に位置決めした状態で嵌合されると共に、
前記アクチュエータケースの開口端が前記支持部材に嵌
合固定されて成る減衰力可変型液圧緩衝器において、前
記アクチュエータの出力軸とコントロールロッドとの嵌
合代を、アクチュエータの本体部とピストンロッドとの
嵌合代よりも長く設定し、かつ、前記アクチュエータケ
ースと支持部材との嵌合代を、アクチュエータの本体部
とピストンロッドとの嵌合代よりも短く設定するように
した。アクチュエータの取り付けに際しては、予め、ピ
ストンロッドの先端部に支持部材を結合し、アクチュエ
ータケース内にアクチュエータを回転方向に係止した状
態で収容しておき、その状態において、まず、アクチュ
エータの出力軸をコントロールロッドの先端部に対して
回転方向に位置決めした状態で嵌合する。つづいて、ア
クチュエータケースを適宜回転調整してアクチュエータ
の本体部とピストンロッドの嵌合位置を合わせ、その状
態でアクチュエータケースを軸方向に押し込むことによ
って、アクチュエータの本体部をピストンロッドの先端
部に回転方向に位置決した状態で嵌合する。そして、そ
の後アクチュエータケースをさらに軸方向に押し込ん
で、アクチュエータケースの開口端を支持部材に対して
嵌合固定する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1〜
図4に基づいて説明する。
【0012】図2は、本発明にかかる減衰力可変型液圧
緩衝器の全体構成を示すものであり、同図において、1
1は、減衰力可変機構12を内蔵した緩衝器本体、13
は、減衰力可変機構12を操作するためのアクチュエー
タ、14は、本発明における支持部材を兼ねるダストカ
バーである。
【0013】緩衝器本体11は、アウターシリンダ15
とインナーシリンダ16を有する所謂ツインチューブ構
造となっており、アウターシリンダ15の下端にはホィ
ール側に連結されるアイブラケット17が取り付けら
れ、インナーシリンダ16には進退動作に伴って減衰力
を発生するピストン18が摺動自在に収容されている。
ピストン18には、アウターシリンダ15の端面から上
方に延出するピストンロッド19が結合されており、こ
のピストンロッド19の先端部に前記ダストカバー14
を介して有底円筒状のアクチュエータケース20が結合
されている。そして、このアクチュエータケース20の
頂部面には、車体側に結合されるアイブラケット21が
取り付けられている。尚、減衰力発生機構12はピスト
ンロッド19の基部に内蔵されている。
【0014】ピストンロッド19の先端側には段差状の
支持面22が形成され、さらに、この支持面22よりも
先端側には雄螺子23が切られると共に、少なくともこ
の雄螺子23の切られた部分よりも先端側には軸方向に
沿う二つのカット平面24,24が互いが平行になるよ
うに設けられている(図1及び図3参照)。したがっ
て、ピストンロッド19の先端部は所謂2面幅形状とな
っている。
【0015】ダストカバー14は、緩衝器本体11の上
半部を囲繞する円筒状のカバー筒25と、このカバー筒
25の上端部に溶接されるキャップ26とから成り、こ
のキャップ26部分がピストンロッド19の先端に嵌挿
され、その状態においてピストンロッド19の先端にナ
ット27が螺合されて、支持面22上に締め付け固定さ
れている。尚、この状態においてピストンロッド19の
先端部は設定長さ分だけナット27から上方に突出して
いる。
【0016】また、ピストンロッド19には、アクチュ
エータ13の出力軸28と減衰力可変機構12を連結す
るためのコントロールロッド29が軸方向に貫通して回
転自在に支持されている。このコントロールロッド29
は、その基部がピストンロッド19の内部で減衰力可変
機構12に結合されると共に、先端部がアクチュエータ
13の出力軸28に位置決め状態で嵌合されるようにな
っている。このコントロールロッド29の先端部は、ピ
ストンロッド19の先端部と同様に互いに平行な二つカ
ット平面30,30が設けられて、所謂2面幅形状とな
っており、ピストンロッド19の先端面から上方に向か
って設定量突出している。
【0017】一方、アクチュエータ13は、図1に示す
ように、ステータ31やマグネット32等を内装する円
柱状の本体部33に出力軸28が回転可能に支持されて
成り、出力軸28は本体部33の下面から下方に向かっ
て設定量突出している。そして、この出力軸28の下端
には、前記コントロールロッド29の先端部が嵌入され
る係止溝34が設けられている。この係止溝34は互い
に平行な二つの係合平面35,35(図2,図4参照)
を有し、コントロールロッド29の先端部が嵌入される
際に、コントロールロッド29のカット平面30がこの
係合平面35に当接して、コントロールロッド29と出
力軸28が回転方向に互いに位置決めされるようになっ
ている。
【0018】さらに、アクチュエータ13の本体部33
の下面にはボス36が突設されており、このボス36に
ピストンロッド19の先端部が嵌合される取付穴37が
形成されている。この取付穴37は互いに平行な二つの
係合平面38を有し、ボス36の取付穴37にピストン
ロッド19が嵌合される際に、この係合平面38にピス
トンロッド19のカット平面24が当接して、アクチュ
エータ13の本体部33とピストンロッド19が回転方
向に互いに位置決めされるようになっている。
【0019】また、アクチュエータケース20内には、
アクチュエータ13の本体部33がウェーブワッシャ3
9を介して収容されるが、アクチュエータケース20の
周壁には図2に示すようにハーネス引き出し孔40が形
成されており、アクチュエータ13の本体部33に接続
されたハーネス41がこの引き出し孔40からアクチュ
エータケース20の外部に引き出され、さらにグロメッ
ト42を介してこの引き出し孔40に支持されるように
なっている。そして、このグロメット42は、アクチュ
エータケース20の周壁にビス43止めされるブラケッ
ト44によって支持され、それによって引き出し孔40
からの脱落が防止されている。
【0020】アクチュエータ13はピストンロッド19
の先端部に取り付けられる前に上述のように予めアクチ
ュエータケース20内に収容されるが、この状態におい
て、アクチュエータ13の本体部33はウェーブワッシ
ャ39の圧接力と、引き出し孔40に支持されているハ
ーネス41による拘束力とにより、アクチュエータケー
ス20に回転を係止されている。尚、アクチュエータ1
3の本体部33とアクチュエータケース20の回転方向
の係止は、一方側に軸方向に沿う溝を形成し、他方側に
突起を形成して、これら突起と溝の係合によって行うよ
うにしても良い。
【0021】また、アクチュエータケース20の開口端
の内周縁部には段状に切削された環状溝45が形成され
ており、この環状溝45部分がダストカバー14のキャ
ップ26の肩部に嵌合されるようになっている。
【0022】ここで、アクチュエータ13をアクチュエ
ータケース20と共にピストンロッド19の先端部に取
り付ける場合には、アクチュエータ13の出力軸28と
コントロールロッド29の先端部、アクチュエータ13
の本体部33とピストンロッド19の先端部、アクチュ
エータケース20の開口端とキャップ26の肩部が夫々
互いに嵌合されるが、これらの各嵌合代a,b,cは以
下のような関係に設定されている。
【0023】a>b>c ただし、aは、アクチュエータ13の出力軸28とコン
トロールロッド29の先端部との嵌合代、bは、アクチ
ュエータ13の本体部33とピストンロッド19の先端
部との嵌合代、cは、アクチュエータケース20の開口
端とキャップ26の肩部との嵌合代を夫々示すものとす
る。
【0024】以上の構成において、ダストカバー14、
アクチュエータ13、及び、アクチュエータケース20
は、次のようにして緩衝器本体11に組み付けられる。
【0025】まず、ダストカバー14のキャップ26部
分を、緩衝器本体11のピストンロッド19の先端部に
嵌挿し、その状態においてピストンロッド19の先端部
にナット27を螺合して、ダストカバー14をピストン
ロッド19の支持面22上に締付け固定する。
【0026】この後、ピストンロッド19の先端部にア
クチュエータ13をアクチュエータケース20と共に取
り付けるが、アクチュエータケース20には、予め、ア
イブラケット21を溶接し、その内部にアクチュエータ
13を嵌入しておく。そして、このときアクチュエータ
13のハーネス41は引き出し孔40に挿通し、グロメ
ット42と、それを支持するブラケット44を介してア
クチュエータケース20に固定しておく。
【0027】また、ピストンロッド19とコントロール
ロッド29、アクチュエータ13の本体部33と出力軸
28は夫々概ねの回転方向の相対位置を予め合わせてお
く。
【0028】この状態において、作業者がアクチュエー
タケース20を把持してピストンロッド19に近接さ
せ、アクチュエータ13の出力軸28の係止溝34にコ
ントロールロッド29の先端部を嵌合する。これによ
り、コントロールロッド29のカット平面30が係止溝
34の係合平面35に当接し、アクチュエータ13の出
力軸28とコントロールロッド29が互いに回転方向に
正確に位置決めされる。
【0029】次に、この状態において、作業者がアクチ
ュエータケース20を適宜回転調整してピストンロッド
19の先端部とアクチュエータ13の本体部33の回転
方向の位置合わせをし、その後にアクチュエータ13を
軸方向に押し込んで、ピストンロッド19の先端部を、
本体部33のボス36に形成された取付穴37内に嵌合
する。これにより、ピストンロッド19のカット平面2
4が取付穴37の係合平面38に当接し、アクチュエー
タ13の本体部33とピストンロッド19が回転方向に
位置決めされる。尚、アクチュエータケース20とキャ
ップ26の嵌合代cは、アクチュエータ13の本体部3
3とピストンロッド19の嵌合代bよりも短く設定され
ているため、ピストンロッド19の先端部をアクチュエ
ータ13側の取付穴37に位置合わせするためにアクチ
ュエータケース20を回転調整する際には、アクチュエ
ータケース20とキャップ26は依然嵌合されていな
い。したがって、アクチュエータケース20はキャップ
26によって回転を阻害されることがなく、容易に回転
調整を行うことができる。
【0030】そして、最後にアクチュエータケース20
をさらに軸方向に押し込んで、アクチュエータケース2
0の開口端をダストカバー14のキャップ26に嵌合
し、その状態においてアクチュエータケース20をダス
トカバー14のキャップ26に対して溶接固定する。
【0031】本発明にかかるこの液圧緩衝器は、以上の
ようにコントロールロッド29と出力軸28を先に嵌合
した状態において、アクチュエータ13の本体部33を
アクチュエータケース20と共に適宜回転調整して、ア
クチュエータ13の本体部33側の取付孔37をピスト
ンロッド19の先端部に嵌合することができるため、特
別な治具を用いることなく、アクチュエータ13の出力
軸28とコントロールロッド29、アクチュエータ13
の本体部33とピストンロッド19を夫々回転方向に位
置決めした状態で容易に嵌合することができる。
【0032】尚、本発明の実施例は以上で説明したもの
に限るものではなく、例えば、コントロールロッドとア
クチュエータの出力軸との嵌合や、ピストンロッドとア
クチュエータの本体部との嵌合は、上述の所謂2面幅に
よる嵌合に代えて所謂Dカットによる嵌合としても良
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1にかかる発明は、
アクチュエータの出力軸とコントロールロッドとの嵌合
代を、アクチュエータの本体部とピストンロッドとの嵌
合代よりも長く設定したため、アクチュエータを取り付
けるに際して、アクチュエータの出力軸をコントロール
ロッドに対して回転方向に位置決めした状態で嵌合した
後に、アクチュエータの本体部を適宜回転調整してその
本体部をピストンロッドの先端部に回転方向に位置決め
した状態で嵌合することができ、したがって、特別な治
具を用いることなく容易にアクチュエータの組付けを行
うことのできる。
【0034】また、請求項2にかかる発明は、アクチュ
エータの出力軸とコントロールロッドとの嵌合代を、ア
クチュエータの本体部とピストンロッドとの嵌合代より
も長く設定し、かつ、アクチュエータケースと支持部材
との嵌合代を、アクチュエータの本体部とピストンロッ
ドとの嵌合代よりも短く設定したため、アクチュエータ
をアクチュエータケースと共にピストンロッドに取り付
けるに際して、最初に、アクチュエータの出力軸をコン
トロールロッドに対して回転方向に位置決めした状態で
嵌合した後に、アクチュエータケースを適宜回転調整し
て、アクチュエータの本体部をピストンロッドの先端部
に回転方向に位置決めした状態で嵌合し、最後にアクチ
ュエータケースを支持部材に嵌合固定することができ
る。したがって、この発明によれば、特別な治具を用い
ることなく容易にアクチュエータ及びアクチュエータケ
ースの取り付けを行うことができる。とりわけ、アクチ
ュエータケースを回転調整してアクチュエータの本体部
とピストンロッドの嵌合位置を合わせる際には、その時
点でアクチュエータケースが支持部材に嵌合されないた
め、両者の位置合わせはアクチュエータケースと支持部
材によって何ら阻害されることがなく容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のC−C線に沿う
拡大断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施例を示す図1のB−B線に沿う断面図。
【図5】従来の技術を示す部分断面側面図。
【符号の説明】
12…減衰力可変機構、 13…アクチュエータ、 14…ダストカバー(支持部材)、 15…アウターシリンダ(シリンダ)、 16…インナーシリンダ(シリンダ)、 19…ピストンロッド、 20…アクチュエータケース、 28…出力軸、 29…コントロールロッド、 33…本体部、 a,b,c…嵌合代。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドの内部に、シリンダ内部
    の減衰力可変機構を操作するためのコントロールロッド
    が軸方向に貫通して回転自在に支持され、アクチュエー
    タの本体部と出力軸とが夫々前記ピストンロッドとコン
    トロールロッドの各先端部に回転方向に位置決めした状
    態で嵌合された減衰力可変型液圧緩衝器において、 前記アクチュエータの出力軸とコントロールロッドとの
    嵌合代を、アクチュエータの本体部とピストンロッドと
    の嵌合代よりも長く設定したことを特徴とする減衰力可
    変型液圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 ピストンロッドの内部に、シリンダ内部
    の減衰力可変機構を操作するためのコントロールロッド
    が軸方向に貫通して回転自在に支持されると共に、前記
    ピストンロッドの先端部に支持部材が結合され、アクチ
    ュエータの本体部が有底円筒状のアクチュエータケース
    内に回転方向に係止されて収容され、このアクチュエー
    タの本体部と出力軸とが夫々前記ピストンロッドとコン
    トロールロッドの各先端部に回転方向に位置決めした状
    態で嵌合されると共に、前記アクチュエータケースの開
    口端が前記支持部材に嵌合固定されて成る減衰力可変型
    液圧緩衝器において、 前記アクチュエータの出力軸とコントロールロッドとの
    嵌合代を、アクチュエータの本体部とピストンロッドと
    の嵌合代よりも長く設定し、かつ、前記アクチュエータ
    ケースと支持部材との嵌合代を、アクチュエータの本体
    部とピストンロッドとの嵌合代よりも短く設定したこと
    を特徴とする減衰力可変型液圧緩衝器。
JP11215697A 1997-04-30 1997-04-30 減衰力可変型液圧緩衝器 Pending JPH10299812A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248160A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nippon Oil Corp 緩衝器用油圧作動油組成物及び緩衝器における減衰力向上方法
JP2011117493A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Kyb Co Ltd フロントフォーク

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