JPH10299575A - 内燃エンジン - Google Patents
内燃エンジンInfo
- Publication number
- JPH10299575A JPH10299575A JP9112408A JP11240897A JPH10299575A JP H10299575 A JPH10299575 A JP H10299575A JP 9112408 A JP9112408 A JP 9112408A JP 11240897 A JP11240897 A JP 11240897A JP H10299575 A JPH10299575 A JP H10299575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- air vent
- internal combustion
- combustion engine
- oil reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/02—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M17/00—Carburettors having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of preceding main groups F02M1/00 - F02M15/00
- F02M17/02—Floatless carburettors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/04—Air cleaners specially arranged with respect to engine, to intake system or specially adapted to vehicle; Mounting thereon ; Combinations with other devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M9/00—Carburettors having air or fuel-air mixture passage throttling valves other than of butterfly type; Carburettors having fuel-air mixing chambers of variable shape or position
- F02M9/02—Carburettors having air or fuel-air mixture passage throttling valves other than of butterfly type; Carburettors having fuel-air mixing chambers of variable shape or position having throttling valves, e.g. of piston shape, slidably arranged transversely to the passage
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エアベントからの燃料の流出の問題を解決でき
る内燃エンジンの提供。 【解決手段】燃料タンク(56)の上方に設けられたエ
アベント(60)を有する気化器(54)に燃料を供給
し、過剰に供給された燃料を燃料タンク(56)に戻す
燃料循環経路(6、22、8)を有し、該燃料循環経路
の燃料の戻し側に設けられたエアベント(60)を有す
る内燃エンジン(50)であって、更に油溜室(58)
を有し、該油溜室(58)にエアベント(60)が連通
されており、油溜室(58)には空気抜き部(70)が
設けられ、これにより燃料タンク(56)から燃料循環
経路(6、22、8)の戻し側(8)を介してエアベン
ト(60)から漏れ出た燃料が油溜室(58)に貯留さ
れることを特徴とする内燃エンジン。
る内燃エンジンの提供。 【解決手段】燃料タンク(56)の上方に設けられたエ
アベント(60)を有する気化器(54)に燃料を供給
し、過剰に供給された燃料を燃料タンク(56)に戻す
燃料循環経路(6、22、8)を有し、該燃料循環経路
の燃料の戻し側に設けられたエアベント(60)を有す
る内燃エンジン(50)であって、更に油溜室(58)
を有し、該油溜室(58)にエアベント(60)が連通
されており、油溜室(58)には空気抜き部(70)が
設けられ、これにより燃料タンク(56)から燃料循環
経路(6、22、8)の戻し側(8)を介してエアベン
ト(60)から漏れ出た燃料が油溜室(58)に貯留さ
れることを特徴とする内燃エンジン。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背負式作業機等に搭載
される小型空冷式二サイクルガソリンエンジン等の内燃
エンジンに関し、特に、循環式気化器を有する内燃エン
ジンに関する。
される小型空冷式二サイクルガソリンエンジン等の内燃
エンジンに関し、特に、循環式気化器を有する内燃エン
ジンに関する。
【0002】
【従来技術】従来から、内燃エンジンで駆動される、例
えば、刈払機、薬剤散布機、パワーブロー等の動力作業
機が知られており、その中には、循環式気化器を備えた
内燃エンジンを搭載したものがある。図5は、従来の循
環式気化器の一例を概略的に示している。図5を参照し
つつ、一般的な循環式気化器2の構造を説明すると、該
気化器2の下方には燃料タンク4が設けられており、前
記気化器2は、前記燃料タンク4内に貯蔵された燃料
を、吸入パイプ6を介して上方の燃料チャンバ22に供
給し、更に、過剰の燃料をリターンパイプ8を介して前
記燃料タンク4に戻す燃料循環経路を有する。
えば、刈払機、薬剤散布機、パワーブロー等の動力作業
機が知られており、その中には、循環式気化器を備えた
内燃エンジンを搭載したものがある。図5は、従来の循
環式気化器の一例を概略的に示している。図5を参照し
つつ、一般的な循環式気化器2の構造を説明すると、該
気化器2の下方には燃料タンク4が設けられており、前
記気化器2は、前記燃料タンク4内に貯蔵された燃料
を、吸入パイプ6を介して上方の燃料チャンバ22に供
給し、更に、過剰の燃料をリターンパイプ8を介して前
記燃料タンク4に戻す燃料循環経路を有する。
【0003】前記気化器2の作用を説明すると、例え
ば、図示しない小型空冷式二サイクルガソリンエンジン
等の内燃エンジンの始動前に、前記気化器2に設けられ
たプライミングポンプのバルブ10を手で押してから離
すと、該バルブ10の内部のポンプ室12の圧力が負圧
となる。それにより、吸入逆止弁14が開く一方、吐出
逆止弁16が閉じ、前記両逆止弁14及び16間のダイ
ヤフラム20で画成されたダイヤフラム室18内も負圧
となる。その結果、前記燃料タンク4内の燃料が、前記
吸入パイプ6及び前記吸入逆止弁14を介して、前記ポ
ンプ室12内に流入する。次いで、前記バルブ10を再
び押すと、前記ポンプ室12内が正圧になり、前記吸入
逆止弁14が閉じ、他方、前記吐出逆止弁16が開き、
前記ポンプ室12内を満たしている燃料が、前記ダイヤ
フラム室18内に、更には、前記燃料チャンバ22に送
り出される。前記バルブ10を押したり放したりする動
作を、前記燃料チャンバ22が燃料で満たされるまで、
数回繰り返す。
ば、図示しない小型空冷式二サイクルガソリンエンジン
等の内燃エンジンの始動前に、前記気化器2に設けられ
たプライミングポンプのバルブ10を手で押してから離
すと、該バルブ10の内部のポンプ室12の圧力が負圧
となる。それにより、吸入逆止弁14が開く一方、吐出
逆止弁16が閉じ、前記両逆止弁14及び16間のダイ
ヤフラム20で画成されたダイヤフラム室18内も負圧
となる。その結果、前記燃料タンク4内の燃料が、前記
吸入パイプ6及び前記吸入逆止弁14を介して、前記ポ
ンプ室12内に流入する。次いで、前記バルブ10を再
び押すと、前記ポンプ室12内が正圧になり、前記吸入
逆止弁14が閉じ、他方、前記吐出逆止弁16が開き、
前記ポンプ室12内を満たしている燃料が、前記ダイヤ
フラム室18内に、更には、前記燃料チャンバ22に送
り出される。前記バルブ10を押したり放したりする動
作を、前記燃料チャンバ22が燃料で満たされるまで、
数回繰り返す。
【0004】次いで、内燃エンジンが始動すると、図示
していないクランク室内の圧力パルス(正負の脈圧)
が、パルス通路24を介して前記ダイヤフラム20の裏
側に作用することによって、前記ダイヤフラム室18内
の圧力が変動し、前記ダイヤフラム20の連続する鼓動
によって、前記燃料タンク4内の燃料が、前記吸入パイ
プ6を介して連続的に前記燃料チャンバ22に送り出さ
れる。更に、前記燃料チャンバ22に供給された燃料
は、メインジェット26で計量されてニードルジェット
28から噴出され、混合気となって前記エンジンのシリ
ンダに吸入される。前記燃料チャンバ22内に連続的に
供給されて過剰となった燃料は、堰29から溢れ、前記
リターンパイプ8を介して前記燃料タンク4に還元され
る。なお、前記気化器2のベンチュリ部30の空気流入
側には、エアクリーナ32が設けられている。
していないクランク室内の圧力パルス(正負の脈圧)
が、パルス通路24を介して前記ダイヤフラム20の裏
側に作用することによって、前記ダイヤフラム室18内
の圧力が変動し、前記ダイヤフラム20の連続する鼓動
によって、前記燃料タンク4内の燃料が、前記吸入パイ
プ6を介して連続的に前記燃料チャンバ22に送り出さ
れる。更に、前記燃料チャンバ22に供給された燃料
は、メインジェット26で計量されてニードルジェット
28から噴出され、混合気となって前記エンジンのシリ
ンダに吸入される。前記燃料チャンバ22内に連続的に
供給されて過剰となった燃料は、堰29から溢れ、前記
リターンパイプ8を介して前記燃料タンク4に還元され
る。なお、前記気化器2のベンチュリ部30の空気流入
側には、エアクリーナ32が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記エアベント23
は、前記燃料循環経路の下流側、すなわち燃料の戻し側
の前記リターンパイプ8を介して、前記燃料タンク4に
も連通しており、例えば、真夏期等のきわめて高い外気
温によって、該燃料タンク4内の上部空間の空気及び気
化した燃料が加熱されて膨張したとき、前記エアベント
23によって前記燃料タンク4の通気が行われ、その内
部が大気圧に保たれる。しかし、例えば、作業者が前記
内燃エンジンを搭載した背負式作業機を背負って作業す
るとき、該背負式作業機は直立状態から傾倒状態に倒さ
れる等、姿勢が大きく変動せしめられる場合がある。こ
のような場合に、前記燃料タンク4内の燃料の液面が、
図5に実線で示す位置から、点線で示す位置になり、前
記リターンパイプ8の下端部が燃料で閉塞されてしまう
場合がある。このような状態で、前記のように燃料タン
ク4内の空間の空気及び気化した燃料が加熱されて膨張
すると、燃料が前記エアベント23から外に漏れ出る恐
れがある。
は、前記燃料循環経路の下流側、すなわち燃料の戻し側
の前記リターンパイプ8を介して、前記燃料タンク4に
も連通しており、例えば、真夏期等のきわめて高い外気
温によって、該燃料タンク4内の上部空間の空気及び気
化した燃料が加熱されて膨張したとき、前記エアベント
23によって前記燃料タンク4の通気が行われ、その内
部が大気圧に保たれる。しかし、例えば、作業者が前記
内燃エンジンを搭載した背負式作業機を背負って作業す
るとき、該背負式作業機は直立状態から傾倒状態に倒さ
れる等、姿勢が大きく変動せしめられる場合がある。こ
のような場合に、前記燃料タンク4内の燃料の液面が、
図5に実線で示す位置から、点線で示す位置になり、前
記リターンパイプ8の下端部が燃料で閉塞されてしまう
場合がある。このような状態で、前記のように燃料タン
ク4内の空間の空気及び気化した燃料が加熱されて膨張
すると、燃料が前記エアベント23から外に漏れ出る恐
れがある。
【0006】そこで、本発明は、このようなエアベント
からの燃料の流出の問題を、既存の装置の全体寸法及び
設計的制約の中で、効果的に解決することができる内燃
エンジンを提供することを目的とする。
からの燃料の流出の問題を、既存の装置の全体寸法及び
設計的制約の中で、効果的に解決することができる内燃
エンジンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、燃
料タンク(56)の上方に設けられたエアベント(6
0)を有する気化器(54)に燃料を供給し、過剰に供
給された燃料を前記燃料タンク(56)に戻す燃料循環
経路(6、22、8)を有する内燃エンジン(50)で
あって、更に、油溜室(58)を有し、該油溜室(5
8)に前記エアベント(60)が連通されており、前記
油溜室(58)には空気抜き部(70)が設けられ、こ
れにより、前記燃料タンク(56)から前記燃料循環経
路(6、22、8)を介して前記エアベント(60)か
ら漏れ出た燃料が、前記油溜室(58)に貯留される、
ことを特徴とする内燃エンジン(50)によって達成す
ることができる。
料タンク(56)の上方に設けられたエアベント(6
0)を有する気化器(54)に燃料を供給し、過剰に供
給された燃料を前記燃料タンク(56)に戻す燃料循環
経路(6、22、8)を有する内燃エンジン(50)で
あって、更に、油溜室(58)を有し、該油溜室(5
8)に前記エアベント(60)が連通されており、前記
油溜室(58)には空気抜き部(70)が設けられ、こ
れにより、前記燃料タンク(56)から前記燃料循環経
路(6、22、8)を介して前記エアベント(60)か
ら漏れ出た燃料が、前記油溜室(58)に貯留される、
ことを特徴とする内燃エンジン(50)によって達成す
ることができる。
【0008】本発明においては、前記内燃エンジン(5
0)が直立状態にあるとき、前記燃料循環経路(6、2
2、8)及び前記燃料タンク(56)は、前記エアベン
ト(60)、前記油溜室(58)、更には、前記空気抜
き部(70)を介して大気に連通される。一方、前記内
燃エンジン(50)が傾倒状態にされ、前記燃料燃料循
環経路(6、22、8)の戻し側(8)の下流側が前記
燃料タンク(56)内の燃料で閉塞されたとき、前記燃
料タンク(56)内の燃料が、前記燃料タンク(56)
内の空気及び/又は気化した燃料の膨張により押し出さ
れて、前記エアベント(60)から漏れ出る場合があ
る。このようにして前記エアベント(60)から漏れ出
た燃料は、前記油溜室(58)に流入し、そこに貯留さ
れる。従って、漏れ出た燃料が前記内燃エンジン(5
0)の外に流出して作業者の衣服を汚したり、農作物に
付着してしまう等の問題が生じるのを、未然に防止する
ことができる。
0)が直立状態にあるとき、前記燃料循環経路(6、2
2、8)及び前記燃料タンク(56)は、前記エアベン
ト(60)、前記油溜室(58)、更には、前記空気抜
き部(70)を介して大気に連通される。一方、前記内
燃エンジン(50)が傾倒状態にされ、前記燃料燃料循
環経路(6、22、8)の戻し側(8)の下流側が前記
燃料タンク(56)内の燃料で閉塞されたとき、前記燃
料タンク(56)内の燃料が、前記燃料タンク(56)
内の空気及び/又は気化した燃料の膨張により押し出さ
れて、前記エアベント(60)から漏れ出る場合があ
る。このようにして前記エアベント(60)から漏れ出
た燃料は、前記油溜室(58)に流入し、そこに貯留さ
れる。従って、漏れ出た燃料が前記内燃エンジン(5
0)の外に流出して作業者の衣服を汚したり、農作物に
付着してしまう等の問題が生じるのを、未然に防止する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によれば、前
記油溜室(58)の下部に前記エアベント(60)から
の流入口(74)が設けられ、該流入口(74)は前記
エアベント(60)より上方に配置されている、ことを
特徴とする前記内燃エンジン(50)によって達成する
ことができる。前記油溜室(58)内に貯留された燃料
は、前記内燃エンジン(50)が直立状態に戻され、前
記燃料循環経路(6、22、8)が燃料によって閉塞さ
れなくなったとき、自重によって、前記流入口(74)
から下方に位置する前記エアベント(60)に向かって
流れ、更に、前記燃料循環経路(6、22、8)を介し
て前記燃料タンク(56)に自動的に戻される。これに
より、前記気化器54の燃料の完全な循環システムが確
立される。
記油溜室(58)の下部に前記エアベント(60)から
の流入口(74)が設けられ、該流入口(74)は前記
エアベント(60)より上方に配置されている、ことを
特徴とする前記内燃エンジン(50)によって達成する
ことができる。前記油溜室(58)内に貯留された燃料
は、前記内燃エンジン(50)が直立状態に戻され、前
記燃料循環経路(6、22、8)が燃料によって閉塞さ
れなくなったとき、自重によって、前記流入口(74)
から下方に位置する前記エアベント(60)に向かって
流れ、更に、前記燃料循環経路(6、22、8)を介し
て前記燃料タンク(56)に自動的に戻される。これに
より、前記気化器54の燃料の完全な循環システムが確
立される。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照しつつ、本発明にか
かる好ましい実施例について説明する。図1は、本実施
例にかかる内燃エンジンを搭載した背負式作業機の本体
の要部破断側面図である。図1に示す背負式作業機の内
燃エンジン50は、例えば、排気量25cc程度の空冷
式二サイクルガソリンエンジンであり、図5に示す従来
の循環式気化器2と実質的に同一構造の気化器54と、
該気化器54の下方に設けられた燃料タンク56と、前
記気化器54の側方に設けられたエアクリーナ57と、
該エアクリーナ57の内部空間の上部に、エアクリーナ
ケース本体57aの上部壁によって互いに分離された空
間を画成して設けられた油溜室58とを有し、該油溜室
58は、前記気化器54のエアベント60に管62によ
って連通されている。前記内燃エンジン50の全体が背
負い架64によって支持されており、作業者はストラッ
プ66を肩に掛けて、前記背負い架64を背負うように
なっている。背負式作業機には、例えば、刈払機、薬剤
散布機、パワーブロー等の種々の作業機がある。その
内、例えば、刈払機の場合には、刈刃に連結された出力
軸が、前記エンジン52の駆動シャフト67に駆動上連
結されて、回転駆動される。
かる好ましい実施例について説明する。図1は、本実施
例にかかる内燃エンジンを搭載した背負式作業機の本体
の要部破断側面図である。図1に示す背負式作業機の内
燃エンジン50は、例えば、排気量25cc程度の空冷
式二サイクルガソリンエンジンであり、図5に示す従来
の循環式気化器2と実質的に同一構造の気化器54と、
該気化器54の下方に設けられた燃料タンク56と、前
記気化器54の側方に設けられたエアクリーナ57と、
該エアクリーナ57の内部空間の上部に、エアクリーナ
ケース本体57aの上部壁によって互いに分離された空
間を画成して設けられた油溜室58とを有し、該油溜室
58は、前記気化器54のエアベント60に管62によ
って連通されている。前記内燃エンジン50の全体が背
負い架64によって支持されており、作業者はストラッ
プ66を肩に掛けて、前記背負い架64を背負うように
なっている。背負式作業機には、例えば、刈払機、薬剤
散布機、パワーブロー等の種々の作業機がある。その
内、例えば、刈払機の場合には、刈刃に連結された出力
軸が、前記エンジン52の駆動シャフト67に駆動上連
結されて、回転駆動される。
【0011】ここで、本実施例にかかる前記気化器5
4、前記燃料タンク56、前記エアクリーナ57、及
び、前記エアベント60はそれぞれ、図5に示す従来の
前記気化器2、前記燃料タンク4、前記エアクリーナ3
2、前記エアベント23と同様の構成及び作用を有する
ので、繰り返しの説明を回避するため、これらについて
の説明は省略する。また、同様に、本実施例にかかる前
記吸入パイプ6、前記燃料チャンバ22、更に、前記リ
ターンパイプ8からなる従来の燃料循環経路と同じ燃料
循環経路を有する。従って、前記燃料循環経路の構成要
素については、既に説明したので、これらの説明も省略
し、必要に応じて図5を参照しつつ、同じ符号で引用す
る。図2は、図1に示すエアクリーナ、油溜室、及び、
エアベントの連通関係を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。また、図3は、図1に示す内燃エンジンの要部破断
後面図である。更に、図4は、図2に示す着脱自在なエ
アクリーナのカバー68を取り外した、図2に示すIV−
IV矢視図である。
4、前記燃料タンク56、前記エアクリーナ57、及
び、前記エアベント60はそれぞれ、図5に示す従来の
前記気化器2、前記燃料タンク4、前記エアクリーナ3
2、前記エアベント23と同様の構成及び作用を有する
ので、繰り返しの説明を回避するため、これらについて
の説明は省略する。また、同様に、本実施例にかかる前
記吸入パイプ6、前記燃料チャンバ22、更に、前記リ
ターンパイプ8からなる従来の燃料循環経路と同じ燃料
循環経路を有する。従って、前記燃料循環経路の構成要
素については、既に説明したので、これらの説明も省略
し、必要に応じて図5を参照しつつ、同じ符号で引用す
る。図2は、図1に示すエアクリーナ、油溜室、及び、
エアベントの連通関係を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。また、図3は、図1に示す内燃エンジンの要部破断
後面図である。更に、図4は、図2に示す着脱自在なエ
アクリーナのカバー68を取り外した、図2に示すIV−
IV矢視図である。
【0012】図2〜図4を参照しつつ詳細に説明する
と、前記油溜室58は、前記燃料タンク56内の気化し
た燃料や空気が、例えば、外気の温度が上昇したために
膨張し、燃料が前記燃料タンク56から前記リターンパ
イプ8(図5参照)を介して逆流して、前記エアベント
60から漏れ出た燃料を一時的に貯留する空間である。
前記油溜室58は、背負式作業機の小形化の要請によ
り、図2に示すように、既存の前記エアクリーナのカバ
ー68と前記エアクリーナケース本体57aとで画成さ
れたの内部空間の上部に設けられている。前記油溜室5
8は、図4に示すように、筒状のフィルターエレメント
81等、他の部品との干渉を回避するため、凹部が形成
された形状を有する。本実施例にかかる前記内燃エンジ
ン50の通常の程度の気温の上昇によって漏れ出る燃料
の量は、多く見積もっても30cc以下であり、従っ
て、本実施例における前記油溜室58は、若干余裕を持
たせた35ccの容量を有する。
と、前記油溜室58は、前記燃料タンク56内の気化し
た燃料や空気が、例えば、外気の温度が上昇したために
膨張し、燃料が前記燃料タンク56から前記リターンパ
イプ8(図5参照)を介して逆流して、前記エアベント
60から漏れ出た燃料を一時的に貯留する空間である。
前記油溜室58は、背負式作業機の小形化の要請によ
り、図2に示すように、既存の前記エアクリーナのカバ
ー68と前記エアクリーナケース本体57aとで画成さ
れたの内部空間の上部に設けられている。前記油溜室5
8は、図4に示すように、筒状のフィルターエレメント
81等、他の部品との干渉を回避するため、凹部が形成
された形状を有する。本実施例にかかる前記内燃エンジ
ン50の通常の程度の気温の上昇によって漏れ出る燃料
の量は、多く見積もっても30cc以下であり、従っ
て、本実施例における前記油溜室58は、若干余裕を持
たせた35ccの容量を有する。
【0013】前記油溜室58を形成する前記エアクリー
ナケース本体57aの外部に露出した外側壁57a’の
上端部には、空気抜き部70が凹入形成されている。ご
みの侵入や汚れの堆積による該空気抜き部70の閉塞を
防止するために、凹入上端部に水平方向に燃料液滴等で
閉塞されない最小限の大きさの小孔82を開口してい
る。また、前記油溜室58内部へのごみ等の侵入を防止
するために、前記空気抜き部70内には、通気性を良好
にせしめるために、前記小孔82の位置より若干手前に
フィルター72が嵌め込まれている。前記油溜室58の
外側壁57a’の下端部には、前記油溜室58への燃料
の流入口74が設けられ、該流入口74から水平方向外
方に管状接続部76が突出しており、前記管62の一端
がそこに接続されている。また、図2を見て分かるよう
に、前記気化器54の前記エアベント60は、前記流入
口74の下方に位置している。前記エアベント60から
管状接続部78が上方に向けて突出しており、前記管6
2の他端がそこに接続されて、前記エアベント60と前
記流入口74が連通している。
ナケース本体57aの外部に露出した外側壁57a’の
上端部には、空気抜き部70が凹入形成されている。ご
みの侵入や汚れの堆積による該空気抜き部70の閉塞を
防止するために、凹入上端部に水平方向に燃料液滴等で
閉塞されない最小限の大きさの小孔82を開口してい
る。また、前記油溜室58内部へのごみ等の侵入を防止
するために、前記空気抜き部70内には、通気性を良好
にせしめるために、前記小孔82の位置より若干手前に
フィルター72が嵌め込まれている。前記油溜室58の
外側壁57a’の下端部には、前記油溜室58への燃料
の流入口74が設けられ、該流入口74から水平方向外
方に管状接続部76が突出しており、前記管62の一端
がそこに接続されている。また、図2を見て分かるよう
に、前記気化器54の前記エアベント60は、前記流入
口74の下方に位置している。前記エアベント60から
管状接続部78が上方に向けて突出しており、前記管6
2の他端がそこに接続されて、前記エアベント60と前
記流入口74が連通している。
【0014】以下、前記油溜室58の作用を説明する。
まず、前記内燃エンジン50が直立状態にあるときに、
前記燃料タンク56内の燃料の液面の上方空間に存在す
る空気及び気化された燃料が、例えば、真夏時の外気温
で加熱されて膨張すると、前記リターンパイプ8、前記
エアベント60、前記管62、前記流入口74、前記油
溜室58、更には、前記空気抜き用空気抜き部70を介
して通気される。また、前記燃料チャンバ22(図5参
照)の通気も同様にして行われる。他方、前記内燃エン
ジン50が直立状態から傾倒状態になると、前記気化器
54の前記リターンパイプ8の下端部に、前記燃料タン
ク56内の燃料の液面が到達して閉塞される場合があ
る。このような状態では、前記リターンパイプ8の下端
部に対して、前記燃料タンク56内の燃料の背後に閉じ
込められた前記燃料タンク56内の気化された燃料及び
空気が、例えば、真夏時の外気温の上昇によって膨張し
て、前記燃料タンク56内の圧力を上昇せしめ、前記燃
料を、前記リターンパイプ8を介して前記エアベント6
0から外に噴出せしめようとすることがある。しかしな
がら、本実施例にかかる前記内燃エンジン50において
は、前記漏れ出た燃料は、前記エアベント60から、前
記管62を通って、前記流入口74から前記油溜室58
内に流入し、そこに貯留される。それに伴って、前記油
溜室58内に存在していた空気は、その上部に位置する
前記空気抜き部70から大気側に流出する。一旦、燃料
が空気及び気化した燃料の膨張分だけ前記エアベント6
0から流出すると、前記燃料タンク56内の圧力は大気
圧に戻り、それ以上、燃料は流出しない。なお、この状
態において、前記燃料チャンバ22から送出された空気
が、前記エアベント60、前記管62、前記流入口74
を介して流れ、更には前記油溜室58内の燃料の中を泡
となって通り、ついには、前記空気抜き部70から大気
に放出され、本来のエアベントとしての機能が確保され
る。
まず、前記内燃エンジン50が直立状態にあるときに、
前記燃料タンク56内の燃料の液面の上方空間に存在す
る空気及び気化された燃料が、例えば、真夏時の外気温
で加熱されて膨張すると、前記リターンパイプ8、前記
エアベント60、前記管62、前記流入口74、前記油
溜室58、更には、前記空気抜き用空気抜き部70を介
して通気される。また、前記燃料チャンバ22(図5参
照)の通気も同様にして行われる。他方、前記内燃エン
ジン50が直立状態から傾倒状態になると、前記気化器
54の前記リターンパイプ8の下端部に、前記燃料タン
ク56内の燃料の液面が到達して閉塞される場合があ
る。このような状態では、前記リターンパイプ8の下端
部に対して、前記燃料タンク56内の燃料の背後に閉じ
込められた前記燃料タンク56内の気化された燃料及び
空気が、例えば、真夏時の外気温の上昇によって膨張し
て、前記燃料タンク56内の圧力を上昇せしめ、前記燃
料を、前記リターンパイプ8を介して前記エアベント6
0から外に噴出せしめようとすることがある。しかしな
がら、本実施例にかかる前記内燃エンジン50において
は、前記漏れ出た燃料は、前記エアベント60から、前
記管62を通って、前記流入口74から前記油溜室58
内に流入し、そこに貯留される。それに伴って、前記油
溜室58内に存在していた空気は、その上部に位置する
前記空気抜き部70から大気側に流出する。一旦、燃料
が空気及び気化した燃料の膨張分だけ前記エアベント6
0から流出すると、前記燃料タンク56内の圧力は大気
圧に戻り、それ以上、燃料は流出しない。なお、この状
態において、前記燃料チャンバ22から送出された空気
が、前記エアベント60、前記管62、前記流入口74
を介して流れ、更には前記油溜室58内の燃料の中を泡
となって通り、ついには、前記空気抜き部70から大気
に放出され、本来のエアベントとしての機能が確保され
る。
【0015】引続き、前記内燃エンジン50の姿勢が直
立状態に戻されることにより、前記リターンパイプ8の
下端部が、前記燃料タンク56内の燃料の液面によって
閉塞されなくなると、前記油溜室58内に貯留されてい
た燃料は、自重によって前記流入口74から流出し、あ
るいは、前記内燃エンジン50の運転にともない前記燃
料タンク4に生ずる負圧によって吸引されて、前記流入
口74から流出し、前記管62、前記エアベント60、
更には、前記リターンパイプ8を介して前記燃料タンク
56に、自動的に戻される。前記実施例によれば、前記
流入口74が前記エアベント60より上方位置に配置さ
れているので、前記リターンパイプ8が、燃料の液面に
よって閉塞されなくなったとき、燃料が自重によって自
動的に前記流入口74から前記エアベント60に向かっ
て流出し、更に、前記リターンパイプ8を介して、前記
燃料タンク56に戻ることができ、これにより、循環式
気化器としての完全な燃料の循環を確立することができ
る。
立状態に戻されることにより、前記リターンパイプ8の
下端部が、前記燃料タンク56内の燃料の液面によって
閉塞されなくなると、前記油溜室58内に貯留されてい
た燃料は、自重によって前記流入口74から流出し、あ
るいは、前記内燃エンジン50の運転にともない前記燃
料タンク4に生ずる負圧によって吸引されて、前記流入
口74から流出し、前記管62、前記エアベント60、
更には、前記リターンパイプ8を介して前記燃料タンク
56に、自動的に戻される。前記実施例によれば、前記
流入口74が前記エアベント60より上方位置に配置さ
れているので、前記リターンパイプ8が、燃料の液面に
よって閉塞されなくなったとき、燃料が自重によって自
動的に前記流入口74から前記エアベント60に向かっ
て流出し、更に、前記リターンパイプ8を介して、前記
燃料タンク56に戻ることができ、これにより、循環式
気化器としての完全な燃料の循環を確立することができ
る。
【0016】また、前記実施例によれば、前記流入口7
4が前記油溜室58の外側壁57a’の下端部に設けら
れているので、前記油溜室58内に貯留された燃料のす
べてを、自重によって排出することができる。更に、前
記実施例によれば、前記油溜室58が前記エアクリーナ
57の既存の内部空間に設けられているので、前記内燃
エンジン50の寸法及び既存の構成を維持した、数々の
設計的制約の中で、燃料漏れの問題を解決することがで
きる。更に、前記空気抜き部70が前記油溜室58の外
側壁57a’の上端部に設けられているので、前記油溜
室58が燃料で満たされてしまうような余程の異常事態
でも生じない限り、閉塞されることはなく、前記燃料チ
ャンバ22や前記燃料タンク56の適正な通気が常に可
能となり、本来のエアベントとしての機能が確保され
る。
4が前記油溜室58の外側壁57a’の下端部に設けら
れているので、前記油溜室58内に貯留された燃料のす
べてを、自重によって排出することができる。更に、前
記実施例によれば、前記油溜室58が前記エアクリーナ
57の既存の内部空間に設けられているので、前記内燃
エンジン50の寸法及び既存の構成を維持した、数々の
設計的制約の中で、燃料漏れの問題を解決することがで
きる。更に、前記空気抜き部70が前記油溜室58の外
側壁57a’の上端部に設けられているので、前記油溜
室58が燃料で満たされてしまうような余程の異常事態
でも生じない限り、閉塞されることはなく、前記燃料チ
ャンバ22や前記燃料タンク56の適正な通気が常に可
能となり、本来のエアベントとしての機能が確保され
る。
【0017】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることはいうまでもない。例えば、前記実
施例においては、前記油溜室58の容積は35ccであ
ったが、容量は、当該内燃エンジンの使用される状態及
び温度変化等の種々の条件によって変化する燃料漏れの
量によって、適宜決定すればよい。また、前記油溜室5
8と前記エアベント60とは、必ずしも前記管62を介
して連通せしめる必要はなく、空間的制約が許せば、前
記エアベント60の上方に設けられ、かつ、互いに直接
連結されていてもよい。更に、前記実施例においては、
前記油溜室58は、既存の前記エアクリーナ57の内部
空間に設けられているが、前記流入口74が前記エアベ
ント60より上方位置に配置されていれば、内燃エンジ
ンの他の空間に設けられていてもよい。
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることはいうまでもない。例えば、前記実
施例においては、前記油溜室58の容積は35ccであ
ったが、容量は、当該内燃エンジンの使用される状態及
び温度変化等の種々の条件によって変化する燃料漏れの
量によって、適宜決定すればよい。また、前記油溜室5
8と前記エアベント60とは、必ずしも前記管62を介
して連通せしめる必要はなく、空間的制約が許せば、前
記エアベント60の上方に設けられ、かつ、互いに直接
連結されていてもよい。更に、前記実施例においては、
前記油溜室58は、既存の前記エアクリーナ57の内部
空間に設けられているが、前記流入口74が前記エアベ
ント60より上方位置に配置されていれば、内燃エンジ
ンの他の空間に設けられていてもよい。
【0018】更に、前記実施例においては、前記エアベ
ント60が前記燃料循環経路の下流側(燃料の戻し側)
の前記リターンパイプ8に直接連通している場合につい
て説明したが、前記エアベント60は他の燃料循環経路
に設けられた、燃料の逆流により燃料の漏れの恐れのあ
る他のエアベントであってもよい。
ント60が前記燃料循環経路の下流側(燃料の戻し側)
の前記リターンパイプ8に直接連通している場合につい
て説明したが、前記エアベント60は他の燃料循環経路
に設けられた、燃料の逆流により燃料の漏れの恐れのあ
る他のエアベントであってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、エアベントからの燃料
の流出の問題を、既存の装置の全体寸法及び設計的制約
の中で、効果的に解決することができる内燃エンジンを
提供することができる。
の流出の問題を、既存の装置の全体寸法及び設計的制約
の中で、効果的に解決することができる内燃エンジンを
提供することができる。
【図1】本実施例にかかる内燃エンジンを搭載した背負
式作業機の本体の要部破断側面図である。
式作業機の本体の要部破断側面図である。
【図2】図1に示すエアクリーナ、油溜室、及び、エア
ベントの連通関係を詳細に示す拡大縦断面図である。
ベントの連通関係を詳細に示す拡大縦断面図である。
【図3】図1に示す内燃エンジンの要部破断後面図であ
る。
る。
【図4】図1に示す内燃エンジンの要部破断後面図であ
る。
る。
【図5】従来の循環式気化器の一例を概略的に示す縦断
面図である。
面図である。
6 吸入パイプ(燃料循環経路) 8 リターンパイプ(燃料循環経路) 22 燃料チャンバ(燃料循環経路) 50 内燃エンジン 54 気化器 56 燃料タンク 58 油溜室 60 エアベント 70 空気抜き部 74 流入口
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンク(56)の上方に設けられた
エアベント(60)を有する気化器(54)に燃料を供
給し、過剰に供給された燃料を前記燃料タンク(56)
に戻す燃料循環経路(6、22、8)を有する内燃エン
ジン(50)であって、 更に、油溜室(58)を有し、該油溜室(58)に前記
エアベント(60)が連通されており、前記油溜室(5
8)には空気抜き部(70)が設けられ、これにより、
前記燃料タンク(56)から前記燃料循環経路(6、2
2、8)の戻し側(8)を介して前記エアベント(6
0)から漏れ出た燃料が、前記油溜室(58)に貯留さ
れる、ことを特徴とする内燃エンジン。 - 【請求項2】 前記油溜室(58)の下部に前記エアベ
ント(60)からの流入口(74)が設けられ、該流入
口(74)は前記エアベント(60)より上方に配置さ
れている、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃エン
ジン。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112408A JPH10299575A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 内燃エンジン |
US09/064,308 US5894833A (en) | 1997-04-30 | 1998-04-23 | Internal combustion engine |
DE19818718A DE19818718B4 (de) | 1997-04-30 | 1998-04-27 | Brennkraftmaschine mit leckagegesicherter Belüftung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112408A JPH10299575A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 内燃エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299575A true JPH10299575A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14585911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9112408A Pending JPH10299575A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 内燃エンジン |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5894833A (ja) |
JP (1) | JPH10299575A (ja) |
DE (1) | DE19818718B4 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6047668A (en) * | 1997-06-04 | 2000-04-11 | Kioritz Corporation | Backpack type power working machine |
GB2327460B (en) * | 1997-07-23 | 2000-10-25 | Pall Corp | Engine fuel systems |
DE20013293U1 (de) * | 2000-08-02 | 2001-12-13 | Dolmar GmbH, 22045 Hamburg | Ventil für die Be- und Entlüftung des Tankes eines motorbetriebenen Handarbeitsgerätes |
JP4511748B2 (ja) * | 2001-02-14 | 2010-07-28 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの吸気マニホールド |
US7104258B2 (en) * | 2003-12-04 | 2006-09-12 | Honda Motor Co., Ltd. | General-purpose engine |
US7165536B2 (en) * | 2004-06-14 | 2007-01-23 | Tecumseh Products Company | Evaporative emissions control system for small internal combustion engines |
EP1731016A3 (de) * | 2005-06-10 | 2007-04-25 | Werner Kress | Rasenmäher |
US7350511B1 (en) * | 2005-07-18 | 2008-04-01 | Walbro Engine Management, L.L.C. | Fuel vapor control system |
US8281769B2 (en) * | 2008-10-21 | 2012-10-09 | Kohler Co. | System and method for venting fuel vapors in an internal combustion engine |
US10465642B2 (en) | 2017-03-27 | 2019-11-05 | Kohler Co. | Carburetor drain |
US20190101086A1 (en) * | 2017-10-02 | 2019-04-04 | Ini Power Systems, Inc. | Fuel tank |
US11008978B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-05-18 | Kohler Co. | Bail driven stale fuel evacuation |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1909390A (en) * | 1930-09-10 | 1933-05-16 | Chrysler Corp | Antipercolating device |
DE1916565A1 (de) * | 1969-04-01 | 1970-10-15 | Bernd Beer | Schwimmergehaeuse mit schwimmergesteuertem Dreiwegeventil fuer ueberlaufniveauregulierte Vergaser an Ottomotoren |
US3610221A (en) * | 1969-10-06 | 1971-10-05 | Gen Motors Corp | Fuel tank purge system and method |
JPS5241724A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Nissan Motor Co Ltd | Evaporating fuel control device of internal combustion engine |
US4305368A (en) * | 1977-09-12 | 1981-12-15 | Acf Industries, Inc. | Apparatus for venting fuel vapors |
US4416108A (en) * | 1982-04-12 | 1983-11-22 | Outboard Marine Corporation | Device for reducing evaporation loss from carburetors and fuel tanks |
SU1617176A1 (ru) * | 1989-01-31 | 1990-12-30 | В.Н.Врублевский, А.В.Шир ев и В.А.Яшкин | Система питани дл двигател внутреннего сгорани |
JP3191112B2 (ja) * | 1991-07-31 | 2001-07-23 | ヤマハ発動機株式会社 | ガスエンジンの燃料供給装置 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9112408A patent/JPH10299575A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-23 US US09/064,308 patent/US5894833A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-27 DE DE19818718A patent/DE19818718B4/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5894833A (en) | 1999-04-20 |
DE19818718B4 (de) | 2004-06-03 |
DE19818718A1 (de) | 1998-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6155793A (en) | Recessed fuel pump module | |
JPH10299575A (ja) | 内燃エンジン | |
US5139000A (en) | Automotive fuel system | |
US6951208B2 (en) | Fuel delivery system with flow re-director for improved re-priming sequence | |
JPS5810139A (ja) | 内燃機関のための補助燃料供給機構 | |
US6718952B2 (en) | Fuel module assembly | |
US4589395A (en) | Fuel system for internal combustion engines | |
EP2602447B1 (en) | Lubrication Apparatus For Four-Stroke Engine | |
JP3683139B2 (ja) | 燃料タンク | |
JP3940237B2 (ja) | 燃料噴射装置の燃料供給ユニット | |
CN101526054A (zh) | 车辆用燃料供给装置 | |
JPS63227949A (ja) | 車両用燃料供給装置 | |
JPH0999747A (ja) | 循環式気化器用燃料タンク構造 | |
JPS60204951A (ja) | ダイヤフラム型気化器の始動燃料供給装置 | |
JP4597437B2 (ja) | 4サイクル内燃機関 | |
JP2684153B2 (ja) | エンジンの燃料供給系のエアーベント機構 | |
JP3143130B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP4270591B2 (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
JPS6040845Y2 (ja) | 燃料循環式気化器の始動用燃料補給装置 | |
JP2022177450A (ja) | タンクユニット | |
JPH11200830A (ja) | ブリーザ機構 | |
JPH0618055Y2 (ja) | インタンク式燃料ポンプ装置 | |
KR101248291B1 (ko) | 중장비 오일탱크용 오버플로우 밸브 | |
JPH08151960A (ja) | 循環式気化器のエアベント機構 | |
JPH1181953A (ja) | 4サイクルエンジンのオイル供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060919 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070205 |