JPH10298978A - 杭の継手構造 - Google Patents

杭の継手構造

Info

Publication number
JPH10298978A
JPH10298978A JP10882497A JP10882497A JPH10298978A JP H10298978 A JPH10298978 A JP H10298978A JP 10882497 A JP10882497 A JP 10882497A JP 10882497 A JP10882497 A JP 10882497A JP H10298978 A JPH10298978 A JP H10298978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
end plate
joint member
cylindrical side
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10882497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikoshiro Funayama
彦四郎 舟山
Satoru Toyoda
哲 豊田
Takashi Araki
隆 荒木
Keizo Fujikawa
圭三 藤川
Shigetoshi Shioda
重敏 塩田
Kazuyoshi Tsuda
和義 津田
Yoshihiko Murata
好彦 村田
Akio Yamada
明朗 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOJIMA SEISAKUSHO KK
UNION PILE KK
YOOKON KK
Nippon Concrete Industries Co Ltd
Nippon Hume Pipe Co Ltd
Asahi Kasei Construction Materials Corp
Mitani Sekisan Co Ltd
Kojima Manufacturing Co Ltd
Toyo Asano Foundation Co Ltd
Original Assignee
KOJIMA SEISAKUSHO KK
UNION PILE KK
YOOKON KK
Nippon Concrete Industries Co Ltd
Nippon Hume Pipe Co Ltd
Asahi Kasei Construction Materials Corp
Mitani Sekisan Co Ltd
Kojima Manufacturing Co Ltd
Toyo Asano Foundation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOJIMA SEISAKUSHO KK, UNION PILE KK, YOOKON KK, Nippon Concrete Industries Co Ltd, Nippon Hume Pipe Co Ltd, Asahi Kasei Construction Materials Corp, Mitani Sekisan Co Ltd, Kojima Manufacturing Co Ltd, Toyo Asano Foundation Co Ltd filed Critical KOJIMA SEISAKUSHO KK
Priority to JP10882497A priority Critical patent/JPH10298978A/ja
Publication of JPH10298978A publication Critical patent/JPH10298978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】杭基礎を構築する際に既に打ち込まれた杭に新
たな杭を接続する作業を容易に且つ天候の影響を受ける
ことなく実施し得るようにする。 【解決手段】コンクリート本体1の端部に端板2と円筒
側板3からなる継手部材Bを固着して杭Aを構成する。
継手部材Bには端板2の外周面にテーパ部2aを形成す
ると共に外面2cにガイドピン4を嵌合するピン穴4を
形成し、更に円筒側板3に所定のピッチで複数のネジ穴
6を形成する。ネジ穴6の円筒側板3の内周面側に盲プ
レート7を溶接して該穴6を閉塞し、杭Aを製造する際
に打設されたモルタルのネジ穴6への浸入を防止する。
端板2の外周を複数に分割した円弧状で内面にテーパ部
9aを形成すると共に複数のボルト穴10を形成した接続
片9によって接続部材Cを構成する。ガイドピン4を介
して杭Aを長手方向に連結してネジ穴6を一致させ、端
板2の周囲に接続片9を締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートパイ
ル等の杭を長手方向に接続する際の作業を容易に実施し
得るように構成した杭の継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】杭基礎に用いるコンクリート杭は長手方
向の両端に鋼製の端板が設けられており、杭どうしを接
続する場合には、既に打ち込まれた杭の端板に新たな杭
の端板を当接させて外周を溶接するのが一般的である。
しかし、前記溶接作業は所謂横向き姿勢の溶接であり高
度な技能が要求されるという問題や、杭基礎の施工現場
は屋外であるのが一般であり、工程の進捗が天候の影響
を受けざるを得ないという問題がある。
【0003】そこで溶接によることなく杭を接続するこ
とで上記問題を解決する技術が提案されている。例えば
実開平6-87430 号公報に開示された技術は、接続すべき
杭の端部近傍の外周に1条或いは多数条の円環溝を設
け、この円環溝に嵌合する円環突条を内径に有し外径に
円錐テーパを付し円周を2つ割りした円筒状の内リング
を両方の杭に跨がって杭に外嵌し、内径に前記内リング
の外径に外嵌する内径円錐テーパを持つ円筒形状の外リ
ングを前記内リングに嵌め、杭軸方向に内リング上を摺
動させて該内リングを締め付けるようにしたものであ
る。
【0004】上記技術では、外リングを杭の軸方向に摺
動移動させたとき、該リングのテーパが内リングのテー
パに圧接することにより内リングを締め付け、杭を溶接
することなく接続することが出来る。このため、天候の
影響を受けることなく杭の接続作業を実施することが出
来、且つ作業時間を短縮することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、杭を接
続する際に、既に打ち込まれた杭に外リングを挿通する
作業、当接させた杭の端板に2個の内リングを外嵌させ
て保持する作業、保持された内リングに外嵌された外リ
ングを軸方向に摺動移動させる作業等の作業が必要とな
る。これらの作業は全て作業員が行うこととなるが、1
人の作業員が全ての作業を行うことは出来ず、狭い場所
に数人の作業員が交錯して作業を行うこととなり作業が
煩雑化するという問題や、内リング及び外リング等の重
量物を扱うため作業員に負担を強いることとなるという
問題がある。
【0006】また外リングは、内リングに外嵌された
後、軸方向に摺動移動するため、内面に形成されたテー
パ部の小径側は少なくとも杭の外径よりも充分に大きい
径を有することが必要である。即ち、外リングは杭の外
周から大きく突出することとなり、該杭を打ち込む際の
抵抗となるという問題がある。更に、外リングに上方か
ら何らかの力が作用した場合に、該外リングが外れてし
まう虞もある。また予め外リングを下杭の周りに挿入す
る際に、外リングの内周面に設けられたテーパの傾きを
間違えて挿入させてしまうという問題もあった。この場
合には外リングの差し直し等をしなければならないの
で、その作業が大変になるという問題があった。
【0007】本件出願人等は、上記各問題を解決して天
候の影響を受けることなく作業を実施することが出来、
且つ作業員の負担を軽減させて作業性の向上をはかるこ
とが出来る杭の継手構造を開発して特許出願している
(特願平8-277882号)。しかし、この技術であっても未
だ完全なものではなく、既に打ち込まれた杭に新たな杭
を接続する際に、両者の継手部材に形成されたネジ穴を
軸方向に正確に一致させるのが容易ではないという問
題、即ち、新たな杭を吊り下げた状態で微妙に回転させ
つつ、両杭の周方向の位置合わせを行わなければならな
いという問題が生じている。
【0008】そこで本発明の目的は上記継手構造をより
発展させて一対の杭の位置合わせを容易に行うことが出
来る杭の継手構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る杭の継手構造は、杭の断面形状と対応し
た形状を有する端板と該端板の内面側の所定位置に突設
され所定の肉厚を持った円筒側板とからなり、前記端板
の外周面に円筒側板を突設した内面側から端面側に向か
って径が拡大するテーパ部を形成すると共に外面の少な
くとも2か所にガイドピンを嵌合させるピン穴を形成し
更に前記円筒側板に所定のピッチで且つピン穴の位置と
対応させて複数のネジ穴を形成した継手部材を端部に固
着した一対の杭と、前記継手部材の端板の外周を複数に
分割した円弧状に形成され内面に継手部材の端板外周に
形成したテーパ部と略等しい一対のテーパ部を対向して
形成すると共に該テーパ部の近傍であって円筒側板に形
成したネジ穴と等しいピッチで複数のボルト穴を形成し
た接続部材とを有し、前記一対の杭の継手部材を対向さ
せ、一方の継手部材のピン穴に嵌合させたガイドピンを
他方の継手部材のピン穴に嵌合させると共に継手部材の
外周に複数の接続部材を配置し、該接続部材のボルト穴
にボルトを挿通して継手部材の円筒側板に形成されたネ
ジ穴に締結したものである。
【0010】上記継手構造では、端板の内面側の所定位
置に所定の厚さを持った円筒側板を突設してなり、端板
の外周には端面側に向かって径が拡大するテーパ部を形
成すると共に外面の少なくとも2か所にピン穴を形成
し、円筒側板には所定のピッチで且つピン穴の位置と対
応させて複数のネジ穴を形成した継手部材を端部に固着
して杭を構成し、一対の杭を互いに継手部材を対向さ
せ、一方の継手部材のピン穴に嵌合させたガイドピンに
他方の継手部材のピン穴に嵌合させることで、一対の杭
を互いに位置合わせした状態で連結することが出来る。
【0011】そして一対の杭をガイドピンを介して接続
したとき両者のボルト穴が互いに軸方向に一致するよう
に、ピン穴の位置とネジ穴の位置を対応させて形成する
ことで、一対の杭を連結すると同時に両者のネジ穴を軸
方向に一致させることが出来る。従って、端板の外周に
複数の接続部材を当接させて該部材に形成したボルト穴
にボルトを挿通すると共に継手部材に形成したネジ穴に
締結することで既に打ち込まれた杭に新たな杭を接続す
ることが出来る。
【0012】特に、接続部材の内面に形成したテーパ部
が継手部材を構成する端板の外周に形成したテーパ部と
接触し、ボルトの締め付けに伴って圧接することで該接
続部材を介して一対の杭を強固に接続することが出来
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、上記継手構造の好ましい実
施形態について図を用いて説明する。図1は一対の杭を
接続した状態を説明する斜視図、図2は継手構造を説明
する軸方向の断面図、図3は図2の III−III 断面図、
図4は継手部材とガイドピンの関係を部分的に示す図、
図5は他例の継手構造を説明する軸方向の断面図、図6
は他例の継手構造を説明する軸方向の断面図である。
【0014】図1〜図4に於いて、杭Aは予め設定され
た長さと径を持ったコンクリートパイルとして形成され
ている。この杭Aは、型枠に於ける該杭Aの両端部に対
応する位置に継手部材Bを配置すると共に張力を付与し
た図示しないPC棒材を配置し、更に、型枠にコンクリ
ートを打設して硬化させることで、コンクリート本体1
の両端部に継手部材Bを固着して製造されている。
【0015】継手部材Bは、端板2と円筒側板3及びス
カート8とによって構成されている。端板2は、予め設
定された肉厚と、杭Aの断面形状に対応する形状を持っ
て形成されている。コンクリート本体1が所定の肉厚を
持ったリング状である場合、端板2も同様に所定の厚さ
を持ったリング状に形成されている。端板2の外周面に
は予め設定された角度を持ったテーパ部2aが形成され
ている。このテーパ部2aは端板2の外周面から内面2
b側にかけて形成されている。
【0016】端板2の内面2bの所定の位置に円筒側板
3が形成されている。円筒側板3は予め設定された肉厚
を有する円筒状の部材によって構成されており、この部
材を端板2の内面2bに溶接することで円筒側板3が形
成されている。即ち、端板2と円筒側板3は異なる材料
を溶接して一体化して構成することで継手部材Bを形成
している。しかし、継手部材Bに於ける端板2と円筒側
板3は大型の鋼材を機械加工することで削り出して形成
しても良いことは当然である。
【0017】端板2の外面2cには予め設定された直径
を持った円周上であって等角度に分割した位置にガイド
ピン4を嵌合させるピン穴5が形成されている。これら
のガイドピン4及びピン穴5は、対向させた一対の杭A
を軸方向に連結するに際し、両杭Aの円筒側板3に形成
されたネジ穴6の位置を軸方向に一致させるように位置
合わせする機能を有するものである。
【0018】このため、ピン穴5の形成位置、即ち、杭
Aの軸心を中心とするピン穴5とネジ穴6の位置関係は
ネジ穴6の数や形成位置(円周方向の角度)に対応して
予め設定されている。このピン穴5は少なくとも2個形
成すれば良い。ネジ穴6が等角度で形成されていない場
合には、適宜の位置に2個以上のピン穴5を形成するこ
とが好ましい。このようにピン穴5を少なくとも2個以
上形成することによって、一対の杭Aに形成されたネジ
穴6に軸方向の位置合わせを行うことが可能である。
【0019】ガイドピン4の直径や長さは特に限定する
ものではない。しかし、既に打ち込まれた杭Aに新たな
杭Aを接続するに際し、端板2のピン穴5に嵌合させた
ガイドピン4に新たな杭Aを嵌合させる際に該ピン4が
簡単に曲がったり折れたりすることは好ましいことでは
ない。従って、充分な曲げ強度と剪断強度を有すること
が必要である。本実施例では、ガイドピン4の直径を約
16mm,長さを約13mmに設定し、両端部にテーパ4aを設
けている。
【0020】円筒側板3には複数のネジ穴6が形成され
ている。ネジ穴6は設計段階で設定された条件を満足し
得る仕様に基づいて形成されている。即ち、地耐力や水
平荷重或いは引張力等の設計条件を満足し得るようにネ
ジ穴6の径及び数が設定される。そして設定されたネジ
径から円筒側板3の肉厚が設定される。従って、ネジ穴
6の径や数、円筒側板3の肉厚等は一義的に設定される
ものではなく、地盤に応じて変化する仕様に基づいて設
定される。特に、円筒側板3の肉厚が端板2の仕様に関
わらず、ネジ穴6の仕様に基づいて設定されるため、不
必要な肉厚となることがなく、合理的な重量に設定する
ことが可能である。
【0021】更に、円筒側板3にネジ穴6を形成するた
め、該ネジ穴6の位置の設定の自由度が高くなり、応用
範囲が広くなる利点を有する。そしてネジ穴6の位置を
設定したとき、この設定位置に対応させてピン穴5の位
置を設定することで、一対の杭Aを連結する際の位置合
わせを容易に行うことが可能である。
【0022】本実施例では、図3に示すように円筒側板
3の円周を120 度毎の3ブロックに分割し、前記角度を
更に7.5 度,35度に分割した位置に4個のネジ穴6を形
成している。従って、ネジ穴6は等角度で分割されたも
のではないため、ピン穴5も120 度毎の位置に3個形成
している。
【0023】円筒側板3の内周面側であってネジ穴6に
対応する位置には、該ネジ穴6を閉塞するための閉塞部
材となる盲プレート7が溶接されている。この盲プレー
ト7は杭Aを製造する際に、継手部材Bに充填されるモ
ルタルがネジ穴6に浸入することを防止するためのもの
であり、個々のネジ穴6を閉塞し得るような径を持った
円板状の部材であっても良く、また全てのネジ穴6を閉
塞し得るようなリング状の部材であっても良い。
【0024】本実施例に於いて、円筒側板3の杭本体側
の外周には薄肉パイプからなるスカート8が溶接されて
おり、このスカート8によって杭Aのコンクリート本体
1の端部に於ける外径を規定している。
【0025】接続部材Cは、継手部材Bの端板2を対向
させて長手方向に接合した一対の杭Aの継手部材Bの外
周に配置されてこれらを接続するものであり、所定数の
接続片9によって構成されている。この接続片9は、継
手部材Bに於ける端板2の外周を所定数に分割した円弧
状に形成されている。
【0026】接続片9の内周面は、一対の継手部材Bを
当接させたとき、2枚の端板2の外周面に構成される一
対のテーパ2aを含んで形成される台形形状と等しい形
状に形成されている。
【0027】また接続片9には、継手部材Bの円筒側板
3に形成されたネジ穴6の円周方向のピッチと等しいピ
ッチで、且つ端板2の当接面から継手部材Bに於ける軸
方向の距離の2倍のピッチで複数のボルト穴10が形成さ
れている。ボルト穴10であって接続片9の外周面側に
は、所定の深さを持った座ぐり部10aが形成されてお
り、ネジ穴6に六角ボルト11を螺合することによって接
続片9と継手部材Bが定着されるように構成されてい
る。
【0028】接続部材Cに於ける接続片9の数(継手部
材Bの端板2の外周の分割数)は特に限定するものでは
ない。即ち、作業性を考慮するためには、個々の接続片
9の重量が過大になることは好ましいことではない。従
って、接続片9の取り扱いの容易さを考慮して適度な重
量となるように適宜設定することが好ましい。
【0029】次に、地中に打ち込まれた杭Aに新たな杭
Aを接続する際の作業手順について説明する。
【0030】既に打ち込まれた杭Aの端板2に形成され
たピン穴5にガイドピン4を嵌合させる。次に、新たな
杭Aをクレーン等によって吊り上げて、該杭Aの継手部
材Bを既に打ち込まれた杭Aの継手部材B上に対向さ
せ、ガイドピン4を新たな杭の端板2に形成されたピン
穴5に嵌合させる。これにより、一対の杭Aの円筒側板
3に形成されたネジ穴6の軸方向の位置が一致する。
【0031】上記状態で接続片9を継手部材Bの周囲に
配置し、接続片9のボルト穴10にワッシャー12を装着す
ると共に六角ボルト11を挿通して継手部材Bのネジ穴6
に螺合する。この作業を順に行って、継手部材Bの周囲
を所定数の接続片9によって接続することで、既に打ち
込まれた杭Aに新たな杭Aを接続することが可能であ
る。
【0032】そして一対の杭Aを接続した後、再度杭A
を打ち込むことで杭基礎を構築することが可能である。
【0033】上記実施例に於いては、外周面にテーパ2
aを形成した端板2の内面2b側の所定位置に突設され
た所定の肉厚と複数のネジ穴6を有する円筒側板3とに
よって継手部材Bを形成したが、この構成に限定するも
のではなく、例えば図5に示すように、円筒側板3の内
面に端板2を溶着して継手部材Bを形成しても良い。こ
の場合、円筒側板3の外周面であって端部側に接続部材
Cのテーパ部9aに嵌合するテーパ部3aが形成され、
且つテーパ部3aの軸方向反対側にフランジ3bが形成
されている。尚、他の部分は前述の実施例と同一であ
る。また図に示す13は外郭鋼管である。
【0034】また図6に示す実施例では、端板2の外周
面であって杭Aの端面となる縁部に溶接用の開先2dを
形成している。尚、他の部分は図2に示す実施例と同一
である。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
継手構造は、杭の端部に、端板と該端板の内面側の所定
位置に突設された円筒側板からなり、端板の外周にテー
パ部を形成すると共に外面にガイドピンを嵌合させるピ
ン穴を形成し更に円筒側板にネジ穴を形成した継手部材
を固着し、この継手部材をガイドピンを介して当接させ
て一対の杭を連結し、更に、継手部材の外周に複数の接
続部材を配置して締結することで接続することが出来
る。従って、一対の杭を連結すると同時にネジ穴の軸方
向の位置を一致させることが出来る。このため、接続部
材を締結する作業時に於けるネジ穴の位置合わせが極め
て容易になり、作業時間の短縮化をはかると共に溶接作
業を不要とし、天候の影響を受けることなく、工期の安
定化をはかることが出来る。
【0036】また接続部材を複数の接続片によって構成
することで、個々の接続片の軽量化をはかることが出来
る。このため、杭の接続作業を実施する際に作業性を向
上させることが出来る。
【0037】また継手部材の円筒側板に形成されたネジ
穴に閉塞部材を設けることで、杭を製造する際に打設さ
れたモルタルがネジ穴に浸入することがない。このた
め、特別な考慮をはかることなく、容易に接続作業を実
施することが出来る。
【0038】また杭の端面に開先溝を設けた場合には、
該開先溝を利用して溶接を施すことにより杭を連結する
ことが出来、且つ溶接及び接続部材を併用して杭をより
強固に連結することも出来る。また端板に設けた開先溝
が接続部材の使用を妨げることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の杭を接続した状態を説明する斜視図であ
る。
【図2】継手構造を説明する軸方向の断面図である。
【図3】図2の III−III 断面図である。
【図4】継手部材とガイドピンの関係を部分的に示す図
である。
【図5】他例の継手構造を説明する軸方向の断面図であ
る。
【図6】他例の継手構造を説明する軸方向の断面図であ
る。
【符号の説明】
A 杭 B 継手部材 C 接続部材 1 コンクリート本体 2 端板 2a テーパ部 2b 内面 2c 外面 2d 開先溝 3 円筒側板 3a テーパ部 3b フランジ 4 ガイドピン 4a テーパ 5 ピン穴 6 ネジ穴 7 盲プレート 8 スカート 9 接続片 9a テーパ部 10 ボルト穴 10a 座ぐり部 11 六角ボルト 12 ワッシャー 13 外郭鋼管
フロントページの続き (71)出願人 591239977 ヨーコン株式会社 愛知県名古屋市東区葵3丁目24番2号 (71)出願人 000229667 日本ヒューム管株式会社 東京都港区新橋5丁目33番11号 (71)出願人 596151397 ユニオンパイル株式会社 東京都豊島区南池袋2丁目16番4号 (71)出願人 595081013 株式会社小島製作所 岐阜県岐阜市小西郷2丁目97番地 (72)発明者 舟山 彦四郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 旭 化成建材株式会社内 (72)発明者 豊田 哲 東京都港区港南1丁目8番23号 日本コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 荒木 隆 東京都台東区柳橋2丁目19番6号 三谷セ キサン株式会社内 (72)発明者 藤川 圭三 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27番9号 株 式会社トーヨーアサノ内 (72)発明者 塩田 重敏 愛知県名古屋市東区葵3丁目24番2号 ヨ ーコン株式会社内 (72)発明者 津田 和義 東京都港区新橋5丁目33番11号 日本ヒュ ーム管株式会社内 (72)発明者 村田 好彦 東京都文京区本郷1丁目28番23号 ユニオ ンパイル株式会社内 (72)発明者 山田 明朗 岐阜県岐阜市小西郷2丁目97番地 株式会 社小島製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭の断面形状と対応した形状を有する端
    板と該端板の内面側の所定位置に突設され所定の肉厚を
    持った円筒側板とからなり、前記端板の外周面に円筒側
    板を突設した内面側から端面側に向かって径が拡大する
    テーパ部を形成すると共に外面の少なくとも2か所にガ
    イドピンを嵌合させるピン穴を形成し更に前記円筒側板
    に所定のピッチで且つピン穴の位置と対応させて複数の
    ネジ穴を形成した継手部材を端部に固着した一対の杭
    と、前記継手部材の端板の外周を複数に分割した円弧状
    に形成され内面に継手部材の端板外周に形成したテーパ
    部と略等しい一対のテーパ部を対向して形成すると共に
    該テーパ部の近傍であって円筒側板に形成したネジ穴と
    等しいピッチで複数のボルト穴を形成した接続部材とを
    有し、前記一対の杭の継手部材を対向させ、一方の継手
    部材のピン穴に嵌合させたガイドピンを他方の継手部材
    のピン穴に嵌合させると共に継手部材の外周に複数の接
    続部材を配置し、該接続部材のボルト穴にボルトを挿通
    して継手部材の円筒側板に形成されたネジ穴に締結する
    ことを特徴とする杭の継手構造。
JP10882497A 1997-04-25 1997-04-25 杭の継手構造 Pending JPH10298978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10882497A JPH10298978A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 杭の継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10882497A JPH10298978A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 杭の継手構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10298978A true JPH10298978A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14494471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10882497A Pending JPH10298978A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 杭の継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10298978A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102061703A (zh) * 2011-01-11 2011-05-18 凌德祥 带连接结构的预应力钢筋混凝土抗拔空心桩及其连接件
CN102139516A (zh) * 2010-02-01 2011-08-03 宿迁市固丰管桩有限公司 一种预应力混凝土管桩端板
CN102493440A (zh) * 2011-12-14 2012-06-13 盐城市同力新型建材有限公司 桩与桩之间的连接方法及其纯机械连接结构
CN102587364A (zh) * 2012-03-27 2012-07-18 盐城市同力新型建材有限公司 桩与桩之间的连接方法及其纯机械连接结构
JP2016000957A (ja) * 2015-08-19 2016-01-07 日本ヒューム株式会社 杭の無溶接継ぎ手
CN112962591A (zh) * 2021-04-15 2021-06-15 广东毅马集团有限公司 一种预应力混凝土管桩用端板结构

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102139516A (zh) * 2010-02-01 2011-08-03 宿迁市固丰管桩有限公司 一种预应力混凝土管桩端板
CN102061703A (zh) * 2011-01-11 2011-05-18 凌德祥 带连接结构的预应力钢筋混凝土抗拔空心桩及其连接件
CN102493440A (zh) * 2011-12-14 2012-06-13 盐城市同力新型建材有限公司 桩与桩之间的连接方法及其纯机械连接结构
CN102587364A (zh) * 2012-03-27 2012-07-18 盐城市同力新型建材有限公司 桩与桩之间的连接方法及其纯机械连接结构
JP2016000957A (ja) * 2015-08-19 2016-01-07 日本ヒューム株式会社 杭の無溶接継ぎ手
CN112962591A (zh) * 2021-04-15 2021-06-15 广东毅马集团有限公司 一种预应力混凝土管桩用端板结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4009550A (en) Modular piling system
US6345472B1 (en) Apparatus and method for anchoring and erecting concrete or similar materials
JP3747594B2 (ja) 鋼管杭の接合継手
JPH10298978A (ja) 杭の継手構造
JP2000328557A (ja) 杭の継手構造及びその施工方法
JPH10121467A (ja) 杭の継手構造
JPH09125376A (ja) 杭の継手構造
JPH11269871A (ja) 基礎杭用複合パイル
JPH0637448U (ja) ボルト穴位置ずれ修正装置
JPH1181304A (ja) 鋼管の接続構造
JP2815817B2 (ja) エンドプレート形式鉄骨構造体の接合構造およびその接合方法
JP2003105752A (ja) 鋼管の接続構造
JP3902637B2 (ja) パイル締結構造と締結具
KR200175311Y1 (ko) 고하중용 비계
JPH0647965Y2 (ja) 杭の継手構造
JP2000328556A (ja) 杭の継手構造
JP2779318B2 (ja) 継ぎ手プレートのセットリング
JP3373663B2 (ja) 柱の溶接継手接合構造
CN209942046U (zh) 灌浆套筒固定工装
JP3350247B2 (ja) 高力ボルトを用いた柱と梁の接合方法と接合構造
KR200249532Y1 (ko) 강관말뚝 두부보강구조
JPH0447049A (ja) 鋼管柱の継柱方法
JP2502226Y2 (ja) 杭の継手構造
JPS602328Y2 (ja) 仮設構造物の接合金具
JPH0747453Y2 (ja) 杭の継手構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040416

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02