JPH10298130A - トリクロロイソシアヌル酸を用いた置換アルケンの塩素化 - Google Patents
トリクロロイソシアヌル酸を用いた置換アルケンの塩素化Info
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- JPH10298130A JPH10298130A JP10104522A JP10452298A JPH10298130A JP H10298130 A JPH10298130 A JP H10298130A JP 10104522 A JP10104522 A JP 10104522A JP 10452298 A JP10452298 A JP 10452298A JP H10298130 A JPH10298130 A JP H10298130A
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- C07C45/562—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds with nitrogen as the only hetero atom
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 置換アルケンから、ある種の置換1−クロロ
アルケンを製造するための安価で簡便な方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、トリクロロイソシアヌル酸を
用いてある種の置換アルケンを選択的にモノ塩素化又は
ジ塩素化する方法に関する。塩素化アルケンは、容易に
加水分解して、高い選択率で、α−モノクロロケトン又
はα,α−ジクロロケトンを得ることができる。得られ
たα−モノクロロケトン又はα,α−ジクロロケトン
は、殺菌剤として有用で、或いは、殺菌剤のための有用
な中間体として機能する。
アルケンを製造するための安価で簡便な方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、トリクロロイソシアヌル酸を
用いてある種の置換アルケンを選択的にモノ塩素化又は
ジ塩素化する方法に関する。塩素化アルケンは、容易に
加水分解して、高い選択率で、α−モノクロロケトン又
はα,α−ジクロロケトンを得ることができる。得られ
たα−モノクロロケトン又はα,α−ジクロロケトン
は、殺菌剤として有用で、或いは、殺菌剤のための有用
な中間体として機能する。
Description
【0001】本発明は、新規な選択的塩素化剤として、
トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)を用いて、置換
アルケンから、ある種の置換1−クロロアルケンを製造
するための安価で簡便な方法に関する。置換1−クロロ
アルケンは、殺菌剤として有用なα−クロロケトンに、
容易に加水分解することができる。
トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)を用いて、置換
アルケンから、ある種の置換1−クロロアルケンを製造
するための安価で簡便な方法に関する。置換1−クロロ
アルケンは、殺菌剤として有用なα−クロロケトンに、
容易に加水分解することができる。
【0002】モノ塩素化ケトン及びアルデヒドの選択的
製造は困難である。通常は、塩素ガス又は他の塩素源の
存在下でカルボニル化合物を直接塩素化することによ
り、非塩素化、ジ塩素化及びモノ塩素化カルボニル化合
物の混合物を得る。クロロケトンもまた、カルボニル化
合物から生成したエノレートをトラップすることによっ
て製造されている。しかしながら、エノレートの製造
は、通常、ブチルリチウム、ナトリウムアミドなどのよ
うな、高価で、取り扱うのが困難な強塩基を、極めて低
い温度、典型的には約−78℃で用いることが必要であ
る。
製造は困難である。通常は、塩素ガス又は他の塩素源の
存在下でカルボニル化合物を直接塩素化することによ
り、非塩素化、ジ塩素化及びモノ塩素化カルボニル化合
物の混合物を得る。クロロケトンもまた、カルボニル化
合物から生成したエノレートをトラップすることによっ
て製造されている。しかしながら、エノレートの製造
は、通常、ブチルリチウム、ナトリウムアミドなどのよ
うな、高価で、取り扱うのが困難な強塩基を、極めて低
い温度、典型的には約−78℃で用いることが必要であ
る。
【0003】本発明者らは、カルボニル化合物への前駆
体であるエノールエーテル、エノールエステル、エナミ
ン、5−メチレン−1,3−オキサジン−2−オン、5
−メチレンオキサゾリンなどのようなアルケンのモノ塩
素化に関して良好な選択性を与える塩素化剤であるTC
IAを見いだした。観察される選択性は、塩素化反応に
おいて通常用いられている塩素ガスによって得られるも
のよりも良好である。TCIAは、安価な商業的に入手
できる化合物であり、塩素ガスよりも取り扱いの危険性
がはるかに少ない。
体であるエノールエーテル、エノールエステル、エナミ
ン、5−メチレン−1,3−オキサジン−2−オン、5
−メチレンオキサゾリンなどのようなアルケンのモノ塩
素化に関して良好な選択性を与える塩素化剤であるTC
IAを見いだした。観察される選択性は、塩素化反応に
おいて通常用いられている塩素ガスによって得られるも
のよりも良好である。TCIAは、安価な商業的に入手
できる化合物であり、塩素ガスよりも取り扱いの危険性
がはるかに少ない。
【0004】フランス特許FR2,633,614及び
HiegelらのSynthetic Communi
cations,15,385−392(1985)に
おいては、TCIAの存在下においてケトンを塩素化す
ることができることが開示されている。Lewis酸触
媒が必要である。しかしながら、基体として置換アルケ
ンを用いることは、開示も示唆もされていない。更に、
選択性の問題は言及されておらず、反応は、通常、過剰
のケトンの存在下で行なわれ、これは、特に、カルボニ
ル化合物が合成中間体である場合や、基体と塩素化生成
物との分離が困難である場合には、望ましくない方法で
ある。本発明方法により、大過剰の基体を存在させるこ
とを必要としないで、カルボニル化合物前駆体を選択的
に塩素化することが可能になる。
HiegelらのSynthetic Communi
cations,15,385−392(1985)に
おいては、TCIAの存在下においてケトンを塩素化す
ることができることが開示されている。Lewis酸触
媒が必要である。しかしながら、基体として置換アルケ
ンを用いることは、開示も示唆もされていない。更に、
選択性の問題は言及されておらず、反応は、通常、過剰
のケトンの存在下で行なわれ、これは、特に、カルボニ
ル化合物が合成中間体である場合や、基体と塩素化生成
物との分離が困難である場合には、望ましくない方法で
ある。本発明方法により、大過剰の基体を存在させるこ
とを必要としないで、カルボニル化合物前駆体を選択的
に塩素化することが可能になる。
【0005】本発明は、殺菌剤として又は殺菌剤への中
間体として有用な、α−クロロケトンを製造する簡便な
方法であって、第1工程において、トリクロロイソシア
ヌル酸を用いて、溶媒中で、置換アルケンを塩素化し
て、塩素化置換アルケンを製造し、引き続いて、第2工
程において、塩素化置換アルケンを、水性酸で加水分解
して、所望のモノクロロケトンを製造する、ことを含む
方法を提供する。本発明は、混和性の溶媒中で、TCI
Aで置換アルケンを処理することを包含する。副生成物
であるシアヌル酸は、濾過又は温和な水性塩基による洗
浄によって除去される。次に、モノクロロケトン生成物
を製造するために、塩素化置換アルケン中間体を水性酸
で処理する。
間体として有用な、α−クロロケトンを製造する簡便な
方法であって、第1工程において、トリクロロイソシア
ヌル酸を用いて、溶媒中で、置換アルケンを塩素化し
て、塩素化置換アルケンを製造し、引き続いて、第2工
程において、塩素化置換アルケンを、水性酸で加水分解
して、所望のモノクロロケトンを製造する、ことを含む
方法を提供する。本発明は、混和性の溶媒中で、TCI
Aで置換アルケンを処理することを包含する。副生成物
であるシアヌル酸は、濾過又は温和な水性塩基による洗
浄によって除去される。次に、モノクロロケトン生成物
を製造するために、塩素化置換アルケン中間体を水性酸
で処理する。
【0006】具体的には、この態様は、(i)トリクロ
ロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中で、式(II)の置
換アルケンを塩素化して、式(III)の塩素化置換ア
ルケンを調製し;
ロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中で、式(II)の置
換アルケンを塩素化して、式(III)の塩素化置換ア
ルケンを調製し;
【化13】 (ii)式(III)の塩素化置換アルケンを、水性酸
で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケトンを
製造する;
で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケトンを
製造する;
【化14】 (式中、R及びR1は、それぞれ独立して水素原子又は
アルキルであるか、或いはR及びR1は、それらが結合
している炭素原子と一緒になって、環が5〜7個の原子
からなる環式構造を形成し;Yは、OR2、NR
3R4、OSiR2R5R6及び
アルキルであるか、或いはR及びR1は、それらが結合
している炭素原子と一緒になって、環が5〜7個の原子
からなる環式構造を形成し;Yは、OR2、NR
3R4、OSiR2R5R6及び
【化15】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(I)のα−クロロケ
トン化合物の製造方法を提供する。
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(I)のα−クロロケ
トン化合物の製造方法を提供する。
【0007】本発明において、アルキルは、(C1〜C
8)直鎖又は(C3〜C8)分岐鎖アルキル基を意味
し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシ
ル、イソオクチルなどが挙げられる。
8)直鎖又は(C3〜C8)分岐鎖アルキル基を意味
し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシ
ル、イソオクチルなどが挙げられる。
【0008】明細書全体において、式(III)の化合
物に関して特定の異性体を示すが、式(III)は、実
際には、cis及びtrans異性体形態の混合物を表
すことを理解すべきである。
物に関して特定の異性体を示すが、式(III)は、実
際には、cis及びtrans異性体形態の混合物を表
すことを理解すべきである。
【0009】本発明の好ましい形態においては、R及び
R1は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR及びR1は、それらが結合している炭素
原子と一緒になって、環が5〜6個の原子からなる環式
構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、OSiR2
R5R6及び
R1は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR及びR1は、それらが結合している炭素
原子と一緒になって、環が5〜6個の原子からなる環式
構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、OSiR2
R5R6及び
【化16】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−(3−メ
チルピペリジノ)、1−(4−メチルピペリジノ)、1
−ピロリジノ、1−(3−メチルピロリジノ)、4−モ
ルホリノ及び4−(2,6−ジメチルモルホリノ)から
なる群から選択されるヘテロ環式構造を形成する。
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−(3−メ
チルピペリジノ)、1−(4−メチルピペリジノ)、1
−ピロリジノ、1−(3−メチルピロリジノ)、4−モ
ルホリノ及び4−(2,6−ジメチルモルホリノ)から
なる群から選択されるヘテロ環式構造を形成する。
【0010】本発明のより好ましい形態においては、R
及びR1は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキル
であるか、或いはR及びR1は、それらが結合している
炭素原子と一緒になって、環が5〜6個の炭素原子から
なる環式構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、O
SiR2R5R6及び
及びR1は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキル
であるか、或いはR及びR1は、それらが結合している
炭素原子と一緒になって、環が5〜6個の炭素原子から
なる環式構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、O
SiR2R5R6及び
【化17】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−ピロリジ
ノ及び4−モルホリノからなる群から選択されるヘテロ
環式構造を形成する。
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−ピロリジ
ノ及び4−モルホリノからなる群から選択されるヘテロ
環式構造を形成する。
【0011】本発明の更に好ましい形態においては、R
及びR1は、それらが結合している炭素原子と一緒にな
って、環が6個の炭素原子からなる環式構造を形成し;
Yは、NR3R4、OSiR2R5R6及び
及びR1は、それらが結合している炭素原子と一緒にな
って、環が6個の炭素原子からなる環式構造を形成し;
Yは、NR3R4、OSiR2R5R6及び
【化18】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してメチル又はエチルであるか、
或いはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子
と一緒になって、1−ピロリジノを形成する。
R6は、それぞれ独立してメチル又はエチルであるか、
或いはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子
と一緒になって、1−ピロリジノを形成する。
【0012】本発明の更なる態様は、TCIAを、式
(II)の化合物からの、式(III)のエノールエー
テル、エノールエステル又はエナミン化合物の簡便なト
ラッピング剤(trapping agent)として
機能させることである。
(II)の化合物からの、式(III)のエノールエー
テル、エノールエステル又はエナミン化合物の簡便なト
ラッピング剤(trapping agent)として
機能させることである。
【0013】本発明の第2の更なる態様では、Rが水素
原子である場合には、式(IIIA)のジ塩素化置換ア
ルケンを形成し、これを引き続いて工程(ii)におい
て式(IA)のα,α−ジクロロケトンに加水分解する
ために、工程(i)において用いるTCIAの量を有利
に増加させることができる。したがって、この第2の態
様は、(i)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒
中で、式(II)の置換アルケンを塩素化して、式(I
IIA)の塩素化置換アルケンを製造し;
原子である場合には、式(IIIA)のジ塩素化置換ア
ルケンを形成し、これを引き続いて工程(ii)におい
て式(IA)のα,α−ジクロロケトンに加水分解する
ために、工程(i)において用いるTCIAの量を有利
に増加させることができる。したがって、この第2の態
様は、(i)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒
中で、式(II)の置換アルケンを塩素化して、式(I
IIA)の塩素化置換アルケンを製造し;
【化19】 (ii)式(IIIA)の塩素化置換アルケンを、水性
酸で加水分解して、式(IA)の所望のジクロロケトン
を製造する;
酸で加水分解して、式(IA)の所望のジクロロケトン
を製造する;
【化20】 (式中、Rは水素原子であり;R1は水素原子又はアル
キルであり;Yは、OR2、NR3R4、OSiR2R
5R6及び
キルであり;Yは、OR2、NR3R4、OSiR2R
5R6及び
【化21】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(IA)のα,α−ジ
クロロケトンの製造方法を提供する。
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(IA)のα,α−ジ
クロロケトンの製造方法を提供する。
【0014】本発明方法は、置換アルケンを含む溶液
に、TCIAを、固体として又は溶液で加えることによ
って行なう。モノ塩素化を所望の場合には、アルケン1
当量あたり約0.333当量のTCIAを加える。ジ塩
素化を所望の場合には、アルケン1当量あたり0.66
7当量以上のTCIAを加える。反応温度は変化させる
ことができ、室温より上であっても下であってもよい。
通常は、約−30℃〜約100℃の温度を用いる。好ま
しい塩素化温度は約0℃〜70℃である。最良の塩素化
選択性を得るためにより好ましいのは、約50℃以下の
温度である。0〜30℃の温度が更に好ましい。幾つか
の場合、特にシリルエーテル基体を用いる場合には、モ
ノ塩素化への選択性を最適にするために、約−78℃〜
約0℃のより低い温度範囲が好ましい。混和性の反応溶
媒としては、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、芳香族化
合物、エステル、エーテル、ケトン及びニトリルが挙げ
られる。炭化水素を溶媒として用いる場合には、昇温が
必要な場合がある。好ましい溶媒としては、ハロゲン化
炭化水素、例えばジクロロメタン、エステル、例えば酢
酸エチル、及びエーテル、例えばエチルエーテルが挙げ
られる。塩素化が完了したら、シアヌル酸副生成物を、
濾過、遠心分離、及び/又は、炭酸ナトリウム、重炭酸
ナトリウムなどのような温和な水性塩基による洗浄によ
って除去する。中間体は、塩酸、硫酸、トルフルオロ酢
酸、又はメタンスルホン酸若しくはトルエンスルホン酸
の水溶液のような温和な水性酸を用いて、クロロケトン
生成物に加水分解することができる。塩酸水溶液又は硫
酸水溶液が好ましい。酸性イオン交換樹脂を用いること
もできる。塩酸又は硫酸を用いる場合には、通常、加水
分解を容易にするために更なる水を加える。この工程中
においては反応温度は重要ではない。塩素化ケトン生成
物は、相分離、洗浄、乾燥及び濃縮若しくは結晶化によ
る単離のような標準的な方法を用いて回収される。
に、TCIAを、固体として又は溶液で加えることによ
って行なう。モノ塩素化を所望の場合には、アルケン1
当量あたり約0.333当量のTCIAを加える。ジ塩
素化を所望の場合には、アルケン1当量あたり0.66
7当量以上のTCIAを加える。反応温度は変化させる
ことができ、室温より上であっても下であってもよい。
通常は、約−30℃〜約100℃の温度を用いる。好ま
しい塩素化温度は約0℃〜70℃である。最良の塩素化
選択性を得るためにより好ましいのは、約50℃以下の
温度である。0〜30℃の温度が更に好ましい。幾つか
の場合、特にシリルエーテル基体を用いる場合には、モ
ノ塩素化への選択性を最適にするために、約−78℃〜
約0℃のより低い温度範囲が好ましい。混和性の反応溶
媒としては、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、芳香族化
合物、エステル、エーテル、ケトン及びニトリルが挙げ
られる。炭化水素を溶媒として用いる場合には、昇温が
必要な場合がある。好ましい溶媒としては、ハロゲン化
炭化水素、例えばジクロロメタン、エステル、例えば酢
酸エチル、及びエーテル、例えばエチルエーテルが挙げ
られる。塩素化が完了したら、シアヌル酸副生成物を、
濾過、遠心分離、及び/又は、炭酸ナトリウム、重炭酸
ナトリウムなどのような温和な水性塩基による洗浄によ
って除去する。中間体は、塩酸、硫酸、トルフルオロ酢
酸、又はメタンスルホン酸若しくはトルエンスルホン酸
の水溶液のような温和な水性酸を用いて、クロロケトン
生成物に加水分解することができる。塩酸水溶液又は硫
酸水溶液が好ましい。酸性イオン交換樹脂を用いること
もできる。塩酸又は硫酸を用いる場合には、通常、加水
分解を容易にするために更なる水を加える。この工程中
においては反応温度は重要ではない。塩素化ケトン生成
物は、相分離、洗浄、乾燥及び濃縮若しくは結晶化によ
る単離のような標準的な方法を用いて回収される。
【0015】式(II)のエノールエーテル、エノール
エステル及びエナミン出発物質は、カルボニル化合物前
駆体を、酸触媒及び所望のトラッピング剤で処理するこ
とによって、容易に得ることができる。例えば、カルボ
ニル化合物を、触媒p−トルエンスルホン酸及び無水酢
酸で処理することにより、対応するエノールエステルが
生成し、アミンで処理するとエナミンが形成される。こ
れらの工程は、化学文献において周知である。エノール
エーテルは、カルボニル化合物を、リチウムジイソプロ
ピルアミド、水素化ナトリウムなどのような強塩基で処
理し、次にトリアルキルシリルハライド、アルキルハラ
イド又はジアルキルスルフェートでトラップすることに
よって生成される。
エステル及びエナミン出発物質は、カルボニル化合物前
駆体を、酸触媒及び所望のトラッピング剤で処理するこ
とによって、容易に得ることができる。例えば、カルボ
ニル化合物を、触媒p−トルエンスルホン酸及び無水酢
酸で処理することにより、対応するエノールエステルが
生成し、アミンで処理するとエナミンが形成される。こ
れらの工程は、化学文献において周知である。エノール
エーテルは、カルボニル化合物を、リチウムジイソプロ
ピルアミド、水素化ナトリウムなどのような強塩基で処
理し、次にトリアルキルシリルハライド、アルキルハラ
イド又はジアルキルスルフェートでトラップすることに
よって生成される。
【0016】以下の実施例及び実験手順は、実施者への
指針のために与えるものであり、特許請求の範囲によっ
て規定される発明の範囲を制限するものではない。
指針のために与えるものであり、特許請求の範囲によっ
て規定される発明の範囲を制限するものではない。
【0017】実施例1:酢酸エノールの塩素化 ジクロロメタン15ml中の1−アセチルオキシ−1−
シクロヘキセン5.0g(35.6ミリモル)に、0℃
において、トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)2.
76g(11.9ミリモル)を、少しづつ加えた。2.
5時間後において、反応は、ガスクロマトグラフィー
(GC)分析に基づいて未完了であり、更に0.55g
(2.38ミリモル)のTCIAを加え、反応を室温で
一晩継続した。減圧濾過によって固形分を除去し、濾液
を減圧下で蒸発乾固させた。得られた油状の残渣を、酢
酸エチル20ml中に溶解した。塩酸水溶液(10%溶
液5ml)を加え、反応系を室温で一晩撹拌した。層を
分離し、水性層を酢酸エチル(25ml)で抽出し、有
機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた黄色の油状物(2.
7g、20.4ミリモル、57%)は、1H−NMR及
びGC/MS分析によって、2−クロロシクロヘキサノ
ンであることが示された。
シクロヘキセン5.0g(35.6ミリモル)に、0℃
において、トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)2.
76g(11.9ミリモル)を、少しづつ加えた。2.
5時間後において、反応は、ガスクロマトグラフィー
(GC)分析に基づいて未完了であり、更に0.55g
(2.38ミリモル)のTCIAを加え、反応を室温で
一晩継続した。減圧濾過によって固形分を除去し、濾液
を減圧下で蒸発乾固させた。得られた油状の残渣を、酢
酸エチル20ml中に溶解した。塩酸水溶液(10%溶
液5ml)を加え、反応系を室温で一晩撹拌した。層を
分離し、水性層を酢酸エチル(25ml)で抽出し、有
機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた黄色の油状物(2.
7g、20.4ミリモル、57%)は、1H−NMR及
びGC/MS分析によって、2−クロロシクロヘキサノ
ンであることが示された。
【0018】実施例2:エナミンの塩素化 シクロヘキサノンが混入した1−ピロリジノ−1−シク
ロヘキセン5.0g(33ミリモル)の溶液を、酢酸エ
チル20mlを用いて調製した。溶液を0〜5℃に冷却
し、酢酸エチル10ml中のTCIA2.55g(11
ミリモル)の溶液を、温度を15℃以下に保持しながら
滴下した。添加が完了したら、反応系を室温に加温し、
一晩撹拌した。固形分を減圧濾過によって除去し、濾液
を減圧下で蒸発乾固させた。得られた油状の残渣を、酢
酸エチル20ml中に溶解した。塩酸水溶液(10%溶
液10ml)を加え、反応系を室温で一晩撹拌した。G
Cによって、反応が完了し、2−クロロシクロヘキサン
及びシクロヘキサノン(後者は出発物質中の不純物であ
る)の3:2混合物を含んでいることが示された。
ロヘキセン5.0g(33ミリモル)の溶液を、酢酸エ
チル20mlを用いて調製した。溶液を0〜5℃に冷却
し、酢酸エチル10ml中のTCIA2.55g(11
ミリモル)の溶液を、温度を15℃以下に保持しながら
滴下した。添加が完了したら、反応系を室温に加温し、
一晩撹拌した。固形分を減圧濾過によって除去し、濾液
を減圧下で蒸発乾固させた。得られた油状の残渣を、酢
酸エチル20ml中に溶解した。塩酸水溶液(10%溶
液10ml)を加え、反応系を室温で一晩撹拌した。G
Cによって、反応が完了し、2−クロロシクロヘキサン
及びシクロヘキサノン(後者は出発物質中の不純物であ
る)の3:2混合物を含んでいることが示された。
【0019】実施例3:シリルエノールエーテルの塩素
化 エチルエーテル(20ml)中の1−(トリメチルシリ
ルオキシ)シクロヘキセン(3.0g、17.6ミリモ
ル,純度97%)の溶液を、ドライアイス−アセトン浴
を用いて−60℃に冷却した。トリクロロイソシアヌル
酸(1.38g、5.87ミリモル)を酢酸エチル8m
l中に溶解し、得られた溶液を2時間かけて加えた。3
0分撹拌した後、得られたスラリーを濾過した。濾液
を、1M−塩酸溶液(2ml)で処理した。エノールエ
ーテルの加水分解が完了するまで、反応混合物を撹拌し
た。溶液を、重炭酸ナトリウム飽和溶液及び水で洗浄し
た後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で蒸発
させることによって溶媒を除去した。残渣を減圧下で乾
燥して、2−クロロシクロヘキサノン(2.01g、8
6%、純度91%)を、淡黄色の油状物として得、これ
を冷蔵庫内で放置することによって結晶化した。生成物
の物理特性は、認定された標準市販試料と同じであっ
た。
化 エチルエーテル(20ml)中の1−(トリメチルシリ
ルオキシ)シクロヘキセン(3.0g、17.6ミリモ
ル,純度97%)の溶液を、ドライアイス−アセトン浴
を用いて−60℃に冷却した。トリクロロイソシアヌル
酸(1.38g、5.87ミリモル)を酢酸エチル8m
l中に溶解し、得られた溶液を2時間かけて加えた。3
0分撹拌した後、得られたスラリーを濾過した。濾液
を、1M−塩酸溶液(2ml)で処理した。エノールエ
ーテルの加水分解が完了するまで、反応混合物を撹拌し
た。溶液を、重炭酸ナトリウム飽和溶液及び水で洗浄し
た後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で蒸発
させることによって溶媒を除去した。残渣を減圧下で乾
燥して、2−クロロシクロヘキサノン(2.01g、8
6%、純度91%)を、淡黄色の油状物として得、これ
を冷蔵庫内で放置することによって結晶化した。生成物
の物理特性は、認定された標準市販試料と同じであっ
た。
【0020】本発明の変更及び修正は、特許請求の範囲
によって規定される本発明の精神及び範囲から逸脱する
ことなく行なうことができることを理解すべきである。
によって規定される本発明の精神及び範囲から逸脱する
ことなく行なうことができることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 69/63 C07C 69/63 // A01N 35/02 A01N 35/02 (72)発明者 ヘザー・リンネット・レイル アメリカ合衆国ペンシルバニア州19454, ノース・ウェールズ,ウェストン・コート 111
Claims (7)
- 【請求項1】 以下の工程: (i)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中で、
式(II)の置換アルケンを塩素化して、式(III)
の塩素化置換アルケンを調製し; 【化1】 (ii)式(III)の塩素化置換アルケンを、水性酸
で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケトンを
製造する; 【化2】 (式中、 R及びR1は、それぞれ独立して水素原子又はアルキル
であるか、或いはR及びR1は、それらが結合している
炭素原子と一緒になって、環が5〜7個の原子からなる
環式構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、OSi
R2R5R6及び 【化3】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(I)のα−クロロケ
トン化合物の製造方法。 - 【請求項2】 R及びR1は、それぞれ独立して(C1
〜C4)アルキルであるか、或いはR及びR1は、それ
らが結合している炭素原子と一緒になって、環が5〜6
個の原子からなる環式構造を形成し;Yは、OR2、N
R3R4、OSiR2R5R6及び 【化4】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−(3−メ
チルピペリジノ)、1−(4−メチルピペリジノ)、1
−ピロリジノ、1−(3−メチルピロリジノ)、4−モ
ルホリノ及び4−(2,6−ジメチルモルホリノ)から
なる群から選択されるヘテロ環式構造を形成する、請求
項1に記載の方法。 - 【請求項3】 R及びR1は、それぞれ独立して(C1
〜C4)アルキルであるか、或いはR及びR1は、それ
らが結合している炭素原子と一緒になって、環が5〜6
個の炭素原子からなる環式構造を形成し;Yは、O
R2、NR3R4、OSiR2R5R6及び 【化5】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立して(C1〜C4)アルキルであ
るか、或いはR3及びR4は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって、1−ピペリジノ、1−ピロリジ
ノ及び4−モルホリノからなる群から選択されるヘテロ
環式構造を形成する、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 R及びR1は、それらが結合している炭
素原子と一緒になって、環が6個の炭素原子からなる環
式構造を形成し;Yは、NR3R4、OSiR2R5R
6及び 【化6】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してメチル又はエチルであるか、
或いはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子
と一緒になって、1−ピロリジノを形成する、請求項3
に記載の方法。 - 【請求項5】 式(II): 【化7】 の化合物からの、式(III): 【化8】 (上式中、 R及びR1は、それぞれ独立して水素原子又はアルキル
であるか、或いはR及びR1は、それらが結合している
炭素原子と一緒になって、環が5〜7個の原子からなる
環式構造を形成し;Yは、OR2、NR3R4、OSi
R2R5R6及び 【化9】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)のエノールエーテル、エノールエステ
ル又はエナミン化合物のトラッピング剤としてのトリク
ロロイソシアヌル酸の使用。 - 【請求項6】 エノールエーテル、エノールエステル、
エナミン、5−メチレン−1,3−オキサジン−2−オ
ン及び5−メチレンオキサゾリンからなる群から選択さ
れる置換アルケンを選択的モノ塩素化するための塩素化
剤としてのトリクロロイソシアヌル酸の使用。 - 【請求項7】 以下の工程: (i)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中で、
式(II)の置換アルケンを塩素化して、式(III
A)の塩素化置換アルケンを製造し; 【化10】 (ii)式(IIIA)の塩素化置換アルケンを、水性
酸で加水分解して、式(IA)の所望のジクロロケトン
を製造する; 【化11】 (式中、Rは水素原子であり;R1は水素原子又はアル
キルであり;Yは、OR2、NR3R4、OSiR2R
5R6及び 【化12】 からなる群から選択され;R2、R3、R4、R5及び
R6は、それぞれ独立してアルキル基であるか、或い
は、R3及びR4は、それらが結合している窒素原子と
一緒になって、環が5〜6個の原子からなるヘテロ環式
構造を形成する)工程を含む、式(IA)のα,α−ジ
クロロケトンの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US4335297P | 1997-04-15 | 1997-04-15 | |
US60/043352 | 1997-04-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10298130A true JPH10298130A (ja) | 1998-11-10 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10104522A Withdrawn JPH10298130A (ja) | 1997-04-15 | 1998-04-15 | トリクロロイソシアヌル酸を用いた置換アルケンの塩素化 |
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---|---|
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JP (1) | JPH10298130A (ja) |
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CN (1) | CN1197056A (ja) |
AT (1) | ATE211720T1 (ja) |
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CA (1) | CA2233807C (ja) |
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DK (1) | DK0872463T3 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017019744A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | 住友化学株式会社 | 2−ハロアセト酢酸アミドの製造方法 |
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CN102875271B (zh) * | 2012-10-22 | 2014-08-20 | 上海应用技术学院 | 一种三氯异氰尿酸参与的氯代芳烃类化合物的合成方法 |
CN108727173B (zh) * | 2017-04-19 | 2021-01-01 | 江西天新药业股份有限公司 | 制备1,1,3-三氯丙酮的方法 |
WO2019030059A1 (en) | 2017-08-08 | 2019-02-14 | Synthos Dwory 7 Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Spolka Jawna | CONJUGATED DIENNA FUNCTIONALIZED BY BISSILYLAMINOSILYL AND METHODS FOR THEIR PREPARATION |
CN112321410B (zh) * | 2020-11-19 | 2021-12-31 | 北京科技大学 | 一种由三氯异氰尿酸氯代苯乙烯制备扁桃酸的方法 |
CN113183386B (zh) * | 2021-04-13 | 2022-09-13 | 山西凝固力新型材料股份有限公司 | 一种高抗压纤维增强聚氨酯复合板材及其制备方法 |
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FR2633614B1 (fr) * | 1988-06-30 | 1991-06-07 | Norsolor Sa | Procede de monohalogenation en (alpha) des groupements carbonyles des cetones |
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- 1998-04-14 BR BR9801049-2A patent/BR9801049A/pt not_active Application Discontinuation
- 1998-04-15 KR KR1019980013483A patent/KR19980081436A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-04-15 JP JP10104522A patent/JPH10298130A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017019744A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | 住友化学株式会社 | 2−ハロアセト酢酸アミドの製造方法 |
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