JPH10324670A - 環状カルバメートを用いるクロロケトアミンの製造方法 - Google Patents

環状カルバメートを用いるクロロケトアミンの製造方法

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JPH10324670A
JPH10324670A JP10104567A JP10456798A JPH10324670A JP H10324670 A JPH10324670 A JP H10324670A JP 10104567 A JP10104567 A JP 10104567A JP 10456798 A JP10456798 A JP 10456798A JP H10324670 A JPH10324670 A JP H10324670A
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acid
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alkyl
hydrogen atom
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JP10104567A
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English (en)
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Heather Lynnette Rayle
ヘザー・リンネット・レイル
Renee Caroline Roemmele
レニー・キャロライン・ローメル
Randall Wayne Stephens
ランダル・ウェイン・ステファンズ
Joshua Anthony Chong
ヨシュア・アンソニー・チョング
Fereydon Abdesaken
フェリドン・アブデサケン
Charles Chao Wu
チャールズ・チャオ・ウー
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Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C221/00Preparation of compounds containing amino groups and doubly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 5−メチレン環状カルバメートの新規で安価
な製造方法の提供。 【解決手段】 置換アルキニルアミンおよび二酸化炭素
から、または置換アセトアセタミドからホフマン転位を
経て5−メチレン環状カルバメートを製造し、続いて簡
便な塩素化剤を用いて一般式IVの5−(クロロメチレ
ン)環状カルバメートに塩素化し、引き続き加水分解に
より一般式Iの置換α−クロロケトアミンにする。得ら
れた置換α−クロロケトアミンは殺菌剤として有用な置
換アミド化合物に転化できる。 (RおよびRは独立して水素又はアルキルであり、R
及びRは独立してアルキル又は置換アルキル基であ
るか、又はR及びRはそれらが結合している炭素と
一緒に環式構造を形成し、Xはハロである)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、置換アルキニルアミンおよび二
酸化炭素から、または置換アセトアセタミドからホフマ
ン転位を経て5−メチレン環状カルバメートを製造す
る、新規で安価な方法に関する。得られた5−メチレン
環状カルバメートは続いて、簡便な塩素化剤を用いて5
−(クロロメチレン)環状カルバメートに塩素化され、
引き続き加水分解により、置換α−クロロケトアミンに
される。得られた置換α−クロロケトアミンは、殺菌剤
として有用な置換アミド化合物に転化することができ
る。
【0002】現在においては、本発明が有利に克服する
ことのできる幾つかの問題がある。所望される5−メチ
レン環状カルバメートを製造するための従来知られてい
る反応経路は、アセチレン性アミンと二酸化炭素を加
圧、昇温下に反応させることを含む。そのような条件は
高価な装置を必要とし、そのためこのような方法の商業
的価値を制限する。
【0003】塩素化剤として塩素ガス又はN−クロロス
クシンイミドを用いるような、公知で通常の方法によっ
て得られる5−メチレン環状カルバメートからα−クロ
ロケトアミンを引き続き製造する方法も、モノ塩素化に
関する選択性の欠如のために、5−クロロメチレン環状
カルバメートの加水分解の後に、所望のモノクロロケト
アミンに加えて、塩素化の程度が低いケトン及び過剰に
塩素化されているケトンが通常形成されるという問題が
ある。更に、塩素の使用により、当業者に周知なよう
に、危険性及び装置の高価化が生ずる。
【0004】本発明者らは、5−メチレン環状カルバメ
ートへの二つの簡便な反応経路を見出した。第1の反応
経路は、銅塩の存在下に、穏やかな温度及び圧力条件下
で二酸化炭素とアルキニルアミンを反応させることを含
む。第2の反応経路は、アセトアセタミドの多段アルキ
ル化(multiple alkylation)、ホ
フマン反応条件でイソシアネートの形成、およびその後
の酸性条件下での5−メチレン環状カルバメートへの環
化を含む。更に、本発明者らは、新規な塩素化剤である
トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)を見いだした。
これは、得られる5−メチレン環状カルバメートを選択
的に塩素化してモノ塩素化中間体を与え、これを酸触媒
加水分解することにより、所望のα−モノクロロケトア
ミンが、選択的に且つ高い収率で得られることを確認し
た。TCIAは、融点が高く、容易に取り扱うことがで
きる固体であり、所望の物質の、低度又は過剰の塩素化
を避けるために極めて正確な量で用いることができる。
TCIAは、水泳プールの水の塩素化及び飲料水の消毒
において用いられる、周知で、安価な商業的に入手可能
な化合物であるが、5−メチレン環状カルバメート用の
簡便で選択性の塩素化剤としてのその使用は、本発明時
以前には開示されていない。本発明の更なる態様は、
α,α−ジクロロケトアミンの選択的形成のための簡便
な方法を提供する。得られるモノまたはジクロロケトア
ミンは有機酸クロライドと反応させて、殺菌剤として有
用なアミド化合物を形成することができる。
【0005】ドイツ特許1,164,411号は、銅塩
の存在下、加圧、昇温下でアセチレンアミンと二酸化炭
素から5−メチレンオキサゾリドン−(2)を調製する
方法を開示する。しかし、本発明の一部に採用された穏
やかな条件は開示も示唆もされていない。さらに、これ
らの5−メチレンオキサゾリドン−(2)の有用性、お
よび引き続き塩素化して5−(クロロメチレン)環状カ
ルバメートを形成することのいずれも示唆されていな
い。
【0006】本発明の一態様は、アミド殺菌剤へ導く中
間体として有用な、α−クロロケトアミンの好適な製造
方法を提供するものであり、銅(I)塩触媒の存在下
に、穏やかな(moderate)温度及び圧力で、二
酸化炭素を使用して置換アルキニルアミンを環化して5
−メチレン環状カルバメートを形成する第1工程;トリ
クロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中で、5−メチレ
ン環状カルバメートを塩素化して、塩素化環状カルバメ
ート中間体を製造する第2工程;および引き続き塩素化
環状カルバメート中間体を強酸で加水分解して、所望の
α−クロロケトアミンを製造する第3工程を含む。得ら
れたα−クロロケトアミンをさらに有機酸クロライドと
反応させて、殺菌剤として有用なアミド化合物を形成す
ることができる。
【0007】すなわち、本発明の第1の態様は、 (i)銅(I)塩触媒の存在下に、穏やかな温度、絶対
圧3気圧以下の圧力で、二酸化炭素を使用して式(I
I)のアルキニルアミンを環化して式(III)の5−
メチレン環状カルバメートを形成し;
【化15】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
素化して、式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
を製造し;
【化16】 (iii)式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
を酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
アミンを製造する;
【化17】 (上式中、RおよびRは、それぞれ独立して水素原子
又はアルキルであり、R及びRは、それぞれ独立し
て、アルキル又は置換アルキル基であるか、又はR
びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になっ
て環式構造を形成し、Xはハロである) 工程を含むことを特徴とする式(I)のα−クロロケト
アミン化合物の製造方法に関する。
【0008】好ましい態様において、RおよびRは、
それぞれ独立して水素原子又は(C −C)アルキル
であり、R及びRは、それぞれ独立して、(C
)アルキルであるか、又はR及びRは、それら
が結合している炭素原子と一緒になってシクロペンチル
又はシクロヘキシル環を形成し、Xはクロロである。よ
り好ましい態様においては、RおよびRは、それぞれ
独立して水素原子、メチル又はエチルであり、R及び
は、それぞれ独立して、メチル又はエチルである
か、又はR及びRは、それらが結合している炭素原
子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する。さらに
好ましい態様においては、RおよびRは、それぞれ水
素原子であり、R及びRは、それぞれ独立して、メ
チル又はエチルである。
【0009】本発明の第2の態様は、アミド殺菌剤へ導
く中間体として有用な、α−クロロケトアミンの好適な
製造方法を提供するものであり、任意に置換されたアセ
トアセタミドを第1のアルキルハライドもしくは置換ア
ルキルハライドで、塩基の存在下にアルキル化する第1
の工程;得られた第1のアルキル化されたアセトアセタ
ミドを第2のアルキルハライドもしくは置換アルキルハ
ライドで、塩基の存在下にアルキル化する第2の工程;
2回アルキル化されたアセトアセタミドを次亜塩素酸塩
化合物と反応させ、ホフマン反応条件を用いてイソシア
ネートを形成する第3の工程;得られたイソシアネート
を酸を使用して環化し、5−メチレン環状カルバメート
を形成する第4の工程;トリクロロイソシアヌル酸を用
いて、溶媒中で、5−メチレン環状カルバメートを塩素
化して、塩素化環状カルバメート中間体を製造する第5
の工程;および塩素化環状カルバメート中間体を強酸で
加水分解して、所望のα−クロロケトアミンを製造する
第6の工程を含む。得られたα−クロロケトアミンをさ
らに有機酸クロライドと反応させて、殺菌剤として有用
なアミド化合物を形成することができる。
【0010】すなわち、本発明の第2の態様は、以下の
工程: (i) 式(V)のアセトアセタミドをアルキル化し
て、式(VI)の1回アルキル化されたアセトアセタミ
ドを形成し、
【化18】 (ii) 式(VI)の1回アルキル化されたアセトア
セタミドをアルキル化して、式(VII)の2回アルキ
ル化されたアセトアセタミドを形成し、
【化19】 (iii) 式(VII)の2回アルキル化されたアセ
トアセタミドを次亜塩素酸塩と反応させ、式(VII
I)のイソシアネートを形成し、
【化20】 (iv) 得られた式(VIII)のイソシアネートを
酸を使用して環化し、式(III)の5−メチレン環状
カルバメートを形成し、
【化21】 (v) トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
素化して、式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
を製造し;
【化22】 (vi) 式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
を酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
アミンを製造する;
【化23】 (上式中、Rは、水素原子又はアルキルであり、R
びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換アルキ
ル基であり、Rは、水素原子であり、Mはリチウ
ム、カリウム、またはナトリウムであり、Xはハロであ
る) 工程を含む式(I)のα−クロロケトアミン化合物の製
造方法であって、次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸カルシウ
ム、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜
塩素酸リチウム、および次亜塩素酸tert−ブチルか
らなる群から選択される製造方法に関する。
【0011】好ましい態様において、Rは、水素原子又
は(C−C)アルキルであり、R及びRは、そ
れぞれ独立して、(C−C)アルキルであり、Xは
クロロ、ブロモまたはヨードであり、次亜塩素酸塩が次
亜塩素酸カルシウムまたは次亜塩素酸tert−ブチル
である。より好ましい態様において、Rは、水素原子、
メチルまたはエチルであり、R及びRは、それぞれ
独立して、メチルまたはエチルであり、次亜塩素酸塩が
次亜塩素酸カルシウムである。さらに好ましい態様にお
いて、Rは、水素原子であり、R及びRは、それぞ
れ独立して、メチルまたはエチルである。
【0012】本発明の第2の態様において、R及びR
が、同じアルキル基であるか、またはR及びR
それらが結合している炭素原子と一緒になって環式構造
を形成する時に、工程(i)および(ii)を1つの工
程にすることができる。R及びRが同じアルキル基
である場合、好ましい基はメチルおよびエチルである。
及びRが、それらが結合している炭素原子と一緒
になって環式構造を形成する場合、工程(i)における
好ましい反応体は、X−(CH)y−X[式中、yは
4または5であり、Xはハロである]である。
【0013】どちらの態様においても、式(III)の
5−メチレン環状カルバメートのR基が水素原子である
ときは、塩素化工程で使用されるTCIAの量は、引き
続いて加水分解され、アミド殺菌剤の製造のための中間
体としても有用なα,α−ジクロロケトアミンにされる
5−(ジクロロメチレン)環状カルバメートを形成する
ために有利に増加させることができる。すなわち、本発
明は、さらに、 (ia) 前述の銅(I)塩触媒の存在下に、二酸化炭
素を使用して式(II)のアルキニルアミンを環化して
式(III)の5−メチレン環状カルバメートを形成
し;
【化24】 (ib) 前述の酸を使用して構造式(VIII)のイ
ソシアネートを環化して式(III)の5−メチレン環
状カルバメートを形成し;
【化25】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
素化して、式(IVA)のジ塩素化環状カルバメート中
間体を製造し;
【化26】 (iii)式(IVA)のジ塩素化環状カルバメート中
間体を酸で加水分解して、式(IA)の所望のジクロロ
ケトアミンを製造する;
【化27】 (上式中、Rは水素原子であり、Rは、水素原子又は
アルキルであり、R及びRは、それぞれ独立して、
アルキル又は置換アルキル基であるか、又はR及びR
は、それらが結合している炭素原子と一緒になって環
式構造を形成し、Xはハロである) 工程を含むことを特徴とする式(IA)のα,α−ジク
ロロケトアミン化合物の製造方法に関する。
【0014】好ましい態様においては、Rは、水素原
子又は(C−C)アルキルであり、R及びR
は、それぞれ独立して、(C−C)アルキルであ
るか、又はR及びRは、それらが結合している炭素
原子と一緒になってシクロペンチル又はシクロヘキシル
環を形成し、Xはクロロである。より好ましい態様にお
いては、Rは、水素原子、メチル又はエチルであり、
及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエチル
であるか、又はR及びRは、それらが結合している
炭素原子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する。
さらに好ましい態様においては、Rは、水素原子であ
り、R及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエ
チルである。
【0015】本発明のどちらの態様においても、得られ
た式(I)または(IA)のクロロケトアミンを以下の
式(IX)の有機酸クロライドと、塩基の存在下で反応
させ以下の式(X)の殺菌性アミド化合物を形成するこ
とができる。
【0016】
【化28】 (式中、Aはクロロまたは水素原子であり、Zは、アル
キル又は置換アルキル、アリール又は置換アリール、ヘ
テロアリール又は置換ヘテロアリール、又はフェニレン
であり、RおよびRは、それぞれ独立して水素原子又
はアルキルであり、R及びRは、それぞれ独立し
て、アルキル又は置換アルキル基であるか、又はR
びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になっ
て環式構造を形成する)。
【0017】好ましい態様において、Aは水素原子であ
り、Zは、(C−C)アルキル、フェニル、又はハ
ロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキ
シ、(C−C)アルキニル、ニトロ及びシアノから
なる群から独立して選択される3つ以下の置換基で置換
されたフェニル、2−ナフチル、3−ピリジル及び1,
4−フェニレンであり、Rは水素原子または(C−C
)アルキルであり、R及びRがそれぞれ独立して
(C−C)アルキルであるか、又はR及びR
は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、
シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成する。
【0018】さらに好ましい態様においては、Zは、3
−ヘプチル、フェニル、4−ハロフェニル、2,6−ジ
ハロフェニル、4−(C−C)アルキルフェニル、
3,5−ジハロフェニル、3,5−ジ(C−C)ア
ルキルフェニル、4−(C−C)アルキル−3,5
−ジハロフェニル、4−シアノ−3,5−ジハロフェニ
ル、4−(C−C)アルコキシ−3,5−ジハロフ
ェニル、4−ニトロフェニル、2−ナフチル、3−ピリ
ジル又は1,4−フェニレンであり;R及びR がそれ
ぞれ独立して水素原子、メチル又はエチルであり、R
及びRはそれぞれ独立してメチル又はエチルである
か、それらが結合している炭素原子と一緒になってシク
ロヘキシル環を形成する。
【0019】さらに好ましい態様においては、Zが4−
クロロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、3,5
−ジメチルフェニル、3,5−ジクロロ−4−メチルフ
ェニル、4−ニトロフェニル、1,4−フェニレン、2
−ナフチル、3−ピリジル又は3−ヘプチルであり;R
及びRがそれぞれ独立して水素原子であり、R及び
がそれぞれ独立してメチル又はエチルである。
【0020】本発明において、アルキルは、(C−C
)直鎖又は(C−C)分岐鎖アルキル基を意味
し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシ
ル、イソオクチルなどが挙げられる。置換アルキルは、
アルコキシ、ハロ、アルキルチオ及びシアノからなる群
から選択される1以上の置換基で置換されたアルキルを
意味する。
【0021】アルコキシは、酸素原子に結合した(C
−C)直鎖又は(C−C)分岐鎖アルキル基、例
えば、メトキシ、エトキシ、イソブトキシなどを意味す
る。アルキルチオは、イオウ原子に結合した(C−C
)直鎖又は(C−C)分岐鎖アルキル基、例え
ば、メチルチオ、n−プロピルチオ、sec−ブチルチ
オなどを意味する。ハロは、ブロモ、クロロ、フルオロ
及びヨードを意味する。アリールは、フェニル、ナフチ
ル、又は、ハロ、アルキル、アルキニル、アルコキシ、
ニトロおよびシアノからなる群から独立して選択される
1〜3個の置換基で置換されたフェニルもしくはナフチ
ルを意味する。例としては、フェニル、2−ナフチル、
4−ニトロフェニル、4−クロロフェニル、3,5−ジ
メチルフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、3,5
−ジクロロ−4−メチルフェニル、3,5−ジクロロフ
ェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジブロ
モフェニル、3−クロロ−4−エチル−5−フルオロフ
ェニル、3,5−ジクロロ−4−シアノフェニル、3,
5−ジクロロ−4−メトキシフェニル、3,5−ジフル
オロ−4−プロパルギルフェニル、3,5−ジブロモ−
4−メチルフェニルなどが挙げられるが、これらに限定
されない。
【0022】アルキニルは、(C−C)アルキニ
ル、例えば、エチニル、プロパルギル、2−ヘキシニル
などを意味する。ヘテロアリールは、酸素原子、イオウ
原子、1、2又は3個の窒素原子、酸素原子と1又は2
個の窒素原子、又はイオウ原子と1又は2個の窒素原子
を有することができる5員の芳香族環、或いは1、2又
は3個の窒素原子を有する6員芳香族環、或いは、ハ
ロ、アルキル、ハロアルキル又はシアノから選択される
2個以下の置換基で置換されたヘテロアリールを意味す
る。例としては、2−フリル、2−チエニル、4−クロ
ロ−2−チエニル、2−オキサゾリル、2−イミダゾリ
ル、1,2,4−トリアゾル−1−イル、2−イミダゾ
リル、2−ピロリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4
−ピリジル、4−ピリダジニル、4−ピリミジニル、2
−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、4
−クロロ−3−ピリジルなどが挙げられるが、これらに
限定されない。フェニレンは、1,4−フェニレンを意
味する。
【0023】式(IV)の化合物に関して、特定の異性
体を、明細書全体に亙って示しているが、式(IV)
は、実際には、シス及びトランス異性体形態の混合物を
表すことを理解すべきである。
【0024】本発明の第1の態様においては、アルキニ
ルアミンから5−メチレン環状カルバメートを形成する
ための環化工程は、約−20℃から約35℃において、
約6時間から数日の間行われる。好ましい温度は約0℃
から約25℃である。より好ましい温度は約10℃から
約25℃である。銅塩触媒は出発物質のアルキニルアミ
ンの重量に基づいて、約1モル%から約10モル%の量
で存在する。二酸化炭素は過剰に存在することができ、
または二酸化炭素不足の系を維持するために部分ごとに
分けて加えることができる。過剰の二酸化炭素は、通常
好ましい。反応は溶媒の存在下、または非存在下で行う
ことができる。好ましい銅塩触媒は、塩化銅(I)また
はヨウ化銅(I)である。より好ましい銅塩触媒は、塩
化銅(I)である。溶媒を使用する場合には、極性溶媒
が好ましい。好ましい極性溶媒は、メチルt−ブチルエ
ーテルである。反応が二酸化炭素不足の状態で行われる
場合には、有意の量の、20%以下の、高分子量の二量
体副生成物が、5−10%の開環イソシアネートととも
に得られる場合がある。しかし、過剰の二酸化炭素を使
用した場合には、この問題が最小限にされる。反応は大
気圧の二酸化炭素を使用して行うことができ、または絶
対圧約1から約3気圧の穏やかな圧力で行うことができ
る。二酸化炭素は触媒を含む溶媒に溶媒が飽和に達する
までバブリングすることができ、その後アミンが反応系
に徐々に加えられる。別法として、二酸化炭素はアミン
と触媒の溶液に、固体として加えてもよいし、ガスとし
てバブリングしてもよい。どちらの場合にも、バッチ法
または連続法のどちらも使用することができる。生成物
は標準的な作業手順、たとえば水によりクエンチング
し、必要ならば酸性化し、抽出及び洗浄し、有機層を乾
燥し、溶媒を蒸発させ、蒸留により回収するような方法
により単離する事ができる。通常、85−98%の純度
で生成物を単離する事ができる。
【0025】本発明の第2の態様では、好ましくはNa
OHまたはKOHである塩基が、極性溶媒中のアセトア
セタミドの溶液に加えられる。極性溶媒は、メタノール
のような水溶性のものであることが好ましい。混合後、
好ましくはアルキルハライドである第1のアルキル化剤
を約0℃から約50℃の温度で溶液に加える。化学量論
量、反応時間及び温度は使用されるアルキル化剤に幾分
か依存する。たとえば、ヨウ化アルキルは、臭化物また
は塩化物に比較してより容易なアルキル化剤である。通
常、比較的少量過剰のアルキル化剤が使用される。第1
のアルキル化されたアセトアセタミドは、類似の条件に
おける第2のアルキル化剤との反応のために単離されて
もよく、または第2のアルキル化剤を直接、第1のアル
キル化されたアセトアセタミド溶液に加えてもよい。2
つのアルキル基が同一である場合には、アセトアセタミ
ドのアルキル化剤を少なくとも2当量使用することによ
り、2つの工程を一緒にすることが有利である。同様
に、環状構造が望まれる場合には、ほぼ1当量のジハロ
ポリメチレンアルキル化剤、たとえば1,4−ジブロモ
ブタンまたは1,5−ジブロモペンタンが、アセトアセ
タミドをアルキル化するために使用される。
【0026】2回アルキル化されたアセトアセタミド
は、ホフマン反応条件を用いてイソシアネートに転化さ
れる。一般には、次亜塩素酸塩に不活性な溶媒中のアセ
トアセタミド溶液に次亜塩素酸塩を加えるのが簡便であ
る。好適な溶媒としては、芳香族炭化水素及び脂肪族炭
化水素、または塩素化芳香族炭化水素及び塩素化脂肪族
炭化水素があげられる。好ましい溶媒は、都合のよい沸
点を有する塩化メチレンである。イソシアネートの加水
分解をさけるために、無水反応条件が必要とされる。た
とえばナトリウム、カリウム、リチウム、またはカルシ
ウム塩のような種々の無機次亜塩素酸塩、およびter
t−ブチル塩のような有機次亜塩素酸塩が反応に有効で
ある。好ましい次亜塩素酸塩は、ナトリウム、カルシウ
ム、およびtert−ブチル次亜塩素酸塩である。より
好ましい次亜塩素酸塩は次亜塩素酸カルシウムである。
次亜塩素酸塩の量は一般には、アセトアセタミド1当量
あたり、約0.1から約2.0当量である。好ましい次
亜塩素酸塩の量は約0.5から約1.5当量である。よ
り好ましい量は、約0.8から約1.4当量である。
【0027】イソシアネートは、酢酸、トリフルオロ酢
酸、またはNafion樹脂、高分子ペルフルオロ硫酸
のような酸と接触させることにより5−メチレン環状カ
ルバメートに環化される。好ましい酸はNafionで
ある。この工程で使用される溶媒は、先のホフマン反応
で使用されたものと同じである。反応温度は通常、約0
℃から約50℃である。
【0028】本発明のいずれの態様においても、TCI
Aを用いる5−メチレン環状カルバメートの塩素化工程
は、約−30℃〜約100℃の温度で行なうことができ
る。好ましい塩素化温度は、約0℃〜70℃である。約
50℃以下の温度が、最良の塩素化選択性を得るために
より好ましい。0℃〜30℃の温度が更に好ましい。反
応は、圧力依存性ではないが、通常、1気圧の圧力が便
宜上好ましい。試薬の化学量論は、非常に重要である。
5−メチレン環状カルバメート1当量あたり0.333
当量未満のTCIAを用いると、5−メチレン環状カル
バメート出発物質の一部が未反応で残留する。0.33
3当量を超える量を用いると、過剰に塩素化された中間
体が形成され、これは加水分解の後にジクロロケトアミ
ンとなる。しかしながら、上述したように、本発明の更
なる態様は、環状カルバメートのメチレン基がアルキル
基によって置換されていない場合に、5−メチレン環状
カルバメート1当量あたり0.667当量以上のTCI
Aを用いると、5−(ジクロロメチレン)環状カルバメ
ートを簡便に形成し、引き続く工程においてα,α−ジ
クロロケトアミンを形成する方法を提供する。塩素化反
応時間は、約5分〜約1時間で変化させてよく、用いる
反応装置の寸法及びタイプと、用いる溶媒の両方に依存
する。塩素化溶媒は、通常、エーテル、酸、エステル又
はケトン、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸及びメ
チル−t−ブチルエーテル(但し、これらに限定されな
い)のような極性溶媒である。好ましい極性溶媒は、酢
酸、酢酸エチル又は酢酸ブチルである。芳香族炭化水
素、例えばトルエン、或いは脂肪族炭化水素、例えばヘ
プタン及びイソオクタン、または塩素化炭化水素、たと
うば塩化メチレンのような非極性溶媒を用いることもで
きる。好ましい非極性溶媒は塩化メチレンである。塩素
化反応を所望の段階まで行なった後、シアヌル酸副生成
物は、濾過によるか及び/又は炭酸ナトリウム、水酸化
ナトリウムなどのような通常の塩基で洗浄することによ
って除去することができる。次に、得られる5−クロロ
メチレン環状カルバメートを含む溶液を、加水分解工程
に供する。
【0029】加水分解工程においては、塩素化工程で使
用されたものと同じ溶媒が一般的に使用される。加水分
解工程は約2以下のpHを有する任意の強酸により容易
に行われる。水性酸または幾分かの水と混合された非水
性酸を使用することができる。これらに限定はされない
が、塩酸、硫酸、トルフルオロ酢酸、メタンスルホン酸
又はトルエンスルホン酸のような通常の酸が、用いるの
に好都合である。約10から約37%の塩酸水溶液又は
約10%から約98%の硫酸水溶液が好ましい。酸性イ
オン交換樹脂を用いることもできる。加水分解段階は、
通常、約30分〜約24時間かかり、時間は、酸の強
度、温度及び用いる装置の寸法及び性質に依存する。用
いる圧力は重要ではない。しかしながら、通常は1気圧
が便宜上好ましい。
【0030】両方の態様の塩素化工程及び加水分解工程
のための典型的な反応手順においては、環状カルバメー
ト及び溶媒を一緒にし、得られた溶液を、氷浴を用いて
0〜5℃に冷却する。可能ならば反応温度を30℃以下
に保持しながら、TCIAを徐々に加える。TCIAを
加えたら、得られたスラリーを室温に加温し、ガスクロ
マトグラフィー(GC)分析に基づいて反応が完了する
まで撹拌する。ほとんどのシアヌル酸副生成物を濾過に
よって除去する。加水分解工程で使用される所望の酸を
濾液に加え、十分な時間加熱して加水分解させる。溶媒
を真空除去して所望のクロロケトアミンを固体として得
る。
【0031】塩素化された中間体は通常塩素化カーバメ
ートの異性体と開環したイソシアネートとの混合物であ
る。その比率は実験条件に依存するが、これらの物質の
すべてが加水分解して同じクロロケトアミンとなる。イ
ソシアネートの加水分解は、カルバメートよりも迅速に
加水分解する。静置するとイソシアネートはカルバメー
トに再び環化し、それぞれのサンプルごとに異なる平衡
状態になる。最終のクロロケトアミンの純度は、約85
から98%の範囲である。この純度は、出発物質のカル
バメートの純度及び塩素化の際のシアヌル酸副生成物が
どの程度効率よく除去されたかにより変化する。
【0032】以下の実施例、表及び実験手順は、当業者
への指針のために与えるものであり、特許請求の範囲に
よって規定される発明の範囲を制限するものではない。
表1の実施例は方法Aまたは方法Bのいずれかを使用し
て調製された。 表I:実施例C1−C6 アルキニルアミンと二酸化炭素からの環状カルバメート
の形成
【化29】
【0033】
【表1】
【0034】方法A 大気圧で、過剰の二酸化炭素を使
用 実施例C−1:4−エチル−4−メチル−5−メチレン
−1,3−オキサゾリン−2−オンの調製 30ミリリットルのメチルt−ブチルエーテルに0.3
8g(3.9ミリモル)の塩化銅(I)を加えた。二酸
化炭素を0℃で1時間溶液に激しくバブリングさせ、溶
媒を飽和させた。3−アミノ−3−メチル−1−ペンチ
ン(10g、77ミリモル、水中75重量%)を6時間
で滴下した。添加後、反応系を2時間、0℃に保った。
二酸化炭素は溶媒に一定にパブリングさせていた。蒸発
のため、通常追加の溶媒を加えることが必要である。反
応が終了したら、溶媒を真空除去し、残留物を酢酸エチ
ルと水で分配した。水性相を酢酸エチルでさらに3回抽
出した後、有機相を一緒にし、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、濾過し、真空で蒸発乾燥し、所望の生成物を明るい
オレンジ色の低融点固体として得た。収率48%(5.
2g、36.8ミリモル)。GC分析によればさらなる
生成物が水性相に存在し、所望であればさらなる抽出に
より回収することができる。出発物質のアルキニルアミ
ンが無水物であれば、妥当な反応速度を得るために水を
追加することが必要である。アルキニルアミンに基づい
てほぼ16当量の水と0.333当量以下の銅(I)ハ
ライドが加えられることが好ましい。
【0035】方法B 二酸化炭素不足反応 実施例C−2:4−エチル−4−メチル−5−メチレン
−1,3−オキサゾリン−2−オンの調製 オーバーヘッドスターラー、温度計,還流コンデンサ
ー、および加熱マントルを取り付けた丸底フラスコに、
50g(381ミリモル)の3−アミノ−3−メチルペ
ンチンの75%水溶液、50ミリリットルのメチルt−
ブチルエーテル、および1.0gの塩化銅(I)を加え
た。固体の二酸化炭素を、10−15分間隔で周期的に
ペレットとしてコンデンサーから投入した。7時間の反
応時間の後、反応混合物を分液漏斗に移し、200ミリ
リットルのメチルt−ブチルエーテルで希釈した。有機
相を200ミリリットルの6%水酸化アンモニウム水溶
液およびブラインで洗浄し、真空乾燥し、所望の生成物
を明るい琥珀色の油状物として得た。収率70.6%
(38g、269ミリモル)。これは静置すると固体化
した。GC分析によればこの物質の純度は91%であっ
た。
【0036】実施例H−1からH−4 ホフマン反応による、アセトアセタミドからの環状カル
バメートの形成
【化30】
【0037】実施例H−1:2,2−ジエチルアセトア
セタミドの合成 循環ジャケット、温度計、コンデンサーの頂部に取り付
けた窒素雰囲気ライン、添加漏斗、シリンジポンプ、メ
カニカルスターラーを取り付けた500ミリリットルの
5口フラスコに、50.6g(0.50モル)のアセト
アセタミド、50ミリリットルの脱イオン水、および5
0gのメタノールを投入した。混合物を50℃に加熱
し、固形物が溶解するまで攪拌した。45%水酸化カリ
ウム水溶液(136.9g、1.10モル)を5分間で
加えた。得られた溶液を30分攪拌した後、130.8
gの臭化エチル(1.20モル)をシリンジポンプで3
0分にわたり混合物に加えた。添加終了後、混合物を5
0℃で4時間攪拌した。その後、60℃/20mmHg
ですべての揮発成分を除去した。固形物残渣を300ミ
リリットルの水に溶解し、クロロホルム(200ミリリ
ットルで3回)で抽出した。真空でクロロホルムを除去
した後、62.4gの生成物を得た。粗収率は96.7
%であった。
【0038】実施例H−2:2−エチル−2−メチルア
セトアセタミドの合成 循環ジャケット、温度計、コンデンサーの頂部に取り付
けた窒素雰囲気ライン、添加漏斗、シリンジポンプ、メ
カニカルスターラーを取り付けた500ミリリットルの
5口フラスコに、101.1g(1.00モル)のアセ
トアセタミド、100ミリリットルの脱イオン水、およ
び100gのメタノールを投入した。混合物を周囲温度
で、すべての固形物が溶解するまで攪拌した。45%水
酸化カリウム水溶液(99.6g、0.80モル)を、
添加漏斗から5分間で加えた。得られた溶液を30分攪
拌した後、15℃に冷却した。130.8g(1.20
モル)の臭化エチルをシリンジポンプで30分にわたり
混合物に加えた。得られた混合物を15℃で16時間攪
拌した。その後、60℃/20mmHgですべての揮発
成分を除去した。固形物残渣を300ミリリットルの水
に溶解し、クロロホルムで抽出した。全部で6回のクロ
ロホルム抽出を行った(60ミリリットル+200ミリ
リットル×5回)。最初の抽出物は多量の2,2−ジエ
チルアセトアセタミドを含んでおり、廃棄された。残り
の抽出溶液は一緒にした。真空でクロロホルムを除去し
た後、67.7gの2−エチルアセトアセタミドを得
た。粗収率は66%であった(供給KOH基準)。
【0039】2−エチルアセトアセタミド(21.0
g、163ミリモル)と50ミリリットルのメタノール
を、温度計、コンデンサーの頂部に取り付けた窒素雰囲
気ライン、添加漏斗、およびマグネチックスターラーを
取り付けた100ミリリットルの4口フラスコに投入し
た。混合物を均一な溶液が得られるまで攪拌した。この
溶液に、50%水酸化ナトリウム水溶液14.3g(1
79ミリモル、1.1当量)を加え、得られた混合物を
周囲温度で30分攪拌した。ヨウ化メチル(25.4
g、179ミリモル、1.1当量)を次いで添加漏斗か
ら30分で反応混合物に添加した。添加終了後、反応混
合物を周囲温度で14時間攪拌した。その後、60℃/
20mmHgですべての揮発成分を除去した。固形物残
渣を100ミリリットルの水に溶解し、酢酸エチルで抽
出した(100ミリリットル×3回)。抽出物を一緒に
したものから、真空で酢酸エチルを除去した。20.2
gの白色固体を得た。粗収率は87%であった。
【0040】実施例H−3:2,2−ジエチルアセトア
セタミドのホフマン転位 25ミリリットルのフラスコに、1.00gの2,2−
ジエチルアセトアセタミド(6.37ミリモル)、2.
40gのCa(OCl)(16.8ミリモル)、およ
び15ミリリットルのメチレンクロライドを投入した。
混合物を還流まで加熱し、窒素雰囲気下、90分攪拌し
た。GC分析では、最終混合物は95%の3−エチル−
3−イソシアネート−2−ペンタノンを含んでいた。
【0041】実施例H−4:3−エチル−3−イソシア
ネート−2−ペンタノンの環状カルバメートへの異性化 実施例H−3からの反応混合物を濾過し、不溶解物を除
去した。濾液に1.00gのNafion樹脂(高分子
ペルフルオロスルホン酸)を加えた。得られたサスペン
ジョンを周囲温度で16時間攪拌した。GC分析は、こ
の間に、3−エチル−3−イソシアネート−2−ペンタ
ノンは、対応する環状カルバメートへ定量的に異性化さ
れたことを示した。
【0042】表2:実施例T−1a、1b、2および3 環状カルバメートとTCIAからのクロロケトアミンの
形成
【化31】
【表2】
【0043】 a:終了後の単離収率 b:GC収率 c:加水分解工程へ直接供給された生成物 d:溶媒下、AcOHは酢酸、EtOAc酢酸エチル e:純度未測定
【0044】表2のサンプルは3−アミノ−1−クロロ
−2−メチル−2−ペンタノンに対する一般的な手法に
より得られた。
【0045】3−アミノ−1−クロロ−2−メチル−2
−ペンタノン ハイドロクロライドの調製のための一般
的方法 30ミリリットルの溶媒中の4−エチル−4−メチル−
5−メチレン−1,3−オキサジン−2−オン、10g
(64ミリモル)に、4.89g(21ミリモル)のト
リクロロイソシアヌル酸を、添加漏斗からゆっくりと、
反応温度を20℃以下に維持しつつ加えた。添加終了
後、反応系を室温に暖め、さらに1時間の間、またはG
C分析が反応の終了を示すまで攪拌した。出発物質が1
時間後に残っていたら、GC分析に基づいて必要なだけ
トリクロロイソシアヌル酸を加えた。反応が終了した
ら、固形分は真空濾過または重力濾過により除去し、溶
媒を真空蒸発させた。次いで残留物を20%塩酸に溶解
し、60℃に8時間加熱した。溶媒を真空で除去し、所
望の生成物をほぼ定量的に、固体として得た。所望であ
れば、有機濾液を水性塩基で洗浄し、重炭酸塩または炭
酸塩溶液を使用して溶媒を除去することにより残留シア
ヌル酸を除去することができる。塩素化溶媒として酢酸
を使用した場合には、アミンによる最終処理が必要であ
る。加水分解において硫酸を使用した場合にも処理が必
要である。0℃で反応混合物に水を加え、反応系を約8
のpHに適当な苛性溶液を使用して中和する。水性相を
ジクロロメタンで3回抽出する。有機相を一緒にし、約
10%の塩酸で2回抽出する。酸性抽出物を一緒にし、
真空下で蒸発乾燥し、固形残留物として生成物を得た。
最終処理が行われた場合には収率は低下し、典型的には
所望のクロロケトアミンの40から70%である。最終
処理がない場合には、加水分解工程で、収率は通常95
−100%である。生成物は塩酸塩として、または遊離
塩基として単離される。 注記) 3−アミノ−1−クロロ−2−メチル−2−ペ
ンタノン ハイドロクロライドは、皮膚刺激性薬品であ
り、皮膚の暴露をさけるための注意が必要である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 233/31 C07C 233/31 233/61 233/61 233/76 233/76 C07D 213/82 C07D 213/82 // A01N 37/18 A01N 37/18 Z C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 レニー・キャロライン・ローメル アメリカ合衆国ペンシルバニア州19002, メープル・グレン,フルトン・ロード 1030 (72)発明者 ランダル・ウェイン・ステファンズ アメリカ合衆国ペンシルバニア州18944, パーカシー,ストーニークレスト・ドライ ブ 114 (72)発明者 ヨシュア・アンソニー・チョング アメリカ合衆国ペンシルバニア州19446, ランスデイル,フィールド・テラス 112 (72)発明者 フェリドン・アブデサケン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19025, ドレシャー,ウエストウィンド・ウェイ 269 (72)発明者 チャールズ・チャオ・ウー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19454, ノース・ウェールズ,コングレス・コート 4801

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (i)銅(I)塩触媒の存在下に、穏やかな温度、絶対
    圧3気圧以下の圧力で、二酸化炭素を使用して式(I
    I)のアルキニルアミンを環化して式(III)の5−
    メチレン環状カルバメートを形成し; 【化1】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
    で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
    素化して、式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
    を製造し; 【化2】 (iii)式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
    を酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
    アミンを製造する; 【化3】 (上式中、 RおよびRは、それぞれ独立して水素原子又はアルキ
    ルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成し、 Xはハロである)工程を含むことを特徴とする式(I)
    のα−クロロケトアミン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 RおよびRは、それぞれ独立して水素
    原子又は(C−C )アルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、(C−C)ア
    ルキルであるか、又はR及びRは、それらが結合し
    ている炭素原子と一緒になってシクロペンチル又はシク
    ロヘキシル環を形成し、 Xはクロロである、 請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 RおよびRは、それぞれ独立して水素
    原子、メチル又はエチルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエチル
    であるか、又はR及びRは、それらが結合している
    炭素原子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する、
    請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 RおよびRは、それぞれ水素原子であ
    り、 R及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエチル
    である、請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 工程(i)の温度が−20℃から35℃
    である、請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 工程(i)において過剰の二酸化炭素が
    使用される、請求項1記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 工程(i)における銅(I)塩触媒が、
    塩化銅(I)またはヨウ化銅(I)である、請求項1記
    載の製造方法。
  8. 【請求項8】 工程(i)において大気圧の二酸化炭素
    が使用される、請求項1記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 以下の工程: (i) 式(V)のアセトアセタミドをアルキル化し
    て、式(VI)の1回アルキル化されたアセトアセタミ
    ドを形成し、 【化4】 (ii) 式(VI)の1回アルキル化されたアセトア
    セタミドをアルキル化して、式(VII)の2回アルキ
    ル化されたアセトアセタミドを形成し、 【化5】 (iii) 式(VII)の2回アルキル化されたアセ
    トアセタミドを次亜塩素酸塩と反応させ、式(VII
    I)のイソシアネートを形成し、 【化6】 (iv) 得られた式(VIII)のイソシアネートを
    酸を使用して環化し、式(III)の5−メチレン環状
    カルバメートを形成し、 【化7】 (v) トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
    で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
    素化して、式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
    を製造し; 【化8】 (vi) 式(IV)の塩素化環状カルバメート中間体
    を酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
    アミンを製造する; 【化9】 (上式中、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であり、 Rは、水素原子であり、 Mはリチウム、カリウム、またはナトリウムであり、 Xはハロである) 工程を含む式(I)のα−クロロケトアミン化合物の製
    造方法であって、 次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナ
    トリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸リチウム、
    および次亜塩素酸tert−ブチルからなる群から選択
    される製造方法。
  10. 【請求項10】 Rは、水素原子又は(C−C)ア
    ルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、(C−C)ア
    ルキルであり、 Xはクロロ、ブロモまたはヨードであり、 次亜塩素酸塩が次亜塩素酸カルシウムまたは次亜塩素酸
    tert−ブチルである、請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 Rは、水素原子、メチルまたはエチル
    であり、 R及びRは、それぞれ独立して、メチルまたはエチ
    ルであり、 次亜塩素酸塩が次亜塩素酸カルシウムである、請求項1
    0記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 Rは、水素原子であり、 R及びRは、それぞれ独立して、メチルまたはエチ
    ルである、請求項11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 R及びRが、同じアルキル基であ
    るか、またはR及びRがそれらが結合している炭素
    原子と一緒になって環式構造を形成する時に、工程
    (i)および(ii)を1つの工程にすることができ
    る、請求項9記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 R及びRが、どちらもメチルであ
    るか、またはどちらもエチルである、請求項13記載の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 X−(CH)y−X[式中、yは4
    または5であり、Xはハロである]とアセトアセタミド
    との反応により、R及びRは、それらが結合してい
    る炭素原子と一緒になって環式構造を形成する、請求項
    13記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 工程(iii)において使用される次
    亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カル
    シウムおよび次亜塩素酸tert−ブチルからなる群か
    ら選択される、請求項9または13に記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 使用される次亜塩素酸塩の量がアセト
    アセタミドの当量あたり0.1から2.0当量である請
    求項16記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 工程(iv)で使用される酸が、酢
    酸、トリフルオロ酢酸、または高分子パーフルオロスル
    ホン酸である、請求項9または13に記載の製造方法。
  19. 【請求項19】 5−(クロロメチレン)環状カルバメ
    ートまたは5,5−(ジクロロメチレン)環状カルバメ
    ートを形成するための5−メチレン環状カルバメートの
    塩素化剤としてのトリクロロイソシアヌル酸の使用。
  20. 【請求項20】 生成物が5−(クロロメチレン)環状
    カルバメートである、請求項19記載のトリクロロイソ
    シアヌル酸の使用。
  21. 【請求項21】 TCIAを使用した5−メチレン環状
    カルバメートの塩素化工程が、−30℃から100℃の
    温度で行われる、請求項1から9のいずれか1項記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 塩素化工程の温度が、0℃から70℃
    の温度である、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 塩素化工程の温度が、50℃以下の温
    度である、請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 塩素化溶媒がエーテル、酸、エステ
    ル、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、または
    塩素化炭化水素である、請求項21記載の方法。
  25. 【請求項25】 塩素化溶媒が酢酸エチル、酢酸ブチ
    ル、酢酸、メチルt−ブチルエーテル、トルエン、ヘプ
    タン、イソオクタン、または塩化メチレンである、請求
    項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 塩素化溶媒が酢酸、酢酸エチル、酢酸
    ブチル、または塩化メチレンである、請求項25記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 5−(クロロメチレン)環状カルバメ
    ートの加水分解工程で使用される酸が、塩酸、硫酸、ト
    リフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン
    酸、および酸性イオン交換樹脂からなる群から選択され
    る、請求項1から9のいずれか1項記載の方法。
  28. 【請求項28】 以下の工程: (ia) 銅(I)塩触媒の存在下に、二酸化炭素を使
    用して式(II)のアルキニルアミンを環化して式(I
    II)の5−メチレン環状カルバメートを形成し; 【化10】 (ib)酸を使用して構造式(VIII)のイソシアネ
    ートを環化して式(III)の5−メチレン環状カルバ
    メートを形成し; 【化11】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
    で、式(III)の5−メチレン環状カルバメートを塩
    素化して、式(IVA)のジ塩素化環状カルバメート中
    間体を製造し; 【化12】 (iii)式(IVA)のジ塩素化環状カルバメート中
    間体を酸で加水分解して、式(IA)の所望のジクロロ
    ケトアミンを製造する; 【化13】 (上式中、 Rは水素原子であり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成し、 Xはハロである) 工程を含むことを特徴とする式(IA)のα,α−ジク
    ロロケトアミン化合物の製造方法。
  29. 【請求項29】 Rは、水素原子又は(C−C
    アルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、(C−C)ア
    ルキルであるか、又はR及びRは、それらが結合し
    ている炭素原子と一緒になってシクロペンチル又はシク
    ロヘキシル環を形成し、 Xはクロロである、 請求項28記載の製造方法。
  30. 【請求項30】 Rは、水素原子、メチル又はエチル
    であり、 R及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエチル
    であるか、又はR及びRは、それらが結合している
    炭素原子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する、
    請求項29記載の製造方法。
  31. 【請求項31】 Rは、水素原子であり、 R及びRは、それぞれ独立して、メチル又はエチル
    である、請求項30記載の製造方法。
  32. 【請求項32】 得られた式(I)または(IA)のク
    ロロケトアミンを式(IX)の有機酸クロライドと、塩
    基の存在下で反応させ式(X)の殺菌性アミド化合物を
    形成する工程をさらに含む; 【化14】 (式中、Aはクロロまたは水素原子であり、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 RおよびRは、それぞれ独立して水素原子又はアルキ
    ルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る) 請求項1,9または28記載の製造方法。
  33. 【請求項33】 Aは水素原子であり、 Zは、(C−C)アルキル、フェニル、又はハロ、
    (C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、
    (C−C)アルキニル、ニトロ及びシアノからなる
    群から独立して選択される3つ以下の置換基で置換され
    たフェニル、2−ナフチル、3−ピリジル及び1,4−
    フェニレンであり;Rは水素原子または(C−C
    アルキルであり、 R及びRがそれぞれ独立して(C−C)アルキ
    ルであるか、又はR及びRは、それらが結合してい
    る炭素原子と一緒になって、シクロペンチル又はシクロ
    ヘキシル環を形成する、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 Zが、3−ヘプチル、フェニル、4−
    ハロフェニル、2,6−ジハロフェニル、4−(C
    )アルキルフェニル、3,5−ジハロフェニル、
    3,5−ジ(C−C)アルキルフェニル、4−(C
    −C)アルキル−3,5−ジハロフェニル、4−シ
    アノ−3,5−ジハロフェニル、4−(C−C)ア
    ルコキシ−3,5−ジハロフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、2−ナフチル、3−ピリジル又は1,4−フェニレ
    ンであり;RおよびRはそれぞれ独立して、水素原
    子、メチルまたはエチルであり、 R及びRはそれぞれ独立してメチル又はエチルであ
    るか、又はR及びR はそれらが結合している炭素原
    子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する、請求項
    32に記載の方法。
  35. 【請求項35】 Zが4−クロロフェニル、2,6−ジ
    フルオロフェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5
    −ジクロロ−4−メチルフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、1,4−フェニレン、2−ナフチル、3−ピリジル
    又は3−ヘプチルであり;Rはそれぞれ水素原子であ
    り、 R及びRがそれぞれ独立してメチル又はエチルであ
    る、請求項33に記載の方法。
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