JPH10297797A - 紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置 - Google Patents
紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置Info
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- JPH10297797A JPH10297797A JP10859297A JP10859297A JPH10297797A JP H10297797 A JPH10297797 A JP H10297797A JP 10859297 A JP10859297 A JP 10859297A JP 10859297 A JP10859297 A JP 10859297A JP H10297797 A JPH10297797 A JP H10297797A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の紙葉類斜行修正機構は、独立した２個以
上の外部駆動力により紙葉類の状態修正力を付与するた
め、構造的に複雑であり、また個々の状態修正力を制御
することが困難であった。 【解決手段】紙葉類を挟持する挟持力と状態を修正する
ための搬送抵抗力とのバランスにより、斜行した紙葉類
に斜行を修正するような回転モーメントを発生させ、紙
葉類の斜行を修正する。
上の外部駆動力により紙葉類の状態修正力を付与するた
め、構造的に複雑であり、また個々の状態修正力を制御
することが困難であった。 【解決手段】紙葉類を挟持する挟持力と状態を修正する
ための搬送抵抗力とのバランスにより、斜行した紙葉類
に斜行を修正するような回転モーメントを発生させ、紙
葉類の斜行を修正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類を搬送する装
置にかかるものであり、例えば、現金自動取り引き装置
（ATM:Automated Teller Machine）や現金支払い機（C
D:Cash Dispenser）に関するものである。
置にかかるものであり、例えば、現金自動取り引き装置
（ATM:Automated Teller Machine）や現金支払い機（C
D:Cash Dispenser）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の紙葉類の斜行状態を修正する手段
としては、特開昭６０−２１３６４９号公報の装置のよ
うに、傾き量を検知し、その検知量に基づき２個の独立
したモータに速度差を発生させて斜行量を修正するもの
がある。また特開昭６０−１０２３５１号公報の装置の
ように搬送方向と直行する方向への第１の紙葉類駆動力
と、前記駆動力とある一定の角度をなす第２の駆動力に
よって搬送方向と同方向に延びるサイドガイドに紙葉類
を押し付けることにより、紙葉類の斜行量を修正するも
のがある。
としては、特開昭６０−２１３６４９号公報の装置のよ
うに、傾き量を検知し、その検知量に基づき２個の独立
したモータに速度差を発生させて斜行量を修正するもの
がある。また特開昭６０−１０２３５１号公報の装置の
ように搬送方向と直行する方向への第１の紙葉類駆動力
と、前記駆動力とある一定の角度をなす第２の駆動力に
よって搬送方向と同方向に延びるサイドガイドに紙葉類
を押し付けることにより、紙葉類の斜行量を修正するも
のがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来技術で
は、独立した２個のモータを個々に制御し、速度差を発
生させ、修正量を与えるようになっており、機械的に複
雑な構造であるとともに制御手段も困難であると考え
る。また上記後者の従来技術では、ガイドへ紙葉類を押
し付けることによって紙葉類を修正するため、紙葉類端
の変形など問題が発生する恐れがある。
は、独立した２個のモータを個々に制御し、速度差を発
生させ、修正量を与えるようになっており、機械的に複
雑な構造であるとともに制御手段も困難であると考え
る。また上記後者の従来技術では、ガイドへ紙葉類を押
し付けることによって紙葉類を修正するため、紙葉類端
の変形など問題が発生する恐れがある。
【０００４】本願発明では、より単純な装置構成で紙葉
類の斜行修正を行うための紙葉類状態修正機構を備える
紙葉類搬送装置の提供を目的とする。
類の斜行修正を行うための紙葉類状態修正機構を備える
紙葉類搬送装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】紙葉類の搬送状態を検出
する第１の紙葉類検出手段と、紙葉類に搬送抵抗力を付
加する抵抗力付与手段と、紙葉類の修正された搬送状態
を検出する第２の紙葉類検出手段とを備え、第１の紙葉
類検出手段により検出された斜行量に基づき、抵抗付与
手段が紙葉類に搬送抵抗力を付与することで、紙葉類を
挟持している力のバランスを修正し、紙葉類の姿勢を修
正することで、搬送手段が紙葉類を滑ることなく挟持す
る力に抗して紙葉類の滑りにより状態を修正するための
搬送抵抗力を紙葉類に与えることによって紙葉類の状態
を修正する紙葉類の状態修正機構を備えるように構成し
た。
する第１の紙葉類検出手段と、紙葉類に搬送抵抗力を付
加する抵抗力付与手段と、紙葉類の修正された搬送状態
を検出する第２の紙葉類検出手段とを備え、第１の紙葉
類検出手段により検出された斜行量に基づき、抵抗付与
手段が紙葉類に搬送抵抗力を付与することで、紙葉類を
挟持している力のバランスを修正し、紙葉類の姿勢を修
正することで、搬送手段が紙葉類を滑ることなく挟持す
る力に抗して紙葉類の滑りにより状態を修正するための
搬送抵抗力を紙葉類に与えることによって紙葉類の状態
を修正する紙葉類の状態修正機構を備えるように構成し
た。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明に用いる紙葉類の斜行修正
機構を図１を用いて説明する。図１において、紙葉類１
００は、側壁５０ａ及び５０ｂにより構成される搬送路
を矢印Ａの方向へ、搬送手段１０ａ、１０ｂ及び１０ｃ
と、前記搬送手段と紙葉類１００を挟んで対向する搬送
手段（図示せず）により、搬送手段内に保持されつつ搬
送手段が移動することにより搬送される。紙葉類１００
が搬送されると、紙葉類の搬送状態を検知する第１の紙
葉類検出手段１により、紙葉類の斜行の状態を検知す
る。第１の紙葉類検出手段１は、少なくとも２個以上の
紙葉類検知センサ１ａ及び１ｂから成っている。第１の
紙葉類検出手段１により検出された紙葉類１００の斜行
状態に基づいて、アクチュエータ５に連結された軸４に
取り付けられた搬送抵抗力付与手段３は、アクチュエー
タ５により駆動されて紙葉類１００に搬送抵抗力を付加
する。搬送抵抗力付与手段３は少なくとも２個以上の抵
抗付与部材３ａ及び３ｂから成り、紙葉類１００の正常
搬送時の幅方向の中心を基準として左右対称に取り付け
られている。付加された搬送抵抗力と搬送手段による挟
持力とのバランスにより紙葉類１００の斜行状態は修正
され、第２の紙葉類検出手段２により斜行状態の修正度
合が検出される。第２の紙葉類検出手段２は少なくとも
２個以上の紙葉類検知センサ２ａ及び２ｂから成り、第
１の紙葉類検出手段の位置の搬送方向延長線上に配置さ
れる。紙葉類の状態修正機構より下流側に設けられた紙
葉類取扱機構（図示せず）が取り扱い可能な程度に紙葉
類１００の状態修正が行われたと判断された場合、アク
チュエータ５により搬送抵抗力の付与を中止し、紙葉類
１００への過度な搬送抵抗力の付与を抑制している。
機構を図１を用いて説明する。図１において、紙葉類１
００は、側壁５０ａ及び５０ｂにより構成される搬送路
を矢印Ａの方向へ、搬送手段１０ａ、１０ｂ及び１０ｃ
と、前記搬送手段と紙葉類１００を挟んで対向する搬送
手段（図示せず）により、搬送手段内に保持されつつ搬
送手段が移動することにより搬送される。紙葉類１００
が搬送されると、紙葉類の搬送状態を検知する第１の紙
葉類検出手段１により、紙葉類の斜行の状態を検知す
る。第１の紙葉類検出手段１は、少なくとも２個以上の
紙葉類検知センサ１ａ及び１ｂから成っている。第１の
紙葉類検出手段１により検出された紙葉類１００の斜行
状態に基づいて、アクチュエータ５に連結された軸４に
取り付けられた搬送抵抗力付与手段３は、アクチュエー
タ５により駆動されて紙葉類１００に搬送抵抗力を付加
する。搬送抵抗力付与手段３は少なくとも２個以上の抵
抗付与部材３ａ及び３ｂから成り、紙葉類１００の正常
搬送時の幅方向の中心を基準として左右対称に取り付け
られている。付加された搬送抵抗力と搬送手段による挟
持力とのバランスにより紙葉類１００の斜行状態は修正
され、第２の紙葉類検出手段２により斜行状態の修正度
合が検出される。第２の紙葉類検出手段２は少なくとも
２個以上の紙葉類検知センサ２ａ及び２ｂから成り、第
１の紙葉類検出手段の位置の搬送方向延長線上に配置さ
れる。紙葉類の状態修正機構より下流側に設けられた紙
葉類取扱機構（図示せず）が取り扱い可能な程度に紙葉
類１００の状態修正が行われたと判断された場合、アク
チュエータ５により搬送抵抗力の付与を中止し、紙葉類
１００への過度な搬送抵抗力の付与を抑制している。
【０００７】〔実施例１〕本発明による紙葉類の斜行修
正機構の第一の例を図２に示す。図２は図１の紙葉類の
斜行修正機構を紙葉類１００の厚さがわかる方向から見
たものの概略図である。 図２（ａ）は図１で示した第
１の紙葉類検出手段において、紙葉類１００の斜行が検
出されなかった場合の搬送抵抗力付与手段３の状態を示
す。紙葉類１００は搬送手段１０ａ及び１１などにより
搬送手段内に保持され、搬送手段が移動することにより
搬送される。搬送される紙葉類１００は搬送抵抗力付与
手段３に干渉することなく搬送される。
正機構の第一の例を図２に示す。図２は図１の紙葉類の
斜行修正機構を紙葉類１００の厚さがわかる方向から見
たものの概略図である。 図２（ａ）は図１で示した第
１の紙葉類検出手段において、紙葉類１００の斜行が検
出されなかった場合の搬送抵抗力付与手段３の状態を示
す。紙葉類１００は搬送手段１０ａ及び１１などにより
搬送手段内に保持され、搬送手段が移動することにより
搬送される。搬送される紙葉類１００は搬送抵抗力付与
手段３に干渉することなく搬送される。
【０００８】図２（ｂ）は、第１の紙葉類検出手段１に
おいて紙葉類１００が斜行していると判断された場合の
搬送抵抗力付与手段３の状態を示す。抵抗付与部材３ａ
及び３ｂは紙葉類１００と接触して摩擦力により搬送抵
抗力を付与するようになっており、図３に示す図２
（ｂ）の搬送抵抗力付与手段３付近の拡大図（搬送手段
を省略）のように紙葉類１００の搬送面内とオーバーラ
ップ量ｄだけオーバーラップするように構成されてい
る。このｄを調整することにより紙葉類１００へ付与す
る搬送抵抗力を可変とすることが可能である。例えば、
抵抗力付与部材３ａ及び３ｂを軸４へ偏心させて取り付
けることにより、軸４の回転角によってオーバーラップ
量ｄを可変としてもよい。搬送抵抗力は、搬送手段内に
紙葉類１００が滑ることなく保持する力よりも大きくな
るようにオーバーラップ量ｄを調整する。搬送抵抗力付
与手段３により斜行状態を修正される紙葉類１００は、
第２の紙葉類検出手段２により斜行状態の修正度合を検
出され、紙葉類１００が所定の修正を終了した時、アク
チュエータ５により軸４に回転力が付加されて抵抗力付
与部材３ａ及び３ｂは回転し、図２（ａ）の状態とな
り、紙葉類１００への抵抗力付加を中止する。紙葉類の
修正状態を監視して抵抗力付加を制御することにより、
過度な抵抗力付加を抑制し、紙葉類の適正な搬送状態を
保つ。
おいて紙葉類１００が斜行していると判断された場合の
搬送抵抗力付与手段３の状態を示す。抵抗付与部材３ａ
及び３ｂは紙葉類１００と接触して摩擦力により搬送抵
抗力を付与するようになっており、図３に示す図２
（ｂ）の搬送抵抗力付与手段３付近の拡大図（搬送手段
を省略）のように紙葉類１００の搬送面内とオーバーラ
ップ量ｄだけオーバーラップするように構成されてい
る。このｄを調整することにより紙葉類１００へ付与す
る搬送抵抗力を可変とすることが可能である。例えば、
抵抗力付与部材３ａ及び３ｂを軸４へ偏心させて取り付
けることにより、軸４の回転角によってオーバーラップ
量ｄを可変としてもよい。搬送抵抗力は、搬送手段内に
紙葉類１００が滑ることなく保持する力よりも大きくな
るようにオーバーラップ量ｄを調整する。搬送抵抗力付
与手段３により斜行状態を修正される紙葉類１００は、
第２の紙葉類検出手段２により斜行状態の修正度合を検
出され、紙葉類１００が所定の修正を終了した時、アク
チュエータ５により軸４に回転力が付加されて抵抗力付
与部材３ａ及び３ｂは回転し、図２（ａ）の状態とな
り、紙葉類１００への抵抗力付加を中止する。紙葉類の
修正状態を監視して抵抗力付加を制御することにより、
過度な抵抗力付加を抑制し、紙葉類の適正な搬送状態を
保つ。
【０００９】〔実施例２〕本発明による紙葉類の斜行修
正機構の第二の例を図４に示す。図４は実施例１の搬送
抵抗力付与手段の形態が異なるものである。軸４には搬
送抵抗力を付加するために可撓部材６が取り付けられて
おり、斜行状態の修正が不要の場合には図４（ａ）のよ
うに紙葉類１００の搬送面内に入らないように保持され
ている。紙葉類１００の修正が必要な場合は、図４
（ｂ）に示すように紙葉類１００の搬送面内に入り込
み、紙葉類１００へ搬送抵抗力を付加する。可撓部材６
は図４（ｃ）に示すように紙葉類１００と接触し搬送抵
抗力を与えるが、過度な抵抗力を与えて紙葉類１００に
損傷を与えぬように弾性変形をして紙葉類への抵抗力付
与を軽減するようになっている。
正機構の第二の例を図４に示す。図４は実施例１の搬送
抵抗力付与手段の形態が異なるものである。軸４には搬
送抵抗力を付加するために可撓部材６が取り付けられて
おり、斜行状態の修正が不要の場合には図４（ａ）のよ
うに紙葉類１００の搬送面内に入らないように保持され
ている。紙葉類１００の修正が必要な場合は、図４
（ｂ）に示すように紙葉類１００の搬送面内に入り込
み、紙葉類１００へ搬送抵抗力を付加する。可撓部材６
は図４（ｃ）に示すように紙葉類１００と接触し搬送抵
抗力を与えるが、過度な抵抗力を与えて紙葉類１００に
損傷を与えぬように弾性変形をして紙葉類への抵抗力付
与を軽減するようになっている。
【００１０】図５に紙葉類の斜行状態を修正するシーケ
ンスを示す。第１の紙葉類検出手段による紙葉類検出１
１１が行われると、各センサの出力により紙葉類の斜行
状態が算出され、抵抗力付与時間計算１１２が行われ
る。ここで状態修正の必要の有無を判断１１３し、必要
がないと判断された場合（ＮＯ）には状態修正機構は動
作せずに紙葉類は単に通過するだけとなる。斜行状態の
修正が必要と判断された場合（ＹＥＳ）には図２（ｂ）
あるいは図４（ｂ）で示したように紙葉類への抵抗力付
与が開始１１４される。紙葉類への抵抗力付与の開始と
ともに第２の紙葉類検出手段による紙葉類の検知１１５
が開始され、状態修正の完了を検知すれば抵抗力付与の
終了１１７となる。また抵抗力付与時間オーバー１１６
の場合も抵抗力付与を終了する。この時、状態修正が不
十分であれば、再度状態修正機構へ搬送される。抵抗力
付与が終了した後、状態修正終了１１８し、抵抗力付与
手段は紙葉類の搬送面内に干渉しない位置に移動する。
ンスを示す。第１の紙葉類検出手段による紙葉類検出１
１１が行われると、各センサの出力により紙葉類の斜行
状態が算出され、抵抗力付与時間計算１１２が行われ
る。ここで状態修正の必要の有無を判断１１３し、必要
がないと判断された場合（ＮＯ）には状態修正機構は動
作せずに紙葉類は単に通過するだけとなる。斜行状態の
修正が必要と判断された場合（ＹＥＳ）には図２（ｂ）
あるいは図４（ｂ）で示したように紙葉類への抵抗力付
与が開始１１４される。紙葉類への抵抗力付与の開始と
ともに第２の紙葉類検出手段による紙葉類の検知１１５
が開始され、状態修正の完了を検知すれば抵抗力付与の
終了１１７となる。また抵抗力付与時間オーバー１１６
の場合も抵抗力付与を終了する。この時、状態修正が不
十分であれば、再度状態修正機構へ搬送される。抵抗力
付与が終了した後、状態修正終了１１８し、抵抗力付与
手段は紙葉類の搬送面内に干渉しない位置に移動する。
【００１１】以上実施例を用いて説明してきた紙葉類の
状態修正機構を、紙葉類を集積する集積手段と、集積さ
れた紙葉類を分離する手段と、分離手段によって分離さ
れた紙葉類の種類と枚数を判定する紙葉類鑑別手段と、
集積手段や分離手段や紙葉類鑑別手段とを連結して紙葉
類を搬送する搬送手段と、を備えた紙葉類取扱装置に適
用して、状態修正機構を紙葉類鑑別手段の後段に設置
し、紙葉類鑑別手段により鑑別不可能と判断された斜行
紙葉類を正常な状態に復帰させることが可能となり、鑑
別不可能な紙葉類の軽減と装置内紙葉類の有効利用など
紙葉類取扱機構の運用上の効果も期待される。
状態修正機構を、紙葉類を集積する集積手段と、集積さ
れた紙葉類を分離する手段と、分離手段によって分離さ
れた紙葉類の種類と枚数を判定する紙葉類鑑別手段と、
集積手段や分離手段や紙葉類鑑別手段とを連結して紙葉
類を搬送する搬送手段と、を備えた紙葉類取扱装置に適
用して、状態修正機構を紙葉類鑑別手段の後段に設置
し、紙葉類鑑別手段により鑑別不可能と判断された斜行
紙葉類を正常な状態に復帰させることが可能となり、鑑
別不可能な紙葉類の軽減と装置内紙葉類の有効利用など
紙葉類取扱機構の運用上の効果も期待される。
【００１２】また、他の特徴としては、紙葉類を挟んで
搬送する搬送手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉
類検出手段と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する
紙葉類の状態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置におい
て、紙葉類の状態を修正する搬送抵抗力を与えるために
紙葉類の搬送面内にオーバーラップするように配置され
た抵抗力付与手段を持つ紙葉類の状態修正機構を備える
ことにより紙葉類の状態を修正する。
搬送する搬送手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉
類検出手段と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する
紙葉類の状態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置におい
て、紙葉類の状態を修正する搬送抵抗力を与えるために
紙葉類の搬送面内にオーバーラップするように配置され
た抵抗力付与手段を持つ紙葉類の状態修正機構を備える
ことにより紙葉類の状態を修正する。
【００１３】さらに、紙葉類を挟んで搬送する搬送手段
と、紙葉類の斜行状態を検知する斜行検出手段と、搬送
された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状態修正機
構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類の状態を
修正する搬送抵抗力を与えるために紙葉類の搬送面を横
切るように配置された可撓材により構成された抵抗力付
与手段を持ち、所定の搬送抵抗力以上の力を紙葉類に付
与しようとした時、抵抗力付与手段が弾性変形し、必要
以上の搬送抵抗力が紙葉類に作用しないように構成する
ことも可能である。
と、紙葉類の斜行状態を検知する斜行検出手段と、搬送
された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状態修正機
構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類の状態を
修正する搬送抵抗力を与えるために紙葉類の搬送面を横
切るように配置された可撓材により構成された抵抗力付
与手段を持ち、所定の搬送抵抗力以上の力を紙葉類に付
与しようとした時、抵抗力付与手段が弾性変形し、必要
以上の搬送抵抗力が紙葉類に作用しないように構成する
ことも可能である。
【００１４】さらにまた、紙葉類を挟んで搬送する搬送
手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉類検出手段
と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状
態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類
の斜行状態を検出し、検出した紙葉類の斜行情報に基づ
いて搬送抵抗力を大きさ及び付与時間を制御し、与える
搬送抵抗力制御手段を備えることも可能である。
手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉類検出手段
と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状
態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類
の斜行状態を検出し、検出した紙葉類の斜行情報に基づ
いて搬送抵抗力を大きさ及び付与時間を制御し、与える
搬送抵抗力制御手段を備えることも可能である。
【００１５】さらにまた、紙葉類を挟んで搬送する搬送
手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉類検出手段
と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状
態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類
の斜行状態を検知する第１の紙葉類検出手段と、紙葉類
の斜行状態の修正状態を検知する第２の紙葉類検出手段
と、を備え、前記第１の紙葉類検出手段からの信号によ
り搬送抵抗力の付与を中止したり、第２の紙葉類検出手
段により紙葉類の斜行状態の修正が行われたと判断され
た場合、搬送抵抗力の付与を中止する搬送抵抗力制御手
段を備えることも可能である。
手段と、紙葉類の斜行状態を検知する紙葉類検出手段
と、搬送された紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状
態修正機構とを備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類
の斜行状態を検知する第１の紙葉類検出手段と、紙葉類
の斜行状態の修正状態を検知する第２の紙葉類検出手段
と、を備え、前記第１の紙葉類検出手段からの信号によ
り搬送抵抗力の付与を中止したり、第２の紙葉類検出手
段により紙葉類の斜行状態の修正が行われたと判断され
た場合、搬送抵抗力の付与を中止する搬送抵抗力制御手
段を備えることも可能である。
【００１６】さらにまた、紙葉類を集積する集積手段
と、集積された紙葉類を分離する手段と、分離手段によ
って分離された紙葉類の種類と枚数を判定する紙葉類鑑
別手段と、集積手段や分離手段や紙葉類鑑別手段とを連
結して紙葉類を搬送する搬送手段と、を備えた紙葉類取
扱装置において、搬送手段が紙葉類を滑ることなく挟持
する力に抗して紙葉類の滑りにより状態を修正するため
の搬送抵抗力を紙葉類に与えることによって紙葉類の状
態を修正する紙葉類の状態修正機構を備えることも可能
である。
と、集積された紙葉類を分離する手段と、分離手段によ
って分離された紙葉類の種類と枚数を判定する紙葉類鑑
別手段と、集積手段や分離手段や紙葉類鑑別手段とを連
結して紙葉類を搬送する搬送手段と、を備えた紙葉類取
扱装置において、搬送手段が紙葉類を滑ることなく挟持
する力に抗して紙葉類の滑りにより状態を修正するため
の搬送抵抗力を紙葉類に与えることによって紙葉類の状
態を修正する紙葉類の状態修正機構を備えることも可能
である。
【００１７】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
紙葉類の搬送面内に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗力付
与手段を設置するのみで紙葉類の斜行状態を修正するこ
とが可能であり、簡便な構成で紙葉類の状態修正が可能
である。
紙葉類の搬送面内に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗力付
与手段を設置するのみで紙葉類の斜行状態を修正するこ
とが可能であり、簡便な構成で紙葉類の状態修正が可能
である。
【図１】斜行修正機構を含む紙葉類搬送装置を示す図で
ある。
ある。
【図２】紙葉類の斜行修正機構の第一の例を示す図であ
る。
る。
【図３】紙葉類の斜行修正機構の搬送抵抗力を調整する
オーバーラップ量ｄを示す図である。
オーバーラップ量ｄを示す図である。
【図４】紙葉類の斜行修正機構の第二の例を示す図であ
る。
る。
【図５】紙葉類の斜行を修正するシーケンスを示す図で
ある。
ある。
１…第１の紙葉類検出手段、１ａ，１ｂ…紙葉類検知セ
ンサ、２…第２の紙葉類検出手段、２ａ，２ｂ…紙葉類
検知センサ、３…搬送抵抗力付与手段、３ａ，３ｂ…抵
抗力付与部材、４…軸、５…アクチュエータ、６…可撓
部材、１０ａ，１０ｂ，１０ｃ…搬送手段、５０ａ，５
０ｂ…側壁。
ンサ、２…第２の紙葉類検出手段、２ａ，２ｂ…紙葉類
検知センサ、３…搬送抵抗力付与手段、３ａ，３ｂ…抵
抗力付与部材、４…軸、５…アクチュエータ、６…可撓
部材、１０ａ，１０ｂ，１０ｃ…搬送手段、５０ａ，５
０ｂ…側壁。
Claims (1)
- 【請求項１】紙葉類を挟んで搬送する搬送手段と、紙葉
類の斜行状態を検知する紙葉類検出手段と、搬送された
紙葉類の搬送状態を修正する紙葉類の状態修正機構とを
備えた紙葉類搬送装置において、紙葉類の搬送状態を検
出する第１の紙葉類検出手段と、紙葉類に搬送抵抗力を
付加する抵抗力付与手段と、紙葉類の修正された搬送状
態を検出する第２の紙葉類検出手段とを備え、第１の紙
葉類検出手段により検出された斜行量に基づき、抵抗付
与手段が紙葉類に搬送抵抗力を付与することで、紙葉類
を挟持している力のバランスを修正し、紙葉類の姿勢を
修正する紙葉類の状態修正機構を備えることを特徴とす
る紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10859297A JPH10297797A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10859297A JPH10297797A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10297797A true JPH10297797A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14488725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10859297A Pending JPH10297797A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 紙葉類の状態修正機構を備えた紙葉類搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10297797A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010143760A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toshiba Corp | 紙葉類搬送装置 |
| CN102642731A (zh) * | 2012-05-02 | 2012-08-22 | 代树长 | 包装袋输送装置 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10859297A patent/JPH10297797A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010143760A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toshiba Corp | 紙葉類搬送装置 |
| CN102642731A (zh) * | 2012-05-02 | 2012-08-22 | 代树长 | 包装袋输送装置 |
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