JPH10297664A - タンクキャップ - Google Patents

タンクキャップ

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Publication number
JPH10297664A
JPH10297664A JP9108422A JP10842297A JPH10297664A JP H10297664 A JPH10297664 A JP H10297664A JP 9108422 A JP9108422 A JP 9108422A JP 10842297 A JP10842297 A JP 10842297A JP H10297664 A JPH10297664 A JP H10297664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank cap
cover
tank
breather passage
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9108422A
Other languages
English (en)
Inventor
Giichiro Akimori
儀一郎 秋森
Yoichi Uda
洋一 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Minebea AccessSolutions Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Honda Lock Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP9108422A priority Critical patent/JPH10297664A/ja
Publication of JPH10297664A publication Critical patent/JPH10297664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンク内に外気を導入するために設けら
れたブリーザ通路から、燃料タンクの上面に付着した水
滴が吸引されることのないようにタンクキャップを改良
する。 【解決手段】 燃料タンク内に外気を導入するためのブ
リーザ通路の一部を、キー孔を覆い隠す回動可能なキー
カバーのタンクキャップの上面に対する摺接面に設け、
その大気側の開口をキーカバーの下面に設けるものとす
る。特にキーカバーの支軸と軸受間にブリーザ通路の一
部を設けるものとする。これにより、タンクキャップの
比較的上側に位置する部分にブリーザ通路の大気側開口
を設けることができるので、燃料タンク内に水が吸引さ
れるおそれを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク内に外
気を導入するためのブリーザ通路を備えたタンクキャッ
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料タンクには、蒸発ガスの充
満による内圧上昇、並びに燃料消費による液面低下や蒸
発ガスの凝縮に起因する内圧低下、を防止するために、
燃料タンク内を大気中に連通させるブリーザ通路が設け
られている。このブリーザ通路は、自動二輪車の場合、
燃料タンクの上面に開設された燃料注入口を塞ぐための
タンクキャップに内設され、その大気側の開口は、燃料
タンク内への水の侵入を防止するために、タンクキャッ
プの下方へ向けて開かれることが一般的である(実公平
2−4914号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、燃料タンク
の上面からのタンクキャップの突出量を小さく抑え、か
つ着脱操作に十分な握りの長さを確保しようとすると、
必然的に燃料タンクの上面とタンクキャップの下面との
隙間が小さくなり、この間に付着した水滴がブリーザ通
路に吸入される可能性が高くなる。
【0004】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消するべく案出されたものであり、その主
な目的は、燃料タンク内に外気を導入するために設けら
れたブリーザ通路から、燃料タンクの上面に付着した水
滴が吸引されることのないように改良されたタンクキャ
ップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、燃料タンク内に外気を導入
するためのブリーザ通路の少なくとも一部を、タンクキ
ャップの上面にキー孔を覆い隠すために設けられた回動
可能なキーカバーのタンクキャップの上面に対する摺接
面に設けると共に、その大気側開口を、キーカバーの下
面に設けるものとした。またブリーザ通路の一部を、キ
ーカバーの支軸と軸受間に設けるものとした。これによ
り、タンクキャップの比較的上側に位置する部分にブリ
ーザ通路の大気側開口を設けることができるので、燃料
タンク内に水が吸引されるおそれを低減することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
例を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明に基づき構成されたタンク
キャップが燃料タンクの注入口に嵌着された状態を示し
ている。このタンクキャップ1は、燃料タンク2の注入
口3の開口縁を覆うフランジ状をなすグリップ部4と、
注入口3内に挿入されるプラグ部5とからなり、全体が
亜鉛合金材にてダイキャスト成形され、グリップ部4が
クロームメッキされた薄鋼板4aにて被覆されている。
そしてプラグ部5の中心にシリンダ錠6が設けられ、こ
のシリンダ錠6の回動に連動して注入口3の下面に係合
・離脱するスライドロック片7が、プラグ部5の軸線方
向端部に設けられている。またグリップ部4の上面に
は、シリンダ錠6のキー差込口を覆うために、回動可能
なキーカバー8が重ね合わされている。
【0008】タンクキャップ1には、燃料タンク2内を
大気中に連通させるためのブリーザ通路9が設けられて
いる。このブリーザ通路9は、シリンダ錠6に隣接する
位置にシリンダ錠6と平行に穿設され、かつその中間部
にフィルタ10が設けられた縦孔9aと、この縦孔9a
の底部に開口して燃料タンク2内に連通する通気孔9b
と、細く絞られた通気溝9cを介して縦孔9aの上部に
連通するようにタンクキャップ1の亜鉛合金材部分にシ
リンダ錠6を囲繞して凹設され第1の凹溝9dと、グリ
ップ部4の亜鉛合金材部分に重ね合わされたシールラバ
ー11の上面、つまり薄鋼板で被覆される面に第1の凹
溝9dの一部に沿わせて凹設された第2の凹溝9eと、
キーカバー8の支軸12の軸受13の内周面に凹設され
た複数の軸線方向溝9fと、薄鋼板4aで被覆されたグ
リップ部4の上面に対向するキーカバー8の下面に形成
された窪み9gとからなっている。
【0009】シールラバー11に形成された第2の凹溝
9eは、図2に示したように、U字状に折り返されてお
り、その一端がキーカバー8の支軸12の軸受13に凹
設された軸線方向溝9fに連通し、その他端がタンクキ
ャップ1に形成された第1の凹溝9dに連通している。
そして第1の凹溝9dは、第1の凹溝9dの最も深い位
置に設けられた外気導入弁14を介して燃料タンク2内
に連通している。なお、外気導入弁14は、燃料タンク
2の内圧が大気圧以下になると開くようになっている。
【0010】次にブリーザ通路9のブリージング作用に
ついて説明する。燃料タンク2の内圧が大気圧より高く
なった場合は、通気孔9bから縦孔9a内のフィルタ1
0及び通気溝9cを経て第1の凹溝9d内に生ガスが流
入する。そして第1の凹溝9d内に形成されたバッフル
板15で気液分離され、気体成分のみが、第2の凹溝9
e及び軸線方向溝9fを経てキーカバー8の下面の窪み
9gに入り込む。ここでタンクキャップ1のグリップ部
4の頂面の輪郭はだるま形をなし、キーカバー8の輪郭
は鶏卵形をなしているので、グリップ部4の頂面の輪郭
のくびれた部分を介してキーカバー8の下面の窪み9g
が下向きに開口している。この開口16から燃料タンク
2の内圧が大気中に放出される。
【0011】他方、燃料タンク2の内圧が大気圧より低
くなった場合は、外気導入弁14が開き、第1の凹溝9
dの底にたまった燃料液が、キーカバー8の下面の開口
16および窪み9gから、軸線方向溝9f及び第2の凹
溝9eを経て吸入された外気と共に、燃料タンク2内に
吸引される。
【0012】ここでブリーザ通路9の大気側開口16
は、タンクキャップ1の最も高い位置に下向きに開かれ
ているので、よしんば燃料タンクの上面に水が残留して
いたとしても、ブリーザ通路9へ浸水するおそれは殆ど
皆無に等しくなる。特に図3にに示した如く、グリップ
部4を被覆する薄鋼板4aを絞り加工して、その上端が
キーカバー8の内面近くまで延出された筒状部17をキ
ーカバー8の支軸12の周囲に形成するものとすれば、
この筒状部17を乗り越えて軸受13の軸線方向溝9f
に水滴が流入するおそれを略完全に払拭でき、タンクキ
ャップ1の最高位に下向きの開口16を設けたことと相
俟って、極めて高い防水性が得られる。
【0013】なお、上記実施例は、ブリーザ通路9の一
部をキーカバー8の支軸12と軸受13との間に設ける
ものとしたが、例えば支軸12の中心など、上記以外の
部分に設けても良いことは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、タンクキャ
ップの上面に設けたキーカバーの下面にブリーザ通路の
大気側開口を設けることができるので、開口の付近に水
滴が残る心配が殆ど皆無となり、タンク内への浸水防止
をより一層確実化する上に多大な効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタンクキャップの縦断面図(図2
におけるI−I線に沿う断面図)。
【図2】本発明によるタンクキャップの一部切除した上
面図。
【図3】図2におけるIII−III線に沿う部分的な断面
図。
【符号の説明】
1 タンクキャップ 2 燃料タンク 3 注入口 4 グリップ部 5 プラグ部 6 シリンダ錠 7 スライドロック片 8 キーカバー 9 ブリーザ通路 9a 縦孔 9b 通気孔 9c 通気溝 9d 第1の凹溝 9e 第2の凹溝 9f 軸線方向溝 9g 窪み 10 フィルタ 11 シールラバー 12 支持軸 13 軸受 14 外気導入弁 15 バッフル板 16 開口 17 筒状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー孔を覆い隠すべく回動可能なキーカ
    バーをその上面に備えると共に、燃料タンク内に外気を
    導入するためのブリーザ通路が内設されたタンクキャッ
    プであって、 前記ブリーザ通路は、少なくともその一部が、前記タン
    クキャップの上面に対する前記キーカバーの摺接面に設
    けられると共に、前記キーカバーの下面に大気側の開口
    が設けられるものであることを特徴とするタンクキャッ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記ブリーザ通路の一部が、前記キーカ
    バーの支軸と軸受間に設けられることを特徴とする請求
    項1に記載のタンクキャップ。
JP9108422A 1997-04-25 1997-04-25 タンクキャップ Pending JPH10297664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108422A JPH10297664A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 タンクキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108422A JPH10297664A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 タンクキャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10297664A true JPH10297664A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14484374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9108422A Pending JPH10297664A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 タンクキャップ

Country Status (1)

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JP (1) JPH10297664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6698611B2 (en) * 2001-11-02 2004-03-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Tank cap
US8915234B2 (en) 2010-10-25 2014-12-23 Briggs & Stratton Corporation Fuel cap

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6698611B2 (en) * 2001-11-02 2004-03-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Tank cap
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