JPH10296335A - プレス曲げ方法及び装置 - Google Patents
プレス曲げ方法及び装置Info
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- JPH10296335A JPH10296335A JP9109617A JP10961797A JPH10296335A JP H10296335 A JPH10296335 A JP H10296335A JP 9109617 A JP9109617 A JP 9109617A JP 10961797 A JP10961797 A JP 10961797A JP H10296335 A JPH10296335 A JP H10296335A
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- punch
- die
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- press bending
- plate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/01—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves between rams and anvils or abutments
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
14の凹部14mにプレス方向からポンチ12を挿入
し、そのダイス14とポンチ12とで板材wを拘束して
その板材wの端部を曲げるプレス曲げ方法において、前
記板材wの曲げ部位にポンチ12が密着しないようにそ
の板材wを曲げることを特徴とする。このため、前記板
材wの曲げ部位の内側に肉余りが生じるようになり、そ
の曲げ部位の内側と外側との長さの相違に起因した応力
が残留することがない。
Description
レス方向からポンチを挿入し、そのダイスとポンチで板
材を拘束してその板材の端部を曲げるプレス曲げ方法及
び装置に関する。
開平3−264116号公報に記載されており、その加
工方法におけるプレス下死点の状態が図7に示されてい
る。前記加工方法で使用されるプレス機1は、板材wの
両端部を直角に折り曲げて車両のバンパー等の断面U形
の製品を成形するものであり、定位置に固定されたダイ
ス4と昇降可能なポンチ2とを備えている。前記ポンチ
2は厚板状の部材であり、板材wを曲げる角部が面取り
されてR面2rが形成されている。また、前記ポンチ2
の先端、即ち、下面には板材wが逃げるための浅溝2m
が形成されている。
る溝4mを備えており、その溝4mの開口縁が面取りさ
れて同じくR面4fが形成されている。また、前記溝4
mの底部の角には前記ポンチ2と協働して板材wの曲げ
部位wt(図8(C)参照)を成形するためのR面4r
が形成されている。さらに、前記ポンチ2とダイス4の
溝4mとの隙間(クリアランス)は、成形精度を高める
ために極力小さく設定されている。前記板材wのプレス
曲げを行うには、ダイス4の上面4uに平らな板材wを
セットした状態で、前記ポンチ2を下降させる。これに
より、そのポンチ2がダイス4の溝4mに挿入され(図
8(A)参照)、下死点まで到達する過程で(図8
(B)参照)、前記板材wの両端が直角に折り曲げられ
る。
たプレス曲げ方法によると、ポンチ2とダイス4の溝4
mとの隙間が極力小さく設定されているとともに、ダイ
ス4の溝4mの開口縁にはR面4fが形成されている。
このため、前記ポンチ2がダイス4の溝4mに挿入され
て板材wが折り曲げられる際(図8(A)参照)、前記
板材wの端部はダイス4のR面4fに面接触し、そのR
面4fに倣って擦られながらポンチ2とダイス4との隙
間に収納される(図8(B)参照)。即ち、板材wの端
部は、ダイス4のR面4fの形状に戻ろうとする応力を
残留した状態でポンチ2とダイス4とに拘束される。こ
のため、曲げ加工後に、プレス機1から製品wが取り出
されると、図8(D)に示されるように、前記製品wの
端部にはシャクレwsや膨れwhが生じる。
チ2の角部のR面2rとダイス4の溝4mのR面4rと
により、表裏から密着状態で押圧される。このため、板
材wの曲げ部位wtの内側と外側との長さの相違に起因
した応力が残留し、プレス機1から製品wを取り出す
と、図8(C)に示されるように、曲げ部位wtの内側
が延びて曲げ部位wtに膨れが生じる。このように、上
記したプレス曲げ方法によると、製品wの成形精度が低
下するという問題がある。そこで、請求項1、請求項3
に記載の発明は、製品の曲げ部位における残留応力を極
力小さくすることにより、その曲げ部位における製品の
膨れを防止することを目的とするものである。また、請
求項2、請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項3
の発明の目的に加えて、製品の端部における残留応力を
極力小さくすることにより、その端部における製品のシ
ャクレや膨れを防止することを目的とするものである。
特徴を有するプレス曲げ方法によって解決される。即
ち、請求項1に記載の発明は、ダイスの凹部にプレス方
向からポンチを挿入し、そのダイスとポンチとで板材を
拘束してその板材の端部を曲げるプレス曲げ方法におい
て、前記板材の曲げ部位にポンチが密着しないようにそ
の板材を曲げることを特徴とする。本発明によると、板
材の曲げ部位にポンチが密着しないため、前記板材の曲
げ部位の内側とポンチとの間に空間が形成される。この
ため、前記板材の曲げ部位の内側に肉余りが生じるよう
になり、その曲げ部位の内側と外側との長さの相違に起
因した応力が残留することがない。したがって、製品の
曲げ部位における膨れを防止することができる。
に記載されたプレス曲げ方法において、板材の端部がポ
ンチとダイスとの隙間部分で拘束されるまでの間、その
板材の端部をダイスの凹部の開口縁の外側に形成された
エッジによりほぼ線接触の状態で支持することを特徴と
する。
イスとの隙間部分で拘束されるまでの間、即ち、その端
部の曲げがほぼ完了するまでの間、板材の端部はダイス
の開口縁の外側に形成されたエッジによってほぼ線接触
の状態で支持される。このため、従来のように、その端
部が開口縁に面接触して擦られるようなことがなくな
り、板材の端部にはほとんど応力が残留することがな
い。したがって、曲げ加工後にプレス機から取り出され
た製品の端部におけるシャクレや膨れを防止することが
できる。
凹部にプレス方向からポンチを挿入し、そのダイスとポ
ンチとで板材を拘束してその板材の端部を曲げるプレス
曲げ装置において、ポンチが板材の曲げ部位に密着しな
いように、そのポンチの角が所定幅で面取りされている
ことを特徴とする。本発明によると、ポンチとダイスと
を用いて板材の端部を曲げる際に、板材の曲げ部位にポ
ンチが密着することがない。即ち、本発明により、請求
項1の発明を実施することができ、請求項1の発明と同
様の作用効果を得ることができる。なお、面取りとは、
角あるいは稜の部分を切削、研削等で微小幅除去するこ
とをいい、断面が凸R状、傾斜状、凹R状等のさまざま
な形状を含むものとする。
されたプレス曲げ装置において、ダイスの凹部の開口縁
には所定幅で面取りが施されており、その開口縁の外側
に、板材の端部がポンチとダイスとの隙間部分で拘束さ
れるまでの間、その板材の端部をほぼ線接触状態で支持
するエッジが形成されている。
イスとの隙間部分で拘束されるまでの間、その板材の端
部はダイスの凹部の開口縁の外側に形成されたエッジに
よってほぼ線接触の状態で支持される。即ち、本発明に
より、請求項2の発明を実施することができ、請求項2
の発明と同様の作用効果を得ることができる。
明の一の実施の形態に係るプレス曲げ方法及び装置の説
明を行う。ここで、図1は本実施の形態に係るプレス曲
げ方法を実施するためのプレス機の要部縦断面であり、
図2〜図6は本実施の形態に係るプレス曲げ方法を表す
縦断面図である。前記プレス機10は、所定形状をした
板材wの両端部を直角に折り曲げて断面U形状の製品を
成形する機械であり、図1に示されるように、定位置に
固定されたダイス14と昇降可能なポンチ12とを備え
ている。
形された厚板状の部材であり、下面12d(先端面12
d)が平らに製作されているとともに、板材wを曲げる
角部が面取りされて傾斜面12rが形成されている。前
記ポンチ12は、その上部がポンチホルダ等を介してプ
レス機10のラム(図示されていない)に連結されてお
り、前記ラムの上昇、下降によって昇降動作を行う。
記ポンチ12が挿入される溝14mとを備えており、そ
の溝14mの開口縁が面取りされて傾斜面14fが形成
されている。そして、前記傾斜面14fと上面14uと
の境目に板材wをほぼ線接触状態で支持できるエッジX
が形成されている。なお、前記ダイス14の傾斜面14
fの傾斜角度は、ポンチ12の傾斜面12rの傾斜角度
より大きく設定されている。
12との隙間(クリアランス)は板材wの厚みよりも大
きく設定されている。即ち、ダイス14の溝14mが本
発明のダイスの凹部に相当する。前記ダイス14の溝1
4mには、板材wを下から支えるクッションパッド16
が収納されており、そのクッションパッド16がクッシ
ョンロッド17により上向きの一定力を付勢された状態
で保持されている。
形態に係るプレス曲げ方法の説明を行う。先ず、前記ポ
ンチ12が上限位置に保持されている状態で、ダイス1
4の上面14uに板材wがセットされる。このとき、ダ
イス14の上面14uとクッションパッド16の上面1
6uとは同じ高さに保持されているため、板材wは水平
に保持される(図1参照)。
り、ポンチ12が下降する。前記ポンチ12が下降する
過程で、先ず、そのポンチ12の先端面12dが板材w
の表面に当接すると、板材wの中央部は前記ポンチ12
とクッションパッド16とによって表裏から拘束され
る。そして、ポンチ12が下降することにより、クッシ
ョンパッド16もクッションロッド17の上向きの力に
抗してポンチ12とともに下降する。
及びクッションパッド16に拘束されて下降すると、そ
の板材wの両端部はダイス14のエッジXにより支持さ
れ、前記板材wは、ポンチ12の先端面12dの両端T
(傾斜面12rの下端T)の位置で曲げられる(図2参
照)。ここで、前記エッジXは、前述のように、ダイス
14の傾斜面14fと上面14uとの境目に山形に形成
されているため、そのエッジXは前記板材wの両端部を
ほぼ線接触の状態で支持する。
と、引き続き板材wは、ポンチ12の傾斜面12rの下
端Tによって曲げられ(図3参照)、さらに曲げが進む
と板材wはその傾斜面12rの上端Rに当接するととも
に、ダイス14の傾斜面14fにも面接触する(図4参
照)。このとき、板材の曲げ部位wtは略円弧形に撓む
ため、その曲げ部位wtとポンチ12の傾斜面12rと
の間には空間Sが形成される(図4(B)参照)。
すると、前記板材wの両端部は、ポンチ12の外側面
(点Rより上方)とダイス14の内側面(点Yより下
方)とに挟まれて拘束され、その板材wの両端部はその
ポンチ12の外側面とほぼ平行な位置まで立ち上がる
(図5参照)。即ち、前記板材wの両端部はポンチ12
とダイス14との隙間部分で拘束されることにより、ほ
ぼ直角な状態までまで折り曲げられる。そして、この状
態から前記ポンチ12が下死点まで下降する過程で、前
記板材wの両端部はポンチ12とダイス14との隙間に
収納され、板材wの全体がポンチ12とダイス14とに
拘束された状態で、その板材wの曲げ加工が終了する
(図6参照)。
げ方法及び装置によると、板材wの曲げ部位wtの内側
にポンチ12が密着しないように空間Sを形成した状態
でその板材wを曲げることができる。このため、図6
(B)に示されるように、その曲げ部位wtの内側に肉
余りQが生じ、前記板材wの曲げ部位wtの内側と外側
との長さの相違に起因した応力が残留することがない。
したがって、プレス機10から製品wを取り出した後
に、その製品wの曲げ部位wtに残留応力に起因した膨
れ等が生じることがない。
ス14との隙間部分で拘束されるまでの間、即ち、その
両端部の曲げがほぼ完了するまでの間、板材wの両端部
はダイス14の開口縁の外側に形成されたエッジXによ
ってほぼ線接触の状態で支持される。このため、従来の
ように、その両端部が開口縁に面接触して擦られるよう
なことがなくなり、前記板材wの両端部にはほとんど応
力が残留することがない。したがって、曲げ加工後にプ
レス機10から取り出された製品wの端部におけるシャ
クレや膨れを防止することができる。
たが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載し
た技術的事項以外に次のような技術的事項を有するもの
であることを付記しておく。 (1)請求項3に記載されたプレス曲げ装置において、
前記ポンチの角は傾斜面状に面取りされていることを特
徴とするプレス曲げ装置。このため、板材の曲げ部位の
内側とポンチとの間に効率的に空間を形成することがで
きる。 (2)請求項4に記載されたプレス曲げ装置において、
ダイスの凹部の開口縁は傾斜面状に面取りされており、
その傾斜面の上端がエッジとして機能ことを特徴とする
プレス曲げ装置。このため、エッジを容易に形成するこ
とができる。 (3)請求項4に記載されたプレス曲げ装置において、
前記ポンチの角部に形成された傾斜面の角度よりダイス
の開口縁に形成された傾斜面の角度の方が大きく設定さ
れていることを特徴とするプレス曲げ装置。このため、
板材の曲げ加工が安定して行える。
に肉余りが生じるため、その曲げ部位の内側と外側との
長さの相違に起因した応力が残留することがない。この
ため、製品の曲げ部位における膨れを防止することがで
き、製品の成形精度を向上させることができる。
の要部縦断面図である。
を表す縦断面図である。
を表す縦断面図である。
を表す縦断面図である。
を表す縦断面図である。
を表す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ダイスの凹部にプレス方向からポンチを
挿入し、そのダイスとポンチとで板材を拘束してその板
材の端部を曲げるプレス曲げ方法において、 前記板材の曲げ部位にポンチが密着しないようにその板
材を曲げることを特徴とするプレス曲げ方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたプレス曲げ方法に
おいて、 板材の端部がポンチとダイスとの隙間部分で拘束される
までの間、その板材の端部をダイスの凹部の開口縁の外
側に形成されたエッジによりほぼ線接触の状態で支持す
ることを特徴とするプレス曲げ方法。 - 【請求項3】 ダイスの凹部にプレス方向からポンチを
挿入し、そのダイスとポンチとで板材を拘束してその板
材の端部を曲げるプレス曲げ装置において、 ポンチが板材の曲げ部位に密着しないように、そのポン
チの角が所定幅で面取りされていることを特徴とするプ
レス曲げ装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたプレス曲げ装置に
おいて、 ダイスの凹部の開口縁には所定幅で面取りが施されてお
り、その開口縁の外側に、板材の端部がポンチとダイス
との隙間部分で拘束されるまでの間、その板材の端部を
ほぼ線接触状態で支持するエッジが形成されていること
を特徴とするプレス曲げ装置。
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