JP2002346646A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JP2002346646A
JP2002346646A JP2001149200A JP2001149200A JP2002346646A JP 2002346646 A JP2002346646 A JP 2002346646A JP 2001149200 A JP2001149200 A JP 2001149200A JP 2001149200 A JP2001149200 A JP 2001149200A JP 2002346646 A JP2002346646 A JP 2002346646A
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JP
Japan
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die
pressing
processing
punch
sheet metal
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JP2001149200A
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Inventor
Hiroyuki Serita
弘之 芹田
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板金表面へのシワの発生を防止しながら、板
金を凹部形状に形成する。 【解決手段】 上型3と、同上型3の下面に装着され押
圧面を形成したパンチ4と、前記上型3からスプリング
6a及び6bを介して、前記パンチ4の両側に上下動自
在に支持された、しわ押さえ5a及び5bとからなる上
型ダイ1と、下型7と、同下型7に載置され、上面に加
工面を形成した固定ダイ8とからなる下型ダイ2とで構
成され、前記加工面の底部8aを下方に窪む曲面に形成
するとともに、前記押圧面の底部4aを下方に膨出した
曲面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス装置に係わ
り、より詳細には、しわの発生を防止しながら加工用板
金に凹状を形成する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】加工用の板金に凹状を形成する従来のプ
レス装置は、例えば図4で示すように、上型ダイ30
を、上下動自在に支持された上型32と、同上型32の
下面に装着されたパンチ33と、同パンチ33の両側に
スプリング36a及びスプリング36bにより上下動自
在に支持された、しわ押さえ34及びしわ押さえ35と
で構成し、下型ダイ31を下型に載置された固定ダイ3
7により構成している。同固定ダイ37の上面には、平
面と同平面の両側に連なる斜面とからなる凹状の加工面
37aが形成され、前記パンチ33の下面には前記加工
面37aに対応した平面と同平面の両側に連なる斜面3
3bとからなる押圧面33aが形成されている。前記し
わ押さえ34及び前記しわ押さえ35の下面には、相対
向する傾斜した圧接面34a及び35aが形成され、同
圧接面34a及び35aに対応して前記固定ダイ37の
上面両側は傾斜面が形成されている。
【0003】加工用の板金20が、前記固定ダイ37上
に載置されると、前記上型32が下降し、前記しわ押さ
え34及び35の前記圧接面34a及び35aが、前記
板金20を前記固定ダイ37上に圧接する。続いて前記
パンチ33が下降し、前記押圧面33aが前記固定ダイ
37の前記加工面37aに前記板金20を押圧すること
により、前記板金20は凹状に曲げ加工される。続いて
上型32が上昇し、前記パンチ33と前記しわ押さえ3
4及び35が前記板金20から引き離される。
【0004】しかしながら、上記した曲げ加工の工程に
おいては、前記板金20の両側を前記しわ押さえ34及
び35で圧接しながら、平面状の前記押圧面33aで,
平面状の前記加工面37aに前記板金20を押圧して曲
げ加工することにより、前記しわ押さえ34及び35間
での前記板金20の余長分が、いわゆるスプリングバッ
ク現象により変形し、前記板金20の20b近辺にシワ
が発生してしまうという問題があった。このため、凹状
に曲げ加工した前記板金20を外観部品、あるいは精度
を要する部品として使用することは制限され、これらの
点で改善が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、加工用の板金に凹状の曲げ加工を行っても、加工
部位へのシワの発生を防止し、外観部品あるいは精度を
要する部品を加工することのできるプレス装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、上型と、同上型の下面に装着され押圧面を形
成したパンチと、前記上型からスプリングを介して、前
記パンチの両側に上下動自在に支持され圧接面を形成し
たしわ押さえとからなる上型ダイと、下型と、同下型に
載置され、上面に加工面を形成した固定ダイとからなる
下型ダイとで構成され、前記加工面を、底面と同底面の
両側に連なる緩斜面とで凹状に形成し、前記押圧面を底
面と同底面の両側に連なる緩斜面とで凸状に形成し、前
記固定ダイ上に載置された加工用の板金を、前記しわ押
さえの前記圧接面で圧接する一方、前記押圧面で前記加
工面に押圧し、凹状に加工してなるプレス装置におい
て、前記加工面の前記底面を、下方に窪む曲面に形成す
るとともに、前記押圧面の前記底面を下方に膨出した曲
面に形成した構成となっている。
【0007】また、前記加工面の内径が、前記押圧面の
内径より大きい曲率としてなる構成となっている。
【0008】また、前記しわ押さえの前記圧接面を、水
平面とした構成となっている。
【0009】更に、前記パンチの底面と、前記固定ダイ
の底面とが、入れ子により着脱自在に設けられた構成と
なっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図1
(A)は本発明によるプレス装置を示す断面図であり、
図1(B)は加工用板金の加工前と加工後を示す断面図
である。図2(A)〜図2(D)は本発明のプレス装置
による板金の加工工程を示す断面図であり、図3は他の
実施例を示す断面図である。本発明によるプレス装置
は、図1(A)で示すように、平板状に形成された上型
3と、底面4aと、同底面4aの両側に連なる緩斜面4
bとからなる凸状の押圧面を形成し、前記上型3の下面
に装着されるパンチ4と、前記上型3に取付けられたス
プリング6a及び6bとにより、前記パンチ4の両側に
上下動自在に支持されたしわ押さえ5a及び5bとで上
型ダイ1を構成し、平板状に形成された下型7と、同下
型7状に載置され、上面に底面8aと、同底面8aの両
側に連なる緩斜面8bとからなる加工面を形成した固定
ダイ8とで下型ダイ2を構成している。同下型ダイ2
は、図示はしていないが、加工機の下部ステージに載置
され、前記上型ダイ1は加工機の上部ステージに上下動
自在に装着されるようになっている。加工用の板金20
は、図1(B)で示すように、加工前の平板から、中央
部に凹部を形成した形状に加工されるようになってい
る。
【0011】前記固定ダイ8の前記加工面を形成する前
記底面8aは、下方に窪む曲率の大きい曲面に形成さ
れ、これに対応して、前記パンチ4の前記緩斜面4bに
連なる前記底面4aは、下方に膨出する、前記底面8a
より曲率より若干小さい曲面に形成されている。また、
前記しわ押さえ5a及び5bの下部の圧接面は、水平面
として形成されている。
【0012】次に、上記したプレス装置による板金の加
工について説明する。図2(A)は加工前の状態を示
し、まず、前記固定ダイ8上に加工前の板金20が載置
される。同板金20が載置されると、前記上型ダイ1が
下降し、図2(B)で示すように、前記しわ押さえ5a
及び5bの圧接面が前記板金20の両側を圧接する。続
いて、図2(C)で示すように、前記パンチ4が下降
し、前記底面4aと緩斜面4bとからなる前記押圧面
が、前記板金20を前記固定ダイ8の加工面に押圧し、
同板金20の中央部を、前記底面4a及び前記底面8a
により緩い曲面に形成する。続いて図2(D)で示すよ
うに、前記上型ダイ1が上昇し前記板金20が開放され
る。
【0013】前記板金20が開放された際、緩い曲面に
形成された中央部20aは、所謂スプリングバック現象
により平面状に復帰し、前記板金20には、図2(D)
で示すように凹部が形成されるようになっている。
【0014】上記した工程においては、前記板金20
は、両側を前記しわ押さえ5a及び5bに圧接された状
態で、中央部が一度緩い曲面状に押圧して形成されるこ
とにより、余長分がシワとなって前記板金20の表面に
発生することを防止でき、外観部品あるいは精度を要す
る部品を効率よく加工できるようになっている。
【0015】次に、他の実施例について説明する。図3
で示す例は、パンチ9に、円弧状の底面を形成した入れ
子9aを交換可能に装着できるようにして、前記板金2
0の板厚が変更された場合、板金の板厚に最適な曲面を
備えた入れ子に適宜交換できるようにして、コストの低
減をはかれるようになっている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
上型と、同上型の下面に装着され押圧面を形成したパン
チと、前記上型からスプリングを介して、前記パンチの
両側に上下動自在に支持された、しわ押さえとからなる
上型ダイと、下型と、同下型に載置され、上面に加工面
を形成した固定ダイとからなる下型ダイとで構成され前
記加工面の前記底面を、下方に窪む曲面に形成するとと
もに、前記押圧面の前記底面を下方に膨出した曲面に形
成したことにより、加工用の板金表面へのシワの発生を
防止しながら、板金を凹状に形成できるプレス装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるプレス装置を示す断面図
である。(B)は加工用の板金の加工前と加工後を示す
断面図である。
【図2】(A)〜(D)は板金の加工工程を順次示す断
面図である。
【図3】他の実施例を示すパンチと、同パンチに装着さ
れた入れ子を示す断面図である。
【図4】従来例によるプレス装置での板金の加工工程を
順次示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型ダイ 2 下型ダイ 3 上型 4 パンチ 4a 底面 4b 緩斜面 5a しわ押さえ 5b しわ押さえ 6a スプリング 6b スプリング 7 下型 8 固定ダイ 8a 底面 8b 緩斜面 9 パンチ 9a 入れ子 20 板金

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と、同上型の下面に装着され押圧面
    を形成したパンチと、前記上型からスプリングを介し
    て、前記パンチの両側に上下動自在に支持され圧接面を
    形成したしわ押さえとからなる上型ダイと、下型と、同
    下型に載置され、上面に加工面を形成した固定ダイとか
    らなる下型ダイとで構成され、前記加工面を、底面と同
    底面の両側に連なる緩斜面とで凹状に形成し、前記押圧
    面を底面と同底面の両側に連なる緩斜面とで凸状に形成
    し、前記固定ダイ上に載置された加工用の板金を、前記
    しわ押さえの前記圧接面で圧接する一方、前記押圧面で
    前記加工面に押圧し、凹状に加工してなるプレス装置に
    おいて、 前記加工面の前記底面を、下方に窪む曲面に形成すると
    ともに、前記押圧面の前記底面を下方に膨出した曲面に
    形成してなることを特徴とするプレス装置。
  2. 【請求項2】 前記加工面の内径が、前記押圧面の内径
    より大きい曲率としてなることを特徴とする請求項1に
    記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】 前記しわ押さえの前記圧接面を、水平面
    としてなることを特徴とする請求項1に記載のプレス装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パンチの底面と、前記固定ダイの底
    面とが、入れ子により着脱自在に設けられてなることを
    特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
JP2001149200A 2001-05-18 2001-05-18 プレス装置 Pending JP2002346646A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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