JPH1029630A - 折畳み式収納容器 - Google Patents
折畳み式収納容器Info
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- JPH1029630A JPH1029630A JP18454096A JP18454096A JPH1029630A JP H1029630 A JPH1029630 A JP H1029630A JP 18454096 A JP18454096 A JP 18454096A JP 18454096 A JP18454096 A JP 18454096A JP H1029630 A JPH1029630 A JP H1029630A
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- top plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納物の出し入れが容易であり、収納物のが
たつきを抑えることができるとともに、積重ねたときの
安定性にも優れた折畳み式収納容器を提供する。 【解決手段】 天板2及び底板3の対向する二辺にそれ
ぞれ回動可能に設けられ、かつ、連結部4で内側へ折曲
がるように連結された一対の折曲げ側板5,6と、開口
部を覆う蓋体7とを備えた折畳み式収納容器1におい
て、前記天板2及び底板3の側板枢着部の近傍に、飲料
用缶Cのような外側が硬質な収納物の上下端部に当接す
るガイドリブ11を設ける。
たつきを抑えることができるとともに、積重ねたときの
安定性にも優れた折畳み式収納容器を提供する。 【解決手段】 天板2及び底板3の対向する二辺にそれ
ぞれ回動可能に設けられ、かつ、連結部4で内側へ折曲
がるように連結された一対の折曲げ側板5,6と、開口
部を覆う蓋体7とを備えた折畳み式収納容器1におい
て、前記天板2及び底板3の側板枢着部の近傍に、飲料
用缶Cのような外側が硬質な収納物の上下端部に当接す
るガイドリブ11を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折畳み式収納容器
に関し、詳しくは、外側が硬質な収納物、例えば多数個
の飲料用缶等を収納して保管・輸送・運搬する折畳み式
収納容器に関する。
に関し、詳しくは、外側が硬質な収納物、例えば多数個
の飲料用缶等を収納して保管・輸送・運搬する折畳み式
収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用缶等を多数個収納して保管・輸送
・運搬する収納容器として、従来から、段ボールを所定
の箱型に折曲げ形成したものが多く用いられている。こ
の段ボール製の収納容器は、梱包単位で積重ねるときに
は、収納した缶でそれより上からの荷重を受け、収納容
器自体では直接荷重を受けないため、軽く作ることがで
きる。しかし、段ボール製の収納容器は、耐水性に劣
り、反復使用ができないために、近年は、合成樹脂製の
収納容器が注目されている。
・運搬する収納容器として、従来から、段ボールを所定
の箱型に折曲げ形成したものが多く用いられている。こ
の段ボール製の収納容器は、梱包単位で積重ねるときに
は、収納した缶でそれより上からの荷重を受け、収納容
器自体では直接荷重を受けないため、軽く作ることがで
きる。しかし、段ボール製の収納容器は、耐水性に劣
り、反復使用ができないために、近年は、合成樹脂製の
収納容器が注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合成樹脂製の
収納容器の場合、缶の収納や取出しの際の作業性を考慮
すると、容器収納口の高さ寸法を缶の高さ寸法より大き
くするとともに、幅寸法も、収納単位に合わせた幅寸法
よりも大きくする必要があった。このため、収納した缶
が収納容器内でがたつくという問題があった。
収納容器の場合、缶の収納や取出しの際の作業性を考慮
すると、容器収納口の高さ寸法を缶の高さ寸法より大き
くするとともに、幅寸法も、収納単位に合わせた幅寸法
よりも大きくする必要があった。このため、収納した缶
が収納容器内でがたつくという問題があった。
【0004】また、収納容器を積重ねる際に、合成樹脂
製の収納容器は、上からの荷重を収納容器で直接受ける
ため、各部の剛性を十分に確保しておく必要があった。
特に、側板を折曲げ可能とした折畳み式の収納容器の場
合は、側板の剛性、底板や天板との枢着部の剛性を荷重
に耐えられるようにするため、より厚い肉厚、リブ構造
を採用する必要があった。
製の収納容器は、上からの荷重を収納容器で直接受ける
ため、各部の剛性を十分に確保しておく必要があった。
特に、側板を折曲げ可能とした折畳み式の収納容器の場
合は、側板の剛性、底板や天板との枢着部の剛性を荷重
に耐えられるようにするため、より厚い肉厚、リブ構造
を採用する必要があった。
【0005】さらに、荷重に対する剛性を満足したもの
であっても、収納部の寸法が、前述のように収納物の高
さや幅よりも大きく、底板,天板と側板とが回動可能な
枢着部で繋がれているため、特に横方向からの荷重が加
わったときに、収納容器の側板が斜めになり、底板や天
板及び上下一対の板状体からなる側板により形成される
四角形が長方形を維持することができず、平行四辺形に
なることがある。このように平行四辺形状態になると、
底板の中心と天板の中心とがずれ、更に積重ねられる収
納容器の中心が下部の収納容器の中心からずれた状態に
なる。そして、このずれが大きくなると、荷崩れの問題
を生じることになる。
であっても、収納部の寸法が、前述のように収納物の高
さや幅よりも大きく、底板,天板と側板とが回動可能な
枢着部で繋がれているため、特に横方向からの荷重が加
わったときに、収納容器の側板が斜めになり、底板や天
板及び上下一対の板状体からなる側板により形成される
四角形が長方形を維持することができず、平行四辺形に
なることがある。このように平行四辺形状態になると、
底板の中心と天板の中心とがずれ、更に積重ねられる収
納容器の中心が下部の収納容器の中心からずれた状態に
なる。そして、このずれが大きくなると、荷崩れの問題
を生じることになる。
【0006】そこで本発明は、収納物の出し入れが容易
であり、収納物のがたつきを抑えることができるととも
に、積重ねたときの安定性にも優れた折畳み式収納容器
を提供することを目的としている。
であり、収納物のがたつきを抑えることができるととも
に、積重ねたときの安定性にも優れた折畳み式収納容器
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の折畳み式収納容器は、相対向する方形状の
天板及び底板と、該天板及び底板の対向する二辺にそれ
ぞれ回動可能に設けられ、かつ、連結部で内側へ折曲が
るように連結された一対の板状体からなる側板と、天
板、底板及び両側板により形成される開口部を覆う蓋板
とを備えた折畳み式収納容器において、前記天板及び底
板の側板枢着部の近傍に、収納物の上下端部に当接する
ガイドリブを側板に平行な方向にそれぞれ設けたことを
特徴としている。
め、本発明の折畳み式収納容器は、相対向する方形状の
天板及び底板と、該天板及び底板の対向する二辺にそれ
ぞれ回動可能に設けられ、かつ、連結部で内側へ折曲が
るように連結された一対の板状体からなる側板と、天
板、底板及び両側板により形成される開口部を覆う蓋板
とを備えた折畳み式収納容器において、前記天板及び底
板の側板枢着部の近傍に、収納物の上下端部に当接する
ガイドリブを側板に平行な方向にそれぞれ設けたことを
特徴としている。
【0008】また、本発明は、前記ガイドリブが、収納
容器に加わる荷重により天板と底板とが近付く方向に変
形したときに、収納物を容器内部側に押圧する方向の傾
斜面を有していることを特徴としている。
容器に加わる荷重により天板と底板とが近付く方向に変
形したときに、収納物を容器内部側に押圧する方向の傾
斜面を有していることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の折畳
み式収納容器の一例を示す要部の断面図であって、図1
は天板と底板とを高さ方向に広げた状態、図2は荷重に
より天板と底板とが近付く方向に変形した状態をそれぞ
れ示している。図3乃至図7は本発明の折畳み式収納容
器の外観を示すもので、図3は組立てた状態を示す斜視
図、図4は折畳み途中の状態を示す斜視図、図5は折畳
んだ状態を示す斜視図、図6は蓋体の開閉途中の状態を
示す斜視図、図7は蓋体を開いて飲料用缶を出し入れ可
能にした状態を示す斜視図である。
さらに詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の折畳
み式収納容器の一例を示す要部の断面図であって、図1
は天板と底板とを高さ方向に広げた状態、図2は荷重に
より天板と底板とが近付く方向に変形した状態をそれぞ
れ示している。図3乃至図7は本発明の折畳み式収納容
器の外観を示すもので、図3は組立てた状態を示す斜視
図、図4は折畳み途中の状態を示す斜視図、図5は折畳
んだ状態を示す斜視図、図6は蓋体の開閉途中の状態を
示す斜視図、図7は蓋体を開いて飲料用缶を出し入れ可
能にした状態を示す斜視図である。
【0010】まず、図3乃至図7に示すように、本形態
例に示す折畳み式の収納容器1は、相対向する長方形状
の天板2及び底板3と、該天板2及び底板3の対向する
長手方向の二辺にそれぞれ回動可能に設けられ、かつ、
連結部4で内側へ折曲がるように連結された一対の折曲
げ側板5,6とからなるもので、天板2と底板3との間
隔は、天板2と底板3とを高さ方向に広げた状態で収納
物の高さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
この収納容器1は、図3に示す組立て状態から、図4に
示すように折曲げ側板5,6の連結部4を内側へ折曲げ
ることにより、図5に示すように折畳むことができ、逆
に折畳み状態で天板2を上方に引上げるだけで組立てる
ことができるように形成されている。
例に示す折畳み式の収納容器1は、相対向する長方形状
の天板2及び底板3と、該天板2及び底板3の対向する
長手方向の二辺にそれぞれ回動可能に設けられ、かつ、
連結部4で内側へ折曲がるように連結された一対の折曲
げ側板5,6とからなるもので、天板2と底板3との間
隔は、天板2と底板3とを高さ方向に広げた状態で収納
物の高さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
この収納容器1は、図3に示す組立て状態から、図4に
示すように折曲げ側板5,6の連結部4を内側へ折曲げ
ることにより、図5に示すように折畳むことができ、逆
に折畳み状態で天板2を上方に引上げるだけで組立てる
ことができるように形成されている。
【0011】前記天板2及び底板3の対向する一短辺に
は、開閉可能な構造の蓋体7がそれぞれ取付けられてお
り、他方の短辺側には、蓋体7の先端の蓋板部8と同様
の形状の収納物保持部材(図示せず)が天板2及び底板
3と一体成形された状態で設けられている。
は、開閉可能な構造の蓋体7がそれぞれ取付けられてお
り、他方の短辺側には、蓋体7の先端の蓋板部8と同様
の形状の収納物保持部材(図示せず)が天板2及び底板
3と一体成形された状態で設けられている。
【0012】蓋体7の蓋板部8及び基板部9やその両側
のヒンジ板部10及び前記収納物保持部材は、収納する
飲料用缶Cの上下部を保持して容器からの飲料用缶Cの
脱落を防止できる大きさ及び強度を有するとともに、外
観を考慮し、かつ、収納容器1の折畳みに支障を来さな
いように、天板2及び底板3の外周部に対応した大き
さ,形状で形成されている。この蓋体7は、図6に示す
ように、基板部9の後端を持ち上げてから蓋板部8側を
外側に回動させることにより、図7に示すように開くこ
とができるように形成されており、閉じる場合は、蓋板
部8を図6に示す状態に回動させた後、基板部9の後端
を押し下げることにより、図3に示す閉じ状態にするこ
とができる。
のヒンジ板部10及び前記収納物保持部材は、収納する
飲料用缶Cの上下部を保持して容器からの飲料用缶Cの
脱落を防止できる大きさ及び強度を有するとともに、外
観を考慮し、かつ、収納容器1の折畳みに支障を来さな
いように、天板2及び底板3の外周部に対応した大き
さ,形状で形成されている。この蓋体7は、図6に示す
ように、基板部9の後端を持ち上げてから蓋板部8側を
外側に回動させることにより、図7に示すように開くこ
とができるように形成されており、閉じる場合は、蓋板
部8を図6に示す状態に回動させた後、基板部9の後端
を押し下げることにより、図3に示す閉じ状態にするこ
とができる。
【0013】この収納容器1は、蓋体7を取付けた側の
開口部を利用して飲料用缶Cを出し入れするもので、工
場等で飲料用缶Cを梱包する際には、図7に示すように
両蓋体7を開くことにより、収納容器1の側方から複数
本の飲料用缶Cを押込むようにして収納することが可能
となり、容器天板部に開口を有する従来の収納容器の場
合のように多数の飲料用缶Cを持ち上げたり、収納後の
収納容器を180度反転させたりする必要がなくなる。
また、蓋体7を所定の操作で閉じるだけでロック状態に
できるので、他のロック部材や結束具を用いる場合に比
べて作業性を大幅に向上させることができる。
開口部を利用して飲料用缶Cを出し入れするもので、工
場等で飲料用缶Cを梱包する際には、図7に示すように
両蓋体7を開くことにより、収納容器1の側方から複数
本の飲料用缶Cを押込むようにして収納することが可能
となり、容器天板部に開口を有する従来の収納容器の場
合のように多数の飲料用缶Cを持ち上げたり、収納後の
収納容器を180度反転させたりする必要がなくなる。
また、蓋体7を所定の操作で閉じるだけでロック状態に
できるので、他のロック部材や結束具を用いる場合に比
べて作業性を大幅に向上させることができる。
【0014】特に、この種の収納容器1は、天板2の上
方に同じ形状の収納容器を積重ねて保管・運搬を行うの
で、保管中・運搬中に蓋体7が開くことはなく、収納容
器1内から収納物である飲料用缶Cが落下することを確
実に防止することができる。
方に同じ形状の収納容器を積重ねて保管・運搬を行うの
で、保管中・運搬中に蓋体7が開くことはなく、収納容
器1内から収納物である飲料用缶Cが落下することを確
実に防止することができる。
【0015】また、収納した飲料用缶Cを収納容器から
取出す際には、蓋体7側を上に向けて収納容器1を立て
た状態として両蓋体7を開き、天板2と底板3とを高さ
方向に広げることにより、上方に開口した開口部から飲
料用缶Cを取出すことができる。
取出す際には、蓋体7側を上に向けて収納容器1を立て
た状態として両蓋体7を開き、天板2と底板3とを高さ
方向に広げることにより、上方に開口した開口部から飲
料用缶Cを取出すことができる。
【0016】しかも、飲料用缶Cを取出した後の収納容
器1は、図5に示すように折畳むことができるので、空
の収納容器1の回収・返送も容易に行うことができ、全
体を合成樹脂で形成することにより、長期間の反復使用
にも十分に耐えることができる。
器1は、図5に示すように折畳むことができるので、空
の収納容器1の回収・返送も容易に行うことができ、全
体を合成樹脂で形成することにより、長期間の反復使用
にも十分に耐えることができる。
【0017】さらに、天板2と底板3との内面間距離
を、天板2を上方に引上げた際に飲料用缶Cの高さより
大きく形成しておくことにより、天板2に掛かる荷重
を、折曲げ側板5,6の取付部や連結部4のガタ、ある
いは、あらかじめ設定された上下動を利用して飲料用缶
Cで受けることが可能となる。したがって、内部に飲料
用缶Cのような外側が硬質な品物を多数個収納する場合
は、収納容器1自体の上下方向の剛性がほとんど必要な
くなり、折曲げ側板5,6を簡単な構成とすることがで
きる。
を、天板2を上方に引上げた際に飲料用缶Cの高さより
大きく形成しておくことにより、天板2に掛かる荷重
を、折曲げ側板5,6の取付部や連結部4のガタ、ある
いは、あらかじめ設定された上下動を利用して飲料用缶
Cで受けることが可能となる。したがって、内部に飲料
用缶Cのような外側が硬質な品物を多数個収納する場合
は、収納容器1自体の上下方向の剛性がほとんど必要な
くなり、折曲げ側板5,6を簡単な構成とすることがで
きる。
【0018】そして、このように形成した収納容器1に
おいて、図1及び図2に示すように、天板2及び底板3
の折曲げ側板5,6の取付部近傍には、収納物である飲
料用缶Cの上下端部に当接するガイドリブ11が折曲げ
側板5,6に平行な方向にそれぞれ設けられている。
おいて、図1及び図2に示すように、天板2及び底板3
の折曲げ側板5,6の取付部近傍には、収納物である飲
料用缶Cの上下端部に当接するガイドリブ11が折曲げ
側板5,6に平行な方向にそれぞれ設けられている。
【0019】上記ガイドリブ11は、折曲げ側板5,6
の内面よりも内側に位置するものであって、天板2ある
いは底板3における対向するガイドリブ11同士の内面
間の距離は、収納物の幅方向の寸法、飲料用缶Cのよう
に複数の収納物を並べて収納する場合はその積算外形寸
法と略同じか、僅かに大きく設定されている。また、天
板2と底板3とで対向するガイドリブ11の先端面間の
距離は、収納物の高さ寸法より小さく設定されている。
の内面よりも内側に位置するものであって、天板2ある
いは底板3における対向するガイドリブ11同士の内面
間の距離は、収納物の幅方向の寸法、飲料用缶Cのよう
に複数の収納物を並べて収納する場合はその積算外形寸
法と略同じか、僅かに大きく設定されている。また、天
板2と底板3とで対向するガイドリブ11の先端面間の
距離は、収納物の高さ寸法より小さく設定されている。
【0020】さらに、ガイドリブ11の内面側の収納物
と接触する面には、収納容器1の上下方向から加わる荷
重により天板2と底板3とが近付く方向に変形したとき
に、収納物を容器内方に押圧する傾斜面12が設けられ
ている。
と接触する面には、収納容器1の上下方向から加わる荷
重により天板2と底板3とが近付く方向に変形したとき
に、収納物を容器内方に押圧する傾斜面12が設けられ
ている。
【0021】このように、天板2及び底板3の所定位置
にガイドリブ11をそれぞれ設けることにより、飲料用
缶Cと折曲げ側板5,6の内面との間に適度な隙間を形
成した状態で飲料用缶Cを収納保持することができるの
で、収納した飲料用缶Cのがたつきを抑えることができ
るとともに、前記隙間に手等を挿入することにより、収
納容器1からの飲料用缶Cの取出しを容易に行うことが
できる。
にガイドリブ11をそれぞれ設けることにより、飲料用
缶Cと折曲げ側板5,6の内面との間に適度な隙間を形
成した状態で飲料用缶Cを収納保持することができるの
で、収納した飲料用缶Cのがたつきを抑えることができ
るとともに、前記隙間に手等を挿入することにより、収
納容器1からの飲料用缶Cの取出しを容易に行うことが
できる。
【0022】また、飲料用缶Cを天板2及び底板3の間
の所定位置に保持しておくことができるので、横方向か
らの荷重が加わっても底板の中心と天板の中心とがずれ
る変形を生じることがなく、安定した状態で積重ねるこ
とができる。
の所定位置に保持しておくことができるので、横方向か
らの荷重が加わっても底板の中心と天板の中心とがずれ
る変形を生じることがなく、安定した状態で積重ねるこ
とができる。
【0023】さらに、ガイドリブ11の内面に適度な傾
斜角度の傾斜面12を設けておくことにより、天板2と
底板3とを高さ方向に広げたときには、ガイドリブ11
と飲料用缶Cとが接触せず、飲料用缶Cの出し入れを容
易に行える状態にできるとともに、図2に示すように、
天板2と底板3とが近付く方向に変形したときには、ガ
イドリブ11の傾斜面12と飲料用缶Cの端部とが確実
に接触する状態になるので、飲料用缶Cを容器内部側に
押圧した状態で飲料用缶Cをガイドリブ11間に確実に
保持することができる。
斜角度の傾斜面12を設けておくことにより、天板2と
底板3とを高さ方向に広げたときには、ガイドリブ11
と飲料用缶Cとが接触せず、飲料用缶Cの出し入れを容
易に行える状態にできるとともに、図2に示すように、
天板2と底板3とが近付く方向に変形したときには、ガ
イドリブ11の傾斜面12と飲料用缶Cの端部とが確実
に接触する状態になるので、飲料用缶Cを容器内部側に
押圧した状態で飲料用缶Cをガイドリブ11間に確実に
保持することができる。
【0024】また、図1及び図2に示すように、折曲げ
側板5,6を天板2及び底板3に回動可能に取付けるた
めの枢着部を、天板2及び底板3に設けた傾斜溝からな
るヒンジ溝13と、折曲げ側板5,6に設けたヒンジ軸
14とで形成し、上下に対向する各ヒンジ溝13に、溝
間寸法が容器内部側から外部側に向かって狭くなる方向
の傾斜を設けておくことにより、図1に示すように、天
板2と底板3とを高さ方向に広げたときに、ヒンジ軸1
4が各ヒンジ溝13の外側に移動して折曲げ側板5,6
の内面と飲料用缶Cとの間に適当な大きさの隙間を形成
することができる。これにより、飲料用缶C等の収納物
の出し入れを更に容易に行うことができる。しかも、図
2に示すように、天板2と底板3とが近付く方向に変形
したときには、ヒンジ軸14が各ヒンジ溝13の内側に
移動し、折曲げ側板5,6の内面で飲料用缶Cの胴部を
内方に押圧する状態となるので、収納容器1の安定性を
更に向上させることができる。
側板5,6を天板2及び底板3に回動可能に取付けるた
めの枢着部を、天板2及び底板3に設けた傾斜溝からな
るヒンジ溝13と、折曲げ側板5,6に設けたヒンジ軸
14とで形成し、上下に対向する各ヒンジ溝13に、溝
間寸法が容器内部側から外部側に向かって狭くなる方向
の傾斜を設けておくことにより、図1に示すように、天
板2と底板3とを高さ方向に広げたときに、ヒンジ軸1
4が各ヒンジ溝13の外側に移動して折曲げ側板5,6
の内面と飲料用缶Cとの間に適当な大きさの隙間を形成
することができる。これにより、飲料用缶C等の収納物
の出し入れを更に容易に行うことができる。しかも、図
2に示すように、天板2と底板3とが近付く方向に変形
したときには、ヒンジ軸14が各ヒンジ溝13の内側に
移動し、折曲げ側板5,6の内面で飲料用缶Cの胴部を
内方に押圧する状態となるので、収納容器1の安定性を
更に向上させることができる。
【0025】なお、ガイドリブに形成する傾斜面は、平
面状ではなく曲面にすることもできる。また、収納容器
の各部の構造、例えば蓋体の構造等は、上記形態例に限
るものではなく、収納する物品の形状等に応じて適宜な
構造を採用することができる。
面状ではなく曲面にすることもできる。また、収納容器
の各部の構造、例えば蓋体の構造等は、上記形態例に限
るものではなく、収納する物品の形状等に応じて適宜な
構造を採用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折畳み式
収納容器によれば、飲料用缶等の外側が硬質な物品を安
定した状態で確実に保持して収納することができるの
で、収納物のがたつきを抑えることができ、積重ねたと
きの安定性にも優れるとともに、収納物の出し入れも容
易に行うことができる。
収納容器によれば、飲料用缶等の外側が硬質な物品を安
定した状態で確実に保持して収納することができるの
で、収納物のがたつきを抑えることができ、積重ねたと
きの安定性にも優れるとともに、収納物の出し入れも容
易に行うことができる。
【図1】 天板と底板とを高さ方向に広げた状態を示す
要部の断面図である。
要部の断面図である。
【図2】 天板と底板とが近付く方向に変形した状態を
示す要部の断面図である。
示す要部の断面図である。
【図3】 組立てた状態を示す収納容器の斜視図であ
る。
る。
【図4】 折畳み途中の状態を示す斜視図である。
【図5】 折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図6】 蓋体の開閉途中の状態を示す斜視図である。
【図7】 蓋体を開いて飲料用缶を出し入れ可能にした
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
1…収納容器、2…天板、3…底板、4…連結部、5,
6…折曲げ側板、7…蓋体、8…蓋板部、9…基板部、
10…ヒンジ板部、11…ガイドリブ、12…傾斜面、
13…ヒンジ溝、14…ヒンジ軸、C…飲料用缶
6…折曲げ側板、7…蓋体、8…蓋板部、9…基板部、
10…ヒンジ板部、11…ガイドリブ、12…傾斜面、
13…ヒンジ溝、14…ヒンジ軸、C…飲料用缶
Claims (2)
- 【請求項1】 相対向する方形状の天板及び底板と、該
天板及び底板の対向する二辺にそれぞれ回動可能に設け
られ、かつ、連結部で内側へ折曲がるように連結された
一対の板状体からなる側板と、天板、底板及び両側板に
より形成される開口部を覆う蓋板とを備えた折畳み式収
納容器において、前記天板及び底板の側板取付部の近傍
に、収納物の上下端部に当接するガイドリブを側板に平
行な方向にそれぞれ設けたことを特徴とする折畳み式収
納容器。 - 【請求項2】 前記ガイドリブは、収納容器に加わる荷
重により天板と底板とが近付く方向に変形したときに、
収納物を容器内部側に押圧する方向の傾斜面を有してい
ることを特徴とする請求項1記載の折畳み式収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18454096A JP3245700B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 折畳み式収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP18454096A JP3245700B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 折畳み式収納容器 |
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JPH1029630A true JPH1029630A (ja) | 1998-02-03 |
JP3245700B2 JP3245700B2 (ja) | 2002-01-15 |
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ID=16155000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18454096A Expired - Fee Related JP3245700B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 折畳み式収納容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3245700B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010087171A1 (ja) | 2009-01-29 | 2010-08-05 | パナソニック株式会社 | 補聴器および補聴処理方法 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18454096A patent/JP3245700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3245700B2 (ja) | 2002-01-15 |
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