JPH10294583A - 電磁波シールドガスケット - Google Patents

電磁波シールドガスケット

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JPH10294583A
JPH10294583A JP9115348A JP11534897A JPH10294583A JP H10294583 A JPH10294583 A JP H10294583A JP 9115348 A JP9115348 A JP 9115348A JP 11534897 A JP11534897 A JP 11534897A JP H10294583 A JPH10294583 A JP H10294583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
wave shielding
shielding gasket
conductive cloth
sensitive adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP9115348A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Fujita
和秀 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10294583A publication Critical patent/JPH10294583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅寸法の細い電磁波シールドガスケットであ
っても確実に枠体等に取り付けることができるととも
に、枠体等との間での電気的接触を確保することができ
るようにする。 【構成】 可撓性を有する長尺状のベース部100と、
このベース部100とを包み込む導電性を有する導電性
布200と、この導電性布200の外面に添付される感
圧性粘着部材300とを備えており、前記感圧性粘着部
材300は、間欠的に配置されるとともに、感圧性粘着
部材300の間では導電性布200を露出させ、ベース
部100が押圧されると、感圧性粘着部材300の間に
ベース部100が膨出し、導電性布200が枠体610
に接触するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電波暗室等
における扉等の開閉部に取り付けられて、電磁波を遮断
する電磁波シールドガスケット及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁波シールドガスケッ
トを図4を参照しつつ説明する。まず、この種の電磁波
シールドガスケットは、例えば電波暗室等における扉等
の開閉部に取り付けられて、電磁波を遮断するものであ
る。
【0003】図4に示す電磁波シールドガスケットは、
ウレタン、EPT、シリコン等の可撓性を有する発泡体
からなるベース部900と、このベース部900を包み
込む導電性を有する導電性布910と、この導電性布9
10の外面に添付される取付手段としての両面テープ9
20とを有している。
【0004】ベース部900は、断面視略矩形状になる
一定の長さ(例えば1m)を有する長尺状のものであっ
て、導電性布910が接着により包み込むようにして外
面を覆っている。両面テープ920は、導電性布910
の突き合わせ部分である電磁波シールドガスケットの裏
面側に添付されている。この両面テープ920は、例え
ば電波暗室の扉が開閉可能に取り付けられる枠体に取り
付けられ、扉と枠体との間の隙間を電磁気的に遮断する
ようになっている。
【0005】前記両面テープ920は、その幅寸法がベ
ース部900の幅寸法より小さく設定されており、電磁
波シールドガスケットが扉等によって圧縮されることに
より、両面テープ920の両側部に相当する両面テープ
920がない部分930の導電性布910が枠体に接触
するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幅寸法
が大きい電磁波シールドガスケットであればよいのであ
るが、幅寸法が小さい、すなわち細い電磁波シールドガ
スケットになると、両面テープはより細いものを使用し
なければないならい。現実的には、幅寸法が3mmの電
磁波シールドガスケットであると、両面テープ920が
ない部分930、すなわち導電性布910が枠体に接触
する部分を0.5mmとしても、両面テープ920の幅
寸法は2mmとなる。これでは、両面テープ920が細
すぎるため、電磁波シールドガスケットを確実に枠体に
取り付けるということと、扉を閉じた場合に両面テープ
920のない部分が確実に枠体に接触するという2つの
要求を満たすことは困難な場合がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、幅寸法の細い電磁波シールドガスケットであっても
確実に枠体等に取り付けることができるとともに、枠体
等との間での電気的接触を確保することができる電磁波
シールドガスケットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁波シー
ルドガスケットは、可撓性を有する長尺状のベース部
と、このベース部とを包み込む導電性を有する導電性布
と、この導電性布の外面に添付される取付手段とを備え
ており、前記取付手段は、間欠的に配置されるととも
に、取付手段の間では導電性布を露出させ、ベース部を
押圧することによって取付手段の間の導電性布が外側に
向かって膨出するように構成されている。
【0009】また、前記取付手段は、電磁波シールドガ
スケットの長手方向に間欠的に配置されていることが望
ましい。
【0010】さらに、前記取付手段は、感圧性粘着部材
であることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
電磁波シールドガスケットの一部破断概略的斜視図、図
2は本発明の実施の形態に係る電磁波シールドガスケッ
トの概略的断面図、図3は本発明の実施の形態に係る電
磁波シールドガスケットの作用等を示す概略的説明図で
ある。
【0012】本発明の第1の実施の形態に係る電磁波シ
ールドガスケットは、可撓性を有する長尺状のベース部
100と、このベース部100とを包み込む導電性を有
する導電性布200と、この導電性布200の外面に添
付される取付手段としての感圧性粘着部材300とを備
えており、前記感圧性粘着部材300は、間欠的に配置
されるとともに、感圧性粘着部材300の間では導電性
布200を露出させるようになっている。
【0013】まず、ベース部100は、ウレタン、EP
T、シリコン等の可撓性を有する発泡体から構成されて
おり、その断面は略矩形状である。このベース部100
は、押圧されると圧縮され、押圧が解除されると元の状
態に復帰するようになっている。
【0014】また、このベース部100を包み込む導電
性布200は、例えば布自体に導電性のコーティングを
施したものであり、導電性を有している。従って、この
導電性布200を介して電気的に接触することが可能と
なる。
【0015】取付手段としての前記感圧性粘着部材30
0は、柔軟性を有する基材の表裏両面に粘着剤を塗布し
たものであり、電磁波シールドガスケットの裏面側に電
磁波シールドガスケットの長手方向に所定の間隔で取り
付けられている。このため、感圧性粘着部材300の間
の隙間は、導電性布200が露出した状態にある。
【0016】感圧性粘着部材300の間の間隔は、電磁
波シールドガスケットを使用したとき、すなわち後述す
るように扉600によって押圧された場合に感圧性粘着
部材300の間に位置する導電性布200が、ベース部
100の膨出によって枠体610に接触することができ
るように設定されている。従って、この間隔は電磁波シ
ールドガスケットの各部の寸法によって適宜選択される
ものである。
【0017】さらに、この感圧性粘着部材300は、剥
き出しのままであると、電磁波シールドガスケットの保
存、搬送等に適さないので、図1及び図2に示すよう
に、ピール紙400で覆われている。
【0018】次に、かかる電磁波シールドガスケットの
作用等について図3を参照しつつ説明する。
【0019】例えば、この電磁波シールドガスケット
は、図3(A)に示すように、扉600が取り付けられ
た枠体610の突部 (図示省略) に沿って取り付けられ
るとする。電磁波シールドガスケットを取り付ける際に
は、ピール紙400を剥がして感圧性粘着部材300を
露出させる。
【0020】例えば、電磁波シールドガスケットの幅が
3mmであったとしても、感圧性粘着部材300の幅寸
法が3mmとなるため、図4に示されるように両面テー
プ920の両側部の両面テープ920のない部分930
で枠体等に接触するタイプの従来の電磁波シールドガス
ケットよりは確実に枠体610に取り付けることが可能
となる。
【0021】図3(A)に示すように、扉600を開け
た状態では、電磁波シールドガスケットには力が加わら
ないため、電磁波シールドガスケットを構成する感圧性
粘着部材300は、自身の厚さ寸法分だけ枠体610か
ら浮いた状態にある。このため、電磁波シールドガスケ
ットと枠体610とは電気的に非接触の状態にあるが、
扉600を開けた状態であるため特に問題はない。
【0022】図3(B)に示すように、扉600を閉じ
た状態では、扉600が枠体610の突部611に向か
って押しつけられるため、電磁波シールドガスケットは
両者の間に挟まって圧縮される。すると、感圧性粘着部
材300がない部分、すなわち感圧性粘着部材300と
感圧性粘着部材300との間では、ベース部100が枠
体610に向かって膨出するため、導電性布200も外
側に向かって膨出して枠体610に接触する。また、導
電性布300は、閉じられた扉600と接触する。従っ
て、扉600と枠体610とでは電磁波シールドガスケ
ットの導電性布300を介して電気的に接続されること
になるので、両者の間では電磁気的な遮蔽が行われてい
ることになる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る電磁波シールドガスケット
は、可撓性を有する長尺状のベース部と、このベース部
とを包み込む導電性を有する導電性布と、この導電性布
の外面に添付される取付手段とを備えており、前記取付
手段は、間欠的に配置されるとともに、取付手段の間で
は導電性布を露出させ、ベース部を押圧することによっ
て取付手段の間の導電性布が外側に向かって膨出するよ
うに構成されたものである。
【0024】この電磁波シールドガスケットによると、
取付手段が間欠的に配置されているため、従来のものよ
り太い取付手段を採用することができるので、従来のも
のより枠体等に確実に取り付けることができるともに、
確実に扉等と枠体等との間の電気的接触を確保すること
ができるようになった。特に、従来の電磁波シールドガ
スケットでは幅寸法が3mmであると確実な取付と確実
な電気的接触とを両立させることが困難であったが、本
発明に係る電磁波シールドガスケットによると幅寸法3
mmのものでも、確実な取付と確実な電気的接触とを確
保することができる。
【0025】また、前記取付手段は、電磁波シールドガ
スケットの長手方向に間欠的に配置されている。このよ
うに取付手段を構成することにより、従来のものより太
い取付手段を使用することが可能となった。
【0026】さらに、前記取付手段は、感圧性粘着部材
である。従って、取付手段による電磁波シールドガスケ
ットの枠体等への取り付けは従来のものと同様に容易で
あり、しかも確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電磁波シールドガス
ケットの一部破断概略的斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電磁波シールドガス
ケットの概略的断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電磁波シールドガス
ケットの作用等を示す概略的説明図である。
【図4】従来のこの種の電磁波シールドガスケットの概
略的断面図である。
【符号の説明】
100 ベース部 200 導電性布 300 感圧性粘着部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する長尺状のベース部と、こ
    のベース部とを包み込む導電性を有する導電性布と、こ
    の導電性布の外面に添付される取付手段とを具備してお
    り、前記取付手段は、間欠的に配置されるとともに、取
    付手段の間では導電性布を露出させ、ベース部を押圧す
    ることによって取付手段の間の導電性布が外側に向かっ
    て膨出することを特徴とする電磁波シールドガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記取付手段は、電磁波シールドガスケ
    ットの長手方向に間欠的に配置されていることを特徴と
    する電磁波シールドガスケット。
  3. 【請求項3】 前記取付手段は、感圧性粘着部材である
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波シールドガスケ
    ット。
JP9115348A 1997-04-16 1997-04-16 電磁波シールドガスケット Pending JPH10294583A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012003664A1 (zh) * 2010-07-07 2012-01-12 中兴通讯股份有限公司 柔性导电材料基板及其制造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02296396A (ja) * 1989-04-13 1990-12-06 Chomerics Inc 電磁気障害/電波障害遮蔽用ガスケツト
JPH0511499U (ja) * 1990-10-26 1993-02-12 シユレーゲル コーポレーシヨン 不連続粘着による電磁シールド装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040217