JPH10294371A - 半導体集積回路のセルライブラリおよびレイアウト設計方法 - Google Patents

半導体集積回路のセルライブラリおよびレイアウト設計方法

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JPH10294371A
JPH10294371A JP10295997A JP10295997A JPH10294371A JP H10294371 A JPH10294371 A JP H10294371A JP 10295997 A JP10295997 A JP 10295997A JP 10295997 A JP10295997 A JP 10295997A JP H10294371 A JPH10294371 A JP H10294371A
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JP
Japan
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wiring
cell
wiring layer
library
output pin
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JP10295997A
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Akihiro Yamada
晃弘 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線技術を用いた半導体集積回路の設計
においては、特に長距離配線の部分などに下位の配線層
が使用されると、上位の配線層を使用した場合に比較し
て配線遅延が大きくなり、動作速度が十分に上がらな
い。 【解決手段】 本発明では、長距離配線を駆動するセル
には論理設計時に駆動能力の高いセル102が割り当て
られることを利用し、駆動能力の高いセル102の出力
ピン108の配線層として駆動能力の低いセル101の
配線層よりも上位の配線層を割り当て、それにより配置
配線時に長距離配線の部分で上位の配線層が使用される
比率を高め、動作速度の向上を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
スタンダードセル方式のスタンダードセルライブラリお
よびそのライブラリを用いたレイアウト設計方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスタンダードセル方式による半導
体集積回路の設計においては、一般的にスタンダードセ
ルライブラリのレイアウト中の出力ピンは1つの配線層
で付けられており、更に、これは固定されたものである
ため、配置配線時に出力ピンからの配線層が変えること
もできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体プロセス
技術の発展により、半導体チップにおいて1チップ上に
搭載できる回路規模がますます増加すると共に、配線層
においては4層、5層といった多層配線技術が用いられ
るようになりつつある。
【0004】このような多層配線技術が重要視される背
景としては、半導体チップの面積を小さくし製造コスト
を低減させることも当然ながら、ますます高速化する動
作周波数に対応するためでもある。
【0005】面積の縮小は回路間の距離を縮めることに
つながり、当然ながら高速化に寄与するものであるが、
それに加えて、上位の配線層を積極的に活用することに
より、回路の高速化を計ることが可能となる。これは製
造工程上の制約により、一般的に以下のような傾向があ
るためである。
【0006】下位の配線層はその上下が他の拡散層に挟
まれているため、単位あたりの容量が上位の配線層に比
べて大きくなる。また、多層配線の製造工程においては
上位の配線層の断線などの製造不良を避けるために、下
位の配線層をできるだけ平坦化する必要があるが、その
ために下位の配線層の膜厚は上位の配線層の膜厚よりも
薄くしなければならない。このために下位の配線層では
上位の配線層に比べて、更に容量が増大する。
【0007】また、トランジスタを形成する拡散層は金
属配線層よりも下位にあり、その各部分への接続には下
位の配線層が使用されるため、必然的に下位の配線層は
密集することになり、集積度を向上させるためには下位
の配線層の配線幅を狭くする必要がある。これに対して
上位の配線層は下位の配線層に比較して配線幅を広くす
ることが可能である。このため、下位の配線層の配線抵
抗は上位の配線層の配線抵抗に比較して一般的に高くな
ることになる。
【0008】上記のような種々の理由から、高速な動作
を目指すためには、より上位の配線層を多用する方がよ
いことが分かる。しかし、セルの出力ピンの配線層が下
位の配線層のままであればセル間を接続するために使用
される金属配線は下位の配線層の比率が高くなる。これ
を回避するためには、セルの出力ピンの配線層として上
位の配線層を使用すればよいが、全てのセルの出力ピン
の配線層が上位の配線層であると、その配線パターン自
身が邪魔となって全体的な配線効率が低下し、集積度が
低下する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、スタンダードセルの出力ピンの配線層と
して複数の配線層を与えることにより、特に配線遅延の
大きくなる長距離配線を駆動する駆動能力の大きいセル
の出力ピンの配線層を上位の配線層とし、短距離配線を
駆動する駆動能力の小さいセルの出力ピンの配線層を下
位の配線層とすることによって、配線工程での効率低下
を招くことなく、長距離配線に対して上位の配線層が使
用される比率を高めることにより動作速度を向上させ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0011】ここでは、説明を簡単化するため、4層金
属配線プロセスを用いることと、セルライブラリとし
て、全ての論理機能の実現を可能とする2入力NAND(2
入力論理積の反転出力)ゲートを使用することとし、更
にそのゲートの駆動能力として高駆動、低駆動の2種類
のセルを用意するものとする。
【0012】図1は請求項1におけるセルライブラリの
レイアウトを簡単に示した図であり、101は低駆動の
セル、102は高駆動のセル、103、104、10
6、107はそれぞれのセルの入力ピンの配線、10
5、108はそれぞれのセルの出力ピンの配線パターン
である。ここでは図に示されているように、低駆動のセ
ルの出力ピン105の配線層には下位の配線層である2
層が与えられ、高駆動のセルの出力ピン108の配線層
には上位の配線層である4層が与えられている。このよ
うなライブラリを使用して機能ブロックの自動配置配線
を行なった結果を表したものが図2である。ここでは簡
単のために2ヶ所の接続のみを図示する。図2におい
て、201は高駆動のセル、202、203、204は
低駆動のセルであり、セル201はセル202を駆動
し、セル203はセル204を駆動する。図2から分か
るように、高駆動セル201の出力ピンの配線層は4層
を使用しているため、セル202への接続においては4
層の金属配線が多用されている。これに対し、図3は従
来のセルライブラリのレイアウトを簡単に示したもので
あり、301は低駆動のセル、302は高駆動のセル、
303、304、306、307はそれぞれのセルの入
力ピンの配線、305、308はそれぞれのセルの出力
ピンの配線パターンである。ここでは、出力ピンの配線
層として2層のみが用いられている。このようなライブ
ラリを使用して機能ブロックの自動配置配線を行なった
結果を表したものが図4である。ここでも簡単のために
2ヶ所の接続のみを図に示す。図4において、401は
高駆動のセル、402は低駆動のセルであり、セル40
1はセル402を駆動する。図2と図4の比較から明ら
かなように、本発明によれば、上位の配線層が使用され
る割合が高くなり、動作速度の向上に寄与することが可
能となる。
【0013】図5は請求項2におけるライブラリのレイ
アウトを簡単に示した図であり、501は低駆動のセ
ル、502は高駆動のセル、503、504、506、
507はそれぞれのセルの入力ピンの配線、505、5
08はそれぞれのセルの出力ピンの配線パターンであ
る。ここで、508はスタックドビアの配置により2
層、3層、4層でのいずれの配線層での出力も可能なピ
ンとして定義されている。このようなライブラリを使用
して請求項4に示されるレイアウト設計方法によって機
能ブロックの自動配置配線を行なった結果は図2と同等
の結果になる。この時、配置終了の段階で各配線の配線
長が見積もられ、配線距離が長いと判断された、201
から202への接続を駆動するセル201の出力ピンの
配線層として4層が選択され、その後に配線工程の処理
が行なわれる。
【0014】また、図6は請求項3におけるライブラリ
のレイアウトを簡単に示した図であり、601は低駆動
のセル、602は高駆動のセル、603、604、60
6、607はそれぞれのセルの入力ピンの配線、60
5、608はそれぞれのセルの出力ピンの配線パターン
である。ここで、605、608はスタックドビアの配
置により2層、3層、4層でのいずれの配線層での出力
も可能な仮想的なピンとして定義されており、実際の配
線パターンは備えていない。このようなライブラリを使
用して請求項5に示されるレイアウト設計方法によって
機能ブロックの配置配線を行なった結果は図2と同等の
結果になる。この時、配置終了の段階で各配線の配線長
が見積もられ、配線距離が短いと判断された、203か
ら204への接続を駆動するセル201の出力ピンの配
線層として2層が選択され、配線距離が長いと判断され
た201から202への接続を駆動するセル201の出
力ピンの配線層として4層が選択され、それぞれの配線
層に必要なスタックドビアおよび配線パターンが発生さ
れ、その後に配線工程の処理が行なわれる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動能力の高いセル、換言すれば長配線長のノードを駆動
するセルの出力ピンの配線層として、より上位の配線層
を割り当てるため、長配線長の部分の配線として上位の
配線層が使用される比率が高くなり、回路のより高速な
動作を実現することが可能となる。また、その際、請求
項3および5に示す発明によれば、出力ピンの配線層と
して、セル間の配線時に邪魔となる出力ピンが最低限必
要なものしか与えられなくなるため、全体の配線効率を
低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスタンダードセル
のレイアウトの簡略図
【図2】図1に示すセルを用いた機能ブロックのレイア
ウトの簡略図
【図3】従来の技術によるスタンダードセルのレイアウ
トの簡略図
【図4】従来の技術によるセルを用いた機能ブロックの
レイアウトの簡略図
【図5】本発明の実施の形態におけるスタンダードセル
のレイアウトの簡略図
【図6】本発明の実施の形態におけるスタンダードセル
のレイアウトの簡略図
【符号の説明】
101,102 セル 103,104,106,107 入力ピン 105,108 出力ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタックドビアと多層金属配線を有する
    半導体集積回路の設計に使用するスタンダードセルライ
    ブラリであり、 前記ライブラリ中の少なくとも1つ以上のセルの出力ピ
    ンの金属配線層が他のセルの出力ピンの金属配線層と異
    なることを特徴とするスタンダードセルライブラリ。
  2. 【請求項2】 スタックドビアと多層金属配線を有する
    半導体集積回路の設計に使用するスタンダードセルライ
    ブラリであり、 前記ライブラリ中の少なくとも1つのセルの出力ピンの
    金属配線層として複数の配線層を与えたことを特徴とす
    るスタンダードセルライブラリ。
  3. 【請求項3】 セルの出力ピンの配線層を仮想的なデー
    タとして与えたことを特徴とする請求項2のスタンダー
    ドセルライブラリ。
  4. 【請求項4】 自動配置配線による半導体集積回路のレ
    イアウト設計において、請求項2のスタンダードセルラ
    イブラリを使用し、 配線工程の前の配置工程後のセルの位置情報を元に各配
    線長を見積り、 配線長の短い場合には該配線ノードを駆動するセルの出
    力ピンの配線層として下位レベルの配線層を使用し、 配線長の長い場合には該配線ノードを駆動するセルの出
    力ピンの配線層として上位レベルの配線層を使用し、 その後に配線工程を行なうことを特徴とする半導体集積
    回路のレイアウト設計方法。
  5. 【請求項5】 自動配置配線による半導体集積回路のレ
    イアウト設計において、請求項3のスタンダードセルラ
    イブラリを使用し、 配線工程の前の配置工程後のセルの位置情報を元に各配
    線長を見積り、 配線長の短い場合には該配線ノードを駆動するセルの出
    力ピンの配線層として下位レベルの配線層を割り当て、 配線長の長い場合には該配線ノードを駆動するセルの出
    力ピンの配線層として上位レベルの配線層を割り当て、 それぞれ割り当てられた配線層データおよびそれに付随
    するビアデータを各セルに対して自動的に発生させ、 その後に配線工程を行なうことを特徴とする半導体集積
    回路のレイアウト設計方法。
JP10295997A 1997-04-21 1997-04-21 半導体集積回路のセルライブラリおよびレイアウト設計方法 Pending JPH10294371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235157A (ja) * 2007-04-23 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
US7446417B2 (en) 2002-08-09 2008-11-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor integrated circuit device and fabrication method thereof

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