JPH1029264A - ガスバリア性樹脂フィルム - Google Patents
ガスバリア性樹脂フィルムInfo
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- JPH1029264A JPH1029264A JP9177797A JP9177797A JPH1029264A JP H1029264 A JPH1029264 A JP H1029264A JP 9177797 A JP9177797 A JP 9177797A JP 9177797 A JP9177797 A JP 9177797A JP H1029264 A JPH1029264 A JP H1029264A
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Abstract
湿性を有し、ボイル処理やレトルト処理後においてもそ
の優れた酸素バリア性および防湿性を損なうことがない
ガスバリア性フィルムを提供する。 【解決手段】 本発明のガスバリア性樹脂フィルムは、
95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5
%以下である。このような特性を有することにより、ボ
イル処理、レトルト処理後もガスバリア性が維持され、
具体的には、95℃、30分間のボイル処理後の酸素透
過量が15cc/m2 ・atm・day以下、水蒸気透
過量が10g/m2 ・day以下の性能を有する。
Description
品、医薬品、医療機器、電子部品の包装用フィルムとし
て好適なガスバリア性樹脂フィルム(本発明において、
フィルムとは、シートをも包含するものである。)に関
し、より詳しくは、これらの用途において重要な特性で
あるボイル処理、レトルト処理を行っても酸素バリア
性、防湿性に優れているガスバリア性樹脂フィルムに関
する。
って食品の包装形態も大幅に変わってきており、包装用
のフィルムに対する要求特性はますます厳しくなってき
ている。流通販売過程における温度、水分、酸素、紫外
線や、細菌、カビ等の微生物の影響による食品の品質低
下は、販売上の損失のみならず食品衛生面からも大きな
問題である。このような品質低下を防止する方法とし
て、従来は、酸化防止剤、防腐剤等を直接食品に添加し
ていたが、最近では、消費者保護の立場から食品添加物
の規制が厳しくなり、添加量の減少が避けられない状況
である。このような状況下で、気体や水分の透過度が小
さく、しかも冷凍加工、ボイル処理、レトルト処理等に
よっても食品としての価値が低下しないような包装用フ
ィルムへの要望が高まっている。
は、蛋白質や油脂等の酸化や変質を抑制し、味や鮮度を
保持することが重要である。そのためにはガスバリア性
のよい包装材を用いて空気の透過を遮断する必要があ
る。また、ガスバリア性フィルムで包装することで内容
物の香気が保持されるとともに、水分の透過も阻止され
るので、乾燥物の場合は吸湿劣化が抑制され、含水物の
場合は水分の揮発による変質や固化が抑制され、包装時
の新鮮な風味を長時間保持することができる。
品、バター、チーズ等の乳製品、味噌、茶、コーヒー、
ハム・ソーセージ類、インスタント食品、カステラ、ビ
スケット等の菓子類の包装用フィルムとして、上述した
酸素バリア性、防湿性、保香性は極めて重要な特性とさ
れている。これらの特性を有することは食品包装用フィ
ルムに限られるものではなく、無菌状態での取扱が必要
とされている医療品や防錆性が必要な電子部品の包装用
フィルムにおいても極めて重要である。
ィルムとしては、プラスチックフィルム上に、アルミニ
ウム等の金属を積層したものや、塩化ビニリデンやエチ
レンビニルアルコール共重合体をコーティングしたもの
が知られている。
経済性、酸素バリア性、防湿性、保香性の優れたもので
はあるが、不透明なため、包装時の内容物が見えず、ま
た、マイクロ波を透過しないため電子レンジの使用がで
きないという問題があった。
ルコール共重合体をコーティングしたものは、水蒸気、
酸素等のガスバリア性が十分でなく、特に高温処理にお
いてその低下が著しい。また、塩化ビニリデン系をコー
ティングしたフィルムについては、焼却時の塩素ガスの
発生等があり、地球環境への影響も懸念されている。
素、酸化アルミニウム等の無機薄膜層を形成したガスバ
リア性フィルムも知られている。例えば、内容物が見え
電子レンジの使用が可能なガスバリア性フィルムとし
て、特公昭51−48551号公報に、合成樹脂フィル
ムにSixOy(例えばSiO2 )を蒸着したガスバリ
ア性フィルムが提案されている。しかし、ガスバリア性
の良好なSiOx系(x=1.3〜1.8)はやや褐色
をしており、透明性が不十分なものである。
昭62−101428号公報に、酸化アルミニウムを主
体とする層をプラスチックフィルム上に形成したフィル
ムが提案されている。しかし、ガスバリア性が不十分で
あり、耐屈曲性(特に耐ゲルボ性)が不充分である。
着層を設けた積層フィルムにおいてはフィルム強度が必
ずしも十分でなく、また、ボイル、レトルト後の酸素バ
リア性、防湿性の低下が問題となっている。シリカ、ア
ルミナ等の無機蒸着層はポリエステルフィルム(PE
T)に蒸着することが多い。例えば、PET/蒸着層/
接着層/延伸ナイロン(ONY)/接着層/未延伸ポリ
プロピレン(CPP)のような構成の場合、ナイロンの
収縮により、ボイルあるいはレトルト後の酸素バリア
性、防湿性が劣化するという問題点があるため、PET
/蒸着層/接着層/PET/接着層/未延伸ポリプロピ
レン(CPP)のような構成にすることが通例となって
いる。しかし、この構成では、落下時の強度が不充分で
ある。このように、無機蒸着層を設けた積層フィルムに
おいては、フィルム強度と、ボイル、レトルト後の酸素
バリア性、防湿性を両立することが困難であった。
(特公平7−12649号公報)や積層体としてのナイ
ロン(特開平7−276571号公報)を含むフィルム
が提案され、これらのナイロンはフィルムに強度を持た
せている。しかし、いずれもナイロンの製造時、搬送保
管時のプロセスが煩雑になり実用に適していない。特公
平7−12649号公報には、高温処理時の収縮率の低
いナイロン(120℃、5分間の熱処理における縦方向
および横方向の寸法変化率の各々の絶対値の和が2%以
下)も提案されている。しかし、高温熱水処理であるボ
イル処理やレトルト処理では、ナイロンの収縮率が増大
し、良好な酸素バリア性、防湿性を維持できない。
報には、熱水中で収縮率の低い延伸ナイロンを、無機蒸
着層と基材層を有するフィルムの無機蒸着層上に積層し
たフィルムが提案されている。しかし、シーラントフィ
ルムとは別に低収縮ナイロン層を積層する必要がありプ
ロセスが煩雑になり製造コストアップにつながる。
基づいてなされたものであり、本発明の目的は優れたガ
スバリア性および防湿性を有し、ボイル処理やレトルト
処理後においてもその優れたガスバリア性および防湿性
を損なうことがないガスバリア性フィルムを提供するこ
とにある。
有する。 (1) ポリアミド系フィルムと、無機蒸着層とが少なくと
も積層されたガスバリア性フィルムであって、95℃、
30分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5%以下で
あることを特徴とするガスバリア性樹脂フィルム。 (2) ポリアミド系フィルムの170℃における最大収縮
応力が900gf/mm 2 以下である上記(1) に記載の
ガスバリア性樹脂フィルム。 (3) ポリアミド系フィルムの170℃、10分間の熱処
理後の最大収縮率が3.5%以下である上記(1) に記載
のガスバリア性樹脂フィルム。 (4) ポリアミド系フィルムが、未延伸のポリアミド系フ
ィルムを(Tg+10)℃以上(Tc+20)℃以下の
温度で、縦方向に2.5〜4.0倍延伸した後、(Tc
+20)℃以上(Tc+70)℃以下の温度で1.1〜
2.9倍に前段横延伸を行ない、次いで(Tc+70)
℃以上(Tm−30)℃以下の温度で、総合横延伸倍率
が3.0〜4.5倍程度となる様に後段横延伸を行った
後、テンターを用いて(Tm−30)℃以上(Tm−1
0)℃以下の温度で横方向に0〜10%弛緩熱処理を行
なったフィルムである上記(3) に記載のガスバリア性樹
脂フィルム。 (5) 95℃、30分間のボイル処理後の、無機蒸着層と
ポリアミド系フィルムとの空気中で測定された密着強度
が100g/15mm以上である上記(1) に記載のガス
バリア性樹脂フィルム。 (6) 95℃、30分間のボイル処理後の、無機蒸着層と
ポリアミド系フィルムとの水中で測定された密着強度が
50g/15mm以上である上記(1) に記載のガスバリ
ア性樹脂フィルム。 (7) ポリアミド系フィルム層と無機蒸着層との間にさら
にアンカーコート層が形成されている上記(1) に記載の
ガスバリア性樹脂フィルム。 (8) 40℃におけるアンカーコート層の圧縮弾性率が
3.0kgf/mm2 以上である上記(7) に記載のガス
バリア性樹脂フィルム。 (9) アンカーコート層が、ポリエステル樹脂、またはポ
リエステルとアクリル系ポリマーとのグラフト共重合体
を含有する層である上記(7) に記載のガスバリア性樹脂
フィルム。 (10)無機蒸着層上にさらにシーラント層が積層されてい
る上記(1) に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 (11)シーラント層が、ポリオレフィン系樹脂フィルムで
あり、かつ下記条件 (a)〜 (c)を満足する上記(10)に記
載のガスバリア性樹脂フィルム。 (a)95℃における圧縮弾性率が8kgf/mm2 以上
である。 (b)ビカット軟化点が145℃以下である。 (c)95℃、30分間のボイル処理後のポリアミド系フ
ィルムの最大収縮率に対して、95℃、30分間のボイ
ル処理後のガスバリア性樹脂フィルムの最大収縮率が7
0%未満である。 (12)無機蒸着層とシーラント層との間にさらに接着層が
形成されている上記(10)に記載のガスバリア性樹脂フィ
ルム。 (13)40℃における接着層の圧縮弾性率が8.8kgf
/mm2 以上である上記(12)に記載のガスバリア性樹脂
フィルム。 (14)95℃、30分間のボイル処理後の酸素透過量が1
5cc/m2 ・atm・day以下である上記(1) に記
載のガスバリア性樹脂フィルム。 (15)95℃、30分間のボイル処理後の水蒸気透過量が
10g/m2 ・day以下である上記(1) に記載のガス
バリア性樹脂フィルム。 (16)当該フィルムどうしを2kgf/cm2 で1秒間ヒ
ートシールした後、90°剥離試験を行って剥離強度が
500g/15mm以上となる時の温度が160℃以下
である上記(1) に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 (17)ASTM−D1893−67に準拠して測定される
耐ブロッキング性が、10g/20mm以下である上記
(1) に記載のガスバリア性樹脂フィルム。
本発明のガスバリア性樹脂フィルムは、支持体であるポ
リアミド系フィルムと無機蒸着層とが少なくとも積層さ
れたフィルムである。ポリアミド系フィルムは強度、特
に落下時の強度が高いフィルムである。
リア性樹脂フィルムに要求される特性、即ち、95℃、
30分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5%以下を
満足させるためには、本発明に使用されるポリアミド系
フィルムは、特定の収縮応力および/または収縮率を有
するものであることが好ましい。具体的には、170℃
での最大収縮応力は、好ましくは900gf/mm2 以
下、より好ましくは400gf/mm2 以下、特に好ま
しくは200gf/mm2 以下であり、170℃、10
分間の熱処理後の最大収縮率は、好ましくは3.5%以
下、より好ましくは1.5%以下、特に好ましくは0.
7%以下である。本発明において、最大収縮応力、最大
収縮率とは、それぞれ円形サンプルの縦方向、横方向、
これらの方向と30°、45°、60°の角度をなす方
向の収縮応力、収縮率のなかで最大のものをいう。ま
た、本発明において、縦方向とはフィルムの成形方向を
いい、横方向とは当該方向と直角方向をいう。ポリアミ
ド系フィルムの最大収縮応力または最大収縮率が上記範
囲外である場合、ガスバリア性樹脂フィルムを95℃、
30分間ボイル処理すると、ポリアミド系フィルムが収
縮して無機蒸着層に割れ、剥がれ等が発生して、ガスバ
リア性が低下する場合がある。
は上記収縮特性を満足する限り、その素材は特に限定さ
れず、ホモポリアミド、コポリアミドあるいはこれらの
混合物、もしくはこれらの架橋体のいずれも使用でき、
例えば、下記(I)式または(II)式で示されるアミ
ド繰り返し単位を有するホモポリアミド、コポリアミド
あるいはこれらの混合物、もしくはこれらの架橋体を挙
げることができる。 −CO−R1 −NH− ・・・(I) −CO−R2 −CONH−R3 −NH− ・・・(II) (式中、R1 、R2 、R3 は同一または異なって直鎖ア
ルキレン、芳香族環、または脂肪族アルキル基を表
す。)
は、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミ
ノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−9−アミノノナン
酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン1
1)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)、ポリエ
チレンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)、ポリテ
トラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサ
メチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサ
メチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタ
メチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチ
レンアジパミド(ナイロン10,6)、ポリデカメチレ
ンセバカミド(ナイロン10,10)、ポリドデカメチ
レンドデカミド(ナイロン12,12)、メタキシレン
ジアミン−6ナイロン(MXD6)等を挙げることがで
きる。
は、カプロラクタム/ラウリンラクタム共重合体、カプ
ロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート
共重合体、ラウリンラクタム/ヘキサメチレンジアンモ
ニウムアジペート共重合体、ヘキサメチレンジアンモニ
ウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケ
ート共重合体、エチレンジアンモニウムアジペート/ヘ
キサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、カプ
ロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート
/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体等
を挙げることができる。
ために、これらポリアミド系樹脂に芳香族スルホンアミ
ド類、p−ヒドロキシ安息香酸、そのエステル類等の可
塑剤を配合したり、低弾性率のエラストマー成分やラク
タム類等を配合することも可能である。該エラストマー
成分としては、アイオノマー樹脂、変性ポリオレフィン
系樹脂、熱可塑性ポリウレタン、ポリエーテルブロック
アミド、ポリエステルブロックアミド、ポリエーテルエ
ステルアミド系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、変性スチレン系熱可塑性エラストマー、変性アク
リルゴム、変性エチレンプロピレンゴム等が挙げられ
る。
収縮特性、即ち、「170℃での最大収縮応力が900
gf/mm2 以下」、「170℃で10分間の熱処理後
の最大収縮率が3.5%以下」といった特性は、例え
ば、実質的に未配向のポリアミド系樹脂フィルムに、適
度の温度および延伸倍率で2軸延伸を施す方法により付
与することができる。
10]℃以上[Tc(結晶化温度)+20]℃以下の温
度で、縦方向に2.5〜4.0倍延伸した後、引き続い
て、異なる温度で連続的に2段横延伸を行なう方法が例
示される。2段横延伸では、(Tc+20)℃以上(T
c+70)℃以下の温度で1.1〜2.9倍に前段横延
伸を行ない、次いで(Tc+70)℃以上[Tm(溶融
温度)−30]℃以下の温度で、総合横延伸倍率が3.
0〜4.5倍程度となる様に後段横延伸を行なう。その
後、テンターを用いて(Tm−30)℃以上(Tm−1
0)℃以下の温度で横方向に0〜10%弛緩熱処理を行
なう。このような方法を採用すれば、170℃で10分
間熱処理したときの最大収縮率を3.5%以下に抑える
ことができる。また2軸延伸の後、多数本のロールを使
用して縦方向に弛緩させながら及び/又は60〜100
℃の加湿気体で加熱処理すれば、170℃における最大
収縮応力を900gf/mm2 以下にすることができ
る。
要に応じて他の添加剤、たとえば可塑剤、熱安定剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラー、帯電防止
剤、抗菌剤、滑剤、耐ブロッキング剤、他の樹脂などを
適量ブレンドすることも可能である。また、上記ポリア
ミド系フィルムには、必要に応じて、有機系バリア層
(例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニリデン等からなる)を塗布または
共押出等により積層してもよい。さらに、必要に応じ
て、他の樹脂を共押出等により積層してもよく、これに
より他の機能を新たに付与することもできる。
は1〜300μm、より好ましくは10〜100μmで
ある。ポリアミド系フィルムが薄すぎるとフィルム強度
が低下し、落下時に破袋しやすく、厚すぎると加工性が
低下して好ましくない。
上には無機蒸着層が積層される。この無機蒸着層は、得
られるガスバリア性樹脂フィルムに高いガスバリア性を
付与するものである。このような作用を有する無機物蒸
着層の材料としては、Al、Si、Ti、Zn、Zr、
Mg、Sn、Cu、Fe等の金属や、これら金属の酸化
物、窒化物、フッ素物、硫化物等が挙げられ、具体的に
は、SiOx(x=1.0〜2.0)、アルミナ、マグ
ネシア、硫化亜鉛、チタニア、ジルコニア、酸化セリウ
ム、あるいはこれらの混合物が例示される。無機蒸着層
は1層でもあるいは2層以上の積層体であってもよい。
〜5000Å、より好ましくは50〜2000Åであ
る。膜厚が10Å未満の場合は十分なガスバリア性が得
られない恐れがあり好ましくない。逆に5000Åを超
える場合、それに相当する効果は奏されず、また耐屈曲
性が低下し、さらに製造コストの点で不利となり好まし
くない。
の方法、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法等の物理蒸着法や、PECVD等の
化学蒸着法等が採用される。
ルミニウム、珪素、チタン、マグネシウム、ジルコニウ
ム、セリウム、亜鉛等の金属、また、SiOx(x=
1.0〜2.0)、アルミナ、マグネシア、硫化亜鉛、
チタニア、ジルコニア等の化合物およびそれらの混合物
が用いられる。加熱方法としては抵抗加熱、誘導加熱、
電子線加熱等が採用される。また、反応ガスとして、酸
素、窒素、水素、アルゴン、炭酸ガス、水蒸気等を導入
したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を用いた
反応性蒸着法を採用してもよい。さらに、ポリアミド系
フィルムにバイアスを印加したり、ポリアミド系フィル
ムを加熱、冷却する等の方法も採用してもよい。上記蒸
着材料、反応ガス、バイアス印加、加熱・冷却は、スパ
ッタリング法、CVD法においても採用され得る。
性樹脂フィルムに要求される特性、即ち、95℃、30
分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5%以下を満足
させるためには、95℃、30分のボイル処理後の、無
機蒸着層とポリアミド系フィルムとの空気中で測定され
た密着強度が100g/15mm以上、特に150g/
15mm以上であり、加えて、95℃、30分のボイル
処理後の、無機蒸着層とポリアミド系フィルムとの水中
で測定された密着強度が50g/15mm以上、特に9
0g/15mm以上であることが好ましい。このような
密着強度を付与する手段としては、ポリアミド系フィル
ム上への蒸着前あるいは蒸着中に、ポリアミド系フィル
ム表面にコロナ処理、火炎処理、低温プラズマ処理、グ
ロー放電処理、逆スパッタ処理、粗面化処理などを施す
方法、ポリアミド系フィルム層と無機蒸着層との間にア
ンカーコート層を設ける方法等が挙げられる。
明のガスバリア性樹脂フィルムに要求される特性、即
ち、95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率が
3.5%以下を満足させるために、アンカーコート層は
特定の圧縮弾性率を有することが好ましく、具体的に
は、40℃における圧縮弾性率が好ましくは3.0kg
f/mm2 以上、より好ましくは5.0kgf/mm2
以上、特に好ましくは9.8kgf/mm2 以上であ
る。このような圧縮弾性率を有することにより、ポリア
ミド系フィルムのボイル処理による熱収縮を抑えて、ガ
スバリア性樹脂フィルム全体の熱収縮を低減する。
は、上記の特性を満足するものであれば特に限定されな
いが、例えば、ポリエステル樹脂、油変性アルキド樹
脂、ウレタンアルキド樹脂、メラミンアルキド樹脂、エ
ポキシ硬化アクリル樹脂、エポキシ系樹脂(アミン、カ
ルボキシル基末端ポリエステル、フェノール、イソシア
ネートによる硬化)、イソシアネート系樹脂(アミン、
尿素、カルボン酸による硬化)、ウレタン−ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、反応性アクリル樹脂、塩化
ビニル系樹脂等を用いることができる。更に、これらを
水可溶化、水分散化させた樹脂を用いることもできる。
ムと無機蒸着層との密着力およびガスバリア性がボイル
処理後においても維持される点で、ポリエステル樹脂、
またはポリエステルとアクリル系ポリマーとのグラフト
共重合体が好ましい。発明で使用されるグラフト共重合
体においては、幹ポリマーがポリエステルで枝ポリマー
がアクリル系ポリマーであっても、幹ポリマーがアクリ
ル系ポリマーで枝ポリマーがポリエステルであってもよ
い。グラフト共重合体における幹ポリマーと枝ポリマー
との割合は重量比で5:95〜95:5、好ましくは8
0:20〜20:80である。
量は、ポリエステルの場合は5000〜200000、
好ましくは5000〜50000、アクリル系ポリマー
の場合は5000〜20万、好ましくは5000〜10
0000である。枝ポリマーの分子量は、ポリエステル
の場合は500〜50000、好ましくは5000〜3
0000、アクリル系ポリマーの場合は500〜500
00、好ましくは4000〜50000である。
0℃以下、特に10℃以下であることが好ましい。ガラ
ス転移点が30℃を超える場合、アンカーコート層とポ
リアミド系フィルムとの間で剥離が生じる場合がある。
以下に挙げる(1)〜(4)の調製方法により製造され
得るが、これらの方法に限定されない。
チオンあるいはアニオン重合の反応開始点を発生させ、
これを用いて少なくともアクリル系モノマーを含むモノ
マーをグラフト重合させる方法。この方法によると、ポ
リエステルが幹ポリマー、アクリル系ポリマーが枝ポリ
マーであるグラフト共重合体が得られる。
線により、ポリエステル分子上にラジカルを発生させ、
次いで、少なくともアクリル系モノマーを含有するモノ
マーをグラフト重合させるラジカル重合法;AlCl
3 、TiCl4 の触媒を用いてポリエステル分子上にカ
チオンを発生させ、次いで、少なくともアクリル系モノ
マーを含有するモノマーをグラフト重合させるカチオン
重合法;金属ナトリウム、金属リチウム等を用いてポリ
エステル分子上にアニオンを発生させ、次いで、少なく
ともアクリル系モノマーを含有するモノマーをグラフト
重合させるアニオン重合法等が採用され得る。
性の不飽和結合を有するポリエステルを調製しておき、
これに少なくともアクリル系モノマーを含むモノマーを
グラフト重合させる方法。この方法によると、ポリエス
テルが幹ポリマー、アクリル系ポリマーが枝ポリマーで
あるグラフト共重合体が得られる。
テルを調製する方法としては、重合性不飽和結合を有す
るジカルボン酸をポリエステルの製造時に共重合する方
法が採用され得る。主鎖末端に重合性の不飽和結合を有
するポリエステルを調製する方法としては、ポリエステ
ルのヒドロキシ末端に、カルボキシル基、酸無水物基、
酸クロリド、エポキシ基、イソシアネート基等のヒドロ
キシル基と反応し得る基と重合性不飽和結合とを有する
重合性モノマーを反応させる方法;ポリエステルのカル
ボキシ末端に、ヒドロキシル基、アミノ基、イソシアネ
ート基等のカルボキシル基と反応し得る官能基と重合性
不飽和結合とを有する重合性モノマーを反応させる方法
が採用され得る。側鎖に重合性の不飽和結合を有するポ
リエステルを調製する方法としては、ポリエステル側鎖
部分に存在するカルボキシル基またはヒドロキシル基
に、これらの基と反応性を有する官能基と重合性不飽和
結合とを有する重合性モノマーを反応させる方法が採用
され得る。
とこの官能基と反応する基をポリマー鎖末端に有するア
クリル系ポリマーとを、あるいは側鎖に官能基を有する
アクリル系ポリマーとこの官能基と反応する基をポリマ
ー鎖末端に有するポリエステルとを直接反応させる方
法。前者の方法では、ポリエステルが幹ポリマー、アク
リル系ポリマーが枝ポリマーであるグラフト共重合体が
得られ、後者の方法では、アクリル系ポリマーが幹ポリ
マー、ポリエステルが枝ポリマーであるグラフト共重合
体が得られる。
ロキシル基、カルボキシル基等が挙げられ、アクリルポ
リマー鎖末端に存在し、この官能基と反応し得る基とし
ては、ヒドロキシル基と反応し得る基として、例えば、
カルボキシル基、酸無水物基、酸クロリド基、エポキシ
基、イソシアネート基等が挙げられ、カルボキシル基と
反応し得る基として、例えば、アミノ基、イソシアネー
ト基等が挙げられる。アクリル系ポリマー側鎖の官能基
としては、ヒドロキシル基、カルボキシル基、酸無水物
基、酸クロリド基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネ
ート基等が挙げられる。
と末端に官能基を有するアクリル系ポリマーあるいは側
鎖に官能基を有するアクリル系ポリマーと末端に官能基
を有するポリエステルとをこれらの官能基と反応性を有
する2官能性のカップリング剤で結合させる方法。前者
の方法では、ポリエステルが幹ポリマー、アクリル系ポ
リマーが枝ポリマーであるグラフト共重合体が得られ、
後者の方法では、アクリル系ポリマーが幹ポリマー、ポ
リエステルが枝ポリマーであるグラフト共重合体が得ら
れる。ポリエステルおよびアクリル系ポリマーの官能基
としては、それぞれ上記(3)で挙げた官能基が挙げら
れる。
ポリエステルが幹ポリマーである場合、ジカルボン酸成
分として、30〜99.9モル%、特に40〜99.5
モル%の芳香族ジカルボン酸と、0〜70モル%、特に
0〜60モル%の脂肪族および/または脂環族ジカルボ
ン酸を使用することが好ましい。また、上記(2)の調
製方法のように、必要に応じて、重合性不飽和二重結合
を有するジカルボン酸を使用してもよい。このジカルボ
ン酸は、全カルボン酸成分中0.5〜10モル%、特に
2〜7モル%使用することが好ましい。
脂肪族グリコール、炭素数6〜12の脂環族グリコー
ル、およびエーテル結合を有するグリコールのうちの少
なくとも1種からなる。また、必要に応じて、0〜5モ
ル%、好ましくは0〜3モル%の3官能性以上のポリカ
ルボン酸/ポリオールを使用し得る。
いて、アクリル系ポリマーが幹ポリマーである場合に
は、アクリル系ポリマーは、枝ポリマーであるポリエス
テル鎖末端の官能基、例えば、ヒドロキシル基またはカ
ルボキシル基と反応し得る官能基を有するモノマー単位
を少なくとも含む単独重合体または共重合体であり、こ
れにより、幹ポリマー鎖中にヒドロキシル基またはカル
ボキシル基と反応し得る官能基が導入されて、これらの
基が幹ポリマーのグラフト化点となる。
応し得る官能基を有するモノマーとしては、アクリル
酸、メタクリル酸、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、アクリ
ル酸クロリド、メタクリル酸クロリド、ビニルイソシア
ネート、アリルイソシアネート、メタクリロイルイソシ
アネート、ビニルトリアルコキシシラン等が挙げられ
る。
応し得る官能基を有するモノマーとしては、ヒドロキシ
ル基を有する(メタ)アクリル酸誘導体、例えば、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、およびこれらのアクリレートをメタク
リレートに代えたもの、ビニルイソシアネート、アリル
イソシアネート、メタクリロイルイソシアネート等が挙
げられる。
クリル酸およびメタクリル酸のアルキルエステル類、例
えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソ
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、フェニルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、フェニルエチルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、
およびこれらのアクリレートをメタクリレートに代えた
もの;アミド基を有するアクリル酸およびメタクリル酸
誘導体、例えば、アクリルアミド、N−メチルアクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド、N.N−ジメ
チロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアクリル
アミド、N−フェニルアクリルアミド、およびこれらの
アクリルアミドをメタクリルアミドに代えたもの;アミ
ノ基を有するアクリル酸およびメタクリル酸誘導体、例
えば、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレートおよ
びN,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等が挙
げられる。これらのモノマーは単独もしくは2種以上組
み合わせて用いられ得る。さらに、必要に応じて上記以
外の他のモノマーを共重合し得る。
ル、メタクリロニトリルなどのニトリル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニルなどのビニル
エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニルエーテル
類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチ
ルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類;N−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニル化合
物;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化
ビニルなどのハロゲン化ビニル類;スチレン、α−メチ
ルスチレン、t−ブチルスチレン、ビニルトルエン、ビ
ニルナフタレン類などの芳香族ビニル化合物等が挙げら
れる。これらのモノマーは単独もしくは2種以上組み合
わせて用いられ得る。
場合、幹ポリマーであるポリエステルに反応開始点を発
生させることができる時や、ポリエステルが分子中に重
合性不飽和二重結合を有する時は、上記アクリル系モノ
マーを少なくとも含むモノマーを直接グラフト重合して
枝ポリマーを形成する。他方、上記(3)や(4)の調
製方法を採用する場合、幹ポリマーであるポリエステル
に反応開始点を発生させることができない時や、ポリエ
ステルが重合性不飽和二重結合を有しない時は、ヒドロ
キシル基またはカルボキシル基と反応し得る官能基をポ
リマー鎖末端に有するアクリル系ポリマーを、幹ポリマ
ーであるポリエステル分子中のヒドロキシル基またはカ
ルボキシル基と反応させて枝ポリマーを形成する。
分散性とする場合、アクリル系ポリマーが幹ポリマーで
ある時は、ポリエステルは親油性であるため容易に有機
溶媒に分散できる。他方、アクリル系ポリマーが枝ポリ
マーであるときは、2−エチルヘキシル、シクロヘキシ
ル、ラウリル、ステアリルなどの脂環族または長鎖アル
キルを有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタ
クリレートをアクリル系ポリマーの共重合成分として使
用することにより有機溶媒に分散できる。
分散性とする場合、アクリル系ポリマーが幹ポリマーで
あるときは、ポリエチレングリコール等の親水性ポリマ
ーを共重合成分としてポリエステルに導入してポリエス
テルを親水性とし、他方、アクリル系ポリマーが枝ポリ
マーであるときは、親水基を有するかまたは後で親水性
基に変化させることができる基を有する重合性モノマー
を全モノマー成分の5〜95重量%、好ましくは10〜
90重量%、さらに好ましくは40〜80重量%共重合
して枝ポリマーを形成することにより水系溶媒に分散で
きる。
に変化させることができる基を有する重合性モノマーと
しては、ヒドロキシル基を有するモノマー、例えば、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、およびこれらのアクリレートをメタ
クリレートに代えたもの;カルボキシル基またはその塩
を有するモノマー、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマル
酸モノエステル、アルキルイタコン酸モノエステル、ア
ルキルシトラコン酸モノエステル、およびそれらの塩
(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩など);
スルホン酸基を有するモノマー、例えば、スチレンスル
ホン酸、ビニルスルホン酸、およびそれらの塩(ナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩など);酸無水物
であるモノマー、例えば、マレイン酸無水物、イタコン
酸無水物;リン酸基またはその塩を有するモノマー、例
えば、2−(メタクリロイルオキシ)エチルホスホン酸
およびその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウ
ム塩など);〔2−(メタクリロイルオキシ)エチル〕
トリメチルアンモニウムクロリドなどの第四級アンモニ
ウム基を有するモノマー等が挙げられる。
過酸化物類や有機アゾ化合物類の重合開始剤が使用され
得る。有機過酸化物として、ベンゾイルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシピバレート、有機アゾ化合物
として、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等
が挙げられる。重合開始剤の使用量は、重合性モノマー
に対して、少なくとも0.2重量%以上、好ましくは
0.5重量%以上である。
ための連鎖移動剤、例えば、オクチルメルカプタン、メ
ルカプトエタノール、3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
アニソール等を使用してもよく、重合性モノマーに対し
て、好ましくは0〜5重量%の範囲で添加される。
ンカーコート層を形成してもよいが、さらに架橋剤を配
合して硬化させることにより、高度の耐水性を有するア
ンカーコート層を形成できる。架橋剤としては、アルキ
ル化フェノール類、クレゾール類等とホルムアルデヒド
との縮合物であるフェノールホルムアルデヒド樹脂;尿
素、メラミン、ベンゾグアナミン等とホルムアルデヒド
との付加物を炭素原子数1〜6のアルキルエーテル化し
たアミノ樹脂;多官能性エポキシ化合物;多官能性イソ
シアネート化合物;ブロックイソシアネート化合物;多
官能性アジリジン化合物;オキサゾリン化合物等が挙げ
られる。
リアミド系樹脂フィルム製造時に塗布するインライン方
式、フィルムの製造とは別工程で塗布するオフライン方
式のいずれも用いることができる。また、塗布には公知
の塗工方法を用いることができ、たとえば、ロールコー
ト法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレ
ーコート法、エアーナイフコート法、グラビアコート
法、含浸法、カーテンコート法等を用いることができ
る。
アミド系フィルム上にグラフト共重合体含有溶液を塗布
・乾燥するか、または未延伸あるいは一軸延伸ポリアミ
ド系フィルム上にグラフト共重合体含有溶液を塗布・乾
燥した後、必要に応じてさらに一軸延伸あるいは二軸延
伸を行い、さらに熱固定してもよい。二軸延伸ポリアミ
ド系フィルム上にグラフト共重合体含有溶液を塗布・乾
燥する場合、乾燥温度は150℃以上、特に200℃以
上が好ましく、これによりアンカーコート層とポリアミ
ド系フィルムとの密着性が向上する。
01〜1μm、より好ましくは0.02〜0.5μmで
ある。厚みが薄すぎるとアンカーコート層とポリアミド
系フィルムとの密着性が十分とならないことがあり、逆
に厚すぎるとブロッキングが発生することがあり好まし
くない。
脂フィルムは、無機蒸着層上にさらにシーラント層が積
層されていることが好ましい。このシーラント層どうし
をヒートシールすることにより、ガスバリア性樹脂フィ
ルムを袋状物とすることができ、包装用として使用可能
なフィルムとなる。
される特性、即ち、95℃、30分間のボイル処理後の
最大収縮率が3.5%以下を満足させるためには、本発
明に使用されるシーラント層は、特定の圧縮弾性率を有
するものであることが好ましい。
特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン
およびエチレン系共重合体、ポリビニルアルコール、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレンお
よびプロピレン系共重合体等のオレフィン系樹脂;ポリ
塩化ビニルおよび塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル
系樹脂;塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等の塩化
ビニリデン系樹脂;ポリエチレンテレフタレートなどの
ポリエステル樹脂;ポリテトラフルオロエチレンなどの
フッ素樹脂等が挙げられ、フィルムの状態で無機蒸着層
上に積層されるか、または塗布により積層されるか、押
出しラミネートされる。
特に好適である点、およびヒートシール性が良好である
点で、シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂フィルム
であり、かつ以下の (a)〜(c) を満足することが好まし
い。
は8kgf/mm2 以上、より好ましくは15kgf/
mm2 以上、特に好ましくは20kgf/mm2 以上で
ある。この圧縮弾性率が8kgf/mm2 未満の場合、
ボイル後にポリアミド樹脂フィルム層の収縮の影響がガ
スバリア性樹脂フィルム全体に及ぶのを抑制できずにガ
スバリア性樹脂フィルムの収縮率が大きくなることがあ
る。なお、シーラントフィルムが積層構造のときは、圧
縮弾性率は、積層された各層のそれぞれの圧縮弾性率
(JIS−K7208に準じて測定)に、各層の膜厚比
(対シーラントフィルムの全厚)を乗じたものの和とし
た。
以下、より好ましくは125℃以下である。ビカット軟
化点の高低は、ポリオレフィン系樹脂の耐熱性の指標と
なる。ビカット軟化点が高ければ、耐熱性に優れ、ボイ
ル時の圧縮弾性率も大きいが、耐熱性が高くなり過ぎる
と、ヒートシール性が悪くなる。ビカット軟化点が14
5℃を超えると、ヒートシール温度を高くしたり、圧着
時間を長くする必要があって、生産工程上望ましくな
く、またヒートシール不良が生じ包装内容物に悪影響を
与えることもある。ビカット軟化点の好ましい下限は9
0℃であり、これより低いと圧縮弾性率が上記範囲とな
らず、ガスバリア性に悪影響が出る他、耐ブロッキング
性に劣り、生産工程でのフィルムの巻き取りに不都合が
生じる傾向にあるためである。なお、シーラントフィル
ムが積層構造のときは、ビカット軟化点は、積層された
各層のそれぞれのビカット軟化点(ASTM−D152
5に準じて測定)に、各層の膜厚比(対シーラントフィ
ルムの全厚)を乗じたものの和とした。
リアミド系フィルムの最大収縮率に対して、95℃、3
0分間のボイル処理後のガスバリア性樹脂フィルムの最
大収縮率が、好ましくは70%未満、より好ましくは6
0%未満、特に好ましくは50%未満である。この比が
70%以上の場合、ボイル処理により、ポリアミド系フ
ィルムの収縮に追随してガスバリア性樹脂フィルムも収
縮してしまったことを示し、ガスバリア性が大きく低下
し、本発明の目的に反する。なお、本発明において、最
大収縮率とは、円形サンプルの縦方向、横方向、これら
の方向と30°、45°および60°の角度をなす方向
の収縮率の最大のものをいう。
としては、上記の条件を満足するものであれば特に限定
されないが、具体的には、ポリエチレン(直鎖状低密度
ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン等)、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ
−4−メチルペンテン−1等のホモポリマー、エチレン
/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重合
体、エチレン/4−メチル−ペンテン−1共重合体、エ
チレン/デセン−1共重合体、プロピレン/4−メチル
−ペンテン−1共重合体、プロピレン/ブテン−1共重
合体、デセン/4−メチル−ペンテン−1共重合体、エ
チレン/プロピレン/ブテン−1共重合体等のコポリマ
ー等が挙げられる。
レンと、好ましくは0.2〜20モル%、より好ましく
は1〜10モル%の炭素数3〜10のα−オレフィンの
少なくとも1種とを、液相または気相で共重合されたも
のが使用でき、α−オレフィンの具体例としては、プロ
ピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オ
クテン−1、ノネン−1、デセン−1、4−メチルペン
テン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチル
ペンテン−1等が挙げられる。直鎖状低密度ポリエチレ
ンの中でも、密度が0.900〜0.960g/cm2
のものが好ましく使用できる。より好ましい密度は、
0.910〜0.950g/cm2 である。
に限定されず、気相法、液相法のいずれでもよい。触媒
も、チーグラー・ナッタ触媒、オキシ三塩化バナジウ
ム、四塩化バナジウム、有機アルミニウム、メタロセン
触媒等や、これらの混合物でもよい。ポリオレフィン系
樹脂の好ましいMI(メルトインデックス)の範囲は、
1〜15g/10分(JIS K7210に準じた23
0℃での値)である。ポリオレフィン系樹脂は、例えば
減圧処理等で脱臭処理したものが好ましく用いられる。
ートシール性や表面保護効果等を阻害しない範囲で、通
常ポリオレフィン組成物に加えられている各種添加剤、
例えば可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
着色剤、フィラー、帯電防止剤、抗菌剤、滑剤、アンチ
ブロッキング剤等を適量使用してもよい。アンチブロッ
キング剤としては、球状の微粒子を用いることが好まし
い。球状微粒子は、フィルムの透明性、滑り性および耐
ブロッキング性のバランスを取る効果を有する。
外に、滑り性、耐ブロッキング性、ラミネート性、ガス
バリア性、耐衝撃性、表面保護性、機械的性質等に優れ
ていることが好ましい。従って、単層構成としてもよい
が、上記各性質を単層で全て満足することは難しいの
で、それぞれの機能を分担させて2層以上、より好まし
くは3層以上の積層構造とすることが好ましい。
マーについては、異種ポリマーの共重合体、変性物、ブ
レンド物あるいは異種ポリマーの積層のいずれであって
もよい。各層のビカット軟化点は90℃以上であること
が望まれる。90℃未満では、優れたガスバリア性を得
ることが難しい。また、耐熱性が劣るため、製袋や内容
物充填工程中にシール部以外の部分が融着する等の不都
合が起こる。各層のビカット軟化点は、もちろん異なっ
ていることが好ましく、ビカット軟化点が最も低い層を
ヒートシール用として最表層に位置させ、ビカット軟化
点が最も高い層を、圧縮弾性率等の機械的性質や耐熱性
が要求される無機蒸着層側のラミネート用として位置さ
せるとよい。
ましくは90℃以上であり、より好ましくは120℃以
上である。ただし、シーラント層全体としてのビカット
軟化点は145℃を超えないように、積層する樹脂の組
合せを選択すべきである。
層上に積層される場合、上記のような積層型のシーラン
トフィルムを製造するには、共押出し成形法が好まし
く、例えば、円形ダイを用いるインフレーション成形
法、Tダイを用いるTダイ成形が採用できる。Tダイ成
形を行う場合には、ドラフト率を1〜10、樹脂温度を
190〜300℃に設定することが好ましい。
には、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等の塩化ビ
ニリデン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポ
リエステル樹脂、ポリテトラフルオロエチレンなどのフ
ッ素樹脂などの溶液またはエマルジョンが使用され、中
でも塩化ビニリデン系樹脂のラテックスおよび塩化ビニ
リデン系樹脂をテトラヒドロフラン等の溶剤に溶解した
溶液が好ましい。
地との間にイソシアネート系、ポリエチレンイミン系、
有機チタン系などの接着促進剤およびポリウレタン系、
ポリステル系接着剤を塗布することもできる。
フィルムの全厚に応じて適宜設定されるが、シーラント
フィルムとしては、通常5〜150μm、より一般的に
は15〜80μmの範囲である。
蒸着層上に積層する場合には、これらの層の接着力を高
めるため接着層を介して行われることが好ましい。本発
明のガスバリア性樹脂フィルムに要求される特性、即
ち、95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率が
3.5%以下を満足させるためには、本発明に使用され
る接着層は、特定の圧縮弾性率を有するものであること
が好ましい。具体的には、40℃における圧縮弾性率が
好ましくは8.8kgf/mm2 以上、より好ましくは
17.6kgf/mm2 以上である。このような圧縮弾
性率を有することにより、ポリアミド系フィルムのボイ
ル処理による熱収縮を抑えて、ガスバリア性樹脂フィル
ム全体の熱収縮を低減する。
性を満足できるものであれば、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル
系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ
プロピレン系樹脂、メラミン系樹脂等の既存の各種接着
剤が挙げられる。
樹脂の1種または2種以上を加えて溶融混合したもの
や、官能基として、例えば、カルボキシル基、酸無水物
基を有する化合物;(メタ)アクリル酸や(メタ)アク
リル酸エステル骨格を有する化合物;グリシジル基やグ
リシジルエーテル基を有するエポキシ化合物;オキサゾ
リン基、イソシアネート基、アミノ基、水酸基等を有す
る化合物を併用することも可能である。
マルジョンを用いたウェットラミネート、さらには、溶
融押し出しラミネート、共押し出しラミネート等により
積層してもよく、また、塗布により形成してもよい。接
着層の塗布量は、固形分として、通常0.1〜10g/
m2 、一般的には1〜5g/m2 である。
は、強度、柔軟性、経済性等の観点から、10〜100
0μm、特に30〜300μmの範囲で用途に応じて選
ぶことができる。また、本発明のガスバリア性樹脂フィ
ルムは、必要に応じて、紙、アルミ箔、木材、布、不織
布等と積層したり、印刷層を形成したりあるいは印刷フ
ィルムを積層することも可能である。
5℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5%
以下、好ましくは1.5%以下、より好ましくは0.7
%以下、さらに好ましくは0.4%以下であることが必
要である。また、好ましくは、95℃、30分間のボイ
ル処理後のポリアミド系フィルムの最大収縮率に対し
て、95℃、30分間のボイル処理後のガスバリア性樹
脂フィルムの最大収縮率が、好ましくは70%未満、よ
り好ましくは60%未満、特に好ましくは50%未満で
ある。このような特性を有することにより、ボイル処
理、レトルト処理後もガスバリア性が維持される。具体
的には、95℃、30分間のボイル処理後の酸素透過量
が、好ましくは15cc/m2・atm・day以下、
より好ましくは10cc/m2・atm・day以下で
あり、95℃、30分間のボイル処理後の水蒸気透過量
が、好ましくは10g/m2・day以下、より好まし
くは6g/m2・day以下である性能を有する。
率が3.5%を超える場合、ボイル処理、レトルト処理
により収縮して無機蒸着層に割れ、剥がれ等が発生し
て、ガスバリア性が低下する。
ルムは、以下の〜の特性の1つあるいは複数を組合
せることにより得ることができる。 ポリアミド系フィルムの収縮応力が好適な範囲である
(具体的には170℃での最大収縮応力が好ましくは9
00gf/mm2 以下、より好ましくは400gf/m
m2 以下、特に好ましくは200gf/mm2 以下)。 ポリアミド系フィルムの収縮率が好適な範囲である
(具体的には170℃、10分間の熱処理後の最大収縮
率が好ましくは3.5%以下、より好ましくは1.5%
以下、特に好ましくは0.7%以下)。 ポリアミド系フィルムと無機蒸着層との密着強度が好
適な範囲である(具体的には、95℃、30分間のボイ
ル処理後の空気中で測定された密着強度が好ましくは1
00g/15mm以上、より好ましくは150g/15
mm以上、特に、95℃、30分間のボイル処理後の水
中で測定された密着強度が好ましくは50g/15mm
以上、より好ましくは90g/15mm以上)。 アンカーコート層の圧縮弾性率が好適な範囲である
(具体的には、アンカーコート層の40℃での圧縮弾性
率が好ましくは3.0kgf/mm2 以上、より好まし
くは5.0kgf/mm2 以上、特に好ましくは9.8
kgf/mm2 以上)。 シーラント層の圧縮弾性率が好適な範囲である(具体
的には、シーラント層がポリオレフィン系樹脂フィルム
であって、95℃での圧縮弾性率が好ましくは8kgf
/mm2 以上、より好ましくは15kgf/mm2 以
上、更に好ましくは、20kgf/mm2 以上)。 接着層の圧縮弾性率が好適な範囲である(具体的に
は、接着層の40℃での圧縮弾性率が好ましくは8.8
kgf/mm2 以上、より好ましくは17.6kgf/
mm2 以上)。
の収縮率、収縮応力を低減することにより、ボイル処理
後のガスバリア性樹脂フィルムのガスバリア性は改善さ
れるが、シーラント層の圧縮弾性率を大きくすることに
より、ポリアミド系フィルムの収縮率、収縮応力がある
程度高くとも、ボイル処理後のガスバリア性樹脂フィル
ムのガスバリア性は改善される。さらに、アンカーコー
ト層、接着層の圧縮弾性率を大きくすることによって
も、ボイル処理後のガスバリア性樹脂フィルムのガスバ
リア性は改善される。このように、各層の収縮性、弾性
の組み合わせにより、結果としてガスバリア性が改善さ
れる。
は、当該フィルムどうしを2kgf/cm2 で1秒間ヒ
ートシールした後、90°剥離試験を行って剥離強度が
500g/15mm以上となる時の温度をヒートシール
開始温度とした時の、ヒートシール開始温度は、好まし
くは160℃以下、より好ましくは135℃以下、特に
好ましくは120℃以下の性能を有するものである。
ムは、ASTM−D1893−67に準拠して測定され
る耐ブロッキング性が、好ましくは10g/20mm以
下、より好ましくは7g/20mm以下の性能を有する
ものである。
イル処理、レトルト処理を行っても、その優れたガスバ
リア性が維持されるので、包装過程でこれらの処理が施
される食品等の包装材料として、例えば、味噌、漬物、
惣菜、ベビーフード、佃煮、こんにゃく、ちくわ、蒲
鉾、水産加工品、ミートボール、ハンバーグ、ジンギス
カン、ハム、ソーセージ、その他の畜肉加工品、茶、コ
ーヒー、紅茶、鰹節、とろろ昆布、ポテトチップス、バ
ターピーナッツなどの油菓子、米菓、ビスケット、クッ
キー、ケーキ、饅頭、カステラ、チーズ、バター、切り
餅、スープ、ソース、ラーメン、わさび等の食品を初め
として、練り歯磨き、ペットフード、農薬、肥料、輸液
パック、半導体、精密材料など医療、電子、化学、機械
などの産業材料包装にも用いられるものである。また、
包装材料の使用形態としては、袋、フタ材、カップ、チ
ューブ、スタンディングバック等がある。
本発明は、その要旨を越えない限り、これらの実施例に
限定されるものではない。 <測定方法> 1.ガスバリア性 酸素透過量は酸素透過度測定装置(OX−TRAN 1
0/50A:Modern Controls 社製)により、湿度0
%、気温25℃、2日間酸素置換した後測定した。水蒸
気透過量は水蒸気透過度測定装置(PERMATRA
N:Modern Controls 社製)により、温度40℃、湿度
90%、2日間水蒸気置換した後測定した。 2.ガスバリア性樹脂フィルムの収縮率 ガスバリア性樹脂フィルムを直径200mmの円形に切
断し、縦方向、横方向、これらの方向と30°,45
°,60°の角度をなす方向の寸法を温度25℃、湿度
0%で測定した。その後、95℃、30分間ボイル処理
し、室温(約25℃)で各方向の寸法を測定して収縮率
を算出した。そのなかの最大値を最大収縮率とした。 3.ポリアミド系フィルムの収縮率 ポリアミド系フィルムを直径200mmの円形に切断
し、縦方向、横方向、これらの方向と30°,45°お
よび60°の角度をなす方向の寸法を温度25℃、湿度
0%で測定した。その後、170℃、10分間熱処理
後、または95℃、30分間ボイル処理後、室温(約2
5℃)で各方向の寸法を測定して収縮率を算出した。そ
のなかの最大値を最大収縮率とした。 4.ポリアミド系フィルムの収縮応力 ポリアミド系フィルムの縦方向、横方向、これらの方向
と30°,45°,60°の角度をなす方向について、
重荷−変形曲線より算出し、そのなかの最大値を最大収
縮応力とした。 5.シーラント層、アーカーコート層、接着層の圧縮弾
性率 各層について、40℃または95℃の空気中で、JIS
−K7208に準じて理学電機製 S−S TMA測定
装置により測定した。但し、アンカーコート層、接着層
については、離型フィルム上に塗布、乾燥後、これを剥
離して得られた層について測定した。 6.密着強度 ガスバリア性樹脂フィルムを95℃、30分のボイル処
理した後、JIS−K6854に準じ、空気中(約25
℃)または水中(約25℃)でポリアミド系フィルムと
無機蒸着層の間を90度剥離した時のポリアミド系フィ
ルムと無機蒸着層とのs−sカーブを、東洋測器社製
テンシロン UTM2により測定した。また、水中での
剥離強度、簡易的には、剥離界面に水を滴下し、s−s
カーブを測定することで同等の評価が得られる。剥離界
面の同定には、電子顕微鏡と理学工業製蛍光X線装置を
併用した。 7.シーラントフィルムのビカット軟化点 シーラントフィルムについて、室温(約25℃)でAS
TM−D1525に準拠して測定した。 8.ヒートシール開始温度 ガスバリア性樹脂フィルムどうしを種々の温度で2kg
f/cm2 で1秒間ヒートシールした後、90°剥離試
験を行って剥離強度が500g/15mm以上となる時
の温度をヒートシール開始温度とした。 9.耐ブロッキング性 ガスバリア性樹脂フィルムについて、室温(約25℃)
でASTM−D1893−67に準拠して測定した。
イロン、厚さ15μm、170℃での最大収縮応力:9
00gf/mm2 、170℃×10分間熱処理後の最大
収縮率:3.5%)を用い、以下の手順で無機質蒸着層
を形成した。
へ送り、チャンバー内を1×10-5Torrの圧力に保
持し、SiO2 :62重量%とAl2 O3 :38重量%
の混合酸化物を15kwの電子線加熱によって蒸発さ
せ、厚さ270Åの無色透明な無機酸化物層をナイロン
フィルム上に蒸着させ、無機蒸着層を形成した。次いで
この無機蒸着層の上に、シーラント層として無延伸ポリ
エチレン(厚さ:55ミクロン)を、接着剤(武田薬品
社製「A310/A10」、塗布量2g/m2 )を用い
てドライラミネートし、45℃で4日間エージンクして
ガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガスバリア性樹
脂フィルムについて、95℃、30分間のボイル処理後
の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸着層の密
着強度(空気中および水中)、酸素透過量および水蒸気
透過量を測定した。その結果を表1に示す。
0℃での最大収縮応力が600gf/mm2 、170℃
×10分間熱処理後の最大収縮率が3.5%である6−
ナイロンフィルムを使用し、また無機蒸着層の材料とし
て、一酸化珪素(SiO)を使用したこと以外は、実施
例1と同様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。こ
のガスバリア性樹脂フィルムについて、95℃、30分
間のボイル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルム
と無機蒸着層の密着強度(空気中および水中)、酸素透
過量および水蒸気透過量を測定した。その結果を表1に
示す。
0℃での最大収縮応力が400gf/mm2 、170℃
×10分間熱処理後の最大収縮率が1.5%である6−
ナイロンフィルムを使用したこと以外は、実施例1と同
様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガスバ
リア性樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボイ
ル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸
着層の密着強度(空気中および水中)、酸素透過量およ
び水蒸気透過量を測定した。その結果を表1に示す。
0℃での最大収縮応力が200gf/mm2 、170℃
×10分間熱処理後の最大収縮率が0.7%である6−
ナイロンフィルムを使用したこと以外は、実施例1と同
様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガスバ
リア性樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボイ
ル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸
着層の密着強度(空気中および水中)、酸素透過量およ
び水蒸気透過量を測定した。その結果を表1に示す。
との間に、アンカーコート層として、厚さ0.5μmの
ポリエステル樹脂(バイロン、東洋紡績製、得られたア
ンカーコート層の40℃における圧縮弾性率:12kg
f/mm2 )をコートしたこと以外は、実施例4と同様
にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガスバリ
ア性樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボイル
処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸着
層の密着強度(空気中および水中)、酸素透過量および
水蒸気透過量を測定した。その結果を表1に示す。
0℃での最大収縮応力が1200gf/mm2 、170
℃×10分間熱処理後の最大収縮率が4.2%である6
−ナイロンフィルムを使用したこと以外は、実施例1と
同様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガス
バリア性樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボ
イル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機
蒸着層の密着強度(空気中および水中)、酸素透過量お
よび水蒸気透過量を測定した。その結果を表1に示す。
リア性樹脂フィルムは、95℃、30分間のボイル処理
後においても非常に低い酸素透過量と水蒸気透過量を維
持しているのに対し、比較例1で得られたガスバリア性
樹脂フィルムは、95℃、30分間のボイル処理後の酸
素透過量および水蒸気透過量が著しく増大しており、ガ
スバリア性の低下が著しいことがわかる。
原料とする6−ナイロンを使用してフィルムとした。フ
ィルム製膜工程中には表面にコロナ処理を行った。この
フィルムの95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮
率(B%)は1.5%(横方向1.5%、縦方向1.0
%)であり、また単位断面積あたりの収縮応力は1.2
kgf/mm2 であった。
ィルムを蒸着装置の巻出しロールにセットした。次い
で、蒸着材料として二酸化珪素と酸化アルミニウムを電
子ビーム加熱型真空蒸着装置を用いて加熱して蒸発させ
ながら、6−ナイロンフィルムをこの蒸着源上を走行さ
せて無機蒸着層を形成した。無機蒸着層の膜厚は200
Å、酸化アルミニウムの含有率は40重量%であった。
接着剤(武田薬品社製「A310/A10」、Tg:−
12℃)を5g/m2 塗布し、その上にシーラント層と
して、表2に示すポリオレフィン系樹脂フィルム(3
層:55μm)をドライラミネートし、ガスバリア性フ
ィルムを得た。
構成のポリオレフィン系樹脂フィルムを使用したこと以
外は、実施例6と同様にしてガスバリア性樹脂フィルム
を得た。
層との間に、アンカーコート層として、厚さ0.5μm
のポリエステル樹脂(バイロン、東洋紡績製、得られた
アンカーコート層の40℃における圧縮弾性率:12k
gf/mm2 )をコートしたこと以外は、実施例10と
同様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。
て、ポリエステル樹脂「バイロン」(東洋紡績(株)
製)およびイソシアネート硬化剤「コロネートL」(日
本ポリウレタン(株)製)を塗布(得られる接着層の4
0℃における圧縮弾性率:10kgf/mm2 、厚み5
μm)したこと以外は、実施例11と同様にしてガスバ
リア性樹脂フィルムを得た。
系樹脂フィルムの、95℃における圧縮弾性率、ビカッ
ト軟化点を表3に示す。また、ガスバリア性樹脂フィル
ムの95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率(A
%)、95℃、30分間のボイル処理後の、ポリアミド
系フィルムの最大収縮率に対するガスバリア性樹脂フィ
ルムの最大収縮率(A/B)、シール開始温度、耐ブロ
ッキング性、酸素透過量、水蒸気透過量、およびポリア
ミド系フィルムと無機蒸着層との密着強度(空気中およ
び水中)を測定した。その結果を表4に示す。
号は以下の通りである。
(R) エチレン−プロピレンブロック共重合体:Et−Pr
(B) エチレン−プロピレン−ブテン三元系ランダム共重合
体:Et−Pr−Bu 2軸延伸ポリプロピレン:OPP
イロン 15ミクロン170℃での最大収縮応力470
gf/mm2 )を用い、以下の手順で無機蒸着層を作製
した。6−ナイロンフィルムを真空蒸着装置に供給し、
チャンバー内を1×10-5Torrの圧力に保持し、ガ
ラス(SiO2 80wt%、Al2 O 3 20wt
%)を15kwの電子線加熱により蒸発させ、厚さ20
0Åの無色透明な無機蒸着層を堆積させた。シーラント
層として無延伸ポリエチレン(東洋紡績製 L6100
55ミクロン)を接着剤(武田薬品製 A310/A
10塗布量2g/m2 )でドライラミネートし、45℃
で4日間エージングして、ガスバリア性樹脂フィルムを
得た。このガスバリア性樹脂フィルムについて、95
℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率、6−ナイロ
ンフィルムと無機蒸着層の密着強度(空気中および水
中)、酸素透過量、水蒸気透過量を測定した。その結果
を表5に示す。
層との間に、アーカーコート層として、厚さ0.5μm
のポリエステル樹脂(バイロン、東洋紡績製、得られた
アンカーコート層の40℃における圧縮弾性率:12k
gf/mm2 )をコートしたこと以外は、実施例13と
同様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガス
バリア性樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボ
イル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機
蒸着層の密着強度(空気中および水中)、酸素透過量、
水蒸気透過量を測定した。その結果を表5に示す。
80wt%、Al2O3 20wt%)に代えて一酸
化珪素(SiO 純度99%)を使用して無機蒸着層を
積層したこと以外は、実施例13と同様にしてガスバリ
ア性樹脂フィルムを得た。このガスバリア性樹脂フィル
ムについて、95℃、30分間のボイル処理後の最大収
縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸着層の密着強度
(空気中および水中)、酸素透過量、水蒸気透過量を測
定した。その結果を表5に示す。
15ミクロン、170℃での最大収縮応力:980gf
/mm2 )を用いたこと以外は、実施例13と同様にし
てガスバリア性樹脂フィルムを得た。このガスバリア性
樹脂フィルムについて、95℃、30分間のボイル処理
後の最大収縮率、6−ナイロンフィルムと無機蒸着層の
密着強度(空気中および水中)、酸素透過量、水蒸気透
過量を測定した。その結果を表5に示す。
ニルアルコール(厚さ2μm)を用いたこと以外は、実
施例14と同様にしてガスバリア性樹脂フィルムを得
た。このガスバリア性樹脂フィルムについて、95℃、
30分間のボイル処理後の最大収縮率、6−ナイロンフ
ィルムと無機蒸着層の密着強度(空気中および水中)、
酸素透過量、水蒸気透過量を測定した。その結果を表5
に示す。
スバリア性樹脂フィルムは、95℃、30分間のボイル
処理後においても非常に低い酸素透過量と水蒸気透過量
を維持しているのに対し、比較例2〜3で得られたガス
バリア性樹脂フィルムは、95℃、30分間のボイル処
理後の酸素透過量および水蒸気透過量が著しく増大して
おり、ガスバリア性の低下が著しいことがわかる。
よれば、ボイル処理やレトルト処理後においてもその優
れたガスバリア性および防湿性を損なうことがないガス
バリア性フィルムを提供することができる。従って、食
品、医薬品、工業用材料の包装用材料をはじめとして、
高度のガスバリア性が要求される広範囲の包装材料に用
いられることができ、その工業的使用価値は大きい。
Claims (17)
- 【請求項1】 ポリアミド系フィルムと、無機蒸着層と
が少なくとも積層されたガスバリア性フィルムであっ
て、 95℃、30分間のボイル処理後の最大収縮率が3.5
%以下であることを特徴とするガスバリア性樹脂フィル
ム。 - 【請求項2】 ポリアミド系フィルムの170℃におけ
る最大収縮応力が900gf/mm2 以下であることを
特徴とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィル
ム。 - 【請求項3】 ポリアミド系フィルムの170℃、10
分間の熱処理後の最大収縮率が3.5%以下であること
を特徴とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィル
ム。 - 【請求項4】 ポリアミド系フィルムが、未延伸のポリ
アミド系フィルムを(Tg+10)℃以上(Tc+2
0)℃以下の温度で、縦方向に2.5〜4.0倍延伸し
た後、(Tc+20)℃以上(Tc+70)℃以下の温
度で1.1〜2.9倍に前段横延伸を行ない、次いで
(Tc+70)℃以上(Tm−30)℃以下の温度で、
総合横延伸倍率が3.0〜4.5倍程度となる様に後段
横延伸を行った後、テンターを用いて(Tm−30)℃
以上(Tm−10)℃以下の温度で横方向に0〜10%
弛緩熱処理を行なったフィルムであることを特徴とする
請求項3に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項5】 95℃、30分間のボイル処理後の、無
機蒸着層とポリアミド系フィルムとの空気中で測定され
た密着強度が100g/15mm以上であることを特徴
とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項6】 95℃、30分間のボイル処理後の、無
機蒸着層とポリアミド系フィルムとの水中で測定された
密着強度が50g/15mm以上であることを特徴とす
る請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項7】 ポリアミド系フィルム層と無機蒸着層と
の間にさらにアンカーコート層が形成されていることを
特徴とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィル
ム。 - 【請求項8】 40℃におけるアンカーコート層の圧縮
弾性率が3.0kgf/mm2 以上であることを特徴と
する請求項7に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項9】 アンカーコート層が、ポリエステル樹
脂、またはポリエステルとアクリル系ポリマーとのグラ
フト共重合体を含有する層であること特徴とする請求項
7に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項10】 無機蒸着層上にさらにシーラント層が
積層されていることを特徴とする請求項1に記載のガス
バリア性樹脂フィルム。 - 【請求項11】 シーラント層が、ポリオレフィン系樹
脂フィルムであり、かつ下記条件 (a)〜 (c)を満足する
ことを特徴とする請求項10に記載のガスバリア性樹脂
フィルム。 (a)95℃における圧縮弾性率が8kgf/mm2 以上
である。 (b)ビカット軟化点が145℃以下である。 (c)95℃、30分間のボイル処理後のポリアミド系フ
ィルムの最大収縮率に対して、95℃、30分間のボイ
ル処理後のガスバリア性樹脂フィルムの最大収縮率が7
0%未満である。 - 【請求項12】 無機蒸着層とシーラント層との間にさ
らに接着層が形成されていることを特徴とする請求項1
0に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項13】 40℃における接着層の圧縮弾性率が
8.8kgf/mm 2 以上であることを特徴とする請求
項12に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項14】 95℃、30分間のボイル処理後の酸
素透過量が15cc/m2 ・atm・day以下である
ことを特徴とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フ
ィルム。 - 【請求項15】 95℃、30分間のボイル処理後の水
蒸気透過量が10g/m2 ・day以下であることを特
徴とする請求項1に記載のガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項16】 当該フィルムどうしを2kgf/cm
2 で1秒間ヒートシールした後、90°剥離試験を行っ
て剥離強度が500g/15mm以上となる時の温度が
160℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の
ガスバリア性樹脂フィルム。 - 【請求項17】 ASTM−D1893−67に準拠し
て測定される耐ブロッキング性が、10g/20mm以
下であることを特徴とする請求項1に記載のガスバリア
性樹脂フィルム。
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