JPH10291331A - インパクト式ドット印字ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
インパクト式ドット印字ヘッド及びその製造方法Info
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- JPH10291331A JPH10291331A JP11532897A JP11532897A JPH10291331A JP H10291331 A JPH10291331 A JP H10291331A JP 11532897 A JP11532897 A JP 11532897A JP 11532897 A JP11532897 A JP 11532897A JP H10291331 A JPH10291331 A JP H10291331A
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Abstract
置決め精度を向上させること。 【解決手段】 印字レバー10の印字ワイヤ12との固
着部分に、印字ワイヤ12の後端部12aと接合するた
めの凸部10bを形成して、印字ワイヤ12の長手方向
終端面12aの位置決めを正確に行って印字レバー10
毎の印字ワイヤ12の長さや重量のバラツキをなくし、
印字ワイヤ12の挙動を安定させる。
Description
ト印字ヘッド及びその製造方法に関し、より詳細には、
印字ワイヤ及び印字レバーの位置決め技術に関する。
を印字するインパクト式ドット印字ヘッドは、複数の印
字レバーの先端に印字ワイヤをそれぞれロウ付けなどで
固着し、印字レバーをソレノイドの磁気吸引力によって
付勢されるコアに吸引してプラテン方向に移動するよう
に構成されていて、印字品質のより一層の向上と印字動
作の安定化及び高速化が求められている。
字レバーに固着される印字ワイヤの長さが、印字レバー
毎に取付位置を異にするためバラツキを生じ、その結
果、印字ワイヤのガイドプレートのガイド孔との接触に
よるたわみ状態、あるいは接触圧などが印字ワイヤ毎に
変化し、印字ワイヤの挙動がバラバラで安定した印字動
作が得られないといった問題が生じる。
後に、印字ワイヤの突出側と反対側に位置する印字レバ
ーの面の高さを揃えるために研削あるいは研磨を行う場
合があるが、印字ワイヤの取付け後端部が印字レバーの
面よりはみ出して固着されていると、その分だけ研削、
研磨する関係上、印字レバーに固着される印字ワイヤの
重量が微妙に異なって、印字ワイヤの長さの違いと相ま
って印字ワイヤの挙動に影響を及ぼし、良好な追従性や
高速印字が得られないといった不都合が生じる。
取付け位置を、印字ワイヤのロウ付けされた印字レバー
の先端部で決めていたため、ロウ付けの状態によって印
字レバーの長さが異なり、印字ワイヤとガイドプレート
のガイド孔との位置関係にバラツキが生じて、印字ワイ
ヤ毎の接触圧が変化し、安定した印字動作が得られない
といった不都合が生じる。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
構造が簡単で、しかも高い位置決め精度を有するインパ
クト式ドット印字ヘッド及びその製造方法を提供するこ
とにある。
ような課題を達成するためのインパクト式ドット印字ヘ
ッドとして、印字レバーの先端側で、かつ印字ワイヤの
長手方向周面との取付部に、印字ワイヤの長手方向終端
面と接合する位置決め用の凸部を一体的に突出形成した
ものである。また、印字ヘッドの製造方法として、印字
レバーの先端側で、かつ印字ワイヤの長手方向周面を固
着する取付部に、印字ワイヤの長手方向終端面と接合す
る位置決め用の凸部を突出形成する工程と、取付部に印
字ワイヤの長手方向周面を固着するとともに、位置決め
用の凸部に印字ワイヤの長手方向終端面を固着する工程
と、印字ワイヤの突出側と反対側に位置する印字レバー
の面を研削する工程とを有するものである。
ワイヤの後端部と接合するための位置決め用の凸部を形
成して、印字レバー毎の印字ワイヤの長さや重量のバラ
ツキをなくすとともに、印字レバーの長手方向の一部に
プランジャとの位置決め用の凸部を形成して、ガイドプ
レートのガイド孔との位置関係を均一にして印字ワイヤ
の挙動を安定させる。
いて説明する。図1は本発明が適用される印字ヘッドの
一例を示したもので、図中符号1は、環状磁性板2の一
面に凸状に設けられた複数のコアで、このコア1の各端
面には、印字レバー10を固定したプランジャ11が対
向して配設されている。
一面に設けられた永久磁石3からの磁束によって板バネ
5の弾性に抗して各プランジャ11を吸引保持し、印字
時には、磁束を打消すようにコア1に巻回した電磁コイ
ル4への選択的な通電によってプランジャ11との吸引
を解いて印字レバー10の先端に固着された印字ワイヤ
12を板バネ5の弾発力によってノーズ6の先端から突
出させて印字するように構成されている。
ガイドプレートを示しており、ここには図示しないガイ
ド孔が穿設されていて、印字レバー10の先端に固着さ
れた印字ワイヤ12の印字端を案内するように構成され
ている。なお、図中符号9は、板バネ5を支えるスペー
サを示している。
字レバーと印字ワイヤとが位置決めされる印字ヘッドの
製造工程を示す図で、まず、図2(イ)に示したよう
に、印字レバー10の先端側に、印字ワイヤ12の長手
方向周面を固着する取付面10aを形成するとともに、
この実施例においては、印字ワイヤ12の突出側と反対
側に位置する端部に、印字ワイヤ12の長手方向終端面
12aと接合する位置決め用の凸部10bを、印字ワイ
ヤ12の径と略同じ長さに突出するように一体的に形成
する。
面10aに印字ワイヤ12の長手方向周面を位置決めす
るとともに、印字ワイヤ12の長手方向終端面12aを
位置決め凸部10bに当接して位置決めし、ロウ付けに
よって固着する。
ワイヤ12の突出側と反対側に位置する印字レバー10
の面をプランジャ11の面と揃えるために、図中の一点
鎖線Mで示したような位置、つまり印字ワイヤ12を露
出させない面で、かつプランジャ11の高さ以下の面に
なるように研削あるいは研磨する。
aが、印字レバー10の一面からはみ出したり、あるい
は短かったりするというバラツキがなくなり、常に一定
の取付け位置を確保してプラテン方向の長さを一様に揃
えることができる。
印字レバーの面を揃えるために研削あるいは研磨を行う
場合であっても、印字ワイヤ12を印字レバー10の研
削部分と一緒に削り落してしまうということが全くな
く、印字レバー10毎の印字ワイヤ12の長さや重量の
バラツキをなくすことができるばかりでなく、硬質な印
字ワイヤ12を研削する手間が省けて、研削時間の短縮
化が図れる。
字レバーとプランジャとが位置決めされる印字ヘッドの
製造工程を示す図で、まず、図3(イ)に示したよう
に、印字レバー10の先端側に、印字ワイヤ12の長手
方向周面を固着する取付面10aを形成するとともに、
この実施例においては、印字ワイヤ12の突出側と反対
側に位置する端部に、印字ワイヤ12の長手方向終端面
12aと接合する第1の位置決め用の凸部10bを、印
字ワイヤ12の径と略同じ長さに突出するように一体的
に形成する。
に、長手方向と直交する基準面10cを有する第2の位
置決め用の凸部10dを一体的に突出形成する。
面10aに印字ワイヤ12の長手方向周面を位置決めす
るとともに、印字ワイヤ12の長手方向終端面12aを
第1の位置決め凸部10bに当接して位置決めし、ロウ
付けによって固着する。
ワイヤ12を固着した状態で、印字レバー10に形成さ
れた第2の位置決め凸部10dの基準面10cを治具2
0の凹部20aの壁面に当接して規定長Lを確保した
上、プランジャ11に固定する。なお、治具20は、印
字レバー10の長手方向の取付け長さを規定するため
に、予め用意された治具である。
ワイヤ12の突出側と反対側に位置する印字レバー10
の面をプランジャ11の面に揃えるために、図中の一点
鎖線Mで示したような位置、つまり印字ワイヤ12を露
出させない面で、かつプランジャ11の高さ以下の面に
なるように、少なくとも第2の位置決め用の凸部10d
を研削あるいは研磨する。なお、この場合、印字ワイヤ
12の第1の位置決め用の凸部10bを研削する必要が
ない場合には、プランジャ11との第2の位置決め用の
凸部10dの一部のみを研削すれば良い。
に確保して、印字ワイヤ12とガイドプレート7のガイ
ド孔との位置関係を一定にし、接触などによる印字ワイ
ヤ12のたわみ状態や接触圧を均一にすることによっ
て、印字ヘッド全体としての挙動を安定させ、良好な追
従性と高速印字を可能にする。
ヤの第1の位置決め用の凸部を印字レバーの先端側端部
に形成した場合について説明したが、中央部など凸部の
形成位置を代えることによって印字ワイヤの終端面の取
付け位置を調整することができることは明らかである。
ーをプランジャに取付ける場合について説明したが、プ
ランジャを介さずに直接板バネに取付ける場合について
も同様な作用を奏することは明らかである。
レバーの先端側で、かつ印字ワイヤの長手方向周面との
取付部に、印字ワイヤの長手方向終端面と接合する位置
決め用の凸部を一体的に突出形成したので、印字ワイヤ
の後端部を凸部に当接することによって正確に位置決め
ができ、印字レバー毎の印字ワイヤの長さや重量のバラ
ツキをなくして、印字ワイヤの挙動を安定させることが
できるばかりでなく、印字ワイヤの突出側と反対側の印
字レバーの面の高さを揃えるために研削あるいは研磨を
行う場合であっても、硬質な印字ワイヤを研削する手間
が省けて、研削時間の短縮化を図ることができる。
長手方向の一部に、長手方向と直交する基準面を有する
位置決め用の凸部を一体的に突出形成したので、印字レ
バーの長さを一定に確保できて、印字ワイヤの位置精度
が向上し、ガイドプレートのガイド孔との接触などによ
る印字ワイヤのたわみや接触圧を均一にして印字ヘッド
全体としての挙動を安定化させ、良好な追従性と高速印
字を可能にする。
面図である。
す印字レバーと印字ワイヤとが位置決めされる印字ヘッ
ドの製造工程を示す図である。
示す印字レバーとプランジャとが位置決めされる印字ヘ
ッドの製造工程を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 印字レバーの先端側で、かつ印字ワイヤ
の長手方向周面との取付部に、該印字ワイヤの長手方向
終端面と接合する位置決め用の凸部を一体的に突出形成
したことを特徴とするインパクト式ドット印字ヘッド。 - 【請求項2】 印字レバーの先端側で、かつ印字ワイヤ
の長手方向周面との取付部に、該印字ワイヤの長手方向
終端面と接合する第1の位置決め用の凸部を一体的に突
出形成するとともに、前記印字レバーの長手方向の一部
に、該長手方向と直交する基準面を有する第2の位置決
め用の凸部を一体的に突出形成したことを特徴とするイ
ンパクト式ドット印字ヘッド。 - 【請求項3】 印字レバーの先端側で、かつ印字ワイヤ
の長手方向周面を固着する取付部に、該印字ワイヤの長
手方向終端面と接合する位置決め用の凸部を突出形成す
る工程と、 前記取付部に前記印字ワイヤの長手方向周面を固着する
とともに、前記位置決め用の凸部に前記印字ワイヤの長
手方向終端面を固着する工程と、 前記印字ワイヤの突出側と反対側に位置する前記印字レ
バーの面を研削する工程と、 からなるインパクト式ドット印字ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 印字レバーの先端側で、かつ印字ワイヤ
の長手方向周面を固着する取付部に、該印字ワイヤの長
手方向終端面と接合する第1の位置決め用の凸部を突出
形成する工程と、 前記印字レバーの長手方向の一部に、該長手方向と直交
する基準面を有する第2の位置決め用の凸部を突出形成
する工程と、 前記取付部に前記印字ワイヤの長手方向周面を固着する
とともに、前記第1の位置決め用の凸部に前記印字ワイ
ヤの長手方向終端面を固着する工程と、 前記印字レバーに形成された第2の位置決め用の凸部の
基準面を治具の凹部の壁面に当接して保持部材に固定す
る工程と、 前記印字ワイヤの突出側と反対側に位置する前記印字レ
バーの面の少なくとも前記第2の位置決め用の凸部の一
部を研削する工程と、 からなるインパクト式ドット印字ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11532897A JP3374897B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | インパクト式ドット印字ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11532897A JP3374897B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | インパクト式ドット印字ヘッド及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10291331A true JPH10291331A (ja) | 1998-11-04 |
JP3374897B2 JP3374897B2 (ja) | 2003-02-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11532897A Expired - Fee Related JP3374897B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | インパクト式ドット印字ヘッド及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3374897B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP11532897A patent/JP3374897B2/ja not_active Expired - Fee Related
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