JPH10290118A - ディジタル温度補償水晶発振装置 - Google Patents

ディジタル温度補償水晶発振装置

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JPH10290118A
JPH10290118A JP18562497A JP18562497A JPH10290118A JP H10290118 A JPH10290118 A JP H10290118A JP 18562497 A JP18562497 A JP 18562497A JP 18562497 A JP18562497 A JP 18562497A JP H10290118 A JPH10290118 A JP H10290118A
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JP
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circuit
temperature
voltage
data
analog
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JP18562497A
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Inventor
Yuichi Takebayashi
祐一 竹林
Takao Watabe
隆夫 渡部
Kazunari Matsumoto
一成 松本
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 0.1ppm以下の周波数変動に抑えること
ができる。 【解決手段】 ワンチップLSI20は図示破線で区画
される区分30と区分31を有し、区分31には温度対
電圧変換回路10、ADC回路11、DAC回路13、
サンプルホールド・ローパスフィルタ回路14、電圧対
容量変換回路15、反転増幅器16および第1機能回路
17が構成されている。ADC回路11とDAC回路1
3との信号の電路には、記憶演算回路32が設けられ
る。この記憶演算回路32はE2PROMのメモリを有
し、このメモリにはインターバル情報が格納されてい
る。このインターバル情報34Aは温度補償タイミング
発生回路34に与えられ、この温度補償タイミング発生
回路34から出力されるタイミングインターバル情報3
4Bを、インターバル情報34Aにより可変できるよう
に指定する。インターバル情報34Aは記憶演算回路3
2に切替機能回路33からの信号33Bにより書き込ま
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル温度
補償水晶発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年に於ける移動体通信装置(車載電
話、携帯電話など)は、IC技術と周辺技術の進歩に伴
い、小型化、低コスト化が進み、それにより加入者の増
大が加速し、電波利用の関係からキャリア周波数間隔
(例えば12.5kHz)と変調帯域幅(例えば5kH
z)が狭くなり、その周波数源への精度要求は次式のよ
うに益々厳しくなって来ている。
【0003】│Δf/f│≦1ppm …… (1) 例えば、上記(1)式の要求を−40℃〜85℃のよう
な広温度範囲で満たすデバイスはディジタル温度補償水
晶発振装置(以下DTCXOと称す)である。このDT
CXOは上記移動局のみならずその対となる基地局にも
使用されるとともに、他の装置、例えばGPS(Gloval
Positioning System)の受信機等にも使用される。
【0004】次に、DTCXOの基本ブロック構成を図
21に示す。この図21において、10は温度対電圧変
換回路で、この回路10は、水晶振動子21の周囲温度
をセンシングし、温度に対応したアナログ電圧Vtを出
力する。この温度対電圧変換回路10から出力されたア
ナログ電圧Vtは、アナログ・ディジタル変換回路(以
下ADC回路と称す)11でディジタルデータ(温度デ
ータT)に変換される。例えば、10ビットの温度デー
タTに変換される。この温度データTはE2PROMか
らなるメモリを有する記憶演算回路12に供給される。
【0005】この記憶演算回路12は、水晶振動子毎の
各温度で補償するデータV(例えば10ビット)が記憶
されていて、温度データTによって補償データVが直接
か,或いは演算変換されて図示しないレジスタを経由し
てV1データとして出力するものである。記憶演算回路
12から出力されたV1データはディジタル・アナログ
変換回路(以下DAC回路と称す)13に入力され、こ
こでアナログ電圧Vcwに変換されて出力される。このア
ナログ電圧Vcwはサンプルホールド・ローパスフィルタ
回路14に供給され、まず、サンプルホールドされた
後、適切な時定数(例えば5ms)をもつローパスフィ
ルタ(LPF)で平滑されてサンプルホールド・ローパ
スフィルタ回路14から制御電圧Vcとして出力され
る。この制御電圧Vcは、バリアブルキャパシタ、抵
抗、半導体スイッチなどで構成される電圧対容量変換回
路15に供給され、この回路15の出力端15A,15
B間に制御電圧Vcに,1対1線形対応した等価容量Cc
を得る。
【0006】16はMOSトランジスタなどの半導体増
幅器から構成される反転増幅器で、この反転増幅器16
は、水晶振動子21とそれに直列に入る電圧対容量変換
回路15の出力端15A,15Bの等価容量Ccとで水
晶発振回路を形成し、温度に対応した等価容量Ccの変
動により温度補償を行う。これにより、周囲温度に依存
しない一定周波数信号電圧を出力端16Aに得る。
【0007】17は入力端17Aから駆動電源(例えば
3V〜5V)を受け、出力端17Bから前記各回路に直
接或いは定電圧化した基準電圧Vref(例えば2.5V)
を供給する例えば電源からなる第1機能回路である。1
8はインターフェース端子18Aを介して信号を授受
し、信号18Bによって記憶演算回路12に温度補償デ
ータや製造番号などの付加情報データを書き込んだり、
読み出しを行ったり、温度補償動作をさせるモードと、
補償データなどの書き込みと読み出しを行うモードの切
り換えやランニングモードからテストモードへの切り換
えを行ったりする第2機能回路である。19は温度補償
タイミングを内蔵するリング発振器或いは上記出力端1
6Aに出力される信号電圧を源に作り出し、上記ADC
回路11、記憶演算回路12、DAC回路13に信号1
9Aで、AD変換、V1データ出力、DA変換の起動を
指令する第3機能回路である。
【0008】上述した各回路は、図示のようにワンチッ
プLSI20に搭載され、広温度範囲で、例えば、20
ppm変化する水晶振動子21を用いて±1ppm以下の温度
補償された信号が出力端16Aから出力できる小型化D
TCXOが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近の通信の動向は、
アナログ信号伝送からディジタル信号伝送へと移行しつ
つある。上述したDTCXOは、(1)式を満足するも
のであるから、アナログ信号伝送には適している。しか
し、ディジタル信号伝送においては、短時間(秒オーダ
前後)の安定度が同期検波、その他から次の(2)式に
示すように、より厳しくなっていて、これを満足するの
は容易ではない。
【0010】 │Δf/f│≦0.1ppm …… (2) このため、DTCXOの適用に制約が生じてきた。特
に、温度急変時の周波数変動特性に問題があった。自然
界の温度変化は、高々「±1℃/1分間」以下とされ、
その場合の周波数変動が(1)式を満足しているにも関
わらず、温度急変時には図22に示すように、(2)式
を満足しないことである。図22は携帯電話端末或いは
GPS受信機などを室内或いは自動車内をエアコンによ
り温度調節した室温状態から、屋外の高温雰囲気(例え
ば、充分サーマルキャパシティのある50℃の恒温槽に
移し入れる)に持ち出したときのシミュレーションテス
ト結果を示す温度変化による発振周波数の変動特性図で
ある。この変動特性図において、5AはDTCXO自身
の温度経時変化をプロットしたデータであり、5Bはそ
の時々の周波数変動をプロットしたデータである。図2
2において、200秒経過後の「2℃/1分間」以下の
温度変化時は上記(2)式を満たすけれども、200秒
までは「6〜2℃/1分間」の温度変化になり、(2)
式を満たすことができない、すなわち0.1ppm以下の周
波数変動に抑えることができない問題がある。
【0011】電波を利用した通信においては、さまざま
な信号変調方式が採用されている。そして、これらの実
現には、スペクトル純度の良い、すなわちC/N比の良
い周波数源が不可欠となっているとともに、低い位相雑
音を有する発振器が求められて来た。現在のDTCXO
は、広温度範囲で高安定な出力を補償しているが、位相
雑音に対しては劣化が生じる。この原因の1つとして、
第1機能回路17の出力端17Bからの基準電圧Vref
に含まれる雑音がある。
【0012】ワンチップLSI化の弊害として第1機能
回路17にて発振ループが構成され、不要な雑音が発生
しやすい。DTCXOの位相雑音特性を図23に、基準
電圧Vrefのスペクトルを図24にそれぞれ示す。図2
3と図24では、同じオフセット周波数(12.5kH
z)にてピークが見られることから、以下の機構から位
相雑音の劣化が発生している。
【0013】すなわち、第1機能回路17に雑音が発生
すると、基準電圧Vrefにも雑音が重畳する。DTCX
Oは第1機能回路17からの基準電圧Vrefを用いて水
晶発振回路を駆動しているので、出力される周波数信号
に影響して不要なスペクトルを発生させて、位相雑音特
性を劣化させる問題がある。
【0014】また、上述したようにDTCXOは、広温
度範囲で高安定な出力を補償しているが、ディジタル制
御ならではの問題がある。これは、DAC回路13出力
からのアナログ電圧VCWの電圧が階段状に変化するた
め、出力端16Aから得られる信号の発振周波数に急激
な変化をもたらす。この変化量は、補償データのビット
数が小さい程大きくなる。
【0015】この対策として、ローパスフィルタ回路1
4を挿入してアナログ電圧VCWの平滑化を図っている。
一般的に、ローパスフィルタ回路14はコンデンサと抵
抗で構成されることが多く、時定数の調整は主にコンデ
ンサにて行う。補償データのビット数が小さい程、時定
数を長く、すなわちローパスフィルタのコンデンサ容量
を大きく取る必要がある。
【0016】しかし、コンデンサの大容量化は部品の大
型化につながり、発振器の小型化の障害となる。時定数
を抑えるには、補償データのビット数を大きく取り、ア
ナログ電圧変化を小さくする対策が考えられるが、これ
により、記憶演算回路12のメモリ容量の増加・DAC
回路13の高ビット化が求められ、コスト高・LSIチ
ップ面積の増大につながる問題がある。
【0017】上記、図21に示したDTCXOの基本ブ
ロック構成ではDAC回路13のアナログ電圧VCWをサ
ンプルホールド・ローパスフィルタ回路14に入力した
のち、制御電圧を得るようにしているが、サンプルホー
ルド・ローパスフィルタ回路14を省いて、DAC回路
13にローパスフィルタ機能を持たせて制御電圧Vaを
得るようにしたものがある。
【0018】しかし、このような構成のものでも、DT
CXOの温度補償はディジタル的に行われるため、出力
周波数は、僅かではあるが経時的に離散的な周波数変動
がある。この僅かではあるが不連続的な周波数出力が無
線システムにおける変調精度に悪影響を及ぼしている。
このため、上述のようなディジタル周波数制御による出
力周波数の離散的な変化を避けるため、次のような手段
が取られている。
【0019】手段1:ディジタル制御のビット数を大き
くすることで、周波数制御分解能を小さくし、量子化誤
差を小さくする。
【0020】手段2:DAC回路13から出力される制
御電圧にローパスフィルタ機能を持たせ、離散的な制御
電圧の変化を滑らかにする。
【0021】手段3:ディジタル温度補償回路に加えア
ナログ温度補償回路を搭載し、ディジタル制御は例え
ば、−20,0,20,40,60,80℃という大ま
かな間隔の温度にて行い、それぞれの温度間にてアナロ
グ制御による温度補償を行う。しかしながら、上記各手
段1〜3には次のような問題がある。 手段1の問題:ディジタル制御のビット数を大きくする
ことは、すなわちDTCXOに使用するADC回路1
1、DAC回路13のビット数を大きくすることであ
る。この際の問題点を次に列挙する。 (1)ビット数が上がるに従ってADC、DAC回路の
精度が高くなり、コストが高騰する。 (2)ビット数が増えると、ROMにアクセスするアド
レスが指数的に増大するため、ROM容量が増大し、小
型化に反し、コスト高となるとともに、CPUによる制
御の場合にも、処理能力の向上を必要とし、これもコス
ト高となる。
【0022】手段2の問題:温度補償電圧(VCXO周
波数制御電圧)にローパスフィルタ回路を持たせる場
合、通常、回路内部にCRによるローパスフィルタを作
成し、制御電圧の電圧変化を平滑させるが、以下の問題
点がある。 (1)DAC回路の変換周期に対して十分に大きい、時
定数のローパスフィルタである必要がある。この場合、
特に用いるコンデンサ容量を大きくする必要があり、コ
ンデンサの形状が大きくなり、DTCXOの小型化の面
で問題となる。 手段3の問題:ディジタル・アナログ温度補償混在の場
合には、次のような問題点がある。 (1)ディジタル温度補償回路は、補償データの取得・
書き込みを全自動にて行えるメリットがある。しかし、
アナログ補償回路を付加することで製造ラインの全自動
化が不可能となる。 (2)ディジタル制御の行われる温度では、離散的な周
波数変動が生じてしまう。 (3)部品点数の増加による大型化、高コスト化とな
る。
【0023】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、温度急変時においても0.1ppm以下の周波数変動
に抑えることができるディジタル温度補償水晶発振装置
を提供することを課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、第1発明、水晶振動子の周囲温度を
センシングし、温度に対応したアナログ電圧を出力する
温度対電圧変換回路と、この温度対電圧変換回路から出
力されるアナログ電圧をディジタルの温度データに変換
して供給され、この温度データにより記憶された水晶振
動子毎の各温度で補償するデータを演算する記憶演算回
路と、この記憶演算回路で演算され、出力されたデータ
をアナログ電圧に変換して供給されるサンプルホールド
・ローパスフィルタ回路と、このフィルタ回路でアナロ
グ電圧をサンプルホールドしてから適切な時定数を有す
るローパスフィルタで平滑して得た制御電圧が供給され
る電圧対容量変換回路と、この電圧対容量変換回路に供
給される制御電圧に線形対応した等価容量を得、この等
価容量と水晶振動子とで形成される水晶発振回路とを備
えた温度補償水晶発振装置において、前記記憶演算回路
からのインターバル情報が入力され、この情報に基づい
て記憶演算回路のインターバル情報を可変指定する温度
補償タイミング発生回路を設けたことを特徴とするもの
である。
【0025】第2発明は、インターフェイス端子を有
し、前記記憶演算回路にインターフェイス端子を介して
温度補償データやインターバル情報を書き込んだり、記
憶演算回路から読み出したりする書き込み読み出し切替
機能回路を設けたことを特徴とするものである。
【0026】第3発明は、インターバル情報を製造プロ
セス毎に適合した値に設定し、そのインターバル情報を
切替機能回路のインタフェース端子からの信号により指
定したことを特徴とするものである。
【0027】第4発明は、内蔵する発振器出力或いは前
記水晶発振回路の出力を用いて温度補償タイミングイン
ターバル情報を作成する温度補償タイミング発生機能回
路を設け、この機能回路に設けられるインターバル情報
選択端子を開放、短絡させて記憶演算回路に与えるイン
ターバル情報を可変させるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0028】第5発明は、前記インターバル選択端子を
複数個設けて、最適なインターバル情報に固定すること
を特徴とするものである。
【0029】第6発明は、温度補償水晶発振装置をパッ
ケージに収納し、そのパッケージにインターバル選択端
子を導出し、その導出した端子を開放、短絡させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0030】第7発明は、機能回路から出力される基準
電圧を雑音除去回路を介して各回路に供給するようにし
たものである。
【0031】第8発明と第9発明は、雑音除去回路が、
可変指定可能素子から構成され、記憶演算回路からの素
子値情報により最適な素子値に設定するとともに、雑音
除去回路が、能動素子から構成されたことを特徴とする
ものである。
【0032】第10発明と第11発明は、機能回路から
出力される基準電圧と外部回路から供給される基準電圧
とを記憶演算回路からの切替情報あるいは外部からの切
替情報により切替可能な切替回路を設けるとともに、機
能回路は、基準電圧信号高域阻止回路を備えたことを特
徴とするものである。
【0033】第12発明は、サンプルホールド・ローパ
スフィルタ回路と電圧対容量変換回路との電路間にミキ
サ回路を設け、このミキサ回路で記憶演算回路に記憶さ
れているオフセットデータにより制御される電圧発生回
路から発生されるオフセット電圧とサンプルホールド・
ローパスフィルタ回路からの制御電圧とを加算してその
加算値で電圧対容量変換回路を制御したことを特徴とす
るものである。
【0034】第13発明は、記憶演算回路で演算された
データをアナログ電圧に変換してサンプルホールド・ロ
ーパスフィルタ回路に供給する際に、アナログ電圧に変
換する回路に入力する基準電圧を可変回路で変化させる
とともに、その可変回路は記憶演算回路に記憶されてい
る情報により制御することを特徴とするものである。
【0035】第14発明は、電圧対容量変換回路の等価
容量に、コンデンサとスイッチの直列回路を付加できる
ようにスイッチを前記記憶演算回路に記憶されている情
報でON/OFFするようにしたものである。
【0036】第15発明は、記憶演算回路で演算された
データをアナログ電圧に変換してサンプルホールド・ロ
ーパスフィルタ回路に供給する際に、アナログ電圧に変
換する回路に入力する基準電圧を可変回路で変化させる
とともに、その可変回路は記憶演算回路に記憶されてい
る情報により制御することを特徴とするものである。第
16発明は、記憶演算回路に設けられる温度データ格納
メモリは、メモリ分割数を増やして補償データ変化幅の
倍率を大きくして補償データの分解能を上げるようにし
たことを特徴とするものである。
【0037】第17発明は、外部入力に応じて動作制御
される温度補償タイミング発生回路を設け、外部入力に
応じてタイミング発生回路から出力される動作出力によ
り両変換回路と記憶演算回路を制御して周波数温度補償
制御を行うことを特徴とするものである。
【0038】第18発明は、温度対電圧変換回路とアナ
ログ・ディジタル変換回路との電路に、またはディジタ
ル・アナログ変換回路と電圧対容量変換回路との電路に
外部入力に応じて保持機能のON/OFFが行われるア
ナログ電圧保持回路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0039】第19発明は、アナログ・ディジタル変換
回路と記憶演算回路との電路に、または記憶演算回路と
ディジタル・アナログ変換回路との電路に外部入力に応
じてラッチ機能のON/OFFが行われるラッチ回路を
設けたことを特徴とするものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するに、図21に示した従来のDTCX
Oの基本ブロック構成と同一部分には同一符号を付して
述べる。図1はこの発明の実施の第1形態を示すブロッ
ク構成図であり、この発明のDTCXOは或る時間間
隔、即ちインターバルで温度補償を実行するように構成
されるものである。図1において、ワンチップLSI2
0は図示破線で区画される区分30と区分31から構成
され、区分31は図21に示した構成と同じであるか
ら、以下区分30の構成について述べる。
【0041】ADC回路11とDAC回路13との信号
の電路には、記憶演算回路32が設けられる。この記憶
演算回路32はE2PROMのメモリを有し、このメモ
リにはインターバル情報が格納されている。このインタ
ーバル情報34Aは温度補償タイミング発生回路34に
与えられ、この温度補償タイミング発生回路34から出
力されるタイミングインターバル情報34Bを、インタ
ーバル情報34Aにより可変できるように指定する。イ
ンターバル情報34Aは記憶演算回路32に切替機能回
路33からの信号33Bにより書き込まれる。
【0042】切替機能回路33はインターフェース端子
33Aを介して信号を授受し、信号33Bによって記憶
演算回路32のE2PROMに温度補償データ、付加情
報データやインターバル情報を書き込んだり、読み出し
を行ったり、ランニングモードからテストモードへの切
替を行ったりする機能を備えたものである。
【0043】次に上述した構成の動作を述べる。ADC
回路11のAD変換とDAC回路13のDA変換により
信号に量子化誤差が発生し、その誤差は最大2ディジッ
トの誤りとなる。水晶振動子21の温度特性の温度傾斜
が充分に小さいときは、温度情報Vtの温度データTへ
の変換量子化誤差の1ディジットに収まる。いづれにし
ろ、その誤差による周波数動揺を極力発生しないように
するためには、補償のインターバル情報τを充分大きく
するのが慣例である。通常、インターバル情報τを8秒
に設定している。一方、この発明の実施の第1形態で
は、インターバル情報τを次の(3)式によって設定す
る。
【0044】τ=ε/αβ ……(3) ここで、αは次の(4)式で与えられる。
【0045】
【数1】
【0046】(4)式のように、αは水晶振動子21の
温度特性の温度傾斜の最大値であり、よく使用されるA
Tカットの水晶振動子21の温度特性は、3次曲線であ
るので、室温の近傍か或いは温度補償の上下限温度の傾
斜値となる。
【0047】β(℃/60sec)はDTCXOが感じる
周囲温度の変化許容値である。
【0048】ε(ppm)は短時間周波数安定度の設定値
で、(2)式を満たすように決定される。例として値τ
1、τ2が得られる。
【0049】τ1は周囲温度の変化がそれ程大きくなく
2ディジット以内の周波数変動以下にしたいときの例で
ある。
【0050】
【数2】
【0051】ε1は20ppm変動する水晶振動子を210
1026のディジタル化で補償するときの2ディジット
分である。
【0052】一方、τ2は温度急変に耐える短時間周波
数安定度を意識したときの例である。
【0053】
【数3】
【0054】上記式では、ε2として3ディジットを許
すとした。次に、上記第1形態の効果を示す。温度補償
タイミングのインターバル情報設定が、搭載される水晶
振動子の温度特性と、周囲温度の変化許容値および要望
される短時間周波数安定度とから一意に決定可能であ
り、しかも最適にできる。即ち、所望の安定した周波数
信号が出力端16Aから得られる。これにより、0.1p
pm以下の周波数変動に抑えることができる。
【0055】図2はこの発明の実施の第2形態を示すブ
ロック構成図で、図21と同一部分には同一符号を付し
て述べる。図2において、41はワンチップLSI20
に設けられた温度補償タイミング発生機能回路で、この
温度補償タイミング発生機能回路41では、内蔵するリ
ング発振器(図示省略)或いは周波数信号が得られる出
力端16Aに出力される信号電流を分流してこれらを基
に温度補償タイミング信号が作られる。この温度補償タ
イミング信号を基に、温度補償タイミング発生機能回路
41の信号端41Bからタイミングインターバル情報
が、ADC回路11、記憶演算回路12およびDAC回
路13に起動指令として与えられる。これら回路に起動
指令が与えられると、各回路からはAD変換、V1デー
タ出力およびDA変換の各出力が送出される。なお、イ
ンターバル情報はn(≧2の整数)個ある。例えば、第
1形態のようにインターバル情報τ1を8秒、τ2を2秒
に設定する。この情報の切替は温度補償タイミング発生
機能回路41に設けた端子41A(LSI20上に設け
られる)を開放したり、アースへ接続(短絡)したりす
ることにより選択する。上記説明ではn=2の場合につ
いてであるが、n≧3についても可能である。
【0056】この実施の第2形態としては、予め使用さ
れる装置と温度変化の度合いが推定できる場合に使用す
ることに適している。これは、インターバル情報がワン
チップLSI20上で設定できるので、チップの標準化
が可能で、かつ低コスト化も図れる利点がある。図3は
第2形態における周囲温度に対する周波数レスポンス特
性図である。この特性図は、室温から50℃の恒温槽に
移し入れときの、DTCXO自身の温度経時変化3A
と、その時々の周波数変動3Bをプロットしたデータで
ある。図22の場合のDTCXOは、インターバル情報
τが8秒であり、問題があったが、この図3のDTCX
Oは、インターバル情報τを1秒に設定したので、0.
1ppm以下の周波数変動に抑えることができた。なお、
25℃のときの周波数より、50℃のときの周波数が約
0.07ppm低いのは温度補償データの合わせ込み偏差で
ある。また、ワンチップLSI20上で設定できるの
で、外来ノイズや他の支障(例えば、開放が短絡した
り、短絡が開放されたり)を受けにくい。
【0057】次にこの発明の実施の第3から第5形態に
ついて述べるに、この第3形態から第5形態は第1形態
と第2形態に適用するものであるから図示省略した。第
3形態は、DTCXOがワンチップLSI20、水晶振
動子21および図示しないが、供給電源からのノイズを
抑圧するキャパシター、第1機能回路17に関する電圧
安定化キャパシター、温度対電圧変換回路10の出力V
tのノイズ除去キャパシター、サンプルホールド・ロー
パスフィルタ回路14に用いるキャパシター(これら4
つのキャパシターはいずれもセラミックの超小型チップ
形状である。)とそれらを収納するパッケージで構成さ
れるものである。
【0058】上記した第2形態においては、ワンチップ
LSI20で、端子41Aの開放、短絡を行うが、第3
形態では、端子41Aをワイアボンディングと基盤配線
等の手段で該パッケージの外面に設けた端子に導き、該
端子上で開放、短絡を行うようにしたものである。この
第3形態では、適用、使用条件が不明の場合には有効と
なる。即ち、適用、使用条件に適合させて装置に搭載時
に設定が可能で、実用性が極めて高いものとなる。
【0059】第4形態は、上記第3形態において端子4
1Aが1個に対するパッケージ外面端子としたが、n
(≧2の整数)個の端子41Aを外面端子に導き、DT
CXOの製造プロセスに適合したインターバル情報が選
定できるようにしたことを特徴とするものである。この
第4形態では、温度補償データの取得工程で、適用条件
と同じインターバル情報、例えば、上記例に従えば、イ
ンターバル情報τが8秒で揃うのに比し、その工程では
0.8秒のインターバル情報で充分なデータが得られる
ならば、約5倍(平均確率で評価)のタクトタイムが得
られ、設備稼働率から大幅なコストダウンが可能とな
る。なお、温度特性の確認その他の工程でも同様であ
る。
【0060】第5形態は、第1形態の変形例で、温度補
償タイミング発生回路34へのインターバル情報34A
の指定は1つであったものを、m個にしたものである。
すなわち、第5形態では、記憶演算回路32のE2PR
OMにm(≧2の整数)個のインターバル情報τ値を設
け、m≧2番目のインターバル情報をDTCXOの製造
プロセス毎に適合した値に設定し、切替機能回路33の
端子33Aからの信号で端子33A、34Aの信号を介
してインターバル情報を指定することを特徴とするもの
である。この第5形態では、第4形態と同一の効果が得
られる。
【0061】図4はこの発明の実施の第6形態を示すブ
ロック構成図で、図21と同一部分には同一符号を付し
て示す。図4の第6形態は、C1,R1からなるローパス
フィルタ回路(以下LPF回路と称す)22を第1機能
回路17の出力端17Bに設けたものである。LPF回
路22の入力部は、第1機能回路17の出力端17Bを
ワンチップLSI20の外に出した端子に接続し、LP
F回路22の出力部を再びワンチップLSI20の入力
端22Aに接続して、入力端22から基準電圧Vref
得るものである。このようにして基準電圧Vrefを得る
ことにより、第1機能回路17にて発生した基準電圧に
含まれる雑音を除去できるようになる。このときのLP
F回路22のカットオフ周波数f1は、f1=1/2πC
11〔Hz〕にて表される。雑音のピークをカットする
ためには、f1はピーク出現オフセット周波数の、例え
ば1/10程度の周波数になるようにC1,R1を設定す
る。
【0062】上記のようなLPF回路22を設けること
により、基準電圧の雑音が除去されるとともに、出力端
16Aから出力される周波数信号の位相雑音を改善で
き、また、外部接続のC1,R1を変えて位相雑音特性
を測定することで、最適な素子値が選択できる。
【0063】図5はこの発明の実施の第7形態を示すブ
ロック構成図で、図5の第7形態は、図4に示した第6
形態のLPF回路22のC1,R1を可変指定素子で構
成し、かつワンチップLSI20に内蔵した内蔵LPF
回路23から構成されたものである。可変指定は記憶演
算回路24のE2PROMに記憶された素子値情報24
Aによって行われる。この素子値情報24は従来の記憶
演算回路12にはない付加情報であり、この情報はイン
ターフェース端子25Aから第2機能回路25を通して
信号25Bにて書き込む。
【0064】上記のような内蔵LPF回路23を設ける
ことにより、第6形態と同様な作用効果が得られるとと
もに、LPF回路23の素子値は、インターフェース端
子25Aから指定し、記憶させることができるため、素
子の取り替え作業が不要となる。このため、迅速に素子
の最適値を得ることができ、位相雑音を改善できる。図
6はこの発明の実施の第8形態を示すブロック構成図
で、図6の第8形態は、第1機能回路17の内蔵電源か
らの信号(出力端17Bに得られる)と、信号入力端2
6に到来する外部からの信号とを切り替える切替回路2
6を設けて、出力端17Bあるいは信号入力端26Aの
信号が基準電圧Vrefとして切替回路26の出力端26
Bに出力されるようにしたものである。なお、切替指定
は記憶演算回路28のE2PROMに記憶された切替情
報28Aによって行われる。この情報はインターフェー
ス端子27Aから第2機能回路27を通して信号27B
にて書き込む。
【0065】上記第8形態のように構成すると、予め外
部から安定な基準電圧を供給可能な場合には、これを用
いることでさらに発振回路が安定し、位相雑音特性の向
上が可能となる。
【0066】図7はこの発明の実施の第9形態を示すブ
ロック構成図で、図7の第9形態は、上記第8形態にお
ける切替回路26を外部から制御する回路に変更した外
部制御切替回路29により構成したものである。この外
部制御切替回路29は第1機能回路17の内蔵電源から
の信号と外部からの信号(外部信号入力端29A)とを
切り替えて出力端29Cに基準電圧Vrefを出力するも
のである。なお、切替指定は、端子29Bを例えば開放
するか、アースへ接続するかで行う。
【0067】上記第9形態のように構成すると、外部か
ら安定な基準電圧を供給可能かを判定できない場合、ア
センブル後でも端子29Bの開放あるいはアースへの接
続で外部からの基準電圧が利用可能となる。
【0068】図8はこの発明の実施の第10形態を示す
ブロック構成図で、図8の第10形態は、第1機能回路
17の出力端17Bに演算増幅器等の能動素子を用いた
能動LPF回路35を設けて、そのLPF回路35の出
力端35Aに基準電圧Vrefを出力したものである。こ
のように構成することにより、第6形態と同様に第1機
能回路17で発生した雑音を除去するようにしたもので
ある。
【0069】能動LPF回路35は第6、第7形態のL
PF回路22、23よりも急峻な高域阻止特性を実現で
きるため、基準電圧の雑音除去効果が高まり、出力端1
6Aから出力される周波数信号の位相雑音をさらに改善
できる。
【0070】図9はこの発明の実施の第11形態を示す
ブロック構成図で、図9の第11形態は、第1機能回路
36に基準電圧信号高域阻止回路を内蔵した電源を使用
して、第1機能回路36の出力端36Bから雑音が除去
された基準電圧Vrefを得るようにしたものである。こ
の第11形態においても、第10形態と同様な効果が得
られる。
【0071】次にこの発明の実施の第12形態を述べる
前に、図2の第2形態に示されている記憶演算回路12
のメモリについて述べる。記憶演算回路12のメモリに
は、通常図10に示すような温度データTが格納されて
いる。これは、横軸に温度データT(10ビット)、縦
軸に補償データV1(10ビット)を取った、ATカッ
ト水晶振動子の温度特性を補償する場合のメモリ内容の
一例である。
【0072】ここで、図10に示すような領域1を考
え、点AにてV1=“511”と仮定する。領域1では
“511”以下のV1は用いられていない。そこで、電
圧対容量変換回路15の感度、あるいは、DAC回路1
3の出力電圧を従来の1/2にし、領域1でのV1デー
タ変化幅を2倍にする。すると、V1データ1ビット分
の分解能が2倍になり、実質上11ビットと同等の分解
能となる。しかし、この状態では、領域1の隣の領域に
てV1データがメモリに入り切らない(0以下にしなけ
ればならない)。
【0073】そこで、領域毎にV1データのオフセット
分を設定できるようにする。こうして幾つかの領域に分
割して構成されるメモリ内容は図11に示すようにな
る。このようにメモリの分割数を増加して補償データ変
化幅の倍率を大きくすることで補償データの実質上の分
解能をさらに向上することができる。次に示す各実施の
形態は上記の内容を実現する例である。
【0074】図12はこの発明の実施の第12形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示す。図12に示す第12形態においては、従
来品よりも感度の鈍い電圧対容量変換回路53を使用
し、ミキサ回路52と電圧発生回路54を加えたもので
ある。電圧発生回路54は、記憶演算回路51に記憶さ
れているオフセットデータV10を基にオフセット電圧V
0を発生するものである。記憶演算回路51には分割領
域数分のオフセットデータV10と領域境界部分の温度デ
ータTが記憶されている。このオフセットデータV10
従来の記憶演算回路12にはない付加情報であり、イン
ターフェース端子18Aから第2機能回路18を通して
信号18Bによって書き込んでいる。また、オフセット
データV10は、記憶演算回路51に入力される温度デー
タTに応じて出力される。ミキサ回路52は、制御電圧
Cとオフセット電圧V0を加算したVC0として電圧対容
量変換回路53に供給される。
【0075】図12に示す第12形態のように構成する
と、DAC回路13のビット数を上げることなく実質上
の分解能を上げ、よりきめ細かい補償データを得ること
ができるとともに、ローパスフィルタ回路の時定数も小
さく抑えることができる効果が得られる。また、記憶演
算回路のメモリ容量も、補償データを1ビット分上げる
ために、通常なら2倍に拡充する必要があるが、この第
12形態では各領域のオフセットデータ分だけの増設で
可能となり、メモリ領域分割を最適化すれば1ビット分
以上の分解能の向上が期待できる効果がある。さらに
は、ビット数を上げることによるDAC回路やメモリの
コスト高、LSI専有面積の増加を抑えることができる
効果がある。
【0076】図13はこの発明の実施の第13形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示す。図13に示す第13形態においては、第
12形態と同様のミキサ回路56と電圧発生回路58に
加え、DAC回路13に入力する基準電圧Vrefを変化
させる可変回路57を設けたものである。可変回路57
は入力された基準電圧VrefをVref/(=Vref’)に
変化させる機能を持つ。なお、nの指定は記憶演算回路
55に記憶されている情報による。
【0077】上記第13形態の効果としては、第12形
態で得られる効果に加えて、可変回路を付加することに
より、DAC回路の出力電圧を1/nに設定できるた
め、上記第12形態では固定であったV1データ変化幅
をn倍に設定できる利点がある。すなわち、アセンブル
後であっても、メモリ領域分割を最適化すればnビット
分の分解能を向上させることができる利点がある。
【0078】図14はこの発明の実施の第14形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示す。図14に示す第14形態においては、第
12形態に示した電圧対容量変換回路53の等価容量C
Cに、1個または複数個のコンデンサとスイッチから構
成される容量C1を付加した電圧対容量変換回路61を
設けたものである。この電圧対容量変換回路61はスイ
ッチのON/OFFにより容量C1を調整する。このス
イッチは記憶演算回路60に記憶されているオフセット
データV10によりON/OFFされ、容量C1にて各領
域のオフセット分を設定できるようにしている。なお、
第14形態の効果は第12形態と同様である。
【0079】図15はこの発明の実施の第15形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示す。図15に示す第15形態においては、第
13形態で示した可変回路57と、第14形態で示した
電圧対容量変換回路61とを用いて構成したものであ
る。電圧対容量変換回路61は、等価容量CCに、1個
または複数個のコンデンサとスイッチから構成される容
量C1を付加したもので、記憶演算回路60に記憶され
ているオフセットデータV10によりスイッチがON/O
FFされて容量C1が設定される。なお、第15形態の
効果も第13形態と同様である。
【0080】図16はこの発明の実施の第16形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示すが、この第16形態ではサンプルホールド
・ローパスフィルタ回路14を省略した。図16におい
て、この第16形態では、温度補償タイミング発生回路
63をワンチップLSI20に設けるとともに、この温
度補償タイミング発生回路63に外部入力端子63Bを
付加し、動作ON/OFFの切り替えを可能としたもの
である。例えば、外部入力端子63Bに電圧V0(0
V)を印加している間は温度補償タイミング発生回路6
3を動作させ、周波数温度補償制御を行う。そして、外
部入力端子63Bに電圧V11(例えば3〜5V)を印加
している間は、温度補償タイミング発生回路63からの
信号63Aの出力を停止する。このとき、ADC回路1
1、記憶演算回路12およびDAC回路13の始動は行
われず、外部入力端子63Bに電圧V11印加開始時点の
制御電圧Vaが保持され、容量CCは一定値を取る。すな
わち、周波数温度補償動作が停止する。これにより、デ
ィジタル周波数制御による離散的周波数変動を無くすこ
とが可能となる。
【0081】上記実施の第16形態における効果は次の
ようになる。温度補償タイミング発生回路63の動作O
N/OFFを外部より行えるため、必要な期間だけ温度
補償を停止させ、ディジタル周波数制御による離散的周
波数変動を無くすことが可能となる。これは、不連続な
周波数変動が変復調に影響する携帯電話や無線システム
において、有効な機能となる。温度補償動作の停止期間
中は、水晶振動子の周波数温度特性がそのまま現れると
いう問題が考えられるが、(1)端末使用時は、急激な
周囲温度変化はないものと考えられるので、周波数安定
度を満足する、(2)連続的な周波数変動となり、ディ
ジタル制御による離散的周波数変動を回避できる、とい
う効果が得られる。なお、以下に述べる各実施の形態に
おいても同様な効果が得られる。
【0082】図17はこの発明の実施の第17形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示すが、この第17形態でもサンプルホールド
・ローパスフィルタ回路14を省略した。図17におい
て、この第17形態では、温度対電圧変換回路10とA
DC回路11との間にアナログ電圧保持回路64を介挿
したものである。アナログ電圧保持回路64には、外部
入力端子64Aが設けられていて、この入力端子64A
に電圧を印加して保持機能のON/OFFの切り替えが
可能となっている。すなわち、入力端子64Aに電圧V
0(例えば0V)を印加している間は、アナログ保持回
路64は温度対電圧変換回路10からのアナログ電圧V
tをそのままADC回路11へスルーする。
【0083】そして、入力端子64Aに電圧V11(例え
ば3〜5V)を印加している間は、アナログ電圧保持回
路64は電圧V11印加開始時点のアナログ電圧Vtを保
持し、温度対電圧変換回路10からのアナログ電圧が変
化しても、アナログ電圧保持回路64は保持したアナロ
グ電圧VtをADC回路11へ出力する。このとき、A
DC回路11から出力される温度データT、記憶演算回
路12から出力される補償データV1およびDAC回路
13から出力される制御電圧Vaは全て一定となり、容
量CCも一定値を取る。すなわち、周波数温度補償動作
が停止し、第16形態と同様な効果を得る。
【0084】図18はこの発明の実施の第18形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示すが、この第18形態でもサンプルホールド
ローパスフィルタ回路14を省略した。図18におい
て、この第18形態では、ADC回路11と記憶演算回
路12との間にラッチ回路65を介挿したものである。
ラッチ回路65には、外部入力端子65Aが設けられて
いて、この入力端子65Aに電圧を印加してラッチ機能
のON/OFFの切り替えが可能となっている。すなわ
ち、入力端子65Aに電圧V0(例えば0V)を印加し
ている間は、ラッチ回路65はADC回路11からの温
度データTをそのまま記憶演算回路12へスルーする。
【0085】そして、入力端子65Aに電圧V11(例え
ば3〜5V)を印加している間は、ラッチ回路65は電
圧V11印加開始時点の温度データTをラッチし、ADC
回路11からの温度データTが変化しても、ラッチ回路
65は保持した温度データTを記憶演算回路12へ出力
する。このとき、記憶演算回路12から出力される補償
データV1およびDAC回路13から出力される制御電
圧Vaは全て一定となり、容量CCも一定値を取る。すな
わち、周波数温度補償動作が停止し、第16形態と同様
な効果を得る。
【0086】図19はこの発明の実施の第19形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示すが、この第19形態でもサンプルホールド
・ローパスフィルタ回路14を省略した。図19におい
て、この第19形態では、記憶演算回路12とDAC回
路13との間に、ラッチ回路66を介挿したものであ
る。ラッチ回路66には、外部入力端子66Aが設けら
れていて、この入力端子66Aに電圧を印加してラッチ
機能のON/OFFの切り替えが可能となっている。す
なわち、入力端子66Aに電圧V0(例えば0V)を印
加している間は、ラッチ回路66は記憶演算回路12か
らの補償データV1をそのままDAC回路13へスルー
する。
【0087】そして、入力端子66Aに電圧V11(例え
ば3〜5V)を印加している間は、ラッチ回路66は電
圧V11印加開始時点の補償データV1をラッチし、記憶
演算回路12からの補償データV1が変化しても、ラッ
チ回路66はラッチした補償データV1をDAC回路1
3へ出力する。このとき、DAC回路13から出力され
る制御電圧Vaは全て一定となり、容量CCも一定値を取
る。すなわち、周波数温度補償動作が停止し、第16形
態と同様な効果を得る。
【0088】図20はこの発明の実施の第20形態を述
べるブロック構成図で、図21と同一部分には同一符号
を付して示すが、この第20形態でもサンプルホールド
・ローパスフィルタ回路14を省略した。図20におい
て、この第20形態では、DAC回路13と電圧対容量
変換回路15との間にアナログ電圧保持回路67を介挿
したものである。アナログ電圧保持回路67には、外部
入力端子67Aが設けられていて、この入力端子67A
に電圧を印加して保持機能のON/OFFの切り替えが
可能となっている。すなわち、入力端子67Aに電圧V
0(例えば0V)を印加している間は、アナログ電圧保
持回路67はDAC回路13からの制御電圧Vaをその
まま電圧対容量変換回路15へスルーする。
【0089】そして、入力端子67Aに電圧V11(例え
ば3〜5V)を印加している間は、アナログ電圧保持回
路67は電圧V11印加開始時点の制御電圧Vaを保持
し、DAC回路13からの制御電圧Vaが変化しても、
アナログ電圧保持67は保持した制御電圧Vaを電圧対
容量変換回路15へ出力する。このとき、容量CCは一
定値を取る。すなわち、周波数温度補償動作が停止し、
第16形態と同様な効果を得る。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
温度補償タイミングのインターバル情報の設定が、搭載
されている水晶振動子の温度特性や周囲温度の変化許容
値および短時間周波数安定度から一意に決定でき、しか
も最適に行うことでき、これにより0.1ppm以下の周波
数変動に抑えることができるようになる。また、適用、
使用条件が予め推定できる場合には、インターバル情報
がLSIチップ上で設定できるので、チップの標準化が
可能で、低コスト化が図れる利点がある。さらに、適
用、使用条件が推定できない場合にも、適用、使用条件
に適合させてインターバル情報の設定ができるために、
実用性が向上するとともに、設備稼働率から大幅なコス
トダウンが可能となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示すブロック構成
図。
【図2】この発明の実施の第2形態を示すブロック構成
図。
【図3】周囲温度変化に対する周波数レスポンス特性
図。
【図4】この発明の実施の第6形態を示すブロック構成
図。
【図5】この発明の実施の第7形態を示すブロック構成
図。
【図6】この発明の実施の第8形態を示すブロック構成
図。
【図7】この発明の実施の第9形態を示すブロック構成
図。
【図8】この発明の実施の第10形態を示すブロック構
成図。
【図9】この発明の実施の第11形態を示すブロック構
成図。
【図10】メモリの内容例を示す特性図。
【図11】領域分割後のメモリ内容例を示す特性図。
【図12】この発明の実施の第12形態を示すブロック
構成図。
【図13】この発明の実施の第13形態を示すブロック
構成図。
【図14】この発明の実施の第14形態を示すブロック
構成図。
【図15】この発明の実施の第15形態を示すブロック
構成図。
【図16】この発明の実施の第16形態を示すブロック
構成図。
【図17】この発明の実施の第17形態を示すブロック
構成図。
【図18】この発明の実施の第18形態を示すブロック
構成図。
【図19】この発明の実施の第19形態を示すブロック
構成図。
【図20】この発明の実施の第20形態を示すブロック
構成図。
【図21】従来のDTCXOのブロック構成図。
【図22】温度変化による発振周波数の動きを示す特性
図。
【図23】DTCXO位相雑音特性図。
【図24】基準電圧Vrefのスペクトル特性図。
【符号の説明】
10…温度対電圧変換回路 11…ADC回路 13…DAC回路 14…サンプルホールド・ローパスフィルタ回路 15…電圧対容量変換回路 16…反転増幅器 20…ワンチップLSI 21…水晶振動子 30、31…区分 32…記憶演算回路 33…書き込み読み出しなどの切替機能回路 34…温度補償タイミング発生回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子の周囲温度をセンシングし、
    温度に対応したアナログ電圧を出力する温度対電圧変換
    回路と、この温度対電圧変換回路から出力されるアナロ
    グ電圧をディジタルの温度データに変換して供給され、
    この温度データにより記憶された水晶振動子毎の各温度
    で補償するデータを演算する記憶演算回路と、この記憶
    演算回路で演算され、出力されたデータをアナログ電圧
    に変換して供給されるサンプルホールド・ローパスフィ
    ルタ回路と、このフィルタ回路でアナログ電圧をサンプ
    ルホールドしてから適切な時定数を有するローパスフィ
    ルタで平滑して得た制御電圧が供給される電圧対容量変
    換回路と、この電圧対容量変換回路に供給される制御電
    圧に線形対応した等価容量を得、この等価容量と水晶振
    動子とで形成される水晶発振回路とを備えた温度補償水
    晶発振装置において、 前記記憶演算回路からのインタ
    ーバル情報が入力され、この情報に基づいて記憶演算回
    路のインターバル情報を可変指定する温度補償タイミン
    グ発生回路を設けたことを特徴とするディジタル温度補
    償水晶発振装置。
  2. 【請求項2】 インターフェイス端子を有し、前記記憶
    演算回路にインターフェイス端子を介して温度補償デー
    タやインターバル情報を書き込んだり、記憶演算回路か
    ら読み出したりする書き込み読み出し切替機能回路を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のディジタル温度補
    償水晶発振装置。
  3. 【請求項3】 インターバル情報を製造プロセス毎に適
    合した値に設定し、そのインターバル情報を切替機能回
    路のインタフェース端子からの信号により指定したこと
    を特徴とする請求項2記載のディジタル温度補償水晶発
    振装置。
  4. 【請求項4】 水晶振動子の周囲温度をセンシングし、
    温度に対応したアナログ電圧を出力する温度対電圧変換
    回路と、この温度対電圧変換回路から出力されるアナロ
    グ電圧をディジタルの温度データに変換して供給され、
    この温度データにより記憶された水晶振動子毎の各温度
    で補償するデータを演算する記憶演算回路と、この記憶
    演算回路で演算され、出力されたデータをアナログ電圧
    に変換して供給されるサンプルホールド・ローパスフィ
    ルタ回路と、このフィルタ回路でアナログ電圧をサンプ
    ルホールドしてから適切な時定数を有するローパスフィ
    ルタで平滑して得た制御電圧が供給される電圧対容量変
    換回路と、この電圧対容量変換回路に供給される制御電
    圧に線形対応した等価容量を得、この等価容量と水晶振
    動子とで形成される水晶発振回路とを備えた温度補償水
    晶発振装置において、 内蔵する発振器出力或いは前記
    水晶発振回路の出力を用いて温度補償タイミングインタ
    ーバル情報を作成する温度補償タイミング発生機能回路
    を設け、この機能回路に設けられるインターバル情報選
    択端子を開放、短絡させて前記記憶演算回路に与えるイ
    ンターバル情報を可変させるようにしたことを特徴とす
    るディジタル温度補償水晶発振装置。
  5. 【請求項5】 前記インターバル選択端子を複数個設け
    て、最適なインターバル情報に固定することを特徴とす
    る請求項4記載のディジタル温度補償水晶発振装置。
  6. 【請求項6】 温度補償水晶発振装置をパッケージに収
    納し、そのパッケージにインターバル選択端子を導出
    し、その導出した端子を開放、短絡させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項4および5記載のディジタル温度
    補償水晶発振装置。
  7. 【請求項7】 水晶振動子の周囲温度をセンシングし、
    温度に対応したアナログ電圧を出力する温度対電圧変換
    回路と、この温度対電圧変換回路から出力されるアナロ
    グ電圧をディジタルの温度データに変換して供給され、
    この温度データにより記憶された水晶振動子毎の各温度
    で補償するデータを演算する記憶演算回路と、この記憶
    演算回路で演算され、出力されたデータをアナログ電圧
    に変換して供給されるサンプルホールド・ローパスフィ
    ルタ回路と、このフィルタ回路でアナログ電圧をサンプ
    ルホールドしてから適切な時定数を有するローパスフィ
    ルタで平滑して得た制御電圧が供給される電圧対容量変
    換回路と、この電圧対容量変換回路に供給される制御電
    圧に線形対応した等価容量を得、この等価容量と水晶振
    動子とで形成される水晶発振回路と、外部から駆動電源
    を受け、前記各回路に直接或いは定電圧化した基準電圧
    を供給する機能回路とを備えた温度補償水晶発振装置に
    おいて、 前記機能回路から出力される基準電圧を雑音除去回路を
    介して各回路に供給するようにしたことを含むディジタ
    ル温度補償水晶発振装置。
  8. 【請求項8】 前記雑音除去回路は、可変指定可能素子
    から構成され、前記記憶演算回路からの素子値情報によ
    り最適な素子値に設定することを特徴とする請求項7記
    載のディジタル温度補償水晶発振装置。
  9. 【請求項9】 前記雑音除去回路は、能動素子から構成
    されたことを特徴とする請求項7記載のディジタル温度
    補償水晶発振装置。
  10. 【請求項10】 前記機能回路から出力される基準電圧
    と外部回路から供給される基準電圧とを前記記憶演算回
    路からの切替情報あるいは外部からの切替情報により切
    替可能な切替回路を設けたことを特徴とする請求項7記
    載のディジタル温度補償水晶発振装置。
  11. 【請求項11】 前記機能回路は、基準電圧信号高域阻
    止回路を備えたことを特徴とする請求項7記載のディジ
    タル温度補償水晶発振装置。
  12. 【請求項12】 水晶振動子の周囲温度をセンシング
    し、温度に対応したアナログ電圧を出力する温度対電圧
    変換回路と、この温度対電圧変換回路から出力されるア
    ナログ電圧をディジタルの温度データに変換して供給さ
    れ、この温度データにより記憶された水晶振動子毎の各
    温度で補償するデータを演算する記憶演算回路と、この
    記憶演算回路で演算され、出力されたデータをアナログ
    電圧に変換して供給されるサンプルホールド・ローパス
    フィルタ回路と、このフィルタ回路でアナログ電圧をサ
    ンプルホールドしてから適切な時定数を有するローパス
    フィルタで平滑して得た制御電圧が供給される電圧対容
    量変換回路と、この電圧対容量変換回路に供給される制
    御電圧に線形対応した等価容量を得、この等価容量と水
    晶振動子とで形成される水晶発振回路とを備えた温度補
    償水晶発振装置において、 前記サンプルホールド・ローパスフィルタ回路と電圧対
    容量変換回路との電路間にミキサ回路を設け、このミキ
    サ回路で前記記憶演算回路に記憶されているオフセット
    データにより制御される電圧発生回路から発生されるオ
    フセット電圧とサンプルホールド・ローパスフィルタ回
    路からの制御電圧とを加算してその加算値で電圧対容量
    変換回路を制御したことを特徴とするディジタル温度補
    償水晶発振装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶演算回路で演算されたデータ
    をアナログ電圧に変換して前記サンプルホールド・ロー
    パスフィルタ回路に供給する際に、アナログ電圧に変換
    する回路に入力する基準電圧を可変回路で変化させると
    ともに、その可変回路は前記記憶演算回路に記憶されて
    いる情報により制御することを特徴とする請求項12記
    載のディジタル温度補償水晶発振装置。
  14. 【請求項14】 前記電圧対容量変換回路の等価容量
    に、コンデンサとスイッチの直列回路を付加できるよう
    にスイッチを前記記憶演算回路に記憶されている情報で
    ON/OFFするようにした請求項12記載のディジタ
    ル温度補償水晶発振装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶演算回路で演算されたデータ
    をアナログ電圧に変換して前記サンプルホールド・ロー
    パスフィルタ回路に供給する際に、アナログ電圧に変換
    する回路に入力する基準電圧を可変回路で変化させると
    ともに、その可変回路は前記記憶演算回路に記憶されて
    いる情報により制御することを特徴とする請求項12記
    載のディジタル温度補償水晶発振装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶演算回路に設けられる温度デ
    ータ格納メモリは、メモリ分割数を増やして補償データ
    変化幅の倍率を大きくして補償データの分解能を上げる
    ようにしたことを特徴とする請求項12〜15記載のデ
    ィジタル温度補償水晶発振装置。
  17. 【請求項17】 水晶振動子の周囲温度をセンシング
    し、温度に対応したアナログ電圧を出力する温度対電圧
    変換回路と、この温度対電圧変換回路から出力されるア
    ナログ電圧をディジタルの温度データに変換するアナロ
    グ・ディジタル変換回路と、この変換回路から出力され
    る温度データが供給され、この温度データにより記憶さ
    れた水晶振動子毎の各温度で補償するデータを演算する
    記憶演算回路と、この記憶演算回路で演算された出力デ
    ータをアナログ電圧に変換するディジタル・アナログ変
    換回路と、この変換回路から出力されるアナログ電圧を
    制御電圧として供給される電圧対容量変換回路と、この
    電圧対容量変換回路に供給される制御電圧に線形対応し
    た等価容量を得、この等価容量と水晶振動子とで形成さ
    れる水晶発振回路とを備えた温度補償水晶発振装置にお
    いて、 外部入力に応じて動作制御される温度補償タイミング発
    生回路を設け、外部入力に応じてタイミング発生回路か
    ら出力される動作出力により前記両変換回路と記憶演算
    回路を制御して周波数温度補償制御を行うことを特徴と
    するディジタル温度補償水晶発振装置。
  18. 【請求項18】 前記温度対電圧変換回路とアナログ・
    ディジタル変換回路との電路に、またはディジタル・ア
    ナログ変換回路と電圧対容量変換回路との電路に外部入
    力に応じて保持機能のON/OFFが行われるアナログ
    電圧保持回路を設けたことを特徴とする請求項17記載
    のディジタル温度補償水晶発振装置。
  19. 【請求項19】 前記アナログ・ディジタル変換回路と
    記憶演算回路との電路に、または記憶演算回路とディジ
    タル・アナログ変換回路との電路に外部入力に応じてラ
    ッチ機能のON/OFFが行われるラッチ回路を設けた
    ことを特徴とする請求項17記載の電路に温度補償水晶
    発振装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004918A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Sharp Corp 携帯通信端末及びその温度補償方法
JP2013059007A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Citizen Holdings Co Ltd 振動子ユニット、発振回路及び受信回路
JP2016134735A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器及び移動体
JP2016187160A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器、および移動体
JP2017092744A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
JP2018152754A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 セイコーエプソン株式会社 D/a変換回路、回路装置、発振器、電子機器及び移動体

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