JPH10289028A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

Info

Publication number
JPH10289028A
JPH10289028A JP11188897A JP11188897A JPH10289028A JP H10289028 A JPH10289028 A JP H10289028A JP 11188897 A JP11188897 A JP 11188897A JP 11188897 A JP11188897 A JP 11188897A JP H10289028 A JPH10289028 A JP H10289028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
lever
lock
plate
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11188897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Takahashi
重任 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP11188897A priority Critical patent/JPH10289028A/ja
Publication of JPH10289028A publication Critical patent/JPH10289028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックレバーに連動して回動されるレバー停
止用リンクを、簡単な構造にする。 【解決手段】 支持軸7に対し、ロックレバー6とバル
ブロック用リンク8を固着して取付け、レバー停止用リ
ンク31は支持軸7に対して遊嵌して取付ける。バルブ
ロック用リンク8にはロックバルブ10がロッド9を介
して連結され、レバー停止用リンク31にはレバー停止
部材がケーブル18を介して連結される。バルブロック
用リンク8の回動に対して追従するレバー停止用リンク
31は、単一の板状リンク32と、この板状リンク32
に取付けられた2本の当接ピン33とから構成する。レ
バー停止用リンク31は1枚の板材を加工するだけでよ
いから、加工が簡単で容易に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に関し、操作レバーの誤
動作を防止することのできる建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械の一つである油圧ショ
ベルには、その運転席の近傍に多数の操作レバー装置が
配置されている。ここで、操作レバー装置は、運転席の
両側に配設され、ブーム、アーム、バケットからなるフ
ロントの掘削作業と上部旋回体による旋回作業を行わせ
る作業用操作レバーと、運転席の前方に配設され、油圧
ショベルの前,後進を行う左右一対の走行用操作レバー
と、エンジンを制御するエンジン用操作レバーとから大
略構成されている。また、操作レバー装置には、各作業
用操作レバーの誤動作を防止するため、ロックレバーに
よって作業用操作レバーの操作を無効にするロック機構
と、各走行用操作レバーの誤動作を防止するため、前記
ロック機構に追従して動作するレバー停止機構とを備え
たものがある。
【0003】この種の建設機械について、走行用操作レ
バーの誤動作を防止するために、レバー停止機構を備え
たものとして、特開平4−203031号に示すものが
知られている。
【0004】ここで、特開平4−203031号に示さ
れる従来技術による建設機械の操作レバー装置につい
て、図6ないし図10を参照しつつ説明する。
【0005】1は従来技術による操作レバー装置が適用
される油圧ショベルの運転室を示し、該運転室1は、下
部走行体に旋回可能に設けられた上部旋回体(いずれも
図示せず)の前方側に配置され、該運転室1の側面に
は、運転者が乗降するための乗降用ドア2が設けられ、
内部の床板3上には運転席4が設置されている。
【0006】5,5は運転席4の両側に配設され、油圧
パイロット弁を作動する作業用操作レバー(一方のみ図
示)で、該各作業用操作レバー5は、上部旋回体の前方
に配設されたブーム、アーム、バケットからなるフロン
ト(いずれも図示せず)を動かすと共に、上部旋回体を
旋回させるものである。また、該各作業用操作レバー5
から出力されるパイロット圧は、図示しない油圧回路を
構成する油圧制御弁に供給され、フロントによる掘削作
業、上部旋回体の旋回動作を行わせる。
【0007】6は運転席4の側面に配設され、床板3よ
りも若干上側に固定された支持軸7が回動中心となった
ロックレバーを示し、該ロックレバー6は、基端側に形
成され、支持軸7が挿入される軸穴6Aを有するブロッ
ク状の支持体6Bと、先端側に設けられたグリップ6C
とから構成されている。そして、ロックレバー6はピン
6Dを用いて支持軸7に固着されている。また、図7に
示すように、ロックレバー6がロック位置Aにあるとき
には、運転席4と後述する各走行用操作レバー11との
間に形成される乗降用通路を開き、ロック解除位置Bに
あるときには、この乗降用通路を塞ぐように、支持軸7
を中心とした回動を行う。
【0008】8は支持軸7に固着した状態で、前記ロッ
クレバー6に連結して設けられたバルブロック用リンク
を示し、該バルブロック用リンク8は、基端側には支持
軸7が挿入される軸穴8Aが形成され、先端側にはロッ
ド9が連結されている。また、バルブロック用リンク8
はピン8Bを用いて支持軸7に固着されている。
【0009】10はロック装置となるロックバルブであ
り、該ロックバルブ10は、油圧回路の油圧制御弁を切
換制御するパイロット圧を遮断することにより、各作業
用操作レバー5の操作を無効にしてロック状態にするも
のである。そして、該ロックバルブ10は、ロッド9を
介してバルブロック用リンク8に連結されている。これ
により、ロックレバー6をロック位置Aにすると該バル
ブロック用リンク8がロック位置A1方向に回動し、ロ
ックバルブ10によってパイロット圧を遮断する。
【0010】11,11は運転席4の前方に配設され、
床板3よりも下側に位置した支持軸12が回動中心とな
った走行用操作レバー(一方のみ図示)を示し、該各走
行用操作レバー11は、支持軸12の下側には板状の走
行用リンク13が設けられている。また、該各走行用リ
ンク13は、それぞれ走行用ケーブル14により走行用
モータ(図示せず)の方向切換弁15に連結されてい
る。そして、該方向切換弁15を各走行用操作レバー1
1にて操作することにより、油圧ショベルの前,後進を
行う。さらに、該各走行用リンク13は後述するレバー
停止部材17の一部を構成している。
【0011】16,16は走行用操作ペダル(一方のみ
図示)で、該各走行用操作ペダル16は、床板3近傍に
位置した各走行用操作レバー11の途中に一体的に設け
られ、該各走行用操作レバー11の操作を運転者が足で
も操作できるようにしている。
【0012】17は床板3よりも下側に位置したレバー
停止部材を示し、該レバー停止部材17は、前述した一
対の走行用リンク13と、該各走行用リンク13を規制
する幅狭部分と解除する幅広部分とを有する溝が形成さ
れたレバー停止用プレート(図示せず)とから構成され
ている。そして、該レバー停止用プレートは、ケーブル
18を介して後述するレバー停止用リンク19に連結さ
れている。
【0013】19は支持軸7に遊嵌されたレバー停止用
リンクを示し、該レバー停止用リンク19は、図9に示
す如く、支持軸7が挿入される軸穴20Aとケーブル連
結穴20Bとが穿設された長方形状の主リンク板20
と、該主リンク板20の裏面側に溶接された正方形状の
補強板21と、前記主リンク板20の裏面側に溶接さ
れ、基端側が平板部22Aとなり先端が90度に屈曲し
た当接部22BとなるL形当接板22と、前記主リンク
板20の前面側に溶接され、該L形当接板22の当接部
22Bと軸穴20Aを中心として所定角度αだけ離間し
た平形当接板23とから構成されている。
【0014】また、レバー停止用リンク19の軸穴20
Aには支持軸7が挿入され、ケーブル連結穴20Bには
ケーブル18が接続されている。さらに、該レバー停止
用リンク19は、ロックレバー6の動きをレバー停止部
材17に伝達するものである。
【0015】ここで、レバー停止用リンク19とバルブ
ロック用リンク8との配置関係を、図10に基づいて説
明するに、リンク8,19は支持軸7に支持され、バル
ブロック用リンク8の回動方向の両側面には、隙間を介
してL形当接板22の当接部22Bと平形当接板23が
配置され、該当接部22Bと平形当接板23により、バ
ルブロック用リンク8の回動をレバー停止用リンク19
に伝達する。
【0016】即ち、バルブロック用リンク8を実線で示
すロック位置A1に回動すると、レバー停止用リンク1
9の当接部22Bがバルブロック用リンク8の一方の側
面に当接し、レバー停止用リンク19を停止位置A2ま
で回動させる。
【0017】一方、バルブロック用リンク8を一点鎖線
で示す解除位置B1に回動すると、レバー停止用リンク
19の平形当接板23がバルブロック用リンク8の他方
の側面に当接し、レバー停止用リンク19を解除位置B
2まで回動させる。
【0018】24は支持軸7に固着した状態で設けられ
た復帰用リンクで、該復帰用リンク24は、基端側に支
持軸7が挿入される軸穴24Aが形成され、先端側には
復帰ばね25が配設されている。そして、復帰用リンク
24はピン24Bによって支持軸7に固着されている。
【0019】26,26,26はスペーサで、該各スペ
ーサ26には支持軸7が挿入され、該各スペーサ26は
前記支持軸7に軸支されるロックレバー6、バルブロッ
ク用リンク8、レバー停止用リンク19、復帰用リンク
24の間にそれぞれ配設されている。
【0020】このように構成される従来技術では、運転
者が運転席4から離れる場合等に、ロックレバー6をロ
ック位置Aにすると、図10のように、バルブロック用
リンク8がロック位置A1となり、ロッド9を介してロ
ックバルブ10を作動させる。これにより、各作業用操
作レバー5の作動をロック状態にし、該作業用操作レバ
ー5の操作を無効にする。
【0021】これと同時に、バルブロック用リンク8が
ロック位置A1に回動することにより、バルブロック用
リンク8の一方の側面がレバー停止用リンク19の当接
部22Bに当接して停止位置A2に回動される。このよ
うに、レバー停止用リンク19が回動されると、ケーブ
ル18が変位してレバー停止部材17を作動させ、各走
行用操作レバー11が倒れるのを規制して操作停止状態
にする。
【0022】一方、油圧ショベルを稼働するため、運転
者が運転席4に着座し、ロックレバー6を解除位置Bに
すると、バルブロック用リンク8が解除位置B1とな
り、ロッド9を介してロックバルブ10を解除する。各
作業用操作レバー5をロック解除状態とし、油圧パイロ
ット弁からのパイロット圧が油圧回路に供給可能とす
る。
【0023】これと同時に、バルブロック用リンク8が
解除位置B1に回動することにより、バルブロック用リ
ンク8の他方の側面が、レバー停止用リンク19の平形
当接板23に当接し、該レバー停止用リンク19を解除
位置B2に回動する。このように、レバー停止用リンク
19が回動されると、レバー停止部材17が作動し、各
走行用操作レバー11を操作許可状態にする。
【0024】このように、ロックレバー6のロックと解
除により、各作業用操作レバー5と各走行用操作レバー
11の操作停止と操作許可を行うようにしたから、各作
業用操作レバー5と各走行用操作レバー11による誤動
作を防止できる。
【0025】しかも、ロックレバー6は、該ロックレバ
ー6が解除位置Bにあるときには、運転者が乗降すると
きの通路を塞ぐように、運転席4の側面に配設されてい
る。このため、運転者は、特に降りる時に通路を確保す
るために、ロックレバー6を必ずロック位置Aにしてか
ら降りるようになる。従って、運転者が運転席4から降
りるときに、各作業用操作レバー5と各走行用操作レバ
ー11とペダル16に不用意に接触したとしても、誤作
動することなく、安全性を確保できる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による建設機械では、ロックレバー6を操作した
ときロックバルブ10と連動して動くレバー停止用リン
ク19を、主リンク板20、補強板21、L形当接板2
2、平形当接板23の4枚の板体から構成し、該主リン
ク板20、補強板21、L形当接板22、平形当接板2
3は、それぞれ溶接等の手段により固着して形成してい
る。このため、該レバー停止用リンク19は、部品点数
が増え、製造工数が多くなって、コストも嵩むという問
題点がある。
【0027】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はロックレバーに連動して回動さ
れるレバー停止用リンクを、簡単な形状で容易に形成で
きる建設機械を提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明による建設機械は、運転席近傍に設けら
れたロックレバーと、該ロックレバーによって回動され
るロック用リンクと、該ロック用リンクに連結して設け
られ、前記ロックレバーの操作によって機械の作動をロ
ック状態とロック解除状態とに切換えるロック装置と、
前記ロックレバーと異なる位置で前記運転席近傍に設け
られた操作レバーと、前記ロック用リンクと隣接した状
態で同軸に設けられ、前記ロックレバーを操作したとき
前記ロック装置と連動して前記操作レバーを操作許可状
態と操作停止状態とに切換えるレバー停止用リンクとか
ら構成している。
【0029】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記レバー停止用リンクを単一の板体からなる
板状リンクにより形成し、該板状リンクには前記ロック
用リンクを回動方向の両側から挟む2個の突起を設けた
ことにある。
【0030】このように構成したことにより、レバー停
止用リンクを単一の板状リンクとし、該板状リンクに2
個の突起を設けるだけでよく、溶接等の手段を施すこと
なく容易に形成できる。しかも、各突起はロック用リン
クの回動方向の両側に位置しているから、レバー停止用
リンクをロック用リンクに連動して動くようにできる。
これにより、レバー停止用リンクの回動をロックレバー
の動きに連動でき、操作レバーを操作許可状態と操作停
止状態に切換えることができる。
【0031】請求項2の発明は、レバー停止用リンクに
設けた突起を、板状リンクから突出するピン部材によっ
て形成する構成としたことにある。
【0032】請求項3の発明は、板状リンクに、支持軸
が挿入される軸穴を穿設すると共に、該軸穴を中心とし
て径方向に所定寸法離間し、周方向に所定角度離間した
位置に2個のピン穴を穿設する構成としたことにある。
【0033】請求項4の発明は、ロック装置を、機械の
フロントを作動する油圧回路をロック状態とロック解除
状態とに切換えるロックバルブにより構成したことにあ
る。
【0034】このように、このロックバルブをパイロッ
ト油圧回路の途中に設けておくことにより、油圧回路の
制御弁に供給するパイロット圧を遮断することができ
る。
【0035】請求項5の発明は、ロックレバーを運転席
の側面に設け、前記ロックレバーのロック時には運転者
が乗降するときの通路を確保し、ロック解除時にはこの
通路を塞ぐ位置に回動する構成としたことにある。
【0036】これにより、運転者が降車するときには、
ロックレバーが邪魔にならないように、該ロックレバー
を必然的にロック位置し、一方運転者が運転席に着席し
たときには、ロックレバーをロック解除位置に回動する
ことにより、建設機械の運転を可能とする。
【0037】請求項6の発明は、操作レバーを、運転席
の前方位置に設けられた走行用操作レバーとして構成し
たことにある。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図1ないし図4を参照しつつ詳細に説明する。な
お、実施の形態では前述した従来技術と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0039】31は従来技術のレバー停止用リンク19
に代えて本実施例に用いられるレバー停止用リンクを示
し、該レバー停止用リンク31は、単一の板体からなる
後述の板状リンク32と、該板状リンク32に立設され
た突起となる2本の当接ピン33とから構成されてい
る。また、該レバー停止用リンク31は、ロックレバー
6の動きをレバー停止部材17に伝達するものである。
【0040】32はレバー停止用リンク31の基材をな
す略Y字状の板状リンクで、該板状リンク32は、図2
に示すように、基端側に位置して穿設され、支持軸7が
挿入される軸穴32Aと、先端側に穿設され、レバー停
止部材に連結されるケーブル18が接続されるケーブル
連結穴32Bと、前記軸穴32Aを中心として径方向に
所定寸法aを離間し、周方向に所定角度αだけ離間した
位置に穿設された2個のピン穴32C,32Cとから構
成されている。
【0041】33,33は当接ピンで、該各当接ピン3
3は縦割りピンによって形成され、該各当接ピン33
は、図3に示すように、前記板状リンク32の各ピン穴
32Cに固着され、該板状リンク32から突出した状態
で設けられている。
【0042】次に、レバー停止用リンク31とバルブロ
ック用リンク8との配置関係を、図4に基づいて説明す
ると、バルブロック用リンク8とレバー停止用リンク3
1は支持軸7に同軸に支持され、当接ピン33,33は
バルブロック用リンク8の回動方向の両側を挟むように
配置されている。これにより、バルブロック用リンク8
が回動されると、該バルブロック用リンク8はレバー停
止用リンク31を構成する2個の当接ピン33のいずれ
かに当接し、該レバー停止用リンク31がバルブロック
用リンク8に追従して回動される。
【0043】即ち、バルブロック用リンク8を実線で示
すロック位置A1に回動すると、レバー停止用リンク3
1の左側の当接ピン33がバルブロック用リンク8の一
方の側面に当接し、該レバー停止用リンク31を停止位
置A2に回動する。
【0044】一方、バルブロック用リンク8を一点鎖線
で示す解除位置B1に回動すると、レバー停止用リンク
31の右側の当接ピン33がバルブロック用リンク8の
他方の側面に当接し、該レバー停止用リンク31を解除
位置B2に回動する。
【0045】本実施例はこのように構成されるが、前述
した従来技術と同様に、運転者が運転席4から離れる場
合等に、ロックレバー6をロック位置A(図7参照)に
すると、ロッド9を介してロックバルブ10が作動し、
各作業用操作レバー5の作動をロック状態にし、該作業
用操作レバー5の操作を無効にする。これと同時に、バ
ルブロック用リンク8がロック位置に回動することによ
り、バルブロック用リンク8の一方の側面がレバー停止
用リンク31の左側に位置した当接ピン33に当接して
停止位置に回動される。レバー停止用リンク31が回動
されると、レバー停止部材17が作動し、各走行用操作
レバー11が倒れるのを規制して操作停止状態にする。
【0046】一方、油圧ショベルを稼働するため、運転
者が運転席4に着座し、ロックレバー6を解除位置B
(図7参照)にすると、ロッド9を介してロックバルブ
10が解除し、油圧パイロット弁からのパイロット圧が
油圧回路に供給可能とする。これと同時に、バルブロッ
ク用リンク8が解除位置に回動することにより、バルブ
ロック用リンク8の他方の側面が、レバー停止用リンク
31の右側に位置した当接ピン33に当接し、該レバー
停止用リンク31を解除位置に回動する。これにより、
レバー停止部材17が作動し、各走行用操作レバー11
を操作許可状態にする。
【0047】このように、ロックレバー6のロックと解
除により、各作業用操作レバー5と各走行用操作レバー
11の操作停止と操作許可を行うようにしたから、各作
業用操作レバー5と各走行用操作レバー11による誤動
作を防止することができる。
【0048】また、本実施例では、レバー停止用リンク
31を、単一の板体からなる板状リンク32と、該板状
リンク32に立設した2本の当接ピン33とから構成し
たから、板状リンク32は1枚の板体を打ち抜き加工、
または切削加工するだけでよく、また各当接ピン33は
ピン穴32Cに圧入して取付けるだけでよく、部品点数
が少なく、かつ簡単に製造することができる。
【0049】また、本実施例による板状リンク32は、
1枚の板体から加工し、当接ピン33をピン穴32Cに
取付けるだけでよいから、従来技術によるレバー停止リ
ンク19のように、4枚の板体を溶接等の手段により固
着して製造する必要がなく、製造工数を削減でき、大幅
なコスト低減も図ることができる。
【0050】なお、実施例では、機械の作動をロック状
態とロック解除状態とに切換えるロック装置を、パイロ
ット圧を遮断するロックバルブ10により構成するもの
として述べたが、本発明はこれに限らず、メインの油圧
回路を停止する停止手段等を用いてもよい。
【0051】また、ロックレバー6とバルブロック用リ
ンク8とは、支持軸7によって連結するようにしたが、
本発明はこれに限らず、図5に示す変形例のように、ロ
ックレバー6′とバルブロック用リンク8′を一体形成
してもよい。
【0052】また、レバー停止用リンクによって操作停
止状態とする操作レバーを走行用操作レバー11とした
が、これに限らず、作業用操作レバー5を操作可能状態
と操作停止状態とに切換える構成としてもよい。
【0053】さらに、板状リンク32の突起を、当接ピ
ン33として構成する場合を例示したが、本発明はこれ
に限らず、ピン穴32Cにボルトを螺着することによっ
て突起として構成してもよく、一方板状リンク32に対
して柱状物、棒状物等を圧入、螺着等の手段で取付ける
構成としてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、ロックレバーの動きを伝達するレバー停止用リ
ンクを、単一の板状リンクとし、該板状リンクに2個の
突起を設けるという簡単な構成にしたから、溶接等の手
段を施すことなく容易に形成することができる。しか
も、各突起はロック用リンクの回動方向の両側に位置し
ているから、レバー停止用リンクの回動をロックレバー
の動きに連動でき、操作レバーを操作許可状態と操作停
止状態に切換えることができ、操作レバーの誤動作を防
止して安全性を高めることができる。
【0055】請求項2の発明は、突起を、板状リンクか
ら突出するピン部材によって形成したから、板状リンク
に突起を簡単に取付けることができる。
【0056】請求項3の発明は、板状リンクを、支持軸
が挿入される軸穴を穿設すると共に、該軸穴を中心とし
て径方向に所定寸法離間し、周方向に所定角度離間した
位置に2個のピン穴を穿設する構成としたから、板状リ
ンクの加工が簡単である。
【0057】請求項4の発明は、ロック装置を、機械の
フロントを作動する油圧回路をロック状態とロック解除
状態とに切換えるロックバルブにより構成したから、こ
のロックバルブをパイロット油圧回路の途中に設けてお
くことにより、油圧回路に供給するパイロット圧を遮断
することができ、建設機械の作動をロック状態とロック
解除状態とに切換えることができる。
【0058】請求項5の発明は、ロックレバーを運転席
の側面に設け、前記ロックレバーのロック時には運転者
が乗降するときの通路を確保し、ロック解除時にはこの
通路を塞ぐ位置に回動する構成としたから、運転者が乗
降するときの動作に応じてロック装置と操作レバーと
を、同時にロック状態またはロック解除状態に切換える
ことができる。
【0059】請求項6の発明は、操作レバーを、運転席
の前方位置に設けられた走行用操作レバーとすることに
より、建設機械の走行操作時の安全性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるレバー停止用リンクを、
ロックレバー、バルブロック用リンク、復帰用リンクと
共に支持軸に支持する状態を示す分解斜視図である。
【図2】レバー停止用リンクの板状リンクを示す平面図
である。
【図3】図1中の板状リンクと当接ピンを示す分解斜視
図である。
【図4】実施例によるレバー停止用リンクとバルブロッ
ク用リンクの配置関係を示す側面図である。
【図5】本発明の変形例によるレバー停止用リンクを、
ロックレバー、バルブロック用リンク、復帰用リンクと
共に支持軸に支持する状態を示す分解斜視図である。
【図6】従来技術による建設機械の運転室を示す要部断
面図である。
【図7】図6中の要部を拡大して示す断面図である。
【図8】従来技術によるレバー停止用リンクを、ロック
レバー、バルブロック用リンク、復帰用リンクと共に支
持軸に支持する状態を示す分解斜視図である。
【図9】図8中のレバー停止用リンクを拡大して示す斜
視図である。
【図10】従来技術によるレバー停止用リンクとバルブ
ロック用リンクの配置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
5 作業用操作レバー 6,6′ ロックレバー 8,8′ バルブロック用リンク 10 ロックバルブ(ロック装置) 11 走行用操作レバー 31 レバー停止用リンク 32 板状リンク 32A 軸穴 32C ピン穴 33 当接ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席近傍に設けられたロックレバー
    と、該ロックレバーによって回動されるロック用リンク
    と、該ロック用リンクに連結して設けられ、前記ロック
    レバーの操作によって機械の作動をロック状態とロック
    解除状態とに切換えるロック装置と、前記ロックレバー
    と異なる位置で前記運転席近傍に設けられた操作レバー
    と、前記ロック用リンクと隣接した状態で同軸に設けら
    れ、前記ロックレバーを操作したとき前記ロック装置と
    連動して前記操作レバーを操作許可状態と操作停止状態
    とに切換えるレバー停止用リンクとからなる建設機械に
    おいて、 前記レバー停止用リンクは単一の板体からなる板状リン
    クにより形成し、 該板状リンクには前記ロック用リンクを回動方向の両側
    から挟む2個の突起を設ける構成としたことを特徴とす
    る建設機械。
  2. 【請求項2】 前記各突起は、板状リンクから突出する
    ピン部材によって形成してなる請求項1記載の建設機
    械。
  3. 【請求項3】 前記板状リンクには、支持軸が挿入され
    る軸穴を穿設すると共に、該軸穴を中心として径方向に
    所定寸法離間し、周方向に所定角度離間した位置に2個
    のピン穴を穿設する構成としてなる請求項2記載の建設
    機械。
  4. 【請求項4】 前記ロック装置は、機械のフロントを作
    動する油圧回路をロック状態とロック解除状態とに切換
    えるロックバルブにより構成してなる請求項1,2また
    は3記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記ロックレバーは前記運転席の側面に
    設け、前記ロックレバーのロック時には運転者が乗降す
    るときの通路を確保し、ロック解除時にはこの通路を塞
    ぐ位置に回動する構成としてなる請求項1,2,3また
    は4記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記操作レバーは、運転席の前方位置に
    設けられた走行用操作レバーとして構成してなる請求項
    1,2,3,4または5記載の建設機械。
JP11188897A 1997-04-14 1997-04-14 建設機械 Pending JPH10289028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11188897A JPH10289028A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11188897A JPH10289028A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 建設機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10289028A true JPH10289028A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14572670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11188897A Pending JPH10289028A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10289028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140921A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 ヤンマー株式会社 旋回作業車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140921A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 ヤンマー株式会社 旋回作業車両
JP2013199763A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Yanmar Co Ltd 旋回作業車両
CN104204365A (zh) * 2012-03-23 2014-12-10 洋马株式会社 回转作业车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5847624B2 (ja) 旋回作業車両
CA2839316A1 (en) Electronic tag along
EP3412835B1 (en) Construction machine with pilot valve operated by a foot pedal
JPH10280481A (ja) 建設機械の操作レバー装置
JPH10289028A (ja) 建設機械
JP2582937B2 (ja) レバーロック装置
JP2009030248A (ja) 旋回作業車の運転操作部
JPH04250230A (ja) 車両系建設機械の安全装置
JP3373520B2 (ja) 作業車両の操作レバー固定装置
JPS61204425A (ja) 建設機械等の作業用レバ−
EP1018578B1 (en) Method and apparatus for locking machine
JP3458794B2 (ja) 建設機械のペダル機構
JP6735258B2 (ja) 作業車両
JP3005589B2 (ja) 操作レバーのロック装置
JPS63194037A (ja) 建設機械の操縦装置
JP4528210B2 (ja) 作業機械
JP2508304Y2 (ja) 建設機械の盗難防止用スイッチ装置
JP2558013Y2 (ja) 操縦装置
JPH07127104A (ja) 建設機械の安全装置
JPH0730771Y2 (ja) 建設機械の操作装置
JP2868321B2 (ja) 油圧作業機の操作機構
JPH0715859U (ja) 建設機械の走行レバーロック装置
JPH0230520Y2 (ja)
JP2002054180A (ja) モノレバー構造及びモノレバーのロック装置
JPS61294030A (ja) 旋回掘削機の操縦装置