JPH10288921A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10288921A
JPH10288921A JP9114500A JP11450097A JPH10288921A JP H10288921 A JPH10288921 A JP H10288921A JP 9114500 A JP9114500 A JP 9114500A JP 11450097 A JP11450097 A JP 11450097A JP H10288921 A JPH10288921 A JP H10288921A
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JP
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image
vibration
image forming
forming apparatus
detecting
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JP9114500A
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Hiroshi Hosaka
弘史 保坂
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成中に装置が振動しても、使用者の手
を借りることなく、極力短時間で正常な画像形成を再度
行って出力し、不良画像の出力を無くすのに好適な画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 移動体の所定の基準を検出してタイミン
グを合わせる画像形成装置において、装置の振動を検出
する手段を設け、装置の振動が検出された際には、その
画像形成を無効とし、画像形成を無効としても、自動的
に再度、画像形成を行うことを可能とする。また、画像
形成装置は、画像を格納する記憶媒体を有しており、無
効化された画像は、記憶媒体より送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置が振動すること
に起因する画像不良を防止するのに好適な画像形成装置
にかかり、特に特に移動体にある位置合わせ基準用のマ
ークを検出して画像重畳を行う画像形成装置に有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、装置自体の重量
が重く、少々の振勤でも画像に影響することはなった。
又、従来の画像形成装置において、大きな振勤により画
像に影響が出たとしても、それはオペレータによって使
用条件が悪いと認識され、機械として振動による異常を
検出することはなかった。
【0003】しかし、近年、装置の軽量化が進められて
おり、少しの外的振動でも作像系に振動が伝わり、出力
画像に影響がでる可能性が生じている。又、画像重畳す
るフルカラー画像形成装置においては、微量な振動でも
転写紙出力に位置ずれとなって表面化し、使用者の要求
次第では画像出力をみてから再度、画像を取り直さなけ
ればならない事態が生じることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の画像形成装置においては、装置に人やものがぶつかっ
て振動が発生した場合に、画像不良を生じる可能性があ
る。例えば、画像転写前に、画像形成装置に大きな振動
を与えると、紙先端のレジスト位置がずれる可能性があ
る。又、デジタル画像においては、バンディング等の原
因にもなる。更に、画像重畳を行うフルカラー画像形成
の際に振動が発生すると、位置ずれを発生するので、単
色の画像より少しの振勤で画像不良への影響が大きくな
る可能性がある。
【0005】本発明は、上記した従来技術の不具合を解
決するために成されたものであり、画像形成中に装置が
振動しても、使用者の手を借りることなく、極力短時間
で正常な画像形成を再度行って出力し、不良画像の出力
を無くすのに好適な画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、移動体の所定の基準を検出してタイミングを合
わせる画像形成装置において、装置の振動を検出する手
段を有していることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、装置の振動が検出された
際には、その画像形成を無効とすることを特徴としてい
る。
【0008】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、画像形成を無効として
も、自動的に再度、画像形成を行うことを特徴としてい
る。請求項4記載の画像形成装置は、請求項3記載の画
像形成装置において、画像を格納する記憶媒体を有して
おり、無効化された画像は、記憶媒体より送出されるこ
とが可能であることを特徴としている。請求項5記載の
画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置におい
て、基準となるマークを位置合わせ用として使用し、画
像重畳を行うことを特徴としている。請求項6記載の画
像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、
画像重畳を行う処理時に所定のタイミング内に振動を検
出した場合には、そのときの画像形成を無効とし、再度
の基準のマーク検出により異常検出後に画像形成予定で
あった画像形成を行い、画像重畳を可絶とすることを特
徴としている。請求項7記載の画像形成装置は、請求項
1記載の画像形成装置において、振動を検出する手段
は、複数の大きさの振動レベル検出することが可能であ
ることを特徴としている。請求項8記載の画像形成装置
は、請求項7記載の画像形成装置において、振勤を検出
する手段が検出した振動レベルに応じて処理を変更する
ことを可能とすることを特徴としている。請求項9記載
の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置におい
て、振動を検出する手段が振動を検出した際に、操作部
に振動を検出したことを表示することを特徴としてい
る。請求項10記載の画像形成装置は、請求項1記載の
画像形成装置において、振動を検出するセンサは、装置
の傾きを検出することが可能であることを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に示す実施の形
態により、さらに詳細に本発明について説明する。図1
は、本発明に係わる画像形態装置の基本構成の一例を示
す説明図である。図1において、1は電子写真プロセス
によるカラー画像形成を行うプリンタ、2は画像データ
を取り込んでプリンタ1へ転送するスキャナ、3はプリ
ンタ1へ転写紙を供給するための給紙装置であるバン
ク、4はスキャナ2へ原稿を供給するための原稿給紙装
置(DF)、5はプリンタ1から排出される転写紙を仕
分けしたりする後処理装置であるソータである。図1に
示す一実施の形態としての画像形成装置の基本横成は、
従来からある複写機の構成と同様である。
【0010】図2は、図1に示す画像形成装置の全体を
制御する制御機構の1例を示すブロック図である。図2
において、100は電子写真プロセスシーケンス及び紙
搬送処理を制御するプリンタ制御部である。プリンタ制
御部100は、スキャナ制御部200及びバンク制御部
300及びソータ制御部500及びシステム制御部80
0との間で光ファイバシリアル通信によって接続されて
いる。したがって、プリンタ制御部100はバンク制御
部300及びソータ制御500部と光ファイバシリアル
通信によって接続されているため、コマンドにより作像
タイミングに応じた制御を行っている。
【0011】図2において、200はスキャナ制御部で
あり、原稿画像データの読み取り制御及び画像処理制御
を行う。また、スキャナ制御部200は、プリンタ制御
部100及びDF制御400及びシステム制御部800
との間で光ファイバシリアル通信によって接続されてい
る。したがって、スキャナ制御部200はDF制御40
0と光ファイバシリアル通信によって接続されているた
め、コマンドにより原稿供給シーケンスを制御してい
る。また、スキャナ制御部200は、画像データを格納
しておく記憶媒体である画像メモリ201を備えてお
り、スキャンする毎にスキャン画像を画像メモリ201
内に格納する。
【0012】図2において、800は図1に示す画像形
成装置におけるシステム全体を制御するシステム制御部
であり、操作部制御部900からの指定によりプリンタ
制御部100とスキャナ制御部200に作像条件を渡し
たり、システム全体の状態を管理制御し、表示指令を出
力する。また。図示するように、プリンタ制御部100
及びスキャナ制御部200及び操作部制御部900と
は、光ファイバシリアル通信によって接続されている。
さらに、言うまでもなく、必要に応じて、他の制御部と
光ファイバシリアル通信によって接続するように、構成
してもよい。
【0013】また、図2において、プリンタ制御部10
0とスキャナ制御部200は、画像重ね時の位置合わせ
及び転写紙と画像の位置合わせに厳しい精度を要求され
る。このため、プリンタ制御部100とスキャナ制御部
200は、前記したように、直接に、シーケンス制御が
可能な様に、光ファイバシリアル通信によって接続され
ている。そして、画像データをスキャナ制御部200か
らプリンタ制御部100に直接転送するデータバス20
2も装備されている。
【0014】図3は、図2に示すプリンタ制御部100
の詳細を示すブロック図である。図1において、101
はプログラム内容を演算して実行するCPU、102は
制御プログラムを内臓したROM、103はデータを格
納及び待避させるためのRAMであり、CPU101と
ROM102の間及びCPU101とRAM103の間
はデータバス及びアドレスバスによって接続されてい
る。
【0015】また、図3において、104は、各制御部
200,300,500,800との間でコマンド送受
信を行う為のシリアル通信コントローラであり、シリア
ル通信コントローラ104とCPU101との間は、デ
ータバス及びアドレスバスによって接続されている。1
05は、画像データの露光制御を行う書き込み制御IC
であり、CPU101と書き込み制御ICとは、データ
バス及びアドレスバスによって接続されている。また、
書き込み制御IC105は、露光用のLD制御ユニット
106、及びポリゴンモータ115と接続して制御を行
っている。107は、入出力制御を行うI/0コントロ
ーラである。さらに、160は定着ユニットであり、定
着サーミスタA/D入力値を元に定着ヒータ制御用のP
WM出力を行っている。170は、パワーパックユニッ
トであり、パワーパックからのフイードバックA/D入
力を元にパワーパック出力をPWMによって制御してい
る。又、パワーパックユニットの出力としては、帯電チ
ャージャ、帯電グリッド、現像DCバイアス、現像AC
バイアス、ベルト転写チャージャ、紙転写チャージャの
出力を具備している。
【0016】180は、感光体の表面電位を測定する電
位センサであり、電位サンサの出力はCPU101のA
/D入力に接続されている。181は、感光体上のトナ
ー付着量を測定する為のPセンサ回路であり、Pセンサ
のフォトトランジスタ出力がCPU101のA/D入力
に、又、CPU101からのPWM出力がPセンサ18
1のLEDの駆動回路に接続されている。110は、紙
搬送系を駆動する為のメインモータ、111は感光体及
び中間転写ベルトを駆動する為のドラムモータ、112
は現像スリーブを駆動する為の現像モータであり、それ
ぞれ、オン信号と速度を半分に落とすための半速信号及
び、速度が目的速度に達したことを判断するためのロッ
ク検出信号がCPU101と接続している。
【0017】113は、現像ユニットを装備しているリ
ボルバを回転させる為のリボルバモータであり、4相出
力がCPU101より出力されていて、指定の現像色を
現像位置に停止することを可能としている。114は、
トナーカートリッジから現像ユニット内にトナーを補給
するための補給モータであり、トナー付着量に応じてオ
ン時間を制御する。150は、色重ね時の位置合わせの
基準となる中間転写ベルトマークセンサであり、信号は
タイミング的に厳しい精度を要求されるのでCPU10
1の割り込み入力に接続されている。151は、リボル
バの停止位置基準となるリボルバホームポジション(リ
ボルバHP)センサであり、信号はリボルバ回転中に出
力パルスを切り替えるというタイミング的に厳しい精度
を要求されているためにCPU101の割り込み入力に
接続されている。190は、装置の振動を検出るするセ
ンサであり、CPU101のA/D入力に接続されてい
る。
【0018】図4は、入出力制御のI/Oコントローラ
107の接続を示す。出力としては、レジストCL13
0、手差しCL131、手差しピックアップソレノイド
132、除電ランプ133、中間転写ベルトクリーニン
グ接離用ソレノイド134、潤滑剤塗布ソレノイド13
5がある。入力としては、レジストセンサ140、手差
しペーパエンドセンサ141、排紙センサ142、黒カ
ートリッジセンサ143、カラーカートリッジセンサ1
44、ドアスイッチ入力145がある。
【0019】図5は、本実施の形態に関わるプリンタ部
の主な構成を示す。図5において、10は感光体、20
はリボルバユニット、30は中間転写ベルト、40は書
き込み系ユニットを示す。感光体10の周りには、除電
ランプ(以降、QLと記載)11、帯電スコロトロンチ
ヤージャ(以降、帯電CHと記載)12、電位計13、
Pセンサ14、転写前除電ランプ(以降、PTLと記
載)15、ベルト転写チヤージャ16、ドラムクリーニ
ング17を具備している。
【0020】リボルバユニット20の現像位置は、感光
体10上の電位センサ13とPセンサ14の間に位置し
ており、ユニットの中には、ブラック(Black)/
シアン(Cyan)/マゼンタ(Magenta)/イ
エロー(Yellow)(以下、K/C/M/Yと記
載)の4色の現像装置21,22,23,24を具備し
ている。そして,CPU101からの4相出力によりリ
ボルバモータ113を回転させて,指定色の現像色を現
像位置に停止させることを可能としている。書き込み系
ユニット40の中には、LD及びポリゴンモータ115
(図3参照)によって回転されるポリゴンミラー等を具
備しており、感光体10の帯電CH12と電位計13の
間に露光するように設置されている。
【0021】中間転写ベルート30の周りには、ベルト
転写チャージャ16から回転方向に、色重ね時の位置合
わせの基準となるベルト内側につけられたマークを読み
取るべルトマークセンサ(以降、マークセンサと記載)
150、中間転写ベルト30上に潤滑剤を塗布する為の
潤滑剤塗布ユニット32、最下部には中間転写べルト3
0上に転写された画像を転写紙に転写するための紙転写
チヤージャ33、そして紙転写チヤージャ33とベルト
転写チャージャ16の間には中間転写ベルト30上の未
転写トナー及び残トナーをクリーニングするためのベル
トクリーニングユニット34が具備されている。又、中
間転写ベルト30の周長は、最大画像サイズとPセンサ
パターン領域(画像後端との間隔及びパターン余裕長さ
含む)を加えた長さよりも長い構成となっている。又、
中間転写ベルトユニットには、振動検出センサ190が
装着されている。
【0022】尚、感光体10と中間転写ベルト30はド
ラムモータ111によって駆動されている。ベルトクリ
ーニング34は中問転写ベルトクリーニングソレノイド
134によって中間転写ベルト30と接離可能になって
おり、また、潤滑剤の塗布も潤滑剤塗布ソレノイド13
5により塗布の可否が可能となっている。また、紙搬送
路の紙転写チャージャ33の上流には、レジストローラ
50があり、下流側には、搬送ベルト51と、その先に
は定着ユニット52が具備されている。尚、レジストロ
ーラ50と搬送ベルト51と定着ローラ(図示せず)は
メインモータ110によって駆動されており、また、レ
ジストローラ50はレジストクラッチ130によってオ
ン/オフされる。
【0023】本発明に係わる画像形成のプリンタ部の正
常時の主要シーケンスの例を以下に説明する。停止状態
において、リボルバユニット20は現像色Kの位置で停
止しているものとする。単色の場合、システム制御80
0よりスタートの命令が来ると、QL11とドラムモー
タ111をオンする。感光体10上のQL11の開始位
置が帯電位置に到達したときに、帯電CH12をオンさ
せる。さらに感光体10上の帯電CH12をオンした位
置が現像位置に到達すると、現像バイアス(DC+A
C)及び現像モータ112をオンさせる。また、感光体
10上の現像バイアスオン位置がベルト転写位置に到達
したときに、ベルト転写チャージャ16をオンさせる。
ここまでが前回転となる。停止時の現像位置停止色と指
定現像色が異なる場合には、現像バイアスオン後にリボ
ルバを指定現像色が到達するまで回転させる。この場合
には、ここまでが前回転となる。感光体10上の露光位
置が帯電された状態になっていれば、感光体10上に潜
像を形成することが可能となる。そのタイミング以降に
スキャナ制御部200から画像データを送るようにプリ
ンタ制御部100からスキャナ2に対してランプオン及
びスキャナスタートを光フアイバを介して送信する。
【0024】スキャンをすると、画像データがスキャナ
制御部200から書き込み制御IC105に転送され、
書き込み制御IC105で露光データに変換されて感光
体10上に静電潜像を作成するべく露光を行う。感光体
10上の静電潜像は現像器によって現像され、べルト転
写チヤージャをかけることにより、中間転写ベルト30
に転写される。そして、紙転写位置に到達する直前に紙
転写チャージャ33をオンして、転写紙に画像を転写す
る。尚、紙転写のタイミングに間に合うように転写紙は
給紙されており、レジストローラ50に転写紙先端を突
き当てて待機状態になった後に、紙転写位置で画像先端
と転写紙先端が合うタイミングで、レジストクラッチ1
30はオンされる。画像を転写された転写紙は、搬送ベ
ルト51により、定着ユニット52まで搬送され、定着
ローラで熱定着されて図示しない排紙トレイに排出され
る。
【0025】また、紙転写終了した後、次の作像がない
と判断すると、終了シーケンスに移行する。まず、ベル
ト転写CH16をオフし、感光体10上のベルト転写C
H16のオフした位置が帯電CH12の位置に到達した
ときに帯電CH12をオフし、更にその位置が現像位置
に到達したときに現像バイアス及び現像モータ112を
オフする。この時点から、マ−クセンサ150の基準マ
ーク検出待機状態とし、マーク検出後、基準マ−クを所
定の位置に停止させるまでドラムモータ111をオンさ
せて、ドラムモータ111のオフと同時にQL11をオ
フする。
【0026】色重ね時の例としてA4サイズ(紙搬送方
向に短い場合)のフルカラーの基本シーケンスを以下に
記す。前回転は、単色時と同様である。同時に、中間転
写ベルト30の回転により、マークセンサ150が基準
のマークを検出すると、CPU101の割り込み端子に
接続されているので、プログラム上では、割り込み処理
が走る。その中で1色目(K)のスキャン開始コマンド
を送信する。
【0027】感光体10上の1色目(K)の静電潜像を
現像し、ベルト転写終了すると、2色目(C)の現像器
22が現像位置に来るように、リボルバを回転させる。
また、ベルト転写終了すると、それまで中間転写ベルト
30に当接させていたベルトクリーニング34を解除し
て、中間転写ベルト上の画像を消さないようにする。そ
の後、再度、マークセンサ150の基準マーク検出の割
り込みが入った際に、2色目(C)のスキャン開始コマ
ンドを送信する。1色目同様にベルト転写し、中間転写
ベルト30上に未転写の画像を重畳させる。ベルト転写
終了すると、3色目(M)の現像器23を現像位置に移
動するようにリボルバを回転させる。3色目(M)、4
色目(Y)も同様に現像し中間転写ベルトに画像を重畳
させる。
【0028】ベルト転写された中間転写ベルト30上の
フルカラー画像は転写紙に転写するべく紙転写位置に到
達する直前に紙転写チャージャ33をオンして、転写紙
に画像を転写する。紙の搬送に関しては、単色の場合と
同じである。4色目(Y)のベルト転写終了すると、リ
ボルバは1色目(K)の現像器21が現像位置に来るよ
うにリボルバを回転させて、リピートに備えている。
又、同時にベルトクリーニング34も解除状態から当接
状態にして中間転写ベルト30上の紙転写後の転写残ト
ナーをクリーニングして次の作像に備えている。終了シ
ーケンスについては、単色の場合と同じである。
【0029】前記した単色のシーケンスのタイミングチ
ャートを図6に示す。又、フルカラー時のシーケンスの
タイミングチャートを図7に示す。図6及び図7におい
て、タイミングチャートのFGATEとは画像データの
ゲート信号であり、オンの間画像データは感光体に書き
込まれる。
【0030】次に、本実施の形態における画像形成装置
において用いられる振動検出センサ190について、図
8乃至図12を用いて説明する。図8及び図9に示すよ
うに、振動検出センサ190は、フォトインタラプタの
横成をとっており、図8は上面図であり、図9はセンサ
部を切断した断面説明図である。図8及び図9に示すよ
うに、振動検出センサ190は、LED191とフォト
トランジスタ192とからなるフォトインタラプタと、
支点194を中心に左右に揺動し、支点194の反対側
に重り部分193aを備えたアクチュエータ193とか
ら形成されている。
【0031】図10は、図8と図9に示すフォトインタ
ラプタの回路図であり、フォトトランジスタ192がL
ED191から照射される光の受光量に応じて電流を流
すので、それに応じた電圧がCPU101のAD入力に
よって検出する。正常時には、図8及び図9に示すよう
に支点194に支えられたアクチュェータ193は重部
分193aの働きにより垂直方向に下がっている。した
がって、LED191(センサ受光部)に対して遮光し
た状態になる。
【0032】少しの振動を検出すると、アクチュエータ
193は図11に示すような状態になり、フォトトラン
ジスタ192は半分程度の面積だけ受光可能な状態にな
るので、それに応じたLED光をフォトトランジスタ1
92は受光する。大きな振動の際には、アクチュエータ
193は図12に示すような状態になり、フォトトラン
ジスタ192(センサ受光部)は全開状態になり、フォ
トトランジスタ192は図11の状態よりも電流を流す
ことが可能になる。
【0033】図13は、振動が発生してから収束するま
でのAD入力の電圧変化を示す図である。図13から明
らかなように、振動が大きい程受光量が増えるので、振
動が大きい程より高い電圧を検出するようになってい
る。又、常に振動検出センサ190の出力をSPモード
などで確認することを可能にしておくことにより、装置
が水平状態に置かれているかどうかを確認することが可
能となる。
【0034】振動を検出した際のシーケンスのタイミン
グチャートを図14、図15に示す。図14は、単色2
枚リピート時の2枚日の書き込み時に振動(レベル1か
らレベル2以下)が発生した場合を示している。振動を
検出すると、バンディングを発生する可能性があるの
で、書き込み中の2枚目のFGATEをオフし、極力、
無駄な作像をしないようにしている。そして、その後の
Pセンサパターンの作像及び検出はスキップされる。そ
して、所定のタイミングの後(リピート可能タイミン
グ)において、先のスキャン時に画像メモリ201に格
納されていたデータによって書き込み処理を行い、通常
の作像シーケンスを行う。
【0035】図14に示すように、タイミングチャート
上では画像メモリ201からデータを読み出している
が、先に述べているようにリピート可能タイミングでス
キップした画像を再度スキャンすることにより、画像メ
モリ201をもっていない場合にも自動的に再度画像形
成を行うことが可能となる。但し、既にスキャン中の駆
動を途中で止めることは容易ではないため、その際に画
像メモリ201に格納し、再度画像形成の際にはスキャ
ン動作をさせない方が無駄がなくて好ましい。この例で
は、あくまでリピート可能タイミングで再度画像形成を
することにしているが、リピートタイミングよりも速い
タイミングで再度の画像形成をスタートさせることが可
能となるので、更に時間的に有効となる。
【0036】図15は、フルカラー作像時の3色目のベ
ルトマークを検出してからFGATEをオンする間に振
動(レベル2以下)が発生した場合のシーケンスのタイ
ミングチャートを示している。ベルトマークを検出して
からFGATEオンの間に振動が発生すると、中間転写
ベルト30が振動により微量であるがすべったりする可
能性がある。単色の作像では、そのタイミングで振動が
発生しても転写紙出力に与える影響は殆どないが、画像
を重畳する転写紙出力では、先に中間転写ベルト上に載
っていた画像と振動発生後に転写した画像で微妙な位置
ずれとして表面化し、使用者の満足を得られなくなる可
能性がある。タイミングチャートでは3色目のM(マゼ
ンタ)のFGATEオン前に振動が発生したため、その
時のベルトマーク検出を無視し、中間転写ベルト30上
に載ったBkとCの重畳画像は保持したまま、次のベル
トマーク検出を待って、次のベルトマークを検出すると
画像画像メモリ201からMの画像データを取り出し、
その後は通常と同じシーケンスを行う。結果的に、中間
転写ベルト30の1周分シーケンスが長くなるが使用者
は正常な転写紙出力を得ることが可能となる。
【0037】図16乃至図18は、本実施の形態におけ
る振動検出処理タスクのフローチャートである。まず、
この処理タスクは、所定の時間間隔でポーリング処理を
行っている。本タスクが起動されるとAD変換された振
動検出センサ190の出力値の値を読み込み、そのデー
タ(V shock)を格納する。この値は、SPモー
ド等で確認することが可能であり、先にも述べているが
装置の設置状態の水平度をみるのにも使用可能である。
このデータを図13で示している3段階のレベルの内、
小さい電圧値(振動レベル1、以降Level−1と称
する)と比較し、V shock>Level−1の条
件が成立すると次の処理を行い、その条件が成立しない
時には振動は発生していなかったとして処理を抜ける。
次の処理では、所定のタイミング(Timing−1)
かどうかを判断する。このタイミング(Timing−
1)は、ベルトマークを検出してからFGATEを書き
込むまでの時間を示し、このタイミング内ならば処理A
を行い、タイミング外ならば処理Bを実行する。
【0038】処理Aでは、画像重畳モードかを判断し、
そうでないならば、影響はないとして処理を抜ける。重
畳モードのときはわずかな振動レベル(Level−
1)以上なら位置ずれ画像の可能性がある為、その時の
ベルトマーク基準による画像形成は書き込み動作をせず
にスキップして次回のベルトマーク検出を待つ処理にし
て処理Cに移行する。
【0039】処理Bでは、V shock>Level
−2(図13の振動レベル2)の条件が成立するかを判
断し、成立しないときには処理を抜ける。成立時には、
又、所定のタイミング(Timing−2)かどうかを
判断する。このタイミング(Timing−2)は、書
き込み中(FGATEオン中)かどうかであるFGAT
Eオン中でなければ、影響はないとして処理を抜ける。
FGATEオン中の場合には、バンディングを発生する
可能性があるので直ちにFGATEをオフし、余分な画
像を作像してトナーを無駄に消費しないようにする。そ
して、処理Cに移行する。
【0040】処理Cでは、操作部に振動が発生したこと
を表示するようにし、再度、画像形成を行うように設定
を行う。更に、振動のレベルを判断し、V shock
>Level3(図13の振動レベル3)の条件が成立
した場合には今回、スキャンして取り込んだ画像にも影
響があるとし、再度スキャンした画像で処理を行うよう
に設定を行う。条件が成立していなければ、スキャンし
た画像データには振動の影響はないとし、次回の画像形
成は画像メモリより取り出すように設定を行う。
【0041】図19は、本実施の形態における振動発生
時の表示例を示す図である。図示するように、振動発生
時からLCD上部に振動が発生したことを表示し、設定
枚数分の転写紙出力が終わるまで表示することにより、
使用者が正常に出力終了予定の時間になっても振動によ
る再度の画像形成分、時間がかかっていることを認識す
ることが可絶となる。尚、この例では、あくまで複写機
の構成をとったコピーシーケンスを説明しているが、こ
の発明はこれに限定されるものではなく、作像に関して
は、外部からの画像データを出力する出力機器としても
スキャナ2に対してスキャンスタートを出さないだけ
で、色重ねの際もマークセンサ150のマーク検出をト
リガにして画像データを出力することにより、所望の転
写紙出力を得ることが可能である。又、本実施の形態で
は、中間転写ベルトを用いたカラーの画像形成装置を例
にとったが、請求項1〜4に関しては、従来の白黒画像
形成装置にも応用可能である。本実施の形態において
も、単色のシーケンスに関しては、ベルトマークを基準
にしていないシーケンスであるため、2段階に転写工程
があるが、中間転写ベルト部分を省略するだけで従来の
白黒画像形成装置と同じであると言える。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装置内の振動
を検出することが可能となる。
【0043】請求項2の発明によれば、異常画像を出力
することが予測された際には出力をとりやめることが可
能になり、無駄な転写紙出力をしないことが可能とな
る。
【0044】請求項3の発明によれば、異常画像を出力
することが予測された際には出力をとりやめ、再度、画
像形成し直すことにより使用者の手を煩わすことなく正
常な転写紙出力を得ることが可能となる。
【0045】請求項4の発明によれば、異常画像を出力
することが予測された際に記憶媒体から、異常画像が予
測されている画像を再度、得ることにより、再度、スキ
ャンすることなく、或いは、ADFで原稿給紙した場合
に、異常検出をしたとき異常画像の原稿が排出されてい
る場合にも使用者の手を煩わすことなく正常な転写紙出
力を得ることが可能となる。
【0046】請求項5の発明によれば、画像を重畳する
フルカラー画像形成装置において位置ずれ発生が予測さ
れる場合に位置ずれ画像を出力することなく、無駄な転
写紙出力をしないことが可能となる。
【0047】請求項6の発明によれば、振動による位置
ずれ画像を出力しないことが可能になり、更に、振動が
検出される前に作像されていた画像を無駄にすることな
く極力速い時間で重畳して転写紙出力をえることが可能
となる。
【0048】請求項7、8の発明によれば、振動のレベ
ルに応じて処理を変えることが可能となり、又、振動発
生のタイミング別に影響度を判定することも可能になる
ので、例えば、レベル1は、画像重畳時のみタイミング
基準をキャンセルし、レベル2に関しては単色時もバン
ディングの影響がでる可能性があるので無効とすること
ができ、むやみに画像を再度作成したりすることなく、
時間的にもトナー等の消緯材も無駄なく処理を行うこと
が可能となる。
【0049】請求項9の発明によれば、振動で画像を再
度作成するときに時間がかかっても使用者は不信に思う
ことなく処理を行うことが可能となる。
【0050】請求項10の発明によれば、装置の傾きを
検出することが可能であり、傾きにより装置に異常が発
生する場合には、原因をはっきりさせることが可能とな
る。また、設置時にも水平かどうかを確認することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形態装置の基本構成の一例
を示す説明図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の全体を制御する制御
機構の1例を示すブロック図である。
【図3】図2に示すプリンタ制御部の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図4】入出力制御を司るI/Oコントローラの接続を
示す図である。
【図5】本実施の形態に関わるプリンタ部の主な構成を
示す図である。
【図6】本実施の形態における単色のシーケンスのタイ
ミングチャートを示す図である。
【図7】本実施の形態におけるフルカラー時のシーケン
スのタイミングチャートである。
【図8】本実施の形態における画像形成装置において用
いられる振動検出センサの上面図である。
【図9】本実施の形態における画像形成装置において用
いられる振動検出センサのセンサ部を切断した断面説明
図である。
【図10】図8と図9に示すフォトインタラプタの回路
図である。
【図11】少しの振動を検出したときのアクチュエータ
の状態を示す図である。
【図12】図12は、大きな振動を検出したときのアク
チュエータの状態を示す図である。
【図13】振動が発生してから収束するまでのAD入力
の電圧変化を示す図である。
【図14】単色2枚リピート時の2枚日の書き込み時に
振動を検出した際のシーケンスのタイミングチャートで
ある。
【図15】フルカラー作像時の3色目のベルトマークを
検出してからFGATEをオンする間に振動を検出した
際のシーケンスのタイミングチャートである。
【図16】本実施の形態における振動検出処理タスクの
フローチャート(その1)である。
【図17】本実施の形態における振動検出処理タスクの
フローチャート(その2)である。
【図18】本実施の形態における振動検出処理タスクの
フローチャート(その3)である。
【図19】本実施の形態における振動発生時の表示例を
示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 スキャナ 3 バンク 4 原稿給紙装置(DF) 5 ソータ 10 感光体 11 除電ランプ(QL) 12 帯電スコロトロンチヤージャ(帯電CH) 13 電位計 14 Pセンサ 15 転写前除電ランプ(PTL) 16 ベルト転写チヤージャ 17 ドラムクリーニング 20 リボルバユニット 21,22,23,24 現像装置 30 中間転写ベルト 32 潤滑剤塗布ユニット 33 紙転写チヤージャ 34 ベルトクリーニングユニット 40 書き込み系ユニット 50 レジストローラ 51 搬送ベルト 52 定着ユニット 100 プリンタ制御部 101 CPU 107 I/Oコントローラ 130 レジストCL 131 手差しCL 132 手差しピックアップソレノイド 133 除電ランプ 134 中間転写ベルトクリーニング接離用ソレノイド 135 潤滑剤塗布ソレノイド 140 レジストセンサ 141 手差しペーパエンドセンサ 142 排紙センサ 143 黒カートリッジセンサ 144 カラーカートリッジセンサ 145 ドアスイッチ入力 150 べルトマークセンサ(マークセンサ) 190 振動検出センサ 191 LED 192 フォトトランジスタ 193 アクチュエータ 194 支点 200 スキャナ制御部 201 画像メモリ 300 バンク制御部 400 DF制御部 500 ソータ制御部 800 システム制御部 900 操作部制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の所定の基準を検出してタイミン
    グを合わせる画像形成装置において、装置の振動を検出
    する手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置の振動が検出された際には、その画
    像形成を無効とすることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成を無効としても、自動的に再
    度、画像形成を行うことを特徴とする請求項2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像を格納する記憶媒体を有しており、
    無効化された画像は、記憶媒体より送出されることが可
    能であることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 基準となるマークを位置合わせ用として
    使用し、画像重畳を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像重畳を行う処理時に所定のタイミン
    グ内に振動を検出した場合には、そのときの画像形成を
    無効とし、再度の基準のマーク検出により異常検出後に
    画像形成予定であった画像形成を行い、画像重畳を可絶
    とすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 振動を検出する手段は、複数の大きさの
    振動レベル検出することが可能であることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 振勤を検出する手段が検出した振動レベ
    ルに応じて処理を変更することを可能とすることを特徴
    とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 振動を検出する手段が振動を検出した際
    に、操作部に振動を検出したことを表示することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 振動を検出するセンサは、装置の傾き
    を検出することを可能とすることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP9114500A 1997-04-16 1997-04-16 画像形成装置 Pending JPH10288921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7877049B2 (en) 2006-06-26 2011-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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