JP3752292B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、例えば、複数の現像器を順次移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、例えば潜像担持体としての感光体ドラムに近接するように回転体を設けるとともに、この回転体に複数の現像器を所定の位置に支持させ、各現像器を感光体ドラムに対向する現像位置に順次移動(色切り替え)することにより、感光体ドラム上の静電潜像を各色のトナーにより現像するようにした回転型現像装置を用いたものが知られている。
【0003】
このような回転型現像装置(以下、リボルバという)は、各現像器が感光体ドラム上の現像位置に到達するように、リボルバモータにより回転駆動されている。また、各現像器には現像剤担持体としての円筒状の現像スリープが設けられており、静電潜像を現像する際には、この現像スリーブも現像モータにより回転駆動されている。この種のリボルバでは、内部に現像モータの出力ギヤが定位置で回転しており、リボルバの回転により現像器が移動し、出力ギヤの位置、すなわち現像位置に達すると、現像器に設けられた入力ギヤと出力ギヤが噛み合って動力が伝達され、入力ギヤと連動する現像スリーブが回転駆動される。また、リボルバの回転により現像器が移動し、出力ギヤと入力ギヤが離間すると、動力の伝達は遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現像時に回転駆動される現像スリーブは、通常は一定の回転を保っているが、過補給により現像剤が異常に増加したり、異物が混入したりして負荷が増大すると、回転が不安定になったり、動作しなくなることがある。そこで、制御回路から出力され、現像モータの回転数が定常の回転数領域に達したことを示すモータ定常回転信号を使って異常検出を行っている。すなわち、モータ定常回転信号が検出されている間は現像モータが定常の回転数領域内に達しているものと判定し、この信号が一定時間検出されなくなったときには、モータの異常と判定して、現像モータを停止するようにしている。
【0005】
しかしながら、コストダウン等の理由により使用される安価なモータは、一般に負荷特性の安定領域が狭いため、少しの負荷変動でも回転数が増減して、これが異常として判定されることがある。負荷変動により異常と判定されるケースは、負荷が大きくなった場合だけでなく、負荷が小さくなった場合にも起こりうる。したがって、例えば画像形成中の色切り替えや、ホームポジション検索等により現像器が移動している間は、現像スリーブへの動力伝達は遮断されるので、負荷が小さくなり、異常と判定されることもある。この場合、本来の過負荷による異常でないにもかかわらず、画像形成動作の途中で現像モータが停止してしまうことになる。また、現像器を現像位置から外した位置で停止させたまま、現像モータだけを回転させるような運転モードにおいても、現像スリーブへの動力伝達は遮断されているので、上述したケースと同様に、現像モータの異常と判定されることがある。この場合も、本来の過負荷による異常でないにもかかわらず、所定のシーケンス動作の途中で現像モータが停止してしまうことになる。
【0006】
なお、現像モータの異常を検出しないようにすると、現像中に過負荷となった場合には、駆動回路が発熱したりして、回路を破壊するおそれがある。
【0007】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、負荷変動が予測されるシーケンスの途中では異常停止することがなく、また現像中の現像モータの過負荷に対しては異常停止するようにした画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、負荷変動が予測されるシーケンスで異常停止することがなくても、予期せぬ負荷変動に対応して異常停止させることができ、また現像中の現像モータの過負荷に対しては異常停止するようにした画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備えた画像形成装置において、前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、前記駆動手段の作動中であって、前記現像装置が前記現像器を回転移動させている間は、前記異常検出手段での異常検出を行わないことを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2の発明は、複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備えた画像形成装置において、所定の判定時間を超えて前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、前記駆動手段の作動中であって、前記現像装置が前記現像器を回転移動させている間は、前記異常検出手段の前記判定時間として、前記回転移動を停止した状態で前記現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる前記判定時間よりも長い判定時間を用いることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3の発明は、複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備え、かつ、前記複数の現像器の全てを非現像位置で停止させた状態で、前記駆動手段を作動させるモードを備えた画像形成装置において、上記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、前記駆動手段を作動させるモードでは、前記異常検出手段での異常検出を行わないことを特徴とするものである。
【0011】
さらに、請求項4の発明は、複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備え、かつ、前記複数の現像器の全てを非現像位置で停止させた状態で、前記駆動手段を作動させるモードを備えた画像形成装置において、所定の判定時間を超えて前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系が異常か否かを検出する異常検出手段を設け、上記モードでは、前記異常検出手段の前記判定時間として、前記回転移動を停止した状態で前記現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる前記判定時間よりも長い判定時間を用いることを特徴とするものである。
【0012】
請求項1の発明においては、駆動手段の作動中であっても、現像装置が現像器を移動させている間は、現像器駆動系の異常検出は行われない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに現像器駆動系の異常が検出される。
請求項2の発明においては、駆動手段が作動中であって、かつ現像装置が現像器を移動させている間は、異常検出手段の判定時間として、回転移動を停止した状態で現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる判定時間よりも長い判定時間を用いるため、負荷変動が予測されるシーケンスの途中では、正常な回転が行われなくても、その期間が前記長い判定時間の範囲内であれば、現像器駆動系の異常とはしない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、正常な回転が行われない期間が前記長い判定時間を超えるときは、現像器駆動系の異常とする。また、現像中の過負荷に対しては、通常の判定時間により現像器駆動系の異常が検出される。
請求項3の発明においては、現像器が非現像位置で停止した状態で、駆動手段を作動させる運転モードでは、現像器駆動系の異常検出は行われない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに現像器駆動系の異常が検出される。
請求項4の発明においては、現像器を非現像位置で停止した状態で、駆動手段を作動させる運転モードでは、異常検出手段の判定時間として、回転移動を停止した状態で現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる判定時間よりも長い判定時間を用いるため、負荷変動が予測されるシーケンスでは、正常な回転が行われなくても、その期間が前記長い判定時間の範囲内であれば、現像器駆動系の異常とはしない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、正常な回転が行われない期間が前記長い判定時間を超えるときは、現像器駆動系の異常とする。また、現像中の過負荷に対しては、通常の判定時間により現像器駆動系の異常が検出される。
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置であるカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した場合の一実施形態について説明する。
【0013】
まず、本実施形態に係わるプリンタの基本構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの基本構成を示すブロック図である。図1に示すプリンタ10は、電子写真プロセスによるカラー画像形成を行うプリンタ部1と、原稿から読み取った画像データをプリンタ部1へ転送するスキャナ部2と、プリンタ部1へ転写紙を供給するための供給装置であるバンク部3と、スキャナ部2へ原稿を供給するための原稿給紙装置であるDF部4と、プリンタ部1から排出される転写紙の仕分け等を行う後処理装置であるソータ部5とから構成されている。プリンタ全体としての基本構成は、従来の同種のプリンタとほぼ同じ構成となっている。
【0014】
図2は、上述したプリンタ10の制御系の構成を示すブロック図である。図2において、プリンタ制御部100、スキャナ制御部200、バンク制御部300、DF制御部400、ソータ制御部500は、それぞれ図1に示した各部に対応している。
【0015】
プリンタ制御部100は、電子写真プロセスシーケンスおよび紙搬送処理を制御する部分である。このプリンタ制御部100は、バンク制御部300およびソータ制御部500と光ファイバシリアル通信により接続されており、所定のコマンドにより作像タイミングに応じた制御を行っている。スキャナ制御部200は、原稿の画像データの読み取り制御、および画像処理制御を行う部分である。このスキャナ制御部200は、DF制御部400と光ファイバシリアル通信により接続されており、所定のコマンドにより原稿供給シーケンスを制御している。システム制御部800は、プリンタ10のシステム全体を制御する部分であり、操作制御部900から入力された指示によりプリンタ制御部100とスキャナ制御部200に作像条件を渡したり、システム全体の状態を管理制御し、また表示指令を行う。このシステム制御部800は、それぞれの制御部と光ファイバシリアル通信によって接続されている。操作制御部900は、ユーザからの指示を受け付け、これをシステム制御部800に渡すとともに、システム制御部800からの表示指令に従って、システムの状態やメッセージ等を表示する。
【0016】
また、プリンタ制御部100とスキャナ制御部200は、画像重ね時の位置合わせ、および転写紙と画像の入り合わせに厳しい精度を要求されることから、直接にシーケンス制御ができるように、光ファイバシリアル通信によって接続されている。さらに、スキャナ制御部200からプリンタ制御部100へ画像データを直接転送するデータバスも装備されている。
【0017】
図3は、上述したプリンタ制御部100の詳細な回路構成を示すブロック図である。プリンタ制御部100の機能は、CPU(中央処理装置)101、ROM102、RAM103、シリアル通信コントローラ104、書き込み制御IC105、I/Oコントローラ107、および各センサにより実現されている。以下、CPU101を中心として、各部を順に説明する。
【0018】
CPU101は、プログラム内容を演算および実行する回路であり、プリンタ制御部100の全体を制御している。このCPU101では、モータ定常回転信号により現像モータ112の異常を検出する異常検出手段として、後述する異常検出処理を実行している。ROM102は制御プログラムを内蔵するメモリ、RAM103はデータを格納および退避させるメモリである。CPU101と各メモリは、データバスおよびアドレスバスにより接続されている。シリアル通信コントローラ104は、図2に示した各制御部(スキャナ制御部200、バンク制御部300、ソータ制御部500、システム制御部800)との間でコマンド送受信を行う回路であり、CPU101とはデータバスおよびアドレスバスにより接続されている。書き込み制御IC105は、画像データの露光制御を行う回路であり、露光用のLD制御ユニットおよびポリゴンモータ115を制御している。この書き込み制御IC105は、CPU101とデータバスおよびアドレスバスにより接続されている。I/Oコントローラ107は、プリンタ内の各部からCPU101へ、またCPU101から各部への入出力制御を行っている。
【0019】
定着ユニット(Fuser)160は、図示せぬ定着サーミスタA/Dの入力値を元にして、定着ヒータ制御用のPWM出力を行っている。パワーパックユニット(PowerPack)170は、図示せぬパワーパックからのフィードバックA/Dの入力値を元にして、パワーパック出力をPWMにより制御している。パワーパックユニット170の出力としては、後述する帯電チャージャ、帯電グリッド、現像バイアス、現像DCバイアス、現像ACバイアス、ベルト転写チャージャ、紙転写チャージャの出力を具備している。電位計回路(V−Sensor)180は、後述する感光体ドラムの表面電位を測定するセンサであり、出力はCPU101のA/D入力に接続されている。Pセンサ回路181は、感光体ドラム上のトナー付着量を測定する後述するPセンサの回路であり、このPセンサのフォトトランジスタ出力はCPU101のA/D入力に、またCPU101からのPWM出力がPセンサのLEDの駆動回路に接続されている。
【0020】
メインモータ110は、紙搬送系を駆動するモータ、ドラムモータ111は、感光体ドラムおよび中間転写ベルトを駆動するためのモータである。現像モータ112は、後述する現像スリーブを駆動するためのモータである。CPU101から各モータには、それぞれオン信号と、速度を半分に落とすための半速信号が出力され、また、各モータからCPU101には、モータの回転数(速度)が目的回転数に達したことを判断するためのモータ定常回転信号(Lok)が入力される。リボルバモータ113は、後述する現像器を備えたリボルバを回転させるためのモータである。このリボルバモータ113には、CPU101より4相出力が供給されており、指定の現像色を現像位置に停止させるための制御を行っている。補給モータ114は、図示せぬトナーカートリッジから現像ユニット内にトナーを補給するためのモータであり、トナー付着量に応じてオン時間を制御している。
【0021】
中間転写ベルトマークセンサ150は、色重ね時の位置合わせの基準となる基準マークを検出するセンサである。このセンサからの信号は、タイミング的に厳しい精度を要求されるので、CPU101の割り込み入力(Int)に接続されている。リボルバホームポジションセンサ151は、リボルバの停止位置の基準となるリボルバホームポジション(以下、リボルバHP)を検出するセンサである。このセンサからの信号は、リボルバ回転中に出力パルスを切り替えるというタイミング的に厳しい精度を要求されているので、CPU101の割り込み入力(Int)に接続されている。
【0022】
図4は、上述したI/Oコントローラ107と周辺機器の接続を示すブロック図である。I/Oコントローラ107からの出力としては、レジストクラッチ(CL)130、手差しCL131、手差しピックアップソレノイド132、除電ランプ133、中間転写ベルトクリーニング接離用ソレノイド134、潤滑剤塗布ソレノイド135等がある。また入力としては、レジストセンサ140、手差しペーパエンドセンサ141、排紙センサ、黒カートリッジセンサ142、カラーカートリッジセンサ143、ドアスイッチ入力144等がある。
【0023】
図5は、図1に示したプリンタ部1の主要部分を示す概略構成図である。図5に示すプリンタ部1は、大別すると、潜像担持体としての感光体ドラム11、現像装置としてのリボルバ20、中間転写ベルト30、レーザ光学装置としての書き込み系ユニット40により構成されている。
【0024】
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11上の残留電荷を消去するための除電ランプ(以下,QL)18、帯電手段としての帯電チャージャ(以下、帯電CH)12、感光体ドラム11の表面電位を測定する電位計13、感光体ドラム11上の画像濃度を読み取るためのPセンサ14、転写前の感光体ドラム11の表面電位を低下させるための転写前除電ランプ(以下,PTL)15、+電荷を与えるためのベルト転写チャージャ16、感光体ドラム11上に残ったトナーを除去するためのドラムクリーニング装置17が配設されている。この感光体ドラム11と中間転写ベルト30は、共に図3に示すドラムモータ111により回転駆動されている。
【0025】
この感光体ドラム11と接するリボルバ20の内部は4分割されており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)の4色それぞれの現像器21K、C、M、Yが配設されている。また、各現像器21K、C、M、Yには、現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ22K、C、M、Yが回動自在に支持されている。この現像スリーブ22は、図3に示す現像モータ112により回転駆動されている。リボルバ20の現像位置は、感光体ドラム11上の電位センサ13と、Pセンサ14の間に位置しており、図5では、現像器21Kが現像位置にある状態を示している。リボルバ20は、図3に示すリボルバモータ113により矢印C方向に回転駆動されている。図3に示すCPU101は、4相出力によりリボルバモータ113を回転制御し、指定色の現像色を現像位置に停止させている。リボルバ20の停止位置基準となるHPは、リボルバ20の下方に配設されたリボルバHPセンサ151により検出される。
【0026】
書き込み系ユニット40は、ポリゴンモータ115により回転されるポリゴンミラー116、fθレンズ117、ミラー118などの光学部品により構成されている。そして、図示せぬLD(レーザダイオード)で発生されたレーザビームがポリゴンミラー116により回転走査され、fθレンズ117を経て、ミラー118により光路を曲げられ、帯電CH12により一様に帯電された感光体ドラム11上の帯電CH12と電位計13の間に露光される。
【0027】
一方、中間転写ベルト30の周囲には、ベルト内側に設けられ、色重ね時の位置合わせの基準となる図示せぬマークを読み取るベルトマークセンサ150、中間転写ベルト30上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布ユニット32、中間転写ベルト30上に転写された画像を図示せぬ転写紙に転写するための紙転写チャージャ33、中間転写ベルト30上の未転写トナーおよび残トナーをクリーニングするためのベルトクリーニングユニット34が配設されている。中間転写ベルト30と感光体ドラム11は、画像形成中はベルト転写チャージャ16の位置で当接しているが、2つの支持ローラ119、120を移動させると、図の破線で示すように、中間転写ベルト30を感光体ドラム11から離間させることができる。また、中間転写ベルト30の周長は、最大画像サイズとPセンサのパターン領域(画像後端との間隔およびパターン余裕長さを含む)を加えた長さよりも長く設定されている。また、ベルトクリーニングユニット34は、図示せぬ中間転写ベルトクリーニングソレノイドにより、中間転写ベルト30と離接可能に構成されている。また、潤滑剤の塗布も図示せぬ潤滑剤塗布ソレノイドにより、中間転写ベルト30と離接可能に構成されており、塗布の可否が可能となっている。
【0028】
また、紙転写チャージャ33の上流には、レジストローラ50、およびレジストセンサ140が配設され、下流側には、搬送ベルト51、および図示せぬ定着ユニットが配設されている。このうち、レジストローラ50、搬送ベルト51および図示せぬ定着ローラは、図3に示すメインモータ110により回転駆動されている。さらに、レジストローラ50は図4に示すレジストクラッチ130によりオン/オフされている。
(以下、余白)
【0029】
上述した図5の構成において、感光体ドラム11は、矢印A方向に回転駆動されながら帯電CH12により一様に帯電された後、書き込み系ユニット40により画像情報に基づき走査露光されて、表面に静電潜像が形成される。ここで、露光される画像情報は、単色であれば黒色の画像情報であり、フルカラーであれば、所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の色情報に分解した単色の画像情報である。また、感光体ドラム11上に形成された静電潜像は、リボルバ20により各々所定の現像剤としてのイエロー、マゼンタ、シアン、および黒トナーで現像され、これにより感光体ドラム11上に各色画像が形成される。
【0030】
一方、感光体ドラム11上に形成された各色画像は、感光体ドラム11と同期して図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト30上に、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の単色ごとに、ベルト転写チャージャ16によって順次重ね転写される。中間転写ベルト30上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像は、図示せぬ給紙トレイから、図示せぬ給紙ローラ、レジストローラ50を経て搬送された図示せぬ転写紙上に、紙転写チャージャ33により一括転写される。転写終了後の転写紙は、搬送ベルト51により図示せぬ定着ローラへ送られ、ここで、トナー像が定着されてフルカラープリントとして機外に排出される。
【0031】
なお、中間転写ベルト30上に転写されなかった感光体ドラム11上のトナーは、ドラムクリーニング装置17により感光体ドラム11から除去され、また、図示せぬ転写紙上に転写されなかった中間転写ベルト30上のトナーは、ベルトクリーニングユニット34により中間転写ベルト30から除去される。
【0032】
図6および図7は、図5に示したリボルバ20を前面から見たときのギヤ構成を示す透視図である。図6は黒用の現像器21Kが現像位置にある状態を示している。ここでは、黒用の現像器21Kを代表して説明する。感光体ドラム11と接する側にある現像スリーブギヤ23Kは、図3に示した現像スリーブ21Kの軸端に配設されたギヤであり、ギヤ機構28を介して現像入力ギヤ24と連動している。一方、プリンタ本体の後ろ側板からは、図3に示すリボルバモータ113により回転駆動される現像出力ギヤ25が延設され、図の位置(定位置)で矢印方向に回転駆動されている。また、リボルバ20の端部には、リボルバ入力ギヤ20a(外縁のみで示す)が固設されており、プリンタ本体の後ろ側板より延設されたリボルバ出力ギヤ26と噛み合っている。このリボルバ出力ギヤ26は、図3に示すリボルバモータ113により矢印方向に回転駆動されており、リボルバ入力ギヤ20aを介してリボルバ20全体を回転させている。
【0033】
図6に示すように、現像器21Kが現像位置にある時は、現像器21Kの現像入力ギヤ24と、現像出力ギヤ25が噛み合うため、現像出力ギヤ25の動力が現像入力ギヤ24、ギヤ機構28を介して現像スリーブギヤ23Kに伝達され、図5に示す現像スリーブ21Kが回転駆動される。画像形成中、リボルバ20はこの位置で停止している。また、色切り替えによりリボルバ出力ギヤ26が矢印方向に回転駆動されると、図7に示すように、現像器21Kが移動するため、現像入力ギヤ24と現像出力ギヤ25との噛み合いが解除され、現像出力ギヤ25の動力は遮断されることになる。このように、現像スリーブへの動力伝達が遮断されていると、現像モータの負荷が小さくなるため、回転数が上昇し、場合によっては異常と判定されることになる。
【0034】
なお、図6において、符号27はリボルバの外側のケースであり、リボルバ脱着の際には、外側のケース27とリボルバ20とをプリンタ本体より取り外すことができるように構成されている。また、符号23C、23M、23Yは、図5に示した現像器21C、M、Yの現像スリーブ22C、M、Yを回転駆動するための現像スリーブギヤであり、いずれのギヤも現像スリーブギヤ23Kと同方向に回転駆動される。
【0035】
次に、画像形成時のシーケンスを図8乃至図10のタイミングチャートと、ブロック図により説明する。以下に説明する各タイミングチャートでは、いずれか一つの現像器が現像位置にあることを前提としている。また、タイミングチャート中の”FGATE”とは、画像データのゲート信号であり、オンの間、画像データは感光体ドラム11上に書き込まれる。さらに、以下の説明においては、タイミングチャート中の対応する項目を( )内に示す。
最初に、単色の画像形成を行う場合のシーケンスを、図8のタイミングチャートと各ブロック図により説明する。図8は、A4サイズ(短辺方向に紙搬送)の白黒画像を2枚出力する例を示している。
【0036】
CPU101(図3)は、システム制御部800からスタート命令(a)が届くと、QL18とドラムモータ111をオンする(g、b)。そして、感光体ドラム11上の開始位置(除電された部分)が帯電位置に到達すると、帯電CH12をオンする(h)。さらに、感光体ドラム11上の帯電された部分が現像位置に到達すると、現像バイアスDC、ACおよび現像モータ112をオンする(i、j、k)。また、感光体ドラム11上の現像バイアスがオンとなった位置がベルト転写位置に到達したときに、ベルト転写チャージャ16をオンさせる(n)。ここまでが前回転となる。なお、リボルバ20が停止している時の現像位置にある現像器の現像色と指定現像色が異なる場合は、現像バイアスDC、ACをオンした後に、現像位置に指定現像色が到達するまでリボルバ20を回転させる。この場合は、ここまでが前回転となる。
【0037】
前回転により、感光体ドラム11上の露光位置が帯電された状態になっていれば、感光体ドラム11上に潜像を形成することができる。CPU101は、そのタイミング以降に画像データを送るよう、スキャナ制御部200(図3)に対してランプオンおよびスキャナスタートを指示する(d)。画像のスキャンが行われると、画像データがスキャン制御部200から書き込み制御IC105(図3)に転送される。書き込み制御IC105では、画像データを露光データに変換するとともに、LD制御ユニット106およびポリゴンモータ115を制御しながら、感光体ドラム11上に静電潜像を形成するべく露光を行う(e)。
【0038】
感光体ドラム11上に形成された静電潜像は現像器21により現像され、ベルト転写チャージャ16により中間転写ベルト30に転写される。そして、CPU101は、転写された画像が紙転写位置に到達する前に紙転写チャージャ33をオンして(o)、転写紙に画像を転写させる。なお、転写紙は紙転写のタイミングに間に合うように給紙されており、レジストローラ50(図5)に転写紙の先端を突き当てて待機状態となった後に、紙転写位置で画像先端と転写紙先端が一致するタイミングでレジストクラッチ130(図4)はオンされる(r)。さらに、画像を転写された転写紙は、搬送ベルト51(図5)により図示せぬ定着ユニットまで搬送され、定着ローラで熱定着されて図示せぬ排紙トレイに排出される。
【0039】
また、CPU101は、紙転写が終了した後に次の作像がないと判断すると、終了シーケンスに移行する。ここでは、まずベルト転写チャージャ16をオフし(n)、感光体ベルト11上のベルト転写チャージャ16がオフした位置が帯電CH12の位置に到達したときに帯電CH12をオフする(h)。次に、その位置が現像位置に到達したときに、現像バイアスDC、ACおよび現像モータ112をオフする(i、j、k)。この時点から、マークセンサ150(図5)を基準マーク検出待機状態とし(c)、マーク検出後、基準マークを所定の位置に停止させるまでドラムモータ111をオンさせて(b)、ドラムモータ111のオフと同時にQL18をオフする(g)。
【0040】
なお、CPU101は、感光体ドラム11上への露光を行った後、Pセンサ14、および図示せぬPセンサLEDをオンする(f、l)。また、紙転写チャージャ33をオンする前にPTL15をオンする(m)。ただし、ベルトクリーニングユニット34は当接状態を維持し(p)、リボルバモータ113(図3)は単色であるためオンされない(q)。
【0041】
次に、フルカラーの画像形成を行う場合のシーケンスを、図9のタイミングチャートと各ブロック図を用いて説明する。ただし、図8と重複する部分の説明は省略する。図9は、A4サイズ(短辺方向に紙搬送)のフルカラー画像を1枚出力する場合のタイミングチャートを示している。
【0042】
前回転までの制御は、図8に示した単色時のシーケンスと同じであるが、フルカラーのシーケンスでは、画像形成中に色の切り替えを行っている。すなわち、ドラムモータ111のオンにより中間転写ベルト30が回転し、マークセンサ150が基準マークを検出すると(c)、マークセンサ150はCPU101の割り込み端子に接続されているので、CPU101のプログラム上では割り込み処理が実行される。その中で1色目(K)のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部200に送信する(d)。そして、感光体ドラム11上の1色目(K)の静電潜像を現像器21Kにより現像した後、中間転写ベルト30への転写が終了すると、2色目(C)の現像器21Cが現像位置に到達するようにリボルバ20を回線させる(q)。また、中間転写ベルト30への転写が終了すると、それまで中間転写ベルト30に当接させていたベルトクリーニングユニット34を解除して(p)、中間転写ベルト30上の画像を消さないようにする。
【0043】
その後、再度マークセンサ150が基準マークを検出すると(c)、2色目(C)のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部200に送信する(d)。そして、2色目(C)の静電潜像を現像器21Cで現像した後、中間転写ベルト30への転写が終了すると、3色目(M)の現像器21Mが現像位置に到達するようにリボルバ20を回転させる(q)。以下、3色目(M)、4色目(Y)も同様に現像し、中間転写ベルト30上に画像を重畳する。こうして中間転写ベルト30に転写されたフルカラー画像は、転写紙に転写するべく紙転写位置に到達する直前に紙転写チャージャ33をオンして(o)、転写紙に画像を転写する。転写紙の搬送は単色の場合と同じである。
【0044】
さて、4色目(Y)の中間転写ベルト30への転写が終了すると、1色目(K)の現像器21Kが現像位置にセットされるようにリボルバ20を回転させて(q)、次の作像に備える。また、同時にベルトクリーニングユニット34も解除状態から当接状態にして、中間転写ベルト30上の紙転写後の転写残トナーをクリーニングして次の作像に備える(p)。なお、終了のシーケンスは単色の場合と同じである。
【0045】
図10は、A3サイズ(長辺方向に紙搬送)のフルカラー画像を1枚出力する場合のタイミングチャートを示している。図9では、1色の作像周期は中間転写ベルト30の1周であったが、図10では1色の作像周期は2周となっている。これは、A3サイズでは、中間転写ベルト30の1周では次の現像色に切り替えるタイミングがないためであり、このためマークセンサ150の基準マーク検出を1色につき1度飛ばしている。また、ベルトクリーニングユニット34の当接と紙転写のタイミングは、A4とA3では異なっているが、A4の場合はベルト転写チャージャ16の位置から紙転写チャージャ33の位置までに画像が全部入るので、紙転写より前のタイミングでベルトクリーニングユニット34を当接している。しかし、A3ではその間隔内に全部入らないためと、紙転写中の当接の振動による転写不良を避けるために、紙転写後に当接するようにしている。
【0046】
なお、外部から取り込んだ画像を出力する場合には、スキャナ制御部200に対してスキャナスタートを指示せずに、色重ねの際もマークセンサ150の基準マーク検出のタイミングで画像データを書き込むことにより、所望の転写紙出力を得ることができる。
【0047】
次に、電源オン時、および紙つまり処理後のドア閉時におけるリボルバ20のホームポジション検索シーケンスについて説明する。
図11は、HP検索を行う場合のタイミングチャートを示している。このシーケンスでは、帯電、現像等のオンタイミングは通常の作像時と同じタイミングで順次オンしてゆく(a、b、g、h、i、j、k、n)。その後、CPU101はリボルバモータ113(図3)を回転させて(q)、リボルバHPセンサ151からの信号の割り込み入力待機状態とする。そして、リボルバHPセンサ151から信号が入力されると(s)、その時点からパルスX分だけリボルバモータ113を回転させて停止させる(q)。このパルスXの間にリボルバ20はホームポジションに移動する。リボルバ20のホームポジションは現像位置に黒用の現像器21Kがセットされている状態である。現像位置に黒用の現像器21Kがセットされると、ベルト転写、帯電、現像の順に各出力をオフし、基準マークの検出待機状態とする。そして、基準マーク検出後、所定のタイミングでドラムモータ111を停止させて、ホームポジション検索のシーケンスを終了する。
【0048】
なお、ホームポジション検索において、帯電、現像等のユニットをオンしているのは、接触現像のため、感光体ドラム11に電位のない状態でも、リボルバ20が回転すると感光体ドラム11の表面でトナーの地汚れが発生するおそれがあるためと、中間転写ベルト30も感光体ドラム11と接触したままであるため、摩擦帯電され、リボルバ20だけを回転し続けると、感光体ドラム11に悪影響を及ぼす履歴を残す可能性があるからである。同時に、現像モータ112も回転させないと、2成分現像方式ではトナーだけでなく現像剤を感光体ドラム11に取られたりして、同様に悪影響を及ぼす可能性があるからである。
【0049】
一方、画像形成中の色切り替えや,ホームポジション検索中のためにリボルバ20を回転させると、図7に示したように現像スリーブの動力伝達が遮断されるため、現像モータ112の負荷が軽くなり、異常として検出される可能性がある。ちなみに、リボルバモータ113の回転中に現像モータ112の回転をオフとすることは、オン/オフの遅延時間が大きいため不可能である。また、仮にリボルバ20が回転している間に現像モータ112の回転をオフすると、現像時に現像スリーブの回転が間に合わなかったり、現像位置で停止しているにもかかわらず、現像スリーブが回転していないので、感光体ドラム11にトナーだけでなく、現像剤をも取られる可能がある。
【0050】
次に、現像モータ112の異常検出について説明する。
図11に示すモータ定常回転信号は、現像モータ112が定常の回転数領域に達したことを示す信号であり、この信号が検出されている間は、現像モータ112が定常の回転数領域内に達しているものと判定され、この信号が一定時間検出されなくなったときは、現像モータ112の異常判定される。例えば、図11で見てみると、現像モータ112がオンした直後にモータ定常回転信号(t)もオンとなるが、リボルバモータ113がオンして(q)、現像器が移動し始めると、現像スリーブへの動力の伝達が遮断されるため、モータ定常回転信号(t)もオフになってしまう。そして、次の現像器が現像位置に到達し、リボルバモータ113がオフすると(q)、新たな現像器の現像スリーブに動力が伝達されるので、モータ定常回転信号(t)は再びオンとなる。ところで、CPU101では現像モータ112の回転数が定常域から外れると、これを元に戻すためのフィードバック制御を行っている。図11において、モータ定常回転信号(t)がオフになっている間の細かなパルスのオン/オフはこのフィードバック制御を示している。このフィードバック制御は、4つある現像器のいずれか1つが現像位置にあるときの現像モータ112の負荷を前提としている。
【0051】
なお、モータ定常回転信号の非検出時間は、CPU101が管理している異常タイマによりカウントされる。CPU101は、モータ定常回転信号が検出されなくなると、異常タイマをセットし、このタイマ値が所定の判定時間に達したときにモータの異常と判定する。そして、現像モータや他のユニットの動作を停止したり、I/O107を通じてメッセージを表示するなどの異常処理に移行する。
【0052】
現像モータ112が異常と判定されるケースは、前述したように負荷が大きくなったときと、小さくなったときである。負荷が大きくなり過ぎてモータ定常回転信号がオフとなるのは、現像モータ112がオンであり、リボルバモータ113がオフ、すなわち現像位置で現像スリーブが回転しているときである。このときに過補給等の理由により負荷が増大すると、図11のモータ定常回転信号(t)の破線部Aで示すように信号がオフとなる。この状態が所定時間継続したときは、現像モータ112の異常と判定する。また、負荷が小さくなり過ぎてモータ定常回転信号がオフとなるのは、現像モータ112がオンであり、またリボルバモータ113もオン、すなわち現像器の移動中に現像スリーブが回転しているときである。この間の負荷変動に対しては、先に説明したようにCPU101によるフィードバック制御が行われているが、安価なモータでは負荷特定の安定領域が狭いため、フィードバック制御を行っても信号がオフとなる時間が長くなり、現像モータ112の異常と判定されやすくなる。
【0053】
このように、現像モータ112の異常と判定されるケースのうち、負荷が大きくなり過ぎた場合はモータを停止させなければならないが、負荷が小さくなり過ぎた場合は、本来の異常とは言えないため、安易にモータが停止してしまうことは好ましくない。
【0054】
そこで、本実施形態のプリンタでは、リボルバ移動中の現像モータの負荷変動には異常停止せずに、現像中の現像モータの過負荷に対しては異常停止するような制御を行っている。次に、本実施形態における現像モータの異常検出処理について説明する。
図12は、本実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図3に示すCPU101で実行されている。
まず、現像モータがオンかどうかを判断し(ステップ201)、オンであるときは、リボルバモータがオンかどうかを判断する(ステップ202)。ここで、リボルバモータがオンでないとき、すなわちリボルバが現像位置で停止しているときは、モータ定常回転信号がオンかどうかを判定する(ステップ203)。ここで、信号がオン状態であれば、異常タイマをリセットし(ステップ204)、先頭にリターンする。このステップ201からステップ204は、リボルバが現像位置で停止していて、かつ現像スリーブが回転して現像が行われているときの処理の流れを示している。なお、ステップ201で現像モータがオンでないときは、そのままステップ204へ進む。
【0055】
また、ステップ203で信号がオン状態でなければ、異常タイマをセットし(ステップ205)、異常タイマの値が判定時間t1を越えたかどうかを判断する(ステップ206)。ここで、タイマ値が判定時間t1より小さいときは先頭にリターンし、タイマの値が判定時間t1を越えたときは、現像モータ異常処理を実行する(ステップ207)。このステップ203からステップ207までの流れは、現像中に異常が発生したときの処理の流れを示している。
【0056】
一方、ステップ202でリボルバモータがオンであるとき、すなわち色の切り替えやホームポジション検索などでリボルバが回転しているときは、異常タイマをリセットする(ステップ204)。このステップ201からステップ202は、リボルバが回転していて、かつ現像モータがオン状態であるときの処理の流れを示している。
【0057】
以上のように構成されたプリンタによれば、現像モータがオン状態であり、かつリボルバが回転している間は、モータ定常回転信号の有無にかかわらず、モータの異常検出は行われないので、画像形成中の色切り替えやホームポジション検索のような負荷変動が予測されるシーケンスの途中で現像モータが停止してしまうおそれがない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに異常検出が行われるので、適切なタイミングで現像モータを停止させることができる。
【0058】
次に、他の実施形態として、異常検出時の判定時間を変更するようにした例について説明する
図13は、他の実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図3に示すCPU101で実行されている。
まず、現像モータがオンかどうかを判断し(ステップ301)、オンであるときは、モータ定常回転信号がオンかどうかを判断する(ステップ302)。ここで、信号がオン状態であれば、異常タイマをリセットし(ステップ303)、先頭にリターンする。このステップ301からステップ303は、現像モータが回転して現像が行われているときの処理の流れを示している。なお、ステップ301で現像モータがオンでないときは、そのままステップ303へ進む。
【0059】
また、ステップ302でモータ定常回転信号がオン状態でないときは、リボルバモータがオンかどうかを判断する(ステップ304)。ここで、リボルバモータがオンであるとき、すなわちリボルバが回転しているときは、異常タイマの判定時間tcmpをt2とし(ステップ305)、異常タイマをオンする(ステップ306)。一方、ステップ304でリボルバモータがオンでないとき、すなわちリボルバが現像位置で停止しているときは、異常タイマの判定時間tcmpをt1とし(ステップ307)、異常タイマをセットする(ステップ306)。
【0060】
このように、判定時間tcmpの値を変更するのは、次のような理由による。まず、現像モータがオン状態で、かつリボルバモータが回転しているときは、色の切り替えやホームポジション検索などのシーケンスの途中であり、信号のオフ状態が長く続くわけではない。しかも、細かなオン/オフのフィードバック制御も行われているので、判定時間t2を長く設定することにより、不必要な異常処理を免れるためである。なお、判定時間t2は、通常の色切り替えのための移動時間やホームポジション検索に要する時間を元にして設定される。一方、現像モータがオン状態で、かつリボルバモータが回転していないときは、現像が行われているときであり、このときに信号がオフ状態であるということは、過負荷により回転数が不安定な状態になったものと考えられる。すなわち、この場合の信号オフは、シーケンス途中の無視してもよい負荷変動によりもたらされたものではなく、過負荷によりもたらされたものであるため、判定時間t1をt2より短く設定することにより、本来の過負荷に対して適切なタイミングで異常処理が行われるようにするためである。
(以下、余白)
【0061】
さて、ステップ306で異常タイマをセットした後は、異常タイマの値が判定時間tcmpを越えたかどうかを判断する(ステップ308)。ここで、タイマ値が判定時間tcmpより小さい間は先頭にリターンし、タイマ値が判定時間tcmpを越えたときは、現像モータ異常処理を実行する(ステップ309)。
【0062】
以上のように構成されたプリンタによれば、現像モータがオン状態であり、かつリボルバが回転している間は、異常タイマの判定時間を変更するようにしたため、画像形成中の色切り替えやホームポジション検索のような負荷変動が予測されるシーケンスの途中では、モータ定常回転信号が検出されなくても、その期間が変更された判定時間の範囲内であれば、異常検出は行われないので、シーケンスの途中で現像モータが停止してしまうおそれがない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、変更された判定時間を越えて信号が検出されないときは、現像モータの異常検出が行われるため、予期せぬ負荷変動に対しても適切に対応することができる。また、現像中の過負荷に対しては、通常の判定時間により現像モータの異常検出が行われるため、適切なタイミングで現像モータを停止させることができる。
【0063】
ところで、現像モータの異常検出が問題となるのは、画像形成中の色切り替えやホームポジション検索の場合だけでなく、現像器を非現像位置で停止させた状態で、現像モータだけを回転させるような運転モードの場合でも問題となる。
次に、このような運転モードの例として、LD電位測定シーケンスについて説明する。LD電位測定シーケンスとは、LDを発光させて感光体ドラム上にテストパターン(以下、内部パターン)を書き込み、このときの感光体ドラム上の電位を測定することにより、所望のLD発光出力となるようにフィードバック制御を行うシーケンスをいう。
図14は、LD電位測定を行う場合のタイミングチャートを示している。このシーケンスでは、帯電、現像等のオンタイミングは通常の作像時と同じタイミングで順次オンしてゆく(a、b、g、h、i、j、k、n)。その後,CPU101はリボルバモータ113(図3)を回転させて(q)、リボルバ20を図のパルスAの間だけ回転させて、現像位置より外した位置に停止させる。これは、LD電位測定シーケンスでは、実際にLDを発光させるため、感光体ドラム11上の露光部分は、現像器が現像位置にセットされていれば現像できるが、電位を測定するだけのシーケンスであるため、無駄なトナーを消費させる必要はないので、現像器を現像位置から外した位置に移動させるためである。ここでは、パルスAにより、現像器を現像位置よりも45度回転させるようにしている。この後、LDを発光させて内部パターンの書き込みを行う(u)。そして、電位測定が終了したときは、パルスBによりリボルバ20を315度回転させて、元の現像位置に復帰させる(q)。なお、電位測定後は、所定のタイミングでベルト転写、帯電、現像の順に各出力をオフしてゆく。なお、リボルバ20が45度移動した後、電位測定が終了して、再びリボルバ20が現像位置に復帰する間、モータ定常回転信号はオフしている(t)。この間は、図7に示したように現像スリーブの動力伝達が遮断されるため、現像モータ112の負荷が軽くなり、異常として検出される可能性がある。この場合も、本来の異常とは言えないため、安易にモータが停止してしまうことは好ましくない。
【0064】
そこで、本実施形態のプリンタでは、現像器を非現像位置で停止させた状態で、現像モータだけを回転させる運転モードのときには、現像モータの負荷変動に対しては異常停止せずに、現像中の現像モータの過負荷に対しては異常停止するような制御を行っている。次に、本実施形態における現像モータの異常検出について説明する。
図15は、本実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図3に示すCPU101により実行されている。
まず、現像モータがオンかどうかを判断し(ステップ401)、オンであるときは、現像器が現像位置にセットされているかどうかを判断する(ステップ402)。ここで、現像器が現像位置にセットされているときは、モータ定常回転信号がオンかどうかを判定する(ステップ403)。ここで、信号がオン状態であれば、異常タイマをリセットし(ステップ404)、先頭にリターンする。このステップ401からステップ404は、リボルバが現像位置で停止していて、かつ現像スリーブが回転して現像が行われているときの処理の流れを示している。なお、ステップ401で現像モータがオンでないときは、そのままステップ404へ進む。
【0065】
また、ステップ403で信号がオン状態でなければ、異常タイマをセットし(ステップ405)、異常タイマの値が判定時間t1を越えたかどうかを判断する(ステップ406)。ここで、タイマ値が判定時間t1より小さいときは先頭にリターンし、タイマの値が判定時間t1を越えたときは、現像モータ異常処理を実行する(ステップ407)。このステップ403からステップ407までの流れは、現像中に異常が発生したときの処理の流れを示している。
【0066】
一方、ステップ402で現像器が現像位置にセットされていないとき、すなわちLD電位測定シーケンスのときは、異常タイマをリセットする(ステップ404)。このステップ401からステップ402は、現像器が現像位置から外れていて、かつ現像スリーブが回転しているときの運転モードにおける処理の流れを示している。
【0067】
以上のように構成されたプリンタによれば、現像器が非現像位置で停止した状態で、現像モータだけを回転させる運転モードでは、モータ定常回転信号の有無にかかわらず、モータの異常検出は行われないので、例えばLD電位測定シーケンスのような負荷変動が予測されるシーケンスの途中で現像モータが停止してしまうおそれがない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに現像モータの異常検出が行われるため、適切なタイミングで現像モータを停止させることができる。
【0068】
次に、他の実施形態として、異常検出時の判定時間を変更するようにした例について説明する
図16は、他の実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図3に示すCPU101で実行されている。
まず、現像モータがオンかどうかを判断し(ステップ501)、オンであるときは、モータ定常回転信号がオンかどうかを判断する(ステップ502)。ここで、信号がオン状態であれば、異常タイマをリセットし(ステップ503)、先頭にリターンする。このステップ501からステップ503は、現像モータが回転して現像が行われているときの処理の流れを示している。なお、ステップ501で現像モータがオンでないときは、そのままステップ503へ進む。
【0069】
また、ステップ502でモータ定常回転信号がオン状態でないときは、現像器が現像位置にセットされているかどうかを判断する(ステップ504)。ここで、現像器が現像位置にセットされていないときは、異常タイマの判定時間tcmpをt3とし(ステップ505)、異常タイマをオンする(ステップ506)。一方、ステップ504で現像器が現像位置にセットされているときは、異常タイマの判定時間tcmpをt1とし(ステップ507)、異常タイマをセットする(ステップ506)。
【0070】
このように、判定時間tcmpの値を変更するのは、次のような理由による。まず、現像器が現像位置にセットされていない状態で、現像モータが回転しているときは、LD電位測定シーケンスなどの特定の運転モード中であり、信号のオフ状態が長く続くわけではない。しかも、細かなオン/オフのフィードバック制御も行われているので、判定時間t3を長く設定することにより、不必要な異常処理を免れるためである。なお、判定時間t2は、通常のLD電位測定シーケンスに要する時間を元にして設定される。一方、現像器が現像位置にセットされている状態で、現像モータが回転しているときは、現像が行われているときであり、このときに信号がオフ状態であるということは、過負荷により回転数が不安定な状態になったものと考えられるので、判定時間t1をt3より短く設定することにより、本来の過負荷に対して適切なタイミングで異常処理が行われるようにするためである。
【0071】
さて、ステップ506で異常タイマをセットした後は、異常タイマの値が判定時間tcmpを越えたかどうかを判断する(ステップ508)。ここで、タイマ値が判定時間tcmpより小さい間は先頭にリターンし、タイマ値が判定時間tcmpを越えたときは、現像モータ異常処理を実行する(ステップ509)。
【0072】
以上のように構成されたプリンタによれば、現像器を非現像位置で停止した状態で、現像モータだけを回転させる運転モードでは、異常タイマの判定時間が通常よりも長くなるように変更するようにしたため、LD電位測定シーケンスのような負荷変動が予測されるシーケンスでは、モータ定常回転信号が検出されなくても、その期間が前記変更された判定時間の範囲内であれば、現像モータの異常検出は行われないので、シーケンスの途中で現像モータが停止してしまうおそれがない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、変更された判定時間を越えて信号が検出されないときは、現像モータの異常検出が行われるため、予期せぬ負荷変動に対しても適切に対応することができる。また、現像中の過負荷に対しては、通常の判定時間により現像モータの異常が検出されるので、適切なタイミングで現像モータを停止させることができる。
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、駆動手段が作動中であっても、現像装置が現像器を移動させている間は、現像器駆動系の異常検出は行われないので、負荷変動が予測されるシーケンスの途中で駆動手段が停止してしまうおそれがない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに現像器駆動系の異常が検出されるので、適切なタイミングで駆動手段を停止させることができる。
請求項2の発明によれば、駆動手段が作動中であって、かつ現像装置が現像器を移動させている間は、異常検出手段の判定時間として、回転移動を停止した状態で現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる判定時間よりも長い判定時間を用いるため、負荷変動が予測されるシーケンスの途中では、正常な回転が行われなくても、その期間が前記長い判定時間の範囲内であれば、現像器駆動系の異常とはしない。よって、シーケンスの途中で駆動手段が停止してしまうおそれがない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、正常な回転が行われない期間が前記長い判定時間を超えるときは、現像器駆動系の異常とするので、予期せぬ負荷変動に対しても適切に対応することができる。また、現像中の過負荷に対しては、駆動手段の異常が検出されるので、適切なタイミングで駆動手段を停止させることができる。
請求項3の発明によれば、現像器が非現像位置で停止した状態で、駆動手段を作動させる運転モードでは、現像器駆動系の異常検出は行われないので、負荷変動が予測されるシーケンスの途中で駆動手段が停止してしまうおそれがない。また、現像中の過負荷に対しては、通常通りに現像器駆動系の異常が検出されるので、適切なタイミングで駆動手段を停止させることができる。
請求項4の発明においては、現像器を非現像位置で停止した状態で、駆動手段を作動させる運転モードでは、異常検出手段の判定時間として、回転移動を停止した状態で現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる判定時間よりも長い判定時間を用いるため、負荷変動が予測されるシーケンスでは、正常な回転が行われなくても、その期間が前記長い判定時間の範囲内であれば、現像器駆動系の異常とはしない。よって、シーケンスの途中で駆動手段が停止してしまうおそれがない。しかも、このようなシーケンスの途中であっても、正常な回転が行われない期間が前記長い判定時間を超えるときは、現像器駆動系の異常とするので、予期せぬ負荷変動に対しても適切に対応することができる。また、現像中の過負荷に対しては、通常の判定時間により現像器駆動系の異常が検出されるので、適切なタイミングで駆動手段を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの基本構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すプリンタの基本構成を示すブロック図。
【図3】図2に示すプリンタ制御部の詳細な回路構成を示すブロック図。
【図4】図3に示すI/Oコントローラと周辺機器の接続を示すブロック図。
【図5】図1に示したプリンタ部の主要部分を示す概略構成図。
【図6】図5に示したリボルバを前面から見たときのギヤ構成を示す透視図。
【図7】図5に示したリボルバを前面から見たときのギヤ構成を示す透視図。
【図8】A4サイズの白黒画像を2枚出力する場合のタイミングチャート。
【図9】A4サイズのフルカラー画像を1枚出力する場合のタイミングチャート。
【図10】A3サイズのフルカラー画像を1枚出力する場合のタイミングチャート。
【図11】HP検索を行う場合のタイミングチャート。
【図12】実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャート。
【図13】他の実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャート。
【図14】LD電位測定を行う場合のタイミングチャート。
【図15】実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャート。
【図16】他の実施形態における異常検出時の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 プリンタ
11 感光体ドラム
16 ベルト転写チャージャ
20 リボルバ
21 現像器
22 現像スリーブ
30 中間転写ベルト
33 紙転写チャージャ
40 書き込み系ユニット
101 CPU
104 シリアル通信コントローラ
105 書き込み系制御IC
107 I/Oコントローラ
111 ドラムモータ
112 現像モータ
113 リボルバモータ
150 マークセンサ
151 リボルバHPセンサ
Claims (4)
- 複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備えた画像形成装置において、
前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、
前記駆動手段の作動中であって、前記現像装置が前記現像器を回転移動させている間は、前記異常検出手段での異常検出を行わないことを特徴とする画像形成装置。 - 複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備えた画像形成装置において、
所定の判定時間を超えて前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、
前記駆動手段の作動中であって、前記現像装置が前記現像器を回転移動させている間は、前記異常検出手段の前記判定時間として、前記回転移動を停止した状態で前記現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる前記判定時間よりも長い判定時間を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備え、かつ、前記複数の現像器の全てを非現像位置で停止させた状態で、前記駆動手段を作動させるモードを備えた画像形成装置において、
上記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系の異常を検出する異常検出手段を設け、
前記駆動手段を作動させるモードでは、前記異常検出手段での異常検出を行わないことを特徴とする画像形成装置。 - 複数の現像器と、所定の現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動するために該所定の現像位置に移動した現像器の現像入力ギヤと連結される駆動手段とを有し、複数の現像器を順次回転移動することにより、潜像担持体上の静電潜像を各色の現像剤により現像するようにした回転型現像装置を備え、かつ、前記複数の現像器の全てを非現像位置で停止させた状態で、前記駆動手段を作動させるモードを備えた画像形成装置において、
所定の判定時間を超えて前記駆動手段の回転数が定常の回転数領域にあるか否かにより現像器駆動系が異常か否かを検出する異常検出手段を設け、
上記モードでは、前記異常検出手段の前記判定時間として、前記回転移動を停止した状態で前記現像位置にある現像器の現像剤担持体を回転駆動している間に用いる前記判定時間よりも長い判定時間を用いることを特徴とする画像形成装置。
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- 1995-12-14 JP JP34800895A patent/JP3752292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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