JPH1124364A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1124364A
JPH1124364A JP9197834A JP19783497A JPH1124364A JP H1124364 A JPH1124364 A JP H1124364A JP 9197834 A JP9197834 A JP 9197834A JP 19783497 A JP19783497 A JP 19783497A JP H1124364 A JPH1124364 A JP H1124364A
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JP
Japan
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intermediate transfer
cleaning
belt
color
image
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JP9197834A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakai
良博 堺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトのクリーニングのタイミング
を画像形成の状態により変更し、画像形成の高速化、効
率化を図るカラー画像形成装置の提供。 【解決手段】 感光体10には、各色のトナー像が順次
形成される。中間転写ベルト30には、感光体10に形
成させた各トナー像を順次重ねて転写させ、2画面分の
カラー画像を形成できる。この中間転写ベルト30上に
形成されたカラー画像は、一括して転写紙に転写され
る。中間転写ベルト30上に残留するトナーは、ベルト
クリーニング34によりクリーニングされる。そして、
そのベルトクリーニング34による中間転写ベルト30
のクリーニング開始のタイミングを、中間転写ベルト3
0上に形成される画像が1画面か2画面かにより変更す
るようにした。さらに、クリーニング開始のタイミング
が変更されたときに、この変更に応じて、次に開始され
る画像形成のタイミングを変更するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンタ、ファクシミリなどに適用されるカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体上に順次形成されたカラー
画像を中間転写体上に順次重ねて転写し、これにより中
間転写体上に2画面のカラー画像を形成し、その画像を
一括して転写紙に転写してカラー画像を得るカラー複写
機が、特開平1−502062号公報や、特開平5−2
24500号公報に記載されている。しかし、これらの
公報には、中間転写体に残留するトナーのクリーニング
の開始や終了のタイミングに関して詳しく記載されてい
ない。また、特開平7−44031号公報には、中間転
写体のクリーニングのタイミングに関して記載されてい
るが、中間転写体との位置関係については何ら記載され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来装置で
は、コピー速度が遅かったため中間転写体のクリーニン
グに関してそれほど詳細なタイミングを取る必要がなか
った。また、従来装置では、中間転写体(中間転写ベル
ト)の内側に、色重ね時の位置合わせの基準となるマー
クが設けられ、このマークの検知も1つのため制御とし
てはさほど難しいものではなかった。しかし、現在で
は、よりコピーの高速化が要求されるようになり、また
それに伴って中間転写体のマークの個数も複数となり、
一層制御が複雑になってきたため、従来のような中間転
写体のクリーニングでは、画像形成の高速化、効率化に
対応できなくなってきている。
【0004】一方、従来装置では、中間転写体上のトナ
ーのクリーニングは、画像形成中には画像形成した範囲
を、異常停止後や電源ON時のイニシャライズ時には中
間転写体を1回転することにより全範囲のクリーニング
を行っていた。このようにすると、クリーニングの無駄
が省け、その負担を軽減できる。しかし、現在では、一
層、高速化、高画質化が要求され、この要求を満たすた
めに、クリーニングのON/OFFのタイミングと中間
転写体上の画像位置との関係、書き込みタイミングとの
関係が重要になる。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、中間転写
体のクリーニングのタイミングを画像形成の状態により
変更するようにし、画像形成の高速化、効率化を図るよ
うにしたカラー画像形成装置を提供することにある。本
発明の第2の目的は、中間転写体のクリーニングを、画
像形成中、または異常停止後や電源投入時の初期化時に
かかわらず、所定のタイミングから所定距離だけ行うよ
うにし、高画質化、高速化を図るようにしたカラー画像
形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、各色のトナー像を順次形成する感光体と、この感光
体に形成させた各トナー像を順次重ねて転写させ、2画
面分のカラー画像を形成できる中間転写体と、この中間
転写体上に形成されたカラー画像を一括して転写紙に転
写する転写手段と、前記中間転写体上の残留トナーをク
リーニングするクリーニング手段と、このクリーニング
手段のクリーニング開始のタイミングを、前記中間転写
体上に形成させるカラー画像の画面数に応じて変更する
手段を具備することにより、前記第1の目的を達成す
る。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
カラー画像形成装置において、前記クリーニング手段の
クリーニング開始のタイミングが変更されたときに、こ
の変更に応じて、次に開始される画像形成のタイミング
を変更する手段を具備し、前記第1の目的を達成する。
【0008】請求項3記載の発明では、各色のトナー像
を順次形成する感光体と、この感光体に形成させた各ト
ナー像を順次重ねて転写させ、2画面分のカラー画像を
形成できる中間転写体と、この中間転写体に設けられ、
トナー像を重ねる際に位置合わせ用に使用する2つから
なるマークと、前記中間転写体上に形成されたカラー画
像を一括して転写紙に転写する転写手段と、前記中間転
写体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング手
段とを具備し、前記クリーニング手段によりクリーニン
グする前記中間転写体上のクリーニング領域は、前記中
間転写体上に形成されるカラー画像の最終的な画面数、
待機時のクリーニング、または異常停止後の初期化時の
クリーニングのいずれにもかかわらず一定の距離とし、
この距離は、前記中間転写体の回転方向の一周分とこの
一周分のその直後に検出される前記マークの手前までと
するようにし、前記第2の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラー画像形成装
置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。図1は、本発明の実施の形態の全体の構成を概略的
に示す図である。図2は、この実施の形態の全体の制御
系のブロック図である。図3は、この実施の形態のプリ
ンタ制御部のブロック図である。図4は、この実施の形
態の入出力制御のI/Oコントローラの接続を示す図で
ある。図5は、この実施の形態のプリンタ部の機械的な
構成を示す図である。
【0010】次に、この実施の形態のカラー画像形成装
置の基本的な構成について、図1を参照して説明する。
この実施の形態は、図1に示すように、プリンタ1、ス
キャナ2、給紙装置であるバンク3、原稿給紙装置(D
F)4、および後処理装置であるソータ5から構成され
る。プリンタ1は、電子写真プロセスによるカラー画像
形成を行う。スキャナ2は原稿を読み取り、その読み取
りに応じて得られる画像データをプリンタに1転送す
る。バンク3は、プリンタ1へ転写紙を供給する。原稿
給紙装置4は、スキャナ2へ原稿を供給する。後処理装
置5は、プリンタ1から排出される転写紙を仕分けした
りする。
【0011】次に、この実施の形態の全体の制御系の構
成について、図2を参照して説明する。プリンタ制御部
100は、電子写真プロセスシーケンス、および紙搬送
処理を制御する。このプリンタ制御部100は、図2に
示すように、バンク制御部300およびソータ制御部5
00と光ファイバシリアル通信ができるように接続され
ており、コマンドにより作像タイミングに応じた制御を
行っている。スキャナ制御部200は、原稿画像データ
の読み取り制御、および画像処理制御を行う。このスキ
ャナ制御部200は、図2に示すように、DF制御(原
稿給紙制御部400と光ファイバシリアル通信ができる
ように接続されており、コマンドにより原稿供給シーケ
ンスを制御している。
【0012】システム制御部800は、この実施の形態
にかかるシステム全体を制御し、操作部制御部900か
らの指定に基づき、プリンタ制御部100とスキャナ制
御部200に作像条件を渡したり、システム全体の状態
を管理制御し、表示指令を行う。システム制御部800
と各制御部とは、光ファイバシリアル通信ができるよう
に接続されている。プリンタ制御部100とスキャナ制
御部200は、画像重ね時の位置合わせ、および転写紙
と画像の位置合わせに厳しい精度を要求されるため、直
接に、シーケンス制御が可能なように光ファイバシリア
ル通信によって接続されている。そして、画像データを
スキャナ制御部200からプリンタ制御部100に直接
転送するデータバスも装備されている。
【0013】次に、図2に示したこの実施の形態のプリ
ンタ制御部100の詳細な構成について、図3を参照し
て説明する。このプリンタ制御部100は、図3に示す
ように、CPU(中央処理装置)101、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)102、RAM(ランダム・アク
セス・メモリ)103を備え、これらはデータバスおよ
びアドレスバスによって接続されている。CPU101
は、プログラムの内容を演算、実行する。ROM102
は、制御プログラムを格納する。RAM103は、デー
タを格納および待避させるためのものである。シリアル
通信コントローラ104は、各制御部とのコマンド送受
信を行うためのものであり、CPU101とは、データ
バスおよびアドレスバスによって接続されている。
【0014】書き込み制御IC(105)は、画像デー
タの露光制御を行うものであり、CPU101とは、デ
ータバスおよびアドレスバスによって接続されている。
また、この書き込み制御IC(105)は、露光用のレ
ーザダイオード制御ユニット106、およびポリゴンモ
ータ115と接続し、これらの制御を行う。I/Oコン
トローラ107は、入出力制御を行う。定着ユニット1
60は、定着サーミスタからのA/D入力に基づき、定
着ヒータ制御用のPWMの出力を行う。パワーパックユ
ニット170は、パワーパックからのフィードバックA
/D入カに基づき、パワーパック出力をPWMによって
制御する。また、パワーパックユニット170の出力と
しては、帯電チヤージヤ、帯電グリッド、現像DCバイ
アス、現像ACバイアス、ベルト転写チャージャ、紙転
写チャージャの各出力がある。
【0015】電位計180は、感光体の表面電位を測定
し、この電位計180の出力はCPU101のA/D入
力に接続されている。Pセン181は、感光体上のトナ
ー付着量を測定するためのものであり、このPセンサ1
81のフォトトランジスタの出力がCPU101のA/
D入力に、また、CPU101からのPWM出力がPセ
ンサ181のLEDの駆動回路に接続されている。メイ
ンモー夕110は、紙搬送系を駆動するためのものであ
り、ドラムモータ111は、感光体および中間転写ベル
トを駆動するためのものである。現像モータ112は、
現像スリーブを駆動するためのものであり、オン信号と
速度を半分に落とすための半速信号、および速度が目的
速度に達したことを判断するためのロック検出信号がC
PU101と接続している。
【0016】リボルバモータ113は、現像ユニットを
装備しているリボルバを回転させるためのものであり、
4相出力がCPU101から出力されていて、指定の現
像色を現像位置に停止することを可能としている。補給
モータ114は、トナーカートリッジから現像ユニット
内にトナーを補給するためものであり、トナー付着量に
応じてオン時間が制御される。中間転写ベルトマークセ
ンサ150は、後述の中間転写ベルト30に設けられ、
色重ね時の位置合わせの基準となる2つのベルトマーク
を検出するものであり、この検出信号はタイミング的に
厳しい精度を要求されるのでCPU101の割り込み入
力に接続されている。リボルバホームポジシヨンセンサ
151は、リボルバの停止位置基準となるリボルバホー
ムポジシヨン(リボルバHP)を検出するものであり、
この検出信号はリボルバ回転中に出力パルスを切り替え
るというタイミング的に厳しい精度を要求されているた
めにCPU101の割り込み入力に接続されている。
【0017】次に、図3に示したこの実施の形態のI/
Oコントローラ107の接続例について、図4を参照し
て説明する。このI/Oコントローラ107の出力側に
は、図4に示すように、レジストクラッチ130、手差
しクラッチ131、手差しピックアップソレノイド13
2、除電ランプ133、中間転写ベルトクリーニング接
離用ソレノイド134、潤滑剤塗布ソレノイド135が
接続されている。このI/Oコントローラ107の入力
側には、図4に示すように、レジストセンサ140、手
差しペーパエンドセンサ141、排紙センサ142、黒
カ−トリッジセンサ143、カラーカートリッジセンサ
144、ドアスイッチ145が接続されている。
【0018】次に、図1に示したこの実施の形態のプリ
ンタ1の部分の主な構成について、図5を参照して説明
する。プリンタ1は、図5に示すように、感光体10、
リボルバユニット20、中間転写ベルト30、書き込み
系ユニット40などから概略構成される。感光体10の
周りには、除電ランプ11、帯電スコロトロンチャージ
ャ12、電位計180、Pセンサ181、転写前除電ラ
ンプ15、ベルト転写チャージャ16、ドラムクリーニ
ング17が配置されている。リボルバユニット20の現
像位置は、感光体10上の電位センサ180とPセンサ
181の間に位置しており、ユニットの中には、Bla
ck/Cyan/Magenta/Yellow(以
下、K/C/M/Yと記載する)の4色に対応する現像
装置21、22、23、24が具備されている。そし
て、CPU101からの4相出力によりリボルバモータ
113を回転させて、指定色の現像色を現像位置に停止
させることを可能としている。現像は、現像モータ11
2をONさせて現像スリーブを回転させることにより行
う。
【0019】書き込みユニット40の中には、レーザダ
イオード(LD)、ポリゴンモータ115によって回転
されるポリゴンミラーなどが具備されており、感光体1
0の帯電スコロトロンチャージャ12と電位計180の
間が露光されるように構成されている。中間転写ベルト
30の内側であって、感光体10と対向する位置に、転
写チャージャ16が配置されている。また、中間転写ベ
ルト30の内側であって、転写チャージャ16から中間
転写ベルト30の回転方向に所定距離離れた位置に、色
重ね時の位置合わせの基準となり、中間転写ベルト30
の内側に設けられた2つのベルトマークを読み取るベル
トマークセンサ150が配置されている。中間転写ベル
ト30の外側の周囲には、中間転写ベルト30の回転方
向に、中間転写ベルト30上に潤滑剤を塗布するための
潤滑剤塗布ユニット32、中間転写ベルト30上に転写
された画像を転写紙に転写するための紙転写チャージャ
33、中間転写ベルト30上の未転写トナ−および残ト
ナ−をクリーニングするためのベルトクリーニング34
が配置されている。
【0020】中間転写ベルトの30の周長(回転方向の
長さ)は、A4横サイズの転写紙の2枚分の長さと、こ
の転写紙間の距離とを加えたものであり、感光体10の
周長の2倍の長さになっている。そして、感光体10の
1回転でA4横1枚分の画像が形成され、感光体10の
2回転で中間転写ベルト30上には同一色で2画面の画
像が形成されるようになっている。中間転写ベルト30
の内側に設けら、色重ね時の位置合わせの基準となる2
つのマークは、中間転写ベルト30が2等分される位置
に設けられている。
【0021】なお、感光体10と中間転写ベルト30
は、ドラムモータ111によって駆動されている。ベル
トクリーニング34は、中間転写ベルトクリーニング離
接用ソレノイド134によって中間転写ベルト30と接
離可能に構成され、また、潤滑剤の塗布も潤滑剤塗布ソ
レノイド135により塗布の可否が可能に構成されてい
る。また、紙搬送路の紙転写チャージャ33の上流に
は、レジストローラ50が配置され、その下流側には搬
送ベルト51が配置され、搬送ベルトの51の先には定
着ユニット(図示せず)が具備されている。なお、レジ
ストローラ50、搬送ベルト51、定着ローラ(図示せ
ず)はメインモータ110によって駆動され、レジスト
ローラ50はレジストクラッチ130によってオン/オ
フされる。
【0022】次に、このように構成される実施の形態に
おけるプリンタ1の画像形成時の主要なシーケンスの例
を、図5を参照して以下に説明する。まず、停止状態に
おいて、図5に示すように、リボルバユニット20は現
像色(K)の位置で停止しているものとする。いま、感
光体10上の露光位置が帯電スコロトロンチャージャ1
2によって帯電された状態になっていれば、感光体10
上に潜像を形成することが可能となる。そのタイミング
以降に、スキャナ制御部200から画像データを送るよ
うにプリンタ制御部100からスキャナ2に対してラン
プオンおよびスキャナスタートを光ファイバを介して送
信する。感光体10上の静電潜像は現像器によって現像
され、この感光体10上に現像されたのトナー像は、ベ
ルト転写チャージャ16の動作により中間転写ベルト3
0に転写される
【0023】そして、中間転写ベルト30に転写された
トナー像が紙転写位置に到達する直前に紙転写チャージ
ャ33をオンして、転写紙に画像を転写する。なお、紙
転写のタイミングに間に合うように転写紙は給紙されて
おり、レジストローラ50に転写紙の先端を突き当てて
待機状態になったのちに、紙転写位置で画像の先端と転
写紙の先端が合うタイミングで、レジストクラッチ13
0はオンされる。画像を転写された転写紙は、搬送ベル
ト51により、定着ユニットまで搬送され、定着ローラ
で熱定着されて排紙トレイ(図示せず)に排出される。
紙転写が終了し、次の作像がないと判断すると、終了シ
ーケンスに移行する。まず、ベルト転写チャージャ16
をオフし、感光体10上のベルト転写チャージャ16の
オフした位置が帯電スコロトロンチャージャ12の位置
に到達したときに、帯電スコロトロンチャージャ12を
オフする。さらに、その位置が現像位置に到達したとき
に、現像バイアスおよび現像モータ112をオフする。
この時点から、ベルトマークセンサ150はベルトマー
ク検出の待機状態とし、ベルトマーク検出後、ベルトマ
ークを所定の位置に停止させるまでドラムモータ111
をオンさせて、ドラムモータ111のオフと同時に除電
ランプ11をオフにする。
【0024】次に、フルカラーの画像形成(4色画像形
成)の場合について、以下に説明する。図6は、A4横
サイズ(搬送方向に短い場合)の画像をフルカラーで4
画面の画像形成(4枚コピー)の基本シーケンスを示す
タイミングチャートである。なお、図6のタイミングチ
ャートは、概略を示すものであり、総ての負荷動作のタ
イミングを示してはいない。また、図で示されたスキャ
ナ内外のタイミングは、画像形成された画像の位置を示
すものであり負荷のタイミング的な余裕分等は加味され
ていない。
【0025】次に、図6の場合におけるフルカラーの画
像形成の各部の動作について説明する。いま、停止状態
において、図5に示すように、リボルバユニット20は
現像色(K)位置で停止しているものとする。そして、
システム制御部800よりスタートの命令が来ると、除
電ランプ11とドラムモータ111をオンする。感光体
10上の除電ランプ11の開始位置が帯電位置に到達し
たときに、帯電スコロトロンチャージャ12をオンさせ
る。さらに、感光体10上の帯電スコロトロンチャージ
ャ12をオンした位置が現像位置に到達すると、現像バ
イアス(DC+AC)および現像モータ112をオンさ
せる。また、感光体10上の現像バイアスオン位置がベ
ルト転写位置に到達したときに、ベルト転写チャージャ
16をオンさせる。ここまでが前回転となる。
【0026】同時に、中間転写ベルト30の回転によ
り、ベルトマークセンサ150が基準のベルトマークを
検出すると、CPU101の割り込み端子に接続されて
いるので、プログラム上では、割り込み処理が走る。そ
の中で1画面1色目(K1)のスキャン開始コマンドを
送信する。スキャナがスキャンを開始すると、画像デー
タがスキャナ制御部200から書き込み制御IC105
に転送され、書き込み制御IC105でレーザダイオー
ド露光データに変換されて、感光体10上に静電潜像を
作成するべくレーザダイオード露光を行う。1色目
(K)現像スリーブ21−1は、書き込み中のドラム負
荷変動を無くすために書き込み開始に先駆けて回転を開
始する。感光体10上の1色目(K1)の静電潜像が現
像位置にくると、K現像を開始する。現像された1画面
1色目(K1)のトナー像の先端が第1転写位置(ベル
ト転写位置)に来ると、そのトナー像はベルト転写チャ
ージャ16により中間転写ベルト30に転写される。そ
して、1画面1色目(K1)のスキャンでの原稿読取が
終了すると、スキャナは高速でリターンを行い、2画面
1色目のスキャン開始までスキャナHP(ホームポジシ
ョン)で待機する。
【0027】次に、ベルトマークセンサ150がベルト
マークを検出すると、2画面1色目(K2)の原稿の読
み取りを開始するためのスキャン開始コマンドが送信さ
れ、スキャナがスキャンを開始する。これにより、画像
データがスキャナ制御部200から書き込み制御IC1
05に画像データが転送され、書き込み制御IC105
でレーザダイオード露光データに変換されて感光体10
上に静電潜像を作成するべくレーザダイオード露光を行
う。2画面目の画像の先端は、1画面目の画像後端から
転写紙間分だけ置いた位置に像形成される。1色目
(K)現像スリーブ21−1は、1画面の現像終了後も
停止せず回転している。これは、書き込み中のドラム負
荷変動を無くすためである。感光体10上の2画面1色
目(K2)の静電潜像が現像位置にくると、K現像を開
始する。現像された2画面1色目(K2)トナー像の先
端が第1転写位置(ベルト転写)に来ると、トナー像
は、ベルト転写チャージャ16により中間転写ベルト3
0に転写される。
【0028】そして、2画面1色目(K2)のスキャナ
での読取が終了すると、スキャナは高速でリターンを行
い、次の1画面2色目(C2)のスキャン開始信号を受
信するまでスキャナHP(ホームポジション)で待機す
る。2画面1色目(K2)の現像が終了すると、リボル
バモータ113をONして、2色目(C)の現像器22
が現像位置に来るように、リボルバユニット20を回転
させる。また、中間転写ベルト30に当接されるベルト
クリーニング34を解除して、中間転写ベルト30上の
画像を消さないようになっている。
【0029】その後、再度、ベルトマークセンサ150
がベルトマークを検出し、この旨の割り込みが入ると、
1画面2色目(C1)のスキャン開始コマンドを送信す
る。これにより、1画面2色目の読み取りのためのスキ
ャンが、スキャナにより開始される。スキャンを開始す
ると、画像データがスキャナ制御200から書き込み制
御IC105に画像データが転送され、書き込み制御I
C105でレーザダイオード露光データに変換されて感
光体10上に静電潜像を作成するべくレーザダイオード
露光を行う。2色目(C)現像スリーブ22−1は、書
き込み中のドラム負荷変動を無くすため書き込み開始に
先駆けて回転を開始する。
【0030】感光体10上の2色目(C)の静電潜像が
現像位置にくると、C現像を開始する。現像された1画
面2色目(C1)のトナー像の先端が第1転写位置(ベ
ルト転写位置)に来ると、ベルト転写チャージャ16に
より、中間転写ベルト30上の1画面1色目(K1)の
トナ−画像と同じ位置に、2色目(C1)のトナ−画像
を重畳させる。そして、1画面2色目(C1)のスキャ
ナでの原稿の読取が終了すると、スキャナは高速でリタ
ーンを行い2画面2色目(C2)のスキャンを開始する
までスキャナHP(ホームポジション)で待機する。
【0031】次に、2画面2色目(C2)の原稿読取を
開始するためのスキャン開始コマンドを送信すると、ス
キャナがスキャンを開始する。これにより、画像データ
がスキャナ制御部200から書き込み制御IC105に
画像データが転送され、書き込み制御IC105でレー
ザダイオード霧光データに変換されて、感光体10上に
静電潜像を作成するべくレーザダイオード露光を行う。
上述の1色目と同様に、2画面目の画像先端は1画面目
の画像後端から転写紙間分だけ置いた位置に像形成され
る。2色目(C)現像スリーブ22−1は、1画面現像
終了後も停止せず回転している。これは、書き込み中の
ドラム負荷変動を無くすためである。感光体10上の2
画面2色目(C2)の静電潜像が現像位置にくると、C
現像を開始する。
【0032】現像された2画面2色目(C2)トナ−像
の先端が第1転写位置(ベルト転写位置)に来ると、ベ
ルト転写チャージャ16により、中間転写ベルト30上
の2画面1色目(K2)のトナ−画像と同位置に、2色
目(C2)トナー画像を重畳させる。そして、2画面2
色目(C)のスキャンでの原稿読取が終了するとスキャ
ナは高速でリターンを行い、次の2画面3色目(M)の
スキャン開始するまでスキャナHP(ホームポジショ
ン)で待機する。2画面2色目(C2)の現像が終了す
るとリボルバモータ113をONして、3色目(M)の
現像器23が現像位置に来るように、リボルバユニット
20を回転させる。
【0033】その後、再度、マークセンサ150がベル
トマークを検出し、その旨の割り込みが入ると、1画面
3色目(M)のスキャン開始コマンドを送信する。これ
により、1画面3色目の原稿読取のためのスキャンが開
始される。その後は前記同様に感光体10への書き込
み、3色目(M)現像、中間転写ベルト30への転写を
行い、同様にして中間転写ベルト30上に3色目のトナ
ー画像が重畳された2つの画面がそれぞれ画像形成され
る。引き続き、4色目(Y)も同様に読み取り、書き込
み、転写を経て画像形成を行うことにより、中間転写ベ
ルト30上に2画面分の4色目トナーが重畳される。そ
して、2画面4色目(Y)のスキャナでの読取が終了す
ると、スキャナは高速でリターンを行い、次の新たな画
像形成のスキャンを開始するまでスキャナHP(ホーム
ポジション)で待機する。
【0034】2画面4色目(Y4)の現像が終了し、4
色目(Y)トナーのベルト転写が終了すると、ベルト転
写された中間転写ベルト30上のフルカラー画像が転写
紙に転写するべく紙転写位置に到達する直前に、紙転写
チャージャ33がオンされる。そして、転写紙が転写位
置に来ると、そのフルカラー画像の転写紙への転写が開
始される。中間転写ベルト30上の転写残トナーの先端
がベルトクリーニング34の位置に到達しても、ベルト
クリーニング34を中間転写ベルト30に直ぐには接触
させない。これは、まだ一次転写(ベルト転写)を行っ
ている最中であり、中間転写ベルト30へ負荷変動を与
えないためである。
【0035】そして、図6に示すように、中間転写ベル
ト30への一次転写が終了すると、すなわち、感光体1
0上への最終画像書き込みの終了後の直後に、ベルトマ
ークセンサ150が中間転写ベルト30に設けたベルト
マークを検知し、この検知から一定距離eだけ中間転写
ベルト30が移動したタイミングで、中間転写ベルト3
0に対してベルトクリーニング34を接触させ、中間転
写ベルト30に残留するトナーのクリーニングを開始す
る。中間転写ベルト30によりカラー画像を転写された
転写紙は、搬送ベルト51により定着ユニット52まで
搬送され、定着ローラで熱定着されて排紙トレイ(図示
せず)に排出される。二次転写(紙転写)が終了する
と、リボルバモータ113によりリボルバユニットを回
転させ、次の現像である3画面1色目のK現像器21が
現像位置に来るように回転制御する。
【0036】中間転写ベルト30のクリーニングの領域
は、図6に示すように、中間転写ベルト30の1周分の
他に、ベルトマークセンサ150がその一周分の直後に
ベルトマークを検知する手前までの距離αを加えた長さ
とする。このように、距離α分だけ余分にクリーニング
するのは、ベルトクリーニング34が中間転写ベルト3
0から離れる際に、中間転写ベルト30上に残るトナー
の横筋を、次の作像行程の4画面1色目と3画面2色目
の転写紙間内に来るようにするためである。中間転写ベ
ルト30のクリーニングが終了すると、ベルトクリーニ
ング34は、中間転写ベルト30から離れる。
【0037】さらに続けて、中間転写ベルト30の回転
により、ベルトマークセンサ150がベルトマークを検
知すると、CPU101の割り込み端子に接続されてい
るので、プログラム上では、割り込み処理が走る。その
中で3画面1色目(K3)のスキャン開始コマンドを送
信する。スキャナがスキャンを開始すると、画像データ
がスキャナ制御部200から書き込み制御1C105に
画像データが転送され、書き込み制御IC105でレー
ザダイオード露光データに変換されて感光体10上に静
電潜像を作成するべくレーザダイオード露光を行う。以
下の行程は、上述の1画面1色目からと同様であるので
説明を省略する。
【0038】3画面1色目の画像読取から始まり4画面
1色目の1次転写(ベルト転写)が終了し、その転写ベ
ルト30上の4画面1色目の画像後端から3画面2色目
の画像先端間に、上述の画像形成、二次転写(紙転写)
後のベルトクリーニング終了時のクリーニング34の離
間時のトナーの横筋が来るように、上述のαは決定され
ている。そして、その後も上述の1画面、2画面と同様
に3画面、4画面のフルカラー画像が中間転写ベルト3
0上に画像形成される。
【0039】4画面4色目の現像が終了し、4色目(Y
4)トナーのベルト転写が終了すると、ベルト転写され
た中間転写ベルト30上のフルカラー画像は転写紙に転
写するべく紙転写位置に到達する直前に紙転写チャージ
ャ33をオンして、転写紙に画像が一括転写される。中
間転写ベルト30上への一次転写終了後に、中間転写ベ
ルト30に対してベルトクリーニング34を接触させ、
クリーニングを開始する。2次転写(紙転写)が終了す
ると、リボルバモータ113によりリボルバユニットを
回転させ、K現像器21が現像位置に来るように回転制
御する。中間転写ベルト30のクリーニングの領域は、
上述と同様に、中間転写ベルト30の1周分の他に、ベ
ルトマークセンサ150がその一周分の直後にベルトマ
ークを検知する手前までの距離αを加えた長さとする。
中間転写ベルト30のクリーニングが終了すると、中間
転写ベルト30が所定の位置で停止し、画像形成装置は
待機状態となる。
【0040】次に、図7の場合におけるフルカラーの画
像形成の各部の動作について説明する。図7は、A4横
サイズの画像を中間転写ベルト30に2画面分形成し、
この画像を転写紙に転写後に、中間転写ベルト30の残
留トナーをクリーニングし、このクリーニング後に、新
たに次の画像形成を行う場合のタイミンミングチャート
である。この場合の各部の動作は、図7に示すように、
中間転写ベルト30がクリーニング終了後に回転を停止
し、その後のプリントスタートにより再び動作にする点
を除けば図6の場合と同様である。そこで、以下の動作
の説明では、クリーニングの開始以後の動作について行
うものとする。
【0041】いま、図7に示すように、中間転写ベルト
30への一次転写が終了すると、図6の場合と同様に、
中間転写ベルト30に対してベルトクリーニング34を
接触させ、中間転写ベルト30に残留するトナーのクリ
ーニングを開始する。中間転写ベルト30のクリーニン
グの領域は、図7に示すように、中間転写ベルト30の
1周分の他に、ベルトマークセンサ150がその一周分
の直後にベルトマークを検知する手前までの距離αを加
えた長さとする。このように、距離α分だけ余分にクリ
ーニングするのは、ベルトクリーニング34が中間転写
ベルト30から離れる際に、中間転写ベルト30上に残
るトナーの横筋を、次に新たに画像形成する次の作像行
程の1画面2色目と2画面1色目の転写紙間内に来るよ
うにするためである。中間転写ベルト30のクリーニン
グが終了すると、ベルトクリーニング34は、中間転写
ベルト30から離れる。そして、図7に示すように、中
間転写ベルト30もその駆動(回転)を停止する。
【0042】その後、図7に示すように、システム制御
部800から次のプリントスタートがあると、上記と同
様に各部が動作を開始する。従って、図7に示すよう
に、中間転写ベルト30が回転し、この回転に伴いベル
トマークセンサ150がベルトマークを検出すると、上
記のようにスキャナが原稿を読み取り、その読み取り画
像データが感光体10に書き込まれる。そして、1色目
(K)の現像、中間転写ベルト30への転写が行われ
る。なお、以下のクリーニング制御を加えた画像形成シ
ーケンスは、図6の場合と同様であるので、その説明は
省略する。
【0043】次に、図8の場合におけるフルカラーの画
像形成の各部の動作について説明する。図8は、A4横
サイズの画像を中間転写ベルト30に1画面分のみ形成
し、この画像を転写紙に転写後に、中間転写ベルト30
の残留トナーをクリーニングし、このクリーニング後
に、次の画像形成を行う場合のタイミンミングチャート
である。いま、停止状態において、図5に示すように、
リボルバユニット20は現像色(K)位置で停止してい
るものとする。次いで、システム制御部800よりスタ
ートの命令が来ると、除電ランプ11とドラムモータ1
11をオンする。感光体10上の除電ランプ11の開始
位置が帯電位置に到達したときに、帯電スコロトロンチ
ャージャ12をオンさせる。さらに、感光体10上の帯
電スコロトロンチャージャ12をオンした位置が現像位
置に到達すると、現像バイアス(DC+AC)および現
像モータ112をオンさせる。また、感光体10上の現
像バイアスオン位置がベルト転写位置に到達したとき
に、ベルト転写チャージャ16をオンさせる。ここまで
が前回転となる。
【0044】同時に、中間転写ベルト30の回転によ
り、ベルトマークセンサ150がベルトマークを検出す
ると、図8に示すように、スキャナがスキャンを開始す
る。これにより、スキャナの読み取り画像データに応じ
た静電潜像が感光体10上に形成される。感光体10上
の1画面1色目(K)の静電潜像が現像位置にくると、
K現像を開始する。そして、その現像された1色目
(K)のトナー像は、中間転写ベルト30に転写され
る。1画面1色目(K)のスキャナでの原稿の読取が終
了すると、スキャナは高速でリターンを行い、1画面2
色目(C)のスキャン開始までスキャナHP(ホームポ
ジション)で待機する。1画面1色目(K)の現像が終
了すると、リボルバモータ113をONして、2色目
(C)の現像器22が現像位置に来るように、リボルバ
ユニット20を回転させる。
【0045】その後、ベルトマークセンサ150が次の
ベルトマークを検出し、さらに次のベルトマークを検出
すると、図8に示すように、1画面2色目(C)の原稿
の読み取りを開始するためのスキャン開始コマンドが送
信され、スキャナがスキャン開始する。これにより、ス
キャナの読み取り画像データに応じた静電潜像が感光体
10上に形成される。感光体10上の1画面2色目
(C)の静電潜像が現像位置にくるとC現像を開始す
る。その現像された2色目(C)のトナー像は、中間転
写ベルト30上の1画面1色目(K)のトナ−画像と同
位置に重畳させる。1画面2色目(C)のスキャンでの
原稿読取が終了すると、スキャナは高速でリターンを行
い、1画面3色目(M)のスキャン開始までスキャナH
P(ホームポジション)で待機する。1画面2色目
(C)の現像が終了すると、リボルバモータ113をO
Nして、3色目(M)の現像器23が現像位置に来るよ
うに、リボルバユニット20を回転させる。
【0046】その後、ベルトマークセンサ150が次の
ベルトマークを検出し、さらに次のベルトマークを検出
すると、図8に示すように、1画面3色目(M)の原稿
の読み取りを開始するためのスキャン開始コマンドが送
信され、スキャナがスキャン開始する。これにより、1
画面3色目の原稿読取のためのスキャンが開始される。
その後は上記と同様に、感光体10への書き込み、3色
目(M)の現像、中間転写ベルト30への転写を行い、
中間転写ベルト30上に3色目(M)のトナー画像が重
畳された1つの画面が画像形成される。
【0047】さらに、続けて4色目(Y)も同様に読み
取り、書き込み、転写を経て画像形成を行うことにより
中間転写ベルト30上に1画面分の4色目トナー(Y)
が重畳される。そして、1画面4色目(Y)のスキャナ
での読取が終了すると、スキャナは高速でリターンを行
い、次の新たな画像形成のスキャン開始するまでスキャ
ナHP(ホームポジション)で待機する。1画面4色目
(Y)の現像が終了し、4色目(Y)トナーのベルト転
写が終了すると、ベルト転写された中間転写ベルト30
上のフルカラー画像が転写紙に転写するべく紙転写位置
に到達する直前に、紙転写チャージャ33がオンされ
る。そして、転写紙が転写位置に来ると、そのフルカラ
ー画像の転写紙への転写が開始される。
【0048】そして、図8に示すように、中間転写ベル
ト30への一次転写が終了すると、すなわち、感光体1
0上への最終画像書き込みの終了後の直後に、ベルトマ
ークセンサ150が中間転写ベルト30に設けたベルト
マークを検知し、この検知から一定距離eだけ中間ベル
ト30が移動したタイミングで、中間転写ベルト30に
対してベルトクリーニング34を接触させ、中間転写ベ
ルト30に残留するトナーのクリーニングを開始する。
中間転写ベルト30によりカラー画像を転写された転写
紙は、搬送ベルト51により定着ユニット52まで搬送
され、定着ローラで熱定着されて排紙トレイ(図示せ
ず)に排出される。二次転写(紙転写)が終了すると、
リボルバモータ113によりリボルバユニットを回転さ
せ、K現像器21が現像位置に来るように回転制御す
る。
【0049】中間転写ベルト30のクリーニングの領域
は、中間転写ベルト30の1周分の他に、ベルトマーク
センサ150がその一周分の直後にベルトマークを検知
する手前までの距離αを加えた長さとする。このよう
に、距離α分だけ余分にクリーニングするのは、ベルト
クリーニング34が中間転写ベルト30から離れる際
に、中間転写ベルト30上に残るトナーの横筋を、次に
新たに画像形成する次の作像行程の1画面2色目と2画
面1色目の転写紙間内に来るようにするためである。中
間転写ベルト30のクリーニングが終了すると、ベルト
クリーニング34は、中間転写ベルト30から離れる。
そして、図8に示すように、中間転写ベルト30もその
駆動(回転)を停止する。
【0050】その後、図8に示すように、システム制御
部800から次のプリントスタートがあると、上記と同
様に各部が動作を開始する。従って、図8に示すよう
に、中間転写ベルト30が回転し、この回転に伴いベル
トマークセンサ150が基準のマークを検出すると、上
記のようにスキャナが原稿を読み取り、その読み取り画
像データが感光体10に書き込まれる。そして、1色目
(K)現像、中間転写ベルト30への転写が行われる。
なお、以下のクリーニング制御を加えた画像形成シーケ
ンスは、図7の場合と同様であるので、その説明は省略
する。
【0051】なお、以上の説明では、中間転写ベルト3
0のクリーニング制御を、中間転写ベルト30に画像を
形成させ、この画像を転写紙に転写終了後に、中間転写
ベルト30に残留するトナーをクリーニングする場合に
ついて説明した。しかし、このようなクリーニング制御
は、上記の場合のみならず、待機時の中間転写ベルト3
0の初期クリーニング、または異常停止後や電源投入時
の中間転写ベルト30の初期化クリーニングについても
適用できる。ただし、この場合には、中間転写ベルト3
0を回転させて一定速度とし、最初のベルトマークの検
知から一定距離eをおいた後に、図7に示すように、中
間転写ベルト30のクリーニングを開始し、中間転写ベ
ルト30の1周分に距離αを加えたクリーニングを行
う。
【0052】以上説明したように、この実施の形態で
は、中間転写ベルト30のクリーニング開始のタイミン
グを、図7の場合または図8の場合のように、中間転写
ベルト30に形成されるカラー画像が1画面または2画
面のいずれかにより異なるようにした。このため、この
実施の形態では、図8に示すように、中間転写ベルト3
0にカラー画像が1画面分のみしか形成されない場合に
は、中間転写ベルト30を余分に回転させることなく、
次の画像形成の開始の準備ができる。
【0053】また、この実施の形態では、中間転写ベル
ト30のクリーニングの開始の終了後、中間転写ベルト
30に設けた2つのベルトマークのうち、最初に検知す
るベルトマークに基づいて次の画像形成を開始するよう
にした。このため、この実施の形態では、図8に示すよ
うに、中間転写ベルト30に画像を1画面分形成する場
合には、2画面分形成する場合に比べて中間転写ベルト
30を半周分早いタイミングで、次の画像形成を開始で
きる。
【0054】さらに、この実施の形態では、中間転写ベ
ルト30をクリーニングする際に、中間転写ベルト30
の長さ方向の一定距離をクリーニングするようにし、そ
の距離は、図7または図8に示すように、最終画像書き
込みの終了直後のベルトマークの検知から一定距離eだ
け移動後のベルト1周分に、その直後にくる中間転写ベ
ルト30のベルトマークの検知の手前までの距離αを加
えたものとした。ここで、図7に示すように、ベルトマ
ークの検知までの距離をdとし、この距離dは、中間転
写ベルト30からクリーニングブレードが離間した際に
発生する転写ベルト30の振動がベルトマークを検知す
るまでに治まるものとする。このように、この実施の形
態では、中間転写ベルト30のベルトマーク検知から一
定距離eを基準に開始されるクリーニングの距離を、常
に、中間転写ベルト30の1周分の長さと、距離αとを
加えたものにしたので、中間転写ベルト30のクリーニ
ング先端と感光体10から中間転写ベルト30に転写さ
れる画像先端位置との距離fを一定に保つことが出来る
(図6参照)。このため、1対1(1to1)、異常停
止後の画像形成の際の中間転写ベルト30のクリーニグ
領域が来るまで余分に回転させる必要が無くなる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、中間転写体の
クリーニングの開始のタイミングを、中間転写体上に形
成させるカラー画像の画面数に応じて変更するようにし
たので、画像形成の高速化、効率化が図れる。
【0056】請求項2記載の発明では、中間転写体のク
リーニング開始のタイミングが変更されたときに、この
変更に応じて、次に開始される画像形成のタイミングを
変更するようにしたので、画像形成の高速化、効率化が
図れる。
【0057】請求項3記載の発明では、中間転写体上の
クリーニング領域は、中間転写体上に形成されるカラー
画像の最終的な画面数、待機時のクリーニング、または
異常停止後の初期化時のクリーニングのいずれにもかか
わらず一定の距離とし、この距離は、中間転写体の回転
方向の一周分とこの一周分のその直後に検出されるマー
クの手前までとするようにした。このため、請求項3記
載の発明では、高画質化が図れる上に、連続して画像形
成する場合には中間転写体の余分な送りが不要となり画
像形成の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体の構成を概略的に示
す図である。
【図2】この実施の形態の全体の制御系のブロック図で
ある。
【図3】この実施の形態のプリンタ制御部のブロック図
である。
【図4】この実施の形態の入出力制御のI/Oコントロ
ーラの接続を示す図である。
【図5】この実施の形態のプリンタ部の機械的な構成を
示す図である。
【図6】この実施の形態のクリーニング動作を含む画像
形成のタイミングチャートである。
【図7】この実施の形態の他の画像形成のタイミングチ
ャートである。
【図8】この実施の形態のさらに他の画像形成のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 スキャナ 3 バンク 4 原稿給紙装置 5 ソータ 10 感光体 20 リボルバユニット 30 中間転写ベルト 34 ベルトクリーニング 100 プリンタ制御部 150 ベルトマークセンサ 200 スキャナ制御部 800 システム制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色のトナー像を順次形成する感光体
    と、 この感光体に形成させた各トナー像を順次重ねて転写さ
    せ、2画面分のカラー画像を形成できる中間転写体と、 この中間転写体上に形成されたカラー画像を一括して転
    写紙に転写する転写手段と、 前記中間転写体上の残留トナーをクリーニングするクリ
    ーニング手段と、 このクリーニング手段のクリーニング開始のタイミング
    を、前記中間転写体上に形成させるカラー画像の画面数
    に応じて変更する手段と、 を具備することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段のクリーニング開
    始のタイミングが変更されたときに、この変更に応じ
    て、次に開始される画像形成のタイミングを変更する手
    段を具備することを特徴とする請求項1記載のカラー画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 各色のトナー像を順次形成する感光体
    と、 この感光体に形成させた各トナー像を順次重ねて転写さ
    せ、2画面分のカラー画像を形成できる中間転写体と、 この中間転写体に設けられ、トナー像を重ねる際に位置
    合わせ用に使用する2つからなるマークと、 前記中間転写体上に形成されたカラー画像を一括して転
    写紙に転写する転写手段と、 前記中間転写体上の残留トナーをクリーニングするクリ
    ーニング手段とを具備し、 前記クリーニング手段によりクリーニングする前記中間
    転写体上のクリーニング領域は、前記中間転写体上に形
    成されるカラー画像の最終的な画面数、待機時のクリー
    ニング、または異常停止後の初期化時のクリーニングの
    いずれにもかかわらず一定の距離とし、この距離は、前
    記中間転写体の回転方向の一周分とこの一周分のその直
    後に検出される前記マークの手前までとすることを特徴
    とするカラー画像形成装置。
JP9197834A 1997-07-07 1997-07-07 カラー画像形成装置 Pending JPH1124364A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064753A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2009075571A (ja) * 2007-08-24 2009-04-09 Kyocera Mita Corp クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064753A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
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