JPH10288467A - 断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法 - Google Patents

断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法

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JPH10288467A
JPH10288467A JP11424597A JP11424597A JPH10288467A JP H10288467 A JPH10288467 A JP H10288467A JP 11424597 A JP11424597 A JP 11424597A JP 11424597 A JP11424597 A JP 11424597A JP H10288467 A JPH10288467 A JP H10288467A
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真輝 仲保
Saburo Matsuo
三郎 松尾
Hiroyoshi Katsuishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱クロスが分離・脱落することなく、また
多層のセラミックファイバーからなるブランケット材に
よる断熱効果の大きい断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及
びこれを用いた断熱壁の構築方法を提供する。 【解決手段】 セラミックファイバーからなるブランケ
ット芯材11を耐熱クロスシート12により包むことに
よって、耐熱クロスの断熱壁からの脱落・落下を防止し
て、鋼板の疵の発生を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の雰囲気で各
種鋼材を熱処理する炉における断熱層の表面を覆う耐熱
被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高温雰囲気炉、例えば薄板鋼板の
熱処理炉、スラブの加熱、均熱炉又は冷延鋼板の連続焼
鈍炉等700〜1200℃の範囲、特に800〜100
0℃の範囲の高温の雰囲気で各種鋼材を熱処理する炉で
は各種のライニング材で炉の内壁が内張りされている。
ライニング材として、断熱れんががよく用いられるが、
れんがの粉化により鋼板等に疵が発生し易いという問題
がある。
【0003】また、図5(A)に示すように、均熱室の
断熱壁の構成として、炉殼の鉄皮30の内側に設けた多
層(図5(A)では7層)のセラミックファイバーから
なるブランケット材31炉内側にSUS板32を覆って
いるものが使用されている。なお、多層のブランケット
材31とSUS板32とは、鉄皮30に溶接されたSU
S製のスタッドピン33(8mm径程度)とワッシャー
34及びナット35によってしっかりと炉殼に取付けら
れている。符号37は電気ヒーター36用のハンガーれ
んが、符号38は耐火れんが、符号39は断熱れんがを
表す。しかし、この断熱壁の構成では、SUS板32の
酸化による炉内飛散粉塵によって、鋼板に疵が発生し易
い他、SUS板32の熱膨張率が大きいため、図5
(B)に示すように、SUS板32の熱変形により隙間
が開き、セラミックファイバー中の結晶粒が飛散して鋼
板に疵が発生したり、また変形したSUS板32が電気
ヒーター36に接触・短絡して通電不能となり、板温度
不足による減速通板を余儀なくされていた。
【0004】この問題の解決方法として、図6(A)、
(B)に示すように、実開平2−93698号公報に記
載されている形態の、各種熱処理炉の断熱層の表面を覆
う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法が知ら
れている。即ち、炉外板40に、断熱層の一例である定
形化された内張り用セラミックファイバーブロック41
を相互に密接するように配置し、図に破線で示す取付金
物45によってブロック毎に炉外板40に配列・固定
し、セラミックファイバーブロック41の炉内面側42
を耐熱被覆材の一例である耐熱クロス43で覆い、耐熱
クロス43の端部44を隣接するセラミックファイバー
ブロック41間に挿入して、各セラミックファイバーブ
ロック41間で耐熱クロス43の端部44を挟着・保持
するものである。耐熱クロス43の端部44を隣接する
セラミックファイバーブロック41間に挿入して、各セ
ラミックファイバーブロック41間で耐熱クロス43の
端部44を挟着・保持することによって、セラミックフ
ァイバーブロック41の表面に耐熱クロス43を保持す
るための金具を設ける必要がなく、かつ耐熱クロス43
を修理する場合にも、セラミックファイバーブロック4
1の間を拡げて古い耐熱クロス43をセラミックファイ
バーブロック41間から取り出し、再度新しい耐熱クロ
ス43をセラミックファイバーブロック41間に簡単に
挿入すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断
熱壁の構築方法においては、解決すべき以下の問題があ
った。実開平2−93698号公報に記載されている形
態のものでは、耐熱クロス43の端部44が、ただ単に
セラミックファイバーブロック41間に挟み込まれてい
るだけであるため、長時間の使用によるセラミックファ
イバーブロック41間の緩みにより、耐熱クロス43が
分離・脱落する問題がある。即ち、セラミックファイバ
ーは加熱時間に比例して加熱収縮率が増加し、しかも加
熱収縮率が大きいために長期間使用すると、セラミック
ファイバーブロック41間に隙間が生じて、セラミック
ファイバーブロック41間の挟持力が弱くなるので、耐
熱クロス43の端部44がばらけ、ばらけた耐熱クロス
43がガス流によって飛散するために、鋼板に疵を生じ
させる要因となっていた。
【0006】また、前記図5に示す形態のものでは、多
層のブランケット材31とSUS板32を炉の鉄皮30
に取付ける場合、高温時のSUS板32の変形(例えば
波うち現象)を抑えるために、数多くのスタッドピン3
3により強固に取付けているために、SUS板32とブ
ランケット材31との間又はブランケット材31同士間
に断熱効果を有する空気層を形成することができず、こ
れによって、多層のブランケット材31による断熱効果
が少ないという問題もあった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、耐熱クロスが分離・脱落することなく、また多
層のセラミックファイバーからなるブランケット材によ
る断熱効果の大きい断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及び
これを用いた断熱壁の構築方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材は、セラミックフ
ァイバーからなるブランケット芯材を耐熱クロスシート
で包んでなる。請求項2記載の断熱層の表面を覆う耐熱
被覆材は、請求項1記載の断熱層の表面を覆う耐熱被覆
材において、前記耐熱クロスシートは、角板状の前記ブ
ランケット芯材をその背面の中央側一部を残して縫製又
は接着剤によって固着状態で覆っている。請求項3記載
の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材は、請求項1記載の断
熱層の表面を覆う耐熱被覆材において、前記耐熱クロス
シートは、角板状の前記ブランケット芯材の全面を縫製
又は接着剤によって固着状態で覆っている。
【0009】請求項4記載の断熱層の表面を覆う耐熱被
覆材を用いた断熱壁の構築方法は、鉄皮に所定の間隔で
スタッドピンを立てて、1又は2以上のセラミックファ
イバーからなるブランケット材と、その表面に配置され
た耐熱被覆材を固定する断熱壁の構築方法において、前
記耐熱被覆材を、セラミックファイバーからなるブラン
ケット芯材を耐熱クロスシートで包んでなる角板状に構
成している。請求項5記載の断熱層の表面を覆う耐熱被
覆材を用いた断熱壁の構築方法は、請求項4記載の方法
において、前記スタッドピンの他に、先部にフックを備
えた差し込みピンによって前記耐熱被覆材と内側の前記
ブランケット材との固定を行なう。請求項6記載の断熱
層の表面を覆う耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方法
は、請求項5記載の方法において、前記スタッドピンの
数は必要最少限とし、前記差し込みピンの数を増やして
前記耐熱被覆材と内側の前記ブランケット材との固定を
行なう。請求項7記載の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材
を用いた断熱壁の構築方法は、請求項6記載の方法にお
いて、前記耐熱被覆材は四角板状となって、4本の前記
スタッドピンによって前記鉄皮に、前記耐熱被覆材と内
側の前記ブランケット材との固定を行なう。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを
用いた断熱壁の構築方法の説明図、図2は同耐熱被覆材
の斜視図、図3は本発明の第2の実施の形態に係る断熱
層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構
築方法の説明図、図4(A)、(B)は差し込みピンの
説明図である。
【0011】図2に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被覆材10は、セラ
ミックファイバーからなるブランケット芯材11を耐熱
クロスシート12で包んで構成されている。ブランケッ
ト芯材11の形状としては、例えば3〜7mの四角板状
(又は正方形状)で、厚さは25mmである。ブランケ
ット芯材11の4隅部には、図1に示すように、ブラン
ケット芯材11とブランケット芯材11と略同一形状
の、断熱層の一例であるセラミックファイバーからなる
ブランケット材13、13a、13b、13cとを共に
炉の外殻を形成する鉄皮14に固着するためのスタッド
ピン15が挿通する4つの孔16が形成されている。
【0012】耐熱クロスシート12は、ブランケット芯
材11を布団カバーのように、セラミックファイバーか
らなる糸により縫製されたり、又は折り込み部を含め
て、ブランケット芯材11に接着剤によって固着されて
いる。耐熱クロスシート12の前記孔16部に符合する
位置にも同径の孔が形成されている。耐熱クロスシート
12及びセラミックファイバーからなる糸には、例え
ば、東芝モノフラックス(株)製の #30−アルミナク
ロス(組成はAl2 3 70%、SiO2 30%、連続
使用温度は1300℃程度、溶融温度は1800℃程
度)を使用することができる。また、接着剤としては、
アルミナ・シリカ系の接着剤、例えば新日本製鐵化学
(株)製のサーモダインZH(1300℃で引張強度は
20kgf/cm2 程度)を用いることができる。
【0013】本実施の形態では、耐熱クロスシート12
は、図2に示すように、耐熱被覆材10の背面(ブラン
ケット材13との接触面)の中央側の一部を残して縫製
又は貼着されているが、全面に縫製又は貼着することも
できる。また、本実施の形態では、スタッドピン15を
4本としたが、必要に応じて1〜3本又は5本以上とす
ることもできる。
【0014】かかる構成の耐熱被覆材10を用いた、本
発明の第1の実施の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱
被覆材を用いた断熱壁の構築方法について説明する。図
1に示すように、炉の所定の箇所の鉄皮14に4本のス
タッドピン15を溶接により固着し、4つのブランケッ
ト材13c、13b、13a、13、次いで耐熱被覆材
10をスタッドピン15に挿通した後、スタッドピン1
5の先端部に形成されている雄ねじと螺合するナット1
5aをワッシャー15bを介して締め付けることによっ
て、耐熱被覆材10とブランケット材13、13a、1
3b、13cを有する断熱ブロック17を鉄皮14に固
定する。次いで、鉄皮14に固着された断熱ブロック1
7に隣接する鉄皮14に、前記と同じ要領で新しい断熱
ブロック17を固着し、この作業を繰り返すことによっ
て、炉の鉄皮14の全面に所要数の断熱ブロック17を
固定して断熱壁を構築することができる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態に係る断
熱層の表面を覆う耐熱被覆材について、図3を参照しな
がら説明する。なお、同一の構成については、同一の符
号を付して詳しい説明を省略する。本発明の第2の実施
の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被覆材20は、第
1の実施の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被覆材1
0と同じセラミックファイバーからなるブランケット芯
材11の前面及び4つの側面を耐熱クロスシート12a
で包んで構成されている。ブランケット芯材11には、
ブランケット材13、13a、13b、13cと共に炉
の外郭を形成する鉄皮14に固着するためのスタッドピ
ン15が挿通する図示しない4つの孔が形成されてい
る。
【0016】耐熱クロスシート12aは、ブランケット
芯材11に布団カバーのように、セラミックファイバー
からなる糸により縫製されたり、接着剤によって固着さ
れている。耐熱クロスシート12aの前記孔部に符合す
る位置にも同径の孔が形成されている。耐熱クロスシー
ト12a、セラミックファイバーからなる糸、及び接着
剤は第1の実施の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被
覆材10と同じものを使用する。
【0017】かかる構成の耐熱被覆材20を用いた本発
明の第2の実施の形態に係る断熱層の表面を覆う耐熱被
覆材を用いた断熱壁の構築方法について説明する。図3
に示すように、先ず、第1の実施の形態に係る方法と同
様に、炉の所定の箇所の鉄皮14に4本のスタッドピン
15を溶接により固着し、4つのブランケット材13
c、13b、13a、13、次いで耐熱被覆材20をス
タッドピン15に挿通した後、スタッドピン15の先端
部に形成されている雄ねじと螺合するナット15aをワ
ッシャー15bを介して締め付けることによって、耐熱
被覆材20とブランケット材13、13a、13b、1
3cを有する断熱ブロック17aを鉄皮14に固定す
る。
【0018】次いで、図4(A)に示す先部にフック1
8aを備えたピンセット形状の差し込みピン18を、図
3の上部に示すように、断熱ブロック17aの表面側か
ら所定の間隔を保って所要の本数(1m2 当たり12個
程度)差し込む。なお、差し込みピン18の代わりに、
図4(B)に示す先部にフック19aを備えた螺旋形状
の差し込みピン19を使用することもできる。差し込み
ピン18、19はステンレス製で、外径1mm程度の線
材から形成され、耐熱被覆材20や4つのブランケット
材13、13a、13b、13cに差し込み易いよう
に、先部は鋭利な形状を有するフック18a、19aが
一体的に設けられている。
【0019】続いて、鉄皮14に固着された断熱ブロッ
ク17aに隣接する鉄皮14に、前記と同じ要領で新し
い断熱ブロック17aを固着し、差し込みピン18(又
は差し込みピン19)を、該固着された新しい断熱ブロ
ック17aに差し込み、これらの作業を繰り返すことに
よって、炉の鉄皮14の全面に所要数の差し込みピンを
備えた断熱ブロック17aを固定して断熱壁を構築する
ことができる。なお、炉の鉄皮14の全面に所要数の断
熱ブロック17aを固定した後に、差し込みピンを所定
の数差し込むことによって断熱壁を構築することもでき
る。
【0020】本実施の形態の耐熱被覆材は、耐熱クロス
シートによってブランケット芯材を布団カバーのように
包み、かつ多層のブランケット材と共に、スタッドピン
によって鉄皮に固着されているので、従来のように耐熱
クロスが脱落することを完全に防止することができる。
また、耐熱クロスシートとブランケット芯材とを縫製し
たり又は接着剤により固定しているので、従来のように
耐熱クロスが脱落することを完全に防止することができ
る。従って、耐熱クロス中の結晶粒(ショット)の飛散
・落下による鋼板の疵の発生が完全に防止できる。
【0021】さらに、本実施の形態の耐熱被覆材を用い
た断熱壁の構築方法では、従来例(図5)のように、S
US板の熱変形を抑えるために、数多くのスタッドピン
により多層のブランケット材を強固に取付ける必要はな
い。従って、ブランケット材内及びブランケット材同士
間に断熱効果を有する空気層を形成することができ、こ
れによって、多層のブランケット材による断熱効果を高
めることができる。同時に、差し込みピンにより耐熱被
覆材とブランケット材との固定を行なって、必要最少限
の数のスタッドピンで済むので、作業性が向上する。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜3記載の断熱層の表面を覆う
耐熱被覆材、及び請求項4〜7記載の断熱層の表面を覆
う耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方法においては、セ
ラミックファイバーからなるブランケット芯材を耐熱ク
ロスシートで包んでいるので、従来のように、セラミッ
クファイバーブロック間の緩みにより、耐熱クロスが分
離・脱落すること、即ち加熱時間と共に増加する加熱収
縮率のために長期の使用に対して、ばらけることが確実
に防止でき、これによって鋼板に疵を生じさせることが
なくなった。特に、請求項2記載の断熱層の表面を覆う
耐熱被覆材においては、耐熱クロスシートは、角板状の
ブランケット芯材をその背面の中央側一部を残して、ま
た、請求項3記載の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材にお
いては、耐熱クロスシートは、角板状のブランケット芯
材の全面を縫製又は接着剤によって固着状態で覆ってい
るので、炉内側の高温のガス流による耐熱クロスの脱落
を確実に防止することができる。
【0023】また、請求項5記載の断熱層の表面を覆う
耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方法においては、スタ
ッドピンの他に、先部にフックを備えた差し込みピンに
よって耐熱被覆材と内側のブランケット材との固定を行
なっているので、耐熱被覆材とブランケット材間及びブ
ランケット材同士間の固定を確実に行なうことができる
と共に、耐熱被覆材とブランケット材間及びブランケッ
ト材同士間に断熱効果を有する空気層を形成することが
でき、これによって、多層のブランケット材による断熱
効果を高めることができ、同時に、必要最少限のスタッ
ドピンで済むので、作業性が向上する。請求項6記載の
断熱層の表面を覆う耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方
法においては、スタッドピンの数は必要最少限とし、差
し込みピンの数を増やして耐熱被覆材と内側のブランケ
ット材との固定を行なっているので、工事が容易で短期
間でできる。そして、請求項7記載の断熱層の表面を覆
う耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方法においては、耐
熱被覆材は四角板状となって、4本のスタッドピンによ
って鉄皮に、耐熱被覆材と内側のブランケット材との固
定を行なっているので、さらに工事が容易で短期間でで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る断熱層の表面
を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法の
説明図である。
【図2】同耐熱被覆材の斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る断熱層の表面
を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法の
説明図である。
【図4】(A)、(B)は差し込みピンの説明図であ
る。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、従来例に係る断熱
層の表面を覆う耐熱被覆材を用いた断熱壁の構築方法の
説明図、問題点の説明図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、従来例に係る断熱
層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構
築方法の説明図である。
【符号の説明】
10 耐熱被覆材 11 ブランケ
ット芯材 12 耐熱クロスシート 12a 耐熱ク
ロスシート 13 ブランケット材 13a ブラン
ケット材 13b ブランケット材 13c ブラン
ケット材 14 鉄皮 15 スタッド
ピン 15a ナット 15b ワッシ
ャー 16 孔 17 断熱ブロ
ック 17a 断熱ブロック 18 差し込み
ピン 18a フック 19 差し込み
ピン 19a フック 20 耐熱被覆

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックファイバーからなるブランケ
    ット芯材を耐熱クロスシートで包んでなることを特徴と
    する断熱層の表面を覆う耐熱被覆材。
  2. 【請求項2】 前記耐熱クロスシートは、角板状の前記
    ブランケット芯材をその背面の中央側一部を残して縫製
    又は接着剤によって固着状態で覆っていることを特徴と
    する請求項1記載の断熱層の表面を覆う耐熱被覆材。
  3. 【請求項3】 前記耐熱クロスシートは、角板状の前記
    ブランケット芯材の全面を縫製又は接着剤によって固着
    状態で覆っていることを特徴とする請求項1記載の断熱
    層の表面を覆う耐熱被覆材。
  4. 【請求項4】 鉄皮に所定の間隔でスタッドピンを立て
    て、1又は2以上のセラミックファイバーからなるブラ
    ンケット材と、その表面に配置された耐熱被覆材を固定
    する断熱壁の構築方法において、 前記耐熱被覆材を、セラミックファイバーからなるブラ
    ンケット芯材を耐熱クロスシートで包んでなる角板状に
    構成したことを特徴とする断熱壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 前記スタッドピンの他に、先部にフック
    を備えた差し込みピンによって前記耐熱被覆材と内側の
    前記ブランケット材との固定を行なうことを特徴とする
    請求項4記載の断熱壁の構築方法。
  6. 【請求項6】 前記スタッドピンの数は必要最少限と
    し、前記差し込みピンの数を増やして前記耐熱被覆材と
    内側の前記ブランケット材との固定を行なうことを特徴
    とする請求項5記載の断熱壁の構築方法。
  7. 【請求項7】 前記耐熱被覆材は四角板状となって、4
    本の前記スタッドピンによって前記鉄皮に、前記耐熱被
    覆材と内側の前記ブランケット材との固定を行なうこと
    を特徴とする請求項6記載の断熱壁の構築方法。
JP11424597A 1997-04-15 1997-04-15 断熱層の表面を覆う耐熱被覆材及びこれを用いた断熱壁の構築方法 Withdrawn JPH10288467A (ja)

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NL1016488C2 (nl) * 2000-10-26 2002-05-01 Adrianus Leonardus Mar Franken Werkwijze voor het vervaardigen van een isolatiepakket, een isolatiepakket en een afdekmateriaal te gebruiken voor dat isolatiepakket.
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