JPS5827360Y2 - 電気炉の電熱線支持用絶縁スタツド - Google Patents

電気炉の電熱線支持用絶縁スタツド

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Publication number
JPS5827360Y2
JPS5827360Y2 JP15083680U JP15083680U JPS5827360Y2 JP S5827360 Y2 JPS5827360 Y2 JP S5827360Y2 JP 15083680 U JP15083680 U JP 15083680U JP 15083680 U JP15083680 U JP 15083680U JP S5827360 Y2 JPS5827360 Y2 JP S5827360Y2
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JP
Japan
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pedestals
stud
assembly
bolt
joint
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Expired
Application number
JP15083680U
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English (en)
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JPS5783400U (ja
Inventor
昌久 高崎
賢司 清田
Original Assignee
ニチアス株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Furnace Details (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気炉の電熱線支持用絶縁スタッドの改良
に関するものである。
従来、炉壁を耐火レンガや断熱レンガなどで形成した電
気炉では、電熱線は炉壁レンガに打ちこんだスタッドに
支持させるか、あるいは異形レンガに直接支持させる手
段がとられている。
しかし、レンガに代る耐火断熱材として優れた特性を有
するセラミックファイバーを内張り材に使用した炉にお
いては、電熱線の支持手段に問題があり、その解決がセ
ラミックファイバー内張り電気炉の一つの課題とされて
いる。
すなわち、セラミックファイバー内張り電気炉では、普
通、金属ケーシングで炉の外壁を構成し、その内側にセ
ラミックファイバーブランケットを内張すし、電熱線支
持用金属製スタッドはブランケットを通し、金属ケーシ
ングに溶接などで固定支持されるが、このようにスタッ
ドがケーシングに連結されたものにあっては、スタッド
が熱ならびに電気の伝導媒体として作用するという極め
て不都合な問題がある。
この考案は、上記の問題を解梢するためになされたもの
であって、熱絶縁性ならびに電気絶縁性に優れた性能が
発揮される電気炉の電熱線支持用絶縁スタッドを提供す
ることを主たる目的としているものである。
以下、この考案を、その実施の一例を示した図面に基い
て詳しく説明する。
第1図ないし第5図において、1,2はステンレス、イ
ンコネル、インコロイのような耐熱性金属材料でつくら
れた2本のスタッド用ボルトであり、この両ボルト1,
2は接手Aで連結されている。
すなわち、3はステンレスのような耐熱性金属材料から
筒形に形成された保持子で、このなかに、アルミナ、ジ
ルコニアなどのセラミック材料から円盤状に成形された
3個の同径の組み台座4,5.6が重ねて嵌挿され、筒
形保持子3の両端筒口は台座端面に向けてかしめられ、
それにより3個の台座が筒形保持子から抜は出ないよう
に、強固に保持されている。
前記組み台座4,5.6のうち、両側の台座4,6には
、ボルト1,2を挿通するための通孔4a、6aがあけ
られ、中央の台座5には、側方の台座4,6と対接する
端面に、前記ボルト1,2の先端に螺合保持されている
ナツトの如き頭部1a、2aを収容できる凹所5a、5
bがあけられており、この凹所に入れられた頭部1a、
2aにより、ボルト1,2は、組み台座4,5.6から
抜けないように、連結保持されている。
前記頭部1a、2aは、図示の例では、ナツトが用いら
れているが、これはボルトの頭部として一体に形成した
ものでもよく、ナツトにする場合には、ボルトと同様に
、ステンレス、インコネル、インコロイなどの耐熱性金
属材料の使用が好ましい。
上記構成の絶縁スタッドは、第3図に示すようにして使
用されるもので゛ある。
すなわち、スタッドボルト1,2のうち、その一方のボ
ルト1の先端が炉の金属製ケーシング7に溶接などの手
段で固定保持され、他方のボルト2がセラミックファイ
バーの内張り材8を通して炉内に突出する先端には、ア
ルミナ、ジルコニアどのセラミック材料からなるボビン
9が嵌挿され、それに電熱線10が支持され、かつ前記
ボビン9で内張り材8が抑えられるようになっている。
しかして、前記の如く構成された絶縁スタッドにあって
は、炉の金属製ケーシング7に連結支持される側のスタ
ッドボルト1と、炉内に突出して電熱線10を支持する
側のスタッドボルト2とは、耐熱性ならびに電気絶縁に
優れた性能を有する台座4,5.6によって絶縁される
ので、金属製スタッドが熱ならびに電気の伝熱媒体とし
て作用するという従来の欠点を確実に解消できる。
その場合、図示の例のように、炉室側に突出するスタッ
ドポルl−2の先端にセラミック材料のボビン9を嵌挿
してあれば、2個所で電気絶縁がなさJするので、電気
絶縁効果がさらに高められる。
また、スタッドボルトが前記の如く接手Aを介して低温
側のボルト1と高温側のボルト2とに分割されているも
のにあっては、低温側のボルト1に対しては耐熱度の低
い金属材料の使用ですむので、高価な耐熱性金属材料の
節減が図れる。
さらにまた、前記接手Aを構成しているセラミック材料
製の組み台座4,5.6と、頭子付きボルト1.2との
連結構造によれば、セラミック材料へネジ切り加工を施
さないですむので、セラミック製台座の製作は極めて容
易であり、簡単に得られるばかりでなく、ボルトも市販
品を使用できる利点がある。
また、前記組み台座4,5.6は、金属製受筒3で包囲
され、一体化されているので、接手金体の強度は高く、
みだりに解体するようなおそれはない。
受筒3で組み台座4,5.6を包囲してかしめる場合、
両側の台座4,6の端部に、石綿板、セラミックペーパ
ーなどの耐熱性クッション材を挾みこんでおけば、台座
4,6のひび割れや部分的な破損の発生防止に効果があ
る。
前記実施例では、組み台座4,5.6のうち、中央の台
座5にボルトの頭部1a、2aを収める凹所5a、5b
があけられているが、この凹所は側方の台座4,6にあ
けてもよく、また中央の台座と側方の台座の双方にまた
がるように形成したものであってもよい。
また、前記組み台座の形状ならびに組み数は、台座とボ
ルト頭子との組み合わせにより、ボルトを引抜きできな
いように連結保持できるものであれば、適宜に変更でき
るものである。
以上に述べたように、この考案によれば、電熱線支持用
絶縁スタッドは、2本のスタッド用金属ボルトと、両ボ
ルトを熱絶縁および電気絶縁するための接手とから戒り
、前記接手は金属製受筒に嵌合保持されたセラミック製
の組み台座で構成され、この組み台座に挿入された前記
両ボルトが、そのボルト頭子と組み台座とによって、引
抜きできない状態にそれぞれ保持されているものである
から、炉内側から金属製スタッドを経て炉の金属ケーシ
ングに至る経路の熱絶縁ならびに電気絶縁が簡単な手段
で確実に得られる利点があり、しかも前記接手を形成し
ているセラミック製紐み台座は、ネジ切り加工をしない
単純な成形体が使用できるので、接手製作の手数を大幅
に軽減できる長所があり、また前記接手の使用により、
スタッド用ボルト材料に用いる高価な耐熱性金属材料の
節減が図れるなど、電気炉の設計、構築の改善に大きく
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例を示す電気炉の電熱線支持
用絶縁スタッドの側面図、第2図は端面図、第3図(封
従断側面図、第4図は中央台座の縦断側面図、第5図は
X−X線の断面図である。 A・・・・・・スタッド、1,2・・・・・・スタッド
用ボルト、3・・・・・・受筒、4,5.6・・・・・
・組み台座、7・・・・・・炉の金属ケーシング、8・
・・・・・内張り材、9・・・・・・ボビン、10・・
・・・・電熱線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)2本のスタッド用金属製ボルトと、両ボルトを熱
    絶縁および電気絶縁するための接手とからなり、前記接
    手は金属製受筒に嵌合保持されたセラミック製の組み台
    座で構成され、この組み台座に挿入された前記両ボルト
    が、そのボルト頭子と組み台座とによって、引抜きでき
    ない状態にそれぞれ保持されていることを特徴とする電
    気炉の電熱線支持用絶縁スタッド。
  2. (2)前記接手の組み台座は、円盤状に成形された3個
    の同径の組み台座からなり、これらの組み台座は重ね合
    わされ、両側の台座にはボルトを挿通するための通孔が
    それぞれあけられ、中央の台座には、側方台座と対接す
    る端面に、ボルト頭子を収容できる凹所があけられてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電気炉の電熱線支持用絶縁スタッド。
JP15083680U 1980-10-22 1980-10-22 電気炉の電熱線支持用絶縁スタツド Expired JPS5827360Y2 (ja)

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JP15083680U JPS5827360Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22 電気炉の電熱線支持用絶縁スタツド

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Publication Number Publication Date
JPS5783400U JPS5783400U (ja) 1982-05-22
JPS5827360Y2 true JPS5827360Y2 (ja) 1983-06-14

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JP15083680U Expired JPS5827360Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22 電気炉の電熱線支持用絶縁スタツド

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