JP2000208236A - 炉壁へのセラミックヒ―タ取付構造 - Google Patents

炉壁へのセラミックヒ―タ取付構造

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JP2000208236A
JP2000208236A JP11003321A JP332199A JP2000208236A JP 2000208236 A JP2000208236 A JP 2000208236A JP 11003321 A JP11003321 A JP 11003321A JP 332199 A JP332199 A JP 332199A JP 2000208236 A JP2000208236 A JP 2000208236A
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JP
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ceramic heater
furnace
small chamber
furnace wall
heat
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JP11003321A
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English (en)
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Kenjiro Sato
健二郎 佐藤
Yuji Mori
祐治 森
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックヒータの熱膨張に対処し得る炉壁
へのヒータ取付構造であって、ガスシール性も完全に確
保されるようにする。 【解決手段】 炉体の断熱壁2を貫通する棒状のセラミ
ックヒータ5を耐熱性絶縁材6を介して支持し、該セラ
ミックヒータの突出端部13を囲う小室14を形成し、
該小室の隔壁を貫通する給電端子21を絶縁性シール材
25を介して支持し、該小室内で該セラミックヒータの
突出端部と給電端子とを可撓性の導電ケーブル20で接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱処理炉等の炉壁に
セラミックヒータを取り付け給電する構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱源として炉体内に設けられる電熱ヒー
タとして、従来から一般には、Ni−Cr,Fe−Cr
−Al等の金属製の抵抗発熱体が使用されている。図3
はこのような金属製の抵抗発熱体の炉壁への取付構造を
示した縦断面図で、図中、aは断熱壁bと炉殻cとから
なる炉壁、dは該炉壁にセラミックファイバー等の耐熱
性絶縁材eを介して設けられた給電端子、fは炉内壁面
に突設された支持片、gは該支持片に支持された金属製
の抵抗発熱体、hは該給電端子の内端部と抵抗発熱体の
端部とを接続している弾性導電部材である。
【0003】ところで、このような金属製の抵抗発熱体
は、高温度となってもその金属自体が熱膨張を吸収し易
いうえに、上記弾性導電部材hによって伸縮が吸収され
るので、給電端子dを炉壁に対して気密にシールするこ
とは比較的容易であった。
【0004】しかしながら、金属製の抵抗発熱体は一般
に耐熱度が低い(実用的には1100℃〜1200℃)
ので、高温度の熱処理等が要求される炉には熱源として
使用できない欠点がある。
【0005】その場合、SiCのようなセラミックヒー
タが使用されるが、セラミックヒータには一般的に可撓
性がなく、端部を炉壁に完全に固定すると熱膨張が吸収
できなくなるので、ルーズに取り付けざるを得ず、この
ためにガスシール性が損なわれるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ガス
シール性を損なうことなく、セラミックヒータの熱膨張
に対処し得る炉壁へのヒータ取付構造を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
炉壁へのセラミックヒータ取付構造は、炉体の断熱壁を
貫通する棒状のセラミックヒータを耐熱性絶縁材を介し
て支持し、該セラミックヒータの突出端部を囲う小室を
形成し、該小室の隔壁を貫通する給電端子を絶縁性シー
ル材を介して支持し、該小室内で該セラミックヒータの
突出端部と給電端子とを可撓性の導電ケーブルで接続し
てなることを特徴とする。また本発明は上記取付構造に
おいて、給電端子にブスバーを設け、該ブスバーに複数
の導電ケーブルを分枝状に接続し、該各導電ケーブルの
他端を複数本のセラミックヒータの突出端部に接続して
なることを特徴とする。さらに本発明は上記取付構造に
おいて、小室に雰囲気ガスを供給するとともに、該小室
を炉殻の内側に連通させる通気孔を形成したことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明に係る炉壁へのセラミック
ヒータの取付部の縦断面図であって、1はレンガ等の断
熱壁2と鉄板等の炉殻3とからなる炉壁で、該断熱壁2
と炉殻3との間には隙間4が形成されている。5は該断
熱壁1を貫通するように設けられた棒状のセラミックヒ
ータで、該セラミックヒータ5は該断熱壁1の貫通孔に
セラミックファイバー等の耐熱性絶縁材6を介して支持
されている。7は炉殻3の外側にて該セラミックヒータ
5をさらに電気的絶縁状態を保ったうえで支持するため
に設けた支持箱で、該セラミックヒータ5の周囲に紐状
のアルミナファイバー8を巻回し、該アルミナファイバ
ー8を該支持箱7中に充填した耐熱性絶縁材9により挟
着し、該支持箱7に蓋板10をボルト11により止着し
てなる。なお、該セラミックヒータ5は図2に示したよ
うに複数本設けられている。12は該各セラミックヒー
タ5の突出端部13に固着された給電用クランプ金具で
ある。
【0009】また、セラミックヒータ5の突出端部13
を囲うように炉殻3の外側に小室14を一体に形成し、
該小室14内に吊板15,絶縁板16,絶縁性ボルト1
7を介してブスバー18を支持し、該ブスバー18にボ
ルト19を締付することによって一端が接続された複数
の導電ケーブル20の他端を前記各クランプ金具12に
よって各セラミックヒータの突出端部に接続する。導電
ケーブル20は銅線,ニッケル線等の細線を多数本撚り
合わせてなる可撓性の電線ケーブルである。また、21
は該ブスバー18に一端が固着された棒状の給電端子
で、該給電端子21は小室14の隔壁を貫通し先端部2
2が外部に導出され、該給電端子の隔壁貫通部分にはベ
ークライト板23とOリング24とからなる絶縁性シー
ル材25が支持箱26中に充填されてある。27は該支
持箱26の蓋板、28は該蓋板の止着ボルトである。こ
のため、各セラミックヒータ5に給電端子21,ブスバ
ー18,導電ケーブル20を介して電力が供給され、該
各セラミックヒータが炉内熱源となる。
【0010】また、30は小室14中に雰囲気ガスを供
給するために設けられた配管接続口、31は小室14と
炉殻3の内側の隙間4とを連通させるため該炉殻に形成
された通気孔である。このため、配管接続口30より小
室14中に供給された雰囲気ガスは矢印で示したように
通気孔31を通って隙間4に入りさらに該雰囲気ガスは
断熱壁2の隙間を通って炉内に入る。このように雰囲気
ガスを小室20を介して供給することによって、該小室
14中の導電ケーブル20等の電気抵抗発熱による温度
上昇が抑えられるとともに、その熱を雰囲気ガスを予熱
するのに有効利用される。
【0011】また、セラミックヒータ5は、耐熱性絶縁
材6,アルミナファイバー8,耐熱性絶縁材9等のよっ
て比較的ルーズに支持されていても小室14が形成され
ているので、炉内ガスが外部に漏洩するおそれはないと
ともに、該セラミックヒータ5が高温度に発熱し熱膨張
しても、可撓性の導電ケーブル20によってその伸縮が
吸収される。このため、ブスバー18や給電端子21に
該セラミックヒータの伸縮動が伝達することなく、該給
電端子21は該小室14の隔壁に絶縁性シール材25に
よって気密に固着することができ、外気を侵入させるよ
うなおそれもない。
【0012】
【発明の効果】このように本発明の炉壁へのセラミック
ヒータ取付構造は、炉体の断熱壁を貫通する棒状のセラ
ミックヒータを耐熱性絶縁材を介して支持し、該セラミ
ックヒータの突出端部を囲う小室を形成し、該小室の隔
壁を貫通する給電端子を絶縁性シール材を介して支持
し、該小室内で該セラミックヒータの突出端部と給電端
子の内端部とを可撓性の導電ケーブルで接続してなるの
で、セラミックヒータの熱膨張に対処し得るとともに、
ガスシール性が完全に確保されるなど顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係る炉壁へのセラミックヒータ取付構
造の実施の形態を示した縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】従来の電熱ヒータの取付構造を示した縦断面
図。
【符号の説明】
1 炉壁 2 断熱壁 3 炉殻 4 隙間 5 セラミックヒータ 6 耐熱性絶縁材 12 給電用クランプ金具 13 突出端部 14 小室 18 ブスバー 20 導電ケーブル 21 給電端子 25 絶縁性シール材 30 配管接続口 31 通気孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体の断熱壁を貫通する棒状のセラミッ
    クヒータを耐熱性絶縁材を介して支持し、該セラミック
    ヒータの突出端部を囲う小室を形成し、該小室の隔壁を
    貫通する給電端子を絶縁性シール材を介して支持し、該
    小室内で該セラミックヒータの突出端部と給電端子とを
    可撓性の導電ケーブルで接続してなることを特徴とした
    炉壁へのセラミックヒータ取付構造。
  2. 【請求項2】 給電端子にブスバーを設け、該ブスバー
    に複数の導電ケーブルを分枝状に接続し、該各導電ケー
    ブルの他端を複数本のセラミックヒータの突出端部に接
    続してなる請求項1に記載の炉壁へのセラミックヒータ
    取付構造。
  3. 【請求項3】 小室に雰囲気ガスを供給するとともに、
    該小室を炉殻の内側に連通させる通気孔を形成した請求
    項1または2に記載の炉壁へのセラミックヒータ取付構
    造。
JP11003321A 1999-01-08 1999-01-08 炉壁へのセラミックヒ―タ取付構造 Pending JP2000208236A (ja)

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