JP2020029995A - 熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱処理装置の断熱材やヒータ等の部品交換の作業時間を短縮し、装置の停止時間を短縮する。【解決手段】炉殻10の内部において該炉殻10に対して着脱自在に固定された処理室ユニット20と、給電部とを備え、処理室ユニット20は、ワークの熱処理が行われる処理容器30と、処理容器30の内部に設けられた断熱材と、処理容器30の内部に発熱体が位置し、処理容器30の外部に端子50cが位置するヒータと、処理容器30の外部に設けられた、ヒータの端子50cと電気的に接続されるブスバー60と、を有し、給電部は、処理容器30の外部に設けられ、ブスバー60と給電部とが着脱自在に接続されるように、熱処理装置1を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、自動車用部品や機械部品等のワークの熱処理を行う熱処理装置に関する。
ワークの熱処理を行う熱処理装置として、特許文献1にはワークの浸炭処理を行う小型真空浸炭炉が開示されている。また、特許文献2には熱処理装置の炉壁に取り付けられるセラミックスヒータの取付構造が開示されている。特許文献2においては、電源に接続された給電端子と、ブスバーとが接続され、導電ケーブルを介して当該ブスバーと、セラミックヒータとが接続された構造が開示されている。
特開2007−127349号公報 特開2000−208236号公報
熱処理装置の構成部品である断熱材やヒータ等は、装置の稼働時間に応じて劣化することから、熱処理装置としての性能を維持するためには、定期的に各種部品を交換する必要がある。部品の交換作業は、熱処理装置を停止して行われることから、交換作業に費やされる時間の増大は生産性の低下を招くことになる。このため、部品の交換作業は、より短時間で行われることが好ましい。
断熱材の交換という観点において、特許文献1には、加熱室後部の蓋体を取り外すことで、断熱材が交換可能となる装置構造が開示されている。しかしながら、特許文献1の装置構造では、加熱室から断熱材を取り出す際に、加熱室に設置された複数のヒータを取り外す必要がある。ヒータが傷ついたり、変形したりすると、故障の原因となり得ることから、加熱室からヒータを取り外す際には、ヒータの傷つきや変形等が起こらないように慎重に作業を進める必要がある。このため、特許文献1の装置構造においては、断熱材の交換作業に費やされる時間が増大する。
また、特許文献2には断熱材やヒータ等の交換については開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、断熱材やヒータ等の部品交換の作業時間を短縮し、装置の停止時間を短縮することができる熱処理装置の提供を目的とする。
上記課題を解決する本発明の一態様は、熱処理装置であって、炉殻の内部において該炉殻に対して着脱自在に固定された処理室ユニットと、給電部とを備え、前記処理室ユニットは、ワークの熱処理が行われる処理容器と、前記処理容器の内部に設けられた断熱材と、前記処理容器の内部に発熱体が位置し、前記処理容器の外部に端子が位置するヒータと、前記処理容器の外部に設けられた、前記ヒータの前記端子と電気的に接続されるブスバーと、を有し、前記給電部は、前記処理容器の外部に設けられ、前記ブスバーと前記給電部とが着脱自在に接続されていることを特徴としている。
本発明に係る熱処理装置においては、処理容器、断熱材、ヒータが処理室ユニットとしてユニット化され、その処理室ユニットが炉殻に対して着脱自在に固定されていることから、処理室ユニットごと炉殻から取り出すことができる。すなわち、断熱材を交換するために炉殻から処理室ユニットを取り出すときにヒータを取り外す作業が不要となる。特に、本発明に係る熱処理装置においては、ヒータ端子が端子線を介してブスバーに接続されている。このため、ブスバーと、処理容器の外部に設けられた給電部との接続を解除するだけで、各ヒータ端子周りの配線処理を行うことなく、処理室ユニットを炉殻から取り出せる状態にすることができる。
本発明によれば、熱処理装置の断熱材やヒータ等の部品交換の作業時間を短縮し、装置の停止時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る熱処理装置の概略構成を示す、Y方向に垂直な断面図である。 熱処理装置の概略構成を示す、X方向に垂直な断面図である。本図では、図面を見やすくするために、ワークの図示と断面を示すハッチングを省略している。 処理室ユニットのヒータ形状をZ方向の上方から見た図である。 U字状ヒータの折り返し部を支持するヒータ支持部材の拡大図である。 熱処理装置の側面図である。本図では紙面手前側の炉殻を図示していない。 図5中の矢印Aから見た、処理容器に対する飛び出し防止部材の取付構造を示す図である。 処理室ユニットの概略構成を示す斜視図である。 ヒータ端子とブスバーの接続構造、およびブスバーと電極の接続構造を示す、Z方向の上方から見た拡大図である。 ヒータ端子とブスバーの接続構造を示す、Y方向から見た拡大図である。 ヒータの形状例を示す、熱処理装置のX方向に垂直な断面図である。 図10に示すヒータ形状の場合における、ブスバーの非設置側から見た熱処理装置の側面図である。 他の実施形態に係る熱処理装置の側面図である。本図では紙面手前側の炉殻を図示していない。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1および図2に示すように、本実施形態における熱処理装置1は、炉殻10の内部に、処理室ユニット20を備えている。処理室ユニット20は、ワークWが収容されて熱処理が行われる処理容器30と、処理容器30の内面に固定された断熱材40と、処理容器30および断熱材40を貫通してY方向に延びる複数のヒータ50を有している。なお、本明細書における“X方向”とは炉殻10の奥行き方向であり、“Y方向”は炉殻10の幅方向であり、“Z方向”は炉殻10の高さ方向である。各方向X〜Zは互いに垂直である。
本実施形態の処理容器30は直方体状に形成されている。処理容器30のX方向両端の壁面部30a、30b(以下、“側面部30aまたは側面部30b”)のうち、一方の側面部30bには、ワークWが通過する開口部31が形成されている。処理容器30の素材としては、例えばSUS310S、SUS304、SS400等の金属が用いられる。前述のように、ヒータ50は、処理容器30および断熱材40を貫通していることから、処理容器30の素材には、断熱材40の貫通穴から逃げる熱への耐性を有することと、熱処理のための雰囲気ガスに影響されないことを考慮した金属材料を用いることが好ましい。なお、処理容器内で実施される熱処理は、例えば真空浸炭、浸炭浸窒および窒化などの熱処理であり、熱処理の温度域は500〜1100℃である。また、熱処理を行う対象製品としては、例えば自動車用ギア等の自動車部品である。
炉殻10のX方向両端の壁面部10a、10b(以下、“側面部10aまたは側面部10b”)のうち、処理容器30の側面部30aに対向する炉殻10の側面部10aには、処理室ユニット20が通過する開口部11aが形成されている。一方、処理容器30の側面部30bに対向する炉殻10の側面部10bには、ワークWが通過する開口部11bが形成されている。処理室ユニット20は、炉殻10に対して着脱自在に固定されており、炉殻10の開口部11aを介して炉殻10の外部または内部に搬送されるように構成されている。炉殻10に対する処理室ユニット20の固定方法は特に限定されず、処理容器30が安定した姿勢で保持される固定方法であればよい。炉殻10には、開口部11aを塞ぐ、開閉式の炉殻扉12aが設けられている。また、炉殻10には、処理容器30の開口部31および炉殻10の開口部11bを塞ぐ、断熱材40を備えた開閉式の炉殻扉12bが設けられている。
処理容器30に搬入されるワークWは、処理容器30に設けられた複数の支柱部材32によって支持される。なお、ワークWが例えば自動車用ギア等の部品である場合には、複数の部品が載せられたトレイやバスケット等が支柱部材32によって支持されることで、間接的にワークWが支持された状態となる。
断熱材40の素材は、断熱効果を得ることができれば特に限定されず、例えば耐熱レンガ、セラミックボード、セラミックファイバー、真空断熱材、多孔質断熱材、カーボンボード、カーボンフェルト等が用いられる。また、素材の異なる断熱材が重ねて配置されていてもよい。処理容器30で浸炭処理を行う場合においては、浸炭処理によって発生した処理容器30内のススを定期的に空気燃焼させて除去する、いわゆるバーンアウトが実施されるため、断熱材40は酸化しない素材であることが好ましい。断熱性能およびバーンアウトによる酸化の観点から、例えばアルミナ‐シリカ製ボードと、高性能断熱材であるロスリムボード(登録商標)が重なって配置されていてもよい。また、ヒータ50が通過する断熱材40の貫通穴は、ヒータ50の熱膨張の影響を受けにくくするため、ヒータ50の熱膨張が規制されないよう長穴形状にすることが好ましい。
本実施形態のヒータ50は、支柱部材32で支持されたワークWを上方および下方から加熱できるよう処理容器30のZ方向上端の壁面部30e(以下、“天面部30e”)の近傍および底面部30fの近傍に配置されている。図3に示すように本実施形態のヒータ50は、U字形状のものである。処理容器30で浸炭処理を行う場合においては、浸炭処理によって発生した処理容器30内のススを定期的に空気燃焼させて除去する、いわゆるバーンアウトが実施されるため、ヒータ50の発熱体50aは酸化しない素材であることが好ましい。処理容器30の内部に位置する発熱体50aは例えばSiCで形成される。
図2および図3に示すように、1つのヒータ50のY方向における両端部のうち、一端部に相当する発熱体50aの折り返し部50bと、他端部に相当する2本の発熱体50aのヒータ端子50cは、処理容器30のY方向両端の一対の壁面部である第1の壁面部30c(以下、“側面部30c”)および第2の壁面部30d(以下、“側面部30d”)にそれぞれ固定されたヒータ支持部材51、52によって支持されている。ヒータ支持部材51は、処理容器30の側面部30cから処理容器30の内方に向かって延びた形状の延伸部51aを有している。折り返し部50bは、ヒータ支持部材52の延伸部51aで支持されている。ヒータ支持部材51、52と処理容器30とが例えばボルトで固定される際には、処理容器30の熱膨張を考慮して隙間やガタツキを持たせて固定されることが好ましい。本実施形態においては、ヒータ支持部材51、52の、ヒータ50との接触部が、ヒータ50に対して線接触する形状となっている。ヒータ50は、ヒータ支持部材51、52に載せられているだけの状態で支持されており、ヒータ支持部材51、52に対しては特段固定されていない。ヒータ50の支持構造については特に限定されないが、本実施形態のように、ヒータ支持部材51、52にヒータ50が載せられるだけの支持構造とすることで、ヒータ50の熱膨張が規制されなくなり、ヒータ50の熱膨張の影響を受けにくくすることができる。なお、ヒータ支持部材51、52は例えばアルミナ等の絶縁材で形成されている。
図4に示すように、本実施形態におけるヒータ支持部材51の延伸部51aは、処理容器30の側面部30cから離れるほど、高さが低くなる形状を有している。すなわち、延伸部51aは、処理容器30の側面部30cから離れるほど、水平面に対して下方に角度θで傾斜した形状を有している。このようなヒータ支持部材51によれば、ヒータ50の熱膨張により、折り返し部50bの位置が処理容器30の側面部30c側に変動する際に、折り返し部50bが傾斜した延伸部51aを上るように移動しなければならないため、折り返し部50bの位置が変動しにくくなる。このため、ヒータ50が熱膨張しても、ヒータ50は断熱材40に接触しにくくなり、ヒータ50の変形や破損等を抑えることができる。また、処理容器で実施される熱処理が浸炭処理である場合、断熱材は数回の浸炭処理で、表面に煤が付着する。通電性の観点からは、ヒータ50は、煤が付着した断熱材40に接触することは好ましくない。このような観点からも、折り返し部50bを支持するヒータ支持部材51の延伸部51aは、処理容器30の壁面部(本実施形態では側面部30c)から離れるほど、水平面に対して下方に傾斜した形状であることが好ましい。
図5および図6に示すように、本実施形態においては、ヒータ50の飛び出しを防止する飛び出し防止部材53が設けられている。飛び出し防止部材53の形状は特に限定されないが、例えばアルミナ等の絶縁部材で形成されたパイプが採用される。飛び出し防止部材53は、長手方向がX方向となる状態で処理容器30に対して固定されている。飛び出し防止部材53は、処理容器30の天面部30e近傍に配置された複数のヒータ50の各ヒータ端子50cと同等の高さに設けられたものと、底面部30f近傍に配置された複数のヒータ50の各ヒータ端子50cと同等の高さに設けられたものがある。処理容器30の側面部30dには、飛び出し防止部材53が取り付けられるためのプレート33が設けられ、側面部30dから突き出るようにして固定されている。プレート33と処理容器30との固定方法は特に限定されないが、例えば溶接により双方が固定される。プレート33の先端部(処理容器30側とは反対側の端部)には、L字ブラケット54が例えばボルト締結により固定されている。L字ブラケット54が有する2つの平面部のうち、一方の平面部には開口部54aが形成され、開口部54aがX方向を向いた状態で、L字ブラケット54は固定されている。L字ブラケット54の開口部54aには、飛び出し防止部材53の長手方向の端部が挿入され、半円状の2つのスリーブ55で飛び出し防止部材53が挟み込まれた状態で各スリーブが互いに固定されている。プレート33およびL字ブラケット54は、飛び出し防止部材53の長手方向の端部を支持するために、処理容器30の側面部30dの四隅に設けられている。
前述のように、U字状のヒータ50の折り返し部50bを支持するヒータ支持部材51の延伸部51aが傾斜している場合には、折り返し部50bが処理容器30の側面部30c側に移動しにくくなる。一方、この場合にヒータ50の熱膨張が生じると、側面部30cから側面部30dに向かって伸びやすくなり、ヒータ端子50cの位置が側面部30dの外方側に変動しやすくなる。この際に本実施形態のように飛び出し防止部材53が設けられていると、ヒータ端子50cの位置を規制することができるため、ヒータ50を所望の位置で支持しやすくなる。このようにヒータ50の位置がずれないようにすることで、ヒータ50の有効発熱帯がずれることによる処理容器30内の雰囲気の温度バラつきを抑えることができる。したがって、飛び出し防止部材53が設けられる場合には、本実施形態のようにU字状のヒータ50の折り返し部50bを支持するヒータ支持部材51も設けられることが好ましい。
図2に示すように、炉殻10のY方向両端の壁面部10c、10d(以下、“側面部10cまたは側面部10d”)のうちの一方の側面部10cからは熱電対2が挿入されている。熱電対2は、処理容器30を貫通し、熱電対2の先端部は処理容器30内の断熱材40のさらに内方に位置している。熱電対2が複数設けられる場合、例えば処理容器30内の温度制御用の熱電対と、処理容器30内の温度監視用の熱電対というように各熱電対を使い分けることができる。熱電対2としては、例えばアルミナ製保護管を用いたKタイプ熱電対が採用され得る。
また、処理容器30に挿入される部品としては、熱電対2の他に炭素濃度計などもある。ヒータ50がU字状である場合、一方の壁面部(本実施形態では側面部30d)に形成される貫通穴が他方の壁面部に形成される貫通穴よりも多くなる。このことから、熱電対2や炭素濃度計等の処理容器30に挿入されるセンサーのための貫通穴は、ヒータ端子50cの突出側とは反対側の処理容器30の壁面部(本実施形態では側面部30c)に設けられることが好ましい。
また、炉殻10のY方向両端の一対の側面部10c、10dからはガスインレット3(ガス供給管)が挿入されている。ガスインレット3は、処理容器30を貫通し、ガスインレット3の先端部は処理容器30内の断熱材40のさらに内方に位置している。
図7および図5に示すように、本実施形態の処理室ユニット20は、処理容器30の外部にブスバー60を有している。ブスバー60は、処理容器30のY方向両端の側面部30c、30dのうち、ヒータ端子50cが位置する側の側面部30dに配置されている。図8にも示すように、ブスバー60は、X方向に延びた形状を有している。また、ブスバー60は、処理容器30の開口部31側と反対側の端部に、処理容器30側に突出した板状の容器側固定部61を有している。ブスバー60の素材は導電性があるものであれば特に限定されないが、例えば銅製のものが用いられる。
一方、処理容器30の側面部30dには、例えばテフロン(登録商標)からなる絶縁部材34が固定されている。絶縁部材34は、処理容器30の側面部30dから外方側、すなわちブスバー60側に延びるような形状を有し、ブスバー60の板状の容器側固定部61の底面に対して面接触可能な形状を有している。ブスバー60と処理容器30とは、ブスバー60の容器側固定部61が絶縁部材34に載せられた状態で互いにボルト締結されることで固定されている。本実施形態のようにブスバー60と処理容器30とがボルトで固定される場合、ボルトが挿入される容器側固定部61の貫通穴は、長穴であることが好ましい。これにより、処理容器30の熱膨張に伴う絶縁部材34の位置変動を吸収することができ、ブスバー60の容器側固定部61の変形や絶縁部材34の変形等を抑えることができる。
本実施形態においては、ブスバー60の容器側固定部61と、処理容器30に固定された絶縁部材34とが、X方向に沿って間隔をおいて複数設けられており、上記と同様の方法により双方が互いに固定されている。なお、ブスバー60の容器側固定部61、および絶縁部材34の数は特に限定されず、ブスバー60のX方向の長さ等に応じて、ブスバー60が安定した姿勢で処理容器30に固定されるように適宜変更される。また、ブスバー60の容器側固定部61、および絶縁部材34の形状も特に限定されない。さらに、処理容器30に対するブスバー60の固定方法もボルト締結に限定されない。ブスバー60は、処理容器30に対して電気的に接続されないように固定されていればよい。
図9にも示すように、処理容器30の外部に位置するヒータ端子50cには、端子線56の一端が接続されており、端子線56の他端は、ブスバー60の容器側固定部61に接続されている。すなわち、ヒータ端子50cとブスバー60とは、端子線56を介して接続されている。本実施形態におけるブスバー60は、天面部30e近傍に位置するヒータ端子50cと、底面部30f近傍に位置するヒータ端子50cとの間に配置されている。天面部30e近傍に位置するヒータ端子50cに接続された端子線56は、ブスバー60の容器側固定部61の上面に接続され、底面部30f近傍に位置するヒータ端子50cに接続された端子線56は、ブスバー60の容器側固定部61の下面に接続されている。ブスバー60は、異なる高さで複数設けられているが、各ブスバー60の各容器側固定部61の位置は、各端子線56に例えば揺れが生じたような場合でも各端子線56が互いに接触しないように適宜設定されている。なお、端子線56の素材は特に限定されないが、処理容器30やヒータ50の熱膨張の影響を受けにくくするという観点において、例えばフレキシブルな形状を有するアルミメッシュからなる帯状の端子線56が用いられることが好ましい。また、端子線56の表面は、絶縁スリーブ(例えば、ガラスクロス製)で覆われていることが好ましい。
ブスバー60は、X方向における処理容器30の開口部31側の端部に、炉殻10側に突出する板状の受電部62(図8)を有している。一方、炉殻10の、ブスバー60に対向する側面部10dには、給電部の一例である電極4が固定されている。電極4は外部電源(不図示)に接続されており、電極4の先端部は炉殻10と処理容器30との間に位置している。なお、電極4が設けられる位置は、処理容器30の外部であれば特に限定されない。本実施形態においては、電極4の先端部がブスバー60の受電部62に対して面接触可能な形状を有しており、電極4とブスバー60の受電部62は面接触した状態でボルト締結されている。これにより、ブスバー60と電極4とが固定されると共に、通電時にはヒータ端子50cとブスバー60と電極4とが電気的に接続されることになり、ヒータ50が加熱される。本実施形態のように、ブスバー60の受電部62と電極4とがボルトで固定されている場合には、ボルトを緩めることで、ブスバー60と電極4との接続状態を解除することができる。すなわち、ブスバー60と電極4とは着脱自在に接続されている。なお、ブスバー60の受電部62と電極4の形状および固定方法は、ブスバー60の受電部62と、処理容器30の外部に設けられた給電部とが着脱自在に接続されるような構成を実現することができれば、本実施形態で説明したものに限定されない。
本実施形態の熱処理装置1は以上のように構成されている。この熱処理装置1においては、処理容器30、断熱材40、およびヒータ50が処理室ユニット20としてユニット化されていることで、断熱材40やヒータ50等の部品交換時に、処理室ユニット20ごと炉殻10から取り出すことができる。具体的には次のようにして処理室ユニット20が取り出される。
断熱材40やヒータ50等の部品交換時においては、まず炉殻扉12aを開放する。続いて、熱電対2やガスインレット3等の炉殻10の外部から処理容器30の内部に跨って固定されている部品を取り外す。また、各ブスバー60の受電部62と電極4との接続位置において、ボルトを緩め、各ブスバー60の受電部62と電極4との接続状態を解除する。これにより、炉殻10の内部に設置されていた処理室ユニット20が、炉殻10に対して固定されていない状態となり、処理室ユニット20そのものがX方向に沿って移動可能な状態となる。次に、処理室ユニット20を炉殻10の外部に搬出し、搬出された処理室ユニット20の替わりに、新しい他の処理室ユニット20を炉殻10の内部に搬入する。その後、搬入された処理室ユニット20のブスバー60の受電部62と電極4とのボルト締結作業や、熱電対2やガスインレット3等の部品の組み付け作業等を行う。これにより処理室ユニット20の交換作業が完了し、熱処理装置1を再稼働させることが可能な状態となる。
このように、本実施形態の熱処理装置1においては、処理室ユニット20を炉殻10から搬出することで、断熱材40やヒータ50等の部品をまとめて取り外すことができる。特に、ヒータ端子50cが端子線56を介してブスバー60に接続されているため、ブスバー60と電極4との接続状態を解除するだけで、各ヒータ50の配線を取り外すことなく、処理室ユニット20を炉殻10から搬出できる状態にすることができる。すなわち、断熱材40やヒータ50等の部品交換時において、各ヒータ端子50cに接続される端子線56を外すことなく、断熱材40やヒータ50等の部品を取り出すことができるため、部品交換作業を短時間で行うことが可能となる。その結果、熱処理装置1の停止時間を短縮することができ、生産性を向上させることができる。また、炉殻10から処理室ユニット20ごと取り出すことができるため、処理容器30からのガス漏れを抑えるシール面を持つ部品(例えば、ヒータ50や電極4など)の取り外しも不要となる。このため、シール面への傷つきや異物付着等が起こりやすい部品の交換数量が少なくなるため、メンテナンス時間を短縮することができる。なお、熱処理装置1を再稼働させてワークWの熱処理を再開する一方で、搬出された処理室ユニット20の部品交換等のメンテナンス作業を行う。ここで部品交換が完了して組み立てられた処理室ユニット20は、次回の部品交換時において、再度炉殻10内の処理室ユニット20と交換される。
処理室ユニット20の交換を容易に行うためには、図1および図2に示すように炉殻10のZ方向下端の壁面部10f(以下、“底面部10f”)の内面に、処理容器30の底面部30fの外面に接する、搬送ローラー13が設けられていることが好ましい。搬送ローラー13は、回転軸がY方向に平行であり、処理容器30が安定して支持されるよう炉殻10の底面部10f内面において適切な間隔で複数配置されている。このような搬送ローラー13が設けられていることで、炉殻10内における処理室ユニット20の搬送をスムーズに行うことが可能となる。これにより、断熱材40やヒータ50等の部品交換時間をさらに短縮することができる。
また、ブスバー60の受電部62と電極4との接続位置は、本実施形態のように炉殻10の開口部11a近傍にあることが好ましい。これにより、処理室ユニット20の交換時において、作業者が、ブスバー60の受電部62と電極4との接続状態を解除しやすくなる。また、新たな処理室ユニット20の搬入時には、ブスバー60の受電部62と電極4との接続作業がしやすくなる。その結果、処理室ユニット20の交換作業をより短時間で行うことができる。なお、ここでいう炉殻10の開口部11aの“近傍”とは、作業者が炉殻10の開口部11aから腕を伸ばすことにより、ブスバー60と給電部(本実施形態では電極4)との接続位置に手が届き、かつブスバー60と給電部との接続作業、および接続解除作業が可能となる範囲を指す。例えば、作業者が、ブスバー60と給電部の接続位置に手が届き、接続解除作業を行うことができても、新たな処理室ユニット20におけるブスバー60と給電部との接続作業が困難である場合には、当該接続位置は炉殻10の開口部11aの“近傍”には含まれない。また、“近傍”の範囲は、作業者の身長や腕の長さ等に応じて異なるが、例えば炉殻10の開口部11aが設けられた壁面部(本実施形態では側面部10a)の外面から、処理容器30の奥行き方向(本実施形態ではX方向)に1.5m以内の範囲である。
また、各ヒータ端子50cの位置は、処理容器30のY方向両端の側面部30c、30dのうち、片側の側面部30dに集約されていることが好ましい。これに伴い、ブスバー60も片側に設置するだけでよいため、ブスバー60と給電部の接続作業、および接続解除作業がしやすくなる。これに加え、ブスバー60の設置位置を片側に集約することにより、処理室ユニット20としての幅を短くすることができ、熱処理装置1の小型化を図ることができる。
本実施形態では、ヒータ50をU字状のものとしたが、ヒータ50は例えば折り返し部50bがないストレート形状のものであってもよい。この場合、図10に示すように、ヒータ端子50cは、処理容器30の側面部30cおよび側面部30dからそれぞれ突出した状態となる。このとき、図11に示すように例えば側面部30dから突出する2本のヒータ端子50cを1セットとして、互いのヒータ端子50cを端子線56でそれぞれ接続することで、処理容器30の片側の側面部30dにブスバー60を集約することができる。ただし、ヒータ50がU字状のものである場合には、ヒータ50の折り返し部50bを処理容器30内に配置することが可能となる。これにより、ヒータ50がストレート形状である場合よりもさらに熱処理装置1を小型化することができる。また、熱処理装置1を小型化することができれば、例えば真空引きが必要となる熱処理を行う場合に、真空引きに必要な時間を短縮することができる。したがって、ヒータ50はU字状のヒータであることが好ましい。
なお、本実施形態の熱処理装置1においては、処理容器30をY方向に貫通するようにヒータ50が設けられているが、例えば処理容器30をZ方向に貫通するようにヒータ50が設けられていてもよい。例えば、処理容器30の天面部30eの外部にヒータ端子50cが位置していても、ブスバー60が処理容器30の天面部30eに配置され、処理容器30の外部(例えば炉殻10の天面部10e)に給電部が設けられていれば、前述のような処理室ユニット20の交換を行うことは可能である。また、このような構成の熱処理装置1であっても、処理容器30のZ方向の片側にブスバー60を集約することが好ましい。したがって、ブスバー60と給電部との接続位置は、処理容器30の、対向する一対の壁面部(図2に示す例では側面部30c、30d)のうち、同一の側の壁面部(図2に示す例では側面部30d)に配置されていることが好ましい。これにより、ブスバー60と給電部との接続作業、および接続解除作業を容易に行うことができると共に、熱処理装置1の小型化を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えばブスバー60と端子線56の接続位置は、図12に示される位置であってもよい。すなわち、ブスバー60と端子線56の接続位置は、図5に示される位置に限定されず、適宜変更されるものである。また、ブスバー60の本数は、使用するヒータ50の本数や熱処理装置1の大きさ等に応じて、適切な配線処理がなされるよう適宜変更されるものである。
本発明は、加熱装置や浸炭処理装置等の各種熱処理に利用することができる。
1 熱処理装置
2 熱電対
3 ガスインレット
4 電極
10 炉殻
10a 炉殻の側面部
10b 炉殻の側面部
10c 炉殻の側面部
10d 炉殻の側面部
10e 炉殻の天面部
10f 炉殻の底面部
11a 炉殻の開口部
11b 炉殻の開口部
12a 炉殻扉
12b 炉殻扉
13 搬送ローラー
20 処理室ユニット
30 処理容器
30a 処理容器の側面部
30b 処理容器の側面部
30c 処理容器の側面部
30d 処理容器の側面部
30e 処理容器の天面部
30f 処理容器の底面部
31 処理容器の開口部
32 支柱部材
33 プレート
34 絶縁部材
40 断熱材
50 ヒータ
50a 発熱体
50b 折り返し部
50c ヒータ端子
51 ヒータ支持部材
51a ヒータ支持部材の延伸部
52 ヒータ支持部材
53 飛び出し防止部材
54 L字ブラケット
54a 開口部
55 スリーブ
56 端子線
60 ブスバー
61 容器側固定部
62 受電部
W ワーク







Claims (7)

  1. 炉殻の内部において該炉殻に対して着脱自在に固定された処理室ユニットと、
    給電部とを備え、
    前記処理室ユニットは、
    ワークの熱処理が行われる処理容器と、
    前記処理容器の内部に設けられた断熱材と、
    前記処理容器の内部に発熱体が位置し、前記処理容器の外部に端子が位置するヒータと、
    前記処理容器の外部に設けられた、前記ヒータの前記端子と電気的に接続されるブスバーと、を有し、
    前記給電部は、前記処理容器の外部に設けられ、
    前記ブスバーと前記給電部とが着脱自在に接続されている、熱処理装置。
  2. 前記処理室ユニットは、前記ブスバーを複数有し、
    各ブスバーは、前記処理容器の、対向する一対の壁面部である第1の壁面部と、第2の壁面部のうち、第1の壁面部に配置されている、請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記ヒータはU字状であり、
    前記発熱体の折り返し部が前記処理容器の内部に位置している、請求項2に記載の熱処理装置。
  4. 前記処理容器に、前記ヒータを支持するヒータ支持部材が設けられ、
    前記ヒータ支持部材は、前記処理容器の前記第2の壁面部から該処理容器の内方に向かって延びる、前記発熱体の前記折り返し部を支持する延伸部を有し、
    前記延伸部は、前記処理容器の前記第2の壁面部から離れるほど、水平面に対して下方に傾斜している、請求項3に記載の熱処理装置。
  5. 前記処理容器の前記第1の壁面部に、前記ヒータの飛び出しを防止する飛び出し防止部材が設けられている、請求項3または4に記載の熱処理装置。
  6. 前記ブスバーと前記給電部との接続位置が、前記炉殻の開口部近傍にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  7. 前記炉殻の底面部内面に、前記処理室ユニットを搬送する搬送ローラーが設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱処理装置。

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