JP6435541B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、熱処理装置に関する。
本願は、2014年7月7日に日本に出願された特願2014−139629号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
被処理物である金属材を加熱処理する熱処理装置として、多室型熱処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような多室型熱処理装置では、被処理物が収容される加熱室を備え、加熱室内部に設けられたヒータによって被処理物を加熱することで熱処理を行う。
また、下記特許文献2〜4にも、加熱室やヒータを備え、被処理物の加熱処理や焼成を行う装置が開示されている。
日本国特開2012−13341号公報 国際公開第2006/013932号公報 日本国特開2002−228364号公報 日本国特表2009−543996号公報
このような加熱室の内壁には、ヒータによる熱が外部に漏出することを防ぐため、断熱材が一般的に設けられている。しかしながら、加熱室の底部には、被処理物を載置するための熱容量の大きな載置台や、断熱材を貫通して設けられる配管等が設けられていることから、熱が外部に逃げやすい。このため、加熱室の内部において、下方が上方よりも温度が低くなるといった温度ムラが生じる場合がある。このような温度ムラが生じると、熱処理状態にバラツキが生じ、処理品質を低下させる原因となる可能性がある。
本開示は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、被処理物の加熱処理を行う熱処理装置において、加熱室内部の温度ムラの発生を抑止し、被処理物を均一に加熱することを目的とする。
本開示は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を含む。
本開示の第1の態様は、被処理物の加熱処理を行う熱処理装置であって、内部に上記被処理物を収容する加熱室と、上記被処理物が収容される上記加熱室の領域である収容領域の下部を加熱する下ヒータと、上記収容領域の上部を加熱する上ヒータとを備える。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様に係る熱処理装置が、上記下ヒータ及び上記上ヒータと上記収容領域との間に配置される熱伝導隔壁を備える。
本開示の第3の態様は、上記第1または第2の態様に係る熱処理装置が、電気式ヒータである複数の上記上ヒータ及び複数の上記下ヒータと、全ての上記複数の上ヒータに給電する上ヒータ用電源ユニットと、全ての上記複数の下ヒータに給電する下ヒータ用電源ユニットとを備える。
本開示の第4の態様は、上記第1の態様に係る熱処理装置において、上記下ヒータは、鉛直方向に延びる一対の下ヒータ本体と、これら一対の下ヒータ本体の端部を互いに連結する下ヒータ連結部とを有する。また、上記上ヒータは、鉛直方向に延びる一対の上ヒータ本体と、これら一対の上ヒータ本体の端部を連結する上ヒータ連結部とを有する。
本開示の第5の態様は、上記第4の態様に係る熱処理装置において、上記下ヒータ及び上記上ヒータは電気式ヒータである。上記下ヒータ連結部及び上記上ヒータ連結部は、導電性を有し、一対のヒータ本体の一方から他方に通電可能に構成されている。上記一対の下ヒータ本体の一方に電力の入側端子が設けられ、上記一対の下ヒータ本体の他方に電力の出側端子が設けられている。また、上記一対の上ヒータ本体の一方に電力の入側端子が設けられ、上記一対の上ヒータ本体の他方に電力の出側端子が設けられている。
本開示に係る熱処理装置は、被処理物が収容される加熱室内部の収容領域の下部を加熱する下ヒータと上部を加熱する上ヒータとを備えている。このため、本開示によれば、上記収容領域の下部と上部とを個別に温度制御することができる。したがって、収容領域の下部が上部に対して温度が低い場合には、下ヒータの出力のみを増加させることで、収容領域の内部温度を均一化することができる。よって、本開示によれば、被処理物の加熱処理を行う熱処理装置において、加熱室内部(収容領域)の温度ムラの発生を抑止し、被処理物を均一に加熱することが可能となる。
本開示の第1実施形態における熱処理装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1のA−A線矢視図であり、下ヒータ用電源ユニットの結線入側ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニットの結線入側ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す図である。 図1のA−A線矢視図であり、下ヒータ用電源ユニットの結線出側ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニットの結線出側ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す図である。 下ヒータ用電源ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す配線図である。 上ヒータ用電源ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す配線図である。 本開示の第2実施形態における熱処理装置の概略構成を示す縦断面図である。 熱処理装置の加熱室内に配置されるヒータの側面展開図である。 図5のB−B線矢視図であり、下ヒータ用電源ユニットの結線入側ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニットの結線入側ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す図である。 図5のB−B線矢視図であり、下ヒータ用電源ユニットの結線出側ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニットの結線出側ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す図である。 下ヒータ用電源ユニットと下ヒータとの耐熱電線による結線状態、及び上ヒータ用電源ユニットと上ヒータとの耐熱電線による結線状態を示す配線図である。
以下、図面を参照して、本開示に係る熱処理装置について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態である熱処理装置1の概略構成を示す縦断面図である。なお、図1の紙面上側は、装置における鉛直方向上側を示す。本実施形態の熱処理装置1は、被処理物Wの加熱処理を行う装置であり、図1に示すように、加熱室2と、断熱材3と、載置台4と、ヒータ5と、電源ユニット6と、マッフル板7(熱伝導隔壁)と、ガス供給部8と、第1排気管9と、第2排気管10と、撹拌機11とを備えている。
加熱室2は、略円筒状に形成され、その中心軸を鉛直方向に配した縦置き型の容器である。加熱室2の内部には被処理物Wが収容される。すなわち、加熱室2の内部には、被処理物Wが収容される領域である収容領域Rが形成されている。この加熱室2には、略円筒状の側壁部2aに対して底部2bおよび蓋部2cが設けられており、これによって加熱室2の内部が閉空間とされている。この閉空間、すなわち加熱室2の内部には、断熱材3、載置台4、ヒータ5及びマッフル板7等が収容されている。
底部2bは、円環状の底部枠体2b1と、この底部枠体2b1の中央開口に着脱可能に取り付けられてこれを気密に閉塞する底部本体2b2とを有している。底部本体2b2は、螺子止め等によって底部枠体2b1に着脱可能に取り付けられている。この底部本体2b2は、底部枠体2b1と当接するように形成配置されている。このような底部本体2b2は、加熱室2の内部に被処理物Wを出し入れするための、開閉部材(開閉扉)として機能する。
断熱材3は、下部断熱材3aと、側部断熱材3bと、上部断熱材3cとを有している。
下部断熱材3aは、底部枠体2b1上に設けられた円環状に形成されている。側部断熱材3bは、加熱室2の側壁部2aの内壁に貼り合されている。すなわち、側部断熱材3bも円筒状に形成されている。上部断熱材3cは、加熱室2の蓋部2cの内側(すなわち下側)に配置されており、その中央部に着脱可能に設けられた蓋部3c1と、この蓋部3c1を囲って配置されヒータ5が挿通される貫通孔3c2とを有している。なお、後述のように本実施形態においては、ヒータ5が12本設けられていることから、貫通孔3c2は、蓋部3c1を囲って環状に12個配列されている。このような断熱材3は、例えばセラミックスファイバーボード等からなる断熱材と、セラミックスボードとが積層されて形成されていてもよい。
載置台4は、底部本体2b2上に配置されており、被処理物Wが載置される。この載置台4は、底部本体2b2が底部枠体2b1から取り外されたときに、底部本体2b2と一緒に移動し、加熱室2の外部に取り出される。
ヒータ5は、給電されることにより発熱する電気式ヒータである。本実施形態においては、このヒータ5として、鉛直方向に延びる長尺の本体部を有する下ヒータ5aと、鉛直方向に延びる短尺の本体部を有する上ヒータ5bとを有している。下ヒータ5aは、本体部の下端部側(下端を含む部位)が発熱領域とされており、被処理物Wの収容領域Rの下部を加熱する。上ヒータ5bは、本体部の下端部側(下端を含む部位)が発熱領域とされており、被処理物Wの収容領域Rの上部を加熱する。
これらのヒータ5の上部には、フランジ5cが設けられている。側壁部2aに対しては、上部断熱材3c(より詳しくは、貫通孔3c2が形成されている部位)の上方に配置される環状の支持部12が固定されており、この支持部12にフランジ5cが支えられることにより、ヒータ5は吊下支持されている。支持部12は、側壁部2aに着脱可能に固定されていてもよい。これらのヒータ5は、貫通孔3c2を通じて、断熱材3の上方から断熱材3で囲われた空間内に挿入されている。すなわち、本実施形態の下ヒータ5a及び上ヒータ5bは、いずれも、支持部12から下方に延びるように設けられている。下ヒータ5aは上ヒータ5bよりも長いため、下ヒータ5aの下端は、上ヒータ5bの下端よりも下方に位置している。なお、本実施形態の下ヒータ5aの上端には、電力の入側端子である正端子と、電力の出側端子である負端子とが設けられている。本実施形態の上ヒータ5bの上端には、電力の入側端子である正端子と、電力の出側端子である負端子とが設けられている。
図2は、図1のA−A線矢視図である。図2に示すように、本実施形態のヒータ5は、被処理物Wの収容領域Rを中心にして、環状(平面視で環状)に等間隔で12個配置されている。すなわち、12個のヒータ5は、加熱室2(側壁部2a)の周方向に配列されている。なお、本実施形態では、下ヒータ5aと上ヒータ5bとが上記周方向で交互に配列されており、下ヒータ5a及び上ヒータ5bが各々6本ずつ設けられている。
電源ユニット6は、ヒータ5に対して給電を行う装置であり、耐熱電線を介して各ヒータ5と接続されている。本実施形態においては、電源ユニット6は、下ヒータ用電源ユニット6aと、上ヒータ用電源ユニット6bとを備えている。電源ユニット6は、所望の電力を出力できる図示しない給電制御装置をさらに備えていてもよい。下ヒータ用電源ユニット6aは、全ての下ヒータ5aに給電するように構成され、さらに結線入側ユニット6a1と、結線出側ユニット6a2とから構成されている。また、上ヒータ用電源ユニット6bは、全ての上ヒータ5bに給電するように構成され、さらに結線入側ユニット6b1と、結線出側ユニット6b2とから構成されている。
図2及び図3は、いずれも図1のA−A線矢視図である。ただし、図2は、下ヒータ用電源ユニット6aの結線入側ユニット6a1と下ヒータ5aとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニット6bの結線入側ユニット6b1と上ヒータ5bとの耐熱電線による結線状態を示しており、図3は、下ヒータ用電源ユニット6aの結線出側ユニット6a2と下ヒータ5aとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニット6bの結線出側ユニット6b2と上ヒータ5bとの耐熱電線による結線状態を示している。また、図4Aは、下ヒータ用電源ユニット6aと下ヒータ5aとの耐熱電線による結線状態を示す配線図であり、図4Bは、上ヒータ用電源ユニット6bと上ヒータ5bとの耐熱電線による結線状態を示す配線図である。
図2及び図4Aに示すように、結線入側ユニット6a1は、3つの電極棒6a3と、これらの電極棒6a3を繋ぐブスバー6a4とを備えている。ブスバー6a4は、3つの電極棒6a3のそれぞれに接続されている。これらの3つの電極棒6a3は、各々が耐熱電線を介して2つの下ヒータ5aの正端子と接続されている。図3及び図4Aに示すように、結線出側ユニット6a2は、3つの電極棒6a5と、これらの電極棒6a5を繋ぐブスバー6a6とを備えている。ブスバー6a6は、3つの電極棒6a5のそれぞれに接続されている。これらの3つの電極棒6a5は、各々が耐熱電線を介して2つの下ヒータ5aの負端子と接続されている。ブスバー6a4及び6a6には、所望の電力を出力できる図示しない給電制御装置(第1給電制御装置)が接続されていてもよく、よって下ヒータ用電源ユニット6aは、下ヒータ5aに対して電力を供給し下ヒータ5aを発熱させるように構成されていてもよい。
図2及び図4Bに示すように、結線入側ユニット6b1は、3つの電極棒6b3と、これらの電極棒6b3を繋ぐブスバー6b4とを備えている。ブスバー6b4は、3つの電極棒6b3のそれぞれに接続されている。これらの3つの電極棒6b3は、各々が耐熱電線を介して2つの上ヒータ5bの正端子と接続されている。図3及び図4Bに示すように、結線出側ユニット6b2は、3つの電極棒6b5と、これらの電極棒6b5を繋ぐブスバー6b6とを備えている。ブスバー6b6は、3つの電極棒6b5のそれぞれに接続されている。これらの3つの電極棒6b5は、各々が耐熱電線を介して2つの上ヒータ5bの負端子と接続されている。ブスバー6b4及び6b6には、所望の電力を供給できる図示しない給電制御装置(第2給電制御装置)が接続されていてもよく、よって上ヒータ用電源ユニット6bは、上ヒータ5bに対して電力を供給し上ヒータ5bを発熱させるように構成されていてもよい。
図1に戻り、マッフル板7は、その中心軸が側壁部2aの中心軸にほぼ一致するようにして側壁部2aに対して一定の隙間を空けて沿う円筒状部材であり、熱伝導性のよい耐火物によって形成されている。このマッフル板7は、ヒータ5よりも加熱室2の中心寄りに設けられており、側壁部2aとの間にヒータ5の収容空間を形成している。また、このマッフル板7の上端には、上部断熱材3cが配置されている。本実施形態のマッフル板7の上端は上部断熱材3cの下面に接しており、マッフル板7の下端は下部断熱材3aの上面に接している。なお、このマッフル板7によって囲われた空間が、被処理物Wが加熱処理のときに収容される上記収容領域Rである。すなわち、マッフル板7は、下ヒータ5a及び上ヒータ5bと収容領域Rとの間に配置されている。
ガス供給部8は、蓋部2cを貫通して設けられており、蓋部2cの外方において配管(図示せず)を介して雰囲気形成ガス(例えば炭化水素系ガス)の供給源(図示せず)に接続された装置である。ガス供給部8の先端側(下端側)が上部断熱材3cの蓋部3c1を貫通し、その先端部が収容領域Rに配置されている。
第1排気管9は、蓋部2cに対し斜め上方に向けて配設され、蓋部2cと上部断熱材3cとの間の空間に連通して配置され、先端側(蓋部2cの逆側)が図示しない真空ポンプに接続されている。また、この第1排気管9には、第2排気管10の先端側(上部断熱材3cの逆側)が途中まで内挿されている。第2排気管10は、収容領域Rに連通するように蓋部2c及び上部断熱材3cの蓋部3c1を貫通して設けられている。第2排気管10は、第1排気管9側の外径が第1排気管9の内径に対して充分に小さく形成されており、これによって第1排気管9が塞がれないように構成されている。これらの第1排気管9及び第2排気管10は、真空ポンプに接続され、加熱室2の内部が真空ポンプによって強制排気されるように構成されている。
撹拌機11は、蓋部2cに対して固定されており、モータ等からなる駆動部11aと、この駆動部11aの下方に駆動軸11bを介して取り付けられた撹拌羽根11cと、を有して構成されている。駆動軸11bは、上記上部断熱材3cの蓋部3c1を貫通して配置され、撹拌羽根11cは、駆動軸11bの下端部に取り付けられたことで収容領域R内の上部に配置されている。このような撹拌機11は、撹拌羽根11cの回転駆動によって収容領域R内の気体を撹拌し、収容領域R内の温度やガス濃度を均一にする。
また、熱処理装置1には、収容領域R内を上下に分けてそれぞれの温度を計測する熱電対(温度計測装置、図示せず)が設けられており、これによって収容領域Rの上部と下部の温度を計測することができる。これら熱電対は、電源ユニット6(又は第1・第2給電制御装置)に電気的に接続され、温度計測の結果を電源ユニット6等に出力するように構成されていてもよい。
このような熱処理装置1によって熱処理を行うには、まず、載置台4上に被処理物Wをセットしてこれを加熱室2内に配置する。次に、電源ユニット6からヒータ5に通電して収容領域R内を所望の温度に加熱する。また、不図示の真空ポンプを作動させることにより、第1排気管9及び第2排気管10を介して、加熱室2を減圧する。なお、加熱室2の減圧は、ヒータ5の通電よりも先に行ってもよい。
そして、加熱室2が所望の温度の減圧雰囲気となったら、撹拌機11を駆動させて撹拌羽根11cを回転させ、必要に応じてガス供給部8から雰囲気形成ガスを供給し、被処理物Wに対して加熱処理を行う。このとき、例えば、上記熱電対の温度計測結果により収容領域Rの下部の温度が上部と比較して低いことが判明した場合には、下ヒータ用電源ユニット6aから供給する電力を増大させ、これによって下ヒータ5aの発熱量を上ヒータ5bよりも高める。これによって、収容領域Rの下部により多くの熱量が投入されることになり、収容領域Rの温度を均一にすることができる。なお、このような電力値の調整は、上述した給電制御装置(第1・第2給電制御装置)によって行ってもよい。
なお、このような加熱処理を行うと、収容領域Rにおいて煤等が発生するが、収容領域Rがマッフル板7で囲まれていることから、煤等がほとんどヒータ5に付着しない。すなわち、ヒータ5を良好な状態に長期間保つことができ、ヒータ5のメンテナンスの間隔を拡大することができる。
このような熱処理を予め設定した時間で行った後に、ヒータ5による加熱を停止する。
そして、真空ポンプによる減圧も停止し、加熱室2内から被処理物Wを取り出す。その後、新たな被処理物Wを加熱室2内にセットし、上述の操作を繰り返すことにより、新たな被処理物Wに対しても熱処理を行うことができる。
以上のような本実施形態の熱処理装置1は、加熱室2の内部の収容領域Rの下部を加熱する下ヒータ5aと上部を加熱する上ヒータ5bとを備えている。このため、本実施形態の熱処理装置1によれば、収容領域Rの下部と上部とを個別に温度制御することができる。したがって、収容領域Rの下部が上部に対して温度が低い場合には、下ヒータ5aの出力のみを増加させることで、収容領域Rの内部温度を均一化することができる。よって、本実施形態の熱処理装置1によれば、加熱室2の内部(収容領域R)の温度ムラの発生を抑止し、被処理物Wを均一に加熱することが可能となる。
また、本実施形態の熱処理装置1は、下ヒータ5a及び上ヒータ5bと収容領域Rとの間に配置されるマッフル板7を備えている。このため、下ヒータ5a及び上ヒータ5bから放射された熱が、マッフル板7を伝達して上下に(さらに周方向に)分散される。このため、被処理物Wをより均一に加熱することが可能となる。また、マッフル板7に遮られることによって、収容領域Rで発生した煤等がヒータ5に付着することを抑止することができる。
また、本実施形態の熱処理装置1においては、ヒータ5が電気式ヒータであると共に、全ての下ヒータ5aに給電する下ヒータ用電源ユニット6aと、全ての上ヒータ5bに給電する上ヒータ用電源ユニット6bとを備えている。このため、下ヒータ用電源ユニット6aによって、全ての下ヒータ5aの温度調整を行うことが可能となる。また、上ヒータ用電源ユニット6bによって、全ての上ヒータ5bの温度調整を行うことが可能となる。
したがって、本実施形態の熱処理装置1において、ヒータ5の温度制御を容易にかつ正確に行うことが可能となる。
(第2実施形態)
以下、図5〜9を参照して、本開示の第2実施形態に係る熱処理装置について説明する。本実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成及び機能を有する構成要素には上記第1実施形態と同一の符号を付し、重複した説明は省略する場合がある。
図5は、本開示の第2実施形態に係る熱処理装置1Aの概略構成を示す縦断面図である。図5の紙面上側は、装置における鉛直方向上側を示す。熱処理装置1Aは、上記第1実施形態と同様に複数のヒータ5を備えているが、本実施形態のヒータ5は、上記第1実施形態の下ヒータ5a及び上ヒータ5bに代えて、複数の下ヒータ5d及び複数の上ヒータ5eを備えている。
図6は、熱処理装置1Aの加熱室2内に配置される複数のヒータ5(下ヒータ5d及び上ヒータ5e)の側面展開図である。下ヒータ5d及び上ヒータ5eは、それぞれ略U字状に形成されており、その上部が支持部12に固定されている。下ヒータ5d及び上ヒータ5eは、支持部12から下方に延びるように設けられている。下ヒータ5dの鉛直方向での長さは、上ヒータ5eの鉛直方向での長さよりも大きく設定されている。
下ヒータ5dは、鉛直方向に延びる一対の下ヒータ本体5d1と、これら一対の下ヒータ本体5d1の下端部(端部)を互いに連結する下ヒータ連結部5d2とを有し、全体として略U字状に形成されている。下ヒータ本体5d1は、鉛直方向に延びる棒状に形成され、下ヒータ連結部5d2は、水平方向に延びる棒状に形成されている。下ヒータ5dは電気式ヒータである。すなわち、下ヒータ本体5d1が電気式ヒータであり、通電によって発熱可能に構成されている。下ヒータ本体5d1の下端を含む部位(図5、6においてクロスハッチングを付した部位)が発熱領域とされており、収容領域Rの下部を加熱する。一対の下ヒータ本体5d1の一方の上端部には、電力の入側端子である正端子5d3が設けられ、一対の下ヒータ本体5d1の他方の上端部には、電力の出側端子である負端子5d4が設けられている。すなわち、上記第1実施形態と異なり、本実施形態の下ヒータ本体5d1には、正端子5d3及び負端子5d4の一方のみが設けられている。下ヒータ連結部5d2は、導電性を有しており、一対の下ヒータ本体5d1の一方から他方に通電可能に構成されている。よって、下ヒータ5dの正端子5d3に電力を供給すれば、一対の下ヒータ本体5d1をいずれも発熱させることができる。下ヒータ連結部5d2は、導電材のみから構成してもよいし、導電材(電線)を絶縁材で被覆した構成としてもよい。
上ヒータ5eは、鉛直方向に延びる一対の上ヒータ本体5e1と、これら一対の上ヒータ本体5e1の下端部(端部)を互いに連結する上ヒータ連結部5e2とを有し、全体として略U字状に形成されている。上ヒータ本体5e1は、鉛直方向に延びる棒状に形成され、上ヒータ連結部5e2は、水平方向に延びる棒状に形成されている。上ヒータ5eも、下ヒータ5dと同様に電気式ヒータである。すなわち、上ヒータ本体5e1が電気式ヒータであり、通電によって発熱可能に構成されている。上ヒータ本体5e1の下端を含む部位(図5、6においてクロスハッチングを付した部位)が発熱領域とされており、収容領域Rの上部を加熱する。一対の上ヒータ本体5e1の一方の上端部には、電力の入側端子である正端子5e3が設けられ、一対の上ヒータ本体5e1の他方の上端部には、電力の出側端子である負端子5e4が設けられている。すなわち、上記第1実施形態と異なり、本実施形態の上ヒータ本体5e1には、正端子5e3及び負端子5e4の一方のみが設けられている。上ヒータ連結部5e2は、導電性を有しており、一対の上ヒータ本体5e1の一方から他方に通電可能に構成されている。よって、上ヒータ5eの正端子5e3に電力を供給すれば、一対の上ヒータ本体5e1をいずれも発熱させることができる。上ヒータ連結部5e2は、導電材のみから構成してもよいし、導電材(電線)を絶縁材で被覆した構成としてもよい。
下ヒータ本体5d1及び上ヒータ本体5e1の各上端部が支持部12に固定されており、よって下ヒータ本体5d1及び上ヒータ本体5e1は、支持部12から下方に延びるように設けられている。下ヒータ本体5d1の鉛直方向での長さは、上ヒータ本体5e1の鉛直方向での長さよりも大きく設定されているため、下ヒータ本体5d1の下端部は、上ヒータ本体5e1の下端部よりも下方に位置している。すなわち、下ヒータ連結部5d2は、上ヒータ連結部5e2よりも下方に位置している。
図7及び図8は、いずれも図5のB−B線矢視図である。図5は、下ヒータ用電源ユニット6aの結線入側ユニット6a1と下ヒータ5dとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニット6bの結線入側ユニット6b1と上ヒータ5eとの耐熱電線による結線状態を示している。図8は、下ヒータ用電源ユニット6aの結線出側ユニット6a2と下ヒータ5dとの耐熱電線による結線状態、及び、上ヒータ用電源ユニット6bの結線出側ユニット6b2と上ヒータ5eとの耐熱電線による結線状態を示している。また、図9は、下ヒータ用電源ユニット6aと下ヒータ5dとの耐熱電線による結線状態、及び上ヒータ用電源ユニット6bと上ヒータ5eとの耐熱電線による結線状態を示す配線図である。
本実施形態の熱処理装置1Aは、3つの下ヒータ5dと、3つの上ヒータ5eとを備えている。複数のヒータ5(下ヒータ5d及び上ヒータ5e)は、加熱室2(側壁部2a)の周方向に配列されている。また、一対の下ヒータ本体5d1も上記周方向に並んで配置され、一対の上ヒータ本体5e1も上記周方向に並んで配置されている。
図7及び図9に示すように、本実施形態の結線入側ユニット6a1は、1つの電極棒6a3と、この電極棒6a3に電気的に接続された1つのブスバー6a4とを備えている。ブスバー6a4は、3つの下ヒータ5d(3対の下ヒータ本体5d1)における3つの正端子5d3に耐熱電線を介してそれぞれ接続されている。すなわち、ブスバー6a4は、3本の耐熱電線を接続するための3つの端子を有しており、電極棒6a3とこれらの耐熱電線とを電気的に接続している。図8及び図9に示すように、本実施形態の結線出側ユニット6a2は、1つの電極棒6a5と、この電極棒6a5に電気的に接続された1つのブスバー6a6とを備えている。ブスバー6a6は、3つの下ヒータ5d(3対の下ヒータ本体5d1)における3つの負端子5d4に耐熱電線を介してそれぞれ接続されている。すなわち、ブスバー6a6は、3本の耐熱電線を接続するための3つの端子を有しており、電極棒6a5とこれらの耐熱電線とを電気的に接続している。
図7及び図9に示すように、本実施形態の結線入側ユニット6b1は、1つの電極棒6b3と、この電極棒6b3に電気的に接続された1つのブスバー6b4とを備えている。ブスバー6b4は、3つの上ヒータ5e(3対の上ヒータ本体5e1)における3つの正端子5e3に耐熱電線を介してそれぞれ接続されている。すなわち、ブスバー6b4は、3本の耐熱電線を接続するための3つの端子を有しており、電極棒6b3とこれらの耐熱電線とを電気的に接続している。図8及び図9に示すように、本実施形態の結線出側ユニット6b2は、1つの電極棒6b5と、この電極棒6b5に電気的に接続された1つのブスバー6b6とを備えている。ブスバー6b6は、3つの上ヒータ5e(3対の上ヒータ本体5e1)における3つの負端子5e4に耐熱電線を介してそれぞれ接続されている。すなわち、ブスバー6b6は、3本の耐熱電線を接続するための3つの端子を有しており、電極棒6b5とこれらの耐熱電線とを電気的に接続している。
電極棒6a3及び6a5には、所望の電力を出力できる図示しない給電制御装置(第1給電制御装置)が接続されていてもよく、よって下ヒータ用電源ユニット6aは、下ヒータ5dに対して電力を供給し下ヒータ5dを発熱させるように構成されていてもよい。電極棒6b3及び6b5には、所望の電力を供給できる図示しない給電制御装置(第2給電制御装置)が接続されていてもよく、よって上ヒータ用電源ユニット6bは、上ヒータ5eに対して電力を供給し上ヒータ5eを発熱させるように構成されていてもよい。
この第2実施形態によれば、上記第1実施形態で示された全ての効果を同様に得ることができる。また、第2実施形態では、ヒータ連結部によって一対のヒータ本体を互いに連結しているので、1つの下ヒータ本体5d1には、正端子5d3及び負端子5d4の一方のみが設けられ、1つの上ヒータ本体5e1には、正端子5e3及び負端子5e4の一方のみが設けられる。よって、1つのヒータ本体に正端子と負端子とがいずれも設けられる上記第1実施形態に比べて、下ヒータ及び上ヒータと電極棒とを接続する耐熱電線の本数を1/2とすることができる。配線スペースに設けられる電線の数が少なくなるため、絶縁を確保するための部材等を十分に設けることができ、耐熱電線間の絶縁を容易に確保できる。また、配線される電線の数が減少するので、材料コスト及び配線作業コストをいずれも削減できる。さらに、ヒータ連結部によって一対のヒータ本体を互いに連結しているので、一対のヒータ本体からなる1つのヒータの剛性を向上させることができ、メンテナンス等におけるヒータの破損を防止できる。
また、第2実施形態では、電極棒とブスバーとの位置関係が上記第1実施形態と逆になっており、ブスバーは、ヒータに接続される複数の耐熱電線と1つの電極棒とを接続するために用いられている。このため、上記第1実施形態に比べて、電極棒の本数を削減することができる。
以上、図面を参照しながら好適な実施形態について説明したが、本開示の内容は上記実施形態に限定されない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき、構成の負荷、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、下ヒータ5aと上ヒータ5bとが各々6本である構成について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されず、下ヒータ5aと上ヒータ5bとの設置本数を変更してもよい。下ヒータと上ヒータとに要求される発熱量が異なる場合は、下ヒータと上ヒータとの発熱性能を異ならせてもよいし、下ヒータと上ヒータとの設置本数を異ならせてもよい。設置本数を異ならせる場合は、例えば、2本の下ヒータと1本の上ヒータとを交互に周方向で配列することが考えられる。また、下ヒータ5aと上ヒータ5bとを交互に等間隔で配列せずともよい。上記第2実施形態においても、下ヒータ5dと上ヒータ5eの設置本数や発熱性能を変更してもよい。
上記実施形態では、下ヒータ及び上ヒータは、加熱室2の上部に設けられた支持部12に固定されているが、加熱室2の上部と下部の温度ムラを抑制する目的からすれば、支持部が加熱室の下部に配置されていてもよく、下ヒータ及び上ヒータがこのような支持部から上方に延びるように設けられていてもよい。この場合、下ヒータの長さは上ヒータの長さよりも小さく設定される。
第1実施形態と第2実施形態とでは、電極棒とブスバーとの位置関係が互いに逆となっているが、第1実施形態における電極棒及びブスバーの構成を第2実施形態に適用してもよく、また、第2実施形態における電極棒及びブスバーの構成を第1実施形態に適用してもよい。
上記実施形態では、電気式ヒータである下ヒータ及び上ヒータが用いられているが、本開示はこれに限定されず、例えば燃焼ガスの燃焼熱を用いるヒータ(バーナ)を本開示の下ヒータ及び上ヒータとして使用してもよい。
上記実施形態においては、加熱室2や断熱材3が円筒状に形成されているが、本開示はこの構成に限定されず、円筒状以外の形状、例えば角筒状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、本願請求の範囲に記載の特徴を熱処理装置1に適用した例について説明した。しかしながら、本開示は上記実施形態に限定されず、真空浸炭炉等に上記特徴を適用することも可能である。
本開示は、ヒータを備える加熱室内で被処理物を加熱処理する熱処理装置に利用できる。
1、1A 熱処理装置
2 加熱室
2a 側壁部
2b 底部
2b1 底部枠体
2b2 底部本体
2c 蓋部
3 断熱材
3a 下部断熱材
3b 側部断熱材
3c 上部断熱材
3c1 蓋部
3c2 貫通孔
4 載置台
5 ヒータ
5a 下ヒータ
5b 上ヒータ
5c フランジ
5d 下ヒータ
5d1 下ヒータ本体
5d2 下ヒータ連結部
5d3 正端子(入側端子)
5d4 負端子(出側端子)
5e 上ヒータ
5e1 上ヒータ本体
5e2 上ヒータ連結部
5e3 正端子(入側端子)
5e4 負端子(出側端子)
6 電源ユニット
6a 下ヒータ用電源ユニット
6a1 結線入側ユニット
6a2 結線出側ユニット
6a3 電極棒
6a4 ブスバー
6a5 電極棒
6a6 ブスバー
6b 上ヒータ用電源ユニット
6b1 結線入側ユニット
6b2 結線出側ユニット
6b3 電極棒
6b4 ブスバー
6b5 電極棒
6b6 ブスバー
7 マッフル板(熱伝導隔壁)
8 ガス供給部
9 第1排気管
10 第2排気管
11 撹拌機
11a 駆動部
11b 駆動軸
11c 撹拌羽根
12 支持部
R 収容領域
W 被処理物

Claims (3)

  1. 被処理物の加熱処理を行う熱処理装置であって、
    内部に前記被処理物を収容する加熱室と、
    前記被処理物が収容される前記加熱室内の領域である収容領域の下部を加熱する電気式ヒータである複数の下ヒータと、
    前記収容領域の上部を加熱する電気式ヒータである複数の上ヒータと、
    前記複数の下ヒータ及び前記複数の上ヒータと前記収容領域との間に配置される熱伝導隔壁と、
    全ての前記複数の上ヒータに給電する単一の上ヒータ用電源ユニットと、
    全ての前記複数の下ヒータに給電する単一の下ヒータ用電源ユニットと
    を備え、
    前記上ヒータ用電源ユニット及び前記下ヒータ用電源ユニットの各々が、前記電気式ヒータの電力の入側端子に接続された電極棒を複数有する結線入側ユニットと、前記電気式ヒータの電力の出側端子に接続された電極棒を複数有する結線出側ユニットとを備え、
    前記上ヒータ用電源ユニットの前記結線入側ユニットの同一の前記電極棒に接続された前記電気式ヒータが、前記上ヒータ用電源ユニットの前記結線出側ユニットの異なる電極棒に接続され
    前記下ヒータ用電源ユニットの前記結線入側ユニットの同一の前記電極棒に接続された前記電気式ヒータが、前記下ヒータ用電源ユニットの前記結線出側ユニットの同一の電極棒に接続されている
    熱処理装置。
  2. 前記下ヒータは、鉛直方向に延びる一対の下ヒータ本体と、該一対の下ヒータ本体の端部を互いに連結する下ヒータ連結部とを有し、
    前記上ヒータは、鉛直方向に延びる一対の上ヒータ本体と、該一対の上ヒータ本体の端部を連結する上ヒータ連結部とを有する
    請求項1記載の熱処理装置。
  3. 前記下ヒータ連結部及び前記上ヒータ連結部は、導電性を有し、一対のヒータ本体の一方から他方に通電可能に構成され、
    前記一対の下ヒータ本体の一方に電力の入側端子が設けられ、前記一対の下ヒータ本体の他方に電力の出側端子が設けられ、
    前記一対の上ヒータ本体の一方に電力の入側端子が設けられ、前記一対の上ヒータ本体の他方に電力の出側端子が設けられている
    請求項2に記載の熱処理装置。
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