JP2018189324A - 連続焼鈍炉の炉内ライニング及び連続焼鈍炉 - Google Patents

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【課題】ロール挿通孔内周面からの粉塵発生が防止される連続焼鈍炉の炉内ライニング及び連続焼鈍炉及び連続焼鈍炉を提供する。【解決手段】炉内ライニング1は、炉殻鉄皮2と、該炉殻鉄皮2の炉内側に積層されたセラミックファイバーブランケット3よりなるセラミックファイバーライニング層4と、該セラミックファイバーライニング層4の炉内面を被覆する炉内面被覆ブランケット5と、ロール挿通孔の内周面を被覆する挿通孔被覆ブランケット6を有する。炉内面被覆ブランケット5及び挿通孔被覆ブランケット6は、45μmのショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる。【選択図】図1

Description

本発明は、連続焼鈍炉の炉内ライニングに係り、特にロールの端部側が挿通されるロール挿通孔が設けられている炉内ライニングに関する。更に詳しくは、該炉内ライニングがセラミックファイバーのライニング層を有する連続焼鈍炉の炉内ライニングに関する。また、本発明は、この炉内ライニングを有する連続焼鈍炉に関する。
従来、連続焼鈍処理設備等の炉内ライニングには、軽量の耐火材、断熱材として優れた特性を有するセラミックファイバーが用いられている(例えば、特許文献1,2)。
セラミックファイバーは、遠心力を利用したスピニング法や高速の圧縮空気で吹き飛ばすブローイング法によって、高温溶融状態のセラミック材料を繊維化させることにより製造される。このセラミックファイバーには、繊維になりきれない粒子状のままで残る非繊維状粒子、すなわちショットが含まれており、このショットは、粉塵の原因となる。
このような炉内ライニング材から発生する粉塵を防止するために、特許文献1,2には、セラミックファイバーブロック上を無機質繊維製のアルミナ耐熱クロスや結晶質アルミナ繊維ブランケットで被覆することが記載されている。特許文献2には、この結晶質アルミナ繊維ブランケットとして45μm以上のショット含有率が3%以下のものを用いることが記載されている。
特開2002−364985号公報 特開2006−10107号公報
連続焼鈍炉の炉内ライニングには、ロール(ハースロール)の端部側が挿通されるロール挿通孔が設けられている(特許文献2の0018段落及び図2)。このロール挿通孔の内周面は、ライニング層を構成するセラミックファイバーが露呈している(特許文献2の図2)。このため、ロール挿通孔内周面からショット等の粉塵が発生するおそれがある。
本発明は、ロール挿通孔内周面からの粉塵発生が防止される連続焼鈍炉の炉内ライニング及び連続焼鈍炉を提供することを目的とする。
本発明の炉内ライニングは、セラミックファイバーブランケットを有するライニング層と、該ライニング層の炉内面を被覆する45μm以上のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる炉内面被覆ブランケットとを備え、炉内外方向に貫通するロール挿通孔が設けられた連続焼鈍炉の炉内ライニングにおいて、該ロール挿通孔の内周面を被覆する、45μm以上のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる挿通孔被覆ブランケットを備えたことを特徴とするものである。
本発明の連続焼鈍炉は、かかる炉内ライニングを有する。
本発明の一態様では、前記ロール挿通孔の少なくとも一部は、炉外側に向って小径となるテーパ形状となっており、前記挿通孔被覆ブランケットは、該テーパ形状の内周面に重なるテーパ部を有している。
本発明の一態様では、前記挿通孔被覆ブランケットは、前記ロール挿通孔の周囲の前記炉内面被覆ブランケットに炉内側から重なるフランジ部を有する。
本発明の一態様では、前記挿通孔被覆ブランケットは、略扇形のシートが複数枚縫い合わされたものである。
本発明の一態様では、2枚以上の挿通孔被覆ブランケットが積層状態で設けられおり、積層された挿通孔被覆ブランケットは、各々の縫合部が非対面状態で配置されている。
本発明の一態様では、前記炉殻鉄皮から立設されたロッドが該セラミックファイバーブランケットを貫通しており、該ロッドの先端に装着されたワッシャ及びナットによってセラミックファイバーブランケット、前記炉内面被覆ブランケット及び前記挿通孔被覆ブランケットが該炉殻鉄皮に保持されている。
本発明の一態様では、該ロッドは、前記炉殻鉄皮に垂直に立設された主ロッドと、該主ロッドの途中に連なる斜ロッドとを有しており、該主ロッドの先端部は、前記炉内面被覆ブランケットと前記フランジ部とを貫通しており、該斜ロッドの先端部は、前記ロール挿通孔の内周面において前記挿通孔被覆ブランケットを貫通している。
本発明によると、ロール挿通孔内周面を、45μm以上のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットで被覆したことにより、ロール挿通孔内周面からの粉塵発生が防止される。
実施の形態に係る連続焼鈍炉の炉内ライニングを説明する斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 炉内ライニングの一部の拡大断面図である。 実施の形態に係る連続焼鈍炉の炉内ライニングを説明する分解斜視図である。 実施の形態に係る連続焼鈍炉の炉内ライニングを説明する分解斜視図である。 被覆ブランケットの縫製方法を示す平面図である。 被覆ブランケットの縫製方法を示す平面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
この実施の形態に係る連続焼鈍炉の炉内ライニング1は、方形の炉殻鉄皮2と、該炉殻鉄皮2の炉内側に複数層(この実施の形態では4層)積層されたセラミックファイバーブランケット3(3A〜3D)よりなるセラミックファイバーライニング層4と、該セラミックファイバーライニング層4の炉内面を被覆する、アルミナ繊維ブランケットよりなる炉内面被覆ブランケット5と、ハースロール20が挿通されるロール挿通孔21の内周面を被覆する、アルミナ繊維ブランケットよりなるロール挿通孔内周面被覆ブランケット(以下、挿通孔被覆ブランケットという。)6等を有する。炉内面被覆ブランケット5及び挿通孔被覆ブランケット6は、いずれも、45μmのショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる。
図2の通り、この実施の形態では、ハースロール20の端部側には、炉外側ほど小径となるテーパ部20aと、該テーパ部20aのよりも炉外側の等径の小径部20bとが設けられている。このテーパ部20a及び小径部20bがロール挿通孔21に差し込まれている。図3の通り、ロール挿通孔21の炉内側は、このテーパ部20aに倣ったテーパ孔部21aとなっている。また、ロール挿通孔21のうち、ハースロール20の小径部20bが挿通される部分は、等径の円筒孔部21bとなっている。
セラミックファイバーブランケット3は、方形の盤状であり、盤央部には、ロール挿通孔21となる透孔が設けられている。なお、セラミックファイバーブランケット3の積層数は4〜10、特に5〜8程度が好ましい。
図2では炉内側に複数層積層された態様が記載されているが、セラミックファイバーブランケット3を十文字または放射状あるいはモザイク状に積層し、ロール挿通孔21にセラミックファイバーブランケット3の繊維先端を位置させた態様でもよい。
炉内面被覆ブランケット5は、図4,5に明示される通り、最炉内側のブロック3(3D)の炉内面と同一寸法の方形の主面5aと、該主面5aの外周縁の4辺から延出する4葉のフラップ部5bとを有する。主面5aには、最炉内側セラミックファイバーブランケット3(3D)の透孔と等径の円形開口5cが設けられている。
炉内面被覆ブランケット5は、主面5aを最炉内側のセラミックファイバーブランケット3(3D)の炉内面に重ね、フラップ部5bを折り曲げてセラミックファイバーブランケット3の側面に重ねるようにしてセラミックファイバーライニング層4に被装される。隣接するフラップ部5bの側辺同士は、予め、又はセラミックファイバーブランケット3の側面に重ね合わされた後、アルミナ繊維糸等により縫合される。
挿通孔被覆ブランケット6は、図3,5の通り、ロール挿通孔21のテーパ孔部21aに重なるテーパ部6aと、該テーパ部6aの小径側に連なり、円筒孔部21bに重なる円筒部6bと、テーパ部6aの炉内側(大径側)の縁部から拡開するフランジ部6cを有する。
この実施の形態では、1枚の挿通孔被覆ブランケット6がロール挿通孔21に装着されている。
この実施の形態では、挿通孔被覆ブランケット6は、図6に示す通り、扇形のシート10を所定枚数(図6では8枚)縫合することにより製造されたものである。シート10は、1対の径方向辺10a,10aと、該径方向辺10a,10aの一端側同士を結ぶ小曲率半径の円弧辺10bと、径方向辺10a,10aの他端側同士を含む大曲率半径の円弧辺10cとを有する。
隣り合うシート10の径方向辺10aに沿う部分同士の端面を合わせ、アルミナ繊維糸(図示略)によって端面同士を縫合することにより、図5に示す挿通孔被覆ブランケット6が製作される。
シート10のうち、円弧辺10cに沿う部分がフランジ部6cとなり、円弧辺10bに沿う部分が円筒部6bとなり、両者の間の部分がテーパ部6aとなる。
シート10,10同士の縫合部6sからショット等の粉塵が流出することをより確実に防止するために、2枚の挿通孔被覆ブランケット6,6を、各々の縫合部6s同士が重ならないように(即ち、非対面状態となるように)ロール挿通孔21に挿入してもよい。この実施の形態(図示略)では、炉内側に配置された挿通孔被覆ブランケット6の縫合部6sを、セラミックファイバーライニング層4側に配置されるブランケット6の縫合部6s,6s同士の中間付近に位置させる。
この実施の形態では、各セラミックファイバーブランケット3、炉内面被覆ブランケット5、及び挿通孔被覆ブランケット6は、炉殻鉄皮2から立設されたロッド7,7Aによって該炉殻鉄皮2に固定されている。
ロッド7は、炉殻鉄皮2と垂直な主ロッド7aと、該主ロッド7aの長手方向途中部分から分岐した斜ロッド7bとを有する。主ロッド7a及び斜ロッド7bの先端部の外周面にはそれぞれ雄ネジが刻設されており、ナット8が螺着可能となっている。
セラミックファイバーブランケット3のうち、炉殻鉄皮2側に配置される3枚のセラミックファイバーブランケット3(3A〜3C)には、各々を炉殻鉄皮2上に積み重ねる際に斜ロッド7bが通り抜けるか又は差し込まれるスリ割り(図示略)が設けられている。
セラミックファイバーブランケット3A〜3Dを炉殻鉄皮2上に積層してセラミックファイバーライニング層4を形成するには、各セラミックファイバーブランケット3A〜3Dを主ロッド7aに刺し通すと共に、斜ロッド7bをセラミックファイバーブランケット3A〜3Cのスリ割りに嵌め通す。図3の状態では、炉殻鉄皮2側から2番目及び3番目のセラミックファイバーブランケット3を貫くように斜ロッド7bが配置されている。斜ロッド7bの先端はテーパ孔部21aに露呈する。
次いで、セラミックファイバーライニング層4に対し炉内面被覆ブランケット5を被装する。さらに、挿通孔被覆ブロック6のテーパ部6a及び円筒部6bをロール挿通孔21の内周面に重ね合わせ、フランジ部6cを炉内面被覆ブランケット5の上に重ね合わせる。主ロッド7aの先端を該ブランケット5及びフランジ部6cに刺し通すと共に、斜ロッド7bの先端を挿通孔被覆ブランケット6のテーパ部6aに刺し通す。次いで、主ロッド7a及び斜ロッド7bの先端部にワッシャ9を嵌挿させ、ナット8を螺着する。これにより、各セラミックファイバーブランケット3及びブランケット5,6のロール挿通孔21近傍部分が炉殻鉄皮2に固定される。
図3の通り、主ロッド7aの長さは、積層されたセラミックファイバーブランケット3(3A〜3D)の厚みと、炉内面被覆ブランケット5と、フランジ部6cとの合計厚みとほぼ等しいものとされている。すなわち、主ロッド7aの先端面は、フランジ部6cの炉内面と略面一状となっている。また、斜ロッド7bの長さは、その先端面がテーパ部6aの内周面とほぼ面一状となる長さとなっている。
各ワッシャ9は、フランジ部6c及びテーパ部6aに押し込まれるようにして、主ロッド7a及び斜ロッド7bの先端部に嵌挿され、ナット8が螺着される。そのため、主ロッド7a及び斜ロッド7bの先端は、フランジ部6c及びテーパ部6aの内周面からは全く又は殆ど突出しない。
前記ロッド7Aは、図4,5の通り、炉殻鉄皮2の4コーナー近傍部に立設されている。このロッド7Aは主ロッド7aと同様の直棒状である。各セラミックファイバーブランケット3及び炉内面被覆ブランケット5の4コーナー近傍部が該ロッド7Aに刺し通され、該ロッド7Aの先端にワッシャ9が嵌挿され、ナット8が螺着されている。これにより、セラミックファイバーブランケット3及び炉内面被覆ブランケット5のコーナー近傍部が炉殻鉄皮2に固定される。このロッド7Aの先端面も、その周囲の炉内面被覆ブランケット5の炉内面と略面一状となっており、炉内には実質的に突出しない。
このように構成された連続焼鈍炉の炉内ライニング1にあっては、セラミックファイバーブランケット3の炉内面が炉内面被覆ブランケット5で被覆されると共に、ロール挿通孔21の内周面が挿通孔被覆ブランケット6で被覆されているので、粉塵が発生することが防止される。特に、この実施の形態では、挿通孔被覆ブランケット6のフランジ部6cが炉内面被覆ブランケット5の円形開口5cの周縁部に重なっているので、該円形開口5cと挿通孔被覆ブランケット6との境界部からの粉塵発生も防止される。
上記実施の形態では、図6の通り、シート10同士を縫合して挿通孔被覆ブランケット6を形成しているが、図7の通り、シート10の複数枚(例えば2枚分)の大きさを有したシート10Aを用いてもよい。このシート10Aにあっては、内側の円弧辺10bの途中から放射方向に切れ目10dが切り込まれている。シート10Aの径方向辺10a同士を縫合すると共に、切れ目10dを閉じるように切れ目10dの対向辺同士を縫合することにより、挿通孔被覆ブランケット6と同様形状の挿通孔被覆ブランケットが形成される。
次に、本発明で用いるのに好適な45μm以下のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットについて説明する。
連続焼鈍炉内で、鋼板傷に影響する45μm以上の粒子状異物がないことが好ましいので、アルミナ繊維ブランケットは、45μm以上のショット含有率が3%以下特に2%以下のものが好ましい。アルミナ繊維ブランケットに含まれる45μm以上のショット含有率の測定は、JIS R3311のセラミックファイバーブランケットに含まれるショット含有率の測定(ふるい JIS Z 8801の呼び寸法 212μm)に準拠して、325メッシュの45μmのふるいを用いて、測定する。
本発明で用いるアルミナ繊維ブランケットは、実質的に繊維径3μm以下の繊維を含まず、かつニードリング処理が施されたものが好ましい。なお、このニードルブランケットを用いることにより、耐荷重の点からも、好ましい。ここで、繊維径3μm以下の繊維を実質的に含まないとは、繊維径3μm以下の繊維が、全繊維重量の0.1wt%以下であることを表わす。
アルミナ繊維の平均繊維径は、5〜7μmであることが好ましい。アルミナ繊維の平均繊維径が大きすぎると、ブランケットの反発力、靱性が失われ、小さすぎると、空気中に浮遊する発塵量が多くなり、繊維径3μm以下の繊維が含有される確率が高くなる。
本発明で用いるアルミナ繊維ブランケットは、アルミナ/シリカの組成比(wt%)が、70〜74/30〜26のムライト組成の範囲にあることが、好ましい。また、ムライト化率は0.5〜80wt%、好ましくは、0.7〜75wt%以上、より好ましくは、1.0〜50wt%、特に好ましくは、1.2〜30wt%であることが好ましい。ムライト化率は、以下のように測定される。測定サンプルを乳鉢にて粉砕し、X線回折装置(例えばRIGAKU社製)で感電圧30kv、感電流40mA、4°/分の速度で測定し、ムライトのピーク2θ=26.3°の高さhを読み取る。また、同じ条件でムライト標準物質(例えばNIST Alpha Quartz)を測定し、2θ=26.3°のピーク高hを読み取る。このときのムライト化率は以下の式で表す値となる。
ムライト化率(%)=h/h×100
ムライト化率を上記の範囲にすることで、断熱性と加工性を両立することができる点で好ましい。
本発明で用いるアルミナ繊維ブランケットの厚みは、好ましくは、6〜25mm、さらに好ましくは、7〜13mmである。このアルミナ繊維ブランケットは、5℃/minで昇温し、1500℃で8時間保持した条件における収縮率(測定方法はJIS R3311に準拠)が1%未満であることが好ましい。
本発明で用いるセラミックファイバーブランケット3は、アルミナ、シリカまたは、アルミナ、シリカ、ジルコニアを主成分とする非晶質繊維からなるブランケットである。
本発明で用いるセラミックスファイバーブランケット3の厚みは、好ましくは、10〜60mm、さらに好ましくは、20〜50mmである。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。例えば、図6では8枚のシート10を縫製して炉内面被覆ブランケットを製作しているが、6〜10枚のシート10を縫製して炉内面被覆ブランケットを製作してもよい。同様に、図7に示すシート10Aを3〜5枚程度縫製して炉内面被覆ブランケットを製作してもよい。1枚のシート10Aに2以上の切れ目10dが設けられてもよい。
1 連続焼鈍炉の炉内ライニング
2 炉殻鉄皮
3(3A〜3D) セラミックファイバーブランケット
4 ライニング層
5 炉内面被覆ブランケット
6 挿通孔被覆ブランケット
6a テーパ部
6b 円筒部
6c フランジ部
7,7A ロッド
7a 主ロッド
7b 斜ロッド
8 ナット
9 ワッシャ

Claims (8)

  1. セラミックファイバーブランケットを有するライニング層と、該ライニング層の炉内面を被覆する45μm以上のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる炉内面被覆ブランケットとを備え、炉内外方向に貫通するロール挿通孔が設けられた連続焼鈍炉の炉内ライニングにおいて、
    該ロール挿通孔の内周面を被覆する、45μm以上のショット含有率が3%以下のアルミナ繊維ブランケットよりなる挿通孔被覆ブランケットを備えたことを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  2. 請求項1において、前記ロール挿通孔の少なくとも一部は、炉外側に向って小径となるテーパ形状となっており、
    前記挿通孔被覆ブランケットは、該テーパ形状の内周面に重なるテーパ部を有していることを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  3. 請求項1又は2において、前記挿通孔被覆ブランケットは、前記ロール挿通孔の周囲の前記炉内面被覆ブランケットに炉内側から重なるフランジ部を有することを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記挿通孔被覆ブランケットは、略扇形のシートが複数枚縫い合わされたものであることを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  5. 請求項4において、2枚以上の挿通孔被覆ブランケットが積層状態で設けられおり、積層された挿通孔被覆ブランケットは、各々の縫合部が非対面状態で配置されていることを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記炉殻鉄皮から立設されたロッドが該セラミックファイバーブランケットを貫通しており、
    該ロッドの先端に装着されたワッシャ及びナットによってセラミックファイバーブランケット、前記炉内面被覆ブランケット及び前記挿通孔被覆ブランケットが該炉殻鉄皮に保持されていることを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  7. 請求項3において、
    該ロッドは、前記炉殻鉄皮に垂直に立設された主ロッドと、該主ロッドの途中に連なる斜ロッドとを有しており、
    該主ロッドの先端部は、前記炉内面被覆ブランケットと前記フランジ部とを貫通しており、
    該斜ロッドの先端部は、前記ロール挿通孔の内周面において前記挿通孔被覆ブランケットを貫通していることを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ライニング。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の炉内ライニングを備えた連続焼鈍炉。
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