JPH10287824A - 被覆用組成物およびその用途 - Google Patents
被覆用組成物およびその用途Info
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- JPH10287824A JPH10287824A JP9158819A JP15881997A JPH10287824A JP H10287824 A JPH10287824 A JP H10287824A JP 9158819 A JP9158819 A JP 9158819A JP 15881997 A JP15881997 A JP 15881997A JP H10287824 A JPH10287824 A JP H10287824A
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Abstract
被膜を形成しうる紫外線硬化性の被覆用組成物の提供。 【解決手段】イソシアヌレート系ポリオールのポリアク
リレートからなる2〜3官能性化合物を40重量%以上
含む多官能性化合物および光重合開始剤を含む紫外線硬
化性の被覆用組成物。さらに、任意に、紫外線吸収剤、
官能性シラン化合物で表面修飾された修飾コロイド状シ
リカを含む。
Description
ことにより耐磨耗性、透明性、耐熱曲げ性に優れた硬化
被膜を形成しうる被覆用組成物、およびこの被覆用組成
物の与える硬化被膜により被覆された基材に関する。
明プラスチック材料が用いられてきている。とりわけ芳
香族ポリカーボネート樹脂は耐破砕性、透明性、軽量
性、易加工性に優れ、その特徴を生かして、外壁、アー
ケード等の大面積の透明部材として各方面で使用されて
いる。しかし、ガラスの代替として使用するには表面の
硬度が充分ではなく、傷つきやすく磨耗しやすいことか
ら、透明性が損なわれる欠点がある。
傷性や耐磨耗性を改良するために多くの試みがなされて
きた。最も一般的な方法の一つに分子中にアクリロイル
基等の重合性官能基を2以上有する重合硬化性化合物を
基材に塗布し、熱または紫外線等の活性エネルギー線に
より硬化させ、耐擦傷性や耐磨耗性に優れた成形品を得
る方法がある。この方法は、コート液も比較的安定で、
特に紫外線硬化できるものは生産性に優れる。しかし、
充分に高い耐擦傷性や耐磨耗性を発揮させようとする
と、その硬化被膜を有する成形品を加熱して曲げ加工を
施した場合に硬化被膜にクラックが発生するおそれがあ
る。
るための方法として、コロイド状シリカと重合硬化性化
合物の混合物を基材に塗布し、紫外線等の活性エネルギ
ー線により硬化させ、耐擦傷性に優れた成形品を得る方
法がある(特開昭61−181809)。コロイド状シ
リカを重合硬化性化合物と併用することにより、かなり
高い表面硬度と生産性を両立させうる。しかし、重合硬
化性化合物中でのコロイド状シリカの分散安定性に欠け
るため、コロイド状シリカの凝集により、コート液が不
安定であったり、硬化被膜にヘーズがかかりやすい問題
がある。
リカ上にあらかじめビニル官能性シラン、アクリロイル
官能性シラン、エポキシ官能性シラン、アミノ官能性シ
ラン等で表面修飾したコロイド状シリカを用いる技術が
開示されている(特開平1−188509、特開平1−
315403、特開平2−64138、特開平5−93
170、特開平5−117545)。これらの表面修飾
されたコロイド状シリカを重合硬化性化合物と併用する
ことで、コート液の安定性が向上し、硬化塗膜の耐磨耗
性や透明性が向上する。しかし、こうした試みにより生
産性と表面硬度の両立は達成されるが、このような系で
はその硬化被膜を有する成形品を加熱して曲げ加工を施
すことは困難である。
解消しようとするものである。すなわち、充分な表面耐
擦傷性、耐磨耗性、透明性を有し、かつ熱曲げ加工可能
な硬化塗膜を付与しうる紫外線硬化性の被覆用組成物を
提供することを目的とする。
外線硬化性化合物の使用により上記課題を解決するに至
った。さらに表面処理剤で処理されたコロイド状シリカ
を組み合わせることにより、さらに高度な表面耐擦傷性
と耐磨耗性とを発揮し得ることを見いだした。本発明は
この特定の紫外線硬化性化合物を使用した紫外線硬化性
の被覆用組成物、およびその硬化物で表面が被覆された
基材にかかわる下記発明である。
2以上有する多官能性化合物であって、かつその40重
量%以上がトリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレ
ート、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
のラクトン付加物およびトリス(ヒドロキシアルキル)
イソシアヌレートのアルキレンオキシド付加物から選ば
れた1種以上のイソシアヌレート系ポリオールとアクリ
ル酸またはメタクリル酸とのポリエステルからなる多官
能性化合物(a1)である多官能性化合物(a)、およ
び光重合開始剤(b)を含む紫外線硬化性の被覆用組成
物。
被覆用組成物。さらに、官能基(ただし、メルカプト基
を除く)を有する有機基と加水分解性基または水酸基と
がケイ素原子に結合している官能性シラン化合物で平均
粒径1〜200nmのコロイド状シリカを表面修飾して
得られる修飾コロイド状シリカ(d)を含む上記の被覆
用組成物。上記の被覆用組成物から得られる硬化物で表
面が被覆された基材。上記の基材を熱曲げ加工すること
を特徴とする加工方法。
れる塗膜(硬化塗膜)は、特定の紫外線硬化性化合物、
すなわち上記多官能性化合物(a1)、を使用すること
により充分な表面耐擦傷性、耐磨耗性、透明性を有し、
かつ硬化塗膜を有する基材を熱曲げ加工した場合クラッ
ク等の欠陥を発生するおそれが少ない。修飾コロイド状
シリカ(d)を含む本発明の被覆用組成物においても同
様にこの熱曲げ加工性が良好である。また、修飾コロイ
ド状シリカ(d)を含む本発明の被覆用組成物は、それ
を含まない本発明被覆用組成物に比較してより高い表面
耐擦傷性や耐磨耗性を発揮しうる。
(a)は、紫外線によって重合しうる重合性官能基を2
以上有する多官能性の化合物である。その重合性官能基
としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル
基、アリル基などの炭素−炭素二重結合を有する基であ
り、アクリロイル基またはメタクリロイル基であること
が好ましい。すなわち、多官能性化合物(a)として
は、アクリロイル基およびメタクリロイル基から選ばれ
る1種以上の重合性官能基を2以上有する化合物が好ま
しい。さらにそのうちでも紫外線によってより重合しや
すいアクリロイル基が好ましい。なお、この多官能性化
合物(a)は1分子中に2種以上の重合性官能基を合計
2個以上有する化合物であってもよい。
合性官能基の数は2以上であり、その上限は特に限定さ
れない。通常は2〜50個が適当であり、特に2〜30
個が好ましい。
びメタクリロイル基を総称して(メタ)アクリロイル基
という。(メタ)アクリロイルオキシ基、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリレート等の表現も同様とする。
なお、上記のようにこれらの基や化合物のうちでより好
ましいものはアクリロイル基を有するもの、たとえばア
クリロイルオキシ基、アクリル酸、アクリレート等であ
る。
物は(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物で
ある。そのうちでも(メタ)アクリロイルオキシ基を2
個以上有する化合物、すなわち多価アルコールなどの2
以上の水酸基を有する化合物と(メタ)アクリル酸との
ポリエステルである構造を有する化合物、が好ましい。
さらに好ましくはアクリロイルオキシ基を2個以上有す
る化合物である。
(a)として特定の多官能性化合物である多官能性化合
物(a1)を多官能性化合物(a)中に40重量%以上
使用する。なお、多官能性化合物(a1)と併用しうる
多官能性化合物(a1)以外の多官能性化合物(a)を
以下多官能性化合物(a2)という。多官能性化合物
(a)はこれら多官能性化合物(a1)と多官能性化合
物(a2)の総称である。本発明組成物において、多官
能性化合物(a1)、多官能性化合物(a2)はそれぞ
れ2種以上含まれていてもよい。さらに、本発明組成物
においては多官能性化合物(a)以外の紫外線によって
重合しうる重合性官能基を1個有する化合物が含まれて
いてもよい。この単官能性化合物としては(メタ)アク
リロイル基を有する化合物が好ましく、特にアクリロイ
ル基を有する化合物が好ましい。
を使用する場合、多官能性化合物(a)とこの単官能性
化合物との合計に対するこの単官能性化合物の割合は、
特に限定されないが0〜60重量%が適当である。単官
能性化合物の割合が多すぎると硬化塗膜の硬さが低下し
耐磨耗性が不充分となるおそれがある。より適当な単官
能性化合物の割合は0〜30重量%である。本発明組成
物においてはこの単官能性化合物は実質的に含まれない
ことが好ましい。
ロキシアルキル)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキ
シアルキル)イソシアヌレートのラクトン付加物および
トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートのアル
キレンオキシド付加物から選ばれた1種以上のイソシア
ヌレート系ポリオールと(メタ)アクリル酸とのポリエ
ステルからなる多官能性の化合物である。この多官能性
化合物(a1)はウレタン結合を含まない化合物であ
る。また、この多官能性化合物(a1)は水酸基を含ん
でいてもよい。
レートにおける3個のヒドロキシアルキル基は異なるも
のであってもよいが、通常は3個とも同一のヒドロキシ
アルキル基である。ヒドロキシアルキル基としては、炭
素数2〜6のヒドロキシアルキル基が好ましく、特に炭
素数2〜3のヒドロキシアルキル基が好ましい。特に好
ましいヒドロキシアルキル基は、2−ヒドロキシエチル
基と2−ヒドロキシプロピル基である。
他、ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−カプロ
ラクトン、δ−カプロラクトンなどが好ましく、ε−カ
プロラクトンがより好ましい。アルキレンオキシドとし
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2
−ブテンオキシド、2,3−ブテンオキシドなどが好ま
しく、エチレンオキシドとプロピレンオキシドがより好
ましい。トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレー
ト1モルに対するラクトンやアルキレンオキシドの付加
量は1〜12モル、特に1〜6モルが好ましい。
好ましい化合物は、下記の化合物である。トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−ヒ
ドロキシプロピル)イソシアヌレート、トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレートのε−カプロラクト
ン1〜3分子付加物、トリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレートのエチレンオキシド1〜3分子付加
物、トリス(2−ヒドロキシプロピル)イソシアヌレー
トのプロピレンオキシド1〜3分子付加物。
アクリル酸とのポリエステルは(メタ)アクリロイルオ
キシ基を2個以上有する化合物である限り限定されな
い。イソシアヌレート系ポリオールは3個の水酸基を有
することより、このポリエステルは通常2〜3個の(メ
タ)アクリロイルオキシ基を有する。たとえばイソシア
ヌレート系ポリオールがトリス(ヒドロキシアルキル)
イソシアヌレートの場合、このポリエステルはトリス
((メタ)アクリロイルオキシアルキル)イソシアヌレ
ートまたはジ((メタ)アクリロイルオキシアルキル)
−(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートである。
テル2種以上の混合物であってもよい。たとえば、トリ
ス((メタ)アクリロイルオキシアルキル)イソシアヌ
レートとジ((メタ)アクリロイルオキシアルキル)−
(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートの混合物であ
ってもよい。多官能性化合物(a1)として特に好まし
い化合物はトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イ
ソシアヌレート、トリス(2−アクリロイルオキシプロ
ピル)イソシアヌレート、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート−ε−カプロラクトン1〜3分子
付加物1分子とアクリル酸3分子とのトリエステルであ
る。
官能基以外に種々の官能基や結合を有する化合物であっ
てもよい。たとえば、水酸基、カルボキシル基、ハロゲ
ン原子、ウレタン結合、エーテル結合、エステル結合、
チオエーテル結合、アミド結合などを有していてもよ
い。特に、ウレタン結合を有する(メタ)アクリロイル
基含有化合物(いわゆるアクリルウレタン)とウレタン
結合を有しない(メタ)アクリル酸エステル化合物が好
ましい。以下これら2つの多官能性化合物について説明
する。
ル基含有化合物(以下アクリルウレタンという)は、た
とえば、(1)(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有
する化合物(イ)と2以上のイソシアネート基を有する
化合物(以下ポリイソシアネートという)との反応生成
物、(2)化合物(イ)と2以上の水酸基を有する化合
物(ロ)とポリイソシアネートとの反応生成物、(3)
(メタ)アクリロイル基とイソシアネート基とを有する
化合物(ハ)と化合物(ロ)との反応生成物、などがあ
る。
ネート基が存在しないことが好ましい。しかし、水酸基
は存在してもよい。したがって、これらの反応生成物の
製造においては、全反応原料の水酸基の合計モル数はイ
ソシアネート基の合計モル数と等しいかそれより多いこ
とが好ましい。
る化合物(イ)としては、(メタ)アクリロイル基と水
酸基とをそれぞれ1個ずつ有する化合物であってもよ
く、(メタ)アクリロイル基2個以上と水酸基1個とを
有する化合物、(メタ)アクリロイル基1個と水酸基2
個以上とを有する化合物、(メタ)アクリロイル基と水
酸基とをそれぞれ2個以上有する化合物であってもよ
い。
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルジ(メタ)アクリレートなどがある。これらは2以上
の水酸基を有する化合物と(メタ)アクリル酸とのモノ
エステルまたは1個以上の水酸基を残したポリエステル
である。
を1個以上有する化合物と(メタ)アクリル酸との開環
反応生成物であってもよい。エポキシ基と(メタ)アク
リル酸との反応によりエポキシ基が開環してエステル結
合が生じるとともに水酸基が生じ、(メタ)アクリロイ
ル基と水酸基を有する化合物となる。またエポキシ基を
1個以上有する化合物のエポキシ基を開環させて水酸基
含有化合物としそれを(メタ)アクリル酸エステルに変
換することもできる。
は、いわゆるエポキシ樹脂と呼ばれているポリエポキシ
ドが好ましい。ポリエポキシドとしては、たとえば多価
フェノール類−ポリグリシジルエーテル(たとえばビス
フェノールA−ジグリシジルエーテル)などのグリシジ
ル基を2個以上有する化合物や脂環族エポキシ化合物が
好ましい。さらに、エポキシ基を有する(メタ)アクリ
レートと水酸基やカルボキシル基を有する化合物との反
応生成物を化合物(イ)として使用することもできる。
エポキシ基を有する(メタ)アクリレートとしては、た
とえばグリシジル(メタ)アクリレートがある。
たとえば以下の化合物がある。2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1,3−プロパンジオールモノ
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、2−ブテン−1,4−ジオール
モノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
モノ(メタ)アクリレート、グリシドールジ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールモノ(ないしペンタ)
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールA−ジグリシジ
ルエーテルと(メタ)アクリル酸との反応生成物。
体状のポリイソシアネートはもちろん、ポリイソシアネ
ートの多量体や変性体またはイソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーなどのプレポリマー状の化合物であっ
てもよい。
変性体)、2量体、カルボジイミド変性体などがあり、
変性体としてはトリメチロールプロパン等の多価アルコ
ールで変性して得られるウレタン変性体、ビュレット変
性体、アロハネート変性体、ウレア変性体などがある。
プレポリマー状のものの例としては、後述ポリエーテル
ポリオールやポリエステルポリオールなどのポリオール
とポリイソシアネートとを反応させて得られるイソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーなどがある。これら
ポリイソシアネートは2種以上併用して使用できる。
しては、たとえば、以下のポリイソシアネートがある
([ ]内は略称)。2,6−トリレンジイソシアネー
ト、2,4−トリレンジイソシアネート、メチレンビス
(4−フェニルイソシアネート)[MDI]、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トラ
ンスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート[XDI]、水添XDI、水添
MDI、リジンジイソシアネート、テトラメチルキシレ
ンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,
6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジ
イソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、
1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシ
クロヘプタントリイソシアネート。
ポリイソシアネート(芳香核に直接結合したイソシアネ
ート基を有しないポリイソシアネート)が好ましい。具
体的にはヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族
ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなど
の脂環族ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ートなどの芳香族ポリイソシアネートがある。上記のよ
うにこれらポリイソシアネートの多量体や変性体等も好
ましい。
ては、多価アルコールや多価アルコールに比較して高分
子量のポリオールなどがある。多価アルコールとして
は、2〜8個の水酸基を有する多価アルコールが好まし
く、特に2〜6個の水酸基を有する多価アルコールが好
ましい。多価アルコールは脂肪族の多価アルコールはで
あってもよく、脂環族多価アルコールや芳香核を有する
多価アルコールであってもよい。
とえば多価フェノール類のアルキレンオキシド付加物や
多価フェノール類−ポリグリシジルエーテルなどの芳香
核を有するポリエポキシドの開環物などがある。高分子
量のポリオールとしてはポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオー
ル、ポリカーボネートポリオールなどがある。また、ポ
リオールとして水酸基含有ビニルポリマーをも使用でき
る。これら多価アルコールやポリオールは2種以上併用
することもできる。
以下の多価アルコールがある。エチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル、シクロヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキ
サン、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリス
(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート、ペンタエリ
スリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリ
スリトール、3,9−ビス(ヒドロキシメチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル
エチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン、ビスフェノールA−ジグリシジ
ルエーテルの開環物、ビニルシクロヘキセンジオキシド
の開環物。
のポリオールがある。ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ビスフェノールA−アルキレンオ
キシド付加物、ポリテトラメチレングリコール等のポリ
エーテルポリオール。ポリブタジエンジオール、水添ポ
リブタジエンジオール等の脂肪族ポリオール。ポリε−
カプロラクトンポリオール。アジピン酸、セバシン酸、
フタル酸、マレイン酸、フマル酸、アゼライン酸、グル
タル酸等の多塩基酸と上記多価アルコールとの反応で得
られるポリエステルポリオール。1,6−ヘキサンジオ
ールとホスゲンの反応で得られるポリカーボネートジオ
ール。
ばアリルアルコール、ビニルアルコール、ヒドロキシア
ルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートなどの水酸基含有単量体とオレフィンなどの
水酸基不含単量体との共重合体がある。
基とを有する化合物(a3)としては、2−イソシアネ
ートエチル(メタ)アクリレート、メタクリロイルイソ
シアネートなどがある。
して特に好ましいアクリルウレタンは、ペンタエリスリ
トールまたはポリペンタエリスリトールと(メタ)アク
リル酸との水酸基を1以上残したポリエステル(以下、
水酸基含有ペンタエリスリトール系(メタ)アクリレー
トという)を使用して得られるアクリルウレタン(以
下、ペンタエリスリトール系アクリルウレタンという)
である。すなわち、水酸基含有ペンタエリスリトール系
(メタ)アクリレートとポリイソシアネートの反応生成
物、水酸基含有ペンタエリスリトール系(メタ)アクリ
レートとそれに対して相対的に少量の他の水酸基含有
(メタ)アクリレートや2以上の水酸基を有する化合物
(ロ)などとの混合物をポリイソシアネートと反応させ
て得られる反応生成物、などである。
異なるポリペンタエリスリトールの混合物であってもよ
く、ペンタエリスリトールを含んでいてもよい。水酸基
含有ペンタエリスリトール系(メタ)アクリレートも同
様にこのようなポリペンタエリスリトールに由来する2
種以上の化合物の混合物、1分子中の水酸基や(メタ)
アクリロイルオキシ基の異なる2種以上の化合物の混合
物、などの2種以上の化合物の混合物であってもよい。
ペンタエリスリトール系アクリルウレタンもまた同様で
ある。
レタン結合を有しない(メタ)アクリル酸エステル化合
物としては、前記化合物(ロ)と同様の2以上の水酸基
を有する化合物と(メタ)アクリル酸とのポリエステル
が好ましい。2以上の水酸基を有する化合物としては前
記多価アルコールやポリオールが好ましい。さらに、2
以上のエポキシ基を有する化合物と(メタ)アクリル酸
との反応生成物である(メタ)アクリル酸エステル化合
物も好ましい。ただし、これらは前記多官能性化合物
(a1)とは異なる化合物である。
はエポキシ樹脂と呼ばれているポリエポキシドがある。
たとえば、グリシジルエーテル型ポリエポキシド、脂環
型ポリエポキシドなどのエポキシ樹脂として市販されて
いるものを使用できる。
キシドがある。ビスフェノールA−ジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノールF−ジグリシジルエーテル、テトラ
ブロモビスフェノールA−ジグリシジルエーテル、グリ
セリントリグリシジルエーテル、ノボラックポリグリシ
ジルエーテル、ビニルシクロヘキセンジオキシド、ジシ
クロペンタジエンジオキシド。
(a)の具体例としてはたとえば以下のような化合物が
ある。
クリレート。1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、炭素数14〜15の長鎖脂肪族ジオールのジ(メ
タ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
グリセロールトリ(メタ)アクリレート、グリセロール
ジ(メタ)アクリレート、トリグリセロールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールとトリメチロールプロ
パンとの縮合物からなるジオールのジ(メタ)アクリレ
ート。
価フェノールの(メタ)アクリレート。ジ(2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチル)ビスフェノールA、ジ
(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)ビスフェノ
ールS、ジ(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)
ビスフェノールF、ビスフェノールAジメタクリレー
ト。
シド付加物の(メタ)アクリレート、水酸基含有化合物
−カプロラクトン付加物の(メタ)アクリレート、ポリ
オキシアルキレンポリオールの(メタ)アクリレート。
[ ]内はポリオキシアルキレンポリオールの分子量を
表す。トリメチロールプロパン−エチレンオキシド付加
物のトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ン−プロピレンオキシド付加物のトリ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトール−カプロラクトン付加物の
ヘキサ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
[200〜1000]ジ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコール[200〜1000]ジ(メタ)ア
クリレート。
ボン酸エステルやリン酸エステル。ビス(アクリロイル
オキシネオペンチルグリコール)アジペート、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルのジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールエステル−カプロラクトン付加物のジ(メ
タ)アクリレート、ビス(2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル)ホスフェート、トリス(2−(メタ)アク
リロイルオキシエチル)ホスフェート。
付加物(ただし、ポリエポキシドのエポキシ基1個あた
り1分子の(メタ)アクリル酸が付加したもの)、およ
びグリシジル(メタ)アクリレートと多価アルコールも
しくは多価カルボン酸との反応生成物(ただし、多価ア
ルコール等の1分子あたりグリシジル(メタ)アクリレ
ートが2分子以上反応したもの)。ビスフェノールA−
ジグリシジルエーテルの(メタ)アクリル酸付加物、ビ
ニルシクロヘキセンジオキシド−(メタ)アクリル酸付
加物、ジシクロペンタジエンジオキシド−(メタ)アク
リル酸付加物、グリシジル(メタ)アクリレートとエチ
レングリコールの反応生成物、グリシジル(メタ)アク
リレートとプロピレングリコールの反応生成物、グリシ
ジル(メタ)アクリレートとジエチレングリコールの反
応生成物、グリシジル(メタ)アクリレートと1,6−
ヘキサンジオールの反応生成物、グリシジル(メタ)ア
クリレートとグリセロールの反応生成物、グリシジル
(メタ)アクリレートとトリメチロールプロパンの反応
生成物、グリシジル(メタ)アクリレートとフタル酸の
反応生成物。
つ未反応の水酸基を有する化合物のアルキルエーテル化
物、アルケニルエーテル化物、カルボン酸エステル化物
など(以下、変性ともいう)で、下記のような化合物。
アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)ア
クリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ビニルシクロヘキ
センジオキシド−(メタ)アクリル酸付加物のアリルエ
ーテル化物、ビニルシクロヘキセンジオキシド−(メ
タ)アクリル酸付加物のメチルエーテル化物、ステアリ
ン酸変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレー
ト。
して特に好ましいウレタン結合を有しない(メタ)アク
リル酸エステル化合物は、前記したような(ポリ)ペン
タエリスリトールポリ(メタ)アクリレートである。こ
の(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレ
ートは1分子あたり平均2個以上の(メタ)アクリロイ
ルオキシ基を有する化合物であり、また水酸基は有して
いても有していなくてもよい。この(ポリ)ペンタエリ
スリトール部分の多量化度は約1〜4、特に1.5〜3
が好ましい。さらに好ましい(ポリ)ペンタエリスリト
ールポリ(メタ)アクリレートは、(ポリ)ペンタエリ
スリトールの実質的にすべての水酸基が(メタ)アクリ
ロイルオキシ基に変換された(ポリ)ペンタエリスリト
ールポリ(メタ)アクリレートである。
ては(メタ)アクリロイル基を3個以上有する化合物が
好ましい。その内でも前記のようにペンタエリスリトー
ル系アクリルウレタンと(ポリ)ペンタエリスリトール
ポリ(メタ)アクリレートが好ましい。これらの1分子
当たり平均の(メタ)アクリロイル基の数は4個以上、
特に4〜30が好ましい。
単官能性化合物としては、たとえば分子中に1個の(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物が好ましい。そのよ
うな単官能性化合物は、水酸基、エポキシ基などの官能
基を有していてもよい。好ましい単官能性化合物は(メ
タ)アクリル酸エステル、すなわち(メタ)アクリレー
トである。具体的な単官能性化合物としてはたとえば以
下の化合物がある。
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、1,4−
ブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキ
シエチル(メタ)アクリレート、フェニルグリシジルエ
ーテルの(メタ)アクリル酸付加物。
(a1)の割合は40重量%以上であることが必要であ
る。多官能性化合物(a)のすべてが多官能性化合物
(a1)であってもよい。より好ましくは60〜98重
量%である。併用しうる多官能性化合物(a2)として
は、それが(メタ)アクリロイル基の数が多い化合物で
ある場合には比較的多量に使用しうる。したがって、多
官能性化合物(a2)が(メタ)アクリロイル基の数3
個以上の多官能性化合物の場合には、多官能性化合物
(a)中の多官能性化合物(a2)の割合は60重量%
まで、より好ましくは40重量%まで使用しうる。この
(メタ)アクリロイル基の数3個以上の多官能性化合物
としては前記のようにペンタエリスリトール系アクリル
ウレタンまたは(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メ
タ)アクリレートが好ましい。多官能性化合物(a2)
が2官能性の化合物の場合は、多官能性化合物(a)に
対して30重量%以下であることが好ましい。
用は、耐擦傷性や耐摩耗性の向上に有効であることが少
なくない。したがって、この目的のために有効な量の3
官能以上の多官能性化合物(a2)を併用する場合は、
その量は多官能性化合物(a)に対して2重量%以上で
あることが好ましい。より好ましくは5重量%以上であ
る。3官能以上の多官能性化合物(a2)がペンタエリ
スリトール系アクリルウレタンまたは(ポリ)ペンタエ
リスリトールポリ(メタ)アクリレートの場合は、多官
能性化合物(a)に対して5〜60重量%、特に10〜
40重量%、使用することが好ましい。
周知のものを使用できる。特に入手容易な市販のものが
好ましい。光重合開始剤(b)としては、アリールケト
ン系光重合開始剤(たとえば、アセトフェノン類、ベン
ゾフェノン類、アルキルアミノベンゾフェノン類、ベン
ジル類、ベンゾイン類、ベンゾインエーテル類、ベンジ
ルジメチルケタール類、ベンゾイルベンゾエート類、α
−アシロキシムエステル類など)、含イオウ系光重合開
始剤(たとえば、スルフィド類、チオキサントン類な
ど)、その他の光重合開始剤がある。光重合開始剤は2
種以上併用できる。また、光重合開始剤はアミン類など
の光増感剤と組み合わせて使用することもできる。具体
的な光重合開始剤としてはたとえば以下のような化合物
がある。
4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、4−t−ブ
チル−トリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフ
ェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1
−(4−ドデシルフェニル)−2−メチルプロパン−1
−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−
(1−ヒドロキシ−1−メチル)エチルケトン、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−
1−{4−(メチルチオ)フェニル}−2−モルホリノ
プロパン−1−オン。
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル
安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベ
ンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化
ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(t−
ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、9,1
0−フェナントレンキノン、カンファーキノン、ジベン
ゾスベロン、2−エチルアントラキノン、4’,4”−
ジエチルイソフタロフェノン、α−アシロキシムエステ
ル、メチルフェニルグリオキシレート。
スルフィド、チオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオ
キサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジ
クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサント
ン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、アシルホ
スフィンオキシド。
(b)の含有量としては、多官能性化合物(a)100
重量部に対して0.1〜20重量部が適当である。より
好ましい量は0.1〜10重量部である。なお、多官能
性化合物(a)とともに単官能性化合物を併用する場合
は、多官能性化合物(a)100重量部の代わりに多官
能性化合物(a)と単官能性化合物の合計100重量部
に対して光重合開始剤(b)が上記範囲となることが好
ましい。
成分を含有していてもよい。特に、紫外線吸収剤(c)
や後述修飾コロイド状シリカ(d)を含有することが好
ましい。紫外線吸収剤(c)の配合は硬化被膜や基材の
耐光性や耐候性の向上に有効である。
いるような公知〜周知の紫外線吸収剤を使用できる。そ
のような紫外線吸収剤としては、たとえばベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、フェニルトリアジン系
紫外線吸収剤などがある。紫外線吸収剤(c)としては
(メタ)アクリロイル基を有する紫外線吸収剤であって
もよい。たとえば、(メタ)アクリロイル基を有するベ
ンゾトリアゾール系紫外線吸収剤やベンゾフェノン系紫
外線吸収剤を使用できる。この(メタ)アクリロイル基
を有する紫外線吸収剤は硬化の際単量体成分と共重合す
ることができ、比較的多量に使用した場合であってもブ
リードのおそれや硬化被膜の硬化性の低下のおそれが少
ない。なお、本発明においては、この(メタ)アクリロ
イル基を有する紫外線吸収剤は前記多官能性化合物
(a)や単官能性化合物のいずれでもない化合物であっ
て、紫外線吸収剤(c)の1種とみなすものとする。
はたとえば以下のような化合物がある。オクチル 3−
{3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル}プロピオネー
ト、2−(3,5−ジ−t−ペンチル−2−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチ
ル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、p−t−ブチルフェニルサリ
シレート。
ロイルオキシエチル)フェニル}ベンゾトリアゾール、
2−{2−ヒドロキシ−3−メチル−5−(2−アクリ
ロイルオキシエチル)フェニル}ベンゾトリアゾール、
2−{2−ヒドロキシ−5−(2−アクリロイルオキシ
エトキシ)フェニル}ベンゾトリアゾール、2−{2−
ヒドロキシ−5−アクリロイルオキシフェニル}ベンゾ
トリアゾール、2−ヒドロキシ−4−アクリロイルオキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−アクリ
ロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノン、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4−アクリロイルオキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキ
シエトキシ)ベンゾフェノン。
(c)を含有させる場合は、その含有量としては、多官
能性化合物(a)100重量部に対して50重量部以下
が適当である。より好ましい量は0.1〜30重量部で
ある。紫外線吸収剤(c)として(メタ)アクリロイル
基を有する紫外線吸収剤を使用する場合は、前記の理由
でこの量的範囲内でも比較的多量に含有させうる。
1〜200nmのコロイド状シリカを官能基(ただし、
メルカプト基を除く)を有する有機基と加水分解性基ま
たは水酸基とがケイ素原子に結合している官能性シラン
化合物によって表面修飾して得られる修飾コロイド状シ
リカである。コロイド状シリカとは水や他の分散媒に安
定的に分散しているシリカ微粒子をいい、本発明におけ
る修飾コロイド状シリカはこのコロイド状シリカに由来
する表面修飾されたシリカ微粒子をいう。
00nmであり、好ましくは1〜100nmであり、特
に好ましくは1〜50nmである。官能性シラン化合物
による修飾によってシリカ微粒子の平均粒径は実質的に
変化しないか多少大きくなると考えられるので、得られ
る修飾コロイド状シリカの平均粒径もこの範囲のもので
あると考えられる。原料コロイド状シリカは酸性または
塩基性の分散体形態で入手できる。いずれの形態でも使
用できるが、塩基性コロイド状シリカは本発明の組成物
を形成する溶液がゲル化しないように、またシリカがコ
ロイド分散系から沈殿しないように、有機酸の添加のよ
うな手段によって分散体を酸性にすることが好ましい。
分散媒が知られており、原料コロイド状シリカの分散媒
は特に限定されない。必要により分散媒を変えて修飾を
行うことができ、また修飾後に分散媒を変えることもで
きる。修飾コロイド状シリカの分散媒はそのまま本発明
被覆用組成物の媒体(溶媒)とすることが好ましい。被
覆用組成物の媒体としては、乾燥性などの面から比較的
低沸点の溶媒、すなわち通常の塗料用溶媒、であること
が好ましい。製造の容易さなどの理由により、原料コロ
イド状シリカの分散媒、修飾コロイド状シリカの分散媒
および被覆用組成物の媒体はすべて同一の媒体(溶媒)
であることが好ましい。このような媒体としては、塗料
用溶媒として広く使用されているような有機媒体が好ま
しい。
散媒を使用できる。水。メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、エチレングリコールの
ような低級アルコール類。メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類。ジメチ
ルアセトアミド、トルエン、キシレン、酢酸メチル、酢
酸エチル、アセトンなど。
分散媒は特に有機分散媒が好ましく、上記有機分散媒中
ではさらにアルコール類およびセロソルブ類が好まし
い。なお、コロイド状シリカとそれを分散させている分
散媒との一体物をコロイド状シリカ分散液という。
ン化合物を接触させて加水分解することにより行う。た
とえば、コロイド状シリカ分散液に官能性シラン化合物
を添加し、コロイド状シリカ分散液中で官能性シラン化
合物を加水分解することによって修飾できる。
はコロイド状シリカ微粒子表面に化学的にまたは物理的
に結合し、その表面を修飾すると考えられる。特にコロ
イド状シリカ微粒子表面には通常シラノール基が存在す
ることより、このシラノール基が官能性シラン化合物の
加水分解で生成するシラノール基と縮合して官能性シラ
ン化合物の加水分解残基が結合した表面が生成すると考
えられる。また、加水分解物自身の縮合反応が進んだも
のが同様に表面に結合する場合もあると考えられる。し
たがってまた本発明においては官能性シラン化合物をあ
る程度加水分解を行った後にコロイド状シリカ分散液に
添加して修飾を行うこともできる。
ラノール基)を有する官能性シラン化合物はすでに加水
分解された上記加水分解性基含有官能性シラン化合物と
みなすことができ、上記のような加水分解を行うことな
くコロイド状シリカを修飾できる。しかしこのケイ素原
子に直接結合している水酸基を有する官能性シラン化合
物は安定性が低く取扱が煩雑になるおそれがあり、本発
明において好ましくは上記加水分解性基を有する官能性
シラン化合物を使用する。
化合物は官能基(ただし、メルカプト基を除く)を有す
る有機基と加水分解性基または水酸基とがケイ素原子に
結合している化合物である。官能基を有する有機基にお
ける官能基としては、たとえば、1級アミノ基、2級ア
ミノ基、(メタ)アクリロイルオキシ基、エポキシ基、
ビニル基、カルボキシ基、塩素原子、イソシアネート基
などがある。このような官能基を有する有機基は有機基
の炭素原子部分でケイ素原子に結合し、したがってこの
官能基を有する有機基は加水分解性ではない。さらに、
ケイ素原子には官能基を有しない有機基が結合していて
もよい。官能基を有しない有機基としてはメチル基など
の低級(炭素数4以下をいう)アルキル基やフェニル基
が好ましい。
イ素原子を結合する有機基としては、アルキレン基、フ
ェニレン基、シクロアルキレン基などの2価の有機基や
それらが連結した2価の有機基が好ましい。また、この
2価の有機基の末端以外の炭素原子がエーテル性酸素原
子に置換した2価の有機基であってもよい。好ましい2
価の有機基は炭素数2〜8のアルキレン基、特にポリメ
チレン基、であり、トリメチレン基が最も好ましい。
合していてもよく、炭素原子以外の多価の基や原子を介
して結合していてもよい。たとえば、エステル結合、エ
ーテル結合、アミド結合などの結合を介して官能基や官
能基含有有機基がケイ素原子に直接結合する有機基に結
合していてもよい。官能基を有する有機基としてはたと
えば以下の有機基があるが、これらに限定されない。
ロピル基、3−(メタ)アクリロイルプロピル基、3−
グリシドキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチル基、3−アミノプロピル基、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−ア
リル−3−アミノプロピル基、N−フェニル−3−アミ
ノプロピル基、3−クロロプロピル基、3−イソシアネ
ートプロピル基。
しては、アルコキシ基などの水酸基含有化合物の水酸基
の水素原子を除いた残基、アシル基、アミノ基、ハロゲ
ン原子、アセトキシ基、その他の水と反応してシラノー
ル基を生成しうる基がある。好ましくはアルコキシ基と
塩素原子や臭素原子などのハロゲン原子である。特に炭
素数4以下のアルコキシ基が好ましい。官能性シラン化
合物中のケイ素原子は通常1個であるがジシロキサン誘
導体やジシラン誘導体などのケイ素原子2個以上の化合
物であってもよい。1個のケイ素原子にメルカプト基を
有する有機基(1個)、加水分解性基(1〜3個)、お
よび場合によって他の有機基(好ましくは低級アルキル
基)とで合計4個の基を有するシラン化合物が好まし
い。
(1)で表される化合物が好ましい。ただし、式(1)
においてRは2価の炭化水素基、R1 は1価の炭化水素
基、Xは水酸基または加水分解性基、nは1〜3の整数
を表す。 W−R−SiXn R1 3-n ・・・(1)
好ましくは3)のアルキレン基が好ましい。Wは上記の
ような官能基や官能基含有有機基を表す。好ましいW
は、アミノ基、前記のような有機基で置換されたアミノ
基、(メタ)アクリロイルオキシ基である。R1 は炭素
数4以下のアルキル基、特にメチル基とエチル基が好ま
しい。Xは上記のような加水分解性基であることが好ま
しく、特に炭素数4以下のアルコキシ基が好ましい。こ
のアルコキシ基としてはさらにメトキシ基とエトキシ基
が加水分解性が良好であり好ましい。nは2〜3が好ま
しい。
物の代表例を以下に例示する。ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロロシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、3
−(4−ビニルフェニル)プロピルトリメトキシシラ
ン、3−アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、3
−アクリロイルプロピルメチルジメトキシシラン、3−
メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、3−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、2−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、N−アリル−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシ
ラン。
カの表面修飾において、官能性シラン化合物とともに他
のシラン化合物をも使用できる。他のシラン化合物とし
てはテトラアルコキシシラン、炭化水素基とアルコキシ
基を有するシラン化合物などの官能基不含シラン化合物
がある。この他のシラン化合物は官能性シラン化合物と
混合して表面修飾に使用でき、また官能性シラン化合物
とは別々に表面修飾を行うこともできる。この他のシラ
ン化合物としては、テトラアルコキシシランとアルキル
基を1〜3個有するアルキルアルコキシシランが好まし
い。
化合物がある。テトラメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトライソプ
ロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ
ヘキシルオルトシリケート、テトラフェニルオルトシリ
ケート、テトラベンジルオルトシリケート、メチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルト
リメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラ
ン、メチルエチルジエトキシシラン、メチルフェニルジ
メトキシシラン、メトキシエチルトリエトキシシラン、
トリメチルメトキシシラン。
合物で修飾する場合、官能性シラン化合物をコロイド状
シリカ分散液に添加混合して、系中の水または新たに加
える水により加水分解することにより、この加水分解物
で表面が修飾された修飾コロイド状シリカ(d)が得ら
れる。官能性シラン化合物の加水分解反応、およびコロ
イド状シリカ表面のシラノール基と官能性シラン化合物
またはその部分加水分解物との反応を効果的に促進する
ために触媒を存在させることが好ましい。
好ましくは無機酸および有機酸を使用する。無機酸とし
ては、たとえば塩酸、フッ化水素酸、臭化水素酸等のハ
ロゲン化水素酸や硫酸、硝酸、リン酸等を使用できる。
有機酸としては、ギ酸、酢酸、シュウ酸、アクリル酸、
メタクリル酸等を使用できる。
通常溶媒中で反応が行われる。通常この溶媒は原料コロ
イド状シリカ分散液の分散媒である。しかし、この分散
媒以外の溶媒やこの分散媒と他の溶媒の混合溶媒であっ
てもよい。この溶媒の条件としては、官能性シラン化合
物を溶解し、水および触媒との相溶性があるものが好ま
しく、そして、コロイド状シリカの凝集を起こさないも
のである。
タノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ールのような低級アルコール類。アセトン、メチルイソ
ブチルケトン、メチルエチルケトンのようなケトン類。
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類。
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ等のセロソルブ類。ジメチルアセトアミド等。
カの分散媒をそのまま用いてもよく、分散媒以外の溶媒
に置換して用いてもよい。また分散液にその分散媒以外
の溶媒を必要な量新たに加えて用いてもよい。反応温度
としては室温から用いる溶媒の沸点までの間が好まし
く、反応時間は温度にもよるが0.5〜24時間の範囲
が好ましい。
シラン化合物の使用量は特に限定されないが、コロイド
状シリカ(分散液中の固形分)100重量部に対し、官
能性シラン化合物1〜100重量部が適当である。官能
性シラン化合物の量が1重量部未満では表面修飾の効果
が得られにくい。また、100重量部超では未反応の官
能性シラン化合物やコロイド状シリカ表面に担持されて
いない官能性シラン化合物加水分解物が多量に生じるお
それが生じる。
発明組成物において、多官能性化合物(a)と修飾コロ
イド状シリカ(d)の配合比は、特に限定されないが、
多官能性化合物(a)100重量部に対し修飾コロイド
状シリカ(d)2〜300重量部であることが好まし
い。修飾コロイド状シリカ(d)の配合比が2重量部以
下の場合は修飾コロイド状シリカ(d)を配合する目的
を充分に達成しがたい。また、修飾コロイド状シリカ
(d)の配合比が300重量部超では硬化被膜にヘーズ
が生じやすく、かつ、組成物の硬化被膜を形成した後の
樹脂成形物の熱曲げ加工などが困難になる。より好まし
い配合比は、多官能性化合物(a)100重量部に対し
修飾コロイド状シリカ(d)5〜200重量部である。
能性化合物を併用する場合は、上記多官能性化合物
(a)100重量部の代わりに多官能性化合物(a)と
単官能性化合物の合計100重量部に対する修飾コロイ
ド状シリカ(d)の割合が上記範囲となることが好まし
い。
以外に溶剤や種々の配合剤を含みうる。溶剤は通常必須
の成分であり、多官能性化合物(a)が特に低粘度の液
体でないかぎり溶剤が使用される。溶剤としては、通常
多官能性化合物(a)を硬化成分とする被覆用組成物に
使用される溶剤を使用できる。また原料コロイド状シリ
カの分散媒をそのまま溶剤としても使用できる。さらに
基材の種類により適切な溶剤を選択して用いることが好
ましい。溶剤の量は必要とする組成物の粘度、目的とす
る硬化被膜の厚さ、乾燥温度条件などにより適宜変更で
きる。通常は多官能性化合物(a)の100倍重量以
下、好ましくは0.1〜50倍重量用いる。
カを修飾するための加水分解に用いる溶媒として挙げ
た、低級アルコール類、ケトン類、エーテル類、セロソ
ルブ類などの溶剤がある。そのほか、n−ブチルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノアセテートなどのエス
テル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類などがあ
る。耐溶剤性の低い芳香族ポリカーボネート樹脂の被覆
には低級アルコール類、セロソルブ類、エステル類、そ
れらの混合物などが適当である。
て、酸化防止剤、光安定剤、熱重合防止剤などの安定
剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、顔
料、分散剤、帯電防止剤、防曇剤などの界面活性剤類、
酸、アルカリおよび塩類などから選ばれる硬化触媒等を
適宜配合して用いてもよい。特に、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラ
メチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン
−2,4−ジオンなどのヒンダードアミン系光安定剤の
使用が好ましい。
種々の基材に適用しその表面に硬化被膜を形成できる。
基材としては各種合成樹脂、特に透明合成樹脂が好まし
い。このような透明合成樹脂としては芳香族ポリカーボ
ネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂(アクリル
樹脂)、ポリスチレン樹脂などがある。特に芳香族ポリ
カーボネート樹脂が好ましい。この基材は成形されたも
のであり、たとえば平板や波板などのシート状基材、フ
ィルム状基材、各種形状に成形された基材、少なくとも
表面層が各種合成樹脂からなる積層体等がある。基材と
しては、特に芳香族ポリカーボネート樹脂製シートが好
ましい。
法、フローコート法、スプレー法、バーコート法、グラ
ビアコート法、ロールコート法、ブレードコート法、エ
アーナイフコート法等の方法で塗布し、溶剤を含む組成
物の場合は乾燥した後、紫外線を照射して硬化させる。
紫外線源としてはキセノンランプ、低圧水銀灯、高圧水
銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボン
アーク灯、タングステンランプ等が使用できる。照射時
間は、多官能性化合物(a)の種類、光重合開始剤
(b)の種類、被膜厚、紫外線源等の条件により適宜変
えうる。通常は1〜60秒照射することにより目的が達
成される。さらに硬化反応を完結させる目的で、紫外線
照射後加熱処理することもできる。
を採用できる。通常は0.5〜50μmの厚さの硬化被
膜、好ましくは1〜20μmの厚さの硬化被膜を形成す
ることが好ましい。硬化被膜の厚さが0.5μm未満で
は耐摩耗性や耐候性が不充分となりやすい。厚さが50
μm超では被膜深部の硬化が不充分となるおそれがあ
り、熱曲げ加工性も低下する。最も好ましい硬化被膜の
厚さは1.5〜10μmである。
に硬化被膜を形成する対象物としては合成樹脂成形品で
ある。特に、硬化被膜を有する合成樹脂成形品を熱曲げ
加工するような用途に用いられる合成樹脂成形品に対し
て本発明の被覆用組成物を適用が好ましい。このような
合成樹脂材料としては芳香族ポリカーボネート樹脂やア
クリル樹脂(ポリメチルメタクリレートなど)などの透
明な熱可塑性合成樹脂がある。本発明においては特に芳
香族ポリカーボネート樹脂が特に好ましい。また、成形
品としては、特に限定されないが、硬化被膜を形成後に
2次的に成形が行われるような成形品、特にシートやフ
ィルムが好ましい。特に押出成形等で得られるシート
(厚さ約0.2mm以上)が好ましい。
例(例1〜4)および比較例(例5、6、17、18)
に基づき説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例、比較例についての各種物性の測定および評価は
以下に示す方法で行った。
法により、2つのCS−10F磨耗輪にそれぞれ500
gの重りを組み合わせ100回転と500回転させたと
きの曇価をヘーズメータにて測定した。なお、曇価(ヘ
ーズ)の測定は磨耗サイクル軌道の4カ所で行い、平均
値を算出した。初期曇価は磨耗試験前の曇価の値(%)
を、耐擦傷性は(磨耗試験後曇価)−(磨耗試験前曇
価)の値(%)を示す。
短冊状のサンプルを170℃のオーブンに10分間水平
に保持した後、コート面を外側に向くようにして、あら
かじめ用意した64mmRの凸型のガイドにすばやく押
しつけて成形する。そして、サンプルが冷えた後凸面に
おけるクラックの有無を目視で観察した。クラック無し
を○、クラック有りを×で表示する。
用いてブラックパネル温度63℃で、降雨12分、乾燥
48分のサイクルで2000時間暴露後、外観の評価を
行った。
00mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール60
g、n−ブチルアセテート60g、ジアセトンアルコー
ル30g、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン5g、オクチル 3−{3−(2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル}プロピオネート3g、および光安定剤(ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート)1gを加え溶解させた。続いてジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート10gとトリス
(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート9
0gを加えて被覆用組成物を得た。
00mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール60
g、n−ブチルアセテート60g、ジアセトンアルコー
ル30g、2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェ
ニル}−2−モルホリノプロパン−1−オン1.5g、
2−{2−ヒドロキシ−5−(2−アクリロイルオキシ
エチル)フェニル}ベンゾトリアゾール5g、およびビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート1gを加え溶解させた。続いて水酸基含
有ジペンタエリスリトールポリアクリレートとヘキサメ
チレンジイソシアネートを反応させて得られる1分子あ
たり平均アクリロイルオキシ基数が15で分子量230
0のアクリルウレタン(以下、アクリルウレタンAとい
う)10gとトリス(2−アクリロイルオキシエチル)
イソシアヌレート90gを加えて被覆用組成物を得た。
00mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール60
g、n−ブチルアセテート60g、エチルセロソルブ3
0g、2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニ
ル}−2−モルホリノプロパン−1−オン1.5g、オ
クチル 3−{3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル}プ
ロピオネート3g、およびビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート1gを加え
溶解させた。続いてアクリルウレタンA20gとビス
(2−アクリロイルオキシエチル)−(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレート80gを加えて被覆用組成物
を得た。
00mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール60
g、n−ブチルアセテート60g、エチルセロソルブ3
0g、2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニ
ル}−2−モルホリノプロパン−1−オン5.0g、オ
クチル 3−{3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル}プ
ロピオネート3g、およびビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート1gを加え
溶解させた。続いてトリス(2−アクリロイルオキシエ
チル)イソシアヌレート100gを加えて被覆用組成物
を得た。
00mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール60
g、n−ブチルアセテート60g、エチルセロソルブ3
0g、2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニ
ル}−2−モルホリノプロパン−1−オン1.5g、オ
クチル 3−{3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル}プ
ロピオネート3g、およびビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート1gを加え
溶解させた。続いてアクリルウレタンA70gとトリス
(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート3
0gを加えて被覆用組成物を得た。
6−ヘキシレンアジペート)ジオール1モルとイソホロ
ンジイソシアネート2モルと2−ヒドロキシエチルアク
リレート2モルを反応させて、1分子あたりのアクリロ
イルオキシ基数が2であり、融点が25℃である分子量
2500の2官能ウレタンアクリレート(以下アクリル
ウレタンBという)を得た。
の4つ口フラスコに、イソプロパノール60g、n−ブ
チルアセテート60g、エチルセロソルブ30g、2−
メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニル}−2−モ
ルホリノプロパン−1−オン1.5g、オクチル 3−
{3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル}プロピオネート
3g、およびビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート1gを加え溶解させた。
続いてアクリルウレタンA10gとアクリルウレタンB
90gを加えて被覆用組成物を得た。
厚さ3mmの透明芳香族ポリカーボネート樹脂板(15
0mm×300mm)に16μm用バーコーターを用い
て被覆用組成物を塗工し、被膜を形成させ、80℃の熱
風循環オーブン中で5分間放置した。そして、これを空
気雰囲気中、高圧水銀灯を用いて3000mJ/cm2
(波長300〜390nm領域の紫外線積算エネルギー
量)の紫外線を照射し膜厚7μmの硬化被膜を形成さ
せ、先に挙げた耐擦傷性、熱曲げ加工性、耐候性の項目
について評価した。結果を表1に記載する。
状シリカ(シリカ含量30重量%、平均粒径11nm)
50重量部に3−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン5重量部と0.1N塩酸1.5重量部を加
え、100℃にて6時間加熱撹拌した後12時間室温下
で熟成することにより、メタクリロイル官能性シラン修
飾コロイド状シリカ分散液を得た。
散型コロイド状シリカの量を100重量部とする以外は
例7と同じ条件で修飾を行いメタクリロイル官能性シラ
ン修飾コロイド状シリカ分散液を得た。
オキシプロピルトリメトキシシラン5重量部の代わりに
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン
5重量部を用いる以外は例7と同じ条件で修飾を行いア
ミノ官能性シラン修飾コロイド状シリカ分散液を得た。
分散型コロイド状シリカの量を100重量部とする以外
は例9と同じ条件で修飾を行いアミノ官能性シラン修飾
コロイド状シリカ分散液を得た。
300mLの4つ口フラスコに、イソプロパノール15
g、n−ブチルアセテート15g、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン500mg、2−(3,5−
ジ−t−ペンチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール300mg、光安定剤(8−アセチル−3−
ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン)
200mg、およびレベリング剤(ビック・ケミー社製
BYK306)200mgを加え溶解させた。
エチル)イソシアヌレート10gを加えて遮光しながら
常温で1時間撹拌した。次に、この反応器に例7で得た
メタクリロイル官能性シラン修飾コロイド状シリカ分散
液14.3gを加え、さらに0.5時間常温で撹拌し
て、被覆用組成物を得た。
性シラン修飾コロイド状シリカ分散液の代わりに例8で
得たメタクリロイル官能性シラン修飾コロイド状シリカ
分散液を同量用いる以外は例11と同じ組成の被覆用組
成物を例11と同様にして製造した。
300mLの4つ口フラスコに、プロピレングリコール
モノメチルエーテル7.5g、n−ブチルアセテート1
5g、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン5
00mg、2−(3,5−ジ−t−ペンチル−2−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール300mg、8−
アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチ
ル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−
2,4−ジオン200mg、およびレベリング剤(ビッ
ク・ケミー社製BYK306)200mgを加え溶解さ
せた。
ル)イソシアヌレートのε−カプロラクトン1分子付加
物のトリアクリレート10gを加えて遮光しながら常温
で1時間撹拌した。次に、この反応器に例9で得たアミ
ノ官能性シラン修飾コロイド状シリカ分散液28.6g
を加え、さらに0.5時間常温で撹拌して、被覆用組成
物を得た。
修飾コロイド状シリカ分散液の代わりに例10で得たア
ミノ官能性シラン修飾コロイド状シリカ分散液を同量用
いる以外は例13と同じ組成の被覆用組成物を例13と
同様にして製造した。
ールポリアクリレートとイソシアヌレート変性ヘキサメ
チレンジイソシアネートとを反応させて、1分子あたり
平均15個のアクリロイル基を有するアクリルウレタン
(以下アクリルウレタンCという)を得た。
代わりに、例13におけるトリアクリレート5gとアク
リルウレタンC5gを用いる以外は例13と同じ組成の
被覆用組成物を例13と同様にして製造した。
クリロイルオキシエチル)イソシアヌレート10gの代
わりに、トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソ
シアヌレート5gとジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート5gを用いる以外は例11と同じ組成の被覆用
組成物を例11と同様にして製造した。
ト10gの代わりに、例13におけるトリアクリレート
1gとアクリルウレタンC9gを用いる以外は例13と
同じ組成の被覆用組成物を例13と同様にして製造し
た。
クリロイルオキシエチル)イソシアヌレート10gの代
わりに、トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソ
シアヌレート1gとジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート9gを用いる以外は例11と同じ組成の被覆用
組成物を例11と同様にして製造した。
いて前記と同じ評価を行った結果を表2に示す。
物より得られる硬化被膜が表面に形成された芳香族ポリ
カーボネート樹脂成形品は、従来両立が困難であった優
れた耐擦傷性と熱曲げ加工性を有する。
Claims (9)
- 【請求項1】紫外線によって重合しうる重合性官能基を
2以上有する多官能性化合物であって、かつその40重
量%以上がトリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレ
ート、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
のラクトン付加物およびトリス(ヒドロキシアルキル)
イソシアヌレートのアルキレンオキシド付加物から選ば
れた1種以上のイソシアヌレート系ポリオールとアクリ
ル酸またはメタクリル酸とのポリエステルからなる多官
能性化合物(a1)である多官能性化合物(a)、およ
び光重合開始剤(b)を含む紫外線硬化性の被覆用組成
物。 - 【請求項2】光重合開始剤(b)を、多官能性化合物
(a)100重量部に対して0.1〜20重量部含む、
請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】さらに紫外線吸収剤(c)を含む、請求項
1または2記載の組成物。 - 【請求項4】紫外線吸収剤(c)を、多官能性化合物
(a)100重量部に対して0.1〜50重量部含む、
請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】さらに、官能基(ただし、メルカプト基を
除く)を有する有機基と加水分解性基または水酸基とが
ケイ素原子に結合している官能性シラン化合物で平均粒
径1〜200nmのコロイド状シリカを表面修飾して得
られる修飾コロイド状シリカ(d)を含む、請求項1、
2、3または4記載の組成物。 - 【請求項6】多官能性化合物(a)100重量部に対
し、修飾コロイド状シリカ(d)を2〜300重量部含
む、請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
組成物から得られる硬化物で表面が被覆された基材。 - 【請求項8】基材が芳香族ポリカーボネート樹脂の成形
物である請求項7記載の基材。 - 【請求項9】請求項7または8記載の表面被覆された基
材を熱曲げ加工することを特徴とする加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158819A JPH10287824A (ja) | 1997-02-14 | 1997-06-16 | 被覆用組成物およびその用途 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084297 | 1997-02-14 | ||
JP9-30842 | 1997-02-14 | ||
JP9158819A JPH10287824A (ja) | 1997-02-14 | 1997-06-16 | 被覆用組成物およびその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10287824A true JPH10287824A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=26369265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9158819A Pending JPH10287824A (ja) | 1997-02-14 | 1997-06-16 | 被覆用組成物およびその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10287824A (ja) |
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-
1997
- 1997-06-16 JP JP9158819A patent/JPH10287824A/ja active Pending
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