JPH10285863A - ファンモータ - Google Patents
ファンモータInfo
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- JPH10285863A JPH10285863A JP9510797A JP9510797A JPH10285863A JP H10285863 A JPH10285863 A JP H10285863A JP 9510797 A JP9510797 A JP 9510797A JP 9510797 A JP9510797 A JP 9510797A JP H10285863 A JPH10285863 A JP H10285863A
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Abstract
定保持することができ、且つ比較的構造が簡単で安価に
実施できるファンモータを提供する。 【解決手段】 枠状ハウジング本体2の底面側の底板4
にモータ用回路基板及びステータを保持しと、ハウジン
グ本体2と底板4とを連結した複数の支持脚6,6aの
うち1つの支持脚6aに、モータ用回路基板に接続され
るリード線を案内するためのリード線案内通路12を形
成し、リード線案内通路12の開口端側に、線径の異な
るリード線を支持するための溝幅の異なる複数のリード
線支持溝20,22を形成する。
Description
り、特に、モータ用回路基板に接続されるリード線の支
持の確実化と、単一のハウジング本体により複数の線径
のリード線の支持が可能なファンモータに関する。
本体とを複数の支持脚で連結し、リード線を前記底板に
支持されるモータ用回路基板に案内する構造のファンモ
ータとしては、例えば、図10に示す構造のものが一般
的に採用されている。筒状ベアリングホルダaを一体的
に形成する底板bは枠状ハウジング本体cと支持脚d等
を介して連結される。底板bにはモータ用回路基板eや
ステータfが支持されると共に、そのベアリングホルダ
aの内部には上方軸受gおよび下方軸受hを介して中心
軸iが枢支される。中心軸iにはヨークj、ロータマグ
ネットkおよび羽根lを設けたロータmが連結される。
なお、ロータマグネットkはステータfと相対向して配
置され、羽根lはハウジング本体cの内壁に近接して配
置される。
は、底面側に開口したリード線案内溝nが形成され、リ
ード線oはこの支持脚dの案内溝nに挿入される接続具
pに連結され、案内溝nに沿ってハウジング本体cの開
口端q側に案内される。また、接続具pは端子rにより
モータ用回路基板eに半田付け等により接続される。
の公知技術がある。例えば、実公平4−16620号公
報,実公平7−52398号公報,実公平8−7820
号公報等が挙げられる。実公平4−16620号公報の
「軸流送風機用電動機」は、前記ハウジング本体16に
相当する端板(2),(3)の周縁部にリード線(7)
を支持する支持溝(8)と、支持溝(8)内にリード線
(7)を挿入する挿入溝(9)とを形成し、リード線
(7)が端板(2),(3)に邪魔されることなく引き
込まれるようにしたものである。
ン装置」には、リード線(4)を案内するリード線溝
(10)内に設けたリード線押さえ(9)が第1図に開
示されている。また、実公平8−7820号公報の「送
風機」は、前記基板に相当する軸支持部(3)に嵌合凹
部(18)を設け、嵌合凹部(18)に接続具(19)
を介してリード線(8)を連結し、前記ハウジング本体
に相当する枠体(1)外にリード線(8)を引き出す構
造が開示されている。
特徴を有するものであるが、次のような問題点がある。
ファンモータに使用されるリード線はモータの定格電流
に応じて線径が異なる。即ち、ファンモータの外形の形
状が同一であっても高速回転用や高容量のものはモータ
電流が大きいためリード線の線径の大きいものが使用さ
れ、逆に低速回転用や小容量のものでは小さな線径のリ
ード線が使用される。一方、ファン用ハウジングを成形
する場合、ハウジングの端板の挿入口はリード線の線径
に合わせた大きさにしないとリード線の保持が不確実に
なり、リード線が使用中に切断する原因の一つになる。
然し乍ら、リード線の線径に合わせて何種類かの成形型
を用意すると型コストが大となり、且つ型管理も煩雑と
なる。前記した公知技術はいずれも単一のリード線のみ
を考慮するもので複数種類のリード線を安定保持する構
造に形成されていない。
ものであり、単一のハウジングで複数種類のリード線を
安定保持することができ、且つ比較的構造が簡単で安価
に実施できるファンモータを提供することを目的とす
る。
達成するために、枠状ハウジング本体と、該ハウジング
本体の底面側に配置されモータ用回路基板及びステータ
を保持すると共にロータの中心軸等を回転支持する底板
と、前記ハウジング本体と前記底板とを連結した複数の
支持脚とを有し、該支持脚の1つに前記モータ用回路基
板に接続されるリード線を案内するためのリード線案内
通路を形成してなるファンモータであって、前記リード
線案内通路の開口端側には、線径の異なるリード線を支
持するための溝幅の異なる複数のリード線支持溝が形成
されることを特徴とする。また、前記リード線支持溝
は、該溝内に支持されているリード線の外れを防止する
ために鉤状に屈曲形成されることを特徴とする。さら
に、 前記リード線案内通路には、前記リード線の前記
底板の下面からのはみ出しを防止するためのリード線押
さえ部が設けられることを特徴とする。また、前記リー
ド線押さえ部は、リード線の一部を底面側から覆う舌状
片からなり、該舌状片のリード線と当接する側には該リ
ード線の横ずれを防止するための爪部が設けられること
を特徴とする。さらに、前記リード線押さえ部のリード
線と当接する側にはリード線の引き出し側の幅を狭くす
る傾斜部が突出形成されることを特徴とする
径に見合う溝幅寸法のリード線支持溝が複数箇所形成さ
れる。モータ用回路基板と連結されるリード線は、支持
脚のリード線案内通路に沿って案内され、その線径に見
合うリード線支持溝の溝に支持されて引き出される。リ
ード線支持溝はハウジング本体の成形時に同時に形成さ
れるもので容易に、且つ安価に実施できる。また、リー
ド線支持溝は鉤状に形成され、リード線の外れを防止す
る。一方、支持脚にはリード線案内通路が形成され、リ
ード線を円滑に案内すると共に、該通路内にはリード線
のはみ出しを防止するリード線押さえ部が形成される。
なお、リード線押さえ部には爪部や傾斜部が形成され、
リード線の拘束支持の確実化を図るようにしている。
施の形態を図面を参照して詳述する。図1は本発明に係
るファンモータの底面側の構造を示すものであり、図2
は図1のA−A線断面図である。四辺形枠状のハウジン
グ本体2の底面の中央部には底板4が配置される。底板
4はほぼ放射状に配置された四本の支持脚6,6,6,
6aを介してハウジング本体2と連結し一体形状に形成
される。なお、一つの支持脚6aは他の支持脚6よりも
幅広に形成されている。
に中心軸(図略)やステータ(図略)およびモータ用回
路基板(図略)を支持するほぼ円筒状ベアリングホルダ
10が一体的に形成される。なお、ハウジング本体2内
には図10に示したものと同様にロータ,羽根等が収納
される。
よりも幅広の支持脚6aにはリード線案内通路12が底
面側に開口して形成される。このリード線案内通路12
の底板4側は底板4に設けられた開口部14に連通し、
リード線案内通路12のハウジング本体2の外縁側は開
口される。また、開口部14には接続具16が配置さ
れ、接続具16はモータ用回路基板(図略)に電気的に
接続される。
線支持溝18が形成される。図1,図3,図4に示すよ
うに、リード線支持溝18は本例では2種類の支持溝2
0,22からなる。勿論、2種類に限定するものではな
い。図4に示すように、一方の支持溝20は太い線径の
リード線24に対応する溝幅を有し、他方の支持溝22
は細い線径のリード線26に対応する溝幅を有する。
に、リード線支持溝18の二つの支持溝20,22は鉤
状保持片28により画成されている。即ち、支持溝20
は図4に示すように、太い線径のリード線24の嵌まり
込む溝部20aとこの一端側から鉤状保持片28の鉤部
28aに沿って屈曲する狭い溝部20bとから形成され
る。なお、狭い溝部20bはリード線24の線径よりも
若干狭い溝幅を有する。一方、支持溝22は細い線径の
リード線26の嵌まり込む溝部22aとこの一端側から
鉤状保持片28の鉤部28aに沿って屈曲する狭い溝部
22bとから形成される。なお、狭い溝部22bはリー
ド線26の線径よりも若干狭い溝幅を有する。
ード線案内通路12の中間部にはリード線押さえ部30
が形成される。本例ではリード線押さえ部30はリード
線案内通路12に沿って配線されたリード線24(又は
26)の底面側に位置しこれの外れを防止する舌状片3
0aからなる。なお、舌状片30aは適宜長さだけ張り
出しリード線24(又は26)を覆う。
はリード線26)はリード線案内通路12に案内され、
且つリード線押さえ部30の舌状片30aにより保持さ
れてハウジング本体2の外周縁側開口端に導かれる。こ
の開口端においてリード線24(又はリード線26)は
支持溝20(又は支持溝22)の溝部20bから溝部2
0aに(又は溝部22bから溝部22a)に挿入,案内
され、この溝20(又は溝22)内で把持された状態で
外部に案内される。この場合、前記したように、鉤状保
持片28により支持溝20,22が屈曲され、且つ溝部
20b,22bがリード線24,26の線径よりも狭い
ためリード線24,26は支持溝20,22から外れる
ことなく確実に保持される。
実施の形態を示すものである。この舌状片32aは内側
に傾斜部34を形成すると共に、爪部36を突出形成す
るものからなる。傾斜部34はリード線押さえ部32に
より一部が保持されたリード線24(又はリード線2
6)の引き出し方向の幅を狭くするものでリード線24
(又はリード線26)がばらけないように拘束するもの
である。また、爪部36はリード線24(又はリード線
26の横ずれを拘束するものである。本例のリード線押
さえ部32を用いることにより、リード線24(又はリ
ード線26)の保持,拘束がより確実に行われる。
の支持溝20,22を線径の太いものと細いものの2種
類としたが、これに限定するものではない。また、支持
溝20,22の屈曲形状も図示のものに限定するもので
はない。また、リード線押さえ部30,32の形状や数
も前記のものに限定するものではない。また、爪部36
の形状,数も前記の説明のものに限定するものではな
い。さらに、上記実施の形態では、リード線に接続具を
取付けてこれをモータ用回路基板に接続する場合につい
て説明したが、これに限らず、リード線をモータ用回路
基板に直接接続(半田付け)するようにしてもよい。
ータによれば、単一のハウジング本体のリード線案内通
路の開口端に線径の異なるリード線を支持するためのリ
ード線支持溝が複数箇所形成されるため、線径が異なる
リード線ごとにハウジング本体を成形する必要がなく、
線径が異なるリード線に対してハウジング本体を共通に
使用することができ、部品の共通化が図れ、大幅なコス
トダウンが実現し、且つ管理の容易化ができる。 2)本発明の請求項2に記載のファンモータによれば、
リード線支持溝は鉤形に形成されるため、溝内のリード
線の外れが防止され、確実の保持が可能になる。 3)本発明の請求項3に記載のファンモータによれば、
リード線を案内するリード線案内通路にリード線のハウ
ジング本体からのはみ出しを防止するリード線押さえ部
が設けられるため、リード線がハウジング本体側に整然
と収納保持される。 4)本発明の請求項4に記載のファンモータによれば、
リード線押さえ部がリード線の一部の外周に当接してこ
れを覆う舌状片からなり、且つ爪部が形成されるため、
リード線の横ずれが防止される。 5)本発明の請求項5に記載のファンモータによれば、
リード線押さえ部には傾斜部が形成されるため、リード
線が傾斜部により幅狭の向きに集約され、整然と保持さ
れる。
下面図。
拡大部分下面図。
拡大部分下面図。
部の他の実施の形態を示す部分下面図。
一般的なファンモータの全体概要構造を示す軸断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 枠状ハウジング本体と、該ハウジング本
体の底面側に配置されモータ用回路基板及びステータを
保持すると共にロータの中心軸等を回転支持する底板
と、前記ハウジング本体と前記底板とを連結した複数の
支持脚とを有し、該支持脚の1つに前記モータ用回路基
板に接続されるリード線を案内するためのリード線案内
通路を形成してなるファンモータであって、前記リード
線案内通路の開口端側には、線径の異なるリード線を支
持するための溝幅の異なる複数のリード線支持溝が形成
されることを特徴とするファンモータ。 - 【請求項2】 前記リード線支持溝は、該溝内に支持さ
れているリード線の外れを防止するために鉤状に屈曲形
成されることを特徴とする請求項1に記載のファンモー
タ。 - 【請求項3】 前記リード線案内通路には、前記リード
線の前記底板の下面からのはみ出しを防止するためのリ
ード線押さえ部が設けられることを特徴とする請求項1
に記載のファンモータ。 - 【請求項4】 前記リード線押さえ部は、リード線の一
部を底面側から覆う舌状片からなり、該舌状片のリード
線と当接する側には該リード線の横ずれを防止するため
の爪部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の
ファンモータ。 - 【請求項5】 前記リード線押さえ部のリード線と当接
する側にはリード線の引き出し側の幅を狭くする傾斜部
が突出形成されることを特徴とする請求項3又は4に記
載のファンモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09510797A JP3645397B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ファンモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09510797A JP3645397B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ファンモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285863A true JPH10285863A (ja) | 1998-10-23 |
JP3645397B2 JP3645397B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=14128649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09510797A Expired - Fee Related JP3645397B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ファンモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3645397B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1322237C (zh) * | 2003-10-02 | 2007-06-20 | 日本电产株式会社 | 风扇装置 |
JP2009112165A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Brother Ind Ltd | エンコーダ付きモータ |
JP2009273309A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Seiko Precision Inc | アクチュエータ |
JP2020089219A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日本電産サンキョー株式会社 | アクチュエータ |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP09510797A patent/JP3645397B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1322237C (zh) * | 2003-10-02 | 2007-06-20 | 日本电产株式会社 | 风扇装置 |
JP2009112165A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Brother Ind Ltd | エンコーダ付きモータ |
JP2009273309A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Seiko Precision Inc | アクチュエータ |
JP2020089219A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日本電産サンキョー株式会社 | アクチュエータ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3645397B2 (ja) | 2005-05-11 |
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