JP2003088037A - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JP2003088037A
JP2003088037A JP2001271083A JP2001271083A JP2003088037A JP 2003088037 A JP2003088037 A JP 2003088037A JP 2001271083 A JP2001271083 A JP 2001271083A JP 2001271083 A JP2001271083 A JP 2001271083A JP 2003088037 A JP2003088037 A JP 2003088037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にリード線を係止することができ、しか
もリード線を係止部に係止するときにリード線に損傷を
受けるような負荷がかからないように係止することがで
きる係止構造を備えるファンモータを提供する。 【解決手段】 インペラを有するモータと、前記モータ
を支持しつつ、内部に空気流路を有するハウジング2
と、前記モータに電流を供給するために前記モータから
前記ハウジング2外へ引き出されるリード線16と、を備
えるファンモータにおいて、前記ハウジング2の一部が
切り欠かれた凹部22と、前記ハウジング壁面からその凹
部22にリード線16の長手方向に違えて突出し、かつ、そ
の凹部22の開口を塞ぐように設けられた突出部24とで係
止部が形成され、前記リード線16が前記係止部に係止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器や家電機
器等の各種機器に使用されるファンモータに関し、特に
そのモータから引き出されるリード線をファンモータに
係止する係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ファンモータは、コンピュータ、プリン
タ、複写機、炊飯器、ゴミ処理機、便座、通信中継局等
の各種機器に搭載され、搭載目的に応じてサイズだけで
なく軸流型、シロッコ型等の特性が異なる各種タイプの
ものが使用される。ファンモータの基本な構造として
は、インペラを有するモータと、このモータを支持しつ
つ内部に空気流路を形成するハウジングと、そのモータ
に電流を供給するためにそのハウジング外へ引き出され
るリード線を備えている。リード線は、モータ内に設け
られた回路基板を介して電機子と電気的に接続され、モ
ータとは別に設けられる電源に電気的に接続される。な
お、このリード線とは、電流が通る線材に絶縁用の被覆
がなされたものである。
【0003】それ故に、モータ内のリード線は、ハウジ
ング外へ引き出す途中に、空気流路内に浸入してインペ
ラやモータのロータに接触したり、空気流の抵抗となら
ないように、或いは当該ファンモータを各種機器に取り
付ける際の邪魔にならないように何らかの係止構造が必
要となる。
【0004】これまでの係止構造としては、例えば、実
開昭62−178770号公報、実開昭60−1032
50号公報、特開平6−6951号公報に記載のものが
知られている。何れもハウジングは、矩形の外枠部と、
この外枠部内に形成された空気流路の中心に位置するモ
ータを支持するモータ支持部と、その外枠部にモータ支
持部を支持するために形成された複数の支持脚とを備
え、合成樹脂により一体成型されている。それら支持脚
の一つには、モータに接続されたリード線が収容され外
枠部まで案内する挿通路が形成され、挿通路の外枠部付
近にはリード線がはみ出ないように係止する係止部が形
成されている。係止部は、係止すべきリード線の線径よ
りも十分に大きい凹部と、その線径よりも小さい開口部
からなる。リード線を係止するには、その開口部にリー
ド線を押圧して押し込むことで凹部に案内され係止構造
が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開昭62
−178770号公報、実開昭60−103250号公
報、特開平6−6951号公報のような従来の係止構造
は、リード線をこれ自信よりも狭い開口部に幾分押圧し
て押し込むようにして奥側に案内する構成であるため、
その開口部をリード線が通過する際に局所的に負荷がか
かり、リード線の被覆分部あるいは線材部分が破損する
恐れがある。
【0006】このことは、そのような負荷がリード線に
かからないように係止部の開口部をそれよりも幾分大き
めの寸法関係に設定することで解決できるが、この係止
構造は開口部の方向がリード線の長手方向に平行に形成
されているため、そのような寸法関係にすると係止後の
リード線が開口部を通過して簡単に外れてしまう。それ
故に、リード線の線径よりも小さい開口部とする寸法関
係はこの係止構造の必須事項であり、同構造においては
リード線への負荷は回避できない事項であった。
【0007】そこで、本発明の目的は、確実にリード線
を係止することができ、しかもリード線を係止部に係止
するときにリード線に損傷を受けるような負荷がかから
ないように係止することができる係止構造を備えるファ
ンモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のファンモータは、インペラを有するモータ
と、前記モータを支持しつつ、内部に空気流路を有する
ハウジングと、前記モータに電流を供給するために前記
モータから前記ハウジング外へ引き出されるリード線
と、を備えるファンモータにおいて、前記ハウジング壁
面からこのリード線の長手方向に違えて突出する2個の
突出部が設けられ、かつ、前記ハウジング壁面およびそ
れら突出部がそのリード線の周囲の全方向の移動を規制
するように位置し、前記ハウジングの壁面とそれら突出
部とで係止部が形成され、前記リード線が前記係止部に
係止されることを特徴とする。
【0009】このような構成では、2個の突出部がリー
ド線の異なる二カ所にてリード線に相互作用し、その突
出部が形成されているハウジング壁面とあわせてリード
線の移動が規制される係止構造をなす。
【0010】この場合、リード線は、その周囲に突出部
およびハウジングの壁面に取り囲まれる係止部により移
動規制されるが、2個の突出部がリード線の長手方向に
違えることで、係止部のリード線を挿通する開口がリー
ド線の長手方向に直交する方向に形成される。これによ
り、係止後のリード線が外れにくい構成とすることがで
きる。
【0011】上記ファンモータの別の構成として、前記
ハウジング壁面からこのリード線の長手方向に違えて突
出する少なくとも3個の突出部が設けられ、かつ、前記
ハウジング壁面およびそれら突出部のうち近接する一対
の突出部が前記リード線の周囲の全方向の移動を規制す
るように位置し、前記ハウジングの壁面とそれら突出部
とで係止部が形成され、前記リード線が前記係止部に係
止されるようにしてもよい。
【0012】この構成では、ハウジング壁面に対して最
上部の突出部と中間の突出部とで一つの係止部をなし、
中間の突出部と最下部の突出部とで別の係止部をなし、
つまり、3個の突出部にて2カ所の係止箇所を有する係
止部を構成する。
【0013】さらに、上記ファンモータの別の構成とし
て、前記ハウジングの一部が切り欠かれた凹部と、前記
ハウジング壁面からその凹部にリード線の長手方向に違
えて突出し、かつ、その凹部の開口を塞ぐように設けら
れた突出部とで係止部が形成され、前記リード線が前記
係止部に係止されるようにしてもよい。
【0014】上記した何れのファンモータにおいても、
より詳細な前記ハウジングは、前記空気流路を有する外
枠部と、前記空気流路の中心に前記モータを支持するモ
ータ支持部と、前記外枠部に前記モータ支持部を支持す
るために形成され少なくとも一つに前記リード線を挿通
する挿通部を有する複数の支持脚部とを備え、前記係止
部が前記外枠に形成されており、前記リード線は、前記
支持脚の挿通路を通り前記係止部に案内されているもの
とすることができる。
【0015】また、そのハウジングの外枠部は、この外
周面に当該ファンモータを所定部に取り付けるために設
けられた取付部を備え、前記係止部の少なくとも一方の
突出部が前記取付部に形成されているものとすることが
できる。
【0016】さらに、前記係止部を構成する突出部間の
間隔は、前記リード線の線径と同等もしくは線径の約2
倍程度に設定することが望ましい。これにより、リード
線の係止時にリード線が破損することなくかつ外れにく
い係止部を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のファンモータの第1実
施形態について図1ないし図4を参照して説明する。但
し、図1はファンモータの切断正面図、図2は図1の一
部の斜視図、図3は図1の拡大斜視図、図4(a)は後
述する底面側係止構造の上面図を示し、図4(b)は後
述する上面側係止構造の上面図を示す。なお、このファ
ンモータは、OA機器内の冷却用に使用される軸流型フ
ァンモータである。
【0018】このファンモータは、図1に示すように、
合成樹脂により一体成型されてなるハウジング2と、こ
れの内側に配置されるインペラ4を備えたモータ6とか
らなる。ハウジング2は、特に図2に示すように、矩形
の外枠部8と、中央にモータ2を支持するためにその外
枠部8の底面側に位置するベース部10と、ベース部1
0を外枠部8に連結して支持するためにベース部10か
ら外枠部8に放射状にのびる複数の支持脚12とを備え
ている。外枠部8は、内側が略円筒状面である空気流路
8aを有し、外側は四隅の上下(底面側と上面側)に三
角状の鍔部8bが形成され平面視にて矩形をなしてい
る。各隅における上下の鍔部8bは、それらの間に形成
され外枠部8の外周面からのびる柱部8cによって連結
されている。上下の鍔部8b及び柱部8cには、軸線方
向に貫通する貫通孔8dが形成されており、この部位は
貫通孔8dにネジを通して当該ファンモータをOA機器
等に取り付けるときの取付部となる。これにより、柱部
8cと上下一対の鍔部8bと外枠部8の外周面とで窪部
18が形成されている。窪部18は、一つの柱部8cの
両側にそれぞれ形成されている。
【0019】このモータ6は、公知の構成であって、ベ
ース部10から立設する円筒部10aの外周面に電機子
が嵌合され、円筒部10aの内周面に軸受手段が嵌合さ
れ、回転軸がこの軸受手段によって回転支持され、回転
軸には合成樹脂製のインペラ4とともにカップ状のロー
タが一体成型され、ロータの内周面には磁性材からなる
ヨークを介して円筒状のマグネットが嵌合され電機子に
対向している。電機子に電流が供給されると対向するマ
グネットとの磁気的相互作用によりロータに回転力が発
生し、インペラ4が回転することで空気流路8aを軸線
方向に沿って矢印Aの向きに空気流が生じる。
【0020】電機子の巻線は、ハウジング2のベース部
10と電機子との間に設けられた回路基板14に接続さ
れ、さらに回路基板14に接続された2本のリード線1
6がベース部10の切欠き10bを通り、これに近接す
る支持脚12に設けられた挿通路に収容され外枠部8ま
で案内される。挿通路は、収容されるリード線16がは
み出ない程度の深さの溝が支持脚12の長手方向にのび
ている。
【0021】リード線16が支持脚12の挿通路に収容
されるのは、リード線16が空気流路に浸入して回転中
のインペラ4やロータに接触したり空気流の抵抗となる
ことがないように、或いは当該ファンモータをOA機器
に取り付ける際の邪魔にならないようにするためであ
る。このとき、リード線16が移動して挿通路からはみ
出ないように係止構造が必要となるが、本実施形態では
次のような係止構造になっている。
【0022】上記したように、各支持脚12は外枠部8
の内周面にそれぞれ連結されているが、そのうちの挿通
路を備えた支持脚12(図2では左下隅)は、挿通路が
さらに外枠部8の内周面をこえて外周面まで形成されて
おり、底面側の鍔部8bにつながっている。そして、こ
の挿通路の端部12aにつながるように、鍔部8bの側
面から内側に切り込まれて凹部22が形成されている。
この凹部22は、その鍔部8bの側面から斜め内側にそ
の挿通路の幅と同等の長さだけ切り欠かれ、この切欠き
幅は一定である。
【0023】さらに、図3に示すように、その底面側の
鍔部8bと外枠部8の外周面とはテーパ状につながる肉
厚部8eを有しており、この肉厚部8eには、その凹部
22の上方を覆うように水平に突出する突出部24が形
成されている。突出部24は、帯状でその先端が鍔部8
bの側面から飛び出さないように斜めに切り落とされた
ような形状となっている。この突出部24の下面と凹部
22の上面とで形成される間隙20の間隔d1は、リー
ド線16の線径と同等かもしくは幾分大きく設定されて
いる。そして、突出部24は、図4(a)で示すよう
に、凹部22の奥側から2本のリード線16が収容でき
る程度の空間を残して、平面視で凹部22の開口を塞ぐ
ように位置し矩形孔30を形成している。
【0024】次に、上面側の鍔部8bには、底面側の凹
部22の開口方向と同じ側面より内側に切り込まれて凹
部26が形成されている。この凹部26は、その鍔部8
bの側面から斜め内側に上記凹部22と同じ程度の長さ
だけ切り欠かれ、この切欠き幅は同一である。
【0025】さらに、凹部26を有する上面側の鍔部8
bにおいて、外枠部8の外周面からその凹部26の下方
を覆うように水平に突出する突出部28が形成されてい
る。突出部28は、三角状でその先端が鍔部8bの側面
から飛び出さないように斜めに切り落とされたような形
状となっている。この突出部28の上面と凹部26の下
面とで形成される間隙21の間隔d2は、リード線16
の線径と同等かもしくは幾分大きく設定されている。そ
して、突出部28は、図4(b)で示すように、凹部2
6の奥側から2本のリード線16が収容できる程度の空
間を残して、平面視で凹部26の開口を塞ぐように位置
し矩形孔32を形成している。
【0026】このような外枠部8の構成において、2本
のリード線16は、図3に示すように、底面側の鍔部8
bにおける支持脚12の挿通路から導出された後、凹部
22に案内され、凹部22の奥側と突出部24の内側面
とからなる空間を通り、さらに窪部18を通って突出部
28の内側面と凹部26の奥側とからなる空間を通り、
上面側の鍔部8bの上方に導出される。
【0027】これら2本のリード線16の係止手順は、
回路基板14から導出されたリード線16を支持脚12
の挿通路に収容して外枠部8の外周側に断線しない程度
に引っ張って導出する。そして、導出されたリード線1
6の所定部位を屈曲させて凹部22の開口に案内して、
突出部24と凹部22との間隙20を挿通して凹部22
の奥側へ押し込み、リード線16の先端を窪部18に引
き出す。これによりリード線16は、凹部22と突出部
24とで係止される(以下、底面側係止構造という)。
さらに、リード線16を突出部28の外側に案内して、
所定部位を屈曲させて突出部28と凹部26との間隙2
1を挿通して凹部26の奥側へ押し込み、リード線18
の先端をその凹部26の上面側に引き出す。これによ
り、リード線16は、凹部26と突出部28とで係止さ
れる(以下、上面側係止構造という)。
【0028】この底面側係止構造は、上記したように凹
部22と突出部24とが図4(a)に示すような位置関
係にあり、リード線16がその矩形孔30を挿通するよ
うになるため、そのリード線16は周囲を取り囲まれ全
方向の移動が規制される。つまり、図4(a)におい
て、矩形孔30のN方向とW方向とは凹部22を形成す
る鍔部8bによって移動規制され、E方向は凹部22を
形成する外枠部8の壁面により移動規制され、S方向は
突出部24にて移動規制され、凹部22と突出部24の
単独では、リード線16周囲の全方向の移動規制するこ
とはできないが、両者を合わせることでリード線16周
囲の全方向の移動規制を実現している。
【0029】この構成は、換言するとハウジング2を構
成する外枠部8壁面からこのリード線16の長手方向に
違えて突出する2個の突出部(一方は突出部24で、他
方は底面側の鍔部8bにおいて凹部22のW方向とN方
向の部位に相当)が設けられ、さらに、その外枠部8壁
面およびそれら突出部がリード線16の周囲の全方向の
移動を規制するように位置し、外枠部8の壁面とそれら
突出部とで係止部が形成され、リード線16がこの係止
部に係止されている。
【0030】特に、凹部22と突出部24との間隙20
の間隔d1は、リード線16の線径と同等若しくは幾分
大きく設定されているため、リード線16がその間隙2
0を挿通するときに、リード線16には何ら負荷がかか
らないまま凹部22の奥側に案内できる。
【0031】加えて、凹部22(矩形孔30)内に収容
されたリード線16は、凹部22と突出部24とがリー
ド線16の長手方向に違えて位置し、その間隙20はリ
ード線16の長手方向に対して直交する方向に開口して
形成されるようになり、この間隙20を挿通するにはリ
ード線16を間隙20に平行となるように屈曲させなけ
ればならない。通常の場合、係止後のリード線16がそ
のように屈曲することはなく、実質的にリード線16が
外れることはない。しかし、リード線16をその間隙2
0に平行となるように外力を加えて屈曲させればその間
隙20を容易に通過し外すこともできる。
【0032】また、リード線16の係止作業は、リード
線16の途中部分をそのままそれぞれの凹部22内に案
内して引っかけるような極めて簡単なもので、熟練を要
するものではない。
【0033】さらに、この係止構造は、ハウジング2に
おける隅部に位置する窪部18にて形成されており、こ
の窪部18はデッドスペースであるためスペースの有効
活用を図ることができると共に、外部に突出しないた
め、OA機器等に取り付ける際の邪魔にならない。
【0034】一方、上面側係止構造においても、上記底
面側係止構造と本質的に同様の構成であって、凹部26
と突出部28とによってリード線16を係止する構成で
あり、同様の効果が得られるものであるので、詳説は省
略する。
【0035】ところで、係止構造を構成する上記間隙2
0、21の間隔d1、d2は、リード線16の線径と同
等かもしくは幾分大きく設定するとしているが、その上
限は線径の約2倍程度まで設定してもよい。このように
線径に対して十分大きい間隙とすると、リード線16を
係止する時および外すときに一層作業性が良好となると
共に、線径の変更がある場合にも係止構造に支障を来さ
ないし、線径が異なる各種ファンモータに適用でき部品
の共通化が図れる。ただし、その上限が線径の約2倍程
度を越えると、それだけリード線16が外れやすくな
る。
【0036】また、矩形孔30、32は、2本のリード
線16が収容できる程度の大きさに設定されているが、
これはリード線16が2本であるときを考慮して例示し
ただけで、リード線が1本のときであれば1本が収容で
きる程度、或いは3本であれば3本が収容できる程度の
大きさにすればよいが、可能な限り大きくしておくこと
で、リード線の線径や本数の変更があっても対応するこ
とができ部品の共通化が図れる。
【0037】次に、第1実施形態の変形例として、図5
に示すように底面側係止構造を変形することができる。
即ち、第1実施形態での突出部24は、肉厚部8eから
突出していたが、変形例では図5に示すように、底面側
の鍔部8bを切り欠いて凹部22’を形成し、鍔部8b
に三角状に残した部位に2個の突出部が形成されてい
る。一方の突出部24a’は、凹部22’の上方にて、
凹部22’の奥側に2本のリード線16が収容できる空
間を残して覆っている。他方の突出部24b’は、鍔部
8bに段差部を形成し、その凹部22’の一部を構成す
ると共にその一方の突出部24a’の先端が平面視にて
重なるような位置関係に形成されている。加えて、突出
部24a’の下面と突出部24b’の上面とで形成され
る間隙20’の間隔d3は、リード線16の線径と同等
か幾分大きく設定されている。リード線16は、凹部2
2’と突出部24a’とで形成される矩形孔により収容
されリード線16の周囲の全方向の移動が規制されて底
面側係止構造が構成されている。なお、突出部24
a’、24b’の上下を入れ替えて形成してもよい。
【0038】この構成においても、ハウジング2を構成
する外枠部8壁面からこのリード線16の長手方向に違
えて突出する2個の突出部24a’、24b’が設けら
れ、さらに、そのハウジング2を構成する外枠部8壁面
およびそれら突出部24a’、24b’がリード線16
の周囲の全方向の移動を規制するように位置し、外枠部
8の壁面とそれら突出部24a’、24b’とで係止部
が形成され、リード線16がこの係止部に係止されてい
る。この変形例は、係止構造が鍔部8bの側面のみなら
ず上下面からもはみ出ないように形成されており、外観
が良好となると共に、窪部18の容積が少ないときに有
効である。
【0039】さらに、第1実施形態の別の変形例とし
て、図6に示すように上面側係止構造を変形することが
できる。即ち、第1実施形態での突出部28は、上面側
の鍔部8bの下方に形成されていたが、変形例では図6
に示すように、上面側の鍔部8bを切り欠いて凹部2
6’を形成し、鍔部8bに三角状に残した部位に2個の
突出部が形成されている。一方の突出部28a’は、凹
部26’の上方を凹部26’の奥側に2本のリード線1
6が収容できる空間を残して覆っている。他方の突出部
28b’は、鍔部8bに段差部を形成し、その凹部2
6’の一部を構成すると共にその一方の突出部28a’
の先端が平面視にて重なるような位置関係に形成されて
いる。加えて、突出部28a’の下面と突出部28b’
の上面とで形成される間隙21’の間隔d4は、リード
線16の線径と同等か幾分大きく設定されている。リー
ド線16は、凹部26’と突出部28a’とで形成され
る矩形孔により収容されリード線16の周囲の全方向の
移動が規制されて底面側係止構造が構成されている。な
お、突出部28a’、28b’の上下を入れ替えて形成
してもよい。この変形例では、図5に示す変形例と同様
に、係止構造が鍔部8bからはみ出ないように形成され
ている。
【0040】次に第2の実施形態のファンモータについ
て説明する。本実施形態は、第1実施形態のファンモー
タと基本的な構成および作用効果が同じなので相違点を
中心に説明する。本実施形態は、図7において、外枠部
8の底面側および上面側に係止構造が構成されている
が、2カ所の係止構造が外枠部8の壁面から突出する3
個の突出部によって構成されているところに特徴があ
る。
【0041】即ち、図7において、底面側の鍔部8bの
側面から斜め内側に切り欠かれて凹部42が形成されて
いる。そして、外枠部8の外周面から、その凹部42の
上方を覆うように三角状に突出する突出部44が形成さ
れている。突出部44は、凹部42の奥側にリード線1
6が収容できる程度の空間を残して凹部の42の開口側
を塞ぐようにして位置し平面視で矩形孔を形成してい
る。突出部44の下面と凹部42の上面とで形成される
間隙48の間隔d5は、リード線16の線径と同等もし
くは幾分大きい。リード線16は、その矩形孔に収容さ
れるため凹部44と突出部44とで全方向の移動規制が
なされ、底面側係止構造を構成している。
【0042】さらに、上面側の鍔部8bの側面から斜め
内側に切り欠かれて凹部46が形成されている。凹部4
6は、その突出部44によって開口側を塞ぐように位置
し平面視で矩形孔を形成している。突出部44の上面と
凹部46の下面とで形成される間隙49の間隔d6は、
リード線16の線径と同等もしくは幾分大きく設定され
ている。リード線16は、その矩形孔に収容され、上記
と同様に上面側係止構造を構成している。
【0043】本実施形態は、凹部42、46が外枠部8
の壁面と鍔部8bが切り欠かれてなる突出部とから形成
されているため、突出部44と合わせて外枠部8からリ
ード線16の長手方向に違えて突出する3個の突出部と
その外枠部8の壁面とで係止部が形成され、リード線1
6を係止している。本実施形態は、第1実施形態とは異
なり、2カ所の係止構造を3個の突出部にて構成される
ため、形状が簡略化されるとともに、ハウジング2の厚
みが薄い場合に適用しやすい。
【0044】次に、第3の実施形態のファンモータにつ
いて説明する。本実施形態は、第1、2実施形態のファ
ンモータと基本的な構成および作用効果が同じなので相
違点を中心に説明する。本実施形態は、第2の実施形態
をさらに簡略化したもので、係止構造が1カ所のみの構
成である。
【0045】図8において、本実施形態の外枠部8は、
上記実施形態のように各隅部の鍔部が上下に独立して形
成されるのではなく、上下がつながった形状となってい
る(符号8b’とする)。この鍔部8b’の側面から斜
め内側に切り欠いて凹部52を形成し、鍔部8b’に三
角状に残した部位に2個の突出部が形成されている。一
方の突出部54は、凹部52の上方を凹部52の奥側に
2本のリード線16が収容できる空間を残して覆ってい
る。他方の突出部56は、鍔部8b’に段差部を形成
し、その凹部52の一部を構成する共にその一方の突出
部54の先端が平面視にて重なるような位置関係に形成
されている。加えて突出部54の下面と突出部56の上
面とで形成される間隙58の間隔d7は、リード線16
の線径と同等もしくは幾分大きく設定されている。リー
ド線16は凹部52と突出部54とで形成される矩形孔
により収容されリード線16の周囲の全方向の移動を規
制されて係止構造が構成されている。なお、突出部5
4、56の上下を入れ替えて形成されていてもよい。本
実施形態では、さらに構造の簡略化が図れると共に、ハ
ウジング2の厚みが薄い場合に適用しやすい。
【0046】以上、本発明のファンモータにかかる実施
形態について説明したが、本発明はこれらに限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更
が可能である。例えば、各実施形態は、ハウジング2を
構成する外枠部8の隅部に係止構造を構成した場合を例
示したが、隅部以外に設けてもよい。また、全て軸流型
ファンモータを例示したが、これ以外にシロッコ型等の
別タイプのファンモータにて適用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上より、本発明のファンモータは、リ
ード線を容易に係止することができ、係止されたリード
線は、そのままでは簡単に外れることはないが、一定の
外力を加えることで容易に外すこともできる。リード線
を係止部に係止するときに、リード線が破損するような
負荷をかけずに行うことができ、リード線の損傷を原因
とする不良を低減することができファンモータの不良率
低減につながる。また、さらに、係止部は、リード線の
本数や線径の変さらにも対応できるものなので、ハウジ
ングの部品の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のファンモータ示す切断
正面図である。
【図2】図1におけるファンモータのハウジングを示す
斜視図である。
【図3】図1の拡大斜視図である。
【図4】(a)は図1の底面側係止構造の上面図であっ
て、(b)は図1の上面側係止構造の上面図である。
【図5】第1実施形態の変形例のファンモータを示す拡
大斜視図である。
【図6】第1実施形態の別の変形例のファンモータを示
す拡大斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態のファンモータを示す拡
大斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態のファンモータを示す拡
大斜視図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 4 インペラ 6 モータ 8 外枠部 8a 空気流路 8b、8b’ 鍔部 8c 柱部 8d 貫通孔 8e 肉厚部 10 ベース部 12 支持脚 14 回路基板 16 リード線 18 窪部 20、21、20’、21’48、49、58 間隔 22、26、22’、26’、42、46、52 凹部 22、28、24a’、24b’、28a’、28
b’、44、54、56突出部 30、32 矩形孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 正高 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55 日本電 産エレクトロニクス株式会社鳥取技術開発 センター内 (72)発明者 山崎 章基 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55 日本電 産エレクトロニクス株式会社鳥取技術開発 センター内 Fターム(参考) 5H604 AA08 BB17 QB16 5H605 AA08 BB05 CC01 CC02 CC09 CC10 DD01 DD05 EA01 EC01 EC04 GG04 5H607 AA11 AA12 BB01 DD08 FF04 JJ02 JJ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インペラを有するモータと、 前記モータを支持しつつ、内部に空気流路を有するハウ
    ジングと、 前記モータに電流を供給するために前記モータから前記
    ハウジング外へ引き出されるリード線と、を備えるファ
    ンモータにおいて、 前記ハウジング壁面からこのリード線の長手方向に違え
    て突出する2個の突出部が設けられ、かつ、前記ハウジ
    ング壁面およびそれら突出部がそのリード線の周囲の全
    方向の移動を規制するように位置し、前記ハウジングの
    壁面とそれら突出部とで係止部が形成され、前記リード
    線が前記係止部に係止されることを特徴とするファンモ
    ータ。
  2. 【請求項2】インペラを有するモータと、 前記モータを支持しつつ、内部に空気流路を有するハウ
    ジングと、 前記モータに電流を供給するために前記モータから前記
    ハウジング外へ引き出されるリード線と、を備えるファ
    ンモータにおいて、 前記ハウジング壁面からこのリード線の長手方向に違え
    て突出する少なくとも3個の突出部が設けられ、かつ、
    前記ハウジング壁面およびそれら突出部のうち近接する
    一対の突出部が前記リード線の周囲の全方向の移動を規
    制するように位置し、前記ハウジングの壁面とそれら突
    出部とで係止部が形成され、前記リード線が前記係止部
    に係止されることを特徴とするファンモータ。
  3. 【請求項3】インペラを有するモータと、 前記モータを支持しつつ、内部に空気流路を有するハウ
    ジングと、 前記モータに電流を供給するために前記モータから前記
    ハウジング外へ引き出されるリード線と、を備えるファ
    ンモータにおいて、 前記ハウジングの一部が切り欠かれた凹部と、前記ハウ
    ジング壁面からその凹部にリード線の長手方向に違えて
    突出し、かつ、その凹部の開口を塞ぐように設けられた
    突出部とで係止部が形成され、前記リード線が前記係止
    部に係止されることを特徴とするファンモータ。
  4. 【請求項4】前記ハウジングは、前記空気流路を有する
    外枠部と、前記空気流路の中心に前記モータを支持する
    モータ支持部と、前記外枠部に前記モータ支持部を支持
    するために形成され少なくとも一つに前記リード線を挿
    通する挿通部を有する複数の支持脚部とを備え、前記係
    止部が前記外枠に形成されており、 前記リード線は、前記支持脚の挿通路を通り前記係止部
    に案内されている請求項1〜3の何れかに記載のファン
    モータ。
  5. 【請求項5】前記外枠部は、外周面に当該ファンモータ
    を所定部に取り付けるために設けられた取付部を備え、 前記係止部の少なくとも一方の突出部が前記取付部に形
    成されている請求項4に記載のファンモータ。
  6. 【請求項6】前記係止部を構成する突出部間の間隔は、
    前記リード線の線径と同等もしくは線径の約2倍程度に
    設定されている請求項1〜2の何れかに記載のファンモ
    ータ。
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