JP2579304Y2 - マグネットワイヤの保持機構 - Google Patents

マグネットワイヤの保持機構

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JP2579304Y2
JP2579304Y2 JP1991042446U JP4244691U JP2579304Y2 JP 2579304 Y2 JP2579304 Y2 JP 2579304Y2 JP 1991042446 U JP1991042446 U JP 1991042446U JP 4244691 U JP4244691 U JP 4244691U JP 2579304 Y2 JP2579304 Y2 JP 2579304Y2
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magnet wire
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祐一 翠川
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Shinano Kenshi Co Ltd
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電動機内のマグネットワ
イヤの保持機構に関し、一層詳細にはマグネットワイヤ
の引出し部同士、およびマグネットワイヤの引出し部と
基板部のプリント配線が形成された部分とを非接触に配
線するためのマグネットワイヤの保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネットワイヤの保持機構につ
いて図4および図5と共に説明する。これらの例はプリ
ント基板を使用する交流電動機におけるマグネットワイ
の保持機構である。図4および図5に示す例では、マ
グネットワイヤ110のコイルから引出した引出し部の
一端をプリント基板112のラウンド114に半田付け
して固定し、プリント配線116に対応する箇所には絶
縁チューブ118を被着し(図4)、または絶縁テープ
120(図5)を貼着してマグネットワイヤ110の引
出し部とプリント配線116との絶縁を図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のマグネットワイヤの保持機構には次のような課題
がある。図4または図5に示す例では絶縁チューブの被
着、または絶縁テープの貼着を所定の箇所に正確に行う
必要があるため、この作業に手間がかかり、作業性が悪
いという課題がある。従って、本考案は簡単にマグネッ
トワイヤの引出し部同士、および該引出し部と基板部の
プリント配線が形成された部分とを非接触に配線可能な
マグネットワイヤの保持機構を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は次の構成を備える。すなわち、電動機内のマグ
ネットワイヤのコイルからの複数本の引出し部同士、お
よび該マグネットワイヤの引出し部と基板部上のプリン
ト配線が形成された部分とを非接触に配線するための
グネットワイヤの保持機構において、前記基板部に、
記マグネットワイヤの引出し部が1本ずつ張設可能な溝
が複数所要の間隔をおいて形成された立設片を、前記プ
リント配線が形成された部分を挟んで少なくとも1対
け、前記立設片間にわたり、前記各マグネットワイヤの
引出し部を前記溝に1本ずつ入れて張設して成ることを
特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。マグネットワイヤの引
出し部が1本ずつ張設可能な溝が形成された立設片を、
プリント配線が形成された部分を挟んで少なくとも1対
設けると、1対の立設片間にわたって、隣り合うマグネ
ットワイヤの引出し部同士を非接触に取り扱って、隣り
合うマグネットワイヤ間を絶縁できると共に、マグネッ
トワイヤを張設するだけでマグネットワイヤの引出し部
と前記プリント配線が形成された部分とを非接触に配線
可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。まず、図1(交流電動機の断面図)
および図2(基板部の斜視図)と共に構成について説明
する。交流電動機10は、ブラケット12内に固定され
ているステータ14とブラケット12内に回転可能に配
されているロータ16と、ブラケット12内に固定され
ている基板部18とを含んでいる。ステータ14は、コ
ア20に電線を巻回して成るコイル22を複数、周方向
へ並設して構成される。ロータ16は、ブラケット12
内に固定されているボールベアリング24に回転軸26
が軸支され、ステータ14内で回転自在に配されてい
る。基板部18は、ブラケット12に固定された基板ホ
ルダ28と、基板ホルダ28に固定され、上面にプリン
ト配線(パターン)30が印刷されたプリント基板32
とから成る。プリント基板32は基板ホルダ28に嵌着
されている。また、プリント基板32の上面のプリント
配線30には、リード線34(図1には不図示)、また
はコイル22から引き出されたマグネットワイヤ36の
引出し部の先端がラウンド38に半田付されて固定され
ている。
【0007】続いて、基板部18について説明する。プ
リント基板32のうち、マグネットワイヤ36の引出し
と接触させたくない所定のプリント配線30の両側
(マグネットワイヤ36の引出し部張設方向におけるプ
リント配線30の両側)には透孔40が透設されてい
る。また、プリント基板32の外周縁には複数の切欠4
2が刻設されている。一方、基板ホルダ28の外周縁に
は上方に向けて複数のフック44が立設されている。フ
ック44の位置はプリント基板32の切欠42と対応し
た位置であって、基板ホルダ28にプリント基板32を
嵌着する際にはフック44の先端が切欠42と係合して
プリント基板32を基板ホルダ28に固定可能になって
いる。また、基板ホルダ28の上面であって、プリント
基板32が嵌着された際にはプリント基板32の透孔4
0に対応する位置に、透孔40へ挿通可能な立設片46
が上方へ立設されている。立設片46がプリント基板3
2上面から突出する距離d(絶縁距離)は必要に応じて
適宜決定すればよい。立設片46の上端部にはマグネッ
トワイヤ36の引出し部を1本ずつ張設可能に形成され
ズレ止手段である溝48がマグネットワイヤ36の
出し部張設方向へ刻設されている。マグネットワイヤ3
の引出し部はこの溝48内を通過して張設されてお
り、溝48の内壁面によって位置がずれるのを防止され
ている。このことによって、溝48内に張設されるマグ
ネットワイヤ36の引出し部は、隣り合うマグネットワ
イヤ36間の引出し部との絶縁を図ることができる。
【0008】上記の構成を有する基板部18を形成する
には、まずプリント基板32を基板ホルダ28に嵌着
し、続いてコイル22から引き出したマグネットワイヤ
36の引出し部を各立設片46の溝48内を通して張設
し、マグネットワイヤ36の引出し部の先端をラウンド
38に半田付する。これにより、立設片46間に張設さ
れたマグネットワイヤ36の引出し部は当該立設片46
間のプリント配線30とは離間し、絶縁チューブや絶縁
テープを使用することなく両者の絶縁を図ることができ
る。なお、リード線34の接続は、基板部18組み立て
後、各穴部50を縫うように挿通させ、リード線34自
らの弾力性と、リード線34に作用する摩擦力で位置を
保持した後、リード線34の先端をラウンド38へ半田
付すればよい。次に図3と共に他の実施例について説明
する。なお、前実施例と同一の構成部材については同一
の参照記号を付し、説明は省略する。前実施例におい
て、立設片46は板(壁)状に形成されていた(図2参
照)。この実施例において立設片46は棒(ピン)状に
形成されている。やはり、立設片46の上端部にはマグ
ネットワイヤ36の引出し部を1本ずつ張設可能に形成
されたズレ止手段としての溝48が刻設され、溝48内
をマグネットワイヤ36の引出し部が張設されている。
【0009】その他、図示しないが基板部18は必ずし
もプリント基板32と基板ホルダ28に分割されるタイ
プでなくてもよい。さらに、基板部18をプリント基板
32と基板ホルダ28に分割するタイプにおいて、プリ
ント基板32の立設片46を挿通させる部分は透孔40
ではなく、切欠であってもよいし、透孔と切欠の併用で
あってもよい。以上、本考案の好適な実施例について種
々述べてきたが、本考案は上述の実施例に限定されるの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲でさらに多くの
改変を施し得るのはもちろんである。
【0010】
【考案の効果】本考案に係るマグネットワイヤの保持機
構を用いると、プリント配線が形成された部分を挟ん
、マグネットワイヤの引出し部を1本ずつ張設可能な
溝を有する少なくとも1対の立設片を設けることによ
、1対の立設片間にわたって、隣り合うマグネットワ
イヤの引出し部同士を確実に非接触に配置でき、また、
マグネットワイヤを張設するだけでマグネットワイヤの
引出し部と前記プリント配線が形成された部分との間も
非接触に配線可能になる。従って、絶縁しようとする箇
所において、従来のように絶縁テープを張着したり、絶
縁チューブを被着したりする必要がなく、組み立て作業
の能率を向上させることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマグネットワイヤの保持機構の実
施例の機構を有する交流電動機の断面図。
【図2】実施例の基板部の斜視図。
【図3】基板部の他の実施例を示した斜視図。
【図4】従来のマグネットワイヤの保持機構を示した斜
視図。
【図5】従来のマグネットワイヤの保持機構を示した基
板部の斜視図。
【符号の説明】
18 基板部 28 基板ホルダ 30 プリント配線 32 プリント基板 36 マグネットワイヤ 40 透孔 46 立設片 48 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機内のマグネットワイヤのコイルか
    らの複数本の引出し部同士、および該マグネットワイヤ
    の引出し部と基板部上のプリント配線が形成された部分
    とを非接触に配線するためのマグネットワイヤの保持機
    構において、 前記基板部に、前記マグネットワイヤの引出し部が1本
    ずつ張設可能な溝が複数所要の間隔をおいて形成された
    立設片を、前記プリント配線が形成された部分を挟んで
    少なくとも1対設け、 前記 立設片間にわたり、前記各マグネットワイヤの引出
    し部を前記溝に1本ずつ入れて張設して成ることを特徴
    とするマグネットワイヤの保持機構。
JP1991042446U 1991-05-11 1991-05-11 マグネットワイヤの保持機構 Expired - Fee Related JP2579304Y2 (ja)

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