JPH10285122A - 双方向光通信用モジュール - Google Patents

双方向光通信用モジュール

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JPH10285122A
JPH10285122A JP9092006A JP9200697A JPH10285122A JP H10285122 A JPH10285122 A JP H10285122A JP 9092006 A JP9092006 A JP 9092006A JP 9200697 A JP9200697 A JP 9200697A JP H10285122 A JPH10285122 A JP H10285122A
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optical transmission
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Haruo Tanaka
治夫 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子や受光素子と光伝送路との結合効率
を向上させると共に、部品点数を減らして組立性を簡略
化し、安価で特性の安定した双方向光通信用モジュール
を提供する。 【解決手段】 送信信号を発生させる発光素子1と、該
発光素子からの送信信号光を光伝送路5に結合させる集
光レンズ4と、前記光伝送路からの受信信号光を受信す
る受光素子2とからなり、前記光伝送路からの受信信号
光の前記発光素子による反射光を受光できる位置に前記
受光素子が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを用いた
光通信などに用いられる時分割双方向の光通信モジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向光通信用モジュールは、た
とえば図3に示されるように、送信信号光を発生する半
導体レーザなどの発光素子21と、受信信号光をハーフ
ミラー23を介して受光するフォトダイオード、フォト
トランジスタなどからなる受光素子22と、送信信号光
を光ファイバなどの光伝送路25に結合させる集光レン
ズ24と、集光した光を伝送する光伝送路25と、光伝
送路25から出射してハーフミラー23により反射する
受信信号光を受光素子22に集光する集光レンズ26と
からなっている。この構成で、発光素子21から送信信
号光がハーフミラー23を介して光伝送路25に入射
し、相手方に送られる。また、相手方から送られた信号
を受信する場合は、光伝送路25からの受信信号光をハ
ーフミラー23により反射して受光素子22により電気
信号に変換することにより受信することができ、光通信
が行われる。この場合、時分割により送信と受信とが交
互に切り替えて行われ、相互間の干渉は起こらない。
【0003】この構成では、ハーフミラーを介して発光
素子と受光素子とをそれぞれ独立に集光レンズの光軸に
合せて組み立てなければならず、精度よく組み立てるの
が非常にむつかしい。そのため、図4に示されるよう
に、ハーフミラーを使用しないで、受光素子22の受光
面を半分程度反射面として受光すると共に発光素子21
からの光を反射させて集光レンズ24や図示しない光伝
送路と結合する構成のものも、たとえば特開平8−11
4726号公報などに開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構成の光通信用
モジュールでは、発光素子から光伝送路に入射する光
は、ハーフミラーまたは受光素子により約50%にな
り、しかも戻り光が反射して光伝送路に入らないように
発光素子の発光面を光ビームの軸に対して傾ける(50
%程度のロス)必要があり、発光素子の出射光の25%
(0.5×0.5)程度に減衰する。また、光伝送路から
受光素子に入射する受信信号光も、ハーフミラーまたは
受光素子の受光面に形成される反射面により約50%に
減衰する。ハーフミラーを使用する構成では、発光素子
の場合と同様に受光素子による反射光が光伝送路に戻ら
ないように受信信号光のビームに対して受光面を傾けな
ければならず、全体で25%程度に減衰する。そのた
め、発光素子や受光素子と光伝送路との間の結合効率が
低くなり、出力の大きい発光素子や、感度のよい受光素
子を使用しなければならず、コストアップの要因となっ
ている。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、発光素子や受光素子と光伝送路との結
合効率を向上させると共に、部品点数を減らして組立性
を簡略化し、安価で特性の安定した双方向光通信用モジ
ュールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による双方向光通
信用モジュールは、送信信号を発生させる発光素子と、
該発光素子からの送信信号光を光伝送路に結合させる集
光レンズと、前記光伝送路からの受信信号光を受信する
受光素子とからなり、前記光伝送路からの受信信号光の
前記発光素子による反射光を受光できる位置に前記受光
素子が設けられている。
【0007】この構成にすることにより、発光素子や受
光素子をビームに対して傾けることによる減衰はあるも
のの、発光素子から出射する光は50%程度の減衰部品
を経由しない。また、光伝送路からの受信信号光は、発
光素子の発光面で反射した光を受光するため、一部減衰
するが、発光面の反射率を50%より高くすることがで
きるため、発光素子および受光素子の両方共に光伝送路
との結合効率を高くすることができる。
【0008】具体的には、前記発光素子は、前記集光レ
ンズの光軸上で、かつ、その発光面が前記光軸に対して
斜めになるように設けられ、前記受光素子は、その受光
面が前記光伝送路からの受信信号光の前記発光素子によ
る反射ビームに対して斜めになるように設けられること
により、形成される。
【0009】前記発光素子の発光面に多層絶縁膜が形成
され、該多層絶縁膜により前記発光面における反射率が
30〜90%に調整されることにより、発光素子および
受光素子の両方の結合効率を上昇させることができる。
なお、発光面の反射率を高くすると、発光素子で発光し
た光の出射率が低下するが、発光素子のレーザ共振器内
での発振が強くなり発振開始電流(Ith)を下げること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の双方向光通信用モジュールについて説明をする。
【0011】本発明の光通信用モジュールは、図1にそ
の一実施形態の側面説明図が示されるように、送信信号
を発生させる発光素子1と、発光素子1からの送信信号
光を光伝送路5に結合させる集光レンズ4と、前記光伝
送路5からの受信信号光を受信する受光素子2とからな
っており、光伝送路5からの受信信号光の発光素子1に
よる反射光を受光できる位置に受光素子2が設けられて
いる。図1に示される例では、リード8が固定されたス
テム7にマウント台6が固定され、そのマウント台6に
発光素子1および受光素子2が固着されており、その相
互の位置関係はマウント台6に両素子を固着するだけで
得られる構造になっている。
【0012】発光素子1は、たとえばその端面である発
光面AからレーザビームBを出射する半導体レーザチッ
プ1aがシリコン基板などからなるサブマウント1bに
固着されることにより形成されている。半導体レーザ
は、その発光面である端面が劈開などにより鏡面にされ
ると共に、アモルファスSiやAl2 3 などの無機物
からなる多層膜が形成されることにより発振波長に対す
る反射率が適当に設定されるようになっており、発光層
と端面の多層膜とにより共振器が形成されて共振器内で
発振し得る構造になっている。したがって、この多層膜
の調整により反射率を調整することができ、共振器内で
の発振強度を調整することができると共に、受信信号光
の反射率もこの多層膜により調整することができる。通
常の光通信用モジュールとして使用される発光素子で
は、この端面での反射率が30%程度になるように多層
膜が調整されるが、この反射率を30〜90%程度にし
ても共振器から出射する光の割合は小さくなるものの、
充分に発振してその強度が大きくなるため、トータル的
な光の強度は下がらず、受光素子による受光量を増やす
ことができる。この反射率は好ましくは50〜90%程
度、さらに好ましくは60〜90%程度に調整される。
【0013】この発光素子1のサブマウント1bをマウ
ント台6にInなどの低融点金属などにより固着するこ
とにより集光レンズ4の光軸に対して発光面Aが所定の
角度傾いて光軸上に位置するように取り付けられてい
る。この発光面Aが光軸に対して傾けて取り付けられる
理由は、光伝送路5からの受信信号光が発光面Aで反射
して再度光伝送路5に戻らないようにすると共に、その
反射光を受光素子2により受光できるようにするためで
ある。したがって、反射光が集光レンズに入らない程度
に傾けられればよく、図2に発光素子1および受光素子
2の部分の拡大説明図が示されるように、発光素子1の
発光面Aと直角の底面が光軸の方向である鉛直方向とな
す角度αが、たとえば11.5゜程度になるように傾け
られる。
【0014】受光素子2は、たとえばフォトダイオード
や、フォトトランジスタ、光電池などからなり、その受
光面が発光素子1の発光面Aにより反射した光伝送路5
からの受信信号光を受光することができるように取り付
けられている。この受光面が発光面Aからの反射ビーム
に対して直角にならないで傾くように、受光素子2が配
設されている。その理由は、受光素子2の受光面で反射
した光が発光面に戻ってさらに光伝送路5に戻らないよ
うにするためである。したがって、受光面による反射光
が発光面に戻らなければよく、図2に示される例では、
受光素子2の受光面と平行な底面が鉛直方向とのなす角
度βが、たとえば30゜程度になるように傾けられる。
【0015】マウント台6は、たとえば鉄、銅合金など
からなり、その発光素子1の載置面および受光素子2の
載置面が前述の角度になるように予め形成されることに
より、発光素子1および受光素子2をその載置面に接着
するだけで簡単に前述の関係に組み立てられる。このス
テム上に前述の集光レンズ4が取り付けられたキャップ
(図示せず)が被せられることにより、集光レンズ4の
光軸と位置合わせされる発光素子1および受光素子2が
組み立てられた光通信用モジュールが得られる。
【0016】つぎに、本発明の光通信用モジュールの作
用について説明をする。まず、信号を送る場合は、発光
素子1から信号により変調された光ビームが発せられ、
集光レンズ4を介して光伝送路5に入射する。この際、
発光素子1の発光面Aが集光レンズ4の光軸に対して傾
いて設けられているため、発光素子1で発光する光の5
0%程度の光が集光レンズ4と結合する。しかし他に減
衰する部品がないため、発光する光の50%程度の強さ
で光伝送路を経て相手方に送られる。一方、相手方から
送られてくる受信信号は、光伝送路5から集光レンズ4
を介して発光素子1の発光面で反射して受光素子2の受
光面に達し、受光される。発光面Aで反射されるため、
その反射率により受光素子に達する光の量が異なり、反
射率がたとえば80%であれば、受光素子2以外に反射
光が広がっていることにより、さらに50%程度に減衰
するため、送られてくる受信光の40%程度の強さで受
信される。
【0017】すなわち、従来は発信側および受信側共に
25%程度に減衰するのに対して、本発明によれば、発
信側は50%程度の減衰だけで結合効率が2倍程度に向
上し、受信側も発光面の反射率により異なるが、発光面
の反射率が60〜90%程度であれば結合効率は30〜
45%程度(反射率が80%の場合で40%となり、従
来より60%の向上)となる。とくに発信側の減衰が小
さいため、その出力を小さくすることができ、発光面で
の反射率を高くすることができる。発光面での反射率を
高くすることにより、発振させる電流のスレッショルド
電流Ith(したがって動作電流Iop)を下げることがで
き、低い入力で発振させることができる。また、発光素
子の輝度を小さくしなければ、光伝送路5から出射され
る受信光の輝度が大きくなり、いずれにしても発光素子
1の出射光に対する受光素子2による受信光の割合は一
層向上する。
【0018】なお、前述の発信と受信とは、時分割によ
り発信と受信とが時間的に分けて行われるため、光伝送
路からの受信信号光が発光素子に入射して発光素子の発
振に影響を及ぼすことはない。
【0019】本発明によれば、ハーフミラーなどが不要
で部品点数が減少する。しかも、前述のように、発光素
子の発光面にもともと設けられる多層膜によりその反射
率を調整することができ、従来のハーフミラーや受光素
子の受光面での反射率を調整するために反射膜を設ける
必要がない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、発光素子および受光素
子と光伝送路との結合効率がそれぞれ非常に向上し、発
光素子の出力を小さくすることができる。さらに、部品
点数が少なく、また、組立ても容易となり、安価で高性
能の双方向光通信用モジュールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向光通信用モジュールの一実施形
態の説明図である。
【図2】図1の発光素子および受光素子部分の拡大説明
図である。
【図3】従来の双方向光通信用モジュールの一例の説明
図である。
【図4】従来の双方向光通信用モジュールの他の例の説
明図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 4 集光レンズ 5 光伝送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を発生させる発光素子と、該発
    光素子からの送信信号光を光伝送路に結合させる集光レ
    ンズと、前記光伝送路からの受信信号光を受信する受光
    素子とからなる双方向光通信用モジュールであって、前
    記光伝送路からの受信信号光の前記発光素子による反射
    光を受光できる位置に前記受光素子が設けられてなる双
    方向光通信用モジュール。
  2. 【請求項2】 前記発光素子は、前記集光レンズの光軸
    上で、かつ、その発光面が前記光軸に対して斜めになる
    ように設けられ、前記受光素子は、その受光面が前記光
    伝送路からの受信信号光の前記発光素子による反射ビー
    ムに対して斜めになるように設けられてなる請求項1記
    載の光通信用モジュール。
  3. 【請求項3】 前記発光素子の発光面に多層絶縁膜が形
    成され、該多層絶縁膜により前記発光面における反射率
    が30〜90%に調整されてなる請求項1または2記載
    の光通信用モジュール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290942B2 (en) 2003-01-24 2007-11-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver modules

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290942B2 (en) 2003-01-24 2007-11-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver modules

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