JPH10284574A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置

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JPH10284574A
JPH10284574A JP9969697A JP9969697A JPH10284574A JP H10284574 A JPH10284574 A JP H10284574A JP 9969697 A JP9969697 A JP 9969697A JP 9969697 A JP9969697 A JP 9969697A JP H10284574 A JPH10284574 A JP H10284574A
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JP
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substrate
substrate processing
time
transfer
processing units
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Application number
JP9969697A
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English (en)
Inventor
Akihiko Morita
彰彦 森田
Masami Otani
正美 大谷
Yasuo Imanishi
保夫 今西
Masao Tsuji
雅夫 辻
Masaki Iwami
優樹 岩見
Joichi Nishimura
譲一 西村
Takanori Kawamoto
隆範 川本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板搬送手段が複数の基板処理部のいずれに
対しても待機することなく複数の基板処理部を一巡する
時間に比べて基板処理時間の長い基板処理部が含まれて
いても、また同一の処理条件で同一の処理を並行して行
う複数の同一基板処理部が含まれていても、同一ロット
の複数の基板の処理履歴が等しくなる方法を提供する。 【解決手段】 基板搬送手段が基板処理部のいずれに対
しても待機することなく基板を搬送して複数の基板処理
部を一巡するのに通常要する一周搬送所要時間が、複数
の基板処理部における基板処理時間のうちの最長のもの
より短いときに、実際の一周搬送所要時間が最長基板処
理時間と同等もしくはそれ以上となるように基板搬送手
段による基板の搬送速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板搬送手段を
複数の基板処理部に対して所定の順序で循環移動させな
がら、複数の半導体基板等の基板を1枚ずつ各基板処理
部へ順次搬送して基板に対し所要の処理をそれぞれ施す
基板処理方法、ならびに、その方法を実施するのに使用
される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の基板処理部を有し半導体基板等の
基板に対して複数の処理を順次施す基板処理装置では、
基板搬送手段、例えば単一の自走式基板搬送ロボットを
複数の基板処理部に対して所定の順序で循環移動させ、
複数の基板を1枚ずつ基板搬送ロボットにより各基板処
理部へ順次搬送して、各基板処理部で基板に対し所要の
処理をそれぞれ施すようにしている。
【0003】基板処理装置において基板搬送ロボット
は、その搬送能力に応じて基板処理部から次の基板処理
部へと基板を搬送する。すなわち、基板搬送ロボット
は、最大搬送能力を発揮して一定速度で移動し、各基板
処理部間の搬送距離に応じてそれぞれ所定の搬送時間で
基板を基板処理部から次の基板処理部へ搬送していく。
ここで、各基板処理部間における搬送時間には、基板処
理部での基板の取出しおよび基板の投入に要する時間を
含み、基板処理部から次の基板処理部への基板の搬送時
間は、基板搬送ロボットにより基板処理部へ基板を投入
するのに要する時間と、基板搬送ロボットが基板処理部
から次の基板処理部へ移動するのに要する時間と、基板
搬送ロボットにより次の基板処理部から基板を取り出す
のに要する時間との総和である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板搬送ロ
ボットが複数の基板処理部を一巡してくる時間に比べて
基板処理時間の長い基板処理部では、基板搬送ロボット
は、その基板処理部の前で処理が終了するまで待機する
ことになる。そして、処理が終了した後、その基板処理
部から基板を取り出し、次の基板をその基板処理部へ投
入して、次の基板処理部へ向けて移動する。この場合
に、例えば、基板処理部の基板取出し口のシャッターの
開け閉めや基板処理部に設けられた基板受渡し用のピン
の上下移動、カップ(基板処理部がコーティング処理部
である場合など)の上下移動など、それぞれの基板処理
部における同一駆動部の同一駆動動作に要する時間は、
必ずしも一定とはならない。例えば駆動部にエアーシリ
ンダを使用していたりすると、シャッターの開け閉めや
ピンの上下移動などの時間を厳密に制御することは困難
である。この結果、基板処理部の前での基板搬送ロボッ
トの待機時間も、基板搬送ロボットが複数の基板処理部
を一巡する毎(搬送サイクル毎)に僅かずつ相違するこ
とになる、といった問題がある。そして、この問題は、
基板搬送ロボットの待機を必要とする基板処理部の数が
増えれば増えるほど顕著となり、同一ロットの複数の基
板でも、基板毎に熱履歴等の処理履歴が異なることにな
って、基板の処理品質を管理する上で大きな問題とな
る。
【0005】また、例えば図8に概略平面図を示すよう
に、複数枚の基板を収納可能であるカセット(図示せ
ず)が載置され、処理しようとする基板をカセットから
1枚ずつ取り出して搬出するとともに、すべての処理を
終えた基板を1枚ずつ受け取って再びカセットに収納す
るカセットステージ(インデクサ)S、基板移載用のア
ームを備えた自走式基板搬送ロボット(図示せず)が配
設された搬送ユニットT、ならびに、複数の基板処理部
A、B、C1、C2、Dから構成された基板処理装置に
おいて、図9に処理のフロー図を示すように、基板処理
部C1と基板処理部C2とが同一の処理条件で同一の処
理を並行して行う場合、従来の基板処理装置では以下の
ような問題点があった。なお、カセットステージSは、
カセットからの基板の取出しおよびカセットへの基板の
収納といった処理を行うものであり、カセットステージ
Sも基板処理部の1つである。
【0006】図9に示した処理フローにおいて、今、カ
セットステージSおよび基板処理部A、B、C1、C
2、Dにおけるそれぞれの基板処理時間を、20秒、2
2秒、30秒、40秒、40秒、20秒とし、カセット
ステージSと基板処理部Aとの間、基板処理部A−B
間、基板処理部B−C1間、基板処理部C1−D間、基
板処理部C2−D間、および、基板処理部Dとカセット
ステージSとの間におけるそれぞれの基板の搬送時間
を、3秒、4秒、5秒、3秒、5秒、3秒、5秒とす
る。この処理フローにおいて、基板の処理経路として
は、カセットステージS→基板処理部A→基板処理部B
→基板処理部C1→基板処理部D→カセットステージS
と一巡する経路(以下、「経路a」という)と、カセッ
トステージS→基板処理部A→基板処理部B→基板処理
部C2→基板処理部D→カセットステージSと一巡する
経路(以下、「経路b」という)との2種類のものがあ
る。これらの経路aと経路bとにおいて、各基板処理部
における処理プログラムはそれぞれ全く同一であるが、
基板搬送ロボットが経路を一巡するのに要する時間は、
基板の搬送距離が多少異なるために両経路で相違し、経
路aでは22秒、経路bでは18秒となる。なお、この
時間は、基板搬送ロボットがいずれの基板処理部(カセ
ットステージSを含む)に対しても待機することがな
い、としたときのものである。
【0007】一方、基板処理部Bについてみると、基板
処理部Bでは基板の処理に30秒の時間を要する。すな
わち、基板処理部Bへ処理前の基板を投入してから、そ
の基板を基板処理部Bから取り出して次の未処理基板を
基板処理部Bへ投入することが可能になるまでに、30
秒の時間がかかる。従って、基板搬送ロボットが基板処
理部Bへ基板を投入してから経路aを一巡して22秒後
に基板の入れ替えのため基板処理部Bの前へ戻ってきて
も、基板処理部Bでの基板の処理は終了していない。こ
のため、基板搬送ロボットは、基板の取出しおよび次の
基板の投入を行うまでに基板処理部Bの前で8秒(経路
bを一巡した場合は12秒)待たなければならない。す
なわち、図9に示した処理フローでは、最も基板処理時
間の長い基板処理部Bにおける基板処理時間が律速する
ことになり、基板搬送ロボットは、経路a、b共にそれ
ぞれ30秒周期で一巡することになる。なお、基板処理
部C1、C2では、同一の処理が並行して行われるの
で、基板処理時間は見掛け上20秒(=40秒÷2)と
なる。
【0008】基板搬送ロボットは経路a、bを30秒周
期で一巡するのであるが、30秒の時間があれば、いず
れの基板処理部(カセットステージSを含む)において
も処理が終了していることになる。このため、基板搬送
ロボットが基板処理部Bへ基板を投入してから、処理済
みの基板を取り出すために基板処理部Bの前へ戻ってく
るまで、基板搬送ロボットは、基板処理部Bを除くいず
れの基板処理部(カセットステージを含む)に対しても
待機することなく動作(基板処理部間の移動および基板
処理部に対する基板の出し入れ)し続ける。そこで、基
板処理部C1、C2と基板処理部Dとの関係についてみ
ると、経路aでは、基板処理部C1において基板を40
秒処理した後、その5秒後に基板処理部Dにおける基板
の処理が開始され、経路bでは、基板処理部C2におい
て基板を40秒処理した後、その3秒後に基板処理部D
における基板の処理が開始されることになる。
【0009】ここで、基板処理部C1、C2がホットプ
レートを備えた加熱処理部で、基板処理部Dがクールプ
レートを備えた冷却処理部であるときは、基板処理部C
1、C2においてそれぞれ全く同一の加熱プログラムに
より基板を加熱しても、基板処理部C1、C2から基板
処理部Dへの基板の搬送時間の違いにより、経路aで
は、加熱処理を開始してから45秒後に冷却処理を開始
するが、経路bでは、加熱処理開始から43秒後に冷却
処理を開始することになる。この結果、経路aと経路b
とで基板の熱履歴が相違することとなり、基板の処理品
質の均一性に影響することとなる。特に、最近では半導
体製造プロセスにおいて化学増幅型レジストが使用され
るようになっているが、化学増幅型レジストを使用した
場合は、露光後現像前に半導体基板を加熱して露光部分
の反応を促進させ、その後に半導体基板を冷却して反応
を停止させるようにするため、加熱処理開始から冷却処
理開始までの時間が異なると、化学増幅型レジストにお
ける反応時間が相違することになって、現像結果に大き
な違いを生じることになる。このため、同一ロットの複
数の半導体基板について、経路aで処理されたものと経
路bで処理されたものとで処理品質が異なることにな
り、処理品質を管理する上での大きな問題となる。
【0010】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、基板搬送手段を複数の基板処理部に
対して所定の順序で循環移動させながら、複数の基板を
1枚ずつ各基板処理部へ順次搬送して基板に対し所要の
処理をそれぞれ施す場合において、基板搬送手段が複数
の基板処理部のいずれに対しても待機することなく複数
の基板処理部を一巡する時間に比べて基板処理時間の長
い基板処理部が含まれていても、同一ロットの複数の基
板の処理履歴が等しくなり、また、同一の処理条件で同
一の処理を並行して行う複数の同一基板処理部が含まれ
ていても、処理経路にかかわらず同一ロットの複数の基
板の処理履歴が等しくなって、処理品質の管理が容易
で、製品歩留りを向上させることができる基板処理方法
を提供すること、ならびに、そのような方法を実施する
ことができる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に駆る発明は、
基板搬送手段を複数の基板処理部に対して所定の順序で
循環移動させながら、複数の基板を1枚ずつ基板搬送手
段により各基板処理部へ順次搬送して各基板処理部で基
板に対し所要の処理をそれぞれ施す基板処理方法におい
て、前記基板搬送手段が前記複数の基板処理部のいずれ
に対しても待機することなく基板を所定速度で搬送して
複数の基板処理部を一巡するのに通常要する一周搬送所
要時間が、複数の基板処理部における基板処理時間のう
ちの最長の基板処理時間より短いときに、基板搬送手段
が複数の基板処理部を一巡する実際の一周搬送所要時間
が前記最長基板処理時間と同等もしくはそれ以上となる
ように、基板搬送手段による基板の搬送速度を制御する
ことを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の基
板処理方法において、基板搬送手段が基板を所定速度で
搬送して複数の基板処理部を一巡するのに通常要する一
周搬送所要時間に対する、複数の基板処理部における基
板処理時間のうちの最長の基板処理時間の比率を算出
し、前記基板搬送手段により基板が各基板処理部間を搬
送される実際の各処理部間搬送所要時間を、基板搬送手
段により基板が各基板処理部間を所定速度で搬送される
通常の各処理部間搬送所要時間に対して前記比率でそれ
ぞれ遅延させることを特徴とする。
【0013】請求項3に発明は、請求項1または請求項
2記載の基板処理方法において、複数の基板処理部の中
に、同一の処理条件で同一の処理を並行して行う複数の
同一基板処理部が含まれるときに、前記同一基板処理部
における基板処理時間を、1つの同一基板処理部におけ
る実際の基板処理時間を同一基板処理部の数で除した時
間とし、前記同一基板処理部の1つ上流側の基板処理部
から各同一基板処理部へ基板搬送手段により基板をそれ
ぞれ搬送する実際の各処理部間搬送所要時間をそれぞれ
同一とするとともに、各同一基板処理部から同一基板処
理部の1つ下流側の基板処理部へ基板搬送手段により基
板をそれぞれ搬送する実際の各処理部間搬送所要時間を
それぞれ同一とすることを特徴とする。
【0014】請求項4に係る発明は、複数の基板処理部
と、これら複数の基板処理部に対して所定の順序で循環
移動する基板搬送手段とを備え、複数の基板を1枚ずつ
前記基板搬送手段により前記各基板処理部へ順次搬送し
て各基板処理部で基板に対し所要の処理をそれぞれ施す
基板処理装置において、前記基板搬送手段が前記複数の
基板処理部を一巡する実際の一周搬送所要時間が、複数
の基板処理部における基板処理時間のうちの最長の基板
処理時間と同等もしくはそれ以上となるように、基板搬
送手段による基板の搬送速度を制御する基板搬送制御手
段を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項4記載の基
板処理装置において、基板搬送手段が複数の基板処理部
のいずれに対しても待機することなく基板を所定速度で
搬送して複数の基板処理部を一巡するのに通常要する一
周搬送所要時間を算出する手段と、前記一周搬送所要時
間と前記最長基板処理時間とを比較する手段と、前記一
周搬送所要時間が前記最長基板処理時間より短いとき
に、一周搬送所要時間に対する最長基板処理時間の比率
を算出し、前記基板搬送手段により基板が各基板処理部
間を所定速度で搬送される通常の各処理部間搬送所要時
間に前記比率をそれぞれ乗じて、基板搬送手段により基
板が各基板処理部間を搬送される実際の各処理部間搬送
所要時間を算出する手段とを、基板搬送制御手段が備
え、前記一周搬送所要時間が前記最長基板処理時間より
長いときは前記通常の各処理部間搬送所要時間で、前記
一周搬送所要時間が前記最長基板処理時間より短いとき
は前記実際の各処理部間搬送所要時間で、前記基板搬送
手段により基板が各基板処理部間をそれぞれ搬送される
ようにすることを特徴とする。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項4または請
求項5記載の基板処理装置において、複数の基板処理部
の中に、同一の処理条件で同一の処理を並行して行う複
数の同一基板処理部が含まれるときに、前記同一基板処
理部における基板処理時間を、1つの同一基板処理部に
おける実際の基板処理時間を同一基板処理部の数で除し
た時間とし、前記同一基板処理部の1つ上流側の基板処
理部から各同一基板処理部へ基板搬送手段により基板を
それぞれ搬送する通常の各処理部間搬送所要時間を、そ
れら処理部間搬送所要時間のうちの最長のものにそれぞ
れ書き換えるとともに、各同一基板処理部から同一基板
処理部の1つ下流側の基板処理部へ基板搬送手段により
基板をそれぞれ搬送する通常の各処理部間搬送所要時間
を、それら処理部間搬送所要時間のうちの最長のものに
それぞれ書き換える手段を、基板搬送制御手段が備えた
ことを特徴とする。
【0017】請求項1に係る発明の基板処理方法では、
基板搬送手段が複数の基板処理部のいずれに対しても待
機することなく複数の基板処理部を一巡する時間に比べ
て基板処理時間の長い基板処理部が含まれているとき
に、基板搬送手段による基板の搬送速度が遅くなるよう
に制御され、基板搬送手段が複数の基板処理部を一巡す
る時間が、最長基板処理時間と同等もしくはそれ以上と
なる。従って、基板搬送手段は、いずれの基板処理部に
対しても従来のようにその前で待機したりすることな
く、基板を搬送し続ける。このため、基板搬送手段の待
機時間が搬送サイクル毎に僅かずつ相違して、同一ロッ
トの複数の基板間で処理履歴に差を生じる、といった可
能性が無くなる。また、同一の処理条件で同一の処理を
並行して行う複数の同一基板処理部が含まれていても、
基板処理手段がいずれの基板処理部に対しても待機する
ことなく基板を搬送し続けるため、基板搬送手段が複数
の同一基板処理部の各々から次の基板処理部へ基板をそ
れぞれ搬送する各時間が一致もしくはほぼ一致すること
になる。このため、処理経路の違いにより同一ロットの
複数の基板間で処理履歴に差を生じる、といった可能性
が無くなりもしくは少なくなる。
【0018】請求項2に係る発明の基板処理方法では、
基板搬送手段による各基板処理部間での基板の搬送時間
がそれぞれ一定の比率で遅延させられるので、基板搬送
手段による基板の搬送速度が一定もしくはほぼ一定にな
る。
【0019】請求項3に係る発明の基板処理方法では、
基板搬送手段が複数の同一基板処理部の各々から次の基
板処理部へ基板をそれぞれ搬送する各時間が完全に一致
することになる。このため、処理経路の違いにより同一
ロットの複数の基板間で処理履歴に差を生じる、といっ
た可能性が全く無くなる。
【0020】請求項4に係る発明の基板処理装置を使用
して基板の処理を行うときは、基板搬送手段が複数の基
板処理部のいずれに対しても待機することなく複数の基
板処理部を一巡する時間に比べて基板処理時間の長い基
板処理部が含まれていても、基板搬送制御手段により、
基板搬送手段による基板の搬送速度が遅くなるように制
御され、基板搬送手段が複数の基板処理部を一巡する時
間が、最長基板処理時間と同等もしくはそれ以上とな
り、請求項1に係る発明の上記作用が奏される。
【0021】請求項5に係る発明の装置を使用して基板
の処理を行うときは、基板搬送制御手段により、基板搬
送手段が複数の基板処理部のいずれに対しても待機する
ことなく基板を所定速度で搬送して複数の基板処理部を
一巡するのに通常要する一周搬送所要時間が算出され、
前記一周搬送所要時間と前記最長基板処理時間とが比較
され、前記一周搬送所要時間が前記最長基板処理時間よ
り短いときに、一周搬送所要時間に対する最長基板処理
時間の比率が算出され、基板搬送手段により基板が各基
板処理部間を所定速度で搬送される通常の各処理部間搬
送所要時間に前記比率をそれぞれ乗じて、基板搬送手段
により基板が各基板処理部間を搬送される実際の各処理
部間搬送所要時間が算出される。そして、基板搬送制御
手段により基板の搬送速度が制御され、前記一周搬送所
要時間が最長基板処理時間より長いときは前記通常の各
処理部間搬送所要時間で、一周搬送所要時間が最長基板
処理時間より短いときは前記実際の各処理部間搬送所要
時間で、基板搬送手段により基板が各基板処理部間をそ
れぞれ搬送される。
【0022】請求項6に係る発明の装置を使用して基板
の処理を行うときは、基板搬送制御手段により、同一基
板処理部の1つ上流側の基板処理部から各同一基板処理
部へ基板搬送手段により基板をそれぞれ搬送する通常の
各処理部間搬送所要時間が、それら処理部間搬送所要時
間のうちの最長のものにそれぞれ書き換えられるととも
に、各同一基板処理部から同一基板処理部の1つ下流側
の基板処理部へ基板搬送手段により基板をそれぞれ搬送
する通常の各処理部間搬送所要時間が、それら処理部間
搬送所要時間のうちの最長のものにそれぞれ書き換えら
れる。従って、基板搬送手段が複数の同一基板処理部の
各々から次の基板処理部へ基板をそれぞれ搬送する各時
間が完全に一致することになり、このため、処理経路の
違いにより同一ロットの複数の基板間で処理履歴に差を
生じる、といった可能性が全く無くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
について図1ないし図7を参照しながら説明する。
【0024】最初に、図2は、この発明に係る基板処理
方法を実施するために使用される基板処理装置の構成の
1例を示すブロック図、図3は、その装置の概略平面図
であり、これらの図により装置の概略構成について説明
する。この基板処理装置は、図8に示した装置と同様
に、カセットステージ10を含めて6つの基板処理部と
搬送ユニット22とから構成されている。カセットステ
ージ10には、複数枚の基板、例えば半導体基板1を収
納可能であるカセット2が複数個載置されており、処理
しようとする基板1をカセット2から1枚ずつ取り出し
て搬送ユニット22へ供給し、また、すべての処理を終
えた基板1を搬送ユニット22から1枚ずつ受け取って
再びカセット2に収納する機能をもつ。このカセットス
テージ10の他の複数の基板処理部は、例えば、前処理
部12(例えば基板をホットプレートで加熱した後クー
ルプレートで冷却する処理を行う)、スピンコータ24
を備えたコーティング処理部14、それぞれホットプレ
ート(図示せず)を備え同一の処理条件で同一の加熱処
理を並行して行う2つの加熱処理部16、18、およ
び、クールプレート(図示せず)を備え加熱処理によっ
て温度上昇した半導体基板を冷却する冷却処理部20で
ある。また、搬送ユニット22は、すべての基板処理部
(カセットステージ10を含む。以下、同じ。)に臨む
ように配置されており、単一の自走式基板搬送ロボット
26を備え、基板搬送ロボットは、基板取出し用および
基板投入用の2つの基板移載アーム28を上・下に有し
ている。
【0025】基板搬送ロボット26の搬送動作は、パル
スモータ30によって行われ、パルスモータ30を駆動
させるモータドライバ32は、CPU34からの制御信
号により制御されて、パルスモータ30のパルスレート
(パルス数/秒)の変更により基板搬送ロボット26に
よる基板の搬送速度が変えられるようになっている。ま
た、カセットステージ10を含む各基板処理部における
処理も、CPU34によって統括制御される。さらに、
CPU34では、後述するような演算処理も行われる。
各基板処理部における基板処理時間、基板搬送ロボット
26により半導体基板1が各基板処理部間を搬送される
それぞれの処理部間搬送所要時間、基板の処理プログラ
ムなどの入力や設定は、キーボード36やディスプレイ
38を入出力装置として行われ、また、入力されたデー
タや設定された処理プログラムなどはメモリ40に記憶
される。
【0026】半導体基板1の一連の処理工程を簡単に説
明すると、まず、カセットステージ10からカセット2
に収納された処理前の半導体基板1が1枚ずつ搬送ユニ
ット22へ供給され、基板搬送ロボット26の一方のア
ーム28に基板1が載置される。次に、基板搬送ロボッ
ト26が前処理部12の前へ移動し、前処理部12から
先に入っていた基板1を他方のアーム28によって取り
出す。そして、空き状態になった前処理部12へ一方の
アーム28上に載置された基板1を投入する。続いて、
基板搬送ロボット26がコーティング処理部14の前へ
移動し、コーティング処理部14からレジストが塗布さ
れた基板1を一方のアーム28によって取り出し、空き
状態になったコーティング処理部14へ他方のアーム2
8上に載置された基板1を投入する。以後、同様に、基
板搬送ロボット26がコーティング処理部14から加熱
処理部16(または加熱処理部18)へ、加熱処理部1
6(または加熱処理部18)から冷却処理部20へと移
動しながら、基板搬送ロボット26によって基板1の取
出しおよび投入を行う。そして、基板搬送ロボット26
が冷却処理部20からカセットステージ10へ移動し
て、すべての処理を終えた基板1を搬送ユニット22か
らカセットステージ10へ渡して、カセットステージ1
0上のカセット2内へ処理済みの基板1が収納される。
このように、基板搬送ロボット26が各基板処理部間を
循環移動しながら基板1を搬送し、基板1が各基板処理
部でそれぞれ処理され、処理済みの基板1がカセット2
内へ順次収納されていく。
【0027】次に、この基板処理装置における基板の搬
送条件の決定方法および基板搬送ロボット26による基
板の搬送速度の制御方法について説明する。キーボード
36などを用いて各基板処理部における基板処理時間や
各基板処理部間における基板1の標準搬送所要時間を入
力すると、CPU34において図1にフローチャートを
示したような演算処理が行われ、実際の処理部間搬送所
要時間が算出される。そして、その処理部間搬送所要時
間に基づいてCPU34からモータドライバ32へ制御
信号が送られ、モータドライバ32によってパルスモー
タ30が駆動されて、基板搬送ロボット26による基板
の搬送速度が制御される。以下に、4つの場合に分けて
説明する。
【0028】〔並行処理フローが存在し、かつ、最長基
板処理時間が標準の一周搬送所要時間より長いとき〕例
えば、図9に示した処理フローと同様に、カセットステ
ージ10、前処理部12、コーティング処理部14、加
熱処理部16、18および冷却処理部20におけるそれ
ぞれの基板処理時間が、20秒、22秒、30秒、40
秒、20秒であり、カセットステージ10→前処理部1
2、前処理部12→コーティング処理部14、コーティ
ング処理部14→加熱処理部16、コーティング処理部
14→加熱処理部18、加熱処理部16→冷却処理部2
0、加熱処理部18→冷却処理部20、冷却処理部20
→カセットステージ10のそれぞれの標準搬送所要時間
が、t1=3秒、t2=4秒、t3=5秒、t4=3
秒、t5=5秒、t6=3秒、t7=5秒であるとき
は、ステップS1で並行処理フローが存在するかどうか
判別した後、ステップS2で、t4=t3=5秒、t6
=t5=5秒と書き換える。次に、基板搬送ロボット2
6が複数の基板処理部を一巡するのに要する標準の一周
搬送所要時間T=t1+t2+t3(t4)+t5(t
6)+t7=22秒を算出する(ステップS3)。ま
た、複数の基板処理部における基板処理時間のうちの最
長のものUmaxを選定する(ステップS4)。この例
では、コーティング処理部14における基板処理時間が
最長であり、Umax=30秒である。
【0029】次に、ステップS5で標準の一周搬送所要
時間Tと最長基板処理時間Umaxとを比較する。この
場合は、T(=22秒)<Umax(=30秒)である
から、ステップS6で一周搬送所要時間T=Umax=
30秒と書き換える。そして、Σtn=T=30秒とな
るように、実際の各処理部間搬送所要時間t1〜t7を
算出する(ステップS7)。この算出は、標準の一周搬
送所要時間(=22秒)に対する実際の一周搬送所要時
間(最長基板処理時間Umax=30秒)の比率r(=
30/22≒1.37)を算出し、その比率を標準の各
処理部間搬送所要時間t1〜t7にそれぞれ乗じること
により行われる。この結果、実際の各処理部間搬送所要
時間tnは、t1≒4.2秒、t2≒5.5秒、t3=
t4≒6.9秒、t5=t6≒6.9秒、t7≒6.9
秒となる(T=Σtn=30.4秒)。そして、各処理
部間搬送所要時間が算出されたtnとなるように、CP
U34からパルスモータ30のパルスレート(パルス数
/秒)を変更する制御信号がモータドライバ32へ送ら
れ、モータドライバ32によってパルスモータ30が駆
動されて、基板搬送ロボット26による基板の搬送速度
が制御される。この処理フローを図4に示す。
【0030】〔並行処理フローが存在し、かつ、標準の
一周搬送所要時間が最長基板処理時間より長いとき〕カ
セットステージ10、前処理部12、コーティング処理
部14、加熱処理部16、18および冷却処理部20に
おけるそれぞれの基板処理時間が、例えば20秒、20
秒、20秒、40秒、40秒、20秒であり、標準の各
処理部間搬送所要時間が上記と同じであるときは、ステ
ップ1で並行処理フローが存在するかどうかを判別した
後、ステップS2で、t4=t3=5秒、t6=t5=
5秒と書き換える。次に、基板搬送ロボット26が複数
の基板処理部を一巡するのに要する標準の一周搬送所要
時間T=t1+t2+t3(t4)+t5(t6)+t
7=22秒を算出し(ステップS3)、複数の基板処理
部における基板処理時間のうちの最長のものUmax
(この例では、すべての基板処理部における基板処理時
間が20秒であるから、Umax=20秒)を選定する
(ステップ4)。次に、ステップS5で標準の一周搬送
所要時間Tと最長基板処理時間Umaxとを比較するの
であるが、この場合は、T(=22秒)>Umax(=
20秒)であるから、そのままステップS8へ移る。そ
して、各処理部間搬送所要時間tnがt1=3秒、t2
=4秒、t3=t4=5秒、t5=t6=5秒、t7=
5秒となるように、基板搬送ロボット26による基板の
搬送速度が制御される。この処理フローを図5に示す。
【0031】〔並行処理フローが存在せず、かつ、最長
基板処理時間が標準の一周搬送所要時間より長いとき〕
次に、上記した場合とは異なり、図6に処理フローを示
すように、単一の加熱処理部16だけが設けられている
場合を考える。例えば、カセットステージ10、前処理
部12、コーティング処理部14、加熱処理部16およ
び冷却処理部20におけるそれぞれの基板処理時間が、
20秒、22秒、30秒、30秒、20秒であり、カセ
ットステージ10→前処理部12、前処理部12→コー
ティング処理部14、コーティング処理部14→加熱処
理部16、加熱処理部16→冷却処理部20、冷却処理
部20→カセットステージ10のそれぞれの標準搬送所
要時間が、t1=3秒、t2=4秒、t3=5秒、t5
=5秒、t7=5秒であるとき、ステップS1で並行処
理フローが存在するかどうかを判別した結果、そのまま
ステップS3へ移り、基板搬送ロボット26が複数の基
板処理部を一巡するのに要する標準の一周搬送所要時間
T=t1+t2+t3+t5+t7=22秒を算出し
(ステップS3)、複数の基板処理部における基板処理
時間のうちの最長のものUmaxを選定する(ステップ
4)。この例では、コーティング処理部14および加熱
処理部16における各基板処理時間が最長であり、Um
ax=30秒である。次に、ステップS5で標準の一周
搬送所要時間Tと最長基板処理時間Umaxとを比較
し、この場合はT(=22秒)<Umax(=30秒)
であるから、ステップS6で一周搬送所要時間T=Um
ax=30秒と書き換える。そして、Σtn=T=30
秒となるように、上記と同様にして、実際の各処理部間
搬送所要時間t1、t2、t3、t5、t7を算出する
(ステップS7)。この結果、実際の各処理部間搬送所
要時間tnは、t1≒4.2秒、t2≒5.5秒、t3
≒6.9秒、t5≒6.9秒、t7≒6.9秒となる。
そして、各処理部間搬送所要時間が算出されたtnとな
るように、CPU34からモータドライバ32へパルス
モータ30のパルスレート(パルス枚/秒)を変更する
制御信号が送られ、基板搬送ロボット26による基板の
搬送速度が制御される。
【0032】〔並行処理フローが存在せず、かつ、標準
の一周搬送所要時間が最長基板処理時間より長いとき〕
図7に処理フローを示すように、複数の基板処理部にお
ける基板処理時間がそれぞれ20秒であり、標準の各処
理部間搬送所要時間が上記と同じであるときは、ステッ
プS1→S3→S4→S5→S8の流れにより、設定入
力された標準搬送所要時間のままで各基板処理部間を基
板1が搬送されるように基板搬送ロボット26による基
板搬送速度が制御される。
【0033】なお、上記実施の形態においては、実際の
各処理部間搬送所要時間t1〜t7を算出するにあたっ
て、標準の一周搬送所要時間Tに対する最長基板処理時
間Umaxの比率rを算出し、その比率rを標準の各処
理部間搬送所要時間t1〜t7にそれぞれ乗じるように
しているが、これに限られるものではなく、例えば、標
準の各処理部間搬送所要時間t1〜t7のうちいずれか
の時間に、標準の一周搬送所要時間Tと最長基板処理時
間Umaxとの差の時間を加算することにより、実際の
各処理部間搬送所要時間t1〜t7を算出するようにし
てもよい。
【0034】また、本発明は、複数の基板処理部とし
て、露光後の基板に対していわゆるポストエクスポージ
ャベークを行う加熱処理部と、この加熱処理部により加
熱された基板を冷却する冷却処理部とを備えた構成にも
適用できる。この場合には、複数の基板間において、熱
処理の履歴を一定にすることができ、処理品質を一定に
することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る発明の基板処理方法によ
ると、また、請求項4に係る発明の装置を使用して基板
の処理を行うときは、基板搬送手段を複数の基板処理部
に対して所定の順序で循環移動させながら、複数の基板
を1枚ずつ各基板処理部へ順次搬送して基板に対し所要
の処理をそれぞれ施す場合に、基板搬送手段が複数の基
板処理部のいずれに対しても待機することなく複数の基
板処理部を一巡する時間に比べて基板処理時間の長い基
板処理部が含まれていても、基板搬送手段は、いずれの
基板処理部に対してもその前で待機したりすることなく
基板を搬送し続けるので、基板処理部の基板取出し口の
シャッターの開け閉めや基板受渡し用のピンの上下移動
などの駆動動作に要する時間が搬送サイクル毎に多少違
ったとしても、それが基板の処理履歴に影響することは
なく、同一ロットの複数の基板の処理履歴は等しくな
る。また、同一の処理条件で同一の処理を並行して行う
複数の同一基板処理部が含まれていても、処理経路の違
いにより同一ロットの複数の基板間で処理履歴に差を生
じる、といった可能性が無くもしくは少ない。従って、
処理品質の管理が容易になり、処理品質のばらつきが改
善されて、製品歩留まりが向上する。
【0036】請求項2に係る発明の基板処理方法では、
また、請求項5に係る発明の装置を使用して基板の処理
を行うときは、基板搬送手段による各基板処理部間での
基板の搬送時間がそれぞれ一定の比率で遅延させられ、
基板搬送手段による基板の搬送速度が一定もしくはほぼ
一定になる。
【0037】請求項3に係る発明の基板処理方法では、
また、請求項6に係る発明の装置を使用して基板の処理
を行うときは、処理経路の違いにより同一ロットの複数
の基板間で処理履歴に差を生じる、といった可能性が全
く無くなるので、請求項1および請求項4に係る各発明
の上記効果が確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理方法を実施する形態の
1例を示すフローチャートである。
【図2】この発明に係る基板処理方法を実施するために
使用される基板処理装置の構成の1例を示すブロック図
である。
【図3】図2に示した基板処理装置の概略平面図であ
る。
【図4】この発明に係る基板処理方法における基板の処
理フローの1例を示す図である。
【図5】同じく基板の処理フローの別の例を示す図であ
る。
【図6】同じく基板の処理フローのさらに別の例を示す
図である。
【図7】基板の処理フローの1例を示す図である。
【図8】基板処理装置の構成の1例を示す概略平面図で
ある。
【図9】従来の基板処理方法における問題点を説明する
ための図であって、基板の処理フローの1例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 カセット 10 カセットステージ 12 前処理部 14 コーティング処理部 16、18 加熱処理部 20 冷却処理部 22 搬送ユニット 26 基板搬送ロボット 30 パルスモータ 32 モータドライバ 34 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 保夫 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 辻 雅夫 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 岩見 優樹 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 西村 譲一 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 川本 隆範 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板搬送手段を複数の基板処理部に対し
    て所定の順序で循環移動させながら、複数の基板を1枚
    ずつ基板搬送手段により各基板処理部へ順次搬送して各
    基板処理部で基板に対し所要の処理をそれぞれ施す基板
    処理方法において、 前記基板搬送手段が前記複数の基板処理部のいずれに対
    しても待機することなく基板を所定速度で搬送して複数
    の基板処理部を一巡するのに通常要する一周搬送所要時
    間が、複数の基板処理部における基板処理時間のうちの
    最長の基板処理時間より短いときに、基板搬送手段が複
    数の基板処理部を一巡する実際の一周搬送所要時間が前
    記最長基板処理時間と同等もしくはそれ以上となるよう
    に、基板搬送手段による基板の搬送速度を制御すること
    を特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 基板搬送手段が基板を所定速度で搬送し
    て複数の基板処理部を一巡するのに通常要する一周搬送
    所要時間に対する、複数の基板処理部における基板処理
    時間のうちの最長の基板処理時間の比率を算出し、前記
    基板搬送手段により基板が各基板処理部間を搬送される
    実際の各処理部間搬送所要時間が、基板搬送手段により
    基板が各基板処理部間を所定速度で搬送される通常の各
    処理部間搬送所要時間に対して前記比率でそれぞれ遅延
    するように、基板搬送手段による基板の搬送速度が制御
    される請求項1記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 複数の基板処理部の中に、同一の処理条
    件で同一の処理を並行して行う複数の同一基板処理部が
    含まれるときに、前記同一基板処理部における基板処理
    時間は、1つの同一基板処理部における実際の基板処理
    時間を同一基板処理部の数で除した時間とされ、前記同
    一基板処理部の1つ上流側の基板処理部から各同一基板
    処理部へ基板搬送手段により基板をそれぞれ搬送する実
    際の各処理部間搬送所要時間がそれぞれ同一とされると
    ともに、各同一基板処理部から同一基板処理部の1つ下
    流側の基板処理部へ基板搬送手段により基板をそれぞれ
    搬送する実際の各処理部間搬送所要時間がそれぞれ同一
    とされるように、基板搬送手段による基板の搬送速度が
    制御される請求項1または請求項2記載の基板処理方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の基板処理部と、これら複数の基板
    処理部に対して所定の順序で循環移動する基板搬送手段
    とを備え、複数の基板を1枚ずつ前記基板搬送手段によ
    り前記各基板処理部へ順次搬送して各基板処理部で基板
    に対し所要の処理をそれぞれ施す基板処理装置におい
    て、 前記基板搬送手段が前記複数の基板処理部を一巡する実
    際の一周搬送所要時間が、複数の基板処理部における基
    板処理時間のうちの最長の基板処理時間と同等もしくは
    それ以上となるように、基板搬送手段による基板の搬送
    速度を制御する基板搬送制御手段を設けたことを特徴と
    する基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板搬送制御手段が、 基板搬送手段が複数の基板処理部のいずれに対しても待
    機することなく基板を所定速度で搬送して複数の基板処
    理部を一巡するのに通常要する一周搬送所要時間を算出
    する手段と、 前記一周搬送所要時間と前記最長基板処理時間とを比較
    する手段と、 前記一周搬送所要時間が前記最長基板処理時間より短い
    ときに、一周搬送所要時間に対する最長基板処理時間の
    比率を算出し、前記基板搬送手段により基板が各基板処
    理部間を所定速度で搬送される通常の各処理部間搬送所
    要時間に前記比率をそれぞれ乗じて、基板搬送手段によ
    り基板が各基板処理部間を搬送される実際の各処理部間
    搬送所要時間を算出する手段とを有し、 前記一周搬送所要時間が前記最長基板処理時間より長い
    ときは前記通常の各処理部間搬送所要時間で、前記一周
    搬送所要時間が前記最長基板処理時間より短いときは前
    記実際の各処理部間搬送所要時間で、前記基板搬送手段
    により基板が各基板処理部間をそれぞれ搬送されるよう
    に、基板搬送制御手段により基板の搬送速度が制御され
    る請求項4記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の基板処理部の中に、同一の処理条
    件で同一の処理を並行して行う複数の同一基板処理部が
    含まれるときに、前記同一基板処理部における基板処理
    時間は、1つの同一基板処理部における実際の基板処理
    時間を同一基板処理部の数で除した時間とされ、 基板搬送制御手段が、 前記同一基板処理部の1つ上流側の基板処理部から各同
    一基板処理部へ基板搬送手段により基板をそれぞれ搬送
    する通常の各処理部間搬送所要時間を、それら処理部間
    搬送所要時間のうちの最長のものにそれぞれ書き換える
    とともに、各同一基板処理部から同一基板処理部の1つ
    下流側の基板処理部へ基板搬送手段により基板をそれぞ
    れ搬送する通常の各処理部間搬送所要時間を、それら処
    理部間搬送所要時間のうちの最長のものにそれぞれ書き
    換える手段を有する請求項4または請求項5記載の基板
    処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN101908469A (zh) * 2009-06-08 2010-12-08 东京毅力科创株式会社 处理装置

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