JPH10283131A

JPH10283131A - プリンタ

Info

Publication number: JPH10283131A
Application number: JP9084869A
Authority: JP
Inventors: 邦夫 ▲吉▼田; Kunio Yoshida
Original assignee: Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1997-04-03
Filing date: 1997-04-03
Publication date: 1998-10-23

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷履歴を利用者に提示して保守性を向上
し、また、ネットワーク環境下で信頼性、操作性を向上
したプリンタを提供する。【解決手段】ホストコンピュータからのデータを送受
信制御部１で受信し、編集部２で解析する。データが印
刷履歴情報であれば記憶媒体５に蓄積する。印刷データ
であれば描画部３でドットイメージに展開して印刷部４
へ送る。印刷部４でドットイメージを印刷処理する。印
刷処理の成否は記憶媒体５に送られ、印刷履歴情報の一
部として蓄積される。記憶媒体５に蓄積された印刷履歴
情報は、利用者からの出力要求時または一定時間経過後
または蓄積量が一定量を超えた時に描画部３を経由して
印刷部４で印刷処理される。または、送受信制御部１経
由でホストコンピュータへ送信される。利用者は、印刷
された情報またはホストコンピュータへ送信された情報
により、プリンタの印刷履歴を知る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに関し、特
にホストコンピュータからデータを受信して印刷出力す
るプリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のプリンタは、稼働状況を示す情報
として、総印刷枚数の情報をプリンタ自身で記憶してい
る。総印刷枚数は、プリンタの保守作業を行う上で有効
な情報となる。また、ネットワーク環境下で複数のプリ
ンタを使用する場合にも、各プリンタの総印刷枚数を知
ることは負荷バランスを調整するために有効な情報であ
る。

【０００３】しかしながら、保守作業の場面や、ネット
ワーク環境下では、プリンタの稼働状況を把握するため
に総印刷枚数の情報だけでは情報不足となることが多
い。たとえば、頻繁に紙詰まりが発生して印刷がストッ
プし、修理や装置交換が必要な状況になっていても、総
印刷枚数の情報だけではこれを把握することはできな
い。また、紙詰まり等でジョブが正常に印刷できなかっ
た場合、ジョブの履歴が記憶されていないため、特にネ
ットワーク環境で利用しているときに使用者の混乱の原
因となる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプリン
タは、稼働状況を示す情報として総印刷枚数の情報しか
持たないため、保守作業の場面で修理や装置交換の正確
な状況判断ができないという問題点がある。

【０００５】また、ネットワーク環境下で正常に印刷で
きなかった場合に混乱が発生するという問題点がある。

【０００６】本発明の目的は、プリンタの印刷履歴を利
用者に提示することにより、保守性を向上したプリンタ
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、ネ
ットワーク環境下で信頼性、操作性を向上したプリンタ
を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、印
刷履歴情報を蓄積する記憶媒体と、ホストコンピュータ
からのデータの受信と前記ホストコンピュータへのデー
タの送信を行う送受信制御部と、前記ホストコンピュー
タからの受信データを解析し、前記受信データが制御コ
ードであったら制御コードに対応した処理を行い、前記
受信データが印刷データであったら前記印刷データを描
画用データに修正し、前記受信データが印刷履歴情報で
あったら前記印刷履歴情報を前記記憶媒体に蓄積する編
集部と、前記編集部から送られた前記描画データをドッ
トイメージに展開する描画部と、前記描画部から送られ
た前記ドットイメージを印刷する印刷部とを備えること
を特徴とする。

【０００８】本発明のプリンタは、前記記憶媒体が蓄積
した前記印刷履歴情報を印刷出力するようにしてもよ
い。

【０００９】本発明のプリンタは、前記記憶媒体が蓄積
した前記印刷履歴情報を前記ホストコンピュータへ送信
するようにしてもよい。

【００１０】本発明のプリンタは、前記印刷履歴情報の
出力は、利用者からの出力要求時または一定時間経過後
または蓄積量が一定量を超えた時に行われるようにして
もよい。

【００１１】本発明のプリンタは、前記印刷履歴情報
は、ジョブ名、ユーザ名、印刷枚数、印刷データ受信時
刻を含むようにしてもよい。

【００１２】本発明のプリンタは、前記記憶媒体は、不
揮発性ＲＡＭであるようにしてもよい。

【００１３】本発明のプリンタは、前記印刷履歴情報を
蓄積する外部記憶装置を備えるようにしてもよい。

【００１４】本発明のプリンタは、前記外部記憶装置
は、ハードディスク装置、フロッピィディスク装置、ま
たは、ＩＣカードの何れかであるようにしてもよい。

【００１５】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１は本発明の第１の実施
の形態を示すブロック図である。

【００１６】送受信制御部１は、ホストコンピュータか
らのデータの受信とホストコンピュータへのデータの送
信の処理を行う。また、ホストコンピュータへデータを
送信する際に、必要に応じて記録媒体５に蓄積された印
刷履歴情報の送信も行う。

【００１７】編集部２は、ホストコンピュータから受信
したデータを解析する処理を行う。受信したデータが制
御コードであったら、制御コードに対応した処理を行
う。受信したデータが印刷データであったら、描画用の
データに修正して描画部３に対して描画データを通知す
る処理を行う。受信したデータが印刷履歴を示す情報で
あったら、その内容を記憶媒体５に蓄積し、必要に応じ
てその内容を描画用のデータに修正して描画部３に対し
て描画データを通知する処理を行う。

【００１８】描画部３は、編集部２から発行された描画
データをドットイメージに展開する処理を行う。

【００１９】印刷部４は、ドットイメージを印刷する処
理を行い、さらに、印刷の成否を記憶媒体５に蓄積する
処理を行う。

【００２０】記憶媒体５は、プリンタの印刷履歴を蓄積
する。記憶媒体５としては、電気的に書き込み消去でき
るものが望ましく、さらに、不揮発性であることが望ま
しい。具体的には、不揮発性ＲＡＭが適当である。

【００２１】次に動作について説明する。図２は、本発
明の第１の実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。

【００２２】ホストコンピュータからのデータを送受信
制御部１で受信する（ステップ１１）。

【００２３】受信したデータを編集部２で解析する（ス
テップ１２）。解析した結果、受信したデータが制御コ
ードであれば、制御コードに対応した処理を行う（ステ
ップ１３）。受信したデータが印刷データであれば、描
画用のデータに修正して描画部３に対して描画データを
通知する処理を行う（ステップ１４）。受信したデータ
が印刷履歴を示す情報であれば、その内容を記憶媒体５
に蓄積する処理を行う（ステップ１５）。印刷履歴を示
す情報としては、具体的には、ジョブ名、ユーザ名、印
刷枚数、印刷データ受信時刻等が含まれる。

【００２４】描画部３で描画データをドットイメージに
展開する処理を行い、ドットイメージを印刷部４へ送る
（ステップ１６）。印刷部４でドットイメージを印刷処
理する（ステップ１７）。印刷処理の成否は記憶媒体５
に送られ、印刷履歴を示す情報の一部として蓄積される
（ステップ１８）。

【００２５】記憶媒体５に蓄積された印刷履歴を示す情
報は、利用者からの出力要求時または一定時間経過後ま
たは蓄積量が一定量を超えた時に、描画用のデータに変
換して描画部３に送られる（ステップ１９）。または、
ホストコンピュータへの送信用として送受信制御部１へ
送られ、送受信制御部１からホストコンピュータへ送信
される（ステップ２０）。

【００２６】描画部３で描画データをドットイメージに
展開する処理を行い、ドットイメージを印刷部４へ送る
（ステップ２１）。印刷部４でドットイメージを印刷処
理する（ステップ２２）。

【００２７】印刷された情報またはホストコンピュータ
へ送信された情報により、利用者は該当プリンタの印刷
履歴を知ることができる。

【００２８】図３は本発明の第２の実施の形態を示すブ
ロック図である。第２の実施の形態では、第１の実施の
形態の構成に加えて、外部記憶装置６が含まれる。

【００２９】プリンタの印刷履歴を示す情報は、記憶媒
体５に蓄積され、さらに、外部記憶装置６にも蓄積され
る。外部記憶装置６に蓄積された情報は、第１の実施の
形態において説明した記憶媒体５に蓄積された印刷履歴
を示す情報と同様の方法で、印刷処理、または、ホスト
コンピュータへの送信が行われる。

【００３０】外部記憶装置６として具体的に適当なもの
として、ハードディスク装置またはフロッピィディスク
装置等の磁気ディスク装置、または、ＩＣカードがあ
る。ハードディスク装置であれば、大容量の情報を蓄積
することができる。フロッピィディスク装置またはＩＣ
カードであれば、フロッピィディスクやＩＣカードをホ
ストコンピュータまたは他のコンピュータへ持って行っ
て、蓄積された情報を見たり印刷したりすることができ
る。従って、該当プリンタが故障して印刷できない場合
にも対応可能となる。

【００３１】なお、第２の実施の形態では、記憶媒体５
に加えて外部記憶装置６を備える例を説明したが、記憶
媒体５を省略して、記憶媒体５の代わりに外部記憶装置
６を備える構成も可能である。このような構成とするこ
とによって、第２の実施の形態に比較してプリンタの構
成を簡単にすることができる。

【００３２】また、記憶媒体５と外部記憶装置６の何れ
か一方または両方を備えることが可能な構成とすること
により、使用者の選択の範囲を広げることができる。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
タの印刷履歴を利用者に提示することにより、単位時間
当たりの負荷量を知ることができ、保守性を向上する効
果が有る。また、ネットワーク環境下で印刷処理の成否
が把握できるため、正常に出力できなかったジョブの復
旧が容易になり、信頼性、操作性が向上する効果が有
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明の第１の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。

【図３】本発明の第２の実施の形態を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

１送受信制御部２編集部３描画部４印刷部５記憶媒体６外部記憶装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷履歴情報を蓄積する記憶媒体と、ホ
ストコンピュータからのデータの受信と前記ホストコン
ピュータへのデータの送信を行う送受信制御部と、前記
ホストコンピュータからの受信データを解析し、前記受
信データが制御コードであったら制御コードに対応した
処理を行い、前記受信データが印刷データであったら前
記印刷データを描画用データに修正し、前記受信データ
が印刷履歴情報であったら前記印刷履歴情報を前記記憶
媒体に蓄積する編集部と、前記編集部から送られた前記
描画データをドットイメージに展開する描画部と、前記
描画部から送られた前記ドットイメージを印刷する印刷
部とを備えることを特徴とするプリンタ。
【請求項２】前記記憶媒体が蓄積した前記印刷履歴情
報を印刷出力することを特徴とする請求項１記載のプリ
ンタ。
【請求項３】前記記憶媒体が蓄積した前記印刷履歴情
報を前記ホストコンピュータへ送信することを特徴とす
る請求項１または２記載のプリンタ。
【請求項４】前記印刷履歴情報の出力は、利用者から
の出力要求時または一定時間経過後または蓄積量が一定
量を超えた時に行われることを特徴とする請求項１、２
または３記載のプリンタ。
【請求項５】前記印刷履歴情報は、ジョブ名、ユーザ
名、印刷枚数、印刷データ受信時刻を含むことを特徴と
する請求項１、２、３または４記載のプリンタ。
【請求項６】前記記憶媒体は、不揮発性ＲＡＭである
ことを特徴とする請求項１、２、３、４または５記載の
プリンタ。
【請求項７】前記印刷履歴情報を蓄積する外部記憶装
置を備えることを特徴とする請求項１、２、３、４、５
または６記載のプリンタ。
【請求項８】前記外部記憶装置は、ハードディスク装
置、フロッピィディスク装置、または、ＩＣカードの何
れかであることを特徴とする請求項７記載のプリンタ。