JP4530012B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
データベースと連携することで、対象ごとに内容を差し替えた出力画像を生成し、これに基づいて印刷する可変データ印刷技術が知られている。可変データ印刷は、可変印刷又はバリアブル印刷等とも呼ばれる。近年の可変データ印刷では、宛名などのような単なる文字列の差し替えにとどまらず、データベースのレコードに応じてグラフやその他複雑な画像の差し替えも可能となっている。可変データ印刷に用いられる出力画像は、共通のレイアウトデータに対して個々のレコードを適用することにより、それら各レコードに対応した画像を生成することにより得られる。
出力画像の生成の際には、例えば、使用する画像やフォーム(書式データ)、フォント、外字フォントなどのソフトリソース(情報資源)に画像処理装置がアクセスできない場合や、そのようなソフトリソースのデータが壊れている場合には、出力画像が生成できないので、エラーが発生する。また、レコード中の必須のフィールドが空や不正な値である場合、レコードのフィールド数が間違っている場合などにも、エラーが生じる。
通常の印刷では、1つのジョブ(すなわちホストコンピュータやクライアントコンピュータから入力された1つの印刷データ、又はその1つの印刷データに対する印刷処理のこと)の出力画像の生成中にエラーが発生すると、出力画像の生成を中断することが一般的である。出力画像の生成を中断した場合の対応としては、エラーが生じた旨を表示するエラーシートを印刷したり、エラーが生じるまでに生成された出力画像を印刷したりといったことが行われている。
一方、特許文献1には、印刷データの中の一部に誤りがあっても出力画像の生成を継続できるようにするための技術が示される。この文献に記載された装置は、印刷データの読み出し時に、印刷データ中の各命令ブロックの位置情報及びサイズを記憶しておき、エラー検出時には、その際に実行されていた命令ブロックの位置情報及びサイズを読み出して、当該命令ブロックの先頭位置からサイズ分のデータを、空白を示すデータで上書きする。そして、このように加工した後の印刷データを再度解釈してビットマップデータ等に展開する。
特開平10−320139号公報
本発明は、可変データ印刷用の出力画像の生成においてエラーが発生しても出力画像の生成を継続する場合に、エラーが発生したレコードについての出力画像を後で生成しなおす作業を、本発明を用いない場合よりも容易にすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、各フィールドのフィールド名の情報を示すフィールド名情報と、それぞれ前記各フィールドの値を有する複数のレコードと、前記複数のレコードに適用する描画プログラムを指定する描画プログラム指定情報と、を含む第1の可変印刷データを受信する受信手段と、前記描画プログラムを前記第1の可変印刷データ中の各レコードについて実行することで各レコードに対応する出力画像を生成する画像生成手段であって、レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じるごとに、当該エラーが生じたレコードを保存しておくと共に前記出力画像の生成を当該レコードから当該レコードよりも処理順が後のレコードに切り替えて続行し、前記複数のレコードのうちの最後のレコードまで前記出力画像の生成又はエラーの生じたレコードの保存を繰り返す画像生成手段と、前記第1の可変印刷データから抽出された前記描画プログラム指定情報及び前記フィールド名情報と、前記保存されたレコードとに基づき、第2の可変印刷データを生成する可変印刷データ生成手段と、を備える画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記画像生成手段は、前記生成された出力画像を1以上格納する格納手段と、前記レコードに起因するエラーが生じなかった場合に前記格納手段に格納された前記エラーの生じなかったレコードに対応する出力画像の出力を許可する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記画像生成手段は、少なくとも1つのレコードに対応する全ての出力画像の生成が完了するまでの間それら生成された各出力画像を格納する格納手段と、前記レコードに起因するエラーが生じた場合に前記格納手段に格納され前記エラーが生じたレコードに対応する全ての出力画像の出力を禁止する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記可変印刷データ生成手段は、前記エラーが生じたレコードに基づく出力画像が他のレコードにも基づき生成されるものである場合、エラーが生じたレコードに加えて当該他のレコードも含めた前記第2の可変印刷データを生成する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記画像生成手段における前記レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じた場合の切り替え先のレコードは、前記エラーの生じたレコードに対応する出力画像の次に生成されるべき出力画像に対応するレコードである、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、コンピュータに、各フィールドのフィールド名の情報を示すフィールド名情報と、それぞれ前記各フィールドの値を有する複数のレコードと、前記可変印刷データに対して適用する描画プログラムを指定する描画プログラム指定情報と、を含む第1の可変印刷データを受信するステップと、前記描画プログラムを前記第1の可変印刷データ中の各レコードについて実行することで各レコードに対応する出力画像を生成するステップと、前記レコードに対応する出力画像を生成するステップにおいて、当該レコードに起因するエラーが生じるごとに、当該エラーが生じたレコードを保存しておくと共に出力画像の生成を当該レコードよりも処理順が後のレコードに切り替えて続行し、前記複数のレコードのうちの最後のレコードまで前記出力画像の生成又はエラーの生じたレコードの保存を繰り返すステップと、前記第1の可変印刷データから抽出された前記描画プログラム指定情報及び前記フィールド名情報と、前記保存されたレコードと前記指定情報とに基づき、第2の可変印刷データを生成するステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項1又は6に係る発明によれば、レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じても出力画像の生成を継続する場合に、エラーが発生したレコードについての出力画像を後で生成しなおす作業を、本発明を用いない場合よりも容易にできる。
請求項2に係る発明によれば、レコードについての出力画像の生成においてエラーの生じなかった場合に、はじめて、そのレコードに対応する出力画像が出力されるようにできる。
請求項3に係る発明によれば、1つのレコードに対応する出力画像が複数にわたる場合にも、エラーのあるレコードに対応するすべての出力画像の出力を抑制できる。
請求項4に係る発明によれば、複数のレコードに対応する1の出力画像を生成する場合にも、エラーの生じたレコードに基づき生成される出力画像の生成に必要な他のレコードを含んだ第2の可変印刷データを生成することができる。
請求項5に係る発明によれば、複数のレコードに基づき1の出力画像を生成する際にレコードに起因するエラーが生じた場合にも、エラーが生じたレコードに基づき生成されるべき出力画像の次の出力画像から生成を継続できる。
本発明の実施形態の画像処理装置は、複数のレコードと、前記複数のレコードに適用する描画プログラムを指定する指定情報と、を含む第1の可変印刷データを受信する受信手段と、前記描画プログラムを前記第1の可変印刷データ中の各レコードについて実行することで各レコードに対応する出力画像を生成する画像生成手段であって、レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じた場合に、前記出力画像の生成を当該レコードから当該レコードよりも処理順が後のレコードに切り替えて続行する画像生成手段と、前記レコードに対応する出力画像の生成の際にエラーが生じたレコードと前記指定情報とを含む第2の可変印刷データを生成する可変印刷データ生成手段と、を備える。
このように、本実施形態では、レコードに起因するエラーが生じた場合に、レコードに対応する出力画像の生成の際にエラーが生じたレコードと指定情報とを含む第2の可変印刷データを生成する。この生成では、例えば、レコードの処理においてエラーを検知した際にそのレコードを記憶し、そのように記憶されたレコードを後で取り出し、指定情報と組み合わせればよい。また、エラーが生じたレコードそのものを記憶する代わりに、そのレコードを示す識別情報を記憶し、後で、それら記憶された識別情報を用いて、元の可変印刷データの中から、エラーの生じたレコードを抽出し、第2の可変印刷データを作成してもよい。
図1を参照して、実施形態の画像形成システムの構成を説明する。このシステムは、プリントサーバ100と印刷装置200とを備える。印刷装置200は、画像を用紙に印刷する。プリントサーバ100は、クライアント装置300から入力される印刷データ(例えばページ記述言語で記述される)を、印刷装置200が取り扱い可能な画像データに変換し、印刷装置200に提供する。この他、プリントサーバ100は、クライアント装置300から入力される印刷データ(「ジョブ」とも呼ばれる)の実行順序の制御などを行う機能を有していてもよい。プリントサーバ100と印刷装置200とは、ネットワーク又はケーブル等の通信路で相互接続された別々の装置であってもよいし、一体の装置として構成されてもよい。プリントサーバ100は、ネットワーク又はケーブル等の通信路を介してクライアント装置300と通信可能となっている。
ここで、プリントサーバ100は、可変印刷(バリアブルプリント)データを処理する可変データ印刷機能を備える。可変印刷データは、印刷対象となる1以上のレコードを示す情報と、それらレコード群に適用されるレイアウトプログラムを示す情報とを含む。可変印刷データのデータ内容の一例を図2に示す。この例では、1行目の記述"(layout01) SETLAYOUT"により、この可変印刷データの処理において用いるレイアウトプログラムを指定している。用いられるレイアウトプログラムの識別名は"layout01"であり、"SETLAYOUT"がレイアウトプログラムを指定する命令である。2行目以降が、印刷対象となるレコード群のデータである。すなわち、2行目は、印刷対象のレコード中の各フィールド(項目)のフィールド名を表す。このデータ例は、顧客ごとにそれぞれ個別の画像データを含んだダイレクトメールを印刷するものであり、レコードには、顧客のID、氏名、及び画像データの識別子(例えばファイル名)が含まれる。3行目以降の各行が、個々のレコードである。なお、印刷される画像データの実体は、リソースリポジトリ140(図1ではプリントサーバ100内に示しているが、これに限らず、プリントサーバ100からアクセス可能なネットワーク上に存在してもよい)に保存されている。
レイアウトプログラムは、可変印刷データ中のレコードから印刷用の画像を生成するための手順を記述したプログラムであり、ページ記述言語等の言語で記述される。レイアウトプログラムには、レコード中の1以上のフィールドの値に基づき画像を生成するコマンドが含まれる。この種のコマンドは、レコードごとに異なる画像を描画する。また、レイアウトプログラムには、レコードに依存しない固定的なデータを描画するコマンド、描画位置を移動させるコマンドなどが含まれ得る。
図3にレイアウトプログラムの一例を示す。この例は、図2の可変印刷データ内で指定されているレイアウトプログラム" layout01"の内容である。1行目の"SETFORM"はこのレイアウトプログラムの中で使用する背景フォーム画像を指定するコマンドである。同じく1行目の"form01.tif"は、使用する背景フォーム画像の識別子(例えばファイル名)である。2行目は、座標(72,144)から描画を開始する旨のコマンドである。また、3行目は、顧客の名前(NAMEフィールド)をテキストとして描画出力("show")したあと、続けて「様へのお知らせ」という文字列を描画出力するコマンドである。そして、4行目は、IMGフィールドが指し示す顧客に対応する画像を描画出力するコマンドである。なお、レイアウトプログラムやその中で用いられる背景フォーム画像は、それぞれ、識別子に対応づけてリソースリポジトリ140に保存されている。
クライアント装置300は、図2に例示したような可変印刷データを生成し、プリントサーバ100に送信して印刷を依頼する。なお、以上の例は、リソースリポジトリ140にあるレイアウトプログラムや背景フォーム画像を用いるものであったが、レイアウトプログラム又は背景フォーム画像(又はその両方)を可変印刷データと共にクライアント装置300からプリントサーバ100に送信してもよい。また、以上の例では、印刷対象とするレコード群は可変印刷データの中に含まれていたが、この代わりに、ネットワーク上のデータベースにあるレコード群を一意に特定する情報を可変印刷データ中に記述し、可変印刷の際にデータベースからそれらレコードを取得するようにしてもよい。
プリントサーバ100において、ジョブ受信部110は、クライアント装置300からジョブ(この場合は可変印刷データ)を受信する。レイアウト指定情報抽出部120は、ジョブ受信部110が可変印刷データを受信した場合に、その可変印刷データからレイアウト指定の行とフィールド名の行を抽出し、それらをレイアウト指定記憶部130に記憶させる。図2の例では、可変印刷データのうちの1行目及び2行目が取り出され、レイアウト指定記憶部130に記憶される。
リソースリポジトリ140には、可変印刷データの処理の際に用いられる各種のリソースが格納されている。例えば、1以上のレイアウトプログラム、1以上のフォームのデータ(例えば背景フォーム画像など)、フォーム以外で複数のレコードに共通して利用される1以上の画像のデータ、外字フォントなどが格納されている。
レイアウト処理部150は、可変印刷データを処理して印刷用の画像データを生成する。すなわち、レイアウト処理部150は、可変印刷データ中の各レコードについてレイアウトプログラムを実行し、レコードごとの画像データを生成して印刷装置200に供給する。レイアウト処理部150は、例えば、背景フォーム画像の上に、固定的な画像やレコードごとの画像を描画(オーバーレイ)することで、個々のレコードに対応する画像データを生成する。
なお、レイアウト処理部150は、レイアウトプログラムを解釈・実行する部分(解釈実行部と呼ぶ)と、その解釈実行の結果得られる中間データ(ディスプレイリストとも呼ばれる)を処理してラスター画像を描画する部分(描画部と呼ぶ)とに分かれていてもよい。また、描画部を動作させずに解釈実行部だけ動作させる機能を備えていてもよい。例えば、エラーが発生した場合に描画部を停止させ、解釈実行部にレイアウトプログラムの解釈・実行を続行させるのである。レコードの通し番号などのように、複数のレコードに渡って利用される制御変数をレイアウトプログラムの中で取り扱う場合がある。そのような場合、あるレコードでエラーが発生した場合でも、レイアウトプログラムの解釈・実行を続行してそのような制御変数を処理することで、後続のレコードが正しく処理できる。エラーの場合に描画部を動作させてもよいが、停止させればその分レイアウト処理部150の負荷は減る。
レイアウト処理部150が生成した画像データは印刷装置200に供給される。印刷装置200は、その画像データを用紙に印刷する。印刷装置200の後段に、後処理装置250を設けてもよい。後処理装置250は、例えば、印刷装置200が出力した印刷結果に対し、ステープル留め、パンチ穴空け、又は製本などの後処理を行う。ここで、後処理装置250は、印刷結果をレコードごとに後処理(例えば1レコードの印刷結果ごとに製本するなど)するよう制御してもよい。例えば、クライアント装置300が、可変印刷データと、レコードごとの後処理(例えば製本)を指示するジョブ制御情報と、を含んだジョブデータを生成してプリントサーバ100に送信すればよい。この場合、プリントサーバ100は、そのジョブ制御情報に従い、例えば1レコードの処理結果の画像データ(この画像データは複数ページ分ある場合もある)を出力するごとに、後処理の指示を、印刷装置200経由で又は直接に、後処理装置250に送ればよい。
エラー処理部155は、レイアウト処理部150による画像データ生成処理の際の、レコードに起因するエラーに関する処理を実行する。すなわち、この例では、レイアウト処理部150があるレコードについての画像データを生成している際に、そのレコードに起因するエラーが生じた場合、エラー処理部155が、そのレコードを保存する。そして、例えば可変印刷データ(ジョブ)全体の処理の終了後に、保存したレコード群を用いて、それらレコードの再印刷のための可変印刷データを生成する。生成される再印刷用のデータは、元の可変印刷データのサブセット(部分集合)である。エラー処理部155の詳細な処理内容については、後で改めて説明する。
レコードバッファ160は、レイアウト処理部150での処理の対象となるレコードを一時的に記憶するバッファメモリである。エラーログ記憶部170は、レイアウト処理部150の処理の中で発生したエラーについてのログ情報を記憶する。ログ情報には、例えば、エラーの発生日時、当該エラーが発生したジョブの識別子、当該エラーの種類、当該エラーの生じたレコードの識別子、が含まれる。エラーレコード記憶部180は、エラーが発生したレコードが記憶される。
レイアウト指定記憶部130,レコードバッファ160,エラーログ記憶部170及びエラーレコード記憶部180は、例えばプリントサーバ100のRAM(ランダムアクセスメモリ)に設ければよい。
次に、図4を参照して、レイアウト処理部150及びエラー処理部155の処理手順の一例を説明する。この手順では、まずレイアウト処理部150は、ジョブ受信部110から受け取った可変印刷データからレイアウト指定情報を抽出し、そのレイアウト指定情報が示すレイアウトプログラムをリソースリポジトリ140から取得する(S1)。また、レイアウト処理部150は、エラーログ記憶部170及びエラーレコード記憶部180、レコードの番号を示す変数iなどの各種の制御変数などを初期化する(例えばiの初期値は1)。次に、レイアウト処理部150は、可変印刷データからi番目のレコードを取得し、レコードバッファ160に格納する(S2)。そして、レイアウト処理部150は、取得したレコードを対象として、レイアウトプログラムを実行する(S3)。例えば、レイアウト処理部150は、レイアウトプログラムを先頭行から順に実行し、その中でレコードを参照するコマンドがあれば、取得したレコードを用いてそのコマンドを実行する。そして、その実行において、そのレコードに起因するエラーの発生を監視する(S4)。そのようなエラーが発生しなかった場合(S4の判定結果がNo)、レイアウト処理部150はレイアウトプログラムの実行により生成した画像データを印刷装置200に送信し、印刷を実行させる(S5)。ここで、可変印刷データに対してレコードごとの後処理を指示するジョブ制御情報が付随していた場合は、レイアウト処理部150は、1つのレコードの処理結果ごとに後処理がなされるよう、印刷装置200経由で又は直接に、後処理装置250に指示を送ってもよい。
一方、レコードに起因するエラーが発生した場合、エラー処理部155は、レコードバッファ160中に保持された現在の処理対象のレコードをエラーレコード記憶部180に追加保存し、レコードバッファ160内のレコードを消去する(S6)。また、エラー処理部155は、そのエラーについてのログ情報を生成し、エラーログ記憶部170に追加する(S7)。そして、レイアウト処理部150は、エラー時の出力制御を行う(S8)。
エラー時の出力制御は、例えば、単にそのレコードについての印刷を取りやめるというものである。また、別の例としては、そのレコードについてレイアウト処理部150が生成した画像(この画像はエラーの影響を含んでいる)に、エラーページである旨を示すエラー表示画像を重畳し、印刷装置200に印刷させる処理がある。ここで、エラー表示画像として、例えばバーコード等の機械読取可能なものを用いてもよい。この場合、印刷装置200の印刷結果に対して後処理を行う後処理装置が、そのエラー表示画像を認識し、エラーのある印刷結果について特別な処理(例えば、再印刷により正しく印刷された印刷結果と差し替えるなど)を行ってもよい。また、エラー時の出力制御の別の例としては、レコードについての印刷を行う代わりに、エラーのあったページの場所を示すために色つき用紙等の特別な用紙(合紙)を印刷装置200に出力させる処理がある。以上、エラー時の出力制御の例をいくつか説明したが、プリントサーバ100は、それらの内の1以上の制御機能を備えている。プリントサーバ100がそのような制御機能を複数備える場合は、管理者又はユーザが、それら制御機能のうちから使用するものを1つ選択し、プリントサーバ100に設定しておけばよい。
なお、以上の例において、レコードに起因するエラーには、レコードごとの画像やフォームなどのリソースにアクセスできない場合、そのようなリソースのデータが壊れている場合、レコードの処理で用いる外字フォントのデータが画像形成装置にない場合、レコード中の必須のフィールドが空や不正な値である場合、レコードのフィールド数が間違っている場合などがある。レコード以外に起因するエラーが発生した場合、プリントサーバ100は従来と同様のエラー処理を行えばよい。
以上のようにして、ステップS5、又はステップS6〜S8の処理が終了すると、レイアウト処理部150は、ステップS3で処理したレコードが、可変印刷データの最後のレコードか否かを判定する(S9)。最後でなければ、レコードの番号iを1だけ増加させ(S10)、ステップS2〜S8の処理を繰り返す。したがって、あるレコードでエラーが発生した場合でも、後続のレコードの処理は続行される。
ステップS9で最後のレコードと判定された場合は、エラー処理部155は、エラーログ記憶部170に記憶されているエラーログを出力するための処理を行う(S11)。エラーログの出力は、例えば印刷装置200から印刷出力するものであってもよいし、ファイルとして書き出すものであってもよい。エラーログのデータ内容の一例を図5に示す。この例では、エラーログがXML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語で記述されている。この例では、1つの可変印刷データ(ジョブ)についてのエラーログは、開始タグ<print_log>から始まり終了タグ</print_log>で終わる1つの要素である。開始タグ<print_log>の中には、ジョブ名(例えば可変印刷データのファイル名)、ジョブID、ジョブの実行日時などが属性として示される。<print_log>要素の中には<errors>要素が含まれる。<errors>要素は当該ジョブの中で発生したエラー群を表し、このようその中に個々のエラーのログ情報を示す<error>要素が列挙される。個々の<error>要素には、エラーを識別するID、エラーが発生したレコードの識別番号("rec-number")、エラーの種類を示すエラーコードなどが属性として含まれている。また<error>要素の中には、エラー内容を表す説明文が文字列情報として含まれている。なお、この例は、図2の可変印刷データの2番目のレコードの画像"002.tif"が壊れている等で読み取れなかった場合のログである。ジョブ内で複数のエラーが発生したい場合は、各エラーについて<error>要素が生成され、<errors>要素内に追加される。なお、図5の例は、エラーだけでなくジョブの処理の際に生じた各種のイベントに関するログ情報を含み得るログを示している。エラー以外のログは、<print_log>要素の中に、<errors>要素と並列な要素として組み込まれる。
また、エラー処理部155は、エラーレコード記憶部180に記憶されたレコード群と、レイアウト指定記憶部130に記憶されたレイアウト指定及びレコードのフィールド名の情報とを組み合わせることで、エラー復旧後の再印刷のための可変印刷データを生成し出力する(S12)。再印刷のための可変印刷データの一例を、図6に示す。この例は、図2の可変印刷データの処理の際に、2番目のレコードについてエラーが発生し、その他のレコードについては正常に処理が終了した場合の例である。エラーログ及び再印刷用の可変印刷データは、例えば当該ジョブを依頼したクライアント装置300に対し、処理結果として返信してもよい。再印刷用の可変印刷データの作成が完了すると、レイアウト指定記憶部130内の情報は削除される。
ユーザは、出力されたエラーログを参照することで、エラーの内容を把握することができ、そのエラーを解消するための処置をとることができる。例えば、レコード内で指定された画像データが壊れている場合は、その画像ファイルの修復を行えばよい。また、レコード内で指定された画像データが印刷装置で印刷できない形式の画像である場合(例えば4色インクを用いる印刷装置に対し6色インクが必要な画像を印刷する場合)には、印刷装置で印刷できる形式の画像を用意し直せばよい。また、レコード内で指定された画像データがリソースリポジトリ140内にない場合は、その画像データをリソースリポジトリ140に登録するか、或いはレコード内で指定された画像データの識別情報を正しいものに修正すればよい。レコードの印刷のために必要な外字フォントがない場合は、外字フォントをリソースリポジトリ140に追加するか、そのレコードで用いるフォントの指定を変更するか、の対応をとればよい。また、レコード中のフィールドの値がなかったり、不正な値であったりする場合は、そのフィールドの値を補ったり修正したりすればよい。このようなエラー対応作業の際、ユーザは、エラー処理部155が生成した再印刷用の可変印刷データに対し、必要に応じ修正を加えることができる。
そして、このようなエラー対応処理が終わり、ユーザが再印刷用の可変印刷データの処理をプリントサーバ100に指示すると、プリントサーバ100は、その可変印刷データを上述と同様の手順で処理する。エラーの原因がすべて解消していれば、その可変印刷データに含まれるレコードはすべて正しく印刷される。
次に、1つのレコードに対して複数ページの画像が生成され、印刷される場合の変形例を説明する。1レコードに対し複数のページが生成される例としては、例えば、図2に例示されたレコードの印刷において、2番目のフィールドに示された顧客の氏名が最初のページに印刷され、3番目のフィールドに示された画像が次のページに印刷される例を挙げることができる。図7にこの変形例のプリントサーバ100を含むシステムの一例を示す。図7において、この変形例のプリントサーバ100は、図1に示したプリントサーバ100が持つ構成要素群に加え、画像記憶部190を備える。画像記憶部190は、レイアウト処理部150が生成した各ページの画像データを、印刷の開始まで一時的に記憶するための装置である。画像記憶部190は、例えばRAM又はハードディスクドライブなどのハードウエアを用いて構成される。なお、画像記憶部190に記憶される画像データは、ラスター画像データでも中間データでもよい。
この変形例におけるレイアウト処理部150及びエラー処理部155の処理手順を、図8(及び図4)を参照して説明する。図8の各ステップのうち図4のステップと同様のステップについては同一符号を付して説明を省略する。この手順では、レコードに対してレイアウトプログラムを先頭行から順に実行していく(S3)なかで、そのレコードに対応する複数のページの画像が順に生成されていく。このようなレイアウトプログラムの実行の中で、1つのページの画像データが生成されると、レイアウト処理部150は、その画像を画像記憶部190に対し、ページ順が分かるように、一時的に格納する(S13)。このページの画像の生成の際に、エラー処理部155が、レコードに起因するエラーが発生していないかを監視する(S14)。ここで、エラーの発生が検知されると、処理はステップS6(図4参照)に進む。一方、エラーの発生が検知されなかった場合、レイアウト処理部150は、そのレコードに対応する全ページの画像データの生成が完了したかを判定する(S15)。例えば、レイアウトプログラムの最終行まで実行された場合、全ページの画像データの生成が完了したと判定される。全ページの画像データ生成が完了していない場合、ステップS13に戻ってレイアウトプログラムの実行を続け、次のページの画像データを生成する。ステップS13〜S15の繰り返しにより、当該レコードに対応するすべてのページの画像データが生成され画像記憶部190に蓄積されると、レイアウト処理部150は、画像記憶部190に蓄積されたそれら各ページの画像データを印刷装置200に送信し、印刷を実行させる(S16)。その後、レイアウト処理部150は、画像記憶部190に記憶された各ページの画像群を削除し、ステップS9(図4参照)に進む。なお、レコード単位での後処理が指示されている場合、レイアウト処理部150は、ステップS16で、レコードに対応する全ページの画像データの印刷を指示すると共に、それら全ページの印刷結果に対しての後処理を指示すればよい。
この処理手順では、1レコードに対応する全てのページの画像データの生成が正常に完了して初めて、それらのページの画像データがまとめて印刷される。逆に言えば、1レコードに対応するページのうちの1つにでもエラーが生じれば、そのレコードに対応するページは1ページも印刷されない。その他の手順は、図4の手順と同様でよい。
次に、第2変形例として、両面印刷やいわゆるN−up印刷のように、1枚の用紙に対し複数の論理ページを印刷する場合の例を説明する。なお、N−up印刷は、1つの物理ページ(すなわち用紙の1つの面)に対して複数の論理ページを並べて印刷する処理である。
この第2変形例のためのプリントサーバ100の構成は、図7に例示した第1変形例のものと同様でよい。ただし、レイアウト処理部150及びエラー処理部155の処理手順が第1変形例とは異なる。図9及び図10に、この第2変形例の処理手順を示す。図9及び10において、図4の手順のステップと同様のステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
この処理手順は、典型的には、ステップS3で1つのレコードに対して1ページ(論理ページ)の画像が生成される場合を想定すると理解しやすい。
この処理手順では、レイアウト処理部150が正常モードと異常モードという2つの排他的な動作モードを有する。可変印刷データの処理を開始した時点では、レイアウト処理部150は正常モードに設定されている。そして、あるレコードについてレイアウトプログラムを実行(S3)している中で、そのレコードに起因するエラーが発生した場合、レイアウト処理部150は異常モードに移行し(S21)、エラー処理部155がそのエラーについてのログ情報をエラーログ記憶部170に登録する(S7)。この時点では、まだエラーの生じたレコードの保存は行わない。いったん異常モードに移行すると、後に続くレコードにエラーがあるか否かによらず、次の用紙のための画像生成処理に進むまでは正常モードには戻らない。なお、エラーが発生しなかった場合は、ステップS21及びS7はスキップされる。
次にレイアウト処理部150は、ステップS3の処理でレコードから作成した画像データが、現在の印刷対象の用紙面における最後の論理ページに該当するか否かを判定する(S22)。例えば2−up(用紙の1つの面に論理ページを2ページ並べて印刷するモード)印刷で1面の最初のページの画像を生成した段階では、この判定の結果はNo(否定)となる。なお、レイアウト処理部150は、レイアウトプログラムを実行して画像を生成していく際、現在用紙の表と裏のどちらの画像を生成しているか、N−upの場合、用紙面の中で何番目の論理ページの画像を生成しているのかを管理しているので、その情報を利用すればよい。ステップS22の判定結果がNoの場合、そのレコードが可変印刷データ中の最後のレコードであるか否かを判定し(S23)、最後でなければレコードの番号iを1増加させ(S10)、ステップS2に戻って次のレコードの処理を行う。最後であれば、レイアウト処理部150は、図10の手順のステップS26に進み、画像の印刷又はエラー処理を行う。
1面に印刷されるべきすべての論理ページの画像が生成されるまで、又は最後のレコードに達するまで、以上のステップS2〜S23が繰り返される。なお、異常モードでは、ステップS3で、レイアウト処理部150のうちの描画部を停止させ、解釈実行部のみを動作させるようにしてもよい。
また、ステップS22の判定結果がYes(肯定)となると、用紙の1つの面の画像が完成したことになる。この場合、レイアウト処理部150は、その面が用紙の「おもて」面であるか否かを判定する(S24)。この例は両面印刷を行うものなので、現在の面がおもて面である場合には、完成したそのおもて面の画像データを画像記憶部190に一時的に格納し(S25)、ステップS23に進む。
画像が完成した面が「うら」面であった場合、表裏両面の画像生成が完了したので、レイアウト処理部150は、図10の手順のステップS26に進み、画像の印刷又はエラー処理を行う。
図10のステップS26では、レイアウト処理部150は、現在のモードが正常モードであるか否かを判定する。正常モードであれば、表裏両面の画像の生成においてエラーが生じなかったということなので、それら表裏両面の画像を印刷装置200に渡して印刷させる。すなわち、エラーが生じなかった場合には、レイアウト処理部150は、画像記憶部190に記憶されたそれら表裏両面の画像の出力を許可するのである。より詳しくは、画像記憶部190からおもて面の画像を取り出し(S27)、その画像を印刷装置200に供給しておもて面を印刷させ(S28)、更に、今回生成したうら面の画像を印刷装置200に供給してうら面を印刷させる(S29)。なお、おもて面の画像を生成中に最後のレコードに達した場合(S23の判定結果がNo)には、画像記憶部190にはおもて面の画像がない。この場合、ステップS27〜S29では、単にそのとき生成されたおもて面の画像を印刷装置200に送って印刷させる。
一方、ステップS26で現在のモードが異常モードであると判定された場合、エラー処理部155は、レコードバッファ160内にあるレコード群をエラーレコード記憶部180に保存し、レコードバッファ160をクリアする(S6)。ステップS6の開始時点では、レコードバッファ160内には、用紙の表裏の面に印刷されるべき全てのレコードが保持されているので、ステップS6ではこれらレコード群をまとめてエラーレコード記憶部180に保存するのである。その後、図4の手順と同様、エラー時の出力制御(S8)を実行する。特に、エラーの生じたレコードを含む用紙全体の印刷を取りやめることが考えられる。すなわち、このようにエラーが生じた場合には、レイアウト処理部150は、画像記憶部190に記憶されたそれら表裏両面の画像の出力を禁止することが考えられる。また、出力を取りやめた画像を印刷する代わりに、合紙を挿入するように、印刷装置200を制御してもよい。
ステップS29又はS8のあと、レイアウト処理部150は、画像記憶部190内のおもて面画像を消去する(S30)。そして、現在のレコードが可変印刷データ中の最後のものであるか否かを判定し(S31)、最後のものでなければ、正常モードに移行し(S32)、レコード番号iを1増加させ(S10)、ステップS2に戻って次のレコードを処理する。現在のレコードが最後のものであれば、図4の手順の場合と同様、エラーログを出力し(S11)、エラーレコード記憶部180のレコード群を用いて再印刷のための可変印刷データを作成して出力する(S12)。出力された再印刷用の可変印刷データは、エラーの生じたレコードだけでなく、そのレコードと同じ用紙に印刷されるすべてのレコードが含まれている。
なお、図9及び図10の手順は、レイアウトプログラムにより1レコードから複数の論理ページが生成される場合でも、1レコードから生成される論理ページの数が用紙の一面に印刷される論理ページの数以下であり、かつ連続する所定数のレコードから生成された論理ページ群が1枚の用紙の両面を完全に埋め尽くす場合には利用可能である。そのような場合の例としては、例えば、2−upかつ両面印刷で、1レコードあたり2論理ページが生成される場合がある。また、そのような関係に限定されないより一般的なケースにも対応可能とするには、図9及び図10の手順に、図8に例示した第1変形例の手順と同様の拡張を施せばよい。
また、図9及び図10の処理手順は、両面印刷とN−up印刷とが同時に指定された場合にも対応可能な手順である。片面のN−up印刷が指定された場合の手順は、図9及び図10の手順からステップS24及びS25を除いたものとなる。
以上、実施形態及び各変形例について説明した。以上に説明した各例では、エラーレコード記憶部180を用意し、ジョブ実行中にエラーが生じたレコードをリアルタイムでその記憶部180に蓄積し、ジョブ終了後に記憶部180内のレコード群から再印刷用の可変印刷データを生成した。しかしこれは一例に過ぎない。この代わりに、例えばジョブ実行中にはレコードの蓄積は行わずにエラーログの記録のみを行い、ジョブ終了後に、エラー処理部155が、元の可変印刷データとエラーログとに基づき再印刷用の可変印刷データを生成してもよい。この場合、エラー処理部155は、例えば、エラーログの情報に基づきエラーの生じた各レコードを特定し、元の可変印刷データからそれら特定したレコードと、レイアウト指定と、フィールド名の情報とを抽出し、再印刷用の可変印刷データを生成する。
次に、参考例のプリントサーバについて、図11及び図12を参照して説明する。この参考例のプリントサーバ100は、可変印刷データの処理においてレコードに起因するエラーが生じた場合でも、停止せずに、後続のレコードの印刷を続行する。また、エラーの生じたレコードの画像には、エラーを含むことを示すエラーマークを重畳(オーバーレイ)して印刷する。
図11はこの参考例のシステム構成を示す。図11の構成は、図1の構成からレイアウト指定情報抽出部120,レイアウト指定記憶部130,レコードバッファ160及びエラーレコード記憶部180を削除し、エラー処理部155の処理を図1のエラー処理部155とは異なるものとしたものである。エラー処理部155を含むレイアウト処理部150の処理手順の一例を、図12に示す。
この手順では、まずレイアウト処理部150は、ジョブ受信部110から受け取った可変印刷データからレイアウト指定情報を抽出し、そのレイアウト指定情報が示すレイアウトプログラムをリソースリポジトリ140から取得する(S101)。また、レイアウト処理部150は、エラーログ記憶部170、レコードの番号を示す変数iなどの各種の制御変数などを初期化する(例えばiの初期値は1)。次に、レイアウト処理部150は、可変印刷データからi番目のレコードを取得し(S102)、取得したレコードを対象として、レイアウトプログラムを実行する(S103)。そして、その実行において、そのレコードに起因するエラーの発生を監視する(S104)。そのようなエラーが発生した場合、エラー処理部155は、ステップS3で生成された当該レコードに対応する画像に対し、エラーマークを重畳し(S105)、重畳後の画像を印刷装置200に印刷させる(S106)。ここで、重畳するエラーマークとして例えばバーコードなどの機械読取可能なものを用い、後処理装置250が、印刷装置200の印刷結果からエラーマークを認識し、正常な印刷結果とエラーのある印刷結果とを自動弁別するようにしてもよい。エラーが発生しなかった場合は、レイアウト処理部150はステップS3で生成された画像をそのまま印刷装置200に印刷させる(S106)。ステップS106の処理が終了すると、レイアウト処理部150は、ステップS3で処理したレコードが、可変印刷データの最後のレコードか否かを判定する(S107)。最後でなければ、レコードの番号iを1だけ増加させ(S108)、ステップS102〜S107の処理を繰り返す。
上記実施形態、各変形例及び参考例のプリントサーバ100は、可変印刷データを処理する中で、あるレコードについてエラーが発生しても、残りのレコード群についての処理を続行するので、生産性がよい。
また、上記実施形態及び各変形例のプリントサーバ100は、エラーが発生したレコードを抽出し、再印刷用の可変印刷データを生成するので、エラーのあったレコードについての再印刷のための作業が容易になる。この例の方式は、エラーが生じたページの画像データを蓄積し、エラー原因の解消後に蓄積した画像データを再印刷する従来方式と比べて利点を有する。また、上記実施形態及び各変形例では、レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じた場合に、当該レコードをエラーレコード記憶部に記憶しておき、エラーレコード記憶部に記憶されたレコードを用いて再印刷用の可変データを生成する。この方式によれば、エラーの生じたレコードを処理の終了後に可変印刷データから抽出して再印刷データを生成する場合と比べて、抽出の手間がない分、高速な処理が可能となる。
例えば、従来方式では、その画像データ自体がそもそも印刷装置で印刷できないものである場合(例えば4色インクの印刷装置に対し、画像データが6色インクを前提とするフォーマットである場合)には、その画像データを蓄積しておいたところで、その印刷装置では結局印刷できない。これに対し、この例の装置は再印刷用の可変印刷データを作成してユーザに提供するので、ユーザはその可変印刷データ中のレコードで用いる画像データを、例えば印刷装置で印刷できる種類の画像データに変更するなどの対応措置をとることができる。
また、第1変形例(図7、図8参照)では、1レコードに対応する複数のページのいずれかでエラーが発生した場合、それら複数のページはいずれも印刷出力しない。したがって、印刷装置200から出力されるのは、エラーの生じなかったレコードの印刷結果のみとなる。このため、例えばレコード単位で印刷結果の後処理を行う場合には、印刷装置200の出力をすぐに後処理に回しても、エラーの混じった印刷結果はないので、正しく後処理が行われる。これに対し、エラーが生じたページの画像データを蓄積して後で再印刷する従来方式では、レコードに対応する複数のページのうちエラーの生じたページの画像を蓄積し他のページは印刷出力するので、正常なレコードの印刷結果と、レコードに対応する複数ページのうちの一部がエラーにより欠けた印刷結果とが混在することになり、これらを単純に後処理に送ったのでは、正確な後処理ができなくなる可能性がある。かといって、後処理の正確を期すために、エラー原因を解消して、蓄積されたページを再印刷したあとに後処理に進んだのでは、生産性がよくない。これに対し第1変形例は、正常なレコードの印刷結果についてはすぐに後処理に進めるので、全体としての処理効率がよい。
また、第2変形例では、生成される再印刷用の可変印刷データには、エラーが生じたレコードと同じ用紙に印刷される全てのレコードが含まれている。したがって、その再印刷用の可変印刷データを印刷すれば、元の可変印刷データを処理した場合に得られるのと同じ印刷結果を得ることができる。
以上に例示したプリントサーバ100は、例えば、汎用のコンピュータに上述の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図13に示すように、CPU1000等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)1002およびリードオンリメモリ(ROM)1004等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)1006を制御するHDDコントローラ1008、各種I/O(入出力)インタフェース1010、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース1012等が、たとえばバス1014を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス1014に対し、例えばI/Oインタフェース1010経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ1016、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ1018、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAM1002に読み出されCPU1000等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。なお、それら機能モジュール群のうちの一部又は全部を、専用LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウエア回路として構成してもよい。
画像形成システムの一例の概略構成を示す図である。 バリアブル印刷データのデータ内容の一例を示す図である。 レイアウトプログラムの内容の一例を示す図である。 レイアウト処理部及びエラー処理部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 エラーログのデータ内容の一例を示す図である。 エラーが生じたレコードの再印刷のために生成された可変印刷データの一例を示す図である。 変形例の画像形成システムの概略構成を示す図である。 第1変形例におけるレイアウト処理部及びエラー処理部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2変形例におけるレイアウト処理部及びエラー処理部の処理手順の一例の一部を示すフローチャートである。 第2変形例におけるレイアウト処理部及びエラー処理部の処理手順の一例の残りの部分を示すフローチャートである。 参考例の画像形成システムの概略構成を示す図である。 参考例におけるレイアウト処理部及びエラー処理部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 プリントサーバ、110 ジョブ受信部、120 レイアウト指定情報抽出部、130 レイアウト指定記憶部、140 リソースリポジトリ、150 レイアウト処理部、155 エラー処理部、160 レコードバッファ、170 エラーログ記憶部、180 エラーレコード記憶部、200 印刷装置、250 後処理装置、300 クライアント装置。

Claims (6)

  1. 各フィールドのフィールド名の情報を示すフィールド名情報と、それぞれ前記各フィールドの値を有する複数のレコードと、前記複数のレコードに適用する描画プログラムを指定する描画プログラム指定情報と、を含む第1の可変印刷データを受信する受信手段と、
    前記描画プログラムを前記第1の可変印刷データ中の各レコードについて実行することで各レコードに対応する出力画像を生成する画像生成手段であって、レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じるごとに、当該エラーが生じたレコードを保存しておくと共に前記出力画像の生成を当該レコードから当該レコードよりも処理順が後のレコードに切り替えて続行し、前記複数のレコードのうちの最後のレコードまで前記出力画像の生成又はエラーの生じたレコードの保存を繰り返す画像生成手段と、
    前記第1の可変印刷データから抽出された前記描画プログラム指定情報及び前記フィールド名情報と、前記保存されたレコードとに基づき、第2の可変印刷データを生成する可変印刷データ生成手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記画像生成手段は、
    前記生成された出力画像を1以上格納する格納手段と、
    前記レコードに起因するエラーが生じなかった場合に前記格納手段に格納された前記エラーの生じなかったレコードに対応する出力画像の出力を許可する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像生成手段は、
    少なくとも1つのレコードに対応する全ての出力画像の生成が完了するまでの間それら生成された各出力画像を格納する格納手段と、
    前記レコードに起因するエラーが生じた場合に前記格納手段に格納され前記エラーが生じたレコードに対応する全ての出力画像の出力を禁止する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記可変印刷データ生成手段は、前記エラーが生じたレコードに基づく出力画像が他のレコードにも基づき生成されるものである場合、エラーが生じたレコードに加えて当該他のレコードも含めた前記第2の可変印刷データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記画像生成手段における前記レコードに対応する出力画像の生成の際に当該レコードに起因するエラーが生じた場合の切り替え先のレコードは、前記エラーの生じたレコードに対応する出力画像の次に生成されるべき出力画像に対応するレコードである、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. コンピュータに、
    各フィールドのフィールド名の情報を示すフィールド名情報と、それぞれ前記各フィールドの値を有する複数のレコードと、前記可変印刷データに対して適用する描画プログラムを指定する描画プログラム指定情報と、を含む第1の可変印刷データを受信するステップと、
    前記描画プログラムを前記第1の可変印刷データ中の各レコードについて実行することで各レコードに対応する出力画像を生成するステップと、
    前記レコードに対応する出力画像を生成するステップにおいて、当該レコードに起因するエラーが生じるごとに、当該エラーが生じたレコードを保存しておくと共に出力画像の生成を当該レコードよりも処理順が後のレコードに切り替えて続行し、前記複数のレコードのうちの最後のレコードまで前記出力画像の生成又はエラーの生じたレコードの保存を繰り返すステップと、
    前記第1の可変印刷データから抽出された前記描画プログラム指定情報及び前記フィールド名情報と、前記保存されたレコードと前記指定情報とに基づき、第2の可変印刷データを生成するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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