JPH1027848A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH1027848A
JPH1027848A JP18311996A JP18311996A JPH1027848A JP H1027848 A JPH1027848 A JP H1027848A JP 18311996 A JP18311996 A JP 18311996A JP 18311996 A JP18311996 A JP 18311996A JP H1027848 A JPH1027848 A JP H1027848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
wiring layer
conductor
patterning
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18311996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Mitani
仁 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP18311996A priority Critical patent/JPH1027848A/ja
Publication of JPH1027848A publication Critical patent/JPH1027848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の微細加工上問題となるコンタク
トのアスペクト比の悪化、及び、その対策のためのマー
ジン拡大を回避する。 【解決手段】 埋め込みコンタクト405の上縁405
aは、テーパ状に広がっており、上層の埋め込みコンタ
クト409の位置ずれに対するマージンを有している。
また、埋め込みコンタクト409は、下層の埋め込みコ
ンタクト405の直上位置に設け、埋め込みコンタクト
409の上縁409aは、下層の埋め込みコンタクト4
05と同様にテーパ状に拡開して形成する。これによ
り、コンタクトクトをゲート電極に対するセルフアライ
ンコンタクトにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の集積度が向上するに伴い、コン
タクトのアスペクト比も増加することが微細加工上の問
題点となっている。図2及び図3に従来のコンタクト構
造を示す。図2に示すように、半導体基板201内の拡
散層202は、コンタクトを介してシリサイド配線20
5,アルミ配線208に接続されるが、アルミ配線層2
08は、より上層に位置するため、半導体基板201と
のコンタクトは、コンタクト系の縮小に伴いアルミ配線
208のカバレジが十分にとれず、埋め込みコンタクト
207を用いざるを得ない。ここで、埋め込みコンタク
ト207は、アスペクト比が大きいため、コンタクト抵
抗の増加を防ぐ目的でコンタクト開口内に埋め込む物質
に導電率の大きい金属等を用いる必要がある。このと
き、図3に示すように半導体基板301の拡散層302
に対して配線を行うために、層間絶縁膜303のコンタ
クト開口内に埋め込み金属を導入する段階でTiNなど
のバリアメタル304を少なくとも半導体基板301の
基板面に付着させることにより、コンタクト開口内に埋
め込まれる金属と半導体基板301との熱処理による反
応を防止している。
【0003】しかしながら、コンタクトのアスペクト比
が増加した場合、ステップカバレジの良好なCVD法に
よって被着されたTiNでさえも、図3に示すように、
コンタクト開口の底部の隅部に薄く、中央部に厚く被着
するという被着性の悪化が発生する。この問題を回避す
るために、特開平3−263837号公報(以下、公知
例1という),特開平5−41456号公報(以下、公
知例2という)に開示されたような対策が提案されてい
る。
【0004】先ず、公知例1について図6を用いて説明
する。公知例1の製造方法は、まず図6(b)に示すよ
うに半導体基板601の拡散層602上にバリアメタル
604を形成し、パターニングし、その後、基板全面に
層間絶縁膜605を形成し、平坦化する。
【0005】次に図6(c)に示すようにバリアメタル
604が露出するような開口を層間絶縁膜605に形成
し、その開口内にアルミニウム又はアルミニウム合金を
選択成長して埋め込み配線606が形成される。
【0006】更に、図6(a)に示すように、層間絶縁
膜605上に層間絶縁膜604を形成した後に、埋め込
み配線606が露出するような開口を層間絶縁膜607
に形成し、その開口内にアルミニウム又はアルミニウム
合金を選択成長して埋め込みコンタクト608が形成さ
れる。
【0007】尚、公知例1に示されたゲート電極603
の形成方法は省略したが、ゲート電極603は、図6
(a)に示すようにバリアメタル604から一定の距離
Aを隔てて配置される。
【0008】公知例1によれば、コンタクトを縦に重ね
ることにより高アスペクト比のコンタクトを構造的に回
避することができる。しかしながら、コンタクトを形成
するために必要な位置的余裕(以下、マージンとい
う)、例えばゲート電極603間の距離が、図6(a)
に示す通り、 コンタクトサイズ+(コンタクト同士のマージン)×2
+(下層コンタクトとバリアメタルとのマージン)×2
+(バリアメタルとゲート電極とのマージン)×2=D
+2C+2B+2A の距離分だけ必要となる。
【0009】次に、公知例2について図7を用いて説明
する。公知例2の製造方法は、まず図7(b)に示すよ
うに半導体基板701上に拡散層702とゲート電極7
03を形成し、基板全面にフォトレジスト膜704を形
成し、コンタクトを設ける位置にコンタクト開口を形成
するようにフォトレジスト膜704をパターニングす
る。
【0010】次に図7(c)に示すように、半導体基板
701を金メッキ液内に入れて基板裏面より電流を流す
ことにより、フォトレジスト膜704のコンタクト開口
内に金プラグ706を形成し、フォトレジスト膜704
を除去し、基板全面にBPSG膜705を形成し、エッ
チバックを行い、金プラグ706の表面をBPSG膜7
05から露出する。
【0011】更に、図7(a)に示すように、BPSG
膜705上にアルミ配線707を形成し、パターニング
することにより、アルミ配線707と拡散層702との
接続を得て、コンタクト開口内金属と半導体基板との間
に発生する反応を回避することが可能となる。金プラグ
706の高さは、1μm程度である。
【0012】公知例2によれば、コンタクトのアスペク
ト比が大きくなっても、コンタクト開口内金属のカバレ
ッジが悪化したり、コンタクト開口内金属と半導体基板
との間での不具合が回避できるだけでなく、マージンに
ついてもゲート電極間隔が、 コンタクトサイズ+(コンタクトとゲート電極とのマー
ジン)×2=D+2A となり、公知例1よりも高集積化が可能である。
【0013】しかしながら、公知例2の製造方法では、
半導体基板701とアルミ配線707との間に配線層を
設ける場合、製造過程で金プラグ706が倒れる可能性
があるという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上示したように、従
来の半導体装置の製造方法では、コンタクトのアスペク
ト比増大に関する問題を回避するために、公知例1で
は、コンタクトサイズを0.5μm,コンタクト同士の
マージンを0.2μm,下位コンタクトとバリアメタル
とのマージンを0.2μm,バリアメタルとゲート電極
とのマージンを0.1μmとしたときに、ゲート電極間
隔が0.5+0.2×2+0.2×2+0.1×2=
1.5μm必要となる。
【0015】また公知例2では、コンタクトサイズを
0.5μm,コンタクトとゲート電極とのマージンを
0.3μmとしたときに、ゲート電極間隔が0.5+
0.3×2=1.1μmで実現可能であるが、多層の配
線層が必要な場合、金属プラグが倒れる可能性があるな
どの製造工程上の不具合がある。
【0016】本発明の目的は、半導体装置の微細加工上
問題となるコンタクトのアスペクト比の悪化、その対策
のためのマージン拡大を回避する半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1の平坦
化工程と、第1の開口形成工程と、第1の導電体埋込工
程と、第1のパターニング工程と、第2の平坦化工程
と、第2の開口形成工程と、第2の導電体埋込工程と、
第2のパターニング工程とを行い、半導体装置上に多層
配線構造を形成する半導体装置の製造方法であって、半
導体装置は、半導体基板上にゲート電極としての第1の
配線層と、前記半導体基板内に第1の配線層と自己整合
的にソース,ドレインとしての不純物拡散層とを設ける
ことにより、MOSFETを構成するものであり、第1
の平坦化工程は、前記第1の配線層上に被着した第1の
絶縁膜を平坦化する処理であり、第1の開口形成工程
は、前記第1の絶縁膜に、テーパ状に拡開した開口縁を
もつ第1の開口を形成し、前記不純物拡散層を露出する
処理であり、第1の導電体埋込工程は、前記第1の開口
内に第1の導電体を埋め込む処理であり、第1のパター
ニング工程は、前記第1の導電体に接して被着した第2
の配線層をパターニングする処理であり、第2の平坦化
工程は、前記第2の配線層上に被着した第2の絶縁膜を
平坦化する処理であり、第2の開口形成工程は、前記第
2の絶縁膜に、テーパ状に拡開した開口縁をもつ第2の
開口を形成し、前記第1の導電体を露出する処理であ
り、第2の導電体埋込工程は、前記第2の開口内に第2
の導電体を埋め込む処理であり、第2のパターニング工
程は、前記第2の導電体に接する第3の配線層をパター
ニングする処理であることを特徴とするものである。
【0018】また前記第1の平坦化工程は、第1の配線
層上にBPSG膜を被着して平坦化した後、窒化膜を被
着する工程を含むものである。
【0019】また前記第2の平坦化工程は、第2の配線
層上に窒化膜を被着した後、BPSG膜を被着して平坦
化する工程を含むものである。
【0020】また前記開口形成工程は、絶縁膜を等方性
エッチングし、かつ異方性エッチングし、テーパ状に拡
開した開口縁をもつ開口を形成する工程を含むものであ
る。
【0021】また本発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1配線層形成工程と、第1のパターニング工程
と、イオン注入工程と、第1の開口形成工程と、第1の
導電体埋込工程と、第2のパターニング工程と、第1の
平坦化工程と、第2の開口形成工程と、第2の導電体埋
込工程と、第3のパターニング工程とを有する半導体装
置の製造方法であって、第1配線層形成工程は、半導体
基板上のゲート酸化膜上にゲート電極としての第1の配
線層と酸化膜を形成する処理であり、第1のパターニン
グ工程は、前記第1の配線層と、該第1の配線層上に被
着した酸化膜とをパターニングする処理であり、イオン
注入工程は、前記半導体基板内に第1の配線層と自己整
合的にソース,ドレインとしての不純物拡散層をイオン
注入によって設ける処理であり、第1の開口形成工程
は、前記酸化膜に被着した第1の絶縁膜に、テーパ状に
拡開した開口縁をもつ第1の開口を形成し、前記半導体
基板の不純物拡散層を露出する処理であり、第1の導電
体埋込工程は、前記第1の開口内に第1の導電体を埋め
込む処理であり、第2のパターニング工程は、前記第1
の導電体に接して被着した第2の配線層をパターニング
する処理であり、第2の平坦化工程は、前記第2の配線
層上に被着した第2の絶縁膜を平坦化する処理であり、
第2の開口形成工程は、前記第2の絶縁膜に、テーパ状
に拡開した開口縁をもつ第2の開口を形成し、第1の導
電体を露出する処理であり、第2の導電体埋込工程は、
第2の開口内に第2の導電体を埋め込む処理であり、第
3のパターニング工程は、前記第2の導電体に接した被
着された第3の配線層をパターニングする処理であるこ
とを特徴とするものである。
【0022】また前記ゲート電極上の酸化膜膜厚を、コ
ンタクトエッチング深さ相当以上に設定するものであ
る。
【0023】また前記第2の平坦化工程は、第2の配線
層上に窒化膜を被着した後、BPSG膜を被着して平坦
化する工程を含むものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0025】(実施形態1)図4(a)〜(c)は、本
発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を製造工
程順に示す断面図である。
【0026】先ず、図4(a)に示すように、半導体基
板401上にゲート酸化膜(図示しない),ゲート電極
403,拡散層402を形成し、基板全面に酸化膜40
4を形成し、酸化膜404を平坦化する。次にフォトレ
ジスト膜によるマスキングと酸化膜404のエッチング
を行い、酸化膜404にコンタクト開口を形成し、コン
タクト開口の内側壁及び底部にバリアメタルを被着さ
せ、そのコンタクト開口内に埋め込み金属を被着し、そ
の埋め込み金属に対してエッチバックを行い、埋め込み
コンタクト405を形成する。
【0027】前記工程を行なう際に、後に酸化膜404
に接して形成される配線層と拡散層(図4(a)に示さ
れた拡散層のうち右側のもの)との間の接続部だけでな
く、更に上層の配線層と拡散層(図4(a)に示された
拡散層のうち左側のもの)との接続部にも埋め込みコン
タクト405を構築する。さらに本発明では、酸化膜4
04にコンタクト開口を形成する際に、等方性エッチン
グと異方性エッチングを組み合わせて酸化膜404をエ
ッチングし、コンタクト開口404aの上部開口縁40
4bをテーパ状に拡開させ、コンタクト開口404a,
404b内の埋め込みコンタクト405の上縁405a
側をテーパ状に広げてセルファラインコンタクトにす
る。
【0028】次に、図4(b)に示すように、図中右側
に位置する埋め込みコンタクト405に接するようにシ
リサイド配線層を形成してパターニングし、シリサイド
配線406を形成し、その後、シリサイド配線406及
び酸化膜404上に層間絶縁膜としてCVD法による窒
化膜407と酸化膜408を上下に被着し、酸化膜40
8の表面を平坦化する。
【0029】更に、図4(c)に示すように、シリサイ
ド配線406で被覆されていない図中左側の埋め込みコ
ンタクト405を露出するように酸化膜408と窒化膜
407をフォトレジスト膜のマスキングによりエッチン
グし、酸化膜408及び窒化膜407にコンタクト開口
を形成し、そのコンタクト開口内に埋め込み金属を被着
し、埋め込み金属をエッチバックして埋め込みコンタク
ト409を埋め込みコンタクト405に接合して形成す
る。
【0030】本発明では図示したように、埋め込みコン
タクト405の上縁405aは、テーパ状に広がってお
り、上層の埋め込みコンタクト409の位置ずれに対す
るマージンを有しているが、埋め込みコンタクト409
が構築されるコンタクト開口を形成する際、まず酸化膜
408に制限してコンタクト開口を形成し、酸化膜40
8にコンタクト開口を形成した後、更に窒化膜407を
エッチングしてコンタクト開口を形成するようにすれ
ば、酸化膜404より下層にエッチングが進行すること
による不具合を最小限におさえることができる。また、
埋め込みコンタクト409は、下層の埋め込みコンタク
ト405の直上位置に設け、埋め込みコンタクト409
の上縁409aは、下層の埋め込みコンタクト405と
同様にテーパ状に拡開して形成し、埋め込みコンタクト
409と接するようにアルミ配線110を被着し、図1
の状態に完成させる。
【0031】図1と図4の関係において、基板101は
基板401,拡散層102は拡散層402,ゲート電極
103はゲート電極403,酸化膜104は酸化膜40
4,埋め込みコンタクト105は埋め込みコンタクト4
05,シリサイド配線106はシリサイド配線406,
窒化膜107は窒化膜407,酸化膜108は酸化膜4
08,埋め込みコンタクト109は埋め込みコンタクト
409にそれぞれ相当する。
【0032】図1において、ゲート電極103間のマー
ジンは、コンタクトサイズを0.5μm(図中D),コ
ンタクト同士のマージンを0.2μm(図中C),下層
コンタクトの等方性エッチング広がり値を0.2μm
(図中B),コンタクトとゲート電極とのマージンを
0.3μm(図中A)とすると、以下の通りとなる。 ゲート電極間隔=D+2A=1.1μm
【0033】ここで、B≧Cの場合は、上記計算でマー
ジンが求まるが、B<Cの場合は、 ゲート電極間隔=D+2×(C−B)+2A となり、マージンがC−Bの2倍分だけ増加するため、
本構造は、B≧Cとなるように設定することが要件とな
る。
【0034】本実施形態では、図1から明らかなよう
に、ほぼ同径の埋め込みコンタクトが縦に配置される。
また、埋め込みコンタクトとして、コンタクト開口に埋
め込む金属は、タングステンばかりでなく、ポリシリコ
ン或いはその他の金属を用いてもよい。
【0035】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2を示す断面図である。本実施形態では、実施形態1に
示した下層の埋め込みコンタクトをSACで構成したも
のであり、SACの製造方法について以下に説明する。
【0036】先ず、半導体基板501上にゲート酸化
膜,ゲート電極層,酸化膜を積層形成する。このとき、
ゲート電極503上の酸化膜504の膜厚をコンタクト
エッチング深さ相当以上に設定する。次に、前記ゲート
電極層及び酸化膜を同時にパターニングし、ゲート電極
503と、その直上の酸化膜504を形成する。
【0037】更に、イオン注入の処理を行なって拡散層
502を形成し、基板全面に層間絶縁膜505を被着
し、層間絶縁膜505にコンタクト開口506を形成す
る。コンタクト開口506のエッチング領域は、図5に
示すようにゲート電極503の上部に及んでも、ゲート
電極503上の酸化膜504がエッチング余裕となり、
コンタクトエッチングがゲート電極503に及ぶことは
ない。
【0038】図5に示す製造方法で形成されたコンタク
トにおいて、ゲート電極503に関わるマージンのう
ち、コンタクト開口506とゲート電極503とのマー
ジンは、上記構造より明らかなようにマイナスマージン
が可能である。即ち、コンタクト開口506がゲート電
極503と重なっていても良い。また、図5に示すよう
に、コンタクト開口506の底部でコンタクト開口内金
属と半導体基板501が接触する部分は一定の幅D’が
必要であるとともに、コンタクト開口内金属と半導体基
板501が接触する部分のエッジとゲート電極503と
の間隔Aも確保されなければならない。これらの関係を
まとめると、以下の通りとなる。 コンタクト開口径=D=D’+2A+α ここで、αはコンタクト開口部とゲート電極との重なり
許容値である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンタクトを縦積みで構成できるため、コンタクトのアス
ペクト比を従来の約半分に抑えた多層配線構造を得るこ
とができる。また、ゲート電極間隔については、実施形
態1で示したように従来必要としていた間隔以下で構成
することができる。更に、ゲート電極とコンタクトとの
マージンにおいて、実施形態2のごとく上層コンタクト
の位置とゲート電極,下層コンタクトの位置関係をマー
ジン0以下に抑えることができる。このことについて、
さらに詳しく以下に説明する。
【0040】上記実施形態2の説明において明らかなよ
うに、下層コンタクト開口径には、下層コンタクト開口
とゲート電極との重なり許容値αを含んでいる。上層コ
ンタクト開口径をD”としたときに、仮にD”=D’で
あるとすると、上層コンタクトの下層コンタクトに対す
る位置ずれ許容値は、2A+αとなる。ここで、上層コ
ンタクトのゲート電極に対する位置ずれマージンは直接
問題とはならず、相対的に下層埋め込みコンタクトに対
するマージンを制御する必要があるが、前記αの値は、
SAC構造を用いているため、位置ずれマージンよりも
大きい値をとることが可能である。従って、コンタクト
同士の位置ずれマージンは、0以下に設定することがで
きる。
【0041】このように、本発明の半導体装置の製造方
法を用いることにより、微細加工上問題となるコンタク
トのアスペクト比の悪化、及び、その対策のためのマー
ジン拡大を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】従来例のコンタクトを示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係るSAC構造を示す断
面図である。
【図6】公知例1を製造工程順に示す断面図である。
【図7】公知例2を製造工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
401 基板 402 拡散層 403 ゲート電極 404 酸化膜 405 埋め込みコンタクト 406 シリサイド配線 407 窒化膜 408 酸化膜 409 埋め込みコンタクト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の平坦化工程と、第1の開口形成工
    程と、第1の導電体埋込工程と、第1のパターニング工
    程と、第2の平坦化工程と、第2の開口形成工程と、第
    2の導電体埋込工程と、第2のパターニング工程とを行
    い、半導体装置上に多層配線構造を形成する半導体装置
    の製造方法であって、 半導体装置は、半導体基板上にゲート電極としての第1
    の配線層と、前記半導体基板内に第1の配線層と自己整
    合的にソース,ドレインとしての不純物拡散層とを設け
    ることにより、MOSFETを構成するものであり、 第1の平坦化工程は、前記第1の配線層上に被着した第
    1の絶縁膜を平坦化する処理であり、 第1の開口形成工程は、前記第1の絶縁膜に、テーパ状
    に拡開した開口縁をもつ第1の開口を形成し、前記不純
    物拡散層を露出する処理であり、 第1の導電体埋込工程は、前記第1の開口内に第1の導
    電体を埋め込む処理であり、 第1のパターニング工程は、前記第1の導電体に接して
    被着した第2の配線層をパターニングする処理であり、 第2の平坦化工程は、前記第2の配線層上に被着した第
    2の絶縁膜を平坦化する処理であり、 第2の開口形成工程は、前記第2の絶縁膜に、テーパ状
    に拡開した開口縁をもつ第2の開口を形成し、前記第1
    の導電体を露出する処理であり、 第2の導電体埋込工程は、前記第2の開口内に第2の導
    電体を埋め込む処理であり、 第2のパターニング工程は、前記第2の導電体に接する
    第3の配線層をパターニングする処理であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の平坦化工程は、第1の配線層
    上にBPSG膜を被着して平坦化した後、窒化膜を被着
    する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の平坦化工程は、第2の配線層
    上に窒化膜を被着した後、BPSG膜を被着して平坦化
    する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記開口形成工程は、絶縁膜を等方性エ
    ッチングし、かつ異方性エッチングし、テーパ状に拡開
    した開口縁をもつ開口を形成する工程を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1配線層形成工程と、第1のパターニ
    ング工程と、イオン注入工程と、第1の開口形成工程
    と、第1の導電体埋込工程と、第2のパターニング工程
    と、第1の平坦化工程と、第2の開口形成工程と、第2
    の導電体埋込工程と、第3のパターニング工程とを有す
    る半導体装置の製造方法であって、 第1配線層形成工程は、半導体基板上のゲート酸化膜上
    にゲート電極としての第1の配線層と酸化膜を形成する
    処理であり、 第1のパターニング工程は、前記第1の配線層と、該第
    1の配線層上に被着した酸化膜とをパターニングする処
    理であり、 イオン注入工程は、前記半導体基板内に第1の配線層と
    自己整合的にソース,ドレインとしての不純物拡散層を
    イオン注入によって設ける処理であり、 第1の開口形成工程は、前記酸化膜に被着した第1の絶
    縁膜に第1の開口を形成し、前記半導体基板の不純物拡
    散層を露出する処理であり、 第1の導電体埋込工程は、前記第1の開口内に第1の導
    電体を埋め込む処理であり、 第2のパターニング工程は、前記第1の導電体に接して
    被着した第2の配線層をパターニングする処理であり、 第2の平坦化工程は、前記第2の配線層上に被着した第
    2の絶縁膜を平坦化する処理であり、 第2の開口形成工程は、前記第2の絶縁膜に第2の開口
    を形成し、第1の導電体を露出する処理であり、 第2の導電体埋込工程は、第2の開口内に第2の導電体
    を埋め込む処理であり、 第3のパターニング工程は、前記第2の導電体に接した
    被着された第3の配線層をパターニングする処理である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記ゲート電極上の酸化膜膜厚を、コンタ
    クトエッチング深さ相当以上に設定することを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体装置の製造方法。。
  7. 【請求項7】 前記第2の平坦化工程は、第2の配線層
    上に窒化膜を被着した後、BPSG膜を被着して平坦化
    する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導
    体装置の製造方法。
JP18311996A 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法 Pending JPH1027848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18311996A JPH1027848A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18311996A JPH1027848A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1027848A true JPH1027848A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16130127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18311996A Pending JPH1027848A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1027848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010037869A (ko) * 1999-10-20 2001-05-15 박종섭 반도체 소자의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010037869A (ko) * 1999-10-20 2001-05-15 박종섭 반도체 소자의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2591446B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH10107140A (ja) 多層配線半導体装置とその製造方法
JP2000021985A (ja) 半導体装置のコンタクトホ―ル製造方法
US5714038A (en) Method for forming contact hole of semiconductor device
JPH1027848A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3576144B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3065395B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH06140428A (ja) Soi構造を持つトランジスタおよびその製造方法
JP2790388B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3250547B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS60119750A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001217396A (ja) 半導体素子の製造方法
JP3407516B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3285750B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000182989A (ja) 半導体装置
JPH05109715A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11135629A (ja) 半導体デバイスの配線構造並びにその形成方法
JP2755226B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3028539B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100304967B1 (ko) 반도체소자의 배선 및 그의 형성방법
JPH1140668A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3114803B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH1093033A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10135325A (ja) コンタクトの形成方法および半導体装置の製造方法
JP2000150679A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法