JPH10278422A - 液晶パネルのマーキング方法 - Google Patents

液晶パネルのマーキング方法

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Publication number
JPH10278422A
JPH10278422A JP9085222A JP8522297A JPH10278422A JP H10278422 A JPH10278422 A JP H10278422A JP 9085222 A JP9085222 A JP 9085222A JP 8522297 A JP8522297 A JP 8522297A JP H10278422 A JPH10278422 A JP H10278422A
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JP
Japan
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marking
liquid crystal
film
alignment film
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP9085222A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Ogasawara
康之 小笠原
Masahito Ando
雅仁 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10278422A publication Critical patent/JPH10278422A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザマーキングによる方法であって、特に
ガラス欠けが発生しないように工夫した液晶パネルのマ
ーキング方法を提供すること。 【解決手段】 透明電極膜3と配向膜4が積層されたガ
ラス基板1、2が相対向して配置され、透明電極膜3の
電極取出し端子部3aがガラス基板1の端部の電極取出
し面7に導出された液晶パネルPにおいて、この電極取
出し面7に、配向膜4と同材質の外部配向膜8を転写
し、この外部配向膜8にレーザマーキング10を施す方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルのマー
キング方法に関し、詳しくは、液晶エタロン等の液晶パ
ネルにロット番号やパネル番号等をマーキングする方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルにロット番号やパネル番号等
をマーキングを施す方法として、図3に示すように、液
晶パネルPの側面に不滅インクによりカラーバー12を
形成する方法、あるいは、ガラス基板1の表面にマーキ
ング13を施す方法がある。
【0003】このガラス基板1の表面にマーキング13
を施す方法としては、ガラスペンにより手書きで記入す
る方法のほか、レーザマーキング装置によりレーザマー
キングする方法も用いられている。
【0004】このレーザマーキング方法は、特開平6−
51328号公報に開示されているように、ガラス基板
上に酸化インジュウムと酸化スズの混合物からなる透明
電極膜が形成された液晶ガラスに、レーザ光線を照射す
ることにより、透明電極膜上に印字パターンのマーキン
グを施すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】不滅インクによる方法
は、ガラス基板1との密着力が不足し、ガラス基板1か
ら剥がれ落ち易いという問題があり、まガラスペンで直
接記入する方法は、生産性が悪いばかりでなく、ガラス
の欠けを誘発するという問題がある。
【0006】CO2 レーザやエキシマレーザを用いたレ
ーザマーキングは、液晶パネルのみならず各種製品に広
く用いられているが、液晶パネルに利用する場合はガラ
ス欠けを生じないような工夫が必要となる。
【0007】上記の従来技術のように、酸化インジュウ
ムと酸化スズの混合物からなる透明電極膜に照射する場
合、比較的高出力のレーザが必要となるが、高出力のレ
ーザを使用すると、レーザ光線が透明電極膜からその下
のガラス基板にまで達し、ガラス欠けを起こすおそれが
ある。
【0008】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、レーザマーキングによる方法であって、特にガラス
欠けが発生しないように工夫した液晶パネルのマーキン
グ方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、透明電極膜と配向膜が積層
されたガラス基板が相対向して配置され、前記透明電極
膜の電極取出し端子部が前記ガラス基板の端部の電極取
出し面に導出された液晶パネルにマーキングを施す方法
であって、前記電極取出し面に前記配向膜と同材質の外
部配向膜を転写し、この外部配向膜にレーザマーキング
を施すことを特徴とするものである。
【0010】このため、請求項1記載の発明では、外部
配向膜である高分子樹脂上へのレーザマーキングにより
低出力のレーザが使用できるため、ガラス基板への影響
が少なくなると共に、外部配向膜は液晶パネルの製造工
程中の配向膜の転写と同じ工程で形成できるため、マー
キングのための工程が増えることがなく、安価に作成で
きる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の液晶パネルのマーキング方法であって、前記レーザ
マーキングは、レーザ光線が前記ガラス基板に達しない
出力で行われることを特徴とするものである。
【0012】このため、請求項2記載の発明では、低パ
ワーのレーザマーキング装置で短時間にマーキングを施
すことができると共に、ガラス欠けの発生がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図3と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0014】図1において、液晶パネルPは、一対のガ
ラス基板1、2の各対向面上にインジュウムチンオキサ
イド(ITO)等からなる透明電極膜(0.025〜
0.05μm)3を形成し、この透明電極膜3上に液晶
分子を均一に配向させるための配向膜(0.5〜1μ
m)4を転写している。この一対のガラス基板1、2を
スペーサ5により適宜の間隔を維持して平行に配置して
いる。各配向膜4間の空間に液晶6を注入して液晶エタ
ロンとして構成している。
【0015】透明電極膜3は、スペーサ5より外側に導
出されてガラス基板1上の電極取出し面7に取り出され
た電極取出し端子部3aと連続している。この電極取出
し面7には電極取出し端子部3aを避けるように隅部
(図示の例では電極取出し面7の右側隅部の斜線部分)
に配向膜4と同材質の外部配向膜8が転写されている。
この外部配向膜8を形成する方法は、メインの配向膜4
と外部配向膜8とが同時に転写されるような形状の転写
版を用いることにより、配向膜4、8を同じ工程で転写
できる。
【0016】図2において、上記外部配向膜8にレーザ
マーキング装置でレーザを照射することによりマーキン
グ10を施す。
【0017】配向膜4および外部配向膜8はポリイミド
系高分子からなり、一般に薄く着色したものが使用され
る。レーザ照射により外部配向膜8が溶けて消失するた
め、周囲との色の違いによりマーキング10の文字パタ
ーンが読み取れる。また、レーザ照射部分は表面の状態
が変化するため、光の反射率の違いによってもマーキン
グ10の文字パターンは読み取れる。
【0018】レーザマーキング装置としては、CO2
ーザ、エキシマレーザ、液体レーザ等、いかなる種類の
ものでもよく、また、マーキング方式もマスク方式、ミ
ラースキャン方式のいずれでもよい。また、ポリイミド
系高分子の外部配向膜8を溶かすことができ、かつガラ
ス基板2に影響を与えない程度の低出力(12W程度)
でかつ短時間照射が好ましい。これにより、ガラス基板
2のガラス欠けを起こすことなく、外部配向膜8のみに
マーキング10を施すことができる。
【0019】レーザ照射工程は、液晶6の注入、封止後
であって洗浄前の時点、あるいは洗浄後であって最終検
査前の時点、あるいは最終検査後の時点のいずれの時点
で行ってもよい。
【0020】以上のように、本実施の形態の液晶パネル
のマーキング方法では、ガラス基板1の電極取出し面7
に外部配向膜8を形成し、この外部配向膜8上にレーザ
マーキングを施すようにしたので、高分子樹脂上へのレ
ーザマーキングにより低出力のレーザが使用でき、した
がって、ガラス基板2への影響が少なくなり、ガラス欠
けの発生がなくなると共に、低パワーのレーザマーキン
グ装置で短時間にマーキングを施すことができる。ま
た、外部配向膜8は液晶パネル1の製造工程中の配向膜
4の転写と同じ工程で形成できるため、マーキングのた
めの工程が増えることがなく、安価に作成できる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、電極取出し部に液晶パネルの配向膜と同
材質の外部配向膜を転写し、この外部配向膜にレーザマ
ーキングを施すようにしたので、外部配向膜である高分
子樹脂上へのレーザマーキングにより低出力のレーザが
使用でき、したがって、ガラス基板への影響が少なくな
ってガラス欠けの発生を未然に防止することができると
共に、外部配向膜は液晶パネルの製造工程中の配向膜の
転写と同じ工程で形成できるため、マーキングのための
工程が増えることがなく、安価に作成できる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、レー
ザ光線がガラス基板に達しない出力で行われるので、低
パワーのレーザマーキング装置で短時間にマーキングを
施すことができると共に、ガラス欠けの発生がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マーキングを施す前の液晶パネルであって、
(a)は平面図、(b)はA−A線断面図である。
【図2】マーキングを施した液晶パネルであって、
(a)は平面図、(b)はB−B線断面図、(c)はマ
ーキング部分の拡大断面図である。
【図3】従来のマーキングを施した液晶パネルであっ
て、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1、2 ガラス基板 3 透明電極膜 3a 電極取出し端子部 4 配向膜 7 電極取出し面 8 外部配向膜 10 マーキング P 液晶パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極膜と配向膜が積層されたガラス
    基板が相対向して配置され、前記透明電極膜の電極取出
    し端子部が前記ガラス基板の端部の電極取出し面に導出
    された液晶パネルにマーキングを施す方法であって、 前記電極取出し面に前記配向膜と同材質の外部配向膜を
    転写し、この外部配向膜にレーザマーキングを施すこと
    を特徴とする液晶パネルのマーキング方法。
  2. 【請求項2】 前記レーザマーキングは、レーザ光線が
    前記ガラス基板に達しない出力で行われることを特徴と
    する請求項1記載の液晶パネルのマーキング方法。
JP9085222A 1997-04-03 1997-04-03 液晶パネルのマーキング方法 Pending JPH10278422A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010125847A1 (ja) 2009-04-30 2010-11-04 シャープ株式会社 液晶パネルの製造方法、液晶パネル用ガラス基板およびこれを備えた液晶パネル
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