JP2003084293A - 液晶パネルの製造方法、液晶パネル用基板及び液晶パネル - Google Patents

液晶パネルの製造方法、液晶パネル用基板及び液晶パネル

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JP2003084293A
JP2003084293A JP2001278778A JP2001278778A JP2003084293A JP 2003084293 A JP2003084293 A JP 2003084293A JP 2001278778 A JP2001278778 A JP 2001278778A JP 2001278778 A JP2001278778 A JP 2001278778A JP 2003084293 A JP2003084293 A JP 2003084293A
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sealing material
crystal panel
substrate
manufacturing
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Hidehiro Ito
英博 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶の使用量を低減して液晶パネルの製造コ
ストを低減できる液晶パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 液晶封入用の第1シール材を第1基材上
に形成する工程P4と、第1シール材に隣接して第2シ
ール材によって閉ループ領域を形成する工程P4と、第
1シール材を挟んで第1基材に第2基材を貼り合せる工
程P21とを有する液晶パネルの製造方法である。第2
基材を貼り合せる工程P21は減圧下にて行われるの
で、工程P4で閉ループ領域を形成した場合でも、工程
P21で両基板を貼り合せたときに閉ループ領域を形成
する第2シール材が破裂することがない。そして、パネ
ル構造体の内部に閉ループ領域を形成したため、液晶の
無駄な消費量を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶の配向を制御
することによって文字、数字等といった像を表示する液
晶パネルを製造するための液晶パネルの製造方法に関す
る。また、本発明は、その液晶パネルを製造するのに適
した液晶パネル用基板に関する。また、本発明は、その
ような製造方法によって製造される液晶パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、それぞれが電極を備えた
一対の基板によって液晶を挟持することによって形成さ
れるパネル構造体である。この液晶パネルに、液晶駆動
用IC、FPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プ
リント基板)、バックライト、フロントライト等といっ
た付帯機器を付設することにより液晶装置が形成され
る。なお、基板上に液晶駆動用ICを直接に実装する構
造の、いわゆるCOG(Chip On Glass)方式の液晶パ
ネルでは、基板上に液晶駆動用ICが実装された状態の
パネル構造体を液晶パネルと呼ぶこともある。
【0003】液晶パネルは、従来、例えば図19に示す
製造方法によって製造される。この従来の製造方法にお
いては、工程P1から工程P4に至る一連の工程によっ
て図20に示す大判の第1基板51aが形成される。ま
た、工程P11から工程P13に至る一連の工程によっ
て図21に示す大判の第2基板51bが形成される。工
程P1においては、図20に示すように、ガラス等によ
って形成された大判の第1基材52a上に液晶パネル複
数分の第1電極53aを形成する。次に、工程P2にお
いて、図20に示すように、各液晶パネル領域内に配向
膜54aを形成し、さらに、工程P3において、配向膜
54aに対してラビング処理を実行する。このラビング
処理により、液晶分子が第1基板51a側から一方向に
並べられる。
【0004】その後、第1基材52a上の各液晶パネル
領域にエポキシ樹脂等を環状に付着、例えば印刷、する
ことによってシール材56を形成する。これにより、液
晶パネル複数分のパターンが形成された大判の第1基板
51aが作製される。なお、第1基板51a上には、必
要に応じて、上記第1電極53a及び配向膜54a以外
の光学的要素が形成されることもあるが、図20ではそ
れら付加的な光学的要素は省略してある。
【0005】一方、工程P11においては、図21に示
すように、ガラス等によって形成された大判の第2基材
52b上に液晶パネル複数分の第2電極53bを形成す
る。なお、図21では、第2基材52bを通して第2電
極53bを見た状態を示しており、さらに、第2基材5
2bは鎖線で仮想的に示してある。
【0006】次に、工程P12において、図21に示す
ように、各液晶パネル領域内に配向膜54bを形成し、
さらに、工程P13において、配向膜54bに対してラ
ビング処理を実行する。このラビング処理により、液晶
分子が第2基板51b側から一方向に並べられる。これ
により、液晶パネル複数分のパターンが形成された大判
の第2基板51bが作製される。なお、第2基板51b
上には、必要に応じて、上記第2電極53b及び配向膜
54b以外の光学的要素が形成されることもあるが、図
21ではそれら付加的な光学的要素は省略してある。
【0007】以上により、図20の第1基板51a及び
図21の第2基板51bが形成されると、工程P21に
おいて、両基板51a及び51bがシール材56を間に
挟んで互いに貼り合わすことにより、液晶パネル複数分
の空セルを有した大判のパネル構造体が形成される。
【0008】さらに、工程22において、図20に示す
溝G1並びに図21に示す溝G2及びG3に従ってを第
1基材52a上に形成すると共に、それらの溝に従って
パネル構造体を切断することにより、図22に示すよう
な1列分のパネル構造体、いわゆる短冊状のパネル構造
体57が形成される。この短冊状のパネル構造体57に
おいては、シール材56の一部に形成した液晶注入用開
口68が外部へ露出している。
【0009】次に、工程P23において液晶の注入処理
を実行する。具体的には、まず、図23に示すように、
液晶L0を収容した容器58と短冊状のパネル構造体5
7とを密閉チャンバ59内に入れる。そして、密閉チャ
ンバ59内を減圧、例えば真空状態に減圧することによ
り、パネル構造体57内の各液晶パネル部分のシール材
56の内部を減圧し、この状態でパネル構造体57の各
液晶パネル部分の液晶注入用開口68を液晶L0の液面
に漬ける。その後、密閉チャンバ59内の減圧状態を大
気圧に戻すことにより、液晶L0の液面に大気圧を加
え、これにより、液晶注入用開口56を通してシール材
56の内部に液晶L0を注入する。その後、図24に符
号61で示すように、各シール材56の液晶注入用開口
68を樹脂等によって封止する。
【0010】次に、工程P24において、図22の溝G
4に従って、パネル構造体57を切断することにより、
図24に示すような液晶パネル62が作製される。この
液晶パネル62において、第1基板51aは第2基板5
1bの外側へ張り出す張出し部51cを有し、この張出
し部51c上には、外部回路との間で信号や電力の授受
を行うための端子63が形成される。
【0011】第1基板51a上に形成された第1電極5
3aはシール材56を通過して外部へ張り出して端子6
3となっている。一方、第2基板51b上に形成された
第2電極53bは、シール材56の内部に分散した導通
材64を介して、第1基板51a上の配線66に接続
し、この配線66は端子63につながっている。これに
より、第2基板51b上の第2電極53bが第1基板5
1a上の端子63につなげられている。
【0012】以上のようにして液晶パネル62が作製さ
れた後、図19の工程P25において液晶パネルの洗浄
が行われる。例えば、界面活性剤を混入させた洗浄液を
液晶パネル62の外表面に供給することにより、液晶パ
ネル62の外表面に付着した液晶L0の残りかすを液晶
パネル62から除去する。次に、工程P26において、
図25に示すように、第1基材52a及び第2基材52
bの外側表面に偏光板67a及び67bを貼着する。
【0013】さらに、工程P27において、図24に示
す第1基板51aの張出し部51cに形成した端子63
に、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等を
介して液晶駆動用ICを実装する。これにより、目標と
する液晶装置が完成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の液
晶パネルの製造方法においては、図23に示したように
パネル構造体57内の個々の液晶パネル領域内に液晶L
0を注入するときに、その液晶注入の目標であるシール
材56によって囲まれる領域内だけでなく、シール材5
6の外側であってパネル構造体57の内部の広い領域内
にも液晶L0が流れ込んでしまい、それ故、液晶L0が
無駄に消費されるという問題があった。
【0015】また、従来の製造方法によって作製される
液晶パネルに関しては、図25に示すように、第1基板
52aと第2基板52bとの間の間隔の寸法Aが5〜1
0μm程度であるところ、第1基板52a又は第2基板
52bの張出し寸法Bは0.1〜0.2mm程度であ
る。つまり、基板間間隙が小さいにも拘らず、基板の張
出し寸法は大きいという構造を有している。
【0016】このような構造の液晶パネルに対して図1
9の工程P25で洗浄を行うとき、第1基板52aと第
2基板52bとの間の狭い間隙を満遍なく完全に洗浄す
るということは、非常に困難であり、基板間に液晶L0
のかすが残るという問題もあった、この場合、例えば、
図24及び図25に符号Cで示すように、電極につなが
る配線66のところに液晶L0が残ってしまうと、液晶
パネル62を使用するときに配線66に電位差が発生す
ると、その電位差に起因して配線66にコロージョン、
すなわち電食が発生し、表示品質が低下するという問題
があった。
【0017】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであって、液晶の使用量を低減して液晶パネルの製
造コストを低減できる液晶パネルの製造方法、液晶パネ
ル用基板及び液晶パネルを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】(1)上記の目的を達成
するため、本発明に係る液晶パネルの製造方法は、液晶
封入用の第1シール材を第1基材上に形成する工程と、
前記第1シール材に隣接して第2シール材によって閉ル
ープ領域を形成する工程と、前記第1シール材を挟んで
前記第1基材に第2基材を貼り合せる工程とを有し、前
記第2基材を貼り合せる工程は減圧下にて行われること
を特徴とする。
【0019】一般に、一対の基板の一方に閉ループ状の
シール材、すなわち空気の抜け口のないシール材を形成
した上で、それらの基板をそのシール材を挟んで大気中
で互いに貼り合わせる場合を考えると、それらの基板を
シール材を挟んで加圧したときにシール材によって囲ま
れる領域内の気圧が高くなってシール材が破裂して損傷
することが考えられる。つまり、何等かの工夫がない限
り、液晶パネルを構成する一対の基板の一方に閉ループ
状のシール材を形成することはできなかった。これに対
し、本発明のように、第1基板と第2基板との貼り合せ
を減圧下で行うようにすれば、両基板の間に閉ループ状
の第2シール材を介在させた状態で両基板を互いに加圧
したとしても、その第2シール材が破裂する心配がな
い。
【0020】そして、液晶封入用の第1シール材に隣接
して閉ループ状の第2シール材を形成しておけば、第1
シール材によって囲まれるセル領域に液晶を注入すると
き、第2シール部材によって囲まれる領域は閉空間とな
っているので、その領域には液晶が進入することがな
く、それ故、その閉空間の容積分だけ、液晶が無駄に消
費されることを回避でき、その結果、液晶パネルの製造
コストを低減できる。
【0021】(2)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法において、前記第1シール材を形成する工程と前
記閉ループ領域を形成する工程とは同じ工程で行われる
ことが望ましい。これにより、第2シール材を簡単に形
成することができる。
【0022】(3)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法において、前記減圧下は大気圧の半分又はそれ以
下であることが望ましい。基板の貼り合せを完全な真空
状態下で行うと、貼り合せ後のパネル構造体を大気中に
戻したときに大気圧によって過剰な力が加わり、それ
故、液晶パネルが変形するかもしれない。これに対し、
本発明のように、減圧状態を大気圧の半分又はそれ以下
に抑えれば、パネル構造体に過剰な外力が加わることを
防止でき、液晶パネルに異常な変形が発生することを防
止できる。
【0023】(4)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法において、前記第2シール材は前記第1シール材
よりも細いことが望ましい。パネル構造体において第2
シール材が設けられる領域は、多くの場合、後工程にお
いてスクライブ溝が形成され、さらにそのスクライブ溝
に従って切断されて小さい部分に分離される領域であ
る。第2シール材は、例えば、エポキシ樹脂等のように
接着性の高い材料によって形成されることが多く、この
ような接着性の高い第2シール材が設けられている領域
においてパネル構造体を切断して分離することは、非常
に難しくて、工程が複雑になるおそれがあるかもしれな
い。
【0024】これに対し、本発明のように、第2シール
材を細く形成すれば、第2シール材の基板に対する接着
力が弱くなるので、切断によって分離する作業を簡単且
つ確実に行うことが可能となる。
【0025】(5)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法においては、前記第2シール材と前記第1基材と
の間及び/又は前記第2シール材と前記第2基材との間
に剥離膜を設けることが望ましい。ここで、「剥離膜」
とは、基板に対しての剥離のし易すさが第2シール材に
比べて高い性質の膜ということである。
【0026】パネル構造体において第2シール材が設け
られる領域は、多くの場合、後工程においてスクライブ
溝が形成され、さらにそのスクライブ溝に従って切断さ
れて小さい部分に分離される領域である。第2シール材
は、例えば、エポキシ樹脂等のように接着性の高い材料
によって形成されることが多く、このような接着性の高
い第2シール材が設けられている領域においてパネル構
造体を切断して分離することは、非常に難しくて、工程
が複雑になるおそれがあるかもしれない。
【0027】これに対し、本発明のように、第2シール
材と基板との間に剥離膜を介在させておけば、第2シー
ル材の基板に対する接着力が弱くなるので、切断によっ
て分離する作業を簡単且つ確実に行うことが可能とな
る。
【0028】(6)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法において、前記剥離膜は配向膜と同じ材料によっ
て該配向膜を形成する際に同時に形成されることが望ま
しい。こうすれば、剥離膜を簡単且つ正確に形成するこ
とが可能となる。
【0029】(7)次に、本発明に係る液晶パネルの製
造方法において、前記第2シール材は、配線が前記第1
シール材を通過して外部へ張り出す部分を取り囲むよう
に形成されるこが望ましい。
【0030】液晶パネルを製造するに際しては、液晶の
注入工程が完了した後、液晶パネルの周囲に対して洗浄
処理が行われ、この洗浄処理により、液晶パネルの周り
に液晶が残存しないようにしている。しかしながら、こ
の洗浄を完璧に行って液晶の残存を皆無にするというこ
とは、非常に困難である。これに対し、閉ループ状の第
2シール材を配線の外部への張出し部分の周りに形成す
れば、その配線の張出し部分には、そもそも、液晶が進
入しないので、当然のことながら残存することもない。
従って、液晶パネルの長時間の使用後にコロージョンが
発生して液晶パネルの表示品質が低下するといったこと
がなくなる。
【0031】(8)次に、本発明に係る液晶パネル用基
板は、基材と、該基材上に形成された液晶封入用の第1
シール材と、該第1シール材に隣接して第2シール材に
よって形成された閉ループ領域とを有することを特徴と
する。
【0032】この構成の基板を用いて液晶パネルを製造
すれば、この構成の基板に他の基板を貼り合せてパネル
構造体を形成した後に、そのパネル構造体の内部に液晶
を注入する際、第2シール材によって囲まれる領域へ液
晶が進入することを防止できるので、液晶の無駄な消費
を回避でき、それ故、液晶パネルの製造コストの低減を
達成できる。
【0033】(9)次に、本発明に係る液晶パネルは、
以上に記載した構成の液晶パネルの製造方法を用いて製
造されたことを特徴とする液晶パネルである。この液晶
パネルは、液晶の無駄な消費を抑えた分だけ安く製造で
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
単純マトリクス方式の液晶パネル及び液晶装置を製造す
る場合を例に挙げて説明する。図1は、本発明に係る液
晶パネルの製造方法の一実施形態を示している。ここに
示す液晶パネルの製造方法においては、工程P1から工
程P4に至る一連の工程によって図2に示す大判の第1
基板1aが形成される。また、工程P11から工程P1
3に至る一連の工程によって図3に示す大判の第2基板
1bが形成される。
【0035】工程P1においては、図2に示すように、
大判の第1基材2a上に液晶パネル複数分の第1電極3
aを形成する。なお、図2では、1つの第1基材2a上
に形成する液晶パネルの数を4×4=16個としたが、
液晶パネルの形成数は、第1基板2aの大きさと製造す
る液晶パネルの大きさとの関係に応じて任意に設定され
る。第1電極3aは、複数の直線状の電極を互いに平行
に並べることによって全体としてストライプ状に形成さ
れている。
【0036】次に、工程P2において、図2に示すよう
に、各液晶パネル領域内に配向膜4aを形成し、さら
に、工程P3において、配向膜4aに対してラビング処
理を実行する。このラビング処理により、液晶分子が第
1基板1a側から一方向に並べられる。
【0037】なお、第1基材2aは、ガラス、プラスチ
ック等によって形成される。また、第1電極3aは、例
えばITO(Indium Tin Oxide)を材料としてフォトリ
ソグラフィー法を用いて形成される。また、配向膜4a
は、例えばポリイミドを塗布又は印刷することによって
形成される。
【0038】その後、第1基材2a上の各液晶パネル領
域にエポキシ樹脂等を環状に付着、例えば印刷、するこ
とによって第1シール材6aを形成する。また、第1シ
ール材6aに連続して第2シール材6bを形成すること
により、第1シール材6aに隣接する所に閉ループ領域
D、すなわちシール材によって囲まれて開口の無い領域
を形成する。
【0039】本実施形態の場合、閉ループ領域Dは、互
いに隣り合う液晶パネル領域の間を埋めるように形成さ
れている。なお、第2シール材6bは、第1シール材6
aとは別個に独立して形成することもできるし、第1シ
ール材6aを印刷等によって形成する際に同時に形成す
ることもできる。
【0040】以上により、液晶パネル複数分のパターン
が形成された大判の第1基板1aが作製される。なお、
第1基板1a上には、必要に応じて、上記第1電極3a
及び配向膜4a以外の光学的要素が形成されることもあ
るが、図2ではそれら付加的な光学的要素は省略してあ
る。
【0041】一方、図1の工程P11においては、図3
に示すように、大判の第2基材2b上に液晶パネル複数
分の第2電極3bを形成する。第2電極3bは、複数の
直線状の電極を互いに平行に並べることによって全体と
してストライプ状に形成されている。なお、図3では、
第2基材2bを通して第2電極3bを見た状態を示して
おり、さらに、第2基材2bは鎖線で仮想的に示してあ
る。
【0042】次に、工程P12において、図3に示すよ
うに、各液晶パネル領域内に配向膜4bを形成し、さら
に、工程P13において、配向膜4bに対してラビング
処理を実行する。このラビング処理により、液晶分子が
第2基板1b側から一方向に並べられる。これにより、
液晶パネル複数分のパターンが形成された大判の第2基
板1bが作製される。なお、第2基板1b上には、必要
に応じて、上記第2電極3b及び配向膜4b以外の光学
的要素が形成されることもあるが、図3ではそれら付加
的な光学的要素は省略してある。
【0043】なお、第2基材2bは、ガラス、プラスチ
ック等によって形成される。また、第2電極3bは、例
えばITO(Indium Tin Oxide)を材料としてフォトリ
ソグラフィー法を用いて形成される。また、配向膜4b
は、例えばポリイミドを塗布又は印刷することによって
形成される。
【0044】以上により、図2の第1基板1a及び図3
の第2基板1bが形成されると、図1の工程P21にお
いて、両基板1a及び1bが第1シール材6a及び第2
シール材6bを間に挟んで互いに貼り合わされることに
より、液晶パネル複数分の空セルを有した大判のパネル
構造体が形成される。なお、両基板1a及び1bは、第
1電極3aと第2電極3bとがほぼ直交するように互い
に貼り合わされる。
【0045】さらに、工程22において、図2に示す溝
G1を第1基材2a上に形成し、さらに図3に示す溝G
2及びG3を第2基材2b上に形成すると共に、それら
の溝に従ってパネル構造体を切断することにより、図4
に示すような1列分のパネル構造体、いわゆる短冊状の
パネル構造体7が形成される。この短冊状のパネル構造
体7においては、第1シール材6aの一部に形成した液
晶注入用開口18が外部へ露出している。
【0046】次に、工程P23において液晶の注入処理
を実行する。具体的には、まず、図5に示すように、液
晶L0を収容した容器8と短冊状のパネル構造体7とを
密閉チャンバ9内に入れる。そして、密閉チャンバ9内
を減圧、例えば真空状態に減圧することにより、パネル
構造体7内の各液晶パネル部分の第1シール材6aの内
側領域を減圧し、この状態でパネル構造体7の各液晶パ
ネル部分の液晶注入用開口6aを液晶L0の液面に漬け
る。
【0047】その後、密閉チャンバ9内の減圧状態を大
気圧に戻すことにより、液晶L0の液面に大気圧を加
え、これにより、液晶注入用開口18を通して第1シー
ル材6aの内部に液晶L0を注入する。その後、図6に
符号11で示すように、各第1シール材6aの液晶注入
用開口18を樹脂等によって封止する。
【0048】本実施形態では、液晶L0を封入する領域
である第1シール材6aに隣接して第2シール材6bに
よって閉ループ領域Dを形成した。この閉ループ領域D
は開口の無い閉鎖領域であるので、第1シール材6aに
よって囲まれた領域へ液晶L0を注入する際、この閉ル
ープ領域Dには液晶L0が進入しない。このため、無駄
に消費される液晶L0の量が少なくなり、それ故、液晶
パネルの製造コストを低くすることができる。
【0049】次に、図1の工程P24において、図4の
溝G4に従って、パネル構造体7を切断して個々に分離
することにより、図6に示すような液晶パネル12が、
複数、作製される。この液晶パネル12において、第1
基板1aは第2基板1bの外側へ張り出す張出し部1c
を有し、この張出し部1c上には、外部回路との間で信
号や電力の授受を行うための端子13が形成される。
【0050】第1基板1a上に形成された第1電極3a
は第1シール材6aを通過して外部へ張り出して端子1
3となっている。一方、第2基板1b上に形成された第
2電極3bは、第1シール材6aの内部に混入された導
通材14を介して配線16に接続し、その配線16が端
子13につなげられている。
【0051】以上のようにして液晶パネル12が作製さ
れた後、図1の工程P25において液晶パネルの洗浄が
行われる。例えば、界面活性剤を混入させた洗浄液を液
晶パネル12の外表面に供給することにより、液晶パネ
ル12の外表面に付着した液晶L0の残りかすを液晶パ
ネル12から除去する。次に、工程P26において、図
7に示すように、第1基材2a及び第2基材2bの外側
表面に偏光板17a及び17bを貼着する。
【0052】さらに、工程P27において、図6に示す
第1基板1aの張出し部1cに形成した端子13に、例
えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等を介して
液晶駆動用ICを実装する。これにより、目標とする液
晶装置が完成する。こうして製造された液晶装置は、ア
クティブ素子を用いない単純マトリクス方式の液晶パネ
ルである。第1電極3aと第2電極3bとはドットマト
リクス状に配列する複数の点で交差し、それらの交点の
1つによって像形成のための1ドットが形成され、これ
らドットの集まりによって表示領域が形成される。
【0053】この液晶装置では、各ドットに印加される
電圧を制御することにより、それらのドットに存在する
液晶の配向がドットごとに制御される。この配向制御に
より、各ドットを通過する光が変調されて図7の偏光板
17a又は17bを通過するものと通過しないものとが
選択され、これにより、第1基板2aの外側又は第2基
板2bの外側に文字、数字等といった像が表示される。
【0054】なお、図7において、液晶層Lへ供給する
光は、反射方式又は透過方式によって与えられる。反射
方式というのは、第1基板2a又は第2基板2bのいず
れかの液晶層L側の表面又は液晶層Lと反対側の表面に
反射膜(図示せず)を形成し、外部からの光、例えば太
陽光、室内光等をその反射膜によって反射して液晶層L
へ供給する方式である。他方、透過方式というのは、第
1基板2a又は第2基板2bのいずれかの液晶層Lと反
対側の表面に照明装置を配設し、この照明装置からの光
を第1基板2a又は第2基板2bを透過させて液晶層L
へ供給する方式である。
【0055】以上に説明したように、本実施形態に係る
液晶パネルの製造方法によれば、図5に示すように、第
1シール材6aによって囲まれる液晶注入領域、すなわ
ち液晶セルに隣接して、特に本実施形態では互いに隣り
合う2つの液晶セルの間に、閉ループ領域Dを形成した
ので、液晶注入処理の際にその閉ループ領域D内への液
晶L0の進入が阻止され、これにより、液晶L0が無駄
に消費されることを回避できる。この結果、液晶パネル
を安価に製造することができる。
【0056】(第2実施形態)図8は、本発明に係る液
晶パネルの製造方法の他の実施形態の1工程を示してい
る。本実施形態に係る製造方法の全工程は図1に示した
一連の工程と同じとすることができる。
【0057】図8に示す工程が、図2に示した先の実施
形態における対応工程と異なる点は、互いに隣り合う2
つの液晶セルの間に第1の閉ループ領域D1を形成する
ことに加えて、第1電極3aから延びていて第1シール
材6aを通過して液晶セルの外部へ延び出る配線部分を
取り囲むように第2シール材6cによって第2の閉ルー
プ領域D2を形成したことである。
【0058】本実施形態の製造方法は、図1に示した先
の実施形態とほとんど同様にして行うことができるが、
図1の工程P23の液晶注入工程では、図10に示すよ
うに、第1シール材6aによって囲まれる液晶セル内に
液晶L0が進入し、しかし、第2シール材6bによって
囲まれる第1閉ループ領域D1内及び第2シール材6c
によって囲まれる第2閉ループ領域D2内には液晶L0
は進入しない。
【0059】また、本実施形態では、図10に示す液晶
注入工程の後、図1の2次ブレイク工程P24におい
て、図9に示すスクライブ溝G4及びG5に従って、短
冊状のパネル構造体を切断することにより、図11に示
す液晶パネル12が個々に切り出される。
【0060】図5に示した実施形態では液晶L0の無駄
な消費を回避するための領域が閉ループ領域D(本実施
形態の第1閉ループ領域D1)に限られていたが、本実
施形態では第1閉ループ領域D1に加えて第2閉ループ
領域D2への液晶L0の進入をも防止できる。この結
果、液晶L0の無駄な消費をより一層効果的に抑えるこ
とができる。
【0061】さらに本実施形態では、図9において、第
1電極3aから延びていて第1シール材6aを通過して
液晶セルの外部へ延びる配線部分及びそれに引き続く端
子13の部分が第2シール材6cに囲まれていて液晶L
0が進入しないようになっているので、この部分を洗浄
しなくても液晶L0が残留するという事態が発生するこ
とがない。従って、図24に符号Cで示したように、配
線のところに液晶L0が残留することを完全に防止で
き、この結果、液晶パネル及び液晶装置の完成後の液晶
装置の使用中に配線部分にコロージョンが発生すること
を防止でき、液晶装置の信頼性を向上できる。
【0062】(第3実施形態)図12〜図17は、本発
明に係る液晶パネルの製造方法のさらに他の実施形態を
示している。ここに示す実施形態の全体的な工程は図1
に示した工程とすることができる。
【0063】図12に示す第1基板1aの形成工程で
は、図2に示した工程や図8に示した工程と同様に、互
いに隣り合う2つの液晶セルの間に第2シール材6bに
よって閉ループ領域Dが形成されている。図2や図8に
示した実施形態と異なる点は、第1電極3aの延在方向
が短冊状パネル構造体の長手方向(すなわち、図12の
左右方向)であり、この結果、図13(a)及び(b)に
示すように、第1電極3aから延びていて第1シール材
6aを通過して液晶セルの外部へ延び出る配線部分及び
それに引き続く端子13の部分が閉ループ領域Dの中に
位置するようになっていることである。
【0064】図12の第1基板1aに貼り合わされる図
14に示す第2基板1bに関しては、図3で示した第2
基板1bと異なって、第2電極3bが短冊状パネル構造
体の短手方向(すなわち、図14の上下方向)へ延び
て、図12の第1電極3aと直交する位置関係に設定さ
れている。
【0065】また、本実施形態では、図13(a)及び
図13(c)において、液晶セル内の第1基材2aの上
に配向膜4aを形成する際に、第2シール材6bが形成
される位置に相当する第1基材2aの上に、配向膜4a
の形成と同時に同じ材料によって剥離膜19を形成す
る。
【0066】本実施形態では、図1に示す液晶注入工程
P23において、図16に示すように、第1シール材6
aによって囲まれる液晶セル内に液晶L0が進入する
が、第2シール材6bによって囲まれた閉ループ領域D
内には液晶L0は進入しない。従って、閉ループ領域D
内に収納されている端子13の部分及びそれにつながる
配線部分には液晶L0は進入しない。
【0067】図1の液晶注入工程P23の後に行われる
2次ブレイク工程P24においては、図15に示すよう
に、スクライブ溝G6に従って第1基板1aの基材2a
及び第2基板1bの基材2bが切断され、さらにスクラ
イブ溝G7に従って第2基板1bの基材2bが切断され
る。これにより、図17(a)及び(b)に示すような液
晶パネル12が複数、個々に切り出される。
【0068】本実施形態に係る液晶パネルの製造方法に
よれば、図16に示すように、第1シール材6aによっ
て囲まれる液晶注入領域、すなわち液晶セルに隣接し
て、特に本実施形態では互いに隣り合う2つの液晶セル
の間に、閉ループ領域Dを形成したので、液晶注入処理
の際にその閉ループ領域D内への液晶L0の進入が阻止
され、これにより、液晶L0が無駄に消費されることを
回避できる。この結果、液晶パネルを安価に製造するこ
とができる。
【0069】さらに本実施形態では、図15において、
第1電極3aから延びていて第1シール材6aを通過し
て液晶セルの外部へ延びる配線部分及びそれに引き続く
端子13の部分が第2シール材6bに囲まれていて液晶
L0が進入しないようになっているので、この部分を洗
浄しなくても液晶L0が残留するという事態が発生する
ことがない。従って、図24に符号Cで示したように、
配線のところに液晶L0が残留することを完全に防止で
き、この結果、液晶パネル及び液晶装置の完成後に液晶
装置を使用しているときに配線部分にコロージョンが発
生することを防止でき、液晶装置の信頼性を向上でき
る。
【0070】さらに、本実施形態では、図15におい
て、スクライブ溝G6及びG7に従って切断される部分
の第2シール材6bと第1基材2aとの間に、配向膜4
aと同じ材質の剥離膜19が形成されている。配向膜4
aは一般にポリイミドによって形成されており、このポ
リイミドは液晶パネルを構成する各種材料の中で、ガラ
ス等によって形成された基材2a,2bに対して最も接
着されにくい、従って最も剥がれ易い材料であると考え
られる。
【0071】一般に、第2シール材6bとして用いられ
るエポキシ樹脂は、ガラス等によって形成された基材2
a,2bに対して非常に接着性が高く、それ故、このエ
ポキシ樹脂が一旦ガラス等に固着されると、剥がし難
い。このため、図15においてスクライブ溝G6及びG
7に従って短冊状のパネル構造体7を切断する際、第2
シール材6bが第1基材2aに直接に固着されている
と、上記の切断を行って切断後の各部を分離することが
うまくできなくなるおそれがある。
【0072】これに対し、本実施形態のように、第2シ
ール材6bと第1基材2aとの間に剥がれ易い剥離膜1
9を予め設けてあるので、第2シール材6bの第1基材
2aからの切断及び分離を簡単且つ確実に行うことが可
能となる。
【0073】なお、図15では、第2シール材6bと第
1基材2aとの間に剥離膜19を設けたが、剥離膜19
は第2シール材6bと第2基材2bとの間に設けること
もできる。また、それらの両方に設けることもできる。
また、剥離膜19は、配向膜4aと同じ材料によって形
成することに限定されることなく、その他の任意の材料
によって形成することができる。但し、剥離性に優れた
材料であることが望ましい。
【0074】(第4実施形態)図18は、本発明に係る
液晶パネルの製造方法のさらに他の実施形態の1工程で
あって、短冊状のパネル構造体7が形成された工程を示
している。本実施形態は、図12〜図17を用いて説明
した先の実施形態の変形例である。
【0075】図15に示した実施形態では、第2シール
材6bの剥離性を向上させるために、その第2シール材
6bと第1基材2aとの間に剥離膜19を設けた。本実
施形態では、剥離膜19を設けることに代えて、図18
(a)に示すように、閉ループ領域Dを区画する第2シ
ール材6bの幅W2が液晶封入領域を区画する第1シー
ル材6aの幅W1よりも細く形成されている。例えば、
液晶封入領域を区画するための第1シール材6aの幅W
1は、通常、基材の上に形成された状態で0.2〜0.
5mm程度に形成されるので、第1シール材6bの幅W
2はそれよりも細い寸法に形成される。
【0076】本実施形態によれば、第2シール材6bの
幅W2を細くしたので、第2シール材6bと第1基材2
aとの間に剥がれ易い剥離膜19を予め設けてあるの
で、第2シール材6bと第1基材2aとの間の結合力及
び第2シール材6bと第2基材2bとの間の結合力が弱
められ、それ故、第2シール材6bの第1基材2aや第
2基材2bからの切断及び分離を簡単且つ確実に行うこ
とが可能となる。
【0077】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0078】例えば、以上の実施形態では、本発明を単
純マトリクス方式の液晶パネルに適用したが、本発明
は、その他の任意の構造の液晶パネル、例えば、TDF
(ThinFilm Diode)素子等とった2端子型のスイッチン
グ素子を用いるアクティブマトリクス方式の液晶パネル
や、TFT(Thin Film Transistor)素子等といった3
端子型のスイッチング素子を用いるアクティブマトリク
ス方式の液晶パネル等にも適用できる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明に係る液晶パ
ネルの製造方法、液晶パネル用基板及び液晶パネルによ
れば、液晶が封入される液晶セル領域を区画する第1シ
ール材に隣接してパネル構造体の内部に閉ループ領域が
形成され、その閉ループ領域内には液晶が進入すること
がないので、液晶の使用量を低減して液晶パネルの製造
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶パネルの製造方法の一実施形
態を示す工程図である。
【図2】図1の製造方法における1つの工程で形成され
る第1基板を平面的に示す平面図である。
【図3】図1の製造方法における1つの工程で形成され
る第2基板を平面的に示す平面図である。
【図4】図1の製造方法における1つの工程で形成され
る短冊状のパネル構造体の平面構造及び断面構造を示す
図である。
【図5】図1の製造方法における1つの工程で行われる
液晶注入処理を示す図である。
【図6】図1の製造方法によって製造される液晶パネル
を一部破断して平面的に示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に従って液晶パネルの
断面構造を示す図である。
【図8】本発明に係る液晶パネルの製造方法の他の実施
形態における1つの工程で形成される第1基板を平面的
に示す平面図である。
【図9】図8の第1基板を用いて形成された短冊状のパ
ネル構造体の平面構造及び断面構造を示す図である。
【図10】図9のパネル構造体に液晶を注入する工程を
示す図である。
【図11】図8に示す基板を用いて形成される液晶パネ
ルの平面構造を示す平面図である。
【図12】本発明に係る液晶パネルの製造方法のさらに
他の実施形態における1つの工程で形成される第1基板
を平面的に示す平面図である。
【図13】図12において矢印IIIで示す液晶パネル
1個分の領域を拡大して示す図である。
【図14】図12に示す第1基板に貼り合わされる第2
基板を平面的に示す平面図である。
【図15】図12の第1基板を用いて形成された短冊状
のパネル構造体の平面構造及び断面構造を示す図であ
る。
【図16】図15のパネル構造体に液晶を注入する工程
を示す図である。
【図17】図12及び図14に示す基板を用いて形成さ
れる液晶パネルの平面構造及び断面構造を示す図であ
る。
【図18】本発明に係る液晶パネルの製造方法のさらに
他の実施形態における1つの工程で形成される短冊状の
パネル構造体を平面的に示す平面図である。
【図19】液晶パネルの製造方法の従来の一例を示す工
程図である。
【図20】図19に示す従来の製造方法における1つの
工程で形成される第1基板を平面的に示す平面図であ
る。
【図21】図19に示す従来の製造方法における1つの
工程で形成される第2基板を平面的に示す平面図であ
る。
【図22】図19に示す従来の製造方法における1つの
工程で形成される短冊状のパネル構造体の平面構造及び
断面構造を示す図である。
【図23】図19に示す従来の製造方法における1つの
工程で行われる液晶注入処理を示す図である。
【図24】図19に示す従来の製造方法によって製造さ
れる液晶パネルを一部破断して平面的に示す平面図であ
る。
【図25】図24におけるV−V線に従って液晶パネル
の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 基板 2a,2b 基材 3a,3b 電極 4a,4b 配向膜 6a 第1シール材 6b,6c 第2シール材 7 短冊状のパネル構造体 8 液晶容器 9 密閉チャンバ 12 液晶パネル 13 端子 14 導通材 16 配線 19 剥離膜 D 閉ループ領域 D1 第1閉ループ領域 D2 第2閉ループ領域 G1,G2,G3,G4,G5,G6,G7 スクライ
ブ溝 L0 液晶 L 液晶層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA04 FA10 FA16 FA17 FA18 FA24 FA28 FA30 MA16 2H089 MA04Y NA24 NA25 NA34 NA39 NA43 NA49 QA03 QA11 QA12 QA13 5C094 AA44 BA43 DA07 EB02 GB01 5G435 AA00 BB12 EE09 EE33 FF00 KK05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶封入用の第1シール材を第1基材上
    に形成する工程と、 前記第1シール材に隣接して第2シール材によって閉ル
    ープ領域を形成する工程と、 前記第1シール材を挟んで前記第1基材に第2基材を貼
    り合せる工程とを有し、 前記第2基材を貼り合せる工程は減圧下にて行われるこ
    とを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1シール材を
    形成する工程と前記閉ループ領域を形成する工程とは同
    じ工程で行われることを特徴とする液晶パネルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記減
    圧下は大気圧の半分又はそれ以下であることを特徴とす
    る液晶パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3の少なくとも1つ
    において、前記第2シール材は前記第1シール材よりも
    細いことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4の少なくとも1つ
    において、前記第2シール材と前記第1基材との間及び
    /又は前記第2シール材と前記第2基材との間に剥離膜
    を設けることを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記剥離膜は配向膜
    と同じ材料によって該配向膜を形成する際に同時に形成
    されることを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の少なくとも1つ
    において、前記第2シール材は、配線が前記第1シール
    材を通過して張り出す部分を取り囲むように形成される
    ことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 基材と、該基材上に形成された液晶封入
    用の第1シール材と、該第1シール材に隣接して第2シ
    ール材によって形成された閉ループ領域とを有すること
    を特徴とする液晶パネル用基板。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7の少なくとも1つ
    に記載された液晶パネルの製造方法を用いて製造された
    液晶パネル。
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