JPH1027799A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1027799A
JPH1027799A JP9210497A JP9210497A JPH1027799A JP H1027799 A JPH1027799 A JP H1027799A JP 9210497 A JP9210497 A JP 9210497A JP 9210497 A JP9210497 A JP 9210497A JP H1027799 A JPH1027799 A JP H1027799A
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Japan
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insulating film
interlayer insulating
wiring
pattern
dummy pattern
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JP9210497A
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Masaaki Kinugawa
正明 衣川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の高速化、高集積化が急速に進め
られており、配線の高集積化による配線容量の増大が、
半導体装置の高速化を妨げる主要な原因となりつつあ
る。多層配線構造を有する半導体装置にダミーパターン
を形成しようとするときは、多層配線構造の全配線容量
を増加させないようにすることが極めて重要な課題とな
っている。 【解決手段】 多層配線構造の最上層を除く少なくとも
1の配線パターンに、電気的に接続されることなく形成
されたダミーパターンと、前記多層配線構造に形成され
た配線パターンとの間に、半導体装置の要求性能に応じ
て、ダミーパターンを所定の規則に従って配置すること
により、多層配線構造にダミーパターンを配置する際、
全配線容量の増加を最小限に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線構造を有
する半導体装置とその製造方法に関し、特に、層間絶縁
膜の平坦化のためにダミーパターンを形成する工程と、
CMP(ChemicalMechanical Polish)法により層間絶
縁膜を平坦化する工程を含んで形成された半導体装置と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、半導体基板上に形成された層間
絶縁膜を、CMP法により平坦化する様子を説明するた
めの半導体装置の断面図である。半導体基板1上には、
不純物のイオン注入や拡散を行って形成された図示せぬ
素子、その表面上に形成された一層目層間絶縁膜6、素
子との接続のために層間絶縁膜6に形成された図示せぬ
コンタクトホール、層間絶縁膜6表面上に形成された一
層目のAl配線パターン7a、7b、及び二層目の層間
絶縁膜9を有している。
【0003】図示するように、二層目の層間絶縁膜9の
下地には膜厚の厚い一層目のAl配線パターン7a、7
bが存在するために、層間絶縁膜9の表面は凹凸を有し
た形状となる。この凹凸を有した形状の層間絶縁膜9表
面上にそのまま二層目のAl配線を形成しようとすれ
ば、そのパターニングの際のリソグラフィーの加工精度
が低下し、この結果、配線歩留まりの低下やエレクトロ
マイグレーションの低下、物理的な歪みに弱い等の問題
が生じる。
【0004】この問題が生じるのを避けるため、二層目
のAl配線パターンを形成するためのAl膜を堆積する
前に、CMP法を用いて層間絶縁膜9表面を研磨布16
により研磨し、平坦化する工程を行うことが望ましい。
この場合、配線パターン7a周囲の配線パターンが疎に
形成された領域を覆う層間絶縁膜9の表面と、配線パタ
ーン7b周囲の配線パターンが密に形成された領域を覆
う層間絶縁膜9の表面とが、同時に研磨されることにな
る。
【0005】しかし、研磨布16と配線パターン7aを
覆う層間絶縁膜9表面との接触面積が、研磨布16と配
線パターン7bを覆う層間絶縁膜9の表面との接触面積
に比べ大きくなり、配線パターン7aを覆う層間絶縁膜
9表面に研磨布16の圧力が大きくかかり、この部分の
ポリッシュレートが大きくなる。このため、層間絶縁膜
9表面の平坦性が逆に損なわれるという問題点がある。
【0006】また、配線パターン7a、7bのパターニ
ングは、反応性イオンエッチング法により行うが、この
際、配線パターンが密に設計された領域における配線材
料のエッチングレートが、配線パターンが疎に設計され
た領域における配線材料のエッチングレートに比べ大き
くなる。これは、エッチング時に用いられるエッチング
イオンの密度が単位面積当たり全て等しく、配線パター
ンが疎に設計された領域では、配線パターンが密に設計
された領域に比べ、より多くの配線材料をエッチング除
去する必要があるからである。この結果、配線パターン
の疎密がエッチングレートの不均一を生ずるという問題
点がある。
【0007】上記の2つの問題点を解決するため、配線
パターンが疎に形成された配線パターン7aの周辺領域
に配線パターンや他の素子とは電気的には接続されてい
ない状態でダミーパターンを配置し、配線パターン上部
に形成される層間絶縁膜の平坦性の向上と、配線パター
ンの加工精度の改善を図る技術が知られている。
【0008】図6(a)、(b)にダミーパターンを配
置した従来の半導体装置の平面図及び断面図を示す。図
示するように、ダミーパターン8は配線パターンが疎の
領域に形成された2つの一層目Al配線パターン7a、
7bの間に配置される。ダミーパターン8が配置された
ことにより、二層目の層間絶縁膜9表面は平坦化され、
その表面上に二層目Al配線パターン10を高精度で微
細に加工することが可能となる。また配線パターンが密
に設計された領域とほぼ同程度の密度で配線パターン7
a、7b及びダミーパターン8を形成すれば、反応性イ
オンエッチング法においてエッチングレートの不均一を
生じることも無く、配線パターン7a、7bを精度よく
加工することもできる。
【0009】尚、二層目Al配線パターンのパッシベー
ション用絶縁膜11上には配線パターンを設けないの
で、その表面を平坦化する必要はない。ところで近年、
半導体装置の高速化、高集積化が急速に進められてい
る。この場合、配線の高集積化による配線容量の増大
が、半導体装置の高速化を妨げる主要な原因となりつつ
ある。従って、前述のように多層配線構造を有する半導
体装置にダミーパターンを形成しようとするときは、多
層配線構造の全配線容量を増加させないようにすること
が極めて重要な課題となっている。
【0010】ここで、図6に示す構造における配線間容
量及び基板間容量について考察する。例えば、図7
(a)に示すように、一般に、容量を形成する対向する
電極20a、20bの間に、厚さT1の絶縁層19のみ
が存在する場合と、図7(b)に示すように、絶縁層1
9内に厚さT2の導電層21が存在する場合とを比べれ
ば、後者の容量値は前者のT1/(T1−T2)倍とな
る。換言すれば、絶縁層内に導電層を介在させたときの
容量の値は、絶縁層の厚さから、導電層の厚さを差し引
いた厚さをみかけの絶縁層の厚さとした場合の容量値と
実質的に等しくなる。
【0011】従って、図7(b)の電気的に接続された
対向する2つの電極20aと20bと絶縁層内の導電層
21を、それぞれ、図6に示す同一配線パターンに形成
された2つの配線パターン7a、7bの端面と、電気的
に接続されないダミーパターン8とみなせば、配線間容
量18に対するダミーパターンの影響を、図7により等
価的に求めることができる。また同様に2つの電極20
aと20bと絶縁層内の導電層21を、それぞれ、二層
目配線パターン10の底面と基板1表面及び、電気的に
接続されないダミーパターン8とみなせば、基板間容量
17に対するダミーパターンの影響を、図7により等価
的に求めることができる。
【0012】すなわちダミーパターン8の配線間容量1
8に対する影響を考慮する場合には、2つの配線パター
ン7a、7bの端面の間隔から、2つの配線パターン内
部にあるダミーパターン8の幅を差し引いた値が、配線
間にダミーパターンが存在する場合の、2つの配線パタ
ーン間の容量に対応する絶縁膜のみかけの厚さとみなす
ことができる。さらに2つの配線パターンの内部に幅の
異なる複数のダミーパターンが形成される場合には、2
つの配線パターンの端面の間隔からダミーパターンの幅
の和を差し引いた値が、2つの配線パターン間の容量に
対応する絶縁膜のみかけの厚さとみなすことができる。
【0013】同様にダミーパターン8の基板間容量17
に対する影響を考慮する場合には、基板1表面と配線パ
ターン10との間に形成される層間絶縁膜6、9の膜厚
の和からその内部にあるダミーパターン8の膜厚を差し
引いた値が、配線と基板間にダミーパターンが存在する
場合の、基板間容量に対応する絶縁膜のみかけの厚さと
みなすことができる。
【0014】よって図6に示すように、単に配線パター
ンが疎に形成された領域にダミーパターンを設けた場合
では、配線パターン10と半導体基板1との間にダミー
パターン8が存在することとなるため、ダミーパターン
上の二層目の配線パターンと基板1との基板間容量17
の値が増加することになる。また配線パターン7aと7
bとの間にダミーパターン8が存在することとなるた
め、配線パターン7aと7bとの間の配線間容量18の
値も増加することになる。
【0015】尚、上記の説明においては半導体基板1上
に形成される素子分離絶縁膜の影響を考慮していない。
素子分離絶縁膜が形成されている領域では、配線10と
基板1との間に形成される基板間容量17は、素子分離
絶縁膜の膜厚分だけ低下することになるが、素子分離絶
縁膜は配線10下部の全領域において形成されるもので
はなく、また、設計基準を厳しくする立場から、素子分
離絶縁膜を考慮しないのは妥当な評価方法である。
【0016】さらに、二層以上の多層配線において、中
間層にダミーパターンを配置したときの影響は厳密には
上下に隣り合う配線パターン以外にも及ぶのであるが、
このとき、複数の厚い層間絶縁膜が介在するので、その
影響は無視することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のように半導体装
置の高速化、高集積化が急速に進められており、配線の
高集積化による配線容量の増大が、半導体装置の高速化
を妨げる主要な原因となりつつある。従って、多層配線
構造を有する半導体装置にダミーパターンを形成しよう
とするときは、多層配線構造の全配線容量を増加させな
いようにすることが極めて重要な課題となっている。
【0018】本発明は多層配線構造の層間絶縁膜をCM
P法により研磨する際に、ダミーパターンを用いること
により平坦性を確保し、配線パターンの加工精度を保つ
とともに、前記多層配線構造の全配線容量を大きく増加
することなく、半導体装置の高速化と高集積化を達成す
ることのできる半導体装置及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の多層配線構造を有する半導体装置の第一の実
施形態は、半導体基板上に第一の膜厚を有して形成され
た第一層間絶縁膜と、前記第一層間膜表面上に形成され
た複数の第一配線パターンと、前記第一層間絶縁膜表面
上の前記第一配線パターン間に電気的に絶縁されて形成
されたダミーパターンと、前記第一層間絶縁膜、前記第
一配線パターン、前記ダミーパターン表面上に前記第一
層間絶縁膜から第二の膜厚を有して形成された第二層間
絶縁膜と、前記第二層間絶縁膜表面上に形成された二層
目配線パターンとを有し、前記ダミーパターンと前記二
層目配線パターンとは平面的に離間していることを特徴
とする。
【0020】また本発明の第二の実施形態の半導体装置
は、半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、前記層間
絶縁膜表面上に第一間隔をもって形成された少なくとも
2つの第一配線パターンと、前記層間絶縁膜表面上に最
小間隔をもって形成された少なくとも2つの二層目配線
パターンと、前記第一配線パターン間の少なくとも1つ
の領域に電気的に絶縁されて形成されたダミーパターン
とを有し、前記第一間隔から前記ダミーパターンの幅を
差し引いた距離が、前記最小間隔に比べて大きいことを
特徴とする。
【0021】また本発明の第一の実施形態に対応した半
導体装置の製造方法は、半導体基板表面上に第一の膜厚
で第一の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第一の層間
絶縁膜表面上に第一の導電膜を形成する工程と、前記第
一の導電膜をパターニングし、少なくとも2つの第一配
線パターンと、この2つの第一配線パターンの間にダミ
ーパターンを形成する工程と、前記第一層間絶縁膜、前
記第一配線パターン、前記ダミーパターン表面上に前記
第一層間絶縁膜から第二の膜厚で二層目の層間絶縁膜を
形成する工程と、前記二層目の層間絶縁膜表面上に第二
の導電膜を形成する工程と、前記第二の導電膜を前記ダ
ミーパターンと平面的に離間するようにパターニング
し、第二の配線パターンを形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0022】また本発明の第二の実施形態に対応した半
導体装置の製造方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形
成する工程と、前記層間絶縁膜表面上に第一導電膜を形
成する工程と、前記第一導電膜をパターニングし、第一
間隔をもって少なくとも2つの第一配線パターンを形成
し、最小間隔をもって少なくとも2つの二層目配線パタ
ーンを形成し、前記第一配線パターンの間にダミーパタ
ーンを形成する工程とを有し、前記第一間隔から前記ダ
ミーパターンの幅を差し引いた距離が、前記最小間隔に
比べて大きくなるように前記ダミーパターンを形成する
ことを特徴とする。
【0023】以上のような半導体装置及びその製造方法
を適用することにより、多層配線構造の最上層を除く少
なくとも1の配線パターンに、電気的に接続されること
なく形成されたダミーパターンと、前記多層配線構造に
形成された配線パターンとの間に、半導体装置の要求性
能に応じて、上記ダミーパターン配置の規則の一つ、ま
たはその組み合わせを適用することにより、前記多層配
線構造にダミーパターンを配置する際、全配線容量の増
加を最小限に抑えることができる。
【0024】また、CMP研磨を用いて多層配線構造の
平坦化が達成されると同時に、配線パターンの寄生容量
の増大と半導体装置の動作速度の低下が最小限に抑制さ
れるので、リソグラフィー工程における製造歩留まりの
向上と、高機能、高性能でかつ信頼性に優れた半導体装
置とその製造方法を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施形態を図1
(a)、(b)の平面図及び断面図を参照して説明す
る。製造方法を以下に示す。はじめに半導体基板1表面
上にCVD法などにより層間絶縁膜6を堆積する。次
に、層間絶縁膜6表面上にAlやポリシリコン等の配線
材料を堆積し、リソグラフィ工程により配線材料をパタ
ーニングし、第一配線パターン7a、7b及びダミーパ
ターン8を形成する。次に配線パターン、ダミーパター
ン、層間絶縁膜6表面上にCVD法などにより層間絶縁
膜9を堆積し、その表面上をCMP法により平坦化す
る。次に、平坦化された層間絶縁膜9表面上にAlやポ
リシリコン等の配線材料を堆積し、これをリソグラフィ
工程によりパターニングし二層目配線パターン10を形
成する。そして最後に配線パターン10、層間絶縁膜9
表面上にパッシベーション膜11を堆積する。
【0026】尚、ダミーパターン8は、配線パターンが
疎に設計された領域に形成されるため、層間絶縁膜9表
面の平坦性の向上と、配線パターン7a、7bの加工精
度の向上に寄与している。またダミーパターン8は、基
板1や配線パターン7a、7b、10等とは電気的には
接続されておらず、またその高さは配線パターン7a、
7bと同様である。
【0027】本発明の第一の実施形態が特徴とするとこ
ろは、一層目のダミーパターン8と、二層目配線パター
ン10とが、平面的には重複部分を生じないようにダミ
ーパターン8或いは二層目配線パターン10を形成した
点にある。すなわちダミーパターン8の上部(または二
層目配線パターン10下部)に、二層目配線パターン1
0(またはダミーパターン8)が存在しないように、ダ
ミーパターン8及び二層目配線パターン10を形成す
る。尚、本明細書中では、上記のようなダミーパターン
8と二層目配線パターンとの関係を平面的に重複しな
い、または平面的に距離を有するという表現で示す。
【0028】従来では、その上部に二層目配線パターン
を形成するしないに関わらず、一層目配線パターンが疎
に形成される領域には、二層目配線パターンと基板との
間に形成される基板間容量等を考慮せずダミーパターン
を形成していた。このため、図7を参照して説明したよ
うに、基板間容量は二層目配線パターンと基板間に形成
されたダミーパターンの膜厚に対応した分だけ増加する
という問題点があった。しかし、本発明の第一実施形態
では、二層目Al配線パターンと基板間には、ダミーパ
ターン8を形成することがないため、ダミーパターン8
の形成によって基板間容量が大幅に増加することはな
い。
【0029】次に本発明の第一の実施形態の更に望まし
い形態について図2(a)、図2(b)の平面図及び断
面図を参照して説明する。尚、前述の第一の実施形態と
同様の構成については同一の符号を記し、その説明は省
略する。
【0030】前述の説明では、ダミーパターン8と二層
目配線パターン10とを平面的に重複しないように形成
することを述べたが、重複部分を生じない場合であって
も、二層目配線パターンのフリンジング効果が生じてお
り、基板間容量のダミーパターンの影響による増加を完
全に防ぐことはできない。
【0031】すなわち二層目配線パターンのフリンジン
グ効果を低減させるためには、ダミーパターン8及び二
層目配線パターン10との平面的な距離をさらなる距離
を有して形成することが望ましい。すなわち、フリンジ
ング効果の影響をほとんど無視するためには、ダミーパ
ターン8と二層目配線パターン10との平面的な距離S
を二層目の層間絶縁膜9の膜厚T2以上離間させること
が望ましい。これにより、二層目配線パターン10のフ
リンジング効果によるダミーパターン8の形成による基
板間容量の増加を無視し得るほど小さくすることができ
る。
【0032】尚、上記の説明では、二層目配線パターン
のフリンジング効果が無視し得るほどの範囲として、二
層目配線パターンの膜厚T2を基準としたが、ダミーパ
ターン8と二層目配線パターンの平面的な距離Sをさら
に離間させることにより、さらにダミーパターン8の形
成による基板間容量の増加を小さくすることができるの
は勿論である。例えば、ダミーパターン8と二層目配線
パターンの平面的な距離Sを一層目の層間絶縁膜の膜厚
T1とT2との和以上で離間させることにより、さらに
効果が期待できる。但し、ダミーパターンはあくまでも
上部に形成される層間絶縁膜の平坦性の向上と、配線パ
ターンの加工精度の向上のために形成するので、これら
効果を得ることができる範囲で、ダミーパターンを形成
する必要がある。また、ダミーパターン8と二層目配線
パターンの平面的な距離Sを二層目の層間絶縁膜の膜厚
T2未満とした場合でも、ダミーパターン8の形成によ
る基板間容量の増加を抑制することはできる。
【0033】尚、上記の第一の実施形態では、二層配線
の場合について説明したが、同様の規則は三層以上の多
層配線構造に対しても適用することができる。例えば三
層以上の多層配線構造で、その中間の層にダミーパター
ンを形成する場合、その中間の層の上下に形成される配
線パターン間の配線間容量について考慮する場合も、ダ
ミーパターンをその直上に位置する配線パターンと平面
的に重複しないように形成することにより、その直上の
配線パターンとその直下の配線パターンとの間で形成さ
れる配線間容量のダミーパターン形成による増加を抑制
することができる。また更に望ましくは、ダミーパター
ン8と直上の配線パターンとの平面的な距離を、ダミー
パターン8と直上の配線パターンとの間に形成されてい
る層間絶縁膜の膜厚以上の距離で離間させることが望ま
しい。また更に望ましくは、その配線パターンの下部に
形成されている層間絶縁膜の膜厚だけ、ダミーパターン
を配線パターンの平面的な距離を離間することが望まし
い。
【0034】続いて本発明の第二の実施形態を図3
(a)、(b)の平面図及び断面図を参照して説明す
る。尚、前述の第一の実施形態と同様の構成については
同一の符号を記し、その説明は省略する。
【0035】図6(a)、(b)で説明した従来例で
は、一層目配線パターン7a、7bを設け、その間に複
数のダミーパターン8を形成している。このため配線パ
ターン7a、7bとの間に生じる配線間容量は、配線パ
ターン7a、7bとの間に形成される層間絶縁膜の距離
から、ダミーパターンの幅を差し引いた値に対応して増
加する。
【0036】この問題を避けるためには、一層目配線パ
ターン7a、7bとの間の距離から、その間に設けたダ
ミーパターン8の幅(ダミーパターンを複数個設けた場
合にはその幅の和)を差し引いた値L(またはL1+…
+L4)が、その配線パターンの配線パターン間の最小
間隔である規定値Smin より大きくなるように形成すれ
ばよい。すなわち半導体装置の設計においては、例えば
配線パターン間の距離をある一定以上取らなければなら
ないといったデザインルールが存在し、このルールに基
づいて、素子の設計が行われる。すなわちこのデザイン
ルールでは同一の配線層における配線パターンの最小の
配線間距離はSmin として定められ、配線間容量はこの
最小の配線間距離Smin による値が既定値Cmax とな
る。従って値LがこのSmin 以上になるように設計を行
えば、この既定値Cmax を超えることなく、全ての配線
間容量の和に対するダミーパターンの形成による配線間
容量の増加の影響を小さくすることが可能となる。
【0037】またダミーパターンの配置による配線間容
量への影響を更に小さくするためには、上記のように値
Lを最小の配線間距離Smin 以上となる条件を満すと同
時に、一層目の層間絶縁膜の膜厚をT1とした場合、値
LがT1以上となる条件を満すよう形成することが望ま
しい。
【0038】この場合、配線パターン7a、7bとの間
に形成される配線間容量を、配線7a或いは7bと基板
との間に形成される基板間容量の値に比べ、十分に小さ
くすることができる。従って、配線間容量と基板間容量
の和からなる全配線容量に対するダミーパターンを形成
したことによる容量の増加の影響を無視し得る程度に小
さくすることが可能となる。尚、上記の説明において、
配線層と基板間の容量について述べたが、配線パターン
7a、7bの下層に他の配線パターンが形成されている
場合には、基板間容量の代りに、上層配線と下層配線と
の間に形成される配線間容量についても上記と同様のこ
とがいえる。
【0039】尚、上記の第一の実施形態、第二の実施形
態は併用して用いることが可能である。すなわち、上記
2つの実施形態を併用した場合には、ダミーパターンの
形成による二層目配線パターンと基板との間の基板間容
量の増加の抑制、及びダミーパターンが形成される層の
配線間容量、及び基板間容量の増加の抑制を行うことが
できる。
【0040】続いて本発明の第一、第二の実施形態の具
体例を第三の実施形態として図4を参照して説明する。
図4は、一層ポリシリコン配線と二層Al配線からなる
多層配線構造を有する半導体装置の断面を示す略図であ
る。製造方法を以下に示す。まず膜厚650μmのp型
シリコン基板1上に、STI(Shallow Trench Isolati
on)法を用いて、深さ0.4μmの溝に酸化膜を埋め込
んだ素子分離領域2を形成する。尚、STI法によれ
ば、シリコン基板1表面と同一の平坦な素子分離絶縁膜
2を形成することができる。勿論、素子分離絶縁膜2は
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって
形成してもよい。
【0041】次にシリコン基板1上に形成するMOSF
ETのしきい値電圧を合わせるためのイオン注入を行
う。次に熱酸化法により膜厚10nmのゲート絶縁膜を
形成する。さらにゲート絶縁膜上に、LP−CVD(Lo
w Pressure-Chemical Vapor Deposition)法により、膜
厚400nmのポリシリコン膜を堆積し、リン拡散によ
りn+ 型にドーピングする。次にフォトレジストとRI
E法によるリソグラフィ工程を行い、MOSFETのゲ
ート電極3、ポリシリコン配線4、ダミーパターン5を
形成する。ダミーパターン5の形成位置及び寸法等につ
いては後述する。
【0042】次にゲート電極3、素子分離絶縁膜2等を
マスクとして、MOSFETのソース、ドレイン領域に
通常の方法でAs等のイオン注入と活性化熱処理を行な
い、n+ 層を形成する。次に、ゲート電極3、ポリシリ
コン配線4、ダミーパターン5からなる第一ポリシリコ
ン配線層上にCVD法により絶縁膜を堆積し、CMP法
で平坦化することにより、膜厚0.8μmの層間絶縁膜
6を形成する。次に層間絶縁膜6に図示せぬコンタクト
ホールを開口した後、層間絶縁膜6上に一層目Al配線
を形成するため、膜厚400nmのAl層をスパッタ法
を用いて堆積する。次に、レジストとRIE法を用いた
リソグラフィー工程を経て、一層目Al配線パターン
7、7a、7bとダミーパターン8を形成する。ダミー
パターン8の形成位置、寸法などは後述する。
【0043】次に一層目Al配線パターン7、7a、7
bと、第一Al層を用いたダミーパターン8からなる一
層目Al配線パターン上に絶縁膜を形成し、CMP法を
用いて平坦化し、膜厚0.8μmの層間絶縁膜9を形成
する。
【0044】層間絶縁膜9に図示せぬコンタクトホール
を開口した後、その上にスパッタ法を用いてAl層を堆
積する。その後、レジストとRIE法を用いたリソグラ
フィー工程を経て、二層目Al配線パターン10を形成
し、パッシベーション用絶縁膜11を堆積した後、図示
せぬボンディングパッド等を形成して半導体装置を完成
する。
【0045】次に本発明の特徴的な構成であるダミーパ
ターンの形成位置及びその寸法について説明する。ダミ
ーパターン5は、層間絶縁膜6表面の平坦性の向上と、
ゲート電極3や配線パターン4の加工精度の向上のため
に形成される。この際、配線パターンによる基板間容量
の増加を極力抑制するため、第一及び第二の実施形態で
説明した規則に従い、上位配線パターン上に形成する配
線パターンとの相互関係を考慮してその配置を決定す
る。
【0046】すなわち、図4の破線部分12に示すよう
に、ポリシリコン層からなるダミーパターン5の上部に
一層目のAl配線パターン7が存在する場合には、第一
の実施形態で説明した規則を適用し、ダミーパターン5
によるAl配線パターン7の基板間容量の増加を抑制す
る。本実施の形態においては、第一の実施形態の後半に
述べた抑制効果の大きい規則を適用し、Al配線パター
ン7とダミーパターン5との平面的な距離を、一層目の
層間絶縁膜の膜厚である0.8μmと等しくなるよう
に、ダミーパターン5を配置する。
【0047】尚、図4の破線部分13に示すように、シ
リコン基板にSTI素子分離領域の埋め込み絶縁層2が
形成されているので、厳密にいえば一層目Al配線パタ
ーンの示す基板間容量にはその影響が含まれることにな
るが、実際上は一層目Al配線パターン7と基板1との
間には、厚い層間絶縁膜6が介在し、また素子分離絶縁
膜は、配線パターン下部の全領域において形成されてい
るものではなく、素子分離絶縁膜の基板間容量に対する
影響は小さい。また設計基準をより厳しくする立場から
妥当な評価方法とする。
【0048】尚、最下位のポリシリコン配線パターン4
のように、STI素子分離領域の埋め込み絶縁層2の上
にゲートと配線を兼ねるポリシリコン配線パターン4を
形成し、これにダミーパターン5を隣接する場合には、
第二の実施形態の後半に述べた規則を適用する。すなわ
ち、図4の破線部分13に示すように、配線パターン4
間の端面の距離からダミーパターン5の幅の和を差し引
いた値が、素子分離絶縁膜の膜厚である0.4μm以上
となるようにダミーパターン5を配置する。本実施例で
は配線パターン4とダミーパターン5との間隔を0.4
μmとしているのでこの条件はすでに満たされている。
【0049】またダミーパターン8はダミーパターン5
と同様に、層間絶縁膜9表面の平坦性の向上と、配線パ
ターン7a、7bの加工精度の向上のために形成され
る。この際、配線パターンの寄生容量の増加を極力抑制
するため、第一及び第二の実施形態で説明した規則に従
い、上位配線パターン上に形成する配線パターンとの相
互関係を考慮してその配置を決定する。
【0050】すなわち図4の破線部分14に示すよう
に、第一層Alからなるダミーパターン8の上位に第二
層のAl配線パターン10が存在するので、第一の実施
形態の後半に述べた規則を適用して、二層目Al配線パ
ターン10の基板間容量が、第一層Alダミーパターン
8の存在により増加するのを抑制する。すなわち、二層
目Al配線パターン10と第一層Alダミーパターン8
との平面的な距離が、ダミーパターン8の上部に形成さ
れる層間絶縁膜9の膜厚以上である0.8μmとなるよ
うに、ダミーパターン8を設置する。
【0051】図4の破線部分14に示す例では、シリコ
ン基板に素子分離領域の埋め込み絶縁層2が形成されて
いるので、厳密にいえば二層目Al配線パターン10の
示す基板間容量にはその影響が含まれることになるが、
実際上は二層目Al配線パターン10とシリコン基板1
との間に、厚い二層の層間絶縁膜6と9が介在するの
で、STI埋め込み絶縁層の影響は、図4の破線部分1
2と同様に無視することができる。
【0052】また第一層Alダミーパターン8の形成に
よる一層目Al配線パターン7aと7b相互間の配線間
容量を増加させないために、第二の実施形態の後半に述
べた規則を適用する。すなわち、図4の破線部分15に
示すように、一層目Al配線パターン7aと7bとの間
に、2つのダミーパターン8を配置するとき、一層目A
l配線パターン7aと7bの端面の間隔から、2つのダ
ミーパターン8の幅の和を差し引いた値が、第一層Al
の下面からシリコン基板表面までの絶縁膜の厚さ0.8
μmよりも大きくなるように、前記第一層Alのダミー
パターンを配置する。図2の破線部分15に示す場合に
は、2つのダミーパターンの間隔が1.6μm以上であ
るから、この条件はすでに満たされている。
【0053】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ものではなく、CMP研磨のほかパターン依存性のある
全てのエッチバック工程に対して適用することができ
る。また上記の説明は、一層ポリシリコン、二層Al配
線の場合までについて述べたが任意の材料からなる多層
配線について適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、従来に比
べ配線容量や基板容量を抑制して、その多層配線構造に
ダミーパターンを配置することができる。このため半導
体装置の高速性を損なうことなく、多層配線構造に対し
て、各配線パターン毎にCMP法による平坦化を行うこ
とが可能となり、リソグラフィー工程における製造歩留
まりが向上し、高集積密度でかつ信頼性の高い半導体装
置を製造することが可能となる。
【0055】また、本発明のダミーパターン配置の規則
を、多層配線構造を有する半導体装置の自動配置、配線
プログラムに組み込むことにより、高速で高機能な半導
体装置の設計を、従来と同様に、短いターンアラウンド
時間で経済的に完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を説明するための半導
体装置の上面図及び断面図。
【図2】本発明の第一の実施形態の更に望ましい形態を
説明するための半導体装置の上面図及び断面図。
【図3】本発明の第二の実施形態を説明するための半導
体装置の上面図及び断面図。
【図4】本発明の第三の実施形態を説明するための半導
体装置の断面図。
【図5】従来のCMP法を用いた層間絶縁膜の平坦化工
程における状況を説明するための断面図。
【図6】従来の半導体装置のダミーパターンが形成され
ている領域付近の上面図及び断面図。
【図7】ダミーパターンの形成による容量の増加の説明
するための平板コンデンサーでモデル化した際の断面
図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離絶縁膜 3 ゲート電極 4 ポリシリコン配線 5 ダミーパターン5 6 層間絶縁膜 7 第一配線パターン 8 ダミーパターン 9 層間絶縁膜 10 二層目配線パターン 11 パッシベーション膜 12、13、14、15 破線部分 16 研磨布 17 基板間容量 18 配線間容量 19 絶縁膜 20 電極 21 導電層

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第一の膜厚を有して形成
    された第一層間絶縁膜と、 前記第一層間膜表面上に形成された複数の第一配線パタ
    ーンと、 前記第一層間絶縁膜表面上の前記第一配線パターン間に
    電気的に絶縁されて形成されたダミーパターンと、 前記第一層間絶縁膜、前記第一配線パターン、前記ダミ
    ーパターン表面上に前記第一層間絶縁膜から第二の膜厚
    を有して形成された第二層間絶縁膜と、 前記第二層間絶縁膜表面上に形成された第二配線パター
    ンとを有し、 前記ダミーパターンと前記第二配線パターンとは平面的
    に離間していることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ダミーパターンと前記第二配線パタ
    ーンとは平面的に少なくとも前記第二層間絶縁膜の第二
    の膜厚以上の距離を有して形成されることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ダミーパターンと前記第二配線パタ
    ーンとは平面的に少なくとも前記第一層間絶縁膜の第一
    の膜厚と前記第二層間絶縁膜の第二の膜厚との和以上の
    距離を有して形成されることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ダミーパターンと前記第二配線パタ
    ーンとは平面的に少なくとも前記半導体基板表面と第二
    層間絶縁膜の下部表面との距離以上の距離を有して形成
    されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第一配線パターンと前記ダミーパタ
    ーンとは同一の材料により形成されることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第一配線パターンと前記ダミーパタ
    ーンとは導電性を有するポリシリコンにより形成される
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に形成された層間絶縁膜
    と、 前記層間絶縁膜表面上に第一間隔をもって形成された少
    なくとも2つの第一配線パターンと、 前記層間絶縁膜表面上に最小間隔をもって形成された少
    なくとも2つの第二配線パターンと、 前記第一配線パターン間の少なくとも1つの領域に電気
    的に絶縁されて形成されたダミーパターンとを有し、 前記第一間隔から前記ダミーパターンの幅を差し引いた
    距離が、前記最小間隔に比べて大きいことを特徴とする
    半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第一配線パターン間の少なくとも1
    つの領域には前記ダミーパターンが複数形成され、前記
    第一間隔から複数の前記ダミーパターンの幅の和を差し
    引いた距離が、前記最小間隔に比べて大きいことを特徴
    とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第一間隔から前記ダミーパターンの
    幅を差し引いた距離が、前記層間絶縁膜の膜厚に比べて
    大きいことを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第一間隔から複数の前記ダミーパ
    ターンの幅の和を差し引いた距離が、前記層間絶縁膜の
    膜厚に比べて大きいことを特徴とする請求項8記載の半
    導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第一、第二配線パターンと前記ダ
    ミーパターンとは同一の材料により形成されることを特
    徴とする請求項7記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第一、第二配線パターンと前記ダ
    ミーパターンとは導電性を有するポリシリコンにより形
    成されることを特徴とする請求項11記載の半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 半導体基板上に第一の膜厚を有して形
    成された第一層間絶縁膜と、 前記第一層間絶縁膜表面上に第一間隔をもって形成され
    た少なくとも2つの第一配線パターンと、 前記第一層間絶縁膜表面上に最小間隔をもって形成され
    た少なくとも2つの第二配線パターンと、 前記第一層間絶縁膜表面上の前記第一配線パターン間に
    電気的に絶縁されて形成されたダミーパターンと、 前記第一層間絶縁膜、前記第一、第二配線パターン、前
    記ダミーパターン表面上に前記第一層間絶縁膜から第二
    の膜厚を有して形成された第二層間絶縁膜と、前記第二
    層間絶縁膜表面上に形成された第三配線パターンとを有
    し、 前記ダミーパターンと前記第三配線パターンとは平面的
    に離間し、かつ前記第一間隔から前記ダミーパターンの
    幅を差し引いた距離が、前記最小間隔より大きいことを
    特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 半導体基板表面上に第一の膜厚で第一
    層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第一層間絶縁膜表面上に第一導電膜を形成する工程
    と、 前記第一導電膜をパターニングし、少なくとも2つの第
    一配線パターンと、この2つの第一配線パターンの間に
    ダミーパターンを形成する工程と、 前記第一層間絶縁膜、前記第一配線パターン、前記ダミ
    ーパターン表面上に前記第一層間絶縁膜から第二の膜厚
    で第二の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第二の層間絶縁膜表面上に第二導電膜を形成する工
    程と、 前記第二導電膜を前記ダミーパターンと平面的に離間す
    るようにパターニングし、第二配線パターンを形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ダミーパターンと前記第二配線パ
    ターンとは平面的に少なくとも前記第二層間絶縁膜の第
    二の膜厚以上の距離を有して形成することを特徴とする
    請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ダミーパターンと前記第二配線パ
    ターンとは平面的に少なくとも前記第一層間絶縁膜の第
    一の膜厚と前記第二層間絶縁膜の第二の膜厚との和以上
    の距離を有して形成することを特徴とする請求項14記
    載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記ダミーパターンと前記第二配線パ
    ターンとは平面的に少なくとも前記半導体基板表面と第
    二層間絶縁膜の下部表面との距離以上の距離を有して形
    成することを特徴とする請求項14記載の半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板上に層間絶縁膜を形成する
    工程と、 前記層間絶縁膜表面上に第一導電膜を形成する工程と、 前記第一導電膜をパターニングし、第一間隔をもって少
    なくとも2つの第一配線パターンを形成し、最小間隔を
    もって少なくとも2つの第二配線パターンを形成し、前
    記第一配線パターンの間にダミーパターンを形成する工
    程とを有し、前記第一間隔から前記ダミーパターンの幅
    を差し引いた距離が、前記最小間隔に比べて大きくなる
    ように前記ダミーパターンを形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第一配線パターン間の少なくとも
    1つの領域には前記ダミーパターンが複数形成され、前
    記第一間隔から複数の前記ダミーパターンの幅の和を差
    し引いた距離が、前記最小間隔に比べて大きく形成され
    ること特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第一間隔から前記ダミーパターン
    の幅を差し引いた距離が、前記層間絶縁膜の膜厚に比べ
    て大きいことを特徴とする請求項18記載の半導体装置
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第一間隔から複数の前記ダミーパ
    ターンの幅の和を差し引いた距離が、前記層間絶縁膜の
    膜厚に比べて大きく形成されることを特徴とする請求項
    19記載の半導体装置の製造方法。
JP9210497A 1996-04-22 1997-04-10 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH1027799A (ja)

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