JPH10277662A - 打抜金型 - Google Patents

打抜金型

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Publication number
JPH10277662A
JPH10277662A JP8306697A JP8306697A JPH10277662A JP H10277662 A JPH10277662 A JP H10277662A JP 8306697 A JP8306697 A JP 8306697A JP 8306697 A JP8306697 A JP 8306697A JP H10277662 A JPH10277662 A JP H10277662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
punching
clearance
punching die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8306697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kishino
和久 岸野
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Toshiyuki Sugimori
俊之 杉森
Takaharu Yonemoto
隆治 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8306697A priority Critical patent/JPH10277662A/ja
Publication of JPH10277662A publication Critical patent/JPH10277662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜金型にあって、刃付けによるクリアラン
スの増加を防止する。 【解決手段】 ダイ穴2aを有するダイ2上に載置され
た被加工材を上方から所定の形状に打ち抜くためのパン
チ20の形状が、その有効切れ刃部にダイ2のダイテー
パ角度22と同一の角度のパンチテーパ角度26を設け
た構成になっている。これにより、刃付けによるクリア
ランスの増加が無くなり、クリアランスは常に一定に保
たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被被加工材からリ
ードフレーム等を精密に打ち抜くための打抜金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3はリードフレーム等の微細パターン
の打ち抜きに用いられる従来の打抜金型の構成を示す。
打ち抜き対象の板材1は、下側に配設されたダイ2とそ
の上側に配設されたストリッパ3により挟持される。ダ
イ2及びストリッパ3には打ち抜き後のカスを落とすた
めのダイ穴2a及び後記するパンチ7を通過させるパン
チ穴が設けられている。ダイ2はダイバッキングプレー
ト4上に設置され、このダイバッキングプレート4は台
座5の上面に設置されている。ダイバッキングプレート
4の所定位置には複数本のガイド6が立設され、これら
ガイド6にはストリッパ3が昇降自在に支持されてい
る。
【0003】ストリッパプレート3のパンチ穴内にはパ
ンチ7が昇降自在に内挿されている。パンチ7の上部は
パンチプレート8に固定されている。パンチプレート8
はパンチバッキングプレート9の下面に固定されてお
り、このパンチバッキングプレート9は天板10の下面
に取り付けられている。天板10は複数の支柱11によ
って台座4に結合されている。
【0004】ストリッパ3の上面には、複数本のストッ
パポール12が立設され、その上端部はパンチプレート
8及びパンチバッキングプレート9を貫通し、ストッパ
ポール12の各々の上端面には円盤形のストッパ13が
設けられている。このストッパ13はパンチバッキング
プレート9の貫通穴(ガイド穴)の内径より大きい径に
設定されているため、ストッパポール12がパンチバッ
キングプレート9から抜け落ちることはない。ストッパ
13が自由に昇降できるように、天板10には縦穴14
が設けられており、この縦穴14内にストッパ13を下
方に附勢するためのコイルバネ15が内挿されている。
コイルバネ15の上部は、封止部材16によって抜け防
止が図られている。
【0005】上記の打抜金型においては、まず、板材1
がストリッパ3とダイ2の間に載置して位置決めされ、
両者によってクランプされる。この状態から、上型全体
が降下すれば、パンチ7とダイ2の間で板材1に対する
打ち抜きが完了する。打ち抜きによって生じたカス(不
図示)は、ダイ穴2aから落下する。パンチ7による打
抜き回数が数十万〜数百万回になると、パンチ3及びダ
イ2の端面エッジ部17,18が摩耗し、切れ味が悪
〈なる。そこで、従来より、パンチ3及びダイ2が摩耗
した時には、切れ味を良くするために夫々の端面を平面
研削盤によって研削し、摩耗部を取り除く作業(以下、
刃付けと呼ぶ)を行っている。
【0006】図4は図3の打抜金型におけるパンチ7と
ダイ2の主要部の詳細構成を示している。パンチ7の有
効切れ刃部21はストレートに加工(有効切れ刃部21
の外径又は幅寸法が均一な形状)されている。また、ダ
イ2にはテーパ角度22が設けられている。このような
組み合わせで、パンチ7の底面とダイ2のエッジ部18
の刃付けを行えば、パンチ7の外形寸法23は変化する
ことなく刃付けが行われる。
【0007】また、特開平4−108921号公報で
は、パンチの先端面と周面との成す角の部分に、その全
周にわたって均一な面取り部を形成し、刃先の磨耗や損
傷を低減し、耐久性の向上と穴明け加工時の軸心合わせ
を確実にしている。更に、「プレス技術」Vol.31
No.14 1993、P30〜35には、パンチ径が先
端部より後端部を小さくし、カス上がりを防止する打抜
金型が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の打抜金
型によると、ダイ2の穴寸法24は、テーパ角度22が
付いている分だけ刃付けされる毎に広がる。その結果、
クリアランス25が徐々に増加していく。例えば、テー
パ角度θ=6°でダイ端面から3mm刃付けした場合、
クリアランス25が例えば、5.2μm増加することに
なる。このクリアランス25が増加することによってカ
スの喰い付きが悪くなるためにカス上がりが生じ、打痕
不良が発生する。また、製品にバリが発生し、製品規格
に入らなくなって不良品を発生させる。このように、ク
リアランス25の増加は様々な間題を引き起こすことに
なる。
【0009】また、刃先に面取り部を設けた従来の金型
のパンチによると、垂直な周面を有するパンチにテーパ
形の先端面を形成し、先端面と周面の境界部に刃先を設
け、テーパ形のダイ穴との間に所定のクリアランスを形
成しているため、パンチの刃先とダイを研削して刃付け
を行うと、クリアランスが大きくなって変動する不都合
がある。
【0010】したがって、本発明の目的は、刃付けによ
るクリアランスの増加を防止することのできる打抜金型
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ダイ穴を形成したダイ上に被加工材を
載置し、その上からパンチを下降させて前記被加工材を
打ち抜く打抜金型において、前記パンチは、有効切れ刃
部が所定の角度のテーパ部によって構成されていること
を特徴とする打抜金型を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
による打抜金型の主要部の構成を示す。テーパ付きパン
チ20は先細の形状を有し、そのテーパ角度26はダイ
2のダイ穴2aのテーパ角度22と同一である。また、
この金型で刃付けを行う際には、パンチ20とダイ2の
両方の刃付け量を同じにすると、パンチ20とダイ2の
テーパ角度26,22が同じであるので、クリアランス
は常に一定に保たれる。
【0013】図2は本発明の第2の実施の形態による打
抜金型の他の構成を示す。この実施の形態は図1と同じ
構成のパンチ20を用いているが、そのテーパ角度26
はストリッパ3のパンチガイド部3aのテーパ角度27
と同一である。パンチ20及びダイ穴2aと同一角度の
テーパ角度27をストリッパ3のパンチガイド部3aに
設けたので、優れたガイド効果が得られる。パンチ2
0、ダイ2及びストリッパ3の相互の刃付け量は同じで
ある。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、テ
ーパ角度付きパンチを有する金型を用いて打抜きを行う
ことにより、刃付けによるクリアランスの増加が無くな
り、クリアランスは常に一定に保たれる。したがって、
カス上がりによる打痕不良、製品バリに起因した規格外
れの不良等が減少する。その結果、歩留まりの良い安定
した量産が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による打抜金型のダイ及び
パンチ部分の詳細構成を示す正面断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す正面断面図。
【図3】従来の打抜金型の概略構成を示す正面断面図。
【図4】図3の打抜金型のダイ及びパンチ部分の詳細構
成を示す正面断面図。
【符号の説明】
1 板材 2 ダイ 2a ダイ穴 3 ストリッパ 3a パンチガイド部 18 パンチ端面エッジ部 20 テーパ角度付きパンチ 21 パンチ有効切れ刃部 22 ダイテーパ角度 23 パンチ外形寸法 24 ダイ穴寸法 25 クリアランス 26 パンチテーパ角度
フロントページの続き (72)発明者 米本 隆治 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ穴を形成したダイ上に被加工材を載
    置し、その上からストリッパを通してパンチを下降させ
    て前記被加工材を打ち抜く打抜金型において、 前記パンチは、有効切れ刃部が所定の角度のテーパ部に
    よって構成されていることを特徴とする打抜金型。
  2. 【請求項2】 前記ダイのダイ穴は、前記パンチの前記
    テーパ部の前記所定の角度に等しい角度のテーパ穴によ
    って構成されている請求項1記載の打抜金型。
  3. 【請求項3】 前記パンチと前記ダイは、同一の刃付け
    量であることを特徴とする請求項2記載の打抜金型。
  4. 【請求項4】 前記ストリッパは、そのパンチガイド部
    が前記パンチのテーパ部の角度に一致するテーパ角度を
    有することを特徴とする請求項1記載の打抜金型。
  5. 【請求項5】 前記パンチ、前記ダイ及び前記ストリッ
    パは、共に同一の刃付け量であることを特徴とする請求
    項4記載の打抜金型。
JP8306697A 1997-04-01 1997-04-01 打抜金型 Pending JPH10277662A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8306697A JPH10277662A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 打抜金型

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JP8306697A JPH10277662A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 打抜金型

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Publication Number Publication Date
JPH10277662A true JPH10277662A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13791816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8306697A Pending JPH10277662A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 打抜金型

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JP (1) JPH10277662A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025309A (ja) * 2008-10-18 2011-02-10 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg ワークピースを打抜き加工するための打抜き工具セットを規定するための方法ならびにこのような形式の打抜き工具セットを備えた打抜き機械
JP2013149930A (ja) * 2011-12-20 2013-08-01 Zeniya-Industry Inc 電子部品の製造方法

Cited By (6)

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