JPH10277242A - パチンコ機の前面扉の施錠構造 - Google Patents

パチンコ機の前面扉の施錠構造

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JPH10277242A
JPH10277242A JP9247697A JP9247697A JPH10277242A JP H10277242 A JPH10277242 A JP H10277242A JP 9247697 A JP9247697 A JP 9247697A JP 9247697 A JP9247697 A JP 9247697A JP H10277242 A JPH10277242 A JP H10277242A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金枠の開操作を片手で行うことができ、ま
た、枠体前面をシンプルなデザインとする。 【解決手段】 パチンコ機の中枠の自由端側の縦枠の背
面側に取付けられて中枠及びガラス枠を施錠する施錠ユ
ニットを備え、この施錠ユニットは中枠の縦枠に取付け
られる固定基枠と、この固定基枠に沿って上下に案内さ
れる第1可動錠板55と、第2可動錠板70を有し、この取
付基枠は取付片とスライド保持片40とからなり、この取
付片のほぼ中央部にはシリンダ凹部41が形成されるとと
もに、前記第1、2可動錠板には相互に重合し、かつ前
記シリンダ凹部の中心P に位置する対称形状の第1錠溝
66と第2錠溝79を有する第1錠プレート65と第2錠プレ
ート78が形成され、また、ガラス枠の自由端側の縦枠に
取付けられたシリンダ錠の軸33a はシリンダ凹部の中心
に位置し、同軸に取付けられた解錠レバー34の作動ピン
34a は第1、第2の錠溝の中立位置A に脱抜可能に係合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機の外
枠の前面に開閉可能に取付けられる中枠およびガラス枠
の施錠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機1の枠体構成は、図7
に示すように略方形状に枠組みさけた外枠2と、この前
面側にヒンジ(図示せず)を介して片開き状に取付けら
れる略方形状に枠組み形成されて遊技盤および各種機構
・機器を装着した中枠3と、この中枠3の前面上下側に
ヒンジを介して片開き状に取付けられるガラスを取付け
て遊技盤前面を覆う金枠4と、この金枠4の下部側にヒ
ンジを介して片開き状に前枠5が取付けられている。ま
た、中枠3の自由端側の縦枠6の裏面側には施錠ユニッ
ト(図示せず)が取付けられ、この縦枠6の前面側には
金枠4を嵌込むため段部6aが形成されてその縦方向に
は若干高い縁部6bが形成されている。また、この縁部
6bの所定の位置にはシリンダ錠10の取付部6cが形
成されて、シリンダ錠10は背面側の施錠ユニットと連
繋されている。
【0003】また、この中枠3の縦枠6の段部6aの上
下の所定の位置にはその裏面側に取付けられた施錠ユニ
ットに設けられて、金枠4の背面側の上下に取付けられ
たロック受け金具4a,4bと係脱するロック爪8a,
8bを挿通する長孔7a,7bが貫設され、この上部側
の長孔7aの下部側にははね出し棒9を挿通する長孔7
eが貫設されている。また、縦枠6の下部側には前枠5
を嵌込む段部6dが形成され、同段部6dには所定の間
隔で施錠ユニットに設けられて前枠5の上下に取付けら
れたロック受け金具5a,5bと係脱するロック爪8
c,8dを挿通する長孔7c,7dが貫設されている。
また、金枠5の回動自由端側の所定の位置には、縦枠6
に形成して取付部6cの逃し凹部4cが形成されてい
る。
【0004】この様に設けられた枠体構成において、シ
リンダ錠10にキーを挿入して例えば右方向へ回動する
と、施錠ユニットのロック爪8a,8bが操作されて金
枠4のロック受け金具4a,4bとの係合が解かれて金
枠4ははね出し棒9により所定量押し出されて同金枠4
を開操作することができ、また、キーを左方向へ回動す
ることで、図示しない施錠ユニットの外枠2とのロック
が解かれて中枠3が開操作することができるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の枠体構成においては中枠3にシリンダ錠10を取付
けて、金枠4を開操作するには、例えば右手でキーを挿
入して右方向へ回動することで金枠4のロックが解かれ
て、同金枠4ははね出し棒9によりはね出されるため、
例えば遊技盤側での球掛りあるいは球つまり等で金枠4
を解錠すると球が下方に落下する問題があり、また、こ
のはね出された金枠4を左手で開操作しなければならな
い両手操作となる問題がある。また、金枠4の自由端側
には中枠4のシリンダ錠10の取付部6cの逃し凹部4
cを設ける構成であることから、枠体前面側がデザイン
上からシンプル性に欠ける問題があった。本発明は、上
記問題点を解決するためになされたもので、とくに、金
枠の開操作を片手で行うことができ、また、枠体前面を
シンプルなデザインとすることのできるパチンコ機の前
面扉の施錠構造を提供することをもくてきとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、請求項1の発明は、パチンコ機の外枠
の前面側に片開き状に取付けられた中枠と、この中枠の
前面側に片開き状に取付けられるガラス枠とを備え、中
枠の自由端側の縦枠の背面側に取付けられて中枠および
ガラス枠を施錠する施錠ユニットを備えたパチンコ機の
中枠およびガラス枠の施錠構造であって、この施錠ユニ
ットは中枠の縦枠に取付けられる固定基枠と、この固定
基枠に沿って上下に案内される第1可動錠板と、同じく
案内される第2可動錠板を有し、この取付基枠は取付片
とスライド保持片とからなり、この取付片のほぼ中央部
にはシリンダ凹部が形成されるとともに、前記第1可動
錠板と第2可動錠板には相互に重合し、かつ前記シリン
ダ凹部の中心に位置する対称形状の第1錠溝と第2錠溝
を有する第1錠プレートと第2錠プレーとが形成され、
また、ガラス枠の自由端側の縦枠に取付けられたシリン
ダ錠の軸はシリンダ凹部の中心に位置し、同軸に取付け
られた解錠レバーの作動ピンは第1、第2の錠溝の中立
位置に脱抜可能に係合する構成としたことであり、請求
項2の発明は、前記取付基枠の取付片に形成されたシリ
ンダ凹部と対応するスライド保持片側には側方へ膨出す
るスライド受け凹部が形成され、また、第1可動錠板の
第1錠プレートの位置には前記スライド受け凹部に納め
られる第1スライド凸部が形成され、また、第2可動錠
板の第2錠プレートの位置には第1可動錠板の第1スラ
イド凸部に納められる第2スライド凸部が形成されて第
1可動錠板および第2可動錠板の解錠動作を許容する間
隔で納められ、かつ相互に摺接する構成としたパチンコ
機の前面扉の施錠構造である。
【0007】
【発明の効果】ガラス枠には中枠の縦枠に取付けられた
施錠ユニットの第1可動錠板と第2可動錠板の第1、第
2のスライド凸部の錠プレートの錠溝に脱抜可能に係合
する作動ピンを設けたシリンダ錠を取付ける構成である
から、このガラス枠には従来の金枠のように逃し凹部を
形成する必要がないので、枠体前面側がシンプルとなっ
て、例えば対称装飾のデザイン上での制約を解消するこ
とができる。また、遊技盤での球掛りあるいは球つまり
等の場合のガラス枠の開放は、一方の手でキーをシリン
ダ錠に挿入して解錠操作して引張ることで、ガラス枠を
開放することができるものであるから、従来のように両
手使いが解消されて他方の手で球処理を行うことがで
き、落下を防止することができるので球処理作業が容易
となる。また、シリンダ錠に取付けた解錠レバーの作動
ピンはガラス枠を閉止することで、施錠ユニットの第1
可動錠板と第2可動錠板の左右対称状に位置された第
1、第2の錠溝の中立位置に常時挿入することができ、
シリンダ錠にキーを挿入して回動することで、解錠レバ
ーの回転で作動ピンが第1錠溝の作動溝に係合した状態
で同作動ピンは第2錠溝の円弧状ガイド溝に案内されて
第1可動錠板を確実に下動してガラス枠とのロックを解
錠でき、また、解錠レバーの回転で作動ピンが第2錠溝
の作動溝に係合した状態で同作動ピンは第1錠溝の円弧
状ガイド溝に案内されて第2可動錠板を確実に下動して
中枠と外枠とのロックを解錠できる。また、第1可動錠
板および第2可動錠板の下動動作は、相互のスライド凸
部の垂直片が摺接されることで円滑に行われるので、シ
リンダ錠に無理な外力を加える必要がないので、シリン
ダ錠の取付部回りを安定に維持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明すると、図1はパチンコ機21の枠体
である外枠22と中枠27および中枠27の縦枠28の
背面側に取付けられる施錠ユニット37の分解して示す
斜視図、図2は中枠27とガラス枠31との斜視図、図
3は施錠ユニット37の分解斜視図を示すもので、この
パチンコ機21は略方形状に枠組みされた外枠22と、
この外枠22の開口前面側を上下のヒンジ部材23,2
4を介して片開き状に取付けられる中枠27と、さら
に、この中枠27の開口前面側にヒンジ部材36を介し
て片開き状に取付けられるガラス枠31とより構成され
ている。
【0009】この外枠22の一方の縦枠22aの内側面
の上下の所定の位置には中枠27に取付けられた施錠ユ
ニット37の第2可動錠板70に取付けられた第2ロッ
ク爪80a,80bと係合するロック受け金具25が取
付けられている。
【0010】また、中枠27は図2に示すように、その
回動自由端側の縦枠28の内側面28aのほぼ中央部に
はガラス枠31に取付けられたシリンダ錠33を挿通す
る逃し凹部29が凹設され、また、同内側面28aの上
下の所定の位置には施錠ユニット37の第1可動錠板5
5に形成した第1ロック爪61a,61bを挿通する凹
部30a,30bが凹設されている。また、凹部30a
と逃し凹部29との間の所定の位置には第2可動錠板7
0に形成した作動レバー77を挿通する長孔30cが貫
設されている。
【0011】また、ガラス枠31の回動自由端側の縦枠
32のほぼ中央部には解錠レバー34を有するシリンダ
錠33が中枠27の逃し凹部29と対応して取付けら
れ、また、同縦枠32の背面側の上下の位置には中枠2
7の凹部30a,30bと対応して受け爪35aを有す
る錠爪部材35が取付けられている。このように構成さ
れた枠体の中枠27の縦枠28の背面側には施錠ユニッ
ト37が取付けられている。
【0012】この施錠ユニット37は図3に示すよう
に、固定基枠38と、この固定基枠38の内側にスライ
ド可能に設けられる第1可動錠板55と第2可動錠板7
0とより構成されている。
【0013】この固定基枠38は取付片39とスライド
保持片40とが断面略L形状に形成され、この取付片3
9のほぼ中央部の所定の位置には縁部39aに開口する
シリンダ錠33のシリンダ凹部41が凹設されている。
また、このシリンダ凹部41の上下の所定の位置で、ス
ライド保持片40より所定の間隔を有する位置には切起
し状に第1可動錠板55と第2可動錠板70をガイドす
るガイド凸部42a,42bが形成されている。
【0014】また、このシリンダ凹部41より上部の所
定の位置と、下部側のガイド凸部42bの下方の所定の
位置には対応してスライド保持片40に沿うように第1
可動錠板55の上下の第1ロック爪61a,61bを挿
通し、かつ下動を許容する挿通孔43a,43bが形成
されている。また、このシリンダ凹部41を中心とする
上下の所定の位置には第2可動錠板70を位置保持する
支持ブラケット81の取付孔44が貫設されている。ま
た、挿通孔43aとガイド凸部42aとの間の所定の位
置にはばね掛け45aが、また、挿通孔43bの下方の
所定の位置にはばね掛け45bがそれぞれ切起し状に形
成されている。また、この取付片39の複数箇所には取
付孔46aが貫設され、ばね掛け45aの下方には第2
可動錠板70の作動レバー77を挿通する長孔46bが
貫設されている。
【0015】また、スライド保持片40のシリンダ凹部
41と対応する位置には外側に膨出するスライド受け凹
部47が形成されており、このスライド受け凸部47は
図6(a) に示すようにシリンダ凹部41をほぼ中心とす
る上下の所定の位置には所定の傾斜角度で上部傾斜片4
8aと下部傾斜片48bが対応して形成されるととも
に、この上下の傾斜片48a,48bは垂直片49によ
り接続されてスライド受け凸部47は略てい形形状の凹
部に形成されている。また、このスライド受け凹部47
の上部の所定の位置には切起し状に第1可動錠板55の
作動レバー63のストッパー片50が形成されている。
また、挿通孔43a,43bに近接した所定の位置には
対応して第1可動錠板55をガイドするガイドピン52
のピン孔51a,51bが貫設されて有頭のガイドピン
52がかしめ止めされている。
【0016】また、第1可動錠板55は第2可動錠板7
0とともに、スライド保持片40とガイド凸部42a,
42b間にスライド可能に納められるもので、この第1
可動錠板55には固定基枠38に形成したスライド受け
凹部47に納められる相似形状の第1スライド凸部56
が形成され、この第1スライド凸部56はスライド受け
凹部47の上下の傾斜片48a,48bと平行な上下の
傾斜片57a,57bと垂直片58とにより形成され、
この上部傾斜片57aに連続して長尺の上部板59が形
成されている。また、下部傾斜片57bに連続して短尺
の下部板60が形成され、この上下部板59,60の端
部には対応して挿通孔43a,43bに挿通されてガラ
ス枠31の錠爪部材35とロック係合する第1ロック爪
61a,61bが形成されている。
【0017】また、この上下部板59,60の端部には
対応してガイドピン52の略かぎ孔形状のガイド孔62
a,62bが貫設されている。また、上部板59の所定
の位置には外枠22側へ延出する作動レバー63が形成
され、この作動レバー63の反対側の縁部には切起し状
にばね掛け64が形成されている。
【0018】また、第1スライド凸部56の垂直片58
には直角状に折曲されてシリンダ凹部41に位置する第
1錠プレート65が形成されている。この第1錠プレー
ト65は図6(a) に拡大して示すように、シリンダ錠3
3の軸33aはシリンダ凹部41の中心Pに位置されて
おり、この軸33aを中心とし、かつ解錠レバー34の
作動ピン34aに対し第1錠溝66が形成されている。
この第1錠溝66は軸33aを中心とする作動ピン34
a(カム溝ともいう)の回動軌跡線Pa と軸33aの中
心を通るY軸に対し、同作動ピン34aの中立位置Aに
おいて、同位置AよりY軸に沿って所定の長さの垂直ガ
イド溝66aが形成され、また、位置Aより図示時計方
向の軌跡線Pa 上の所定の角度には円弧状のガイド溝6
6bが連続形成されている。また、この中立位置Aより
図示左水平方向には所定長さの作動溝66cが形成さ
れ、ガイド溝66bは第2可動錠板70の解錠作動のた
めのものであり、作動溝66cは第1可動錠板55の解
錠作動の溝である。
【0019】また、第2可動錠板70は所定の長さに形
成されて、そのほぼ中央部分には第1可動錠板55の第
1スライド凸部56に納め可能に相似形状の第2スライ
ド凸部72が形成され、この第2スライド凸部71は第
1スライド凸部56の上下の傾斜片57a,57bと平
行な上下の傾斜片72a,72bと垂直片73とにより
形成され、この上部傾斜片72aに連続して上部板74
が形成されている。また、下部傾斜片72bに連続して
下部板75が形成され、この上下部板74,75の端部
には幅狭で第2ロック爪80a,80bに連結される連
結部76a,76bが形成されている。また、上部板7
4の所定の位置には作動レバー77が延出形成され、ま
た、下部板75の所定の位置にはばね掛け75aが形成
されている。また、第2スライド凸部71の垂直片73
には直角状に折曲されて第1錠プレート65にスライド
可能に重合される第2錠プレート78が形成されてい
る。
【0020】この第2錠プレート78には第1錠プレー
ト65に形成した第1錠溝66と対称形状の第2錠溝7
9が形成されている。すなわち、図6(a) に示すよう
に、この第2錠溝79はシリンダ錠33の作動ピン34
aが中立位置Aに位置した状態で第1錠溝66のY軸に
沿う垂直状のガイド溝66aと整合するガイド溝79a
と、位置Aより第1錠溝66の円弧状ガイド溝66bと
反対方向の対称の軌跡線Pa 上の所定の角度には円弧状
ガイド溝79bが連続形成されている。また、この中立
位置Aより図示右水平方向には所定長さの作動溝79c
が形成され、ガイド溝66a,66bは第1可動錠板5
5の解錠作動のためのものであり、作動溝79cは第2
可動錠板70の解錠作動の溝である。このように形成さ
れた第2可動錠板70の上下の連結部76a,76bは
第2ロック爪80a,80bに連結される。
【0021】この第2ロック爪80a,80bは固定基
枠38の取付片39の上下に設けられた取付孔44に取
付けられるブラケット81に枢着されており、このブラ
ケット81は取付片81aと支持片81bとが略L形状
に形成され、同取付片81aには取付孔81cが貫設さ
れている。また、支持片81bの所定の位置には軸ピン
82aを取付ける孔81dが貫設されている。また、第
2ロック爪80a,80bは下方向きに爪部80cを有
し、同第2ロック爪80a,80bの所定の位置には軸
ピン82aと枢着する枢着孔80dが貫設され、また、
後端部側には連結部76a,76bと枢着する軸ピン8
2bの取付孔80eが貫設されている。このように形成
された第2ロック爪80a,80bは第2可動錠板70
の上下の連結部76a,76bに軸ピン82bを介して
枢着され、また、軸ピン82aに枢着されてブラケット
81a,81bに取付けられている。
【0022】かくして形成された固定基枠38のスライ
ド保持片40と上下のガイド凸部42a,42bの間に
は、第1可動錠板55がその第1ロック爪61a,61
bが挿通孔43a,43bに挿通されるとともに、第1
スライド凸部56はスライド受け凹部47に納められ、
また、第2可動錠板70の第2スライド凸部71は第1
スライド凸部56に納められるとともに、上下に連結さ
れたブラケット81は固定基枠38の取付片39の取付
孔44に取付けられる。そして、固定基枠38のばね掛
け45aと第1可動錠板55のばね掛け64には所定の
ばね圧を有する引張りばね83aが掛着されて第1可動
錠板55は上方へ付勢され、また、固定基枠38のばね
掛け45bと第2可動錠板70のばね掛け75aには所
定のばね圧を有する引張りばね83bが掛着されて第2
可動錠板70は上方へ付勢されるとともに、この第2可
動錠板70に枢着連結された第2ロック爪80a,80
bは軸ピン82aを中心として爪部80c側は下方へ付
勢されて施錠ユニット37が形成されている。なお、こ
の引張りばね83a,83bにより上方へ付勢された第
1可動錠板55と第2可動錠板70の錠プレート65,
78の錠溝66,79は図6(a) に示すように対称状に
位置されている。
【0023】このように設けられた施錠ユニット37
は、取付片39を介して中枠27の自由端側の縦枠28
の背面側の所定位置に取付けることで、上下の凹部30
a,30bには第1可動錠板55の上下の第1ロック爪
61a,61bが挿通されるとともに、長孔30cには
同作動レバー77が挿通される。また、第2可動錠板7
0の第2ロック爪80a,80bは外枠1のロック受け
金具25に係脱可能に指向されている。
【0024】この状態で、例えば外枠22に対し中枠2
7を閉止することで第2可動錠板70と連結された第2
ロック爪80a,80bは外枠22に取付けられたロッ
ク受け金具25にロックされる。そして、ガラス枠31
を閉止することで同縦枠32に取付けた錠爪部材35は
第1可動錠板55の第1ロック爪61a,61bとロッ
クされて遊技盤の前面側が閉止される。
【0025】このガラス枠31を閉止することで、同ガ
ラス枠31の回動端の縦枠32に取付けられたシリンダ
錠33の軸33aは図6(a) に示すようにシリンダ凹部
41の中心Pに位置され、また、第1錠プレート65と
第2錠プレート78の第1、第2の錠溝66,78の垂
直ガイド溝66a,79aは重合状に整合されて、シリ
ンダ錠33の解錠レバー34に取付けられた作動ピンは
34aは垂直ガイド溝66a,79aの重合基部である
中立位置Aに挿入されている。
【0026】この作動ピン34aが中立位置Aに位置し
た状態で、スライド受け凹部47の上部傾斜片48aに
対し第1スライド凸部56の上部傾斜片57aは間隔h
1 で、また、同下部傾斜片57bは下部傾斜片48bに
対し間隔h4 で位置されている。また、第1スライド凸
部56の上部傾斜片57aに対し第2スライド凸部71
の上部傾斜片72aは間隔h2 で位置し、また、同下部
傾斜片72bは下部傾斜片57bに対し間隔h3 で位置
されている。また、第1スライド凸部56と第2スライ
ド凸部71の垂直片58,73は摺接するようになって
いる。
【0027】このように外枠22の前面側を閉止した状
態で、中枠27を開く場合は、同ガラス枠31に取付け
られたシリンダ錠33にキーを挿入して左方向(図6
(b) で実線矢印方向)へ回動すると、解錠レバー34の
作動ピン34は第2錠溝79の作動溝79c側へ移動す
るとともに、同第2錠プレート78を引っ掛けた状態で
作動ピン34aは第1錠溝66の円弧状ガイド溝66b
にガイドされ、これにより第2可動錠板70は下方へ押
し下げられ、第2スライド凸部71の下部傾斜片72b
は第1スライド凸部56の下部傾斜片57bに近接され
る。この第2可動錠板70が押し下げられることによ
り、上下に連結された第2ロック爪80a,80bは軸
ピン82aを中心として爪部80c側が上方へ回動さ
れ、外枠22に取付けたロック受け金具25とのロック
が解かれて中枠27を開放することができる。
【0028】この中枠27を開放した状態で、ガラス枠
31を開放する場合には、第1可動錠板55に外枠22
側に突出された作動レバー63を押し下げて、第1可動
錠板55が押し下げられることにより、上下の第1ロッ
ク爪61a,61bとガラス枠31の縦枠32に取付け
た錠爪部材35とのロックが解かれてガラス枠31を開
放することができる。
【0029】また、外枠22の前面を閉止した状態で、
ガラス枠31を開放する場合には、上記と同様にシリン
ダ錠33にキーを挿入して右方向(図6(c) で破線矢印
方向)へ回動すると、解錠レバー34の作動ピン34は
第1錠溝66の作動溝66c側へ移動するとともに、同
第1錠プレート65を引っ掛けた状態で作動ピン34a
は第2錠溝79の円弧状ガイド溝79bにガイドされ、
これにより第1可動錠板55は下方へ押し下げられ、第
1スライド凸部56の下部傾斜片57bはスライド受け
凹部47の下部傾斜片48bに近接される。この第1可
動錠板55が押し下げられることにより、上下の第1ロ
ック爪61a,61bとガラス枠31の縦枠32に取付
けた錠爪部材35とのロックが解かれキーを引張ること
でガラス枠31を開放することができる。
【0030】また、ガラス枠31を開放した状態で中枠
27を開放する場合は、中枠27の縦枠28に形成した
長孔30cより突出された第2可動錠板70の作動レバ
ー776を押し下げて、第2可動錠板70を押し下げる
ことにより、連結された上下の第2ロック爪80a,8
0bと外枠22に取付けたロック受け金具25とのロッ
クが解かれて中枠27を開放することができる。
【0031】このように本実施形態は、パチンコ機21
の外枠22の前面側に片開き状に取付けられた中枠27
と、この中枠27の前面側に片開き状に取付けられるガ
ラス枠31とを備え、中枠27の自由端側の縦枠28の
背面側に取付けられて中枠27およびガラス枠31を施
錠する施錠ユニット37を備えたパチンコ機21の中枠
27およびガラス枠31の施錠構造であって、この施錠
ユニット37は中枠27の縦枠28に取付けられる固定
基枠38と、この固定基枠38に沿って上下に案内され
る第1可動錠板55と、同じく案内される第2可動錠板
70を有し、この取付基枠38の取付片39のほぼ中央
部にはシリンダ凹部41が形成されるとともに、このシ
リンダ凹部41と対応するスライド保持片40には側方
に膨出するスライド受け凹部47が形成され、また、第
1可動錠板55にはシリンダ凹部41に納められる第1
スライド凸部56が、また、第2可動錠板70には第1
可動錠板55の第1スライド凸部56に納められる第2
スライド凸部71が形成され、この第1、第2のスライ
ド凸部56,71には相互に重合され、かつシリンダ凹
部41の中心Pに位置して対称形状の第1錠溝66と第
2錠溝79を有する第1錠プレート65と第2錠プレー
ト78が形成され、また、ガラス枠31の自由端側の縦
枠32に取付けられたシリンダ錠33の軸33aはシリ
ンダ凹部41の中心位置Pに位置し、同軸33aに取付
けられた解錠レバー34の作動ピン34aは第1、第2
の錠溝66,79の中立位置Aに脱抜可能に係合する構
成としたものである。
【0032】したがって、このガラス枠31には中枠2
7の縦枠28に取付けられた施錠ユニット37の第1可
動錠板55と第2可動錠板70の第1、第2のスライド
凸部56,71の錠プレート65,78の錠溝66,7
9に脱抜可能に挿入係合する作動ピン34aを設けたシ
リンダ錠33を取付ける構成であるから、このガラス枠
31には従来の金枠4のように逃し凹部4cを形成する
必要がないので、枠体前面側がシンプルとなって、例え
ば対称装飾のデザイン上での制約を解消することができ
る。また、遊技盤での球掛りあるいは球つまり等の場合
のガラス枠31の開放は、一方の手でキーをシリンダ錠
33に挿入して解錠操作して引張ることで、ガラス枠3
1を開放することができるものであるから、従来のよう
に両手使いが解消されて一方の手で球処理を行うことが
でき、落下を防止することができるので球処理作業が容
易となる。また、シリンダ錠33に取付けた解錠レバー
34の作動ピン34aはガラス枠31を閉止すること
で、施錠ユニット37の第1可動錠板55と第2可動錠
板70の左右対称状に位置された第1、第2の錠溝6
6,79の中立位置Aに常時挿入することができ、シリ
ンダ錠にキーを挿入して回動することで、解錠レバー3
4の回転で作動ピン34aが第1錠溝66の作動溝66
cに係合した状態で同作動ピン34aは第2錠溝79の
円弧状ガイド溝79bに案内されて第1可動錠板55を
確実に下動してガラス枠31とのロックを解錠でき、ま
た、解錠レバー34の回転で作動ピン34aが第2錠溝
79の作動溝79cに係合した状態で同作動ピン34a
は第1錠溝66の円弧状ガイド溝66bに案内されて第
2可動錠板70を確実に下動して中枠27と外枠22と
のロックを解錠できる。また、第1可動錠板55および
第2可動錠板70の下動動作は、相互のスライド凸部5
6,71の垂直片58,73が摺接されることで円滑に
行われるので、シリンダ錠33に無理な外力を加える必
要がないので、シリンダ錠33の取付部回りを安定に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の枠体である外枠と中枠および中枠
の縦枠の背面側に取付けられる施錠ユニットの分解して
示す斜視図である。
【図2】中枠とガラス枠との斜視図である。
【図3】施錠ユニットの分解斜視図である。
【図4】施錠ユニットの側面図である。
【図5】施錠ユニットの背面図である。
【図6】(a)(b)(c) シリンダ錠による解錠操作の説明図
である。
【図7】従来のパチンコ機枠体の斜視図である。
【符号の説明】
21 パチンコ機 22 外枠 27 中枠 28 縦枠 31 ガラス枠 33 シリンダ錠 33a 軸 34 解錠レバー 34a 作動ピン 37 施錠ユニット 38 固定基枠 39 取付片 40 スライド保持片 41 シリンダ凹部 47 スライド受け凹部 55 第1可動錠板 56 第1スライド凸部 61a,61b 第1ロック爪 65 第1錠プレート 66 第1錠溝 70 第2可動錠板 71 第2スライド凸部 78 第2錠プレート 79 第2錠溝 80a,80b 第2ロック爪 A 錠溝の中立位置 P シリンダ凹部の中心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の外枠の前面側に片開き状に
    取付けられた中枠と、この中枠の前面側に片開き状に取
    付けられるガラス枠とを備え、中枠の自由端側の縦枠の
    背面側に取付けられて中枠およびガラス枠を施錠する施
    錠ユニットを備えたパチンコ機の中枠およびガラス枠の
    施錠構造であって、この施錠ユニットは中枠の縦枠に取
    付けられる固定基枠と、この固定基枠に沿って上下に案
    内される第1可動錠板と、同じく案内される第2可動錠
    板を有し、この取付基枠は取付片とスライド保持片とか
    らなり、この取付片のほぼ中央部にはシリンダ凹部が形
    成されるとともに、前記第1可動錠板と第2可動錠板に
    は相互に重合し、かつ前記シリンダ凹部の中心に位置す
    る対称形状の第1錠溝と第2錠溝を有する第1錠プレー
    トと第2錠プレーとが形成され、また、ガラス枠の自由
    端側の縦枠に取付けられたシリンダ錠の軸はシリンダ凹
    部の中心に位置し、同軸に取付けられた解錠レバーの作
    動ピンは第1、第2の錠溝の中立位置に脱抜可能に係合
    する構成としたことを特徴とするパチンコ機の前面扉の
    施錠構造。
  2. 【請求項2】 前記取付基枠の取付片に形成されたシリ
    ンダ凹部と対応するスライド保持片側には側方へ膨出す
    るスライド受け凹部が形成され、また、第1可動錠板の
    第1錠プレートの位置には前記スライド受け凹部に納め
    られる第1スライド凸部が形成され、また、第2可動錠
    板の第2錠プレートの位置には第1可動錠板の第1スラ
    イド凸部に納められる第2スライド凸部が形成されて第
    1可動錠板および第2可動錠板の解錠動作を許容する間
    隔で納められ、かつ相互に摺接する構成としたことを特
    徴とする請求項1のパチンコ機の前面扉の施錠構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087662A (ja) * 2003-08-12 2005-04-07 Adachi Light Co Ltd パチンコ機
JP2010068852A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Aiwa Raito:Kk 遊技機の枠

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