JPH10276112A - ラジオ受信機 - Google Patents
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- JPH10276112A JPH10276112A JP9078314A JP7831497A JPH10276112A JP H10276112 A JPH10276112 A JP H10276112A JP 9078314 A JP9078314 A JP 9078314A JP 7831497 A JP7831497 A JP 7831497A JP H10276112 A JPH10276112 A JP H10276112A
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
- H03J5/00—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
- H03J5/24—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
- H03J5/246—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection using electronic means
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
- H03J3/00—Continuous tuning
- H03J3/02—Details
- H03J3/06—Arrangements for obtaining constant bandwidth or gain throughout tuning range or ranges
- H03J3/08—Arrangements for obtaining constant bandwidth or gain throughout tuning range or ranges by varying a second parameter simultaneously with the tuning, e.g. coupling bandpass filter
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- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/10—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
- H04B1/109—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference by improving strong signal performance of the receiver when strong unwanted signals are present at the receiver input
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ダンピング回路の動作に起因する相互変調妨害
を低減する。 【解決手段】RF信号は、アンテナ同調回路1で同調さ
れ、RF増幅回路2で増幅された後、RF同調回路3で
同調される。希望局に合わせて局部発振信号の周波数が
設定されるので、混合回路4において希望局のRF信号
が所定の中心周波数を有するIF信号に変換される。ま
た、アンテナ同調回路1の同調周波数が同調制御信号に
応じて希望局の周波数になる。希望局の他に電界強度の
強い妨害局を受信したとき、受信電界強度は所定レベル
より高くなる。これにより、ダンピング制御回路9のダ
ンピング信号が発生し、ダンピング回路10がオンし、
アンテナ同調回路1の出力信号が減衰される。また、同
調制御信号が補正され、ダンピング回路10のオンによ
り、アンテナ同調回路1の同調周波数が希望局から外れ
ることが防止される。
を低減する。 【解決手段】RF信号は、アンテナ同調回路1で同調さ
れ、RF増幅回路2で増幅された後、RF同調回路3で
同調される。希望局に合わせて局部発振信号の周波数が
設定されるので、混合回路4において希望局のRF信号
が所定の中心周波数を有するIF信号に変換される。ま
た、アンテナ同調回路1の同調周波数が同調制御信号に
応じて希望局の周波数になる。希望局の他に電界強度の
強い妨害局を受信したとき、受信電界強度は所定レベル
より高くなる。これにより、ダンピング制御回路9のダ
ンピング信号が発生し、ダンピング回路10がオンし、
アンテナ同調回路1の出力信号が減衰される。また、同
調制御信号が補正され、ダンピング回路10のオンによ
り、アンテナ同調回路1の同調周波数が希望局から外れ
ることが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ同調回路
の同調周波数を改善したラジオ受信機に関する。
の同調周波数を改善したラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラジオ受信機において、希望放
送局の他に、図3(イ)のように周波数間隔が等しく電
界強度の強い妨害局fud1及びfud2が受信される
と、例えば、RF増幅回路の増幅素子として用いられる
トランジスタ等の非直線性素子の特性から、希望局と妨
害局との周波数の和、差など様々な高調波信号が発生す
る。この高調波の周波数が希望局の周波数や中間周波数
と同一になる場合、この信号は希望局に相互変調妨害と
いわれる妨害を与えていた。図5は、この相互変調妨害
を低減した従来のラジオ受信機である。
送局の他に、図3(イ)のように周波数間隔が等しく電
界強度の強い妨害局fud1及びfud2が受信される
と、例えば、RF増幅回路の増幅素子として用いられる
トランジスタ等の非直線性素子の特性から、希望局と妨
害局との周波数の和、差など様々な高調波信号が発生す
る。この高調波の周波数が希望局の周波数や中間周波数
と同一になる場合、この信号は希望局に相互変調妨害と
いわれる妨害を与えていた。図5は、この相互変調妨害
を低減した従来のラジオ受信機である。
【0003】図5において、受信RF信号は、アンテナ
同調回路1で同調され、RF増幅回路2で増幅された
後、RF同調回路3で同調される。RF同調回路3の出
力信号は、混合回路4において、局部発振回路5の局部
発振信号によりIF(中間周波)信号に周波数変換され
る。IF信号は、IF増幅回路6で増幅された後、FM
検波回路7でFM検波される。また、混合回路4の出力
信号は電界強度検出回路8でピークレベルを検出され、
その結果、受信信号の電界強度が検出される。電界強度
検出回路8の出力信号はダンピング制御回路9で所定レ
ベルか否か検出される。そして、ダンピング制御回路9
の出力信号aに応じて、ダンピング回路10がオン・オ
フする。
同調回路1で同調され、RF増幅回路2で増幅された
後、RF同調回路3で同調される。RF同調回路3の出
力信号は、混合回路4において、局部発振回路5の局部
発振信号によりIF(中間周波)信号に周波数変換され
る。IF信号は、IF増幅回路6で増幅された後、FM
検波回路7でFM検波される。また、混合回路4の出力
信号は電界強度検出回路8でピークレベルを検出され、
その結果、受信信号の電界強度が検出される。電界強度
検出回路8の出力信号はダンピング制御回路9で所定レ
ベルか否か検出される。そして、ダンピング制御回路9
の出力信号aに応じて、ダンピング回路10がオン・オ
フする。
【0004】ここで、希望局の他に、電界強度の強い妨
害局fud1及びfud2が受信されると、電界強度検
出回路8の出力信号が所定レベルより高くなり、ダンピ
ング制御回路9の出力信号により、ダンピング回路10
中のPINダイオード10a及び10bに電流が流れ、
ダンピング回路10がオンする。PINダイオード10
a及び10bに電流が流れると、PINダイオード10
a及び10bの抵抗値が小さくなり、受信ラインがPI
Nダイオード10aを介して交流的に接地される。ダン
ピング回路10のオンにより、RF信号の一部がアース
に流れるため、アンテナ同調回路1の出力信号が減衰さ
れる。RF増幅回路2の入力信号レベルが低くなると、
非直線性素子から発生する希望局と妨害局との周波数に
応じた高調波レベルが低減され、相互変調妨害が抑えら
れる。
害局fud1及びfud2が受信されると、電界強度検
出回路8の出力信号が所定レベルより高くなり、ダンピ
ング制御回路9の出力信号により、ダンピング回路10
中のPINダイオード10a及び10bに電流が流れ、
ダンピング回路10がオンする。PINダイオード10
a及び10bに電流が流れると、PINダイオード10
a及び10bの抵抗値が小さくなり、受信ラインがPI
Nダイオード10aを介して交流的に接地される。ダン
ピング回路10のオンにより、RF信号の一部がアース
に流れるため、アンテナ同調回路1の出力信号が減衰さ
れる。RF増幅回路2の入力信号レベルが低くなると、
非直線性素子から発生する希望局と妨害局との周波数に
応じた高調波レベルが低減され、相互変調妨害が抑えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンテナ同
調回路1の同調周波数は、コイル1a及びコンデンサー
1bと、バリギャップダイオード1cの容量によって、
図3(イ)の実線のように希望局を同調するように設定
される。尚、希望局の周波数に基づいた制御回路11の
制御信号に応じて、バリギャップダイオード1cの容量
が調整され、その結果、希望局近傍の周波数を同調する
ように設定される。しかし、ダンピング回路10がオン
すると、直流阻止用のコンデンサー10cがコンデンサ
ー1bやバリギャップダイオード1cに並列接続される
ので、コンデンサー10cの容量の分だけ、アンテナ同
調回路1の同調周波数が図3(イ)の点線のように低周
波側へずれていた。特に、図3(イ)のように希望局の
低い周波数側に妨害局fud1及びfud2が存在する
場合、ダンピング回路10をオンすると、アンテナ同調
回路1の同調周波数が低い周波数にずれることにより、
希望局の信号レベルが妨害局fud1及びfud2より
低下する。その為、妨害局fud1及びfud2による
高調波が相対的に大きくなり、相互変調妨害が悪化して
いた。
調回路1の同調周波数は、コイル1a及びコンデンサー
1bと、バリギャップダイオード1cの容量によって、
図3(イ)の実線のように希望局を同調するように設定
される。尚、希望局の周波数に基づいた制御回路11の
制御信号に応じて、バリギャップダイオード1cの容量
が調整され、その結果、希望局近傍の周波数を同調する
ように設定される。しかし、ダンピング回路10がオン
すると、直流阻止用のコンデンサー10cがコンデンサ
ー1bやバリギャップダイオード1cに並列接続される
ので、コンデンサー10cの容量の分だけ、アンテナ同
調回路1の同調周波数が図3(イ)の点線のように低周
波側へずれていた。特に、図3(イ)のように希望局の
低い周波数側に妨害局fud1及びfud2が存在する
場合、ダンピング回路10をオンすると、アンテナ同調
回路1の同調周波数が低い周波数にずれることにより、
希望局の信号レベルが妨害局fud1及びfud2より
低下する。その為、妨害局fud1及びfud2による
高調波が相対的に大きくなり、相互変調妨害が悪化して
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、RF信号を同
調するアンテナ同調回路と、前記RF信号または前記ア
ンテナ同調回路の出力信号を減衰するダンピング回路
と、前記アンテナ同調回路の出力信号を増幅するRF増
幅回路と、前記RF信号レベルが所定レベル以上のとき
前記ダンピング回路を動作させるダンピング制御回路と
を備えるラジオ受信機において、前記ダンピング回路が
オンするとき、前記アンテナ同調回路の同調周波数が希
望放送局の周波数になるように補正する補正信号を発生
する手段、を備えることを特徴とする。
調するアンテナ同調回路と、前記RF信号または前記ア
ンテナ同調回路の出力信号を減衰するダンピング回路
と、前記アンテナ同調回路の出力信号を増幅するRF増
幅回路と、前記RF信号レベルが所定レベル以上のとき
前記ダンピング回路を動作させるダンピング制御回路と
を備えるラジオ受信機において、前記ダンピング回路が
オンするとき、前記アンテナ同調回路の同調周波数が希
望放送局の周波数になるように補正する補正信号を発生
する手段、を備えることを特徴とする。
【0007】また、前記アンテナ同調回路の同調周波数
の補正量を固定にすることを特徴とする。さらに、前記
アンテナ同調回路の同調周波数の補正量を、希望放送局
の周波数に応じて変化させることを特徴とする。本発明
によれば、RF信号が所定レベル以上になり、ダンピン
グ回路を動作させたとき、アンテナ同調回路の同調周波
数を補正することによって、アンテナ同調回路の同調周
波数が希望局の受信周波数に一致する。
の補正量を固定にすることを特徴とする。さらに、前記
アンテナ同調回路の同調周波数の補正量を、希望放送局
の周波数に応じて変化させることを特徴とする。本発明
によれば、RF信号が所定レベル以上になり、ダンピン
グ回路を動作させたとき、アンテナ同調回路の同調周波
数を補正することによって、アンテナ同調回路の同調周
波数が希望局の受信周波数に一致する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
図であり、図5の従来例と異なる点は、ダンピング制御
回路9が動作しているか否かを示す指示信号bが制御回
路11に印加される点にある。希望局と、図3(ロ)の
ような妨害局fud及びfud2とを受信したときの図
1の回路動作を図2のフローチャートを参照しながら説
明する。まず、ラジオ受信機は希望局の受信を行う。つ
まり、制御回路11は、希望局の受信周波数に対応した
局発制御信号cを局部発振回路5に印加し、局部発振信
号は希望局の受信周波数が例えば10.7MHzのIF
信号に周波数変換されるような周波数に設定される。よ
って、希望局のRF信号のみが、10.7MHzのIF
信号に周波数変換され、後段のFM検波回路7でFM検
波される(S1)。また、局発制御信号cに基づいて希
望局の受信周波数が算出され、算出された受信周波数に
応じて同調制御信号dが発生する。同調制御信号dによ
って、アンテナ同調回路1の同調周波数は図3(イ)の
実線のように希望局の周波数に同調される(S2)。
図であり、図5の従来例と異なる点は、ダンピング制御
回路9が動作しているか否かを示す指示信号bが制御回
路11に印加される点にある。希望局と、図3(ロ)の
ような妨害局fud及びfud2とを受信したときの図
1の回路動作を図2のフローチャートを参照しながら説
明する。まず、ラジオ受信機は希望局の受信を行う。つ
まり、制御回路11は、希望局の受信周波数に対応した
局発制御信号cを局部発振回路5に印加し、局部発振信
号は希望局の受信周波数が例えば10.7MHzのIF
信号に周波数変換されるような周波数に設定される。よ
って、希望局のRF信号のみが、10.7MHzのIF
信号に周波数変換され、後段のFM検波回路7でFM検
波される(S1)。また、局発制御信号cに基づいて希
望局の受信周波数が算出され、算出された受信周波数に
応じて同調制御信号dが発生する。同調制御信号dによ
って、アンテナ同調回路1の同調周波数は図3(イ)の
実線のように希望局の周波数に同調される(S2)。
【0009】希望局の受信中、図3(ロ)のように、希
望局の近傍に電界強度の強い妨害局が存在すると、妨害
局が希望局の近傍にあるため妨害局も混合回路4まで伝
送される。その為、混合回路4の出力信号レベルが高く
なり、電界強度検出回路8の出力信号も高くなる。ダン
ピング制御回路9において、電界強度検出回路8の出力
信号が所定レベル以上となり、ダンピング信号aが発生
する。ダンピング信号aにより、ダンピング回路10が
オンし、アンテナ同調回路1の出力信号が減衰される。
これによって、RF増幅回路2等に含まれる非直線性素
子からの希望局と妨害局とに応じた高調波が低減される
(S3)。
望局の近傍に電界強度の強い妨害局が存在すると、妨害
局が希望局の近傍にあるため妨害局も混合回路4まで伝
送される。その為、混合回路4の出力信号レベルが高く
なり、電界強度検出回路8の出力信号も高くなる。ダン
ピング制御回路9において、電界強度検出回路8の出力
信号が所定レベル以上となり、ダンピング信号aが発生
する。ダンピング信号aにより、ダンピング回路10が
オンし、アンテナ同調回路1の出力信号が減衰される。
これによって、RF増幅回路2等に含まれる非直線性素
子からの希望局と妨害局とに応じた高調波が低減される
(S3)。
【0010】それと同時に、ダンピングが行われたこと
を示す指示信号bが発生し、制御回路11に印加される
(S4)。制御回路11は、指示信号bの印加に応じ
て、同調制御信号dを所定のレベルだけ高くするように
補正する。具体的には、同調制御信号dは、制御回路1
1内で例えば5ビットのデジタル信号で生成され、その
後制御回路11内でデジタル−アナログ変換することに
よって得られるので、そのデジタル信号のときに「00
100」のデータを加算することによって補正される
(S5)。
を示す指示信号bが発生し、制御回路11に印加される
(S4)。制御回路11は、指示信号bの印加に応じ
て、同調制御信号dを所定のレベルだけ高くするように
補正する。具体的には、同調制御信号dは、制御回路1
1内で例えば5ビットのデジタル信号で生成され、その
後制御回路11内でデジタル−アナログ変換することに
よって得られるので、そのデジタル信号のときに「00
100」のデータを加算することによって補正される
(S5)。
【0011】同調制御信号dが補正されることにより、
バリキャップダイオード1cの容量は減少し、コイル1
a、ダイオード1b及びバリキャップダイオード1c
と、さらにダンピング回路10のオンによりこれらに並
列接続されたコンデンサー10cにより設定されるアン
テナ同調回路1の同調周波数が高くなる。つまり、コン
デンサー10cの並列接続による容量の増加分がバリキ
ャップダイオード1cの容量の減少によってキャンセル
され、アンテナ同調回路1の同調周波数が希望局の周波
数に一致するように補正される。その為、アンテナ同調
回路1及びダンピング回路10を含めた出力特性は、ダ
ンピングが行われていない場合の図3(ハ)の実線のよ
うな特性から、図3(ハ)の点線のようにアンテナ同調
回路1の同調周波数をずらすことなく、ダンピング回路
10による減衰量のみを大きくすることができる。よっ
て、図3(ハ)から明らかなように、ダンピング回路1
0の動作時、希望局を減衰させず、妨害局のみを減衰さ
せることができる。
バリキャップダイオード1cの容量は減少し、コイル1
a、ダイオード1b及びバリキャップダイオード1c
と、さらにダンピング回路10のオンによりこれらに並
列接続されたコンデンサー10cにより設定されるアン
テナ同調回路1の同調周波数が高くなる。つまり、コン
デンサー10cの並列接続による容量の増加分がバリキ
ャップダイオード1cの容量の減少によってキャンセル
され、アンテナ同調回路1の同調周波数が希望局の周波
数に一致するように補正される。その為、アンテナ同調
回路1及びダンピング回路10を含めた出力特性は、ダ
ンピングが行われていない場合の図3(ハ)の実線のよ
うな特性から、図3(ハ)の点線のようにアンテナ同調
回路1の同調周波数をずらすことなく、ダンピング回路
10による減衰量のみを大きくすることができる。よっ
て、図3(ハ)から明らかなように、ダンピング回路1
0の動作時、希望局を減衰させず、妨害局のみを減衰さ
せることができる。
【0012】また、電界強度の強い希望局のみを受信し
たときも、電界強度検出回路8の出力信号により、ダン
ピング制御回路9からダンピング信号a及び指示信号b
が発生する。その為、ダンピング回路10が動作し、受
信RF信号が減衰され、RF増幅回路の飽和が防止され
る。また、制御回路11は同調制御信号dを補正し、ア
ンテナ同調回路1の同調周波数が補正され、希望局の受
信周波数に応じた周波数に設定される。よって、ダンピ
ング回路10が動作したときには、アンテナ同調回路1
及びダンピング回路10を合わせた出力特性は、図3
(ハ)の点線のように、希望局に同調し、減衰率は大き
くなる。
たときも、電界強度検出回路8の出力信号により、ダン
ピング制御回路9からダンピング信号a及び指示信号b
が発生する。その為、ダンピング回路10が動作し、受
信RF信号が減衰され、RF増幅回路の飽和が防止され
る。また、制御回路11は同調制御信号dを補正し、ア
ンテナ同調回路1の同調周波数が補正され、希望局の受
信周波数に応じた周波数に設定される。よって、ダンピ
ング回路10が動作したときには、アンテナ同調回路1
及びダンピング回路10を合わせた出力特性は、図3
(ハ)の点線のように、希望局に同調し、減衰率は大き
くなる。
【0013】ところで、同調制御信号dの補正時、補正
量を固定にしたが、受信周波数に応じて補正量を変化さ
せてもよい。即ち、バリキャップダイオード1cの容量
は、図3(ニ)のように容量を制御する同調制御信号d
が高くなるに従い、反比例的に小さくなり、非直線性の
特性を有しているので、周波数に応じて容量の変化率が
変わる。そこで、受信周波数に合わせて補正量を変える
ことにより、アンテナ同調回路1の同調周波数を高精度
に補正できる。具体的な方法としては、図4のフローチ
ャートに示される如く、図3(ホ)のように受信バンド
内の周波数帯域を例えば3つの領域に分け、まず、制御
回路10において、希望局の受信周波数に応じてどの領
域に存在するか判別する(S1)。そして、各々の領域
に対応した補正量で同調制御信号bを補正する。例え
ば、A領域の場合では「00010」のデータでデジタ
ル状態の同調制御信号dを補正し(S2)、B領域にあ
れば「00100」のデータで補正し(S3)、C領域
では「01000」のデータで補正する(S4)。この
ようにして、補正量を変えて同調制御信号dが補正され
る。
量を固定にしたが、受信周波数に応じて補正量を変化さ
せてもよい。即ち、バリキャップダイオード1cの容量
は、図3(ニ)のように容量を制御する同調制御信号d
が高くなるに従い、反比例的に小さくなり、非直線性の
特性を有しているので、周波数に応じて容量の変化率が
変わる。そこで、受信周波数に合わせて補正量を変える
ことにより、アンテナ同調回路1の同調周波数を高精度
に補正できる。具体的な方法としては、図4のフローチ
ャートに示される如く、図3(ホ)のように受信バンド
内の周波数帯域を例えば3つの領域に分け、まず、制御
回路10において、希望局の受信周波数に応じてどの領
域に存在するか判別する(S1)。そして、各々の領域
に対応した補正量で同調制御信号bを補正する。例え
ば、A領域の場合では「00010」のデータでデジタ
ル状態の同調制御信号dを補正し(S2)、B領域にあ
れば「00100」のデータで補正し(S3)、C領域
では「01000」のデータで補正する(S4)。この
ようにして、補正量を変えて同調制御信号dが補正され
る。
【0014】尚、希望局及び妨害局の電界強度を検出す
るため、混合回路4の出力信号を用いたが、本発明をR
F同調回路3の出力信号または混合回路4の入力信号を
用いて、電界強度を検出する回路に用いることができ
る。
るため、混合回路4の出力信号を用いたが、本発明をR
F同調回路3の出力信号または混合回路4の入力信号を
用いて、電界強度を検出する回路に用いることができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ダンピング回路が動作
すると、アンテナ同調回路の同調周波数が希望局の周波
数に一致するように補正されるので、希望局の他に電界
強度の強い妨害局を受信した場合、ダンピングによって
妨害局をに減衰し、相互変調妨害を低減することができ
る。
すると、アンテナ同調回路の同調周波数が希望局の周波
数に一致するように補正されるので、希望局の他に電界
強度の強い妨害局を受信した場合、ダンピングによって
妨害局をに減衰し、相互変調妨害を低減することができ
る。
【0016】また、希望局の周波数に基づき、アンテナ
同調回路を構成する同調素子の特性に合わせて、アンテ
ナ同調回路の同調周波数の補正量を変えるので、アンテ
ナ同調回路の同調周波数が希望局の周波数に同調するよ
うに高精度に補正することができる。
同調回路を構成する同調素子の特性に合わせて、アンテ
ナ同調回路の同調周波数の補正量を変えるので、アンテ
ナ同調回路の同調周波数が希望局の周波数に同調するよ
うに高精度に補正することができる。
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図3】本発明を説明するための特性図である。
【図4】図1の他の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来例を示すブロック図である。
1 アンテナ同調回路 2 RF増幅回路 3 RF同調回路 4 混合回路 5 局部発振回路 6 IF増幅回路 7 FM検波回路 8 電界強度検出回路 9 ダンピング制御回路 10 ダンピング回路 11 制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 RF信号を同調するアンテナ同調回路
と、前記RF信号または前記アンテナ同調回路の出力信
号を減衰するダンピング回路と、前記アンテナ同調回路
の出力信号を増幅するRF増幅回路と、前記RF信号レ
ベルが所定レベルのとき前記ダンピング回路を動作させ
るダンピング制御回路とを備えるラジオ受信機におい
て、 前記ダンピング回路がオンするとき、前記アンテナ同調
回路の同調周波数が希望放送局の周波数になるように補
正する補正信号を発生する手段、を備えることを特徴と
する請求項1記載のラジオ受信機。 - 【請求項2】 前記アンテナ同調回路の同調周波数の補
正量を固定にすることを特徴とする請求項1記載のラジ
オ受信機。 - 【請求項3】 前記アンテナ同調回路の同調周波数の補
正量を、希望放送局の周波数に応じて変化させることを
特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
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EP98302344A EP0868025B1 (en) | 1997-03-28 | 1998-03-27 | Radio receiver |
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JP9078314A JPH10276112A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ラジオ受信機 |
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