JPH0918293A - 高周波入力回路および受信機 - Google Patents

高周波入力回路および受信機

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JPH0918293A
JPH0918293A JP18623695A JP18623695A JPH0918293A JP H0918293 A JPH0918293 A JP H0918293A JP 18623695 A JP18623695 A JP 18623695A JP 18623695 A JP18623695 A JP 18623695A JP H0918293 A JPH0918293 A JP H0918293A
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coil
frequency
switching element
output
circuit
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JP18623695A
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Inventor
Hiroshi Shirakawa
浩 白川
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非同調方式の高周波入力回路において、受信
特性を改善する。 【構成】 フェライトコアに出力用のコイルL11および
負帰還用のコイルL12が巻回されたバーアンテナ1を設
ける。出力用のコイルL11の出力信号が供給される増幅
素子Q11と、この増幅素子Q11の出力端子に、負帰還用
のコイルL12を通じて接続された第1の共振回路3とを
設ける。この第1の共振回路3の共振周波数を切り換え
る第1のスイッチング素子Q13と、出力用のコイルL11
により構成される第2の共振回路の共振周波数を切り換
える第2のスイッチング素子Q12とを設ける。第1のス
イッチング素子Q13および第2のスイッチング素子Q12
を、受信周波数に対応してオン・オフ制御して通過帯域
を切り換える。負帰還用のコイルL12を通じて行われる
負帰還により、通過帯域における周波数特性をほぼ平坦
に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波入力回路およ
びこれを使用したスーパーヘテロダイン方式のラジオ受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】LW帯〜MW帯(長波帯〜中波帯)を受
信するラジオ受信機として、その高周波入力回路を、例
えば図6に示すように、非同調方式に構成したものがあ
る。すなわち、フェライトコアに出力用のコイルL11お
よび負帰還用のコイルL12が巻回されてバーアンテナ1
が構成されるとともに、高周波アンプ2としてソース接
地のFET(Q11)が設けられる。また、コンデンサC
11およびコイルL13により、並列共振回路3が構成され
る。
【0003】この場合、図7に破線で示すように、コイ
ルL11と、その浮遊容量CS(FET(Q11)の入力容
量も含む)とが、受信周波数帯の高域、例えば1500kHz
に共振するように、コイルL11が巻回される。また、共
振回路3の共振周波数は、受信周波数帯の低域、例えば
200kHzに設定される。
【0004】したがって、バーアンテナ1により受信さ
れた高周波信号は、FET(Q11)により増幅され、共
振回路3を通じて取り出される。
【0005】そして、このとき、コイルL12により負帰
還がかかっているので、バーアンテナ1から共振回路3
までの総合の周波数特性は、図7において実線で示すよ
うに、共振回路3の共振周波数付近からコイルL11およ
び浮遊容量CSの共振周波数付近までほぼ平坦となり、
すなわち、150kHz〜1.6MHzの帯域がほぼ平坦となり、
この平坦な周波数帯を受信周波数帯とすることができ
る。
【0006】そして、この高周波入力回路によれば、上
記のようにLW帯からMW帯までカバーできる。しか
も、その場合、バーアンテナ1のトラッキング調整の必
要がないとともに、感度偏差も十分に小さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この高周波
入力回路は非同調とされているので、中間周波数を455
kHzに設定すると、この中間周波数のイメージ周波数の
信号も、後段の回路に供給されることになり、イメージ
特性が悪い。
【0008】このため、上述の高周波入力回路は、ダブ
ルスーパーヘテロダイン方式(デュアルコンバージョン
方式)の受信機において使用され、そのとき、例えば、
第1中間周波数を55.845MHz、第2中間周波数を455kH
zとすることにより、イメージ妨害を軽減している。
【0009】しかし、このようにしても、高周波入力回
路が同調式のものに比べると、妨害波に対する除去能力
が小さく、相互変調や混変調による妨害を生じやすい。
【0010】また、送信出力の大きな放送局の近くで使
用すると、その放送波信号がFET(Q11)において歪
み、主として2倍の周波数の位置で、ゴースト信号が受
信されてしまう。
【0011】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、フェライトコアに出力用のコイルおよび負帰還
用のコイルが巻回されたバーアンテナと、上記出力用の
コイルの出力信号が供給される増幅素子と、この増幅素
子の出力端子に、上記負帰還用のコイルを通じて接続さ
れた第1の共振回路と、この第1の共振回路の共振周波
数を切り換える第1のスイッチング素子と、上記出力用
のコイルにより構成される第2の共振回路の共振周波数
を切り換える第2のスイッチング素子とを有し、上記第
1のスイッチング素子および上記第2のスイッチング素
子を、受信周波数に対応してオン・オフ制御して通過帯
域を切り換えるとともに、上記負帰還用のコイルを通じ
て行われる負帰還により、上記通過帯域における周波数
特性をほぼ平坦に補正するようにした高周波入力回路と
するものである。
【0013】
【作用】受信周波数に対応して高周波入力回路の通過帯
域が切り換えられる。
【0014】
【実施例】図1において、フェライトコアに出力用のコ
イルL11および負帰還用のコイルL12が巻回されてバー
アンテナ1が構成されるとともに、高周波アンプ2とし
てソース接地のFET(Q11)が設けられる。そして、
出力用のコイルL11が、FET(Q11)のゲートと接地
との間に接続されるとともに、このゲートと接地との間
に、コンデンサC12と、スイッチング用のトランジスタ
Q12のコレクタ・エミッタ間が直列接続される。
【0015】また、コンデンサC11およびコイルL13に
より、並列共振回路3が構成され、FET(Q11)のド
レインが、負帰還用のコイルL12および並列共振回路3
を通じて電源ラインに接続される。さらに、コイルL12
および共振回路3の接続点と、コイルL13のタップとの
間に、スイッチング用のトランジスタQ13のコレクタ・
エミッタ間が接続される。
【0016】この場合、コイルL11と、その浮遊容量C
S(FET(Q11)の入力容量も含む)との共振周波数
が、受信周波数帯の高域、例えば1500kHz付近となるよ
うに、コイルL11が巻回される。また、トランジスタQ
12がオンのときには、コイルL11にコンデンサC12が並
列接続されるが、そのときの共振周波数が、受信周波数
帯の中域、例えば800kHz付近となるように、コンデン
サC12の値が選択される。
【0017】さらに、共振回路3の共振周波数は、受信
周波数帯の低域、例えば200kHz付近に設定される。ま
た、トランジスタQ13がオンのときには、コイルL13の
一部が短絡されてインダクタンスが小さくなるが、その
ときの共振周波数が、受信周波数帯の中域、例えば1000
kHz付近となるように、コイルL13のうち、トランジス
タQ13のエミッタの接続されるタップ位置が選択され
る。
【0018】したがって、バーアンテナ1により受信さ
れた放送波信号が、コイルL11から取り出され、この放
送波信号がFET(Q11)により増幅されてから共振回
路3を通じて出力される。こうして、高周波入力回路1
1が構成される。
【0019】そして、高周波入力回路11からの出力信
号が、第1ミキサ回路12に供給されるとともに、第1
局部発振回路13から所定の周波数の第1局部発振信号
がミキサ回路12に供給され、高周波入力回路11から
の出力信号のうち、目的とする周波数の放送波信号が、
周波数が例えば55.845MHzの第1中間周波信号に周波数
変換される。
【0020】そして、この第1中間周波信号が、中間周
波フィルタおよびアンプを有する第1中間周波回路14
を通じて第2ミキサ回路15に供給されるとともに、第
2局部発振回路16から所定の周波数の第2局部発振信
号が第2ミキサ回路15に供給され、第1中間周波信号
は、周波数が例えば455kHzの第2中間周波信号に周波
数変換される。
【0021】さらに、この第2中間周波信号が、中間周
波フィルタおよびアンプを有する第2中間周波回路17
を通じてAM復調回路18に供給されてもとの音声信号
が復調され、この音声信号が端子19に取り出される。
【0022】そして、この場合、この例においては、受
信機は周波数シンセサイザ方式とされているもので、こ
のため、第1局部発振回路13がPLLにより構成され
るとともに、マイクロコンピュータ20が設けられる。
そして、操作キー21を操作すると、マイクロコンピュ
ータ20により、そのPLLの可変分周回路の分周比が
制御されて第1局部発振信号の周波数が制御され、この
結果、受信周波数がそのキー操作に対応して変更され
る。
【0023】さらに、このとき、マイクロコンピュータ
20から制御信号SLHが取り出され、この信号SLHがト
ランジスタQ12、Q13のベースに供給される。この場
合、制御信号SLHは、第1局部発振信号の周波数に対応
して、すなわち、受信周波数に対応して変化するもので
あり、受信周波数が、例えば、 150kHz〜 900kHzのとき、SLH=“1” 900kHz〜1620kHzのとき、SLH=“0” となるものである。
【0024】このような構成によれば、受信周波数が15
0kHz〜900kHzの場合には、SLH=“1”なので、トラ
ンジスタQ12はオンであり、コイルL11には、コンデン
サC12が並列接続されることになる。この結果、コイル
L11と、その浮遊容量CSとの共振周波数は、コンデン
サC12がないときに比べて低下し、それらの共振周波数
は、例えば800kHz付近となる。
【0025】また、SLH=“1”なので、トランジスタ
Q13はオフであり、コイルL13は、本来のインダクタン
スとなるので、共振回路3の共振周波数は、例えば200
kHz付近となる。
【0026】そして、このとき、コイルL12により負帰
還がかかっている。したがって、この場合の高周波入力
回路11の周波数特性は、図2Aに実線で示すように、
帯域200kHz〜800kHzがほぼ平坦となるので、150kHz
〜900kHzの帯域に位置する放送波信号を通過させるこ
とができる。
【0027】一方、受信周波数が900kHz〜1620kHzの
場合には、SLH=“0”なので、トランジスタQ12はオ
フであり、コイルL11には、コンデンサC12は並列接続
されないことになる。この結果、コイルL11と、その浮
遊容量CSとの共振周波数は、例えば1500kHz付近とな
る。
【0028】また、SLH=“0”なので、トランジスタ
Q13はオンであり、コイルL13の一部がシャントされて
インダクタンスが小さくなり、共振回路3の共振周波数
は、例えば1000kHz付近となる。
【0029】そして、このとき、コイルL12により負帰
還がかかっている。したがって、この場合の高周波入力
回路11の周波数特性は、図2Bに実線で示すように、
帯域1000kHz〜1500kHzがほぼ平坦となるので、900kH
z〜1620kHzの帯域に位置する放送波信号を通過させる
ことができる。
【0030】こうして、上述の高周波入力回路11によ
れば、受信周波数に対応して通過帯域が変化するが、15
0kHz〜900kHzの帯域に位置する放送波信号を受信する
ときには、図2Aに実線で示す通過特性となるので、第
2中間周波数455kHzのイメージ周波数は帯域外とな
り、イメージ妨害を軽減することができる。
【0031】また、900kHz〜1620kHzの帯域に位置す
る放送波信号を受信するときには、図2Bに実線で示す
通過特性となるので、放送波信号がFET(Q11)にお
いて歪みを生じても、その高次の周波数のゴースト信号
は軽減される。また、相互変調や混変調による妨害も小
さくなる。
【0032】しかも、バーアンテナ1のトラッキング調
整の必要がないとともに、感度偏差も十分に小さい。
【0033】図3に示す例においては、トランジスタQ
12、Q13の代わりに、スイッチング素子としてダイオー
ドD12、D13が接続された場合である。なお、コンデン
サC13は直流カット用である。
【0034】そして、受信周波数が150kHz〜900kHzの
場合には、SLH=“1”なので、ダイオードD12はオン
であり、コイルL11と、その浮遊容量CSと、コンデン
サC12との共振周波数は、例えば800kHz付近となる。
また、SLH=“1”なので、ダイオードD13はオフであ
り、共振回路3の共振周波数は、例えば200kHz付近と
なる。そして、このとき、コイルL12により負帰還がか
かっている。
【0035】したがって、この場合の高周波入力回路1
1の周波数特性は、図2Aに実線で示すように、帯域20
0kHz〜800kHzがほぼ平坦となるので、150kHz〜900k
Hzの帯域に位置する放送波信号を通過させることができ
る。
【0036】一方、受信周波数が900kHz〜1620kHzの
場合には、SLH=“0”なので、ダイオードD12はオフ
であり、コイルL11と、その浮遊容量CSとの共振周波
数は、例えば1500kHz付近となる。また、SLH=“0”
なので、ダイオードD13はオンであり、共振回路3の共
振周波数は、例えば1000kHz付近となる。そして、この
とき、コイルL12により負帰還がかかっている。
【0037】したがって、この場合の高周波入力回路1
1の周波数特性は、図2Bに実線で示すように、帯域10
00kHz〜1500kHzがほぼ平坦となるので、900kHz〜162
0kHzの帯域に位置する放送波信号を通過させることが
できる。
【0038】こうして、この高周波入力回路11におい
ても、受信周波数に対応して通過帯域が変化するので、
イメージ妨害を軽減することができる。あるいは、放送
波信号がFET(Q11)において歪みを生じても、その
高次の周波数のゴースト信号は軽減される。また、相互
変調や混変調による妨害も小さくなる。
【0039】図4に示す例においては、コイルL11、L
13のインダクタンスの切り換えにより、通過帯域の切り
換えを行うようにした場合である。
【0040】すなわち、受信周波数が150kHz〜900kHz
の場合には、SLH=“1”なので、トランジスタQ14は
オフであり、コイルL11のインダクタンスが大きいの
で、浮遊容量CSとの共振周波数は、例えば800kHz付近
となる。また、SLH=“1”なので、トランジスタQ13
はオフであり、共振回路3の共振周波数は、例えば200
kHz付近となる。そして、このとき、コイルL12により
負帰還がかかっている。
【0041】したがって、この場合の高周波入力回路1
1の周波数特性は、図2Aに実線で示すように、帯域20
0kHz〜800kHzがほぼ平坦となるので、150kHz〜900k
Hzの帯域に位置する放送波信号を通過させることができ
る。
【0042】一方、受信周波数が900kHz〜1620kHzの
場合には、SLH=“0”なので、トランジスタQ14はオ
ンであり、コイルL11のインダクタンスが小さくなって
図1の例の値と等しくなり、その浮遊容量CSとの共振
周波数は、例えば1500kHz付近となる。また、SLH=
“0”なので、トランジスタQ13はオンであり、共振回
路3の共振周波数は、例えば1000kHz付近となる。そし
て、このとき、コイルL12により負帰還がかかってい
る。
【0043】したがって、この場合の高周波入力回路1
1の周波数特性は、図2Bに実線で示すように、帯域10
00kHz〜1500kHzがほぼ平坦となるので、900kHz〜162
0kHzの帯域に位置する放送波信号を通過させることが
できる。
【0044】図5に示す例においては、高周波入力回路
11の通過帯域を3分割した場合である。
【0045】すなわち、この例においては、マイクロコ
ンピュータ20から、受信周波数に対応して 150kHz〜 530kHzのとき、SLH=“1”、SBND=
“0” 530kHz〜 900kHzのとき、SLH=“1”、SBND=
“1” 900kHz〜1620kHzのとき、SLH=“0”、SBND=
“1” となる制御信号SLH、SBNDが取り出される。
【0046】そして、信号SLHがトランジスタQ12、Q
13に供給され、信号SBNDがトランジスタQ14に供給さ
れる。
【0047】したがって、受信周波数が150kHz〜530k
Hzの場合には、トランジスタQ12がオンであり、コンデ
ンサC12がコイルL11に並列接続されるとともに、トラ
ンジスタQ14がオフでコイルL11のインダクタンスが大
きくなるので、コイルL11、その浮遊容量CSおよびコ
ンデンサC12による共振周波数は、例えば500kHz付近
となる。
【0048】また、この場合、トランジスタQ13がオフ
なので、コイルL13のインダクタンスが大きく、共振回
路3の共振周波数は、例えば200kHz付近となる。
【0049】したがって、この高周波入力回路11の通
過帯域は、150kHz〜530kHzとなる。
【0050】また、受信周波数が530kHz〜900kHzの場
合には、トランジスタQ12がオンであり、コンデンサC
12がコイルL11に並列接続されるとともに、トランジス
タQ14がオンでコイルL11のインダクタンスが小さくな
るので、コイルL11、その浮遊容量CSおよびコンデン
サC12による共振周波数は、例えば900kHz付近とな
る。
【0051】さらに、この場合、トランジスタQ13がオ
フなので、コイルL13のインダクタンスが大きく、共振
回路3の共振周波数は、例えば200kHz付近となる。
【0052】したがって、この高周波入力回路11の通
過帯域は、150kHz〜900kHzとなる。
【0053】さらに、受信周波数が900kHz〜1620kHz
の場合には、トランジスタQ12がオフであり、コンデン
サC12がコイルL11に接続されないとともに、トランジ
スタQ14がオンでコイルL11のインダクタンスが小さく
なるので、コイルL11、その浮遊容量CSによる共振周
波数は、例えば1620kHz付近となる。
【0054】また、この場合、トランジスタQ13がオン
なので、コイルL13のインダクタンスが小さくなり、共
振回路3の共振周波数は、例えば900kHz付近となる。
【0055】したがって、この高周波入力回路11の通
過帯域は、900kHz〜1620kHzとなる。
【0056】こうして、この例においては、150kHz〜5
30kHzのLW帯に対して、この帯域だけを通過帯域にで
きるので、イメージ特性が向上する。
【0057】なお、上述においては、第1局部発振回路
13をPLLにより構成することにより、周波数シンセ
サイザ方式としたが、可変コンデンサ、すなわち、いわ
ゆるバリコンとコイルとにより共振回路を構成する発振
回路とすることもでき、その場合には、バリコンに連動
してスイッチをオン・オフさせることにより、制御信号
SLHを形成すればよい。
【0058】また、上述においては、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式の受信回路の場合であるが、シングルス
ーパーヘテロダイン方式の受信回路の場合にも、この発
明を適用することができ、その場合も、バーアンテナ1
のトラッキング調整が不要であり、組み立て作業を簡略
化できるとともに、イメージ特性、相互変調特性および
混変調特性などを改善することができる。
【0059】さらに、MW帯専用のシングルスーパーヘ
テロダイン方式のシンセサイザ受信機の場合には、バー
アンテナ1のトラッキング調整が不要になるので、局部
発振回路を構成するPLLの可変容量ダイオードの変化
範囲が小さくてよく、コストの点においても、パターン
設計においても、有利である。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、受信周波数に対応し
て通過帯域が変化するので、イメージ妨害を軽減するこ
とができる。また、受信レベルの高い放送波信号により
歪みを生じても、その高次の周波数のゴースト信号は軽
減される。さらに、相互変調や混変調による妨害も小さ
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す接続図である。
【図2】この発明の一例の特性を示す図である。
【図3】この発明の他の例の要部を示す接続図である。
【図4】この発明の他の例の要部を示す接続図である。
【図5】この発明の他の例の要部を示す接続図である。
【図6】この発明を説明するための接続図である。
【図7】この発明を説明するための特性図である。
【符号の説明】 1 バーアンテナ 2 高周波アンプ 3 共振回路 11 高周波入力回路 12 第1ミキサ回路 13 第1局部発振回路 14 第1中間周波回路 15 第2ミキサ回路 16 第2局部発振回路 17 第2中間周波回路 18 AM復調回路 20 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライトコアに出力用のコイルおよび負
    帰還用のコイルが巻回されたバーアンテナと、 上記出力用のコイルの出力信号が供給される増幅素子
    と、 この増幅素子の出力端子に、上記負帰還用のコイルを通
    じて接続された第1の共振回路と、 この第1の共振回路の共振周波数を切り換える第1のス
    イッチング素子と、 上記出力用のコイルにより構成される第2の共振回路の
    共振周波数を切り換える第2のスイッチング素子とを有
    し、 上記第1のスイッチング素子および上記第2のスイッチ
    ング素子を、受信周波数に対応してオン・オフ制御して
    通過帯域を切り換えるとともに、 上記負帰還用のコイルを通じて行われる負帰還により、
    上記通過帯域における周波数特性をほぼ平坦に補正する
    ようにした高周波入力回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の高周波入力回路におい
    て、 上記第1のスイッチング素子は、上記第1の共振回路を
    構成するコイルのタップに接続され、 上記第2のスイッチング素子は、共振周波数を変更する
    ためのコンデンサを通じて上記出力用のコイルに並列接
    続され、 上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング
    素子との一方がオンとされているときには、他方がオフ
    とされ、 上記一方がオフとされている時には、上記他方がオンと
    されるようにした高周波入力回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の高周波入力回路におい
    て、 上記第1のスイッチング素子は、上記第1の共振回路を
    構成するコイルのタップに接続され、 上記第2のスイッチング素子は、上記出力用のコイルの
    タップに接続され、 上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング
    素子との一方がオンとされたているときには、他方もオ
    ンとされ、 上記一方がオフとされている時には、上記他方もオフと
    されるようにした高周波入力回路。
  4. 【請求項4】フェライトコアに出力用のコイルおよび負
    帰還用のコイルが巻回されたバーアンテナと、 上記出力用のコイルの出力信号が供給される増幅素子
    と、 この増幅素子の出力端子に、上記負帰還用のコイルを通
    じて接続された第1の共振回路と、 この第1の共振回路の共振周波数を切り換える第1のス
    イッチング素子と、 上記出力用のコイルにより構成される第2の共振回路の
    共振周波数を切り換える第2のスイッチング素子とを有
    し、 上記第1のスイッチング素子および上記第2のスイッチ
    ング素子を、受信周波数に対応してオン・オフ制御して
    通過帯域を切り換えるとともに、 上記負帰還用のコイルを通じて行われる負帰還により、
    上記通過帯域における周波数特性をほぼ平坦に補正する
    ようにした高周波入力回路が設けられ、 上記第1の共振回路の出力信号がミキサ回路に供給され
    るとともに、 このミキサ回路に局部発振信号が供給されて上記第1の
    共振回路の出力信号のうちの目的とする周波数の信号
    が、所定の周波数の中間周波信号に変換され、 この中間周波信号からもとの音声信号が取り出されるよ
    うにした受信機。
JP18623695A 1995-06-29 1995-06-29 高周波入力回路および受信機 Pending JPH0918293A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9234955B2 (en) 2011-06-29 2016-01-12 Roke Manor Research Limited Reduced Q low frequency antenna

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