JP2559855Y2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2559855Y2
JP2559855Y2 JP4636992U JP4636992U JP2559855Y2 JP 2559855 Y2 JP2559855 Y2 JP 2559855Y2 JP 4636992 U JP4636992 U JP 4636992U JP 4636992 U JP4636992 U JP 4636992U JP 2559855 Y2 JP2559855 Y2 JP 2559855Y2
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tuning
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agc
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篤司 ▲富▼永
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、RF信号の周波数と局
部発振周波数とがバランスドミキサを介して周波数混合
される受信装置に係り、特にRF増幅部からの出力の結
合部を簡単な構造にできるようにした受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は周波数混合部にバランスドミキサ
を使用した受信装置の従来例としてFMチューナのフロ
ントエンドの一部を示す回路図である。図3のフロント
エンドでは、アンテナ同調部にて同調されFETなどを
使用したRF増幅部により増幅されたRF信号が、トラ
ンスTの一次側コイルL1と二次側コイルL5とによる
いわゆるM結合により、RF同調部5に送られる。RF
同調部5では、前記コイルL5および固定容量C1と可
変容量C5とで周波数同調される。図3においてVTは
同調電圧を示している。
【0003】上記RF同調部5からの逆相の出力がそれ
ぞれバランスドミキサ7に入力される。バランスドミキ
サ7では、前記逆相のそれぞれのRF周波数に対し、局
部発振器6からの発振周波数が混合され、スプリアス成
分が打消されるなどした中間周波数(IF)出力が得ら
れる。また前記RF同調部5からのそれぞれの出力は結
合容量C2を介してバランスドミキサ7のそれぞれの入
力部「MIX1」および「MIX2」に入力される。バ
ランスドミキサ7を使用したフロントエンドでは、RF
段からの出力のスプリアス成分が相殺されるなどして特
性の良いIF出力が得られる。このバランスドミキサを
使用する場合、2系統の入力部「MIX1」および「M
IX2」における入力バランスをとるために、RF増幅
部との結合に前記トランスTを使用したM結合が必要と
なる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
M結合を使用すると、高価な部品であるトランスTを使
用しなくてはならず、回路構成のコストが高くなる。さ
らに図3に示すように、この種のフロントエンドではR
F同調部5からの出力部が8aで示す位置からAGC回
路8に送られ、このAGC回路8にて平滑化されたAG
C電圧がRF増幅部のFETのゲートに供給されるなど
して、過大入力に対する抑制ができるようになってい
る。RF増幅部の利得制御を行うAGC出力(AGC回
路8からの出力)の受信周波数に対する特性は、図4に
示すように、RF同調部5における周波数の選択機能に
依存する。このAGC出力の周波数に対する特性は妨害
信号f1,f2の入力抑制などに影響を与える。
【0005】しかしながら図3に示すトランスTを使用
したM結合では、8aで示す部分の周波数特性およびQ
値が、トランスTにおける一次と二次のコイルL1とL
5の巻き数により決められてしまう。よって8aの位置
からAGC回路8へ送られる信号の周波数帯域やQがト
ランスTにより一義的に決められてしまい、よって入力
信号に抑制がかけられる際の周波数特性が決められてし
まい、必ずしも最適なAGC動作を実現できない場合が
生じる。
【0006】そこで本考案は、バランスドミキサを使用
した場合に、RF増幅部からの結合を簡単な回路構成に
でき、しかもAGC帯域に自由度をもたせることができ
る受信装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、RF増幅部と
RF同調部とが設けられ、このRF同調部からのそれぞ
れ逆相の出力が入力されるバランスドミキサと、このミ
キサに対し混合周波数を出力する局部発振部とが設けら
れている受信装置において、前記RF増幅部とRF同調
部とが結合容量を介して接続され、且つ前記RF同調部
からの逆相の出力がそれぞれバランス調整用の容量を介
して前記バランスドミキサに入力されていることを特徴
としている。
【0008】
【作用】上記手段では、RF増幅部からの出力が結合容
量を介してRF同調部に出力されるので、回路構成が簡
単で且つ低コストにて構成できる。またこの結合容量の
容量値を変えることにより、AGC帯域を自由に設定で
きる。また容量のみにて結合しているため、RF同調部
からバランスドミキサに与えられるそれぞれ逆相の出力
に位相などのバランスのくずれが生じる場合があるが、
これをバランス調整用の容量により調整できるようにし
ている。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本考案の受信装置としてのFMチューナに
おけるフロントエンドを示すブロック図、図2はAGC
帯域を示す線図である。図1に示すフロントエンド1で
は、放送局からのFM電波が、アンテナ2により受信さ
れ、電圧制御による可変容量素子であるバリキャップC
3と同調コイルL3とから成るLC回路を具備したアンテ
ナ同調部3にて同調される。この同調された受信出力は
RF増幅部4に送られる。RF増幅部4は、電界効果ト
ランジスタ(FET)4aを主体として構成されている
ものであり、電源電圧Vccは空芯コイルL6および電圧
設定抵抗Rを介してFET4aのドレーンに供給されて
いる。またRsはソースバイアス抵抗、C4はバイパス
容量である。
【0010】前記RF増幅部4におけるFET4aのド
レーン出力は結合容量CfによるいわゆるC結合を介し
てRF同調部5に送られる。RF同調部5には同調コイ
ルL7と、可変容量であるバリキャップC5と固定容量
C1とが設けられている。このバリキャップC5および
前記アンテナ同調部3のバリキャップC3に対し同調電
圧VTが与えられる。
【0011】RF同調部5の逆相のそれぞれの出力は、
バランスドミキサ7のそれぞれの入力部「MIX1」お
よび「MIX2」に入力される。ここで各入力部「MI
X1」および「MIX2」への入力段には、バランスド
ミキサ7への入力位相などのバランスを調整するバラン
ス調整用容量CsとCtが設けられている。そしてバラ
ンスドミキサ7には局部発振器6から同相の局部発振出
力が与えられる。さらにRF同調部5からの出力は8a
で示す位置からAGC回路8に取出され、AGC回路8
にて平滑化されたAGC制御電圧VAGCがFET4のゲ
ートG2に入力される。
【0012】次に上記回路の動作について説明する。ア
ンテナ2から受信され、アンテナ同調部3にて同調され
た受信信号はRF増幅部4により増幅される。このRF
増幅部4のFET4aのドレーン出力は、結合容量Cf
を介してRF同調部5に入力される。さらに同調された
出力は、逆相にてそれぞれバランスドミキサ7に送ら
れ、局部発振器6からの発振周波数と混合されてIF出
力が得られる。
【0013】また、RF同調部5からの出力は8aで示
す位置からAGC回路8に取出され、AGC回路8にて
平滑化されたAGC制御電圧VAGCにより、FET4a
の増幅利得が制御される。ここで、AGC制御電圧VAG
Cの帯域特性は、RF同調部5における周波数選択特性
に依存するものであるが、図1に示す実施例では、結合
容量Cfの容量を調整することにより、RF同調部5に
よる周波数選択特性が変わるため、この容量を調整する
ことにより、AGC帯域を図2に示すよう任意に設定す
ることが可能になる。
【0014】さらに図1に示すような結合容量Cfを使
用したC結合では、RF同調部5からバランスドミキサ
7に入力されるそれぞれ逆相の出力の位相バランスなど
がくずれる可能性があるが、このバランスはバランス調
整用容量Csおよび/またはCtを調整することにより
保つことができ、バランスドミキサ7の入力部「MIX
1」および「MIX2」に対する入力バランスがとれ
る。
【0015】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、バランス
ドミキサを使用した受信装置においてRF増幅部からの
出力を高価なトランスを使用することなく結合でき、し
かもバランスドミキサの入力バランスを確保でき、さら
にAGC帯域の調整も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の受信装置としてのFMチューナにおけ
るフロントエンドを示すブロック図である。
【図2】図1の受信装置におけるAGC帯域特性を示す
線図である。
【図3】従来の受信装置の一例としてFMチューナのフ
ロントエンドの一部を示す回路ブロック図である。
【図4】従来の受信装置におけるAGC帯域特性を示す
線図である。
【符号の説明】
1 フロントエンド 2 アンテナ 3 アンテナ同調部 4 RF増幅部 5 RF同調部 6 局部発振器 7 バランスドミキサ 8 AGC回路 Cf 結合容量 Cs,Ct バランス調整用容量

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF増幅部とRF同調部とが設けられ、
    このRF同調部からのそれぞれ逆相の出力が入力される
    バランスドミキサと、このミキサに対し混合周波数を出
    力する局部発振部とが設けられている受信装置におい
    て、前記RF増幅部とRF同調部とが結合容量を介して
    接続され、且つ前記RF同調部からの逆相の出力がそれ
    ぞれバランス調整用の容量を介して前記バランスドミキ
    サに入力されていることを特徴とする受信装置。
JP4636992U 1992-06-09 1992-06-09 受信装置 Expired - Lifetime JP2559855Y2 (ja)

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JPH062829U JPH062829U (ja) 1994-01-14
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