JPH0438587Y2 - - Google Patents

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JPH0438587Y2
JPH0438587Y2 JP11894587U JP11894587U JPH0438587Y2 JP H0438587 Y2 JPH0438587 Y2 JP H0438587Y2 JP 11894587 U JP11894587 U JP 11894587U JP 11894587 U JP11894587 U JP 11894587U JP H0438587 Y2 JPH0438587 Y2 JP H0438587Y2
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frequency
circuit
oscillation
control signal
reception
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、シンセサイザチユーナを有したシ
ンセサイザ受信機、特にトラツキングエラーをな
くしたシンセサイザ受信機に関する。
[従来の技術] スーパーヘテロダイン受信機は、周知のように
受信周波数を所定の中間周波数に変換して検波す
るようにしたものである。
この種スーパーヘテロダイン受信機として、シ
ンセサイザチユーナを使用したシンセサイザ受信
機を例示するならば、これは第2図のように構成
されている。
アンテナより給電された高周波信号は高周波増
幅器2に供給されて、所定の受信周波数が同調出
力され、これがシンセサイザチユーナ10を構成
するミキサ11に供給されて、所定の中間周波数
に変換される。
中間周波出力は中間周波増幅回路3を介して検
波器4に供給されて、その検波出力である音声信
号はアンプ5を経てスピーカ6に供給される。
中間周波増幅回路3の出力の一部は信号検出器
16に供給されて、同調時の中間周波信号が検出
される。この検出信号がマイクロコンピユータ1
7に取り込まれる。
シンセサイザチユーナ10は周知のように、可
変発振器12を有し、その発振出力がPLL14
に供給され、このPLL14で得られた周波数制
御信号がローパスフイルタ15を介して可変発振
器12の周波数制御部(共振回路)13に供給さ
れる。
従つて、PLL14で指定された所定の周波数
をもつて発振するように可変発振器12が制御さ
れるものである。可変発振器12の発振出力、つ
まり局部発振周波数は上述したミキサ11に供給
される。この局部発振周波数OSCは、 局部発振周波数OSC =受信周波数RF±中間周波数IF となるように制御される。
一方、可変発振器12に供給された周波数制御
信号が、入力同調回路20にも同じくその周波数
制御信号として供給される。入力同調回路20で
は、その同調周波数が受信周波数となるように制
御されるものである。
21,22は夫々可変容量素子(可変容量ダイ
オード)を示し、これらは同一特性のものが使用
される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、スーパーヘテロダイン受信機では、
上述したようにミキサ11に供給される局部発振
周波数は、常に受信周波数と中間周波数の和また
は差分を保持する必要がある。このような周波数
関係に調整するためのトラツキング調整は、全て
の受信帯域においてなされるのが理想的である。
しかし、以下の理由によつて全ての周波数帯域
においてトラツキング調整をとることは不可能で
ある。
上述したようにシンセサイザチユーナ10にお
いては、その周波数制御部13及び入力同調回路
20に設けられた可変容量素子21,22は、同
一容量及び同一容量特性のものが使用される。
しかし、同一の周波数制御信号によつて制御さ
れる入力同調回路20と可変発振器12の周波数
制御部13とでは、制御すべき周波数が中間周波
数分だけ相違する。従つて、入力同調回路20と
可変発振器12の周波数制御部13とでは、自ず
と夫々の共振回路定数が相違することになる。
これが原因で、入力同調回路20における周波
数制御信号に対する周波数変化特性と、同じく可
変発振器12の周波数制御部13における周波数
制御信号に対する周波数変化特性とが、異なつた
特性となり、一部の周波数のみでしか両特性が一
致しない。
一致点は、周知のように3点である。従つて、
これ以外の周波数領域では、局部発振周波数を受
信周波数と中間周波数との和若しくは差分とする
ことができず、トラツキングエラーが発生してし
まう。
なお、上述したトラツキングエラーは、別の観
点から考察すると、次のようになる。
AMラジオ放送を例示するならば、受信周波数
帯域は522〜1611KHzであり、中間周波数は450K
Hzであるから、受信周波数の展開比は、 受信周波数展開比 =受信最高周波数/受信最低周波数 =3.09 となる。しかし、局部発振周波数(可変発振器1
2の発振周波数)の展開比は、 局部発振周波数展開比=局部発振最高周波数/局部発
振最低周波数=2.12 となる。
このように展開比が相違すると、トラツキング
エラーが発生する。これは、入力同調回路20で
の同調周波数と、ミキサ11における受信周波数
とがずれてしまうためであつて、そのずれは上述
した原因に基づいて発生するものである。
トラツキングエラーが発生すると、受信感度が
劣化したり、イメージ妨害比やIF妨害比が劣化
してしまう。
そこで、この考案ではこのような従来の問題点
を解決したものであつて、受信周波数帯域の全て
にわたつてトラツキングエラーをなくしたシンセ
サイザ受信機を提案するものである。
[問題点を解決するための技術的手段] 上述の問題点を解決するため、この考案におい
ては、高周波増幅器に設けられた入力同調回路
と、シンセサイザチユーナと、入力同調周波数と
同一の周波数を発振するPLL構成の発振回路と
を有し、この発振回路の同調部に供給される周波
数制御信号が入力同調回路に同じく周波数制御信
号として供給されるようになされたことを特徴と
するものである。
[作用] この構成において、入力同調周波数と同一の周
波数を発振するPLL構成の発振回路30があり、
この発振回路30の同調部35に供給される周波
数制御信号が入力同調回路20に同じく周波数制
御信号として供給される。
発振回路30も入力同調回路20も共に、同一
の共振周波数となるように制御されるものである
から、夫々の回路定数は同じである。また、取り
扱う周波数も同一であることから、夫々の展開比
も同じになる。
発振回路30には局部発振周波数を制御するた
めの信号に関連した周波数制御信号が供給され
る。従つて、可変発振器12の局部発振周波数と
発振回路30の発振周波数とは、一定の中間周波
数差をもつてコントロールされている。
受信周波数と発振回路30の発振周波数とが等
しいということは、受信周波数と局部発振周波数
とが、常に一定の中間周波数差をもつてコントロ
ールされることになる。
この関係は、如何なる受信周波数においても確
保される。
従つて、局部発振周波数は受信周波数と中間周
波数との和若しくは差分を常時保持することにな
るから、どのような周波数帯であつてもトラツキ
ングエラーは発生しない。
[実施例] 続いて、この考案に係るシンセサイザ受信機の
一例を第1図を参照して詳細に説明する。
第2図と対応する部分には同一の符号を付して
説明する。
シンセサイザチユーナ10に設けられたPLL
14は、受信機本体の制御を司どるマイクロコン
ピユータ17によつて制御される。中間周波増幅
回路3の出力の一部は信号検出器16に供給され
て、同調時の中間周波信号が検出される。この検
出信号がマイクロコンピユータ17に取り込まれ
て、選局のための周波数掃引信号が停止されるな
どの処理が実行される。
また、受信時は受信周波数が中間周波数に変換
されて出力されるような局部発振周波数が得られ
るように、PLL14に対して受信指令信号がマ
イクロコンピユータ17から送出されることにな
る。
マイクロコンピユータ17からはさらに入力同
調回路20に対して同調指示用の周波数制御信号
が送出されるが、この考案においては、発振回路
30を介してこの周波数制御信号が供給されるよ
うになされている。
発振回路30は受信周波数と同一の周波数を常
に発振するように構成されたもので、この例では
PLL構成である。
従つて、可変発振器31を有し、その発振出力
(その発振周波数をRF′とする)がPLL32に供
給され、PLL32からの出力はローパスフイル
タ33を介して可変発振器31に設けられた同調
部35に、その周波数制御信号として印加され
る。
発振出力によるスプリアス妨害などが発生しな
いように、発振出力は微弱にするか、若しくはこ
の発振回路30全体がシールドされる。
同調部35に供給される周波数制御信号が入力
同調回路20の同調用の周波数制御信号としても
供給される。
ここで、発振回路30には常に受信周波数を発
振するように、マイクロコンピユータ17から制
御信号が供給される。つまり、シンセサイザチユ
ーナ10に対しては、指定した放送局を受信する
ための周波数制御信号(選局制御信号)が送出さ
れる。
これに対して、発振回路30のPLL32には
指定した放送局の受信周波数が発振されるよう
に、中間周波数だけ高い周波数制御信号が送出さ
れるものである。
従つて、可変発振器12の局部発振周波数と発
振回路30の発振周波数とは、一定の中間周波数
差をもつてコントロールされている。
受信周波数と発振回路30の発振周波数とが等
しいということは、受信周波数と局部発振周波数
とが、常に一定の中間周波数差をもつてコントロ
ールされることになる。この関係は、如何なる受
信周波数においても確保される。
従つて、局部発振周波数は受信周波数と中間周
波数との和若しくは差分を常時保持することにな
るから、どのような周波数帯であつてもトラツキ
ングエラーは発生しない。
この考案に係る上述した構成を上述した展開比
を基準として考察してみよう。
発振回路30も、入力同調回路20も共に同一
の受信周波数を同調するように制御されるもので
あることから、同調部35と入力同調回路20と
を構成する可変容量素子21,22は、夫々同一
容量で、同一の容量特性をもつた素子が使用され
る。同様にして、タンク回路を構成するインダク
タンス素子36,37も共に、そのインダクタン
ス値が等しい素子が使用される。
そのため、夫々の共振回路の同調周波数が等し
くなる。従つて、夫々の回路20,30における
同調周波数の展開比が等しくなる。この関係は全
ての周波数帯に対して満足する。
このことは、換言するならば、全ての周波数に
おいてトラツキングエラーが発生しないことを意
味する。
なお、実装する場合には、部品の精度などによ
つて、僅かに夫々の素子の値が相違することも考
えられる。その場合には、受信帯域の最高周波数
と最低周波数とを受信したときに、感度が最大と
なるようにインダクタンス素子が調整される。
これによつて、夫々の共振定数が一致するた
め、同調周波数の展開比を等しくすることができ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案においては、受
信周波数と同一の周波数を発振する発振回路30
を設け、その周波数制御信号を入力同調回路20
の周波数制御信号として使用するように構成した
ものである。
これによれば、可変発振器12の局部発振周波
数と発振回路30の発振周波数とは、一定の中間
周波数差をもつてコントロールされている。
受信周波数と発振回路30の発振周波数とが等
しいということは、受信周波数と局部発振周波数
とが、常に一定の中間周波数差をもつてコントロ
ールされることになる。
この関係は、如何なる受信周波数においても確
保される。
従つて、局部発振周波数は受信周波数と中間周
波数との和若しくは差分を常時保持することにな
るから、どのような周波数帯であつてもトラツキ
ングエラーは発生しない。
それ故、この考案によればトラツキングエラー
によつて生じる感度の劣化、イメージ妨害比や
IF妨害比の劣化を改善できる特徴を有する。
従つて、この考案に係るシンセサイザ受信機は
上述したようなマイコン制御によるシンセサイザ
チユーナを搭載したシンセサイザ受信機に適用し
て極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシンセサイザ受信機の
要部の一例を示す接続図、第2図は従来のシンセ
サイザ受信機の接続図である。 1……シンセサイザ受信機、10……シンセサ
イザチユーナ、12……可変発振器、13……周
波数制御部、17……マイクロコンピユータ、2
0……入力同調回路、30……発振回路、35…
…同調部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高周波増幅器に設けられた入力同調回路と、 シンセサイザチユーナと、 入力同調周波数と同一の周波数を発振する
    PLL構成の発振回路とを有し、 この発振回路の同調部に供給される周波数制御
    信号が入力同調回路に同じく周波数制御信号とし
    て供給されるようになされたことを特徴とするシ
    ンセサイザ受信機。
JP11894587U 1987-08-03 1987-08-03 Expired JPH0438587Y2 (ja)

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JP11894587U JPH0438587Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-03

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JP11894587U JPH0438587Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-03

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