JPS636906Y2 - - Google Patents

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JPS636906Y2
JPS636906Y2 JP14005182U JP14005182U JPS636906Y2 JP S636906 Y2 JPS636906 Y2 JP S636906Y2 JP 14005182 U JP14005182 U JP 14005182U JP 14005182 U JP14005182 U JP 14005182U JP S636906 Y2 JPS636906 Y2 JP S636906Y2
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JP
Japan
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mixer
filter element
transistor
frequency
receiver
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JP14005182U
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JPS5946048U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、受信機、特に混合器の後段にフイル
タ素子が設けられた受信機に関する。
従来よりこの種の受信機には第1図、第2図に
示されたものがあつた。
第1図,第2図において、高周波段に設けられ
ドランジスタ10にて構成された混合器の後段の
中間周波段には水晶フイルタ12にて構成された
フイルタ素子が設けられている。そして、混合器
の出力側にフイルタ素子を直接接続すると、混合
器に対しての電源電圧供給と、混合器、フイルタ
素子間のインピーダンス整合とを行なうことが困
難であるため、従来では第1図及び第2図に示さ
れる様に、トランジスタ10と水晶フイルタ12
との間に中間周波トランス14,16が挿入され
ている。すなわち、トランジスタ10にはトラン
ス14,16を介して電源電圧の供給が行なわれ
てその動作が可能となり、またその巻線比により
トランジスタ10と水晶フイルタ12とのインピ
ーダンスマツチングが図られている。
なお、水晶フイルタ12の出力は、第1図の従
来装置では中間増幅器18に、第2図の従来装置
では第2の混合器20に供給されている。
しかしながら、上記第1図、第2図の従来装置
では、トランジスタ10と水晶フイルタ12との
最適なインピーダンスマツチングを行ない、受信
器の良行な選択度特性を得るためにトランス1
4,16の調整を行なつてそのインダクタンスを
適当な値に設定しなければならないので、その調
整作業の分だけ装置の生産コストが上昇し、ま
た、トランス14,16が他の部品に比して大型
であるので、その分だけ広いスペースが必要とな
つて装置が大型化する、などの問題があつた。
本考案は上記従来の課題に鑑みて為されたもの
であり、その目的は、小型な受信機を安価に提供
することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、混合器
の後段にフイルタ素子が設けられ混合器から出力
された混合信号がこれに共振する同調回路を介し
てフイルタ素子に供給される受信機において、前
記同調回路は、前記混合器の負荷とされた定イン
ダクタンスの共振用コイルと、信号経路中に挿入
された定容量の共振用コンデンサと、を含み、共
振周波数が前記フイルタ素子の共振周波数の下側
に設定されて前記混合器と前記フイルタ素子のイ
ンピーダンスマツチングを行なう、ことを特徴と
する。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第3図において、アンテナ22に受信された高
周波の受信信号は高周波増幅器24を介して第1
の混合器を形成するトランジスタ10に供給され
ている。このトランジスタ10には、水晶発振子
28による第1の局部発振周波数信号が第1の局
部発振器30から供給されており、トランジスタ
26は前記受信信号とこの局部発振周波数信号と
を混合することができる。
上記トランジスタ10から出力された混合信号
は後述する同調回路を介して水晶フイルタ12に
供給されている。
そして上記水晶フイルタ12のフイルタ出力は
増幅器32を介して第2の混合器34に供給され
ている。この混合器34には、水晶発振子36に
よる第2の局部発振周波数信号が第2の局部発振
器38から供給されており、該混合器34は入力
された両信号を混合してその混合信号をフイルタ
素子40、増幅器42を介して検波器44に供給
することが可能である。
ここで本考案では、前述した様に前記同調回路
は混合器の負荷とされた定インダクタンスの受信
用コイルと、信号経路中に挿入された定容量の共
振用コンデンサと、を含み、その共振周波数が後
段のフイルタ素子の共振周波数の下側に設定され
てこの混合器とフイルタ素子のインピーダンスマ
ツチングを行なう、ことを特徴とし、このため本
実施例の同調回路は以下の様に構成されている。
第3図においてトランジスタ10のコレクタ側
にはその負荷として+B電源に接続された定イン
ダクタンスの共振用コイル46が設けられてお
り、またそのコレクタ出力側の信号経路中には定
容量の共振用コンデンサ48が設けられている。
さらに本実施例では、上記コイル46、コンデ
ンサ48を含んで同調回路(ここでは並列共振回
路)を形成するために、コンデンサ48の出力側
とアースとの間には他の共振用コンデンサ50が
挿入されており、またコイル46の高電位側がバ
イパスコンデンサ54にて接地されている。
また、この同調回路の共振周波数は水晶フイル
タ12の共振周波数よりやや低めの周波数に設定
されている。
なお、コイル46にはQダンプ用の抵抗52が
並列接続されている。
以上の様に、コイル46がトランジスタ10の
負荷として接続されているので、このコイル46
を介してトランジスタ10に電源電圧が与えられ
てトランジスタ10が動作可能であり、その動作
によりそのコレクタ側に得られた混合信号にて同
調回路が共振し、コイル46が高いインピーダン
スとなつてトランジスタ10の増幅度が高まり、
その結果トランジスタ10から出力される混合信
号が高いレベルとなる。
また、第4図には上記水晶フイルタ12につい
ての特性測定回路が示されているが、この第4図
から理解される様に、水晶フイルタ12のインピ
ーダンスマツチングのためには容量成分が必要で
あり、このため本考案では、同調回路の共振周波
数が水晶フイルタ12の共振周波数より下側に設
定されている。すなわち、水晶フイルタ12の下
側のある周波数に同調回路の共振周波数が設定さ
れると、水晶フイルタ12からみたトランジスタ
10を含む出力側回路のインピーダンスに容量成
分が生じ、このためその容量成分を有するトラン
ジスタ10の出力側回路インピーダンスと水晶フ
イルタ12側の容量性インピーダンスとを一致さ
せることができ、その結果トランジスタ10と水
晶フイルタ12とのインピーダンスマツチングを
行なうことが可能となる。
以上の様に本考案では、同調回路の共振周波数
が水晶フイルタ12(フイルタ素子)の共振周波
数から離調されることによりトランジスタ10
(混合器)と水晶フイルタ12(フイルタ素子)
とのインピーダンスマツチングが図られている。
この様にトランジスタ10と水晶フイルタ12
のインピーダンスマツチングが同調回路によつて
行なわれているので、トランジスタ10の出力側
に得られた高いレベルの混合信号がロスなく水晶
フイルタ12に与えられる。
そして上記水晶フイルタ12の出力が増幅器3
2を介して混合器34に前述した様に与えられる
が、本実施例では、第2の局部発振器38による
第2の局部発振周波数がフイルタ素子すなわち水
晶フイルタ12の共振周波数の上側に設定され、
その混合信号に対して上側へテロダインが行なわ
れる。これにより後述する様に、本実施例では第
2中間周波段における映像信号妨害が低減されて
いる。
本考案の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下その作用を説明する。
アンテナ22にて受信された受信信号がトラン
ジスタ10に与えられると、トランジスタ10が
コイル46を介して供給された電源電圧により動
作可能であるので、トランジスタ10はこれと局
部発振器30の局部発振信号周波数とを混合し、
これをそのコレクタ側から出力する。
上記混合信号により同調回路が共振しコイル4
6が高いインピーダンスとなる。これによりトラ
ンジスタ10の負荷インピーダンスが高くなるの
で、トランジスタ10の増幅率が高くなり、従つ
てトランジスタ10のコレクタ側に得られた混合
信号は高いレベルとなる。
なお、上記同調回路において、コイル46とコ
ンデンサ48,50は並列共振し、電源を介して
その並列共振ループが形成される。
そして、上記同調回路の共振周波数が水晶フイ
ルタ12の共振周波数の下側に離調されてそのと
きの虚数成分にてトランジスタ10と水晶フイル
タ12とのインピーダンスマツチングが行なわれ
ているので、トランジスタ10のコレクタ側に得
られた高いレベルの混合信号はロスなく水晶フイ
ルタ12に与えられ、水晶フイルタの出力側には
高いレベルの出力信号が得られる。
以上の様に受信機は従来のものと同様な機能を
果すことが可能である。
また、上記水晶フイルタ12の出力信号は第2
の混合器34に供給され、その出力側には第2の
中間周波信号が混合信号として得られるが、この
とき本実施例では、局部発振器38の局部発振周
波数が水晶フイルタ12の共振周波数3よりも高
い周波数4に第5図に示される様に設定されてお
り、このため第2局部発振周波数4が共振周波数
3より下側の2とされて同調回路の共振周波数1
で妨害を受けるのに対して、同調回路による妨害
周波数の減衰度分eだけ影像信号の妨害を低減す
ることが可能である。
この様に本実施例では第2局部発振周波数が水
晶フイルタ12の共振周波数の上側に設定される
ことにより、影像信号の妨害を低減することが可
能となる。
なお、本実施例では影像信号妨害の低減が水晶
フイルタ12の前段側についてのみが行なわれた
が、同じ様な同調回路をその後段側についても行
なうことができ、この様にすればさらに影像信号
の妨害を防止することが可能である。
以上説明した様に、本考案によれば、共振用コ
イルを介して混合器に電源電圧が供給されるので
混合器が動作可能となり、また混合器の混合信号
で同調回路が共振して共振用コイルが高いインピ
ーダンスとなつて混合器の混合信号が高いレベル
とされ、さらに同調回路の共振周波数がフイルタ
素子の共振周波数より下側に設定されてその離調
により混合器とフイルタ素子とのインピーダンス
マツチングが行なわれるので、混合器の出力側に
得られた高いレベルの混合信号がロスなくフイル
タ素子に与えられ、従つて従来と同様に機能する
ことが可能であるが、このとき従来の様にトラン
ス14,16が用いられていないので、その分だ
け受信機を小型化でき、またその調整を行なう必
要もない。この様に、本考案によれば、中間周波
トランスが用いられないので小型な受信器を安価
に提供することが可能となる。
さらに、前記実施例によれば、影像信号の妨害
を低減することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の受信機の構成を説明
するための回路図、第3図は本考案の一実施例を
示す回路構成図、第4図は水晶フイルタの測定回
路図、第5図は第3図に示す受信機の周波数帯域
特性図である。 10,26……トランジスタ、12……水晶フ
イルタ、30……第1局部発振器、34……第2
混合器、38……第2局部発振器、46……共振
用コイル、48,50……共振用コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 混合器の後段にフイルタ素子が設けられ混合
    器から出力された混合信号がこれに共振する同
    調回路を介してフイルタ素子に供給される受信
    機において、前記同調回路は、前記混合器の負
    荷とされた定インダクタンスの共振用コイル
    と、信号経路中に挿入された定容量の共振用コ
    ンデンサと、を含み、共振周波数が前記フイル
    タ素子の共振周波数の下側に設定されて前記混
    合器と前記フイルタ素子のインピーダンスマツ
    チングを行なう、ことを特徴とする受信機。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の受信機
    において、発振周波数が前記フイルタ素子の共
    振周波数より上側に設定された局部発振器と、
    該発振器の局部発振周波数信号と前記フイルタ
    素子の出力信号とが供給される第2の混合器と
    が設けられたことを特徴とする受信機。
JP14005182U 1982-09-17 1982-09-17 受信機 Granted JPS5946048U (ja)

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JP14005182U JPS5946048U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 受信機

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JP14005182U JPS5946048U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 受信機

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JPS5946048U JPS5946048U (ja) 1984-03-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60237730A (ja) * 1984-05-11 1985-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Am受信機
JPH0136846Y2 (ja) * 1985-04-11 1989-11-08

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JPS5946048U (ja) 1984-03-27

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