JP2603560Y2 - 複同調回路 - Google Patents

複同調回路

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JP2603560Y2
JP2603560Y2 JP1993071573U JP7157393U JP2603560Y2 JP 2603560 Y2 JP2603560 Y2 JP 2603560Y2 JP 1993071573 U JP1993071573 U JP 1993071573U JP 7157393 U JP7157393 U JP 7157393U JP 2603560 Y2 JP2603560 Y2 JP 2603560Y2
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varicap
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島 公 紀 八
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複同調回路に関し、更に
詳しく述べるならば、AMラジオチューナに好適な高周
波振幅変調信号の復同調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ラジオチューナにおける受
信ブロックにおける受信信号、すなわち高周波振幅変調
信号の復同調回路は、図2に示す構成となっていた。図
2はラジオチューナの複同調回路を示す図であり、アン
テナ1から供給された信号はRF(無線周波)バンドパ
スフィルタ3を介してRF増幅回路4に入力されて増幅
され、高周波トランスRFT1と同調を取るために調整
用として用いられ電圧によって容量が可変するバリキャ
ップ(varicap)VC1と微調整用として用いら
れるトリマコンデンサCV1を含む第1同調回路5、お
よび同様に高周波トランスRFT2とバリキャップVC
2とトリマコンデンサCV2を含む第2同調回路6との
複同調回路5、6の容量可変によって同調が取られ、そ
の信号成分は後段のミキサ回路7に送出される。
【0003】この複同調回路5、6の選択度Qによって
特性の良し悪しが定まり、選択度Qが高くなると希望周
波数以外を減衰させるので、通常Qの値が高くなるよう
に設計する必要があるが、この際複同調回路5、6はそ
の選択度Qが後段の回路とインピーダンスマツチングが
図れるように設定される。またミキサ回路7では局部発
信回路8から供給された局部周波数fbと受信信号fa
とを混合することにより双方の周波数の差の中間周波数
を得て後段の回路に出力するように構成され、最終的に
これらの回路を介してアンテナ1で受信されたfa中心
の搬送波から音声信号が抽出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な図2に示す従来の複同調回路においては、次のような
欠点があった。図2に示す従来例は、第1同調回路5と
第2同調回路6の双方に各1個のバリキャップVC1、
VC2が用いられているが、初段のバリキャップVC1
にアンテナ1から大入力が加わると、高周波歪みおよび
IMが発生するため、受信希望帯域以外の大信号入力に
よって、希望帯域の受信状態に悪影響を及ぼすという欠
点がある。この対策として、AGC制御端子t5からの
オートゲインコントロールによるRF増幅回路4の動作
感度を早くして、バリキャップVC1、VC2に加わる
信号レベルを抑える方法があるが、大入力の妨害信号で
AGCが誤動作し、希望帯域の信号の感度を抑圧してし
まうという問題が発生する。またこれらの問題を解決す
るには回路構成も大型化しコストアップになるという不
具合が生じ、ラジオチューナで用いる場合には、その条
件である小形軽量化を図る妨げとなっていた。この考案
の目的は、前記従来の問題点を除去し、高くそして安定
した選択度Qが得られ、強い受信信号faが入力されて
も高周波歪み、IMの発生の少ない複同調回路を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、アンテナを介して入力される所要の周波数
帯域の受信信号を入力し、第1同調回路の高周波トラン
スと第2同調回路の高周波トランスが結合されて所定の
周波数に同調された信号を出力する複同調回路におい
て、前記第1および第2同調回路の両高周波トランスの
2次コイルを2巻線構成とし、その一方の巻線の一端は
線輪を介してそれぞれ結合されるとともに他端は直接結
合されて電源供給端子(GRD)に接続され、前記線輪
の一端は抵抗を介して該電源供給端子(GRD)に接続
され、他方の巻線の一端は該電源供給端子(GRD)に
それぞれ接続され、その他端は可変コンデンサを介して
該電源供給端子(GRD)に接続されるとともに第1の
バリキャップのアノードにそれぞれ接続され、そのカソ
ードは抵抗を介して互いに接続され、前記第1同調回路
の第1のバリキャップのカソードにカソードが接続され
るとともに該電源供給端子(GRD)にアノードが接続
された第2のバリキャップが設けられ、前記第2同調回
路の第1のバリキャップのカソードが他の電源供給端子
(VT)に接続されるように構成した点に特徴がある。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は本考案の一実施例を示す複同調回路の回路構
成図を含むラジオチューナのブロック図である。図1に
おいて、図2と同一符号は同一物を示す。なお、t1〜
t3は接続端子、t4は信号出力端子、t5はAGC制
御端子、t6は電源供給端子(Vcc)、t7は電源供
給端子(Vt)、t8は電源供給端子(GRD)、C1
〜C4はコンデンサ、R1、R4、R5は抵抗、L1は
コイル、VC3およびVC4〜VC7はバリキャップで
ある。RFT3および4は高周波トランスで、1次コイ
ルaは1巻線であるが2次コイルは選択度Qを高くする
ため2巻線b、cとなっている。図1はラジオチューナ
の複同調回路を示す図であり、アンテナ1から供給され
た信号は、RF(無線周波)バンドパスフィルタ3を介
してRF増幅回路4に入力されて増幅される。
【0007】そのRF増幅回路4の出力は、第1同調回
路5aの接続端子t1に接続され、そのt1は高周波ト
ランスRFT3の1次コイルaに接続され、抵抗を介し
て電源端子t6に接続されている。高周波トランスRF
T3の2次コイルbの両端はコイルL1を介して高周波
トランスRFT4の1次コイルbの両端に結合されてい
る。そして高周波トランスRFT3の2次コイルbの一
端とコイルL1の接続点が抵抗R4を介して地気に接続
され、他端が直接地気に接続されている。一方、高周波
トランスRFT3の2次コイルcは、その一端がバリキ
ャップVC5のアノードに接続されている。そのカソー
ドはバリキャップVC6のカソードに接続され、バリキ
ャップVC6のアノードは地気に接続されている。また
高周波トランスRFT3の2次コイルcの他端は地気に
接続されている。この2次コイルcと並列にトリマコン
デンサCV3が接続されている。
【0008】高周波トランスRFT4の2次コイルc
は、その一端がバリキャップVC7のアノードに接続さ
れている。そのカソードは抵抗R5を介してバリキャッ
プVC5とVC6のカソードの接続点に接続されてい
る。また、バリキャップVC7のカソードは、コンデン
サC4を介して地気に接続されるとともに、抵抗R3を
介して電源供給端子t7に接続されている。また高周波
トランスRFT4の2次コイルcの他端は地気に接続さ
れている。この2次コイルcと並列にトリマコンデンサ
CV4が接続されている。一方、高周波トランスRFT
4の1次コイルaは、一端が接続端子t3に接続され、
そのt3はコンデンサC1を介してミキサ回路7に接続
される。また他端は地気に接続される。また、コンデン
サC4と抵抗R3との接続点からバリキャップVC3の
カソードが接続され、そのアノードはコンデンサC2を
介して局部発信回路8に接続される。局部発信回路8の
出力端はミキサ回路7に接続される。バリキャップVC
3のアノードと地気間には抵抗R2とコンデンサC3の
並列回路が挿入されている。
【0009】このような図1の第1同調回路5aと第2
同調回路6aからなる複同調回路において、アンテナ1
から供給された信号は、RF(無線周波)バンドパスフ
ィルタ3を介してRF増幅回路4に入力されて増幅され
る。その増幅出力は、第1同調回路5aの高周波トラン
スRFT3の1次コイルaに送出され、2次コイルbお
よびcに誘起される。そして同調を取るために調整用と
して用いられ電圧によって容量が可変するバリキャップ
VC5と、微調整用として用いられるトリマコンデンサ
CV3によって所定の周波数にマッチングするよう同調
が取られる。同様に高周波トランスRFT4とバリキャ
ップVC7とトリマコンデンサCV4を含む第2同調回
路6aとの複同調回路5a、6aの容量可変によって同
調が取られ、その信号成分は後段のミキサ回路7に送出
される。
【0010】このような同調回路においては、第1同調
回路5aはバリキャップVC5およびVC6の接続によ
り同調容量値は第2同調回路6aの1/2となるため、
第1同調回路5aの同調コイルのインダクタンスLは第
2同調回路6aの2倍になっており、この回路により、
従来第1同調回路5のバリキャップVC1側で発生して
いた高調波歪みおよびIMのレベルが、図1に示す本考
案の複同調回路によれば大きく低下し、結果として次の
ような妨害特性が改善される。 (1)同調周波数f0に対し、妨害波周波数1/2f0
の妨害特性 (2)同調周波数f0に対し、妨害波周波数2f0の妨
害特性 (3)同調周波数f0に対し、妨害波周波数f1,f2
(f1+f2=f0)の妨害特性 なお、バリキャップは、1パッケージに4個が封入され
たものを用いた場合、複同調回路のバリキャップVC5
〜7と局部発信回路8のバリキャップVC3を1個のみ
で兼用することができる。
【0011】また、ミキサ回路7では、2つの周波数が
重ね合わされ混合された高周波信号(RF信号)が入力
されると、すなわちアンテナ1を介して送られてくる受
信信号faと、局部発信回路8を介して供給された局部
周波数fbを混合することにより、双方の周波数faと
fbの差の中間周波数IFを得て後段の回路に出力する
ように構成され、最終的にこれらの回路を介してアンテ
ナ1で受信されたfa中心の搬送波から音声信号が抽出
される。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は、第1および第2同調回路の高周波トランスの2次コ
イルを2巻線構成とし、第1同調回路のバリキャップを
2個接続構成としたので、強い妨害信号が入力されても
安定した高い選択度Qが得られ、高調波歪みの防止が図
れる特性の良い複同調回路を得ることができるという利
点を有する。また、本考案においては、選択度Qを高め
るための回路構成としては簡易かつ小型軽量に実現でき
るので、安価で小型化が要求されるラジオチューナに好
適な回路であるという実用上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す複同調回路の回路構成
図を含むラジオチューナのブロック図ある。
【図2】従来の複同調回路を示す回路構成図を含むラジ
オチューナのブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 3 RFバンドパスフィルタ 4 RF増幅回路 5、5a 第1同調回路 6、6a 第2同調回路 7 ミキサ回路 8 局部発信回路 t1〜t3 接続端子 t4 信号出力端子 t5 AGC制御端子 t6 電源供給端子(Vcc) t7 電源供給端子(Vt) t8 電源供給端子(GRD) R1〜R6 抵抗 C1〜C4 コンデンサ RFT1〜RFT4 高周波トランス CV1〜CV4 トリマコンデンサ VC1〜VC7 バリキャップ L1 コイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを介して入力される所要の周波
    数帯域の受信信号を入力し、第1同調回路の高周波トラ
    ンスと第2同調回路の高周波トランスが結合されて所定
    の周波数に同調された信号を出力する複同調回路におい
    て、 前記第1および第2同調回路の両高周波トランスの2次
    コイルを2巻線構成とし、その一方の巻線の一端は線輪
    を介してそれぞれ結合されるとともに他端は直接結合さ
    れて電源供給端子(GRD)に接続され、前記線輪の一
    端は抵抗を介して該電源供給端子(GRD)に接続さ
    れ、他方の巻線の一端は該電源供給端子(GRD)にそ
    れぞれ接続され、その他端は可変コンデンサを介して該
    電源供給端子(GRD)に接続されるとともに第1のバ
    リキャップのアノードにそれぞれ接続され、そのカソー
    ドは抵抗を介して互いに接続され、前記第1同調回路の
    第1のバリキャップのカソードにカソードが接続される
    とともに該電源供給端子(GRD)にアノードが接続さ
    れた第2のバリキャップが設けられ、前記第2同調回路
    の第1のバリキャップのカソードが他の電源供給端子
    (VT)に接続されるように構成したことを特徴とする
    複同調回路。
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