JP2000324186A - 受信装置および方法 - Google Patents

受信装置および方法

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JP2000324186A
JP2000324186A JP11129917A JP12991799A JP2000324186A JP 2000324186 A JP2000324186 A JP 2000324186A JP 11129917 A JP11129917 A JP 11129917A JP 12991799 A JP12991799 A JP 12991799A JP 2000324186 A JP2000324186 A JP 2000324186A
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正志 今井
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    • HELECTRICITY
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
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  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクト直交検波器において、2次高調波
妨害およびビート妨害を抑止する。 【解決手段】 制御端子69に高レベルの制御信号が入
力されると、高周波スイッチダイオード57がオンとさ
れ、高周波スイッチダイオード64がオフとされる。こ
の場合、フィルタ回路は、ローパスフィルタとして機能
する。制御端子69に低レベルの制御信号が入力される
と、高周波スイッチダイオード57がオフとされ、高周
波スイッチダイオード64がオンとされる。この場合、
フィルタ回路は、ハイパスフィルタとして機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置および方
法に関し、特に、デジタル変調波を受信してダイレクト
直交検波する場合に用いて好適な受信装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スカイパーフェクTV(商標)の
ようなデジタル衛星放送の放送信号は、QPSK(Quadratur
e Phase Shift Keying)方式を用いてデジタル変調され
ている。したがって、そのデジタル変調波を受信する受
信装置には、デジタル変調波のI成分信号およびQ成分
信号を検波する直交検波器が設けられている。
【0003】図1は、従来の直交検波器の構成例を示し
ている。この構成例において、前置増幅器(AMP)2の入
力端子1には、アンテナ(図示せず)で受信されて、L
バンドのうちの950MHz乃至2150MHzの信号に周波
数変換されたデジタル放送波が、入力信号として入力さ
れる。前置増幅器2は、入力信号を増幅して可変制御型
バンドパスフィルタ(BPF)3に出力する。可変制御型バ
ンドパスフィルタ3は、PLL回路23に内蔵されるロー
パスフィルタからの選局電圧に対応して、前置増幅器2
からの入力信号に含まれるイメージ妨害周波数を除去
し、アッテネータ(ATT)4に出力する。ここで、イメー
ジ妨害周波数とは、ミキサ6のヘテロダイン検波によっ
て発生する、周波数が(局部発振器22の発振周波数F
I)+(ミキサ6が出力する中間周波数(480MHz))
である信号のことである。
【0004】アッテネータ4は、直交検波器の外部から
入力されるAGC(Automatic Gain Control)信号に基づい
て、可変制御型バンドパスフィルタ3からの信号のレベ
ルを一定に制限し、増幅器5に出力する。増幅器5は、
アッテネータ4からの信号を増幅してミキサ6に出力す
る。
【0005】ミキサ6は、増幅器5から入力される信号
と、局部発振器22から入力される信号を乗算して、得
られる中間周波信号(480MHz)をIF増幅器7に出力
する。なお、局部発振器22が発振する信号の周波数
(発振周波数)LFは、次式(1)を満足するように、ユ
ーザの選局操作に対応する、PLL(Phase Lock Loop)回路
23の分周比を制御する制御信号によって決定される。 発振周波数LF=受信周波数Fin+中間周波数IF(480MHz) ・・・(1 ) すなわち、制御信号に対応する、PLL回路23に内蔵さ
れる電圧制御型発振器の出力パルスは、内蔵されるロー
パスフィルタで積分され、直流電圧に変換されて、選局
電圧として共振回路(TANK)24に供給され、共振回路2
4の電圧制御型可変容量を変化させることにより、局部
発振器22が発振する信号の周波数を制御する。また、
PLL回路23のローパスフィルタからの選局電圧は、バ
ンドパスフィルタ3にも供給される。
【0006】IF増幅器7は、ミキサ6から入力される中
間周波を増幅してSAWフィルタ8に出力する。SAWフィル
タ8は、IF増幅器7から入力される中間周波の周波数帯
域を制限して、IF増幅器9に出力する。IF増幅器9は、
SAWフィルタ8での振幅ロスを補正してアッテネータ1
0に出力する。アッテネータ10は、AGC信号に基づい
て、IF増幅器9からの信号のレベルを一定に制限し、ミ
キサ11,12に出力する。
【0007】ミキサ11は、アッテネータ10からの信
号と、SAW発振子17によって制御される発振器18か
ら出力される信号を乗算してベースバンド増幅器13に
出力する。ベースバンド増幅器13は、ミキサ11から
の信号を増幅してローパスフィルタ15に出力する。ロ
ーパスフィルタ15は、ベースバンド増幅器13から入
力された信号の中間周波帯域以上の周波数の信号を減衰
させ、I(IN-Phase)成分信号として出力端子20から出
力する。
【0008】ミキサ12は、アッテネータ10からの信
号と、90°移相器19により位相が90度だけシフト
された発振器18からの信号を乗算してベースバンド増
幅器14に出力する。ベースバンド増幅器14は、ミキ
サ12からの信号を増幅してローパスフィルタ16に出
力する。ローパスフィルタ16は、ベースバンド増幅器
14から入力された信号の中間周波帯域以上の周波数の
信号を減衰させ、Q(Quadrature-Phase)成分信号として
出力端子21から出力する。
【0009】なお、直交検波器から出力されるI,Q成
分信号には、その後、ビタビ復号処理、誤り訂正処理、
およびデコード処理等が、順次、施される。
【0010】ところで、図1に示した直交検波器が、L
バンドの入力信号から中間周波を生成して、中間周波信
号からI,Q成分信号を検波するのに対して、Lバンド
の入力信号から、直接、I,Q成分信号を検波すること
により、回路構成をより簡略化したダイレクト検波方式
の直交検波器が、近年、開発された。
【0011】図2は、ダイレクト検波方式の直交検波器
(以下、ダイレクト直交検波器と記述する)の構成例を
示している。
【0012】この構成例において、前置増幅器2で増幅
されたLバンドの入力信号は、アッテネータ4に入力さ
れる。アッテネータ4は、ダイレクト直交検波器の外部
から入力されるAGC信号に基づいて、前置増幅器2から
のLバンドの入力信号のレベルを一定のレベルに制限
し、増幅器5に出力する。増幅器5は、アッテネータ4
からのLバンドの入力信号を増幅してミキサ31,32
に出力する。
【0013】ミキサ31は、増幅器5からのLバンドの
入力信号と、発振器37から出力される信号を乗算して
可変利得増幅器33に出力する。可変利得増幅器33
は、AGC信号に対応して、ミキサ31からの信号のレベ
ルを制限し、ローパスフィルタ35に出力する。ローパ
スフィルタ35は、可変利得増幅器33から入力された
信号の中間周波帯域以上の周波数の信号を減衰させ、I
成分信号として出力端子20から出力する。
【0014】ミキサ32は、増幅器5からのLバンドの
入力信号と、90°移相器40により位相が90度だけ
シフトされた発振器37からの信号を乗算して可変利得
増幅器34に出力する。可変利得増幅器34は、AGC信
号に対応して、ミキサ32からの信号のレベルを制限
し、ローパスフィルタ36に出力する。ローパスフィル
タ36は、可変利得増幅器34から入力された信号の中
間周波帯域以上の周波数の信号を減衰させ、Q成分信号
として出力端子21から出力する。なお、可変利得増幅
器33,34は、アッテネータ4の処理だけでは不十分
な信号レベルの制限を補うものであり、アッテネータ4
と同様の制御幅を有している。
【0015】発振器37は、ユーザの選局操作に対応す
る、PLL回路38の分周比を制御する制御信号に対応し
て、所定の周波数の信号を発信する。すなわち、制御信
号に対応する、PLL回路36に内蔵される電圧制御型発
振器の出力パルスは、やはり内蔵されるローパスフィル
タで積分され、直流電圧に変換されて、選局電圧として
共振回路39に供給され、共振回路39の電圧制御型可
変容量を変化させることにより、発振器37が発振する
信号の周波数を制御する。
【0016】このように、図2のダイレクト直交検波器
では、ヘテロダイン検波(図1のミキサ6の処理に相当
する)を実行していないので、イメージ妨害が発生しな
い。したがって、イメージ妨害周波数を除去する必要が
ないので、ダイレクト直交検波器においては、図1のバ
ンドパスフィルタ3を省略することができる。さらに、
ダイレクト直交検波器においては、図1のIF増幅器7乃
至アッテネータ10等を省略することができるので、図
1に示した直交検波器に比較して、回路の規模が簡略化
されて低コストとなる。
【0017】ところで、図2に示したダイレクト直交検
波器に入力される信号の周波数範囲(950MHz乃至2
150MHz)が広帯域であることに起因して、次のよう
な問題が存在する。
【0018】すなわち、前置増幅器2への入力信号を次
式(1)に示すように単一正弦信号とすれば、前置増幅
器2の入出力非線形特性が次式(2)に示すものである
ので、次式(3)に示すように、入力信号の2次高調波
が受信帯域の妨害となる。
【0019】 Vi=(Vcosωt) ・・・(1 ) V0=a0+a1i+a2i 2+a3i 3 ・・・(2 ) V0=a0+a1Vcosωt+a2(Vcosωt)2+a3(Vcosωt)3 =a0+a1Vcosωt+a22(1+cos2ωt)/2+... ・・・(3 ) 例えば、入力信号のうちの1900MHzの信号を受信す
るとき、入力信号に含まれる950MHzの信号Viが前置
増幅器2により増幅されて、その2倍の周波数1900
MHzの高調波成分(cos2ωt)が発生し、受信帯域
の妨害となる。
【0020】また、増幅器31,32では、次式(4)
に示すように、受信する信号の周波数Fdの2倍の値
と、発振器37からの信号の周波数LFとの差に等しい周
波数Fbのビート妨害が発生する。
【0021】 Fb=2Fd−LF ・・・(4) 以上のように、入力信号の周波数帯域が950MHz乃至
2150MHzである場合、2次高調波が受信の妨害とな
る条件は、次式(5)に示すように、受信周波数Fdの
1/2倍が950MHz以上のときであり、ビート障害が
発生する条件は、次式(6)に示すように、受信周波数
Fdの2倍が2150MHz以下のときである。
【0022】 950MHz≦Fd/2 ・・・(5) 2Fd≦2150MHz ・・・(6) したがって、受信周波数Fdが式(5)の条件を満たす
とき、すなわち、受信周波数Fdが1900MHz乃至2
150MHzであるときには、受信周波数Fdの1/2倍
の周波数(950MHz乃至1075MHz)の信号を減衰さ
せる必要があり、受信周波数Fdが式(6)の条件を満
たすとき、すなわち、受信周波数Fdが950MHz乃至
1075MHzであるときには、受信周波数Fdの2倍の
周波数(1900MHz乃至2150MHz)の信号を減衰さ
せる必要がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、受信周波数の変化に対応して減衰する周波数
帯域を変更することが可能な回路を設計することは、入
力される信号の周波数範囲(950MHz乃至2150MH
z)が広帯域であることに起因して困難であり、したが
って、ダイレクト直交検波器において、2次高調波妨害
およびビート妨害を抑止することは困難である課題があ
った。
【0024】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ダイレクト直交検波器において、2次高調
波妨害およびビート妨害を抑止できるようにする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の受信装
置は、入力されるデジタル変調波を増幅する増幅手段
と、増幅手段が増幅したデジタル変調波のうちの、指定
された受信周波数の2倍の周波数の信号、または、受信
周波数の1/2倍の周波数の信号を減衰させる減衰手段
と、減衰手段が減衰させたデジタル変調波からI成分信
号およびQ成分信号を検波する検波する検波手段とを含
むことを特徴とする。
【0026】請求項3に記載の受信方法は、入力される
デジタル変調波を増幅する増幅ステップと、増幅ステッ
プで増幅したデジタル変調波のうちの、された受信周波
数の2倍の周波数の信号、または、受信周波数の1/2
倍の周波数の信号を減衰させる減衰ステップと、減衰ス
テップで減衰させたデジタル変調波からI成分信号およ
びQ成分信号を検波する検波ステップとを含むことを特
徴とする。
【0027】請求項1に記載の受信装置、および請求項
3に記載の受信方法においては、入力されるデジタル変
調波が増幅され、増幅されたデジタル変調波のうちの、
指定された受信周波数の2倍の周波数の信号、または、
受信周波数の1/2倍の周波数の信号が減衰されて、減
衰されたデジタル変調波からI成分信号およびQ成分信
号が検波される。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明を適用したダイレクト直交
検波器の構成例について、図3を参照して説明する。こ
のダイレクト直交検波器は、図2に示したダイレクト直
交検波器の前置増幅器2とアッテネータ4の間にフィル
タ回路41を設けたものであり、その他の回路構成につ
いては、図2に示したものと同様であるので、その説明
は省略する。
【0029】フィルタ回路41は、ユーザの選局操作に
対応して入力される制御信号に基づいて、ハイパスフィ
ルタ、またはローパスフィルタに切り替わる。図4は、
フィルタ回路41の詳細な構成例を示している。フィル
タ回路41において、前置増幅器2からの入力信号(9
50MHz乃至2150MHz)は、端子51に入力される。
端子52はアッテネータ4に接続される。電源端子53
には、そこに供給される電位を分圧するバイアス抵抗5
4,55が直列に接続されている。また、電源端子53
には、そこに供給される電位を分圧するバイアス抵抗6
7,68が直列に接続されている。
【0030】高周波スイッチダイオード57は、バイア
ス抵抗54と55の接続点にそのアノードが接続され、
抵抗59を介して制御端子69にそのカソードが接続さ
れている。高周波スイッチダイオード64は、バイアス
抵抗67と68の接続点にそのカソードが接続され、抵
抗62を介して制御端子69にそのアノードが接続され
ている。したがって、高周波スイッチダイオード57,
64は、制御端子69に入力される制御信号の電位に対
応して、一方がオンとされたとき、他方がオフとされ
る。
【0031】コンデンサ56は、一端が端子51に接続
され、他端がインダクタンス61を介して端子52に接
続されている。コンデンサ58は、コンデンサ56とイ
ンダクタンス61の接続点にその一端が接続され、その
他端が高周波スイッチダイオード57のカソードに接続
されている。コンデンサ60は、一端が接地され、他端
が制御端子69に接続されている。インダクタンス63
は、インダクタンス61と端子52の接続点にその一端
が接続され、コンデンサ65にその他端が接続されてい
る。コンデンサ65の一端は、バイパスコンデンサ66
を介して接地されている。
【0032】なお、コンデンサ56,65、および、イ
ンダクタンス61,63は、適宜、組み合わされて、高
周波帯のハイパスフィルタ、またはローパスフィルタを
構成する。コンデンサ58,60、および66は、高周
波帯において、インピーダンスが低いバイパスコンデン
サである。
【0033】次に、フィルタ回路41の動作について説
明する。制御端子69に低レベルの制御信号が入力され
ると、高周波スイッチダイオード57がオンとされ、高
周波スイッチダイオード64がオフとなる。この場合、
高周波スイッチダイオード57は、高周波信号を減衰さ
せずに通過させる。これにより、コンデンサ56は、高
周波スイッチダイオード57およびバイパスコンデンサ
58の直列回路によって見かけ上、小容量となり、フィ
ルタとして機能しない。また、高周波スイッチダイオー
ド64は、高インピーダンスとなって高周波信号を通過
させない。その結果、直列に接続されているコンデンサ
65,66の総合容量は、その容量比からコンデンサ6
5とほぼ等しいものとなる。以上の動作によって、高周
波が通過する素子のうち、主にフィルタを構成するもの
に注目すれば、その構成は図5(A)に示すものとなる。
図5(A)から明らかなように、高周波スイッチダイオー
ド57がオンとされ、高周波スイッチダイオード64が
オフとされた場合、フィルタ回路41は、ローパスフィ
ルタとして機能する。
【0034】制御端子69に高レベルの制御信号が入力
されると、高周波スイッチダイオード57がオフとさ
れ、高周波スイッチダイオード64がオンとされる。こ
の場合、高周波スイッチダイオード57は、高インピー
ダンスとなって高周波信号を通過させない。また、高周
波スイッチダイオード64は、高周波信号を減衰させず
に通過させる。これにより、コンデンサ65は、フィル
タとして機能しない。以上の動作によって、高周波が通
過する素子のうち、主にフィルタを構成するものに注目
すれば、その構成は図5(B)に示すものとなる。図5(B)
から明らかなように、高周波スイッチダイオード57が
オフとされ、高周波スイッチダイオード64がオンとさ
れた場合、フィルタ回路41は、ハイパスフィルタとし
て機能する。
【0035】図6は、フィルタ回路41がローパスフィ
ルタ、またはハイパスフィルタとして機能する際の原理
的な特性を示している。フィルタ回路41がローパスフ
ィルタとして機能する場合、図6の曲線aに示すよう
に、特に1900MHz以上の周波数帯域の信号を減衰さ
せる。また、フィルタ回路41がハイパスフィルタとし
て機能する場合、図6の曲線bに示すように、特に10
75MHz以下の周波数帯域の信号を減衰させる。
【0036】次に、フィルタ回路41をローパスフィル
タ、またはハイパスフィルタに切り替える受信周波数の
境界について説明する。上述したように、受信周波数F
dが1900MHz乃至2150MHzであるときには、受信
周波数Fdの1/2倍の周波数(950MHz乃至107
5MHz)の信号を減衰させることができるハイパスフィ
ルタに切り替える必要がある。また、受信周波数Fdが
950MHz乃至1075MHzであるときには、受信周波数
Fdの2倍の周波数(1900MHz乃至2150MHz)の
信号を減衰させることができるローパスフィルタに切り
替える必要がある。さらに、受信周波数Fdが、107
5MHz乃至1900MHzであるときには、2次高周波やビ
ート障害は、入力信号の周帯域(950MHz乃至215
0MHz)に発生しないので、ローパスフィルタまたはハ
イパスフィルタのいずれであってもかまわない。したが
って、1075MHz乃至1900MHzのうちの任意の周波
数を境界として、その境界よりも低い周波数の信号を受
信するときには、ローパスフィルタに切り替えるように
し、境界の周波数よりも高い周波数の信号を受信すると
きには、ハイパスフィルタに切り替えるようにすればよ
い。
【0037】なお、フィルタ回路41の特性は、図6に
示したものに限定されるものではなく、受信する周波数
の帯域や前置増幅器の特性等に応じて変化させるように
してもよい。
【0038】また、フィルタ回路41をローパスフィル
タ、またはハイパスフィルタとして用いるのではなく、
どちらか一方の機能だけを限定して用いるようにしても
かまわない。
【0039】なお、本発明は、デジタル変調波を直交検
波する全ての電子機器に適用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の受信装
置、および請求項2に記載の受信方法によれば、指定さ
れた受信周波数の2倍の周波数の信号、または、受信周
波数の1/2倍の周波数の信号を減衰させるようにした
ので、ダイレクト直交検波器において、2次高調波妨害
およびビート妨害を抑止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直交検波器の構成の一例を示すブロック
図である。
【図2】従来のダイレクト方式の直交検波器の構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用したダイレクト方式の直交検波器
の構成例を一実施の形態を示すブロック図である。
【図4】図3のフィルタ回路41の詳細な構成例を示す
回路図である。
【図5】フィルタ回路41の動作を説明するための図で
ある。
【図6】フィルタ回路41の原理的な特性を説明するた
めの図である。
【符号の説明】 2 前置増幅器, 41 フィルタ回路, 51,52
端子, 53 電源端子, 54,55 バイアス抵
抗, 56 コンデンサ, 57 高周波スイッチダイ
オード, 58 コンデンサ, 59 抵抗, 60
バイパスコンデンサ, 61 インダクタンス, 62
抵抗, 63 インダクタンス, 64, 65 コ
ンデンサ, 66 バイパスコンデンサ, 67,68
バイアス抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変調波を受信してダイレクト直
    交検波する受信装置において、 入力される前記デジタル変調波を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段が増幅した前記デジタル変調波のうちの、
    指定された受信周波数の2倍の周波数の信号、または、
    前記受信周波数の1/2倍の周波数の信号を減衰させる
    減衰手段と、 前記減衰手段が減衰させた前記デジタル変調波からI成
    分信号およびQ成分信号を検波する検波手段とを含むこ
    とを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段は、入力される制御信号に
    対応して、ローパスフィルタ、またはハイパスフィルタ
    として択一的に機能することを特徴とする請求項1に記
    載の受信装置。
  3. 【請求項3】 デジタル変調波を受信してダイレクト直
    交検波する受信装置の受信方法において、 入力される前記デジタル変調波を増幅する増幅ステップ
    と、 前記増幅ステップで増幅した前記デジタル変調波のうち
    の、指定された受信周波数の2倍の周波数の信号、また
    は、前記受信周波数の1/2倍の周波数の信号を減衰さ
    せる減衰ステップと、 前記減衰ステップで減衰させた前記デジタル変調波から
    I成分信号およびQ成分信号を検波する検波ステップと
    を含むことを特徴とする受信方法。
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