JP2001332992A - フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法 - Google Patents

フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法

Info

Publication number
JP2001332992A
JP2001332992A JP2000147315A JP2000147315A JP2001332992A JP 2001332992 A JP2001332992 A JP 2001332992A JP 2000147315 A JP2000147315 A JP 2000147315A JP 2000147315 A JP2000147315 A JP 2000147315A JP 2001332992 A JP2001332992 A JP 2001332992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
group delay
filtering
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000147315A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Sato
智之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2000147315A priority Critical patent/JP2001332992A/ja
Publication of JP2001332992A publication Critical patent/JP2001332992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックフィルタ等による群遅延リップル
偏差を低減することにより、誤り率特性を改善し、受信
性能を向上する。 【解決手段】 第1のセラミックフィルタ14は、第2
のミキサ10から受けた信号のうち、所定の帯域内のも
のを通過させてフィルタリングする。位相シフト回路1
6は、第1のセラミックフィルタ14を通過した信号の
位相を変移させ、第2のセラミックフィルタ15に送
る。第1及び第2のセラミックフィルタ14、15は、
ほぼ同一の群遅延特性を有しており、減衰量特性を高め
て良好な1信号選択度を得るため、カスケード接続され
ている。位相シフト回路16が信号の位相を変移させる
ことにより、第1及び第2のセラミックフィルタ14、
15における群遅延リップル偏差が悪化する周波数ポイ
ントを互いに異ならせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FM(周波数変
調)信号等の被変調信号を受信して復調する受信装置に
好適なフィルタ回路及びこれを適用した受信装置に係
り、特に、群遅延リップル偏差特性を改善して受信性能
を向上することができるフィルタ回路及びこれを適用し
た受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数変調(FM)は、FM放送等のよ
うに放送信号等の送信に多用されている。このようなF
M信号を受信して復調するためのFM受信機は、通常の
場合、まず、受信アンテナにより受信したRF(Radio
Frequency;無線周波数)信号をミキサに与え、そのRF
信号に局部発振器による局部発振出力を掛け合わせてI
F(Intermediate Frequency;中間周波数)信号に変換
する。このIF信号から所望のFM信号に対応する周波
数帯域成分を取り出して、リミッタにより振幅制限し、
周波数弁別するFM検波器(周波数弁別器:ディスクリ
ミネータ)でFM信号を検波復調して再生信号を得る。
【0003】ここで、IF信号から所望のFM信号に対
応する限られた帯域の周波数帯域成分を選択して取り出
すために、減衰量特性の良好な圧電振動子フィルタ、例
えばセラミックフィルタを用いることが多くなってい
る。このようなFM受信機においては、セラミックフィ
ルタの特性によって、FM受信機の1信号選択度がほぼ
決定される。このため、従来のFM受信機においては、
高い1信号選択度を得るために、図4に示すように、同
一の特性を有する2個のセラミックフィルタをカスケー
ド接続する。
【0004】すなわち、図4に示すFM受信機100で
は、汎用FMIC108における第2のミキサ110と
リミッタアンプ111との間に、例えば外付けにより、
第1及び第2のセラミックフィルタ114、115がカ
スケード接続で挿入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、特定の
周波数帯域のFM信号を抽出するためにセラミックフィ
ルタを用いたFM受信機の群遅延リップル偏差は、セラ
ミックフィルタの群遅延特性の影響を大きく受ける。従
来より使用しているセラミックフィルタは、減衰量特性
が良い反面、群遅延リップル偏差特性は悪いという傾向
がある。一般に、セラミックフィルタの特性において
は、減衰量特性と群遅延リップル偏差特性とは、トレー
ドオフの関係にある。すなわち、複数のセラミックフィ
ルタをカスケード接続することによって、良好な減衰量
特性を得ることができるものの、それによって群遅延リ
ップル偏差特性が悪化してしまう。図5は、こうした2
つのセラミックフィルタをカスケード接続した場合にお
ける群遅延特性を例示する図である。図5に示す群遅延
特性では、領域R101、R102において大きなリッ
プル(脈動)が生じている。
【0006】ここで、FM受信機により通常の音声(ア
ナログ)信号を受信する場合には、群遅延リップル偏差
特性はさほど問題にはならない。このため、従来は、上
述したように1信号選択度を重視し、複数のセラミック
フィルタをカスケード接続して良好な減衰量特性を得る
ようにしていた。しかし、FM受信機によりディジタル
のデータ信号等を受信する際には、群遅延リップル偏差
特性が悪いと、波形歪みとなり、誤り率(BER)を悪
化させる要因となる。
【0007】ちなみに、従来、アナログ無線機で使用し
ているセラミックフィルタの群遅延リップル偏差量は、
チャンネル間隔が25kHzステップのワイド(WID
E)チャンネルモードでは、2つのセラミックフィルタ
をカスケード接続した場合で100μs程度である。ま
た、チャンネル間隔が12.5kHzステップのナロー
(NARROW)チャンネルモードでは、2つのセラミ
ックフィルタをカスケード接続した場合で200μs程
度である。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、群遅延リップル偏差を低減して受信性能を向
上することができるフィルタ回路及びこれを適用した受
信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るフィルタ回路は、入力
信号をフィルタリングするためのものであって、所定の
群遅延特性を有し、所定帯域の入力信号をフィルタリン
グする第1のセラミックフィルタと、前記第1のセラミ
ックフィルタがフィルタリングした信号の位相を変移さ
せる位相シフト回路と、前記第1のセラミックフィルタ
と同一の群遅延特性を有し、前記位相シフト回路が位相
を変移させた信号をフィルタリングして出力する第2の
セラミックフィルタとを備える、ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、第1のセラミックフィ
ルタがフィルタリングした信号の位相を、位相シフト回
路が変移させた後、第2のセラミックフィルタにフィル
タリングさせる。これにより、第1のセラミックフィル
タの群遅延リップル偏差が悪化する周波数ポイントと、
第2のセラミックフィルタの群遅延リップル偏差が悪化
する周波数ポイントとを、互いに異ならせることがで
き、全体での群遅延リップル偏差を低減して、受信特性
を向上することができる。
【0011】すなわち、前記位相シフト回路は、前記第
1のセラミックフィルタがフィルタリングした信号の位
相を変移させることにより、群遅延リップル偏差を低減
することが望ましい。
【0012】また、前記位相シフト回路は、位相特性を
変更することにより移相量を調整することができること
が望ましい。
【0013】この発明の第2の観点に係る受信装置は、
無線周波数帯の受信信号を中間周波数信号に変換するた
めの少なくとも1つの信号変換手段と、所定の群遅延特
性を有し、前記信号変換手段の変換により生成された中
間周波数信号をフィルタリングする第1のフィルタリン
グ手段と、前記第1のフィルタリング手段がフィルタリ
ングした中間周波数信号の位相を変移させる位相変移手
段と、所定の群遅延特性を有し、前記位相変移手段が位
相を変移させた中間周波数信号をフィルタリングする第
2のフィルタリング手段と、前記第2のフィルタリング
手段がフィルタリングした中間周波数信号を検波して復
調する復調手段とを備える、ことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、第1のフィルタリング
手段がフィルタリングした中間周波数信号の位相を、位
相変移手段により変移させることができる。これによ
り、第1のフィルタリング手段と第2のフィルタリング
手段の群遅延特性がほぼ同一である場合に、カスケード
接続の相乗効果により群遅延リップル偏差特性が悪化す
ることを防止し、受信性能を向上することができる。
【0015】例えば、前記第1のフィルタリング手段と
前記第2のフィルタリング手段は、互いに同一の群遅延
特性を有するセラミックフィルタであることが望まし
い。
【0016】前記位相変移手段は、前記第1のフィルタ
リング手段がフィルタリングした中間周波数信号の位相
を変移させることにより、群遅延リップル偏差を低減す
ることが望ましい。
【0017】また、前記位相変移手段は、位相特性を変
更することにより移相量を調整することができてもよ
い。
【0018】例えば、前記復調手段は、前記第2のフィ
ルタリング手段がフィルタリングした中間周波数信号を
周波数弁別して検波することにより、ディジタルのデー
タ信号を復調することが望ましい。
【0019】この発明の第3の観点に係る信号フィルタ
リング方法は、カスケード接続された互いに同一の群遅
延特性を有する複数のセラミックフィルタの間に位相シ
フト回路を介挿して、前段のセラミックフィルタがフィ
ルタリングした信号の位相を位相シフト回路により変移
させた後、後段のセラミックフィルタにフィルタリング
させる、ことにより群遅延リップル偏差を低減すること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るフィルタ回路を適用した無線受信
装置の一例として、FM(Frequency Modulation)受信
機について詳細に説明する。
【0021】図1は、この発明の実施の形態に係るFM
受信機50の構成を示す図である。図示するように、こ
のFM受信機50は、受信アンテナ1と、第1の帯域フ
ィルタ2と、LNA(Low Noise Amplifier)3と、第
2の帯域フィルタ4と、第1のミキサ5と、MCF(Mo
nolithic Crystal Filter)6と、アンプ7と、汎用F
MIC(FM-Integrated Circuit)8とを備えている。
【0022】第1の帯域フィルタ2は、受信アンテナ1
により受信したRF(Radio Frequency;無線周波数)信
号から、例えばFM放送波帯域に相当する周波数帯域以
外の(ノイズ等を含む)不要成分を除去する帯域通過フ
ィルタである。
【0023】LNA3は、第1の帯域フィルタ2を通過
した信号を増幅するためのものである。LNA3は、増
幅した信号を第2の帯域フィルタ4に送る。
【0024】第2の帯域フィルタ4は、LNA3から受
けた信号よりさらに不要成分を除去する帯域通過フィル
タである。第2の帯域フィルタ4は、フィルタリングし
た信号を第1のミキサ5に入力する。
【0025】第1のミキサ5は、第2の帯域フィルタ4
を通過した信号に、局部発振器(図示せず)から得られ
る第1の局部発振周波数の信号を掛け合わせることによ
り、両信号の和信号成分と差信号成分からなる信号を生
成する。第1のミキサ5は、生成した信号をMCF6に
送る。
【0026】MCF6は、第1のミキサ5から受けた信
号のうち、差信号成分のみを通過させることにより、第
2の帯域フィルタ4を通過した信号を第1のIF(Inte
rmediate Frequency;中間周波数)信号に変換する。M
CF6を通過した信号は、アンプ7に送られる。
【0027】アンプ7は、MCF6から受けた信号を増
幅して汎用FMIC8の入力端子9に供給するための増
幅回路である。
【0028】汎用FMIC8は、FM復調用に構成され
た汎用の集積回路であり、第2のミキサ10と、リミッ
タアンプ11と、FM検波器12とを有する。この汎用
FMIC8において、第2のミキサ10とリミッタアン
プ11との間には、例えば外付けにより、カスケード接
続された第1及び第2のセラミックフィルタ14、15
と、位相シフト回路16とから構成されるフィルタ回路
20が挿入されている。フィルタ回路20において、位
相シフト回路16は、第1のセラミックフィルタ14と
第2のセラミックフィルタ15との間に挿入されてい
る。
【0029】第2のミキサ10は、入力端子9から供給
された第1のIF信号に、局部発振器(図示せず)にて
生成された第2の局部発振周波数の信号を掛け合わせた
信号を生成し、第1のセラミックフィルタ14に送る。
第1のセラミックフィルタ14に送られた信号は、第1
及び第2のセラミックフィルタ14、15と、位相シフ
ト回路16とから構成されるフィルタ回路20によりフ
ィルタリングされた後、第2のIF信号としてリミッタ
アンプ11に送られる。
【0030】リミッタアンプ11は、第2のセラミック
フィルタ15から受けた第2のIF信号を所定の増幅度
で増幅(又は減衰)し、受信信号の振幅を制限するため
のものである。リミッタアンプ11は、振幅を制限した
第2のIF信号をFM検波器12に供給する。
【0031】FM検波器12は、リミッタアンプ11か
ら供給された第2のIF信号を周波数弁別することによ
り、FM変調が施された被変調信号である第2のIF信
号からデータ信号等を復調するためのものである。FM
検波器12は、復調した信号を出力端子13から出力す
る。
【0032】第1のセラミックフィルタ14は、第2の
ミキサ10から受けた信号のうち、所定の帯域内のもの
を通過させてフィルタリングするためのものである。第
1のセラミックフィルタ14は、フィルタリングした信
号を位相シフト回路16に送る。
【0033】位相シフト回路16は、例えば、抵抗とコ
ンデンサにより構成した位相遅れ回路、あるいは位相進
み回路等から構成され、第1のセラミックフィルタ14
を通過した信号の位相を変移(シフト)させるためのも
のである。位相シフト回路16は、位相を変移させた信
号を第2のセラミックフィルタ15に送る。
【0034】第2のセラミックフィルタ15は、位相シ
フト回路16から受けた信号をさらにフィルタリングす
るためのものである。第2のセラミックフィルタ15
は、フィルタリングした信号を第2のIF信号としてリ
ミッタアンプ11に送る。
【0035】ここで、第1及び第2のセラミックフィル
タ14、15は、ほぼ同一の群遅延特性(位相特性の周
波数微分)を有しており、減衰量特性を高めて良好な1
信号選択度を得るため、カスケード接続されている。
【0036】次に、この発明の実施の形態に係るFM受
信機50の動作を説明する。このFM受信機50は、従
来のFM受信機と同様にカスケード接続された第1及び
第2のセラミックフィルタ14、15の間に、移相量す
なわち位相変移量を調整する位相シフト回路16を介挿
している。
【0037】ここで、同一特性の第1及び第2のセラミ
ックフィルタ14、15は、カスケード接続されている
ことから、良好な減衰量特性は得られる。しかし、第1
及び第2のセラミックフィルタ14、15は、互いに群
遅延リップル偏差が悪化する周波数ポイントが一致する
ことから、カスケード接続の相乗効果により、FM受信
機50全体の群遅延リップル偏差特性がさらに悪化する
場合がある。
【0038】そこで、位相シフト回路16により、カス
ケード接続の前段となる第1のセラミックフィルタ14
がフィルタリングした信号の位相を変移させ、群遅延リ
ップル偏差が悪化する周波数ポイントを移動させる。こ
のように信号の位相を変移させることにより、例えば図
2に示すような位相特性を有する第1及び第2のセラミ
ックフィルタ14、15における群遅延リップル偏差が
悪化する周波数ポイントを互いに異ならせることができ
る。こうして群遅延リップル偏差が悪化する周波数ポイ
ントをずらすことで、第1及び第2のセラミックフィル
タ14、15によりFM受信機50全体の群遅延リップ
ル偏差が相乗的に悪化することを防止し、受信特性を改
善することができる。
【0039】図3は、第1のセラミックフィルタ14が
フィルタリングした信号の位相を位相シフト回路16に
より変移させた場合における、フィルタ回路20の群遅
延特性を例示する図である。図3に示す群遅延特性で
は、従来に比べ(図5参照)、領域R1、R2における
リップル(脈動)が抑制され、群遅延リップル偏差が低
減されている。
【0040】ここで、位相シフト回路16としては、例
えば、第1のセラミックフィルタ14と第2のセラミッ
クフィルタ15との間に、抵抗とコンデンサを各1個ず
つ用いた回路を挿入することにより実現可能であり、抵
抗値と容量を設定することにより、第1のセラミックフ
ィルタ14から出力された信号の位相を所定の移相量だ
けシフトさせることができる。
【0041】以上説明したように、第1のセラミックフ
ィルタ14と第2のセラミックフィルタ15との間に位
相シフト回路16を挿入し、第1のセラミックフィルタ
14がフィルタリングした信号の位相を変移させること
により、群遅延リップル偏差を低減することができる。
これにより、ディジタルのデータ信号等を受信する場合
の誤り率(BER)特性を改善することができ、受信性
能を向上することができる。
【0042】なお、上記実施の形態では、FM変調が施
された信号を受信して復調するFM受信機50について
説明したが、これに限定されず、例えばQPSK(Quad
rature Phase Shift Keying)やFSK(Frequency Shi
ft Keying)等が施された信号を受信して復調する受信
装置といった、他の変調復調方式を用いる受信装置でも
実施することができる。また、RF信号をIF信号に変
換するための構成も任意であり、例えば、第1のミキサ
5と第2のミキサ10を、1つのミキサで実現してもよ
い。
【0043】また、位相シフト回路16は、第1のセラ
ミックフィルタ14が出力した信号の位相を変移させる
ため、任意に構成可能である。例えば、位相シフト回路
16を、可変抵抗器やバリキャップ(可変容量コンデン
サ)等を含んだボリウムを使用して構成し、抵抗値や容
量を可変として位相シフト回路16の位相特性を変更す
ることにより、移相量を調整できるようにしてもよい。
さらに、カスケード接続するフィルタの数は2つに限定
されるものではなく、より多くのフィルタをカスケード
接続して受信信号をフィルタリングしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カスケード接続された前段のフィルタから出力され
た信号の位相を変移させることにより群遅延リップル偏
差を低減することができる。これにより、ディジタルの
データ信号等を受信する際の誤り率(BER)特性を改
善して、受信性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るFM受信機の構成
を示す図である。
【図2】第1及び第2のセラミックフィルタの位相特性
を例示する図である。
【図3】フィルタ回路における群遅延特性を例示する図
である。
【図4】従来のFM受信機の構成を示す図である。
【図5】従来技術において、2つのセラミックフィルタ
をカスケード接続した場合の群遅延特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、101 受信アンテナ 2、4、102、104 帯域フィルタ 3、103 LNA 5、10、105、110 ミキサ 6、106 MCF 7、107 アンプ 8、108 汎用FMIC 9、109 入力端子 11、111 リミッタアンプ 12、112 FM検波器 13、113 出力端子 14、15、114、115 セラミックフィルタ 16 位相シフト回路 20 フィルタ回路 50、100 FM受信機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号をフィルタリングするためのフィ
    ルタ回路であって、 所定の群遅延特性を有し、所定帯域の入力信号をフィル
    タリングする第1のセラミックフィルタと、 前記第1のセラミックフィルタがフィルタリングした信
    号の位相を変移させる位相シフト回路と、 前記第1のセラミックフィルタと同一の群遅延特性を有
    し、前記位相シフト回路が位相を変移させた信号をフィ
    ルタリングして出力する第2のセラミックフィルタとを
    備える、 ことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 【請求項2】前記位相シフト回路は、前記第1のセラミ
    ックフィルタがフィルタリングした信号の位相を変移さ
    せることにより、群遅延リップル偏差を低減する、 ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ回路。
  3. 【請求項3】前記位相シフト回路は、位相特性を変更す
    ることにより移相量を調整することができる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ回
    路。
  4. 【請求項4】無線周波数帯の受信信号を中間周波数信号
    に変換するための少なくとも1つの信号変換手段と、 所定の群遅延特性を有し、前記信号変換手段の変換によ
    り生成された中間周波数信号をフィルタリングする第1
    のフィルタリング手段と、 前記第1のフィルタリング手段がフィルタリングした中
    間周波数信号の位相を変移させる位相変移手段と、 所定の群遅延特性を有し、前記位相変移手段が位相を変
    移させた中間周波数信号をフィルタリングする第2のフ
    ィルタリング手段と、 前記第2のフィルタリング手段がフィルタリングした中
    間周波数信号を検波して復調する復調手段とを備える、
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】前記第1のフィルタリング手段と前記第2
    のフィルタリング手段は、互いに同一の群遅延特性を有
    するセラミックフィルタである、 ことを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 【請求項6】前記位相変移手段は、前記第1のフィルタ
    リング手段がフィルタリングした中間周波数信号の位相
    を変移させることにより、群遅延リップル偏差を低減す
    る、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の受信装
    置。
  7. 【請求項7】前記位相変移手段は、位相特性を変更する
    ことにより移相量を調整することができる、 ことを特徴とする請求項4、5又は6に記載の受信装
    置。
  8. 【請求項8】前記復調手段は、前記第2のフィルタリン
    グ手段がフィルタリングした中間周波数信号を周波数弁
    別して検波することにより、ディジタルのデータ信号を
    復調する、 ことを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載
    の受信装置。
  9. 【請求項9】カスケード接続された互いに同一の群遅延
    特性を有する複数のセラミックフィルタの間に位相シフ
    ト回路を介挿して、前段のセラミックフィルタがフィル
    タリングした信号の位相を位相シフト回路により変移さ
    せた後、後段のセラミックフィルタにフィルタリングさ
    せる、 ことにより群遅延リップル偏差を低減することを特徴と
    する信号フィルタリング方法。
JP2000147315A 2000-05-19 2000-05-19 フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法 Pending JP2001332992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147315A JP2001332992A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147315A JP2001332992A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332992A true JP2001332992A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18653517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000147315A Pending JP2001332992A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001332992A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8265578B2 (en) 2009-12-22 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Kenwood Radio receiving apparatus
JP2020064014A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 太陽誘電株式会社 センサ回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8265578B2 (en) 2009-12-22 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Kenwood Radio receiving apparatus
JP2020064014A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 太陽誘電株式会社 センサ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0806841B1 (en) Elimination of D.C. offset and spurious AM suppression in a direct conversion receiver
JPH0544209B2 (ja)
JP2002027341A (ja) テレビジョンチューナ
JPH11112462A (ja) デジタル放送の受信機
JPH07231273A (ja) 衛星放送受信用チューナ
JP2003218711A (ja) Fm受信機のagc回路
JP2001332992A (ja) フィルタ回路、受信装置及び信号フィルタリング方法
KR20010082173A (ko) 대역폭 제어 수단을 구비한 fm 수신기 및 그 제어 방법
JPH11205172A (ja) 衛星放送受信機用チュ−ナ
US5230095A (en) Radio receiver for data communication
EP1383318B1 (en) Television tuner in which influence from analog signals is suppressed when receiving digital signals
WO2008018706A1 (en) Broadcasting receiving apparatus and broadcasting receiving method thereof
JP2705794B2 (ja) 受信機
JP2000324186A (ja) 受信装置および方法
JP3529644B2 (ja) デジタル放送受信装置のチューナ回路
JP3589773B2 (ja) ラジオ受信機の雑音除去回路
KR20070052422A (ko) 알에프 수신장치
GB2342238A (en) Digital terrestrial TV tuner
KR100298892B1 (ko) 스위칭트랩기능을구비한디지탈위성방송용튜너
JP3430846B2 (ja) 衛星放送受信機
JPH06291688A (ja) 受信機
JPH07326980A (ja) 移動通信用受信機
KR0168204B1 (ko) 위성수신기의 개선된 튜너
JPS6221105Y2 (ja)
KR950000763B1 (ko) 멀티 사운드 검출기